JP3233702U - 墜落制止用器具 - Google Patents

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寿彦 金子
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【課題】着用時、フックを親綱等に連結していない状態において、墜落制止用器具の構成部材であるフックが遊動することを抑制可能な、墜落制止用器具を提供する。【解決手段】両端にバックル11が取り付けられたベルト本体10と、フック18及びストラップ17とにより成るランヤード14と、により成る墜落制止用器具2において、ベルト本体に磁石を取り付けて構成した考案は、ゴム製のカバー40をベルト本体に取り付け、当該カバーの中に磁石を装備せしめて構成した。次の考案は、ベルト本体に、その内部に磁石を装備した収納容器を取り付け構成した。また次の考案は、ベルト収納容器をベルト本体に着脱自在に構成した。【選択図】図1

Description

本考案は、主として高所作業において使用する墜落制止用器具に関するものであり、より詳しくは、着用時に墜落制止用器具の構成部材であるフックが遊動することを抑制可能な墜落制止用器具に関する。
高所での作業現場において万一作業者が墜落した時にその落下を阻止するため、作業者は墜落制止用器具を装着している。現在この墜落制止用器具のなかでも主として建設工事作業等に使用される一般高所作業用の1本吊り専用墜落制止用器具が、多くの作業者に使用されている。
この1本吊り専用墜落制止用器具は、ロープやストラップ等が用いられたランヤードの一端が胴ベルト等に連結されており、ランヤードの他端が親綱に相当する所定の構造物等に連結されることで、胴ベルトを装着した作業者の転落防止が図られる。また、ランヤードには、ショックアブソーバが設けられたものがあり、ショックアブソーバにより胴ベルトを装着している作業者が受ける衝撃が緩和される。
特許文献1には、フック側のロープ端部に磁石を備える固定具を有し、これを介してロープ及びフックを金属部材に固定することを可能とした安全帯が開示されている。
特開2017-205183号公報
上述の通り、高所における作業時などでは、墜落制止用器具を構成するフックを親綱等に連結して作業を行うことになる。しかし、かかる作業時以外では、墜落制止用器具を装着した作業者は、フックを親綱等に連結することなく、胴ベルトにフックをぶら下げたまま作業を行い、或いは休憩を採ったりすることになる。かようにフックがぶら下がり、該フックが遊動する状態では、フックが周辺物に引っ掛かって転倒事故につながる恐れがある。また、転倒に至らなくとも作業者に不快感を与え、更には疲労の原因ともなる。
墜落制止用器具は、安全性に優れることは当然であるが、高所作業者が使用するものであることから使い易く作業し易いものであることが望まれる。かかる要請ゆえに上記のようなフックが遊動することは抑制することが望まれる。
そこで本考案は、着用時であり、且つ、フックを親綱等に連結していない状態において、墜落制止用器具の構成部材であるフックが遊動することを抑制可能な、墜落制止用器具を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本考案の構成は、以下の通りである。
(1) 請求項1に記載の考案は、両端にバックルが取り付けられたベルト本体と、フック及びストラップとにより成るランヤードと、により成る墜落制止用器具において、ベルト本体に磁石を取り付けて構成した。
(2) 請求項2に記載の墜落制止用器具は、請求項1に記載の考案において、ゴム製のカバーをベルト本体に取り付け、当該カバーの中に磁石を装備せしめて構成した。
(3) 請求項3に記載の墜落制止用器具は、請求項1に記載の考案において、ベルト本体に、その内部に磁石を装備した収納容器を取り付け構成した。
(4) 請求項4に記載の墜落制止用器具は、請求項3に記載の考案において、ベルト収納容器をベルト本体に着脱自在に構成した。
上記のように構成される本考案が、如何に作用して課題を解決するかを図面を参照しながら概説する。
図1は請求項2に記載の墜落制止用器具2を示すものである。ベルト本体10にゴム製のカバー40が取り付けられており、該カバー40とベルト本体10との間に形成される空間に図示されない磁石が装備されている。係る構造ゆえに、フック18をカバー40の上に載置すれば、磁力によりフック18がカバー40上に安定的に固定されるものである。
