JP3233092B2 - 変調方式とそれを用いた無線通信システム - Google Patents

変調方式とそれを用いた無線通信システム

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JP3233092B2
JP3233092B2 JP04498398A JP4498398A JP3233092B2 JP 3233092 B2 JP3233092 B2 JP 3233092B2 JP 04498398 A JP04498398 A JP 04498398A JP 4498398 A JP4498398 A JP 4498398A JP 3233092 B2 JP3233092 B2 JP 3233092B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信に用いら
れるディジタル変調方式と、それを用いた無線通信シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ディジタル移動無線通信方式にお
いて準同期検波を行う際のパイロットシンボルに関する
方法として、特開平9−93302号公報に記載されて
いるものが知られている。図26が従来の伝送される信
号のフレームの構成を示しており、図26において、1
フレームはN個のシンボルから構成されており、フレー
ムの先頭に既知データからなるパイロットシンボルが2
つ挿入されており、その後(N−2)個の情報シンボル
が続いており、伝送される信号では、これが各フレーム
毎に繰り返される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の方法は
パイロットシンボルは既知のデータであるため、データ
伝送量が低下するという欠点がある。
【0004】本発明は、8値以上の多値変調方式の中
に、定期的にPSK変調方式を挿入し、PSK変調シン
ボルを用いてデータを伝送すると同時にパイロットシン
ボルとしての役割を持たせることによりデータ伝送量の
低下を抑えることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この問題を解決するため
に本発明は、8値以上の多値変調方式の中に、定期的に
PSK変調方式を挿入し、PSK変調方式のシンボル間
では差動符号化して、データを伝送すると同時に復調側
で送受信機間の周波数オフセット量および振幅歪み量を
推定するためのパイロットシンボルとすることにより、
準同期検波を行う。
【0006】これにより、PSK変調方式によってデー
タが伝送されるため、既知のデータをパイロットシンボ
ルとする方式と比較し、データ伝送量の低下を抑えるこ
とが可能となるという効果が得られる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、無線通信に用いられ、第1の変調方式である多値変
調方式の中に、規則的に第2の変調方式である位相変調
(PSK:Phase Shift Keying)方式を挿入し、前記P
SK変調方式のシンボルでは差動符号化する変調方式
であって、前記多値変調方式の信号点の情報系列を、直
前のPSK変調方式のシンボルの信号点位置を基準に配
置することを特徴とする変調方式であり、PSK変調方
式において、データを伝送すると同時に復調側で送受信
機間の周波数オフセット量および振幅歪み量を推定する
ためのパイロットシンボルとすることにより準同期検波
を行うことで、既知のデータをパイロット信号とする方
式と比較し、データ伝送量の低下を抑えることができる
という作用を有する。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】以下、本発明の実施の形態について図1か
ら図24を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は、本実施の形態における無線通
信システムの構成概念図である。図1において、10は
送信機であり、11は送信ディジタル信号、12は直交
ベースバンド変調部で、送信ディジタル信号11を入力
して送信直交ベースバンド信号の同相成分13と直交成
分14を出力し、この同相成分13と直交成分14を送
信無線部15で送信信号16に変換し、アンテナ17か
ら送信する。20は受信機であり、21はアンテナ、2
2は受信無線部で、アンテナで受信した信号を入力して
受信直交ベースバンド信号の同相成分23と直交成分2
4を出力する。25は振幅歪み量推定部で、同相成分2
3と直交成分24を入力して、振幅歪み量を推定し、振
幅歪み量推定信号27を出力する。26は周波数オフセ
ット量推定部で、同相成分23と直交成分24を入力し
て、周波数オフセット量を推定し、周波数オフセット量
推定信号28を出力する。29は準同期検波部で、同相
成分23と直交成分24、及び振幅歪み量推定信号27
と周波数オフセット量推定信号28を入力して、準同期
検波を行い、受信ディジタル信号を出力する。
【0017】図2は、8値以上の多値変調方式の一例で
ある8相PSK変調方式の同相I−直交Q平面における
信号点配置を示し、図2において、101は8相PSK
変調方式の信号点である。図3は、PSK変調方式の一
例である二値位相変調(BPSK: Binary Phase Shif
t Keying)方式の同相I−直交Q平面における信号点配
置を示し、図3において、201はBPSK変調方式の
信号点である。図4は、8相PSK変調シンボルとBP
SK変調シンボルのNシンボル内の構成の一例を示して
いる。そして、図5は、差動符号化した際のBPSK変
調方式の信号点の情報系列配置の一例を示している。図
6(a)および(b)は直前のBPSK変調シンボルの
信号点と8相PSK変調方式の信号点の情報系列の関係
の一例であり、図6において、501はBPSK変調方
式の信号点、502は8相PSK変調方式の信号点であ
る。
【0018】図1〜図6を用いて、8値以上の多値変調
方式の中に、定期的にPSK変調方式を挿入する変調方
式において、PSK変調シンボル間では差動符号化し、
8値以上の多値変調方式の信号点の情報系列を直前のP
SK変調シンボルの信号点位置を基準に配置する変調方
式について説明する。
【0019】図2は、同相I−直交Q平面における8相
PSK変調方式の信号点101の配置を示しており、信
号点101の配置位置は(数1)で表される。ただし、
8相PSK変調方式の信号点101は(I8PSK
8PSK)で表し、kは整数、およびpは定数とする。
【0020】
【数1】
【0021】図3は、同相I−直交Q平面におけるBP
SK変調方式の信号点201の配置を示しており、信号
点201の配置位置は(数2)で表される。ただし、B
PSK変調方式の信号点201は(IBPSK,QBPSK)で
表し、kは整数、およびrは定数とする。
【0022】
【数2】
【0023】図4は、Nシンボル内における8相PSK
変調シンボルとBPSK変調シンボルの構成の一例を示
したものである。このとき、i番目のBPSK変調シン
ボルの同相I−直交Q平面における位相をφi 、i+N
番目のBPSK変調シンボルの同相I−直交Q平面にお
ける位相をφi+N とすると、x−y平面におけるi+N
番目の位相θi+N を(数3)
【0024】
【数3】
【0025】とすると、θi+N により情報系列を図5の
ように定めることができる。図6は、直前のBPSK変
調シンボルの信号点501と8相PSK変調方式の信号
点502の情報系列の関係の一例を示したものである。
i番目のBPSK変調シンボルの信号点501とi+1
