JP3233343U - 標示具 - Google Patents

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Abstract

【課題】多くの情報を、専用の装置を用いることなく読み取れる状態で、長期間に亘って標示することのできる標示具を提供する。【解決手段】所定の情報を示すために地表に設置される標示具を、地中に刺入される脚部120と、脚部120の上端に設けられ、少なくともその上面が地表に露出する頭部110とを備えたピン100、前記情報をコード化した二次元コード131が記載され、頭部110の上面に取り付けられた情報標示プレート130、及び情報標示プレート130の上面を覆う、透明なガラスから成る被覆材140を有するものとする。【選択図】図1

Description

本考案は、土地境界の位置や、地中埋設物の位置等の情報を示す標示ピン又は標示杭等の標示具に関する。
地中には、水道管、下水管、ガス管、電気ケーブル、及び通信ケーブル等の様々な埋設物が存在する。こうした埋設物が道路の掘削工事等によって損傷するのを防ぐために、又は埋設物のメンテナンスを容易とするために、埋設物の近傍には、当該埋設物の位置等を示す標示ピンが設置される。標示ピンは、薄い円柱状の頭部と、頭部から下方に延びる脚部とを備えており、該脚部を地中に突き刺し、少なくとも頭部の一部を地表に露出させた状態で使用される。頭部の上面には凹部が設けられ、該凹部には、埋設物の種類を示す文字(例えば、埋設物が水道管の場合は「水」、ガス管の場合は「ガス」)や、埋設物の敷設方向を示す矢印などが記載されたプレートが嵌め込まれている。
また、その一部を地中に突き刺して使用される標示具としては、土地の境界位置等を示す標示杭も知られている。標示杭は、角柱状の地上突出部と、地上突出部から下方に延びる地中刺入部とを備えている。このような標示杭において、地上突出部の上面には土地の境界を表すT字型、L字型、十文字型、若しくは一文字型の溝や、境界位置を示す矢印等が設けられている。
こうした標示ピン及び標示杭には、従来から標示されている上記のような情報に加えて、例えば、埋設物の敷設日又は土地の所有者名等の様々な情報を標示したいという要望がある。しかしながら、上記のような標示ピン及び標示杭の上面に、多くの情報を記載することは困難である。そこで、特許文献1では、標示杭の上部に各種情報を記録したICタグを取り付けて、当該情報を外部から非接触で読み取れるようにすることが提案されている。
特開平09-053941号公報
しかしながら、ICタグに記録された情報を読み取るためには専用のリーダが必要となる。また、一般的なICタグの耐用年数は10年程度であるため、それを超えると情報を読み取れなくなるおそれがある。
本考案は、上記の点に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、多くの情報を、専用の装置を用いることなく読み取れる状態で、長期間に亘って標示することのできる標示具を提供することにある。
上記課題を解決するためになされた本考案に係る標示具は、
所定の情報を示すために地表に設置される標示具であって、
a)地中に刺入される脚部と、前記脚部の上端に設けられ、少なくともその上面が地表に露出する頭部とを備えたピンと、
b)前記情報をコード化した二次元コード(例えば、QRコード(登録商標))が記載され、前記頭部の上面に取り付けられた情報標示プレートと、
c)前記情報標示プレートの上面を覆う、透明なガラス又は樹脂から成る被覆材と、
を有している。
また、上記課題を解決するためになされた本考案に係る標示具は、
所定の情報を示すために地表に設置される標示具であって、
a)貫通孔を備え、地表に載置される金属板と、
b)前記貫通孔に挿通されて地中に刺入される脚部と、前記脚部の上端に設けられた、前記貫通孔を通過しない頭部とを備えたピンと、
c)前記情報をコード化した二次元コードが記載され、前記頭部の上面に取り付けられた情報標示プレートと、
d)前記情報標示プレートの上面を覆う、透明なガラス又は樹脂から成る被覆材と、
を有するものであってもよい。
また、上記課題を解決するためになされた本考案に係る標示具は、
所定の情報を示すために地表に設置される標示具であって、
a)柱状の地上突出部と、前記地上突出部の下端から下方に延出する地中刺入部とを備えた杭と、
b)前記情報をコード化した二次元コードが記載され、前記地上突出部の上面に取り付けられた情報標示プレートと、
c)前記情報標示プレートの上面を覆う、透明なガラス又は樹脂から成る被覆材と、
を有するものであってもよい。