図示されない請求項1に記載の墜落制止用器具は、接着等の方法により磁石を直接ベルト本体10に固定してある。あるいは、布製やビニル製のカバーをベルト本体10に取り付け、該カバーの中に磁石を装備せしめてもよい。係る構造ゆえに、磁力によりフック18をベルト本体10上に安定的に固定することが可能となるものである。
図2は請求項3に記載の墜落制止用器具3を示すものである。ベルト本体10に収納容器50が取り付けられており、該収納容器50内には磁石が装備されている。係る構造ゆえに、フック18を収納容器50の上に載置すれば、磁力によりフック18が収納容器50上に安定的に固定されるものである。
請求項4に記載の墜落制止用器具は、収納容器50をベルト本体10に対して着脱自在に構成してある。かかる構成とすることにより、フックを固定する磁石を備えない既存の墜落制止用器具に、収納容器50を装着することが可能となる。つまりは、既存の墜落制止用器具を、フックをベルト本体に固定可能な形態のものに変更することが可能となるのである。
以上の通り、本考案に係る墜落制止用器具によればフックをベルト本体に固定することが可能な、つまりはフックが遊動することを抑制可能な、墜落制止用器具を提供することが可能となるのである。
請求項2に記載の墜落制止用器具の正面図 請求項3に記載の墜落制止用器具の正面図 A 収納容器の正面図 B 請求項3記載の考案のA-A線断面図 A 請求項4記載の考案のA-A線断面図 B 請求項4記載の考案のA-A線断面図
以下、好ましい本考案の構成要素の実施形態につき、図面を参照しながら概説する。なお、本考案構成要素の実施形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本考案の技術的範囲に属する限り、種々の形態を採りうる。
図1に示されるように本考案に係る墜落制止用器具はベルト本体10、バックル11及びランヤード14を主な構成要素とする。
ベルト本体10は一枚の平帯で構成され、一端部にはバックル11のタングプレート11aが、他端部には長さ調節用の環部材13が取り付けられている。そして環部材13はバックル本体11bと連結されている。むろんこれは一例であり、バックル本体11bとベルト10とは環部材13を介さず直接連結しても構わない。
バックル11としては図示される墜落制止用器具に一般的に用いられているバックル、すなわちタングプレート11aとバックル本体11bにより成るものなどを利用可能である。
詳述すれば、かかるバックル11は、タングプレート11aと、タングプレート11aを係合可能に受け入れるバックル本体11bとからなり、バックル本体11b内にはタングプレート11aを挿入する空間が設けられている。タングプレート11aには一対の係合爪11c,11cが揺動可能に設けられ、各係合爪11c,11cには操作片部11d,11dが設けられると共に、一対の係合爪11c,11cは図示されないばねによって付勢されている。バックル本体11bの挿入空間に設けられた図示されない凹部に、一対の係合爪11c,11cが係合することによって、タングプレート11aがバックル本体11bに結合されるものである。
環部材13は平板に二個の図示されない長孔が上下方向に並列して設けられたものであり、上部に存する長孔にベルト10の先端10aを背面側から挿入し、折り返して該先端10aを下部に存する長孔に正面側から挿入することで、ベルト10の長さを調整するものである。
ランヤード14はショックアブソーバ15、巻取器16、ストラップ17及びフック18とにより成る。より具体的には、図1に示す如く、ランヤード14は、ストラップ17の一端にフック18が連結されており、ストラップ17の他端が巻取り器16に連結されている。なお、ショックアブソーバ15は、使用目的により不要な場合もある。
ショックアブソーバ15は墜落制止用器具に汎用されているものを使用できる。具体的には2枚のベルト15aを重合して多条に縫製し、そのベルト15aを折り畳んで樹脂カバー15bの内部に収容した構成したものである。ランヤード14に落下時の衝撃による大きな荷重が加わった場合、樹脂カバー15bが破れ、ショックアブソーバー用ベルト15aを縫製する糸が破断して、2枚のベルト15aが解離することにより、ランヤード14にかかる衝撃力が吸収される構造となっている。
ショックアブソーバ15は、環部材19を介してベルト10に連結されている。ここに環部材19は、平板に二個の長孔19a,19bが上下方向に並列して設けられたものである。下方に存する長孔19bにはベルト15aが挿入されている。ベルト10は上方に存する長孔19aには背面側から正面側に挿入され、下方に存する長孔19bには正面側から背面側に挿入される。ベルト10は更にショックアブソーバ15、巻取器16の背面側から下方に延びるものである。