からi+N−1番目の8相PSK変調シンボルの信号点
502の情報系列は、図6(a)または(b)のよう
に、直前のBPSK変調シンボルの信号点によって8相
PSK変調シンボルの信号点の情報系列が定まる。
【0026】このように、8相PSK変調方式ではデー
タを伝送し、BPSK変調方式ではデータを伝送すると
同時に復調側ではパイロットシンボルとして送受信機間
の周波数オフセット量および振幅歪み量を推定し、準同
期検波を行う。ここで、Nシンボル中の8相PSK変調
シンボルとBPSK変調シンボルの構成は、図4に限っ
たものではない。また、8値以上の多値変調方式の例と
して8相PSK変調方式で説明したが、8値以上の多値
変調方式はこれに限ったものではなく、PSK変調方式
の例としてBPSK変調方式で説明したが、PSK変調
方式はこれに限ったものではない。
【0027】以上のように本実施の形態によれば、8値
以上の多値変調方式の中に、定期的にPSK変調方式を
挿入し、PSK変調シンボル間では差動符号化し、8値
以上の多値変調方式の信号点の情報系列を直前のPSK
変調シンボルの信号点位置を基準に配置する変調方式
で、PSK変調方式では、データを伝送すると同時に復
調側で送受信機間の周波数オフセット量および振幅歪み
量を推定するためのパイロットシンボルとすることによ
り、送受信機間の周波数オフセット量および振幅歪み量
を推定するために既知データをパイロットシンボルとす
る方式に比べて、データ伝送量を低下させずに準同期検
波を行うことができる。
【0028】なお、本実施の形態では、PSK変調シン
ボル間で差動符号化し、8値以上の多値変調方式の信号
点の情報系列を直前のPSK変調シンボルの信号点位置
を基準に配置する方式を説明したが、PSK変調シンボ
ル間で差動符号化したPSK変調シンボルを挿入すれば
同様の効果が得られる。
【0029】また、このような変調方式を用いることに
より、データ伝送量の低下を抑えた通信システムを構築
することができる。
【0030】(実施の形態2)本実施の形態における無
線通信システムの構成は、実施の形態1における図1に
示すものと同様である。
【0031】図7は、8値以上の多値QAM方式の一例
である22m値QAM方式の同相I−直交Q平面における
信号点配置を示し、図7において、601は22m値QA
M方式の信号点である。また、PSK変調方式の一例で
あるBPSK変調方式の同相I−直交Q平面における信
号点配置は実施の形態1の図3と同様である。図8は1
6QAM方式の同相I−直交Q平面における信号点配置
を示し、図8において、701は16QAM方式の信号
点である。図9は、16QAMシンボルとBPSK変調
シンボルのNシンボル内の構成の一例を示している。差
動符号化した際のBPSK変調方式の信号点の情報系列
配置の一例は実施の形態1の図5と同様である。図10
(a)および(b)は直前のBPSK変調シンボルの信
号点と16QAM方式の信号点の情報系列の関係の一例
であり、図10において、901はBPSK変調方式の
信号点、902は16QAM方式の信号点である。
【0032】図1、図3、図5、図7〜図10を用い
て、8値以上の多値QAM方式の中に、定期的にPSK
変調方式を挿入する変調方式において、PSK変調シン
ボル間では差動符号化し、8値以上の多値QAM方式の
信号点の情報系列を直前のPSK変調シンボルの信号点
位置を基準に配置する変調方式、あるいは16QAM方
式の中に、定期的にPSK変調方式を挿入する変調方式
において、PSK変調シンボル間では差動符号化し、1
6QAM方式の信号点の情報系列を直前のPSK変調シ
ンボルの信号点位置を基準に配置する変調方式について
説明する。
【0033】図7は、同相I−直交Q平面における22m
値QAM方式の信号点601の配置を示しており、信号
点601の配置位置は(数4)で表される。ただし、2
2m値QAM方式の信号点401は(IQAM,QQAM)で表
し、mは整数、(a1,b1),(a2,b2),・・・,
(am,bm)は1,−1のバイナリ符号、rは定数とす
る。
【0034】
【数4】
【0035】図8は、同相I−直交Q平面における16
QAM方式の信号点701の配置を示しており、信号点
701の配置位置は(数5)で表される。ただし、16
QAM方式の信号点701は(I16QAM,Q16QAM)で表
し、(a1,b1),(a2,b 2)は1,−1のバイナリ符
号、sは定数とする。
【0036】
【数5】
【0037】また、BPSK変調方式の信号点配置は図
3に示したもので、実施の形態1の説明と同様である。
【0038】図9は、Nシンボル内における16QAM
シンボルとBPSK変調シンボルの構成の一例を示した
ものである。このとき、i番目のBPSK変調シンボル
の同相I−直交Q平面における位相をφi 、i+N番目
のBPSK変調シンボルの同相I−直交Q平面における
位相をφi+N とすると、x−y平面におけるi+N番目
の位相θi+Nを(数3)とすると、θi+Nにより情報系列
を図5のように定めることができる。
【0039】図10は、直前のBPSK変調シンボルの
信号点901と16QAM方式の信号点902の情報系
列の関係の一例を示したものである。i番目のBPSK
変調シンボルの信号点901とi+1からi+N−1番
目の16QAMシンボルの信号点902の情報系列は、
図10(a)または図10(b)の2通りで表される。
【0040】このように、16QAM方式ではデータ伝
送し、BPSK変調方式ではデータを伝送すると同時に
復調側ではパイロットシンボルとして送受信機間の周波
数オフセット量および振幅歪み量を推定し、準同期検波
を行う。ここで、Nシンボル中の16QAMシンボルと
BPSK変調シンボルの構成は、図9に限ったものでは
ない。また、16QAM方式を例に説明したが、22m
QAM方式についても同様で、このとき8値以上の多値
QAM方式は22m値QAM方式に限ったものではない。
そして、PSK変調方式の例としてBPSK変調方式で
説明したが、PSK変調方式はこれに限ったものではな
い。
【0041】以上のように本実施の形態によれば、8値
以上の多値QAM方式の中に、定期的にPSK変調方式
を挿入し、PSK変調シンボル間では差動符号化し、8
値以上の多値QAM方式の信号点の情報系列を直前のP
SK変調シンボルの信号点位置を基準に配置する変調方
式、あるいは16QAM方式の中に、定期的にPSK変
調方式を挿入し、PSK変調シンボル間では差動符号化
し、16QAM方式の信号点の情報系列を直前のPSK
変調シンボルの信号点位置を基準に配置する変調方式
で、PSK変調方式では、データを伝送すると同時に復
調側で送受信機間の周波数オフセット量および振幅歪み
量を推定するためのパイロットシンボルとすることによ
り、送受信機間の周波数オフセット量および振幅歪み量
を推定するために既知データをパイロットシンボルとす
る方式に比べて、データ伝送量を低下させずに準同期検
波を行うことができる。
【0042】なお、本実施の形態では、PSK変調シン
ボル間で差動符号化し、8値以上の多値QAM方式の信
号点の情報系列を直前のPSK変調シンボルの信号点位
置を基準に配置する方式、あるいは16QAM方式の信
号点の情報系列を直前のPSK変調シンボルの信号点位
置を基準に配置する方式を説明したが、いずれもPSK
変調シンボル間では差動符号化したPSK変調シンボル
を挿入すれば同様の効果が得られる。
【0043】また、このような変調方式を用いることに
より、データ伝送量の低下を抑えた通信システムを構築
することができる。
【0044】(実施の形態3)本実施の形態における無
線通信システムの構成は、実施の形態1における図1に