二次元コードによってコード化された情報は、専用の装置を用いなくても、スマートフォンやタブレット端末に搭載された二次元コード読み取り機能などを用いて容易に読み取ることができる。また、本考案に係る標示具では、二次元コードが記載された情報標示プレートの上面が、透明な被覆材によって覆われているため、摩擦や風雨等によって二次元コードが欠けたりかすれたりするのを防止し、長期間に亘って読み取り可能な状態で保持することができる。
本考案の実施形態1に係る標示具の斜視図。 前記標示具の組み立て方法を模式的に示した正面図。 前記標示具の上面図。 前記標示具の取り付け状態を示す縦断面図。 実施形態1に係る標示具の別の構成例を示す上面図。 本考案の実施形態2に係る標示具の上面図。 前記標示具の取り付け方法を模式的に示した縦断面図。 実施形態2に係る標示具の別の構成例を示す上面図。 実施形態2に係る標示具の更に別の構成例を示す上面図。 本考案の実施形態3に係る標示具を設置した状態を示す斜視図。 前記標示具の正面図。 前記標示具の上面図。 前記標示具の作成方法を模式的に示した縦断面図。 実施形態3に係る標示具の別の構成例を示す縦断面図。
(実施形態1)
本考案の一実施形態に係る標示具について、図1〜図3を参照しつつ説明する。図1は本実施形態に係る標示具の斜視図であり、図3は標示具の上面図である。図4は、標示具の取り付け状態を示す縦断面図である。
本実施形態に係る標示具は、水道管等の埋設物の情報を標示するために地表に取り付けられるものであって、地中に刺入される脚部120及び脚部120の上端に設けられた頭部110を備えたピン100と、ピン100の頭部110に嵌め込まれた、情報標示プレート130及び透明カバー140(本考案における被覆材に相当)と、を備えている。ここで、標示具が取り付けられる地表とは、土壌面に限らず、アスファルトが敷設された路面や、コンクリート面等であってもよい(実施形態2、3において同じ)。
ピン100は、ステンレス等の金属で構成されている。ピン100の脚部120は、尖鋭な下端部を備えた棒状の形状を有しており、その周面には、脚部120を地中に刺入しやすくするためのねじ山121が形成されている。ピン100の頭部110は、薄い略円柱状の形状を有しており、その上面には略円柱状の凹部111が設けられている。
情報標示プレート130は、薄い円盤状の部材であり、その上面には埋設物の情報等をコード化した二次元コード131(例えば、QRコード)が記載されている(詳細は後述する)。情報標示プレート130は、いかなる素材から成るものであってもよいが、例えば、プラスチック、金属、又は紙等から成るものとすることができる。透明カバー140は、情報標示プレート130の上面を覆う透明の部材であり、例えば、強化ガラス板又はアクリル板等で構成されている。このような透明カバー140を設けることにより、情報標示プレート130の上面に設けられた二次元コード131が摩擦や腐食によって欠けたりかすれたりするのを防ぐことができる。情報標示プレート130及び透明カバー140は、ピン100の頭部110に設けられた凹部111に嵌め込まれ、凹部111の上端縁をかしめる(すなわち、内方に向かって圧縮変形させる)ことによって、頭部110に固定される。
なお、透明カバー140を設ける代わりに、透明な樹脂によって情報標示プレート130を凹部111に封入するようにしてもよい。その場合には、まず凹部111に情報標示プレート130を収容し、そこに液状の封入用樹脂を流し込んで硬化させる。この場合、硬化後の前記封入用樹脂が、本考案における被覆材に相当する。
本実施形態に係る標示具を地表に取り付ける際には、ピン100の脚部120の下端を設置場所の地表に当てた状態で、ピン100の頭部110にあて板等を当てた状態でハンマー等によって叩くことにより、ピン100を地中に刺入させる。このとき、ピン100の頭部110は、その大部分が地中に埋設された状態とすることが望ましいが、情報標示プレート130を上方から視認できるよう、少なくとも頭部110の上面は、地表に露出させるようにする(図4を参照)。なお、標示具を、コンクリート面等の比較的硬い面に取り付ける場合には、設置場所にドリル等によってピン100の脚部120と頭部110を収容できる穴を開け、そこに本実施形態に係る標示具を挿入し、標示具と前記穴との隙間にモルタル等を流し込んで固定する。
情報標示プレート130に記載された二次元コード131には、標示具の近傍に埋設されている埋設物の情報がコード化されている。前記埋設物の情報としては、例えば、当該埋設物の、種類(水道管、下水管、ガス管、電気ケーブル、又は通信ケーブル等)、水平方向の位置(緯度・経度等)、垂直方向の位置(地表からの深さ)、規格(管径等)、識別番号、埋設日、又は管理者名などの情報を含めることができる。
