JP3232989U - 支柱部材、継手部材及びシールドブース - Google Patents

支柱部材、継手部材及びシールドブース Download PDF

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【課題】組み立ての自由度が向上でき、かつシールド効果を向上することができる支柱部材及びシールドブースを提供する。【解決手段】支柱部材1は、柱状の支柱部材1であって、周面に長手方向に沿って複数形成された溝部11を備え、溝部11は、端面において周面から中心部に向かうスリット部12と、スリット部12と連続して先端部に膨出するように形成され、シール部材15が配設されるシール部材配設部13と、を有している。シール部材配設部13は、スリット部12より中心方向及び幅方向の長さ寸法が大きい。【選択図】図9

Description

本考案は、ウイルスや細菌等による感染症を防止するのに適するシールドブースの骨組みを構成する支柱部材、継手部材及びこの支柱部材を用いて組み立てられるシールドブースに関する。
新型コロナウイルスによる感染症のパンデミックは、社会の至る所に影響を及ぼしており、例えば、家庭内、飲食店、カラオケ店、事務所、パチンコ店や介護施設等において感染症を効果的に防止するためシールドブースを提供することが考えられている。このシールドブースは、外気を有効に遮断する内空間を形成して、当該内空間に人が収容されるようになる。
このようなシールドブースにおいては、組み立ての自由度が向上でき、かつシールド効果の向上が求められる。
特開2008−19683号公報 実開昭58−27420号公報 実用新案登録第3228453号公報 特開2011−231989号公報 実用新案登録第3108536号公報 実用新案登録第3231402号公報
本考案は、上記課題に鑑みなされたもので、組み立ての自由度が向上でき、かつシールド効果を向上することができる支柱部材、継手部材及びシールドブースを提供することを目的とする。
本考案の実施形態による支柱部材は、柱状の支柱部材であって、周面に長手方向に沿って複数形成された溝部を備え、前記溝部は、端面において前記周面から中心部に向かうスリット部と、前記スリット部と連続して先端部に膨出するように形成され、シール部材が配設されるシール部材配設部と、を有している。
また、本考案の実施形態による支柱部材は、柱状の支柱部材であって、周面に長手方向に沿って複数形成された溝部を備え、前記溝部は、端面において前記周面から中心部に向かうスリット部と、前記スリット部と連続して先端部に膨出するように形成され、シール部材が配設されるシール部材配設部とを有する複数の第1の溝部と、前記複数形成された溝部のうちの1つが外方へ突出するシール部材が取り付けられる第2の溝部とであることを特徴とする。
本考案の実施形態による継手部材は、支柱部材相互を接続固定する構成を備えている。
さらに、本考案の実施形態によるシールドブースは、前記支柱部材が複数組み合わされて骨組みが構成されていることを特徴とする。
かかる考案によれば、組み立ての自由度が向上でき、かつシールド効果を向上することができる支柱部材、継手部材及びシールドブースを提供することが可能となる。
支柱部材、継手部材及びシールドブースは、家庭内、飲食店(焼き肉店、カウンタ食堂を含む)、居酒屋、カラオケ店、事務所、学校、図書館、パチンコ店、介護施設及び喫煙所等、その他集合場所に設置し感染症の防止のために好適に用いることができる。支柱部材及び継手部材はこれらシールドブースに好適に用いられるが、これに限らない。シールドが必要な各種骨組みに適用できる。
本考案の実施形態によれば、組み立ての自由度が向上でき、かつシールド効果を向上することができる支柱部材、継手部材及びシールドブースを提供することが可能となる。
本考案の実施形態に係るシールドブースの主として骨組みの概略を示す構成図である。 同シールドブースを示す側面図である。 同シールドブースを示す背面図である。 同シールドブースを示す上面図である。 本考案の実施形態に係る支柱部材を示す部分的な斜視図である。 同支柱部材の端面を示す図である。 同支柱部材を示す部分的な斜視図である。 同支柱部材の端面を示す図である。 同支柱部材にシール部材が配設された状態を示す図である。 同じく、支柱部材にシール部材が配設された状態を示す図である。 同支柱部材が接続されて組み立てられている状態を示す説明図である。 連結金具を示す斜視図である。 連結金具による支柱部材の固定状態を示す説明図である。 同シールドブースにおけるマット部材を示す斜視図である。 同シールドブースにおけるマット部材を配設する状態を示す斜視図である。 同シールドブースにおけるマット部材の配設が完了した状態を示す斜視図である。 図7中、X−X線に沿う断面図である。 同シールドブースにおける入口扉を示す正面図である。 図18中、X−X線に沿う断面図である。 