示すものと同様である。
【0045】図11は、同相I−直交Q平面において8
値以上の多値QAM方式の信号点をπ/4ラジアン回転
させた8値以上の多値QAM方式の一例である同相I−
直交Q平面において22m値QAM方式の信号点をπ/4
ラジアン回転させた22m値QAM方式の同相I−直交Q
平面における信号点配置を示し、図11において、10
01は前記22m値QAM方式の信号点である。また、P
SK変調方式の一例であるBPSK変調方式の同相I−
直交Q平面における信号点配置は実施の形態1の図3と
同様である。図12は、同相I−直交Q平面において1
6QAM方式の信号点をπ/4ラジアン回転させた16
QAM方式の同相I−直交Q平面における信号点配置を
示し、図12において1101は前記16QAM方式の
信号点である。前記16QAMシンボルとBPSK変調
シンボルのNシンボル内の構成は、実施の形態2の図9
と同様である。差動符号化した際のBPSK変調方式の
信号点の情報系列配置の一例は実施の形態1の図5と同
様である。図13(a)および(b)は直前のBPSK
変調シンボルの信号点と前記16QAM方式の信号点の
情報系列の関係の一例であり、図13において、120
1はBPSK変調方式の信号点、1202は前記16Q
AM方式の信号点である。
【0046】図1、図3、図5、図9、図11〜13を
用いて、前記8値以上の多値QAM方式の中に、定期的
にPSK変調方式を挿入する変調方式において、PSK
変調シンボル間では差動符号化し、前記8値以上の多値
QAM方式の信号点の情報系列を直前のPSK変調シン
ボルの信号点位置を基準に配置する変調方式、あるいは
前記16QAM方式の中に、定期的にPSK変調方式を
挿入する変調方式において、PSK変調シンボル間では
差動符号化し、前記16QAM方式の信号点の情報系列
を直前のPSK変調シンボルの信号点位置を基準に配置
する変調方式について説明する。
【0047】図11は、同相I−直交Q平面における前
記22m値QAM方式の信号点1001の配置を示してお
り、信号点1001の配置位置は(数6)で表される。
ただし、前記22m値QAM方式の信号点1001は(I
QAMR,QQAMR)で表し、(I QAM,QQAM)は(数4)で
表され、nは整数とする。
【0048】
【数6】
【0049】図12は、同相I−直交Q平面における前
記16QAM方式の信号点1101の配置を示してお
り、信号点1101の配置位置は(数7)で表される。
ただし、前記16QAM方式の信号点1101は(I
16QAMR,Q16QAMR)で表し、(I 16QAM,Q16QAM)は
(数5)で表され、nは整数とする。
【0050】
【数7】
【0051】また、BPSK変調方式の信号点配置は図
3に示したもので、実施の形態1の説明と同様である。
【0052】図9は、Nシンボル内における前記16Q
AMシンボルとBPSK変調シンボルの構成の一例を示
したものである。このとき、i番目のBPSK変調シン
ボルの同相I−直交Q平面における位相をφi 、i+N
番目のBPSK変調シンボルの同相I−直交Q平面にお
ける位相をφi+N とすると、x−y平面におけるi+N
番目の位相θi+Nを(数3)とすると、θi+Nにより情報
系列を図5のように定めることができる。
【0053】図13は、直前のBPSK変調シンボルの
信号点1201と前記16QAM方式の信号点1202
の情報系列の関係の一例を示したものである。i番目の
BPSK変調シンボルの信号点1201とi+1からi
+N−1番目の前記16QAMシンボルの信号点120
2の情報系列は、図13(a)または図13(b)の2
通りで表される。
【0054】このように、前記16QAM方式ではデー
タ伝送し、BPSK変調方式ではデータを伝送すると同
時に復調側ではパイロットシンボルとして送受信機間の
周波数オフセット量および振幅歪み量を推定し、準同期
検波を行う。ここで、Nシンボル中の前記16QAMシ
ンボルとBPSK変調シンボルの構成は、図9に限った
ものではない。また、前記16QAM方式を例に説明し
たが、前記22m値QAM方式についても同様で、このと
き前記8値以上の多値QAM方式は前記22m値QAM方
式に限ったものではない。そして、PSK変調方式の例
としてBPSK変調方式で説明したが、PSK変調方式
はこれに限ったものではない。
【0055】以上のように本実施の形態によれば、前記
8値以上の多値QAM方式の中に、定期的にPSK変調
方式を挿入し、PSK変調シンボル間では差動符号化
し、前記8値以上の多値QAM方式の信号点の情報系列
を直前のPSK変調シンボルの信号点位置を基準に配置
する変調方式、あるいは前記16QAM方式の中に、定
期的にPSK変調方式を挿入し、PSK変調シンボル間
では差動符号化し、前記16QAM方式の信号点の情報
系列を直前のPSK変調シンボルの信号点位置を基準に
配置する変調方式で、PSK変調方式では、データを伝
送すると同時に復調側で送受信機間の周波数オフセット
量および振幅歪み量を推定するためのパイロットシンボ
ルとすることにより、送受信機間の周波数オフセット量
および振幅歪み量を推定するために既知データをパイロ
ットシンボルとする方式に比べて、データ伝送量を低下
させずに準同期検波を行うことができる。
【0056】なお、本実施の形態では、PSK変調シン
ボル間では差動符号化し、前記8値以上の多値QAM方
式の信号点の情報系列を直前のPSK変調シンボルの信
号点位置を基準に配置する方式、あるいは前記16QA
M方式の信号点の情報系列を直前のPSK変調シンボル
の信号点位置を基準に配置する方式を説明したが、いず
れもPSK変調シンボル間で差動符号化したPSK変調
シンボルを挿入すれば同様の効果が得られる。
【0057】また、このような変調方式を用いることに
より、データ伝送量の低下を抑えた通信システムを構築
することができる。
【0058】(実施の形態4)本実施の形態における無
線通信システムの構成は、実施の形態1における図1に
示すものと同様である。
【0059】8値以上の多値変調方式の一例である8相
PSK変調方式の同相I−直交Q平面における信号点配
置は実施の形態1の図2と同様である。図14は、同相
I−直交Q平面におけるQPSK変調方式の信号点配置
を示し、図14において1301はQPSK変調方式の
信号点である。図15は、8相PSK変調シンボルとQ
PSK変調シンボルのNシンボル内の構成の一例を示し
ている。図16は、差動符号化した際QPSK変調方式
の信号点の情報系列配置の一例を示している。図17
(a)、(b)、(c)および(d)は直前のQPSK
変調シンボルの信号点と8相PSK変調方式の信号点の
情報系列の関係の一例であり、図17において、160
1はQPSK変調方式の信号点、1602は8相PSK
変調方式の信号点である。
【0060】図1、図2、図14〜図17を用いて、8
値以上の多値変調方式の中に、定期的にQPSK変調方
式を挿入する変調方式において、QPSK変調シンボル
間では差動符号化し、8値以上の多値変調方式の信号点
の情報系列を直前のQPSK変調シンボルの信号点位置
を基準に配置する変調方式について説明する。
【0061】8相PSK変調方式の信号点配置は図2に
示したとおりで、実施の形態1と同様である。
【0062】図14は、同相I−直交Q平面におけるQ
PSK変調方式の信号点1301の配置を示しており、
信号点1301の配置位置は、(数8)で表される。た
だし、QPSK変調方式の信号点1301は(IQPSK
QPSK)で表し、kは整数、およびuは定数とする。
【0063】
【数8】
【0064】図15は、Nシンボル内における8相PS