本実施形態に係る標示具に標示された前記二次元コード131は、例えば、スマートフォンやタブレット端末等(以下、「スマートフォン等」とよぶ)に設けられたカメラを使って読み取ることができる。具体的には、予めスマートフォン等にインストールされた二次元コード読み取り用のアプリケーションソフトウェア(以下、「アプリ」とよぶ)を起動した状態で、スマートフォン等のカメラを二次元コード131にかざすことにより、二次元コード131がデコードされて、前記埋設部の情報を表した文字列がスマートフォン等の画面に表示される。ここで、前記二次元コード読み取り用のアプリとしては、既存のスマートフォンアプリ等を利用することができる。したがって、本実施形態に係る標示具によれば、特殊な装置やアプリを所持しない者であっても、標示具に付与された二次元コード131を読み取ることによって、標示具の設置場所付近における埋設物の情報を容易に取得することができる。
また、二次元コード131には、埋設物の情報そのものを表した文字列をコード化するほか、埋設物の情報が収録されたデータベースにアクセスするための情報をコード化するようにしてもよい。この場合には、予め、インターネットに接続されたコンピュータ(例えばクラウドサーバ等)上にデータベースを構築し、該データベースに、複数の埋設物の各々に関する情報と、各埋設物に固有の識別子(以下、「ID番号」とよぶ)とを相互に関連付けて登録しておく。そして、前記データベースのURLと所定の埋設物のID番号とをコード化した二次元コード131を作成して標示具に付与し、その標示具を、前記所定の埋設物の近傍の地表に設置する。この二次元コード131がスマートフォン等によって読み取られると、該スマートフォン等がインターネットを介して前記データベースに接続され、該データベースから前記ID番号に関連付けられた埋設物の情報が抽出されて、当該スマートフォン等の画面に表示される。このような構成によれば、二次元コードではコードできないような、サイズの大きいデータ(例えば埋設物の図面データ等)についても、インターネットを介して提供することができる。また、標示具の設置後に、埋設物に関する情報に変更があった場合でも、変更後の情報をデータベースに登録しておくことにより、常に最新の情報を提供することができる。
以上の通り、本実施形態に係る標示具によれば、従来よりも多くの情報を、特殊な装置を用いることなく読み取り可能な状態で、長期間に亘って標示することができる。
なお、上記の例では、情報標示プレート130に二次元コード131のみを記載した構成としたが、本実施形態における情報標示プレート130には、更に、埋設物の情報を表す文字又は記号を記載したり、埋設物の種類に応じた色を付したりしてもよい。図5は、このような標示具の構成例を示す上面図である。同図の標示具は、付近に水道管が埋設されていることを標示するものであって、その情報標示プレート130には、前記水道管の情報をコード化した二次元コード131に加えて、水道管が埋設されていることを示す「水」の文字132と、前記水道管の敷設方向を示す矢印133が記載され、更に、それらの背景には、水道管を表す青色(図中では網掛けで示す)が付されている。なお、従来の標示ピンにおいて、埋設物の種類を表す色としては、水道管:青色の背景に黒色の文字又は記号、ガス管:黄色の背景に黒色の文字又は記号、電気ケーブル:白色の背景に赤色の文字又は記号、通信ケーブル:白色の背景に黄色の文字又は記号、を用いるのが一般的であり、本実施形態に係る標示具においても、これと同様の色を用いることが望ましい。以上のように、情報標示プレート130に、二次元コード131だけでなく、上記のような文字、記号、又は色などを付した構成とすることにより、例えば、透明カバー140の汚損又は劣化等によって、二次元コード131の読み取りが困難になった場合でも、これらの文字、記号、又は色を視認することによって、埋設物に関する大まかな情報を把握することができる。
(実施形態2)
本考案の第2の実施形態に係る標示具について、図6及び図7を参照しつつ説明する。図6は本実施形態に係る標示具の上面図であり、図7はこの標示具の地表への取付方法を示す模式図である。なお、本実施形態において、実施形態1で説明したものと同一又は対応する構成要素については、実施形態1で付された符号と下二桁が共通する符号を付して適宜説明を省略する。
本実施形態に係る標示具は、土地の境界(以下、単に「境界」とよぶ)に関する情報を標示するためのものであって、貫通孔354を有し、地表に載置される金属板350と、貫通孔354に挿通されて地中に刺入されるピン200と、ピン200の頭部210に取り付けられる情報標示プレート230及び透明カバー240と、を備えている。