巻取器16は、正面視略円形のハウジング16a内に図示しない巻取軸が設けられており、ハウジング16aの引出し口16bに挿入されたストラップ17の先端部が巻取軸に連結されて巻付けられている。なお、ショックアブソーバ15を構成するベルト15aと、巻取器16のハウジング16aとは、連結環12を介して連結されている。
フック18は墜落制止用器具に一般的に使用されているナス環などを使用できる。具体的には鉤状の本体18aとストッパ18bを主な構成要素としたナス環である。ストッパ18bは、本体18aの基部18cに揺動自在に連結されている。かようにストッパ18
bを揺動させることで、本体18aとストッパ18bとで囲まれる係止空間に開口部を形成し、あるいは該開口部を閉鎖することが可能となるものである。また、基部18cには孔部18dが形成されており、連結金具20に取り付けられている。この連結金具20はそのヘッド20aが回動自在に設けられており、これによりフック18はストラップ17に対して回動自在に連結されるものである。
ストラップ17は、高強度の合成繊維糸(例えば、ナイロン糸やポリエステル糸等)によって製織された長尺の平織物からなっており、作業者墜落時の衝撃荷重に耐えうる強度を有している。
請求項1に記載の墜落制止用器具は、接着等の方法により磁石を直接ベルト本体10に固定してある。あるいは、布製やビニル製のカバーをベルト本体10に取り付け、該カバーの中に磁石を装備せしめてもよい。
請求項2に記載の墜落制止用意器具2においては、図1に示すように、ベルト本体10にゴム製のカバー40が取り付けられており、該カバー40とベルト本体10との間に形成される空間に図示されない磁石が装備されている。
カバー40としては、天然ゴムやCR(クロロプレンゴム)、NBR(ブタジエン−アクリロニトリロゴム)のような有機ゴムなど摺動抵抗が大きなゴムを使用することが好ましい。摺動抵抗が大きな素材を用いることで、フック18をより安定的に固定することが可能となるからである。
請求項3に記載の墜落制止用意器具3では、図2に示すようにベルト本体10に収納容器50が取り付けられており、図3に示すように、収納容器50内には磁石60が装備されている。収納容器50は樹脂等で形成された箱体であり、ベルト本体10には接着等の方法で固定されている。
請求項4に記載の墜落制止用器具は、収納容器50をベルト本体10に対して着脱自在に構成してある。
図4Aは請求項4記載の墜落制止用器具の一例を示すものである。収納容器50の下部に両端に一対の鍔部51を設け、鍔部51を設けることによって形成される空間51aにベルト本体10を挿入することで、収納容器20をベルト本体10に着脱自在となすものである。
図4Bは請求項4記載の墜落制止用器具の、他の実施例を示すものである。収納容器50の下部に設けた軸53を揺動軸として挟持部材54を揺動自在に設け、該挟持部材54の端部に設けた球状の凸部55を、収納容器50の下部に設けた凹部56に嵌合自在に設けてある。係る構造とすることで、挟持部材54によりベルト本体10を挟んで収納容器50をベルト本体10に着脱自在になすものである。
10・・ベルト本体
11・・バックル
11a・・タングプレート
11b・・バックル本体
12・・連結環
13・・環部材
14・・ランヤード
15・・ショックアブソーバ
16・・巻取器
17・・ストラップ
18・・フック
18a・・本体
18b・・ストッパ
18c・・基部
18d・・孔部
19・・環部材
20・・連結金具
30・・磁石
40・・カバー
50・・収納容器
51・・鍔部
60・・磁石

Claims (4)

  1. 両端にバックルが取り付けられたベルト本体と、フック及びストラップとにより成るランヤードと、により成る墜落制止用器具において、
    ベルト本体に磁石を取り付けた墜落制止用器具。
  2. ゴム製のカバーをベルト本体に取り付け、当該カバーの中に磁石を装備せしめた請求項1に記載の墜落制止用器具。
  3. ベルト本体にその内部に磁石を装備した収納容器を取り付けた請求項1に記載の墜落制止用器具。
  4. 収納容器をベルト本体に着脱自在にした請求項3に記載の墜落制止用意器具。
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