K変調シンボルとQPSK変調シンボルの構成の一例を
示したものである。このとき、i番目のQPSK変調シ
ンボルの同相I−直交Q平面における位相をφi 、i+
N番目のQPSK変調シンボルの同相I−直交Q平面に
おける位相をφi+N とすると、x−y平面におけるi+
N番目の位相θi+Nを(数3)とすると、θi+Nにより情
報系列を図16のように定めることができる。
【0065】図17は、直前のQPSK変調シンボルの
信号点1601と8相PSK変調方式の信号点1602
の情報系列の関係の一例を示したものである。i番目の
QPSK変調シンボルの信号点1601とi+1からi
+N−1番目の8相PSK変調シンボルの信号点160
2の情報系列は、図17(a)、(b)、(c)または
(d)のように、直前のQPSK変調シンボルの信号点
によって8相PSK変調シンボルの信号点の情報系列が
定まる。
【0066】このように、8相PSK変調方式ではデー
タを伝送し、QPSK変調方式ではデータを伝送すると
同時に復調側ではパイロットシンボルとして送受信機間
の周波数オフセット量および振幅歪み量を推定し、準同
期検波を行う。ここで、Nシンボル中の8相PSK変調
シンボルとQPSK変調シンボルの構成は、図15に限
ったものではない。また、8値以上の多値変調方式の例
として8相PSK変調方式で説明したが、8値以上の多
値変調方式はこれに限ったものではない。
【0067】以上のように本実施の形態によれば、8値
以上の多値変調方式の中に、定期的にQPSK変調方式
を挿入し、QPSK変調シンボル間では差動符号化し、
8値以上の多値変調方式の信号点の情報系列を直前のQ
PSK変調シンボルの信号点位置を基準に配置する変調
方式で、QPSK変調方式では、データを伝送すると同
時に復調側で送受信機間の周波数オフセット量および振
幅歪み量を推定するためのパイロットシンボルとするこ
とにより、送受信機間の周波数オフセット量および振幅
歪み量を推定するために既知データをパイロットシンボ
ルとする方式に比べて、データ伝送量を低下させずに準
同期検波を行うことができる。
【0068】なお、本実施の形態では、QPSK変調シ
ンボル間で差動符号化し、8値以上の多値変調方式の信
号点の情報系列を直前のQPSK変調シンボルの信号点
位置を基準に配置する方式を説明したが、QPSK変調
シンボル間で差動符号化したQPSK変調シンボルを挿
入すれば同様の効果が得られる。
【0069】また、このような変調方式を用いることに
より、データ伝送量の低下を抑えた通信システムを構築
することができる。
【0070】(実施の形態5)本実施の形態における無
線通信システムの構成は、実施の形態1における図1に
示すものと同様である。
【0071】8値以上の多値QAM方式の一例である2
2m値QAM方式の同相I−直交Q平面における信号点配
置は、実施の形態2の図7と同様である。また、QPS
K変調方式の同相I−直交Q平面における信号点配置
は、実施の形態4の図14と同様である。16QAM方
式の同相I−直交Q平面における信号点配置は、実施の
形態2の図8と同様である。図18は、16QAMシン
ボルとQPSK変調シンボルのNシンボル内の構成の一
例を示している。差動符号化した際のQPSK変調方式
の信号点の情報系列配置の一例は、実施の形態4の図1
6と同様である。図19(a)、(b)、(c)および
(d)は直前のQPSK変調シンボルの信号点と16Q
AMの信号点の情報系列の関係の一例であり、図19に
おいて、1801はQPSK変調方式の信号点、180
2は16QAM方式の信号点である。
【0072】図1、図7、図8、図14、図16、図1
8、図19を用いて、8値以上の多値QAM方式の中
に、定期的にQPSK変調方式を挿入する変調方式にお
いて、QPSK変調シンボル間では差動符号化し、8値
以上の多値QAM方式の信号点の情報系列を直前のQP
SK変調シンボルの信号点位置を基準に配置する変調方
式、あるいは16QAM方式の中に、定期的にQPSK
変調方式を挿入する変調方式において、QPSK変調シ
ンボル間では差動符号化し、16QAM方式の信号点の
情報系列を直前のQPSK変調シンボルの信号点位置を
基準に配置する変調方式について説明する。
【0073】22m値QAM方式の信号点配置は図7に示
したとおりで、実施の形態2の説明と同様である。16
QAM方式の信号点配置は図8に示したとおりで、実施
の形態2の説明と同様である。そして、QPSK変調方
式の信号点配置は図14に示したとおりで、実施の形態
4の説明と同様である。
【0074】図18は、Nシンボル内における16QA
MシンボルとQPSK変調シンボルの構成の一例を示し
たものである。このとき、i番目のQPSK変調シンボ
ルの同相I−直交Q平面における位相をφi 、i+N番
目のQPSK変調シンボルの同相I−直交Q平面におけ
る位相をφi+N とすると、x−y平面におけるi+N番
目の位相θi+Nを(数3)とすると、θi+Nにより情報系
列を図16のように定めることができる。
【0075】図19は、直前のQPSK変調シンボルの
信号点1801と16QAM方式の信号点1802の情
報系列の関係の一例を示したものである。i番目のQP
SK変調シンボルの信号点1801とi+1からi+N
−1番目の16QAMシンボルの信号点1802の情報
系列は図19(a)、(b)、(c)または(d)の4
通りに定まるというように、直前のQPSK変調シンボ
ルの信号点によって16QAMシンボルの信号点の情報
系列が定まる。
【0076】このように、16QAM方式ではデータを
伝送し、QPSK変調方式ではデータを伝送すると同時
に復調側ではパイロットシンボルとして送受信機間の周
波数オフセット量および振幅歪み量を推定し、準同期検
波を行う。ここで、Nシンボル中の16QAMシンボル
とQPSK変調シンボルの構成は、図18に限ったもの
ではない。また、16QAM方式を例に説明したが22m
値QAM方式についても同様で、このとき8値以上の多
値QAMは22m値QAM方式に限ったものではない。
【0077】以上のように本実施の形態によれば、8値
以上の多値QAM方式の中に、定期的にQPSK変調方
式を挿入し、QPSK変調シンボル間では差動符号化
し、8値以上の多値QAM方式の信号点の情報系列を直
前のQPSK変調シンボルの信号点位置を基準に配置す
る変調方式、あるいは16QAM方式の中に、定期的に
QPSK変調方式を挿入する変調方式において、QPS
K変調シンボル間では差動符号化し、16QAM方式の
信号点の情報系列を直前のQPSK変調シンボルの信号
点位置を基準に配置する変調方式で、QPSK変調方式
では、データを伝送すると同時に復調側で送受信機間の
周波数オフセット量および振幅歪み量を推定するための
パイロットシンボルとすることにより、送受信機間の周
波数オフセット量および振幅歪み量を推定するために既
知データをパイロットシンボルとする方式に比べて、デ
ータ伝送量を低下させずに準同期検波を行うことができ
る。
【0078】なお、本実施の形態では、QPSK変調シ
ンボル間で差動符号化し、8値以上の多値QAM方式の
信号点の情報系列を直前のQPSK変調シンボルの信号
点位置を基準に配置する方式、あるいは16QAM方式
の信号点の情報系列を直前のQPSK変調シンボルの信
号点位置を基準に配置する方式を説明したが、いずれも
QPSK変調シンボル間で差動符号化したQPSK変調
シンボルを挿入すれぱ同様の効果が得られる。
【0079】また、このような変調方式を用いることに
より、データ伝送量の低下を抑えた通信システムを構築
することができる。
【0080】(実施の形態6)本実施の形態における無