金属板350は、金属(例えば、ステンレス又はアルミ)から成る上面視正方形の板であり、中央から外周に向かって薄肉となるよう形成されている。金属板350の上面には、「境界」の文字352と、境界位置を表す記号351(ここでは矢頭)とが刻印されている。これらの文字352及び記号351には、塗料によって着色が施されており、例えば、文字352の部分は黒色で着色され、記号351の部分は赤色で着色されている。金属板350の中央にはピン200の頭部210が収容される凹部353が設けられている。凹部353の深さは、頭部210の厚みとほぼ同じであり、凹部353の径は、頭部210の径よりも僅かに大きくなっている。更に、凹部353の中央には、上述の貫通孔354が設けられている。貫通孔354は、ピン200の脚部120が挿通されるものであり、その径は、ピン200の脚部220の径より大きく、頭部210の径よりも小さくなっている。
本実施形態におけるピン200、情報標示プレート230、及び透明カバー240の構成は、実施形態1で説明したものとほぼ同一である。但し、本実施形態における情報標示プレート230には、本実施形態に係る標示具が取り付けられる地点又はその近傍に存在する境界に関する情報をコード化した二次元コード231が記載されている。前記境界に関する情報としては、例えば、当該境界の緯度・経度や、該境界によって定められた区画の所有者等の情報を含めることができる。なお、本実施形態においても、二次元コード231は、境界に関する情報そのものを表した文字列をコード化したものとするほか、境界に関する情報が収録されたデータベースにアクセスするための情報をコード化したものとしてもよい。また、本実施形態においても、透明カバー240を設ける代わりに、透明な樹脂によって、ピン200の頭部210に設けられた凹部に情報標示プレート230を封入するようにしてもよい。
本実施形態に係る標示具を地表に取り付ける際には、まず、金属板350を取付地点の地表に載置し、その後、金属板350の貫通孔354の中心に位置する地表に、ピン200の脚部220の先を当てた状態で、実施形態1と同様にしてピン200を地中に刺入する。
なお、本実施形態における標示具の構成は上記に限定されるものではなく、例えば、図8に示すように、金属板350に文字352を刻印せず、且つ記号351として上記の矢頭に代えて矢印を刻印した構成としてもよい。また、図9に示すように、ピン200の脚部220が挿通される貫通孔354を、金属板350の中央から外れた位置に設けたり、記号351として、上記の矢印や矢頭に代えて、境界の位置を示す十文字を刻印したりしてもよい。なお、境界の位置を表す記号351としては、上記のほかに、例えば、一文字、L字型、又はT字型など、いかなるものを設けてもよい。また、金属板350には、必ずしも、上記のような文字352や記号351を刻印しなくてもよい。更に、金属板350の形状は、上面視正方形に限らず、上面視長方形又は円形など、様々な形状とすることができる。
(実施形態3)
本考案の第3の実施形態に係る標示具について、図10〜図13を参照しつつ説明する。図10は、本実施形態に係る標示具を地表に設置した状態を示す斜視図である。図11は、前記標示具の正面図であり、図12は、前記標示具の上面図である。図13は前記標示具の作成方法を模式的に示した縦断面図である。なお、本実施形態において、実施形態1で説明したものと同一又は対応する構成要素については、実施形態1で付された符号と下二桁が共通する符号を付して適宜説明を省略する。
本実施形態に係る標示具は、土地の境界又はその近傍に設置されるものであって、柱状の地上突出部470及びその下端から下方に延びる地中刺入部480を備えた杭460と、地上突出部470の上面に埋め込まれたピン500とを備えている。なお、地上突出部470の形状は、図10〜図13に示すような角柱状に限らず、例えば円柱状としてもよい。ピン500の頭部510には、情報標示プレート530及び透明カバー540が収容されており、情報標示プレート530には、境界に関する情報がコードされた二次元コード531が記載されている。なお、本実施形態におけるピン500、情報標示プレート530、及び透明カバー540の構成は、実施形態1及び実施形態2で示したものと同様であるため、ここでは詳しい説明を省略する。