線通信システムの構成は、実施の形態1における図1に
示すものと同様である。
【0081】8値以上の多値変調方式の一例である8相
PSK変調方式の同相I−直交Q平面における信号点配
置は、実施の形態1の図2と同様である。図20は、同
相I−直交Q平面において同相I軸および直交Q軸上に
信号点をもつQPSK変調方式の信号点配置を示し、図
20において1901は前記QPSK変調方式の信号点
である。図15は、8相PSK変調シンボルと前記QP
SK変調シンボルのNシンボル内の構成の一例を示して
いる。差動符号化した際の前記QPSK変調方式の信号
点の情報系列配置の一例は、実施の形態4の図16と同
様である。図21(a)、(b)、(c)および(d)
は直前の前記QPSK変調シンボルの信号点と8相PS
K変調方式の信号点の情報系列の関係の一例であり、図
21において、2001は前記QPSK変調方式の信号
点、2002は8相PSK変調方式の信号点である。
【0082】図1、図2、図15、図16、図20、図
21を用いて、8値以上の多値変調方式の中に、定期的
に前記QPSK変調方式を挿入する変調方式において、
前記QPSK変調シンボルでは差動符号化し、8値以上
の多値変調方式の信号点の情報系列を直前の前記QPS
K変調シンボルの信号点位置を基準に配置する変調方式
について説明する。
【0083】8相PSK変調方式の信号点配置は図2に
示したとおりで、実施の形態1の説明と同様である。
【0084】図20は、同相I−直交Q平面における前
記QPSK変調方式の信号点1901の配置を示してお
り、信号点1901の配置は、(数9)で表される。た
だし、前記QPSK変調方式の信号点1901は(I
QPSKR,QQPSKR)で表し、(I QPSK,QQPSK)は(数
2)で表され、nは整数とする。
【0085】
【数9】
【0086】図15は、Nシンボル内における8相PS
K変調シンボルと前記QPSK変調シンボルの構成の一
例を示したものである。このとき、i番目の前記QPS
K変調シンボルの同相I−直交Q平面における位相をφ
i 、i+N番目の前記QPSK変調シンボルの同相I−
直交Q平面における位相をφi+N とすると、x−y平面
におけるi+N番目の位相θi+Nを(数3)とすると、
θi+Nにより情報系列を図16のように定めることがで
きる。
【0087】図21は、直前の前記QPSK変調シンボ
ルの信号点2001と8相PSK変調方式の信号点20
02の情報系列の関係の一例を示したものである。i番
目の前記QPSK変調シンボルの信号点2001とi+
1からi+N−1番目の8相PSK変調シンボルの信号
点2002の情報系列は、図21(a)、(b)、
(c)または(d)のように、直前の前記QPSK変調
シンボルの信号点によって8相PSK変調シンボルの信
号点の情報系列が定まる。
【0088】このように、8相PSK変調方式ではデー
タを伝送し、前記QPSK変調方式ではデータを伝送す
ると同時に復調側ではパイロットシンボルとして送受信
機間の周波数オフセット量および振幅歪み量を推定し、
準同期検波を行う。ここで、Nシンボル中の8相PSK
変調シンボルと前記QPSK変調シンボルの構成は図1
5に限ったものではない。また、8値以上の多値変調方
式の例として8相PSK変調方式で説明したが、8値以
上の多値変調方式はこれに限ったものではない。
【0089】以上のように本実施の形態によれば、8値
以上の多値変調方式の中に、定期的に前記QPSK変調
方式を挿入し、前記QPSK変調シンボル間では差動符
号化し、8値以上の多値変調方式の信号点の情報系列を
直前の前記QPSK変調シンボルの信号点位置を基準に
配置する変調方式で、前記QPSK変調方式では、デー
タを伝送すると同時に復調側で送受信機間の周波数オフ
セット量および振幅歪み量を推定するためのパイロット
シンボルとすることにより、送受信機間の周波数オフセ
ット量および振幅歪み量を推定するために既知データを
パイロットシンボルとする方式に比べて、データ伝送量
を低下させずに準同期検波を行うことができる。
【0090】なお、本実施の形態では、前記QPSK変
調シンボル間で差動符号化し、8値以上の多値変調方式
の信号点の情報系列を直前の前記QPSK変調シンボル
の信号点位置を基準に配置する方式を説明したが、前記
QPSK変調シンボル間で差動符号化したQPSK変調
シンボルを挿入すれば同様の効果が得られる。
【0091】また、このような変調方式を用いることに
より、データ伝送量の低下を抑えた通信システムを構築
することができる。
【0092】(実施の形態7)本実施の形態における無
線通信システムの構成は、実施の形態1における図1に
示すものと同様である。
【0093】8値以上の多値QAM方式の一例である2
2m値QAM方式の同相I−直交Q平面における信号点配
置は、実施の形態2の図7と同様である。同相I−直交
Q平面において同相I軸および直交Q軸上に信号点をも
つQPSK変調方式の信号点配置は、実施の形態6の図
20と同様である。16QAM方式の同相I−直交Q平
面における信号点配置は、実施の形態2の図8と同様で
ある。図18は、16QAMシンボルと前記QPSK変
調シンボルのNシンボル内の構成の一例を示している。
差動符号化した際の前記QPSK変調方式の信号点の情
報系列配置の一例は、実施の形態4の図16と同様であ
る。図22(a)、(b)、(c)および(d)は直前
の前記QPSK変調シンボルの信号点と16QAMの信
号点の情報系列の関係の一例であり、図22において、
2101は前記QPSK変調方式の信号点、2102は
16QAM方式の信号点である。
【0094】図1、図7、図8、図16、図18、図2
0、図22を用いて、8値以上の多値QAM方式の中
に、定期的に前記QPSK変調方式を挿入する変調方式
において、前記QPSK変調シンボル間では差動符号化
し、8値以上の多値QAM方式の信号点の情報系列を直
前の前記QPSK変調シンボルの信号点位置を基準に配
置する変調方式、あるいは16QAM方式の中に、定期
的に前記QPSK変調方式を挿入する変調方式におい
て、前記QPSK変調シンボル間では差動符号化し、1
6QAM方式の信号点の情報系列を直前の前記QPSK
変調シンボルの信号点位置を基準に配置する変調方式に
ついて説明する。
【0095】22m値QAM方式の信号点配置は図7に示
したとおりで、実施の形態2の説明と同様である。16
QAM方式の信号点配置は図8に示したとおりで、実施
の形態2の説明と同様である。前記QPSK変調方式の
信号点配置は図20に示したとおりで、実施の形態6の
説明と同様である。
【0096】図18は、Nシンボル内における16QA
Mシンボルと前記QPSK変調シンボルの構成の一例を
示したものである。このとき、i番目の前記QPSK変
調シンボルの同相I−直交Q平面における位相をφi
i+N番目の前記QPSK変調シンボルの同相I−直交
Q平面における位相をφi+N とすると、x−y平面にお
けるi+N番目の位相をθi+Nを(数3)とすると、θ
i+Nにより情報系列を図16のように定めることができ
る。
【0097】図22は、直前の前記QPSK変調シンボ
ルの信号点2101と16QAM方式の信号点2102
の情報系列の関係の一例を示したものである。i番目の
前記QPSK変調シンボルの信号点2101とi+1か
らi+N−1番目の16QAMシンボルの信号点210
2の情報系列は、図22(a)、(b)、(c)または
(d)のように、直前の前記QPSK変調シンボルの信
号点によって16QAMシンボルの信号点の情報系列が
定まる。
【0098】このように、16QAM方式ではデータを
伝送し、前記QPSK変調方式ではデータを伝送すると
同時に復調側ではパイロットシンボルとして送受信機間
の周波数オフセット量および振幅歪み量を推定し、準同
期検波を行う。ここで、Nシンボル中の16QAMシン
ボルと前記QPSK変調シンボルの構成は図18に限っ
たものではない。また、16QAM方式を例に説明した
が22m値QAM方式についても同様で、このとき8値以
上の多値QAMは22m値QAM方式に限ったものではな
い。
【0099】以上のように本実施の形態によれば、8値
以上の多値QAM方式の中に、定期的に前記QPSK変
調方式を挿入し、前記QPSK変調シンボル間では差動
符号化し、8値以上の多値QAM方式の信号点の情報系
列を直前の前記QPSK変調シンボルの信号点位置を基
準に配置する変調方式、あるいは16QAM方式の中
に、定期的に前記QPSK変調方式を挿入し、前記QP
SK変調シンボル間では差動符号化し、16QAM方式
の信号点の情報系列を直前の前記QPSK変調シンボル
の信号点位置を基準に配置する変調方式で、前記QPS
K変調方式では、データを伝送すると同時に復調側で送
受信機間の周波数オフセット量および振幅歪み量を推定
するためのパイロットシンボルとすることにより、送受
信機間の周波数オフセット量および振幅歪み量を推定す
るために既知データをパイロットシンボルとする方式に
比べて、データ伝送量を低下させずに準同期検波を行う
ことができる。
【0100】なお、本実施の形態では、前記QPSK変
調シンボル間で差動符号化し、8値以上の多値QAM方
式の信号点の情報系列を直前の前記QPSK変調シンボ
ルの信号点位置を基準に配置する方式、あるいは16Q
AM方式の信号点の情報系列を直前の前記QPSK変調
シンボルの信号点位置を基準に配置する方式を説明した
が、いずれも前記QPSK変調シンボル間で差動符号化
したQPSK変調シンボルを挿入すれば同様の効果が得
られる。
【0101】また、このような変調方式を用いることに
より、データ伝送量の低下を抑えた通信システムを構築
することができる。
【0102】(実施の形態8)本実施の形態における無
線通信システムの構成は、実施の形態1における図1に
示すものと同様である。
【0103】同相I−直交Q平面において8値以上の多
値QAM方式の信号点をπ/4ラジアン回転させた8値
以上の多値QAM方式の一例である同相I−直交Q平面
において22m値QAM方式の信号点をπ/4ラジアン回
転させた22m値QAM方式の同相I−直交Q平面におけ
る信号点配置は、実施の形態3の図11と同様である。
同相I−直交Q平面におけるQPSK変調方式の信号点
配置は、実施の形態4の図14と同様である。同相I−
直交Q平面において16QAM方式の信号点をπ/4ラ
ジアン回転させた16QAM方式の同相I−直交Q平面
における信号点配置は、実施の形態3の図12と同様で
ある。図18は、前記16QAMシンボルとQPSK変
調シンボルのNシンボル内の構成の一例を示している。
差動符号化した際のQPSK変調方式の信号点の情報系
列配置の一例は、実施の形態4の図16と同様である。
図23(a)、(b)、(c)および(d)は直前のQ
PSK変調シンボルの信号点と前記16QAMの信号点
の情報系列の関係の一例であり、図23において、22
01はQPSK変調方式の信号点、2202は前記16
QAM方式の信号点である。
【0104】図1、図11、図12、図14、図16、
図18、図23を用いて、前記8値以上の多値QAM方
式の中に、定期的にQPSK変調方式を挿入する変調方
式において、QPSK変調シンボル間では差動符号化
し、前記8値以上の多値QAM方式の信号点の情報系列
を直前のQPSK変調シンボルの信号点位置を基準に配
置する変調方式、あるいは前記16QAM方式の中に、
定期的にQPSK変調方式を挿入する変調方式におい
て、QPSK変調シンボル間では差動符号化し、前記1
6QAM方式の信号点の情報系列を直前のQPSK変調
シンボルの信号点位置を基準に配置する変調方式につい
て説明する。
【0105】前記22m値QAM方式の信号点配置は図1
1に示したとおりで、実施の形態3の説明と同様であ
る。前記16QAM方式の信号点配置は図12に示した
とおりで、実施の形態3の説明と同様である。QPSK
変調方式の信号点配置は、図14に示したとおりで、実
施の形態4の説明と同様である。
【0106】図18は、Nシンボル内における前記16
QAMシンボルとQPSK変調シンボルの構成の一例を
示したものである。このとき、i番目のQPSK変調シ
ンボルの同相I−直交Q平面における位相をφi 、i+
N番目のQPSK変調シンボルの同相I−直交Q平面に
おける位相をφi+N とすると、x−y平面におけるi+
N番目の位相θi+Nを(数3)とすると、θi+Nにより情
報系列を図16のように定めることができる。
【0107】図23は、直前のQPSK変調シンボルの
信号点2201と前記16QAM方式の信号点2202
の情報系列の関係の一例を示したものである。i番目の
QPSK変調シンボルの信号点2201とi+1からi
+N−1番目の前記16QAMシンボルの信号点220
2の情報系列は、図23(a)、(b)、(c)または
(d)のように、直前のQPSK変調シンボルの信号点
によって前記16QAMシンボルの信号点の情報系列が
定まる。
【0108】このように、前記16QAM方式ではデー
タを伝送し、QPSK変調方式ではデータを伝送すると
同時に復調側ではパイロットシンボルとして送受信機間
の周波数オフセット量および振幅歪み量を推定し、準同
期検波を行う。ここで、Nシンボル中の前記16QAM
シンボルとQPSK変調シンボルの構成は図18に限っ
たものではない。また、前記16QAM方式を例に説明
したが前記22m値QAM方式についても同様で、このと
き前記8値以上の多値QAMは前記22m値QAM方式に
限ったものではない。
【0109】以上のように本実施の形態によれば、前記
8値以上の多値QAM方式の中に、定期的にQPSK変
調方式を挿入し、QPSK変調シンボル間では差動符号
化し、前記8値以上の多値QAM方式の信号点の情報系
列を直前のQPSK変調シンボルの信号点位置を基準に
配置する変調方式、あるいは前記16QAM方式の中
に、定期的にQPSK変調方式を挿入し、QPSK変調
シンボル間では差動符号化し、前記16QAM方式の信
号点の情報系列を直前のQPSK変調シンボルの信号点
位置を基準に配置する変調方式で、QPSK変調方式で
は、データを伝送すると同時に復調側で送受信機間の周
波数オフセット量および振幅歪み量を推定するためのパ
イロットシンボルとすることにより、送受信機間の周波
数オフセット量および振幅歪み量を推定するために既知
データをパイロットシンボルとする方式に比べて、デー
タ伝送量を低下させずに準同期検波を行うことができ
る。
【0110】なお、本実施の形態では、QPSK変調シ
ンボル間で差動符号化し、前記8値以上の多値QAM方
式の信号点の情報系列を直前のQPSK変調シンボルの
信号点位置を基準に配置する方式、あるいは前記16Q
AM方式の信号点の情報系列を直前のQPSK変調シン
ボルの信号点位置を基準に配置する方式を説明したが、
いずれもQPSK変調シンボル間で差動符号化したQP
SK変調シンボルを挿入すれば同様の効果が得られる。
【0111】また、このような変調方式を用いることに
より、データ伝送量の低下を抑えた通信システムを構築
することができる。
【0112】(実施の形態9)本実施の形態における無
線通信システムの構成は、実施の形態1における図1に
示すものと同様である。
【0113】同相I−直交Q平面において8値以上の多