杭460は、例えば、プラスチックで構成されている。但し、杭460を構成する素材はこれに限定されるものではなく、例えば、コンクリート、木材、又は金属などによって杭460を構成してもよい。杭460の地中刺入部480の下端は、地中に刺入しやすいよう、尖鋭な形状を有している。また、地中刺入部480の周面には、地中刺入部480を地中から抜けにくくするための凹状の返し481が設けられている。地上突出部470の上面には、境界の位置を表す十文字型の溝471が形成されており、地上突出部470の上面中央には、ピン500を挿入するための取付穴472が形成されている。本実施形態におけるピン500は、この取付穴472に挿入され、接着剤等によって地上突出部470に固定される。
なお、本実施形態における情報標示プレート530及び透明カバー540は、ピン500の頭部510に収容して地上突出部470に取り付けるほか、図14に示すように、金属から成る有底円筒状の枠部材510に収容して地上突出部470に設けられた凹部473に嵌め込み、接着剤等で固定するようにしてもよい。この場合も、情報標示プレート530及び透明カバー540が枠部材510から脱落するのを防ぐため、枠部材510の上端縁を内方にかしめることが望ましい。あるいは、枠部材510及び透明カバー540を使用せず、地上突出部470に情報標示プレート530を収容可能な凹部を設け、そこに、透明な樹脂によって情報標示プレート530を封入するようにしてもよい。この場合、前記透明な樹脂が本考案における被覆材に相当する。
以上、本考案を実施するための形態について具体例を挙げて説明したが、本考案は上記の実施形態に限定されるものではなく、本考案の趣旨の範囲で適宜変更が許容される。例えば、実施形態1に係る標示具は、埋設物の情報を標示するものに限らず、境界に関する情報を標示するものとすることもできる。この場合、当該標示具に保持される二次元コード131は、境界に関する情報をコード化したものとする。更に、この場合、情報標示プレート130には、二次元コード131に加えて、「境界」の文字や、境界の位置を示す矢印などを記載してもよい。また、実施形態2に係る標示具及び実施形態3に係る標示具は、境界に関する情報を標示するものに限らず、埋設物に関する情報を標示するものとしてもよい。この場合、これらの標示具が保持する二次元コード231、531は、埋設物に関する情報をコード化したものとする。
更に、本考案に係る標示具は、上記のような埋設物の情報又は境界に関する情報を標示するものに限らず、例えば、歩行者等に対する道案内や観光案内に利用することもできる。この場合、本考案に係る標示具には、該標示具の設置地点の位置情報、又は周辺施設の情報などをコード化した二次元コードを付与し、当該標示具を歩道等に設置するものとする。
100、200、500…ピン
110、210、510…頭部
120、220、520…脚部
130、230、530…情報標示プレート
131、231、531…二次元コード
140、240、540…透明カバー
350…金属板
354…貫通孔
460…杭
470…地上突出部
480…地中刺入部

Claims (4)

  1. 所定の情報を示すために地表に設置される標示具であって、
    a)地中に刺入される脚部と、前記脚部の上端に設けられ、少なくともその上面が地表に露出する頭部とを備えたピンと、
    b)前記情報をコード化した二次元コードが記載され、前記頭部の上面に取り付けられた情報標示プレートと、
    c)前記情報標示プレートの上面を覆う、透明なガラス又は樹脂から成る被覆材と、
    を有する標示具。
  2. 所定の情報を示すために地表に設置される標示具であって、
    a)貫通孔を備え、地表に載置される金属板と、
    b)前記貫通孔に挿通されて地中に刺入される脚部と、前記脚部の上端に設けられた、前記貫通孔を通過しない頭部とを備えたピンと、
    c)前記情報をコード化した二次元コードが記載され、前記頭部の上面に取り付けられた情報標示プレートと、
    d)前記情報標示プレートの上面を覆う、透明なガラス又は樹脂から成る被覆材と、
    を有する標示具。
  3. 所定の情報を示すために地表に設置される標示具であって、
    a)柱状の地上突出部と、前記地上突出部の下端から下方に延出する地中刺入部とを備えた杭と、
    b)前記情報をコード化した二次元コードが記載され、前記地上突出部の上面に取り付けられた情報標示プレートと、
    c)前記情報標示プレートの上面を覆う、透明なガラス又は樹脂から成る被覆材と、
    を有する標示具。
  4. 前記情報が、地中埋設物に関する情報であって、
    前記情報標示プレートが、前記二次元コードに加えて、前記地中埋設物の種類を示す文字若しくは色、又は該地中埋設物の敷設方向を示す記号を備える請求項1〜3のいずれかに記載の標示具。
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