値QAM方式の信号点をπ/4ラジアン回転させた8値
以上の多値QAM方式の一例である同相I−直交Q平面
において22m値QAM方式の信号点をπ/4ラジアン回
転させた22m値QAM方式の同相I−直交Q平面におけ
る信号点配置は、実施の形態3の図11と同様である。
同相I−直交Q平面において同相I軸および直交Q軸上
に信号点をもつQPSK変調方式の信号点配置は、実施
の形態6の図20と同様である。同相I−直交Q平面に
おいて16QAM方式の信号点をπ/4ラジアン回転さ
せた16QAM方式の同相I−直交Q平面における信号
点配置は、実施の形態3の図12と同様である。図18
は、前記16QAMシンボルと前記QPSK変調シンボ
ルのNシンボル内の構成の一例を示している。差動符号
化した際の前記QPSK変調方式の信号点の情報系列配
置の一例は、実施の形態4の図16と同様である。図2
4(a)、(b)、(c)および(d)は直前の前記Q
PSK変調シンボルの信号点と前記16QAMの信号点
の情報系列の関係の一例であり、図24において、23
01は前記QPSK変調方式の信号点、2302は前記
16QAM方式の信号点である。
【0114】図1、図11、図12、図16、図18、
図20、図24を用いて、前記8値以上の多値QAM方
式の中に、定期的に前記QPSK変調方式を挿入する変
調方式において、前記QPSK変調シンボル間では差動
符号化し、前記8値以上の多値QAM方式の信号点の情
報系列を直前の前記QPSK変調シンボルの信号点位置
を基準に配置する変調方式、あるいは前記16QAM方
式の中に、定期的に前記QPSK変調方式を挿入する変
調方式において、前記QPSK変調シンボル間では差動
符号化し、前記16QAM方式の信号点の情報系列を直
前の前記QPSK変調シンボルの信号点位置を基準に配
置する変調方式について説明する。
【0115】前記22m値QAM方式の信号点配置は図1
1に示したとおりで、実施の形態3の説明と同様であ
る。前記16QAM方式の信号点配置は図12に示した
とおりで、実施の形態3の説明と同様である。前記QP
SK変調方式の信号点配置は図20に示したとおりで、
実施の形態6の説明と同様である。
【0116】図18は、Nシンボル内における前記16
QAMシンボルと前記QPSK変調シンボルの構成の一
例を示したものである。このとき、i番目の前記QPS
K変調シンボルの同相I−直交Q平面における位相をφ
i 、i+N番目の前記QPSK変調シンボルの同相I−
直交Q平面における位相をφi+N とすると、x−y平面
におけるi+N番目の位相θi+Nを(数3)とすると、
θi+Nにより情報系列を図16のように定めることがで
きる。
【0117】図24は、直前の前記QPSK変調シンボ
ルの信号点2301と前記16QAM方式の信号点23
02の情報系列の関係の一例を示したものである。i番
目の前記QPSK変調シンボルの信号点2301とi+
1からi+N−1番目の前記16QAMシンボルの信号
点2302の情報系列は、図24(a)、(b)、
(c)または(d)のように、直前の前記QPSK変調
シンボルの信号点によって前記16QAMシンボルの信
号点の情報系列が定まる。
【0118】このように、前記16QAM方式ではデー
タを伝送し、前記QPSK変調方式ではデータを伝送す
ると同時に復調側ではパイロットシンボルとして送受信
機間の周波数オフセット量および振幅歪み量を推定し、
準同期検波を行う。ここで、Nシンボル中の前記16Q
AMシンボルと前記QPSK変調シンボルの構成は図1
8に限ったものではない。また、前記16QAM方式を
例に説明したが前記2 2m値QAM方式についても同様
で、このとき前記8値以上の多値QAMは前記2 2m値Q
AM方式に限ったものではない。
【0119】以上のように本実施の形態によれば、前記
8値以上の多値QAM方式の中に、定期的に前記QPS
K変調方式を挿入し、前記QPSK変調シンボル間では
差動符号化し、前記8値以上の多値QAM方式の信号点
の情報系列を直前の前記QPSK変調シンボルの信号点
位置を基準に配置する変調方式、あるいは前記16QA
M方式の中に、定期的に前記QPSK変調方式を挿入
し、前記QPSK変調シンボル間では差動符号化し、前
記16QAM方式の信号点の情報系列を直前の前記QP
SK変調シンボルの信号点位置を基準に配置する変調方
式で、前記QPSK変調方式では、データを伝送すると
同時に復調側で送受信機間の周波数オフセット量および
振幅歪み量を推定するためのパイロットシンボルとする
ことにより、送受信機間の周波数オフセット量および振
幅歪み量を推定するために既知データをパイロットシン
ボルとする方式に比べて、データ伝送量を低下させずに
準同期検波を行うことができる。
【0120】なお、本実施の形態では、前記QPSK変
調シンボル間で差動符号化し、前記8値以上の多値QA
M方式の信号点の情報系列を直前の前記QPSK変調シ
ンボルの信号点位置を基準に配置する方式、あるいは前
記16QAM方式の信号点の情報系列を直前の前記QP
SK変調シンボルの信号点位置を基準に配置する方式を
説明したが、いずれも前記QPSK変調シンボル間で差
動符号化したQPSK変調シンボルを挿入すれば同様の
効果が得られる。
【0121】また、このような変調方式を用いることに
より、データ伝送量の低下を抑えた通信システムを構築
することができる。
【0122】
【実施例】次に、本発明について具体的にシミュレーシ
ョンを行った例を説明する。
【0123】本実施例では、多値QAM方式の一例とし
て16QAM方式を選択し、パイロットシンボルの挿入
方法について、従来のシンボル挿入方式と本発明による
QPSK変調シンボル挿入方式の2つの方法を比較検討
した結果を示す。その際、既知またはQPSK変調シン
ボル長を1とし、データシンボル長をnとした。
【0124】従来のシンボル挿入方式は、16QAMの
最大信号点振幅の一信号点をパイロットシンボルとした
方法で、受信側では、16QAMを準同期検波する。
【0125】本発明によるQPSK変調シンボルの挿入
方式は、QPSK変調シンボルを、パイロットシンボル
とすると同時にデータ伝送を行う方法で、16QAMの
マッピングは直前のQPSK変調シンボルに依存する。
また、QPSK変調シンボル同士は差動符号化する。受
信側では、16QAMを準同期検波し、QPSKを遅延
検波する。
【0126】図25は本実施例による変調方式の1ビッ
トあたりの信号エネルギー(Eb)に対する雑音電力密度
(N0)におけるビット誤り率(BER:Bit Error Rati
o )特性図を示し、上述の方法において、n=1,7,
15としたときのそれぞれの特性を示す。図25より、
既知である従来のシンボル挿入方式と本発明のQPSK
変調シンボル挿入方式のデータシンボル長が等しい場合
を比較すると、QPSK変調シンボル挿入方式は、QP
SK変調シンボルでデータ伝送を行う分、データ伝送効
率が優れており、BER特性が優れていることがわか
る。
【0127】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、8値以上
の多値変調方式の中に、定期的にPSK変調方式を挿入
し、前記PSK変調方式のシンボル間では差動符号化す
ることで、PSK変調方式においてデータを伝送すると
同時に復調側で送受信機間の周波数オフセット量および
振幅歪み量を推定するためのパイロットシンボルとして
準同期検波を行うことで、既知のデータをパイロットシ
ンボルとする方式と比較し、データ伝送量の低下を抑え
ることができるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による無線通信システム
の構成概念図
【図2】本発明の一実施の形態による8相PSK変調方
式の信号点配置図
【図3】本発明の一実施の形態によるBPSK変調方式
の信号点配置図
【図4】本発明の一実施の形態による信号のフレーム構
成の概念図
【図5】本発明の一実施の形態による差動符号化した際
のx−y平面におけるBPSK変調方式の信号点と情報
系列の関係の一例を示す概念図
【図6】本発明の一実施の形態によるBPSK変調方式
の信号点と8相PSK変調方式の信号点および情報系列
の関係の一例を示す概念図
【図7】本発明の一実施の形態による22m値QAM方式
の信号点配置図
【図8】本発明の一実施の形態による16QAM方式の
信号点配置図
【図9】本発明の一実施の形態による信号のフレーム構
成の概念図
【図10】本発明の一実施の形態によるBPSK変調方
式の信号点と16QAM方式の信号点および情報系列の
関係の一例を示す概念図
【図11】本発明の一実施の形態による22m値QAM方
式の信号点配置図
【図12】本発明の一実施の形態による16QAM方式
の信号点配置図
【図13】本発明の一実施の形態によるBPSK変調方
式の信号点と16QAM方式の信号点および情報系列の
関係の一例を示す概念図
【図14】本発明の一実施の形態によるQPSK変調方
式の信号点配置図
【図15】本発明の一実施の形態によるNシンボル内の
8相PSK変調シンボルとQPSK変調シンボルの構成
の一例を示す概念図
【図16】本発明の一実施の形態による差動符号化した
際のx−y平面におけるQPSK変調方式の信号点と情
報系列の関係の一例を示す概念図
【図17】本発明の一実施の形態によるQPSK変調方
式の信号点と8相PSK変調方式の信号点および情報系
列の関係の一例を示す概念図
【図18】本発明の一実施の形態によるNシンボル内の
16QAMシンボルとQPSK変調シンボルの構成の一
例を示す概念図
【図19】本発明の一実施の形態によるQPSK変調方
式の信号点と16QAM方式の信号点および情報系列の
関係の一例を示す概念図
【図20】本発明の一実施の形態によるQPSK変調方
式の信号点配置図
【図21】本発明の一実施の形態によるQPSK変調方
式の信号点と8相PSK変調方式の信号点および情報系
列の関係の一例を示す概念図
【図22】本発明の一実施の形態によるQPSK変調方
式の信号点と16QAM方式の信号点および情報系列の
関係の一例を示す概念図
【図23】本発明の一実施の形態によるQPSK変調方
式の信号点と16QAM方式の信号点および情報系列の
関係の一例を示す概念図
【図24】本発明の一実施の形態によるQPSK変調方
式の信号点と16QAM方式の信号点および情報系列の
関係の一例を示す概念図
【図25】本発明の一本実施例による変調方式の1ビッ
トあたりの信号エネルギーに対する雑音電力密度におけ
るビット誤り率特性図
【図26】従来の伝送される信号のフレーム構成図
【符号の説明】
11 送信ディジタル信号 12 直交ベースバンド変調部 13 送信直交ベースバンド信号同相成分 14 送信直交ベースバンド信号直交成分 15 送信無線部 16 送信信号 17、21 アンテナ 22 受信無線部 23 受信直交ベースハンド信号同相成分 24 受信直交ベースバンド信号直交成分 25 振幅歪み量推定部 26 周波数オフセット量推定部 27 振幅歪み量推定信号 28 周波数オフセット量推定信号 29 準同期検波部 30 受信ディジタル信号 101、502、1602、1801、2002 8相
PSK変調方式の信号点 201、501、901、1201 BPSK変調方式
の信号点 601 22m値QAM方式の信号点 701、902、1802、2102 16QAM方式
の信号点 1001 同相I−直交Q平面において22m値QAM方
式の信号点をπ/4ラジアン回転させた22m値QAM方
式の信号点 1101、1202、2202、2302 同相I−直
交Q平面において16QAM方式の信号点をπ/4ラジ
アン回転させた16QAM方式の信号点 1301、1601、2201 QPSK変調方式の信
号点 1901、2001、2101、2301 同相I−直
交Q平面において同相I軸および直交Q軸上に信号点を
もつQPSK変調方式の信号点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐川 守一 神奈川県川崎市多摩区東三田3丁目10番 1号 松下技研株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−265293(JP,A) 特開 平7−297862(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 27/00 - 27/38

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線通信に用いられ、第1の変調方式で
    ある多値変調方式の中に、規則的に第2の変調方式であ
    る位相変調(PSK:Phase Shift Keying)方式を挿入
    し、前記PSK変調方式のシンボル間では差動符号化す
    る変調方式であって、前記多値変調方式の信号点の情報
    系列を、直前のPSK変調方式のシンボルの信号点位置
    を基準に配置することを特徴とする変調方式。
  2. 【請求項2】 第2の変調方式であるPSK変調方式
    で、データの伝送を行うことを特徴とする請求項1記載
    の変調方式。
  3. 【請求項3】 第2の変調方式であるPSK変調方式
    を、第1の変調方式である多値変調方式のパイロット信
    号として用いるとともに、前記第2の変調方式で、デー
    タを伝送することを特徴とする請求項1記載の変調方
    式。
  4. 【請求項4】 多値変調方式が、8値以上の多値直交振
    幅変調(QAM: Quadrature Amplitude Modulation)
    方式であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    記載の変調方式。
  5. 【請求項5】 8値以上の多値QAM方式が、16QA
    M方式であることを特徴とする請求項4記載の変調方
    式。
  6. 【請求項6】 8値以上の多値QAM方式が、信号点を
    同相−直交平面において原点を中心にπ/4ラジアン回
    転させた8値以上の多値QAM方式であることを特徴と
    する請求項4記載の変調方式。
  7. 【請求項7】 16QAM方式が、信号点を同相−直交
    平面において原点を中心にπ/4ラジアン回転させた1
    6QAM方式であることを特徴とする請求項5記載の変
    調方式。
  8. 【請求項8】 PSK変調方式が、直交位相変調(QP
    SK: Quadrature Phase Shift Keying)方式であるこ
    とを特徴とする請求項1乃至7のいずれか記載の変調方
    式。
  9. 【請求項9】 PSK変調方式が、同相−直交平面にお
    いて同相軸上および直交軸上に信号点をもつPSK変調
    方式であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか
    記載の変調方式。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9のいずれか記載の変調
    方式を用いた無線通信システム。
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