同シールドブースにおける入口扉を示す側断面図である。 図20中、A部の拡大図である。 同シールドブースにおける扉本体とタイミングプーリとの関係を示す構成図である。 同シールドブースにおける飲食の出入口を示し、(a)は正面図であり、(b)はY−Y線に沿う断面図である。 同シールドブースを2席連接した状態を示す上面図である。 同シールドブースを4席連接した状態を示す上面図である。 本考案の異なる実施形態に係る支柱部材を示す部分的な斜視図である。 同支柱部材の端面を示す図である。 同支柱部材を示す部分的な斜視図である。 同支柱部材の端面を示す図である。 同継手部材を示す斜視図である。 同じく、継手部材を示す正面図、上面図及び側面図である。 同継手部材を示す斜視図である。 同じく、継手部材を示す正面図、上面図及び側面図である。 同支柱部材が接続固定される前の状態を示す説明図である。 同じく、支柱部材の接続固定が完了した状態を示す説明図である。
本考案の支柱部材はシールドブースの骨組みに好適に用いられ、シールドブースは、シールドブース内の内空間を外気から有効に遮断するように構成され、内空間に収容される人の感染症を防止し、併せて内空間に収容される人から外部の他者への感染症を防止するものである。
以下、本考案の実施形態に係る支柱部材及びシールドブースについて図1乃至図23を参照して説明する。図1は、シールドブースの主として骨組みの概略を示す構成図であり、図2は、シールドブースを示す側面図であり、図3は、シールドブースを示す背面図であり、図4は、シールドブースを示す上面図である。また、図5乃至図13は、支柱部材を示す説明図であり、図14乃至図17は、マット部材を説明するための説明図であり、図18乃至図22は、入口扉を説明するための説明図であり、図23は、飲食の出入口を示す構成図である。なお、各図において、同一部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態のシールドブースは、主として飲食店等に設置して飲食の場で用いられるものであって、個室的な空間を確保するものである。
図1乃至図4に示すように、シールドブース10は、骨組みを構成する複数の支柱部材1と、この支柱部材1に取り付けられて内空間を形成する包囲体2とを備えている。また、シールドブース10は、ボックス状であり、人Psが入り収容されるメインブロック10aと、飲食の出入口が設けられたサブブロック10bとを有している。シールドブース10の寸法は、全体として側面視において高さ寸法が1900mm〜2000mm、横寸法が1000mm〜1200mm、幅寸法が600mm〜700mm程度である。但し、この寸法は格別限定されるものではなく、適宜変更可能である。
支柱部材1は、断面が略四角柱状の棒状材であり、例えば、塩化ビニル樹脂やアクリル樹脂で作られている。適宜の長さ寸法を有する複数本の支柱部材1が接続され組み立てられて、シールドブース10の骨組みが構成されている。なお、骨組みを補強するため支柱部材1間には必要に応じて複数のステーStが取り付けられている。また、支柱部材は、断面が略四角柱状のものに限らず、その他の多角形状や円形状のものを適用できる。
包囲体2は、支柱部材1に取り付けられて、その内部に外気を遮断するように内空間を形成するものである。具体的には、包囲体2は各支柱部材1間に取り付けられる適宜の大きさの複数のパネル板であり、透光性を有し、好ましくは透明の材料で形成されている。例えば、パネル板は、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂やウレタン樹脂で形成されたものを用いることができる。因みに、パネル板の厚さ寸法は0.3mm〜5.5mmのものが用いられる。
次に、図5乃至図13を参照して支柱部材1について詳細に説明する。
本実施形態の支柱部材1は、シールドブース10の骨組みを構成するにあたり、底面から立設するように設けられる縦材及び横材からなる支柱部材1aと、底面側を枠状に形成する支柱部材1bとの2種類からなっている。
図5は、支柱部材1aを示す部分的な斜視図であり、図6は、支柱部材1aの端面を示している。図7は、支柱部材1bを示す部分的な斜視図であり、図8は、支柱部材1bの端面を示している。図9は、支柱部材1aにシール部材が配設された状態を示し、図10は、支柱部材1bにシール部材が配設された状態を示している。また、図11は、支柱部材1a、1bが接続されて組み立てられている状態を示し、図12は、支柱部材1を接続して連結する連結金具を示し、図13は、連結金具による支柱部材1の固定状態を示している。
図5及び図6に示すように支柱部材1aの周面には長手方向に沿って複数の溝部11(第1の溝部)が形成されている。すなわち、四角柱状の各4つの周面の中央部に長手方向に沿って溝部11が形成されている。具体的には、溝部11は、端面において、周面から中心部に向かうスリット部12と、このスリット部12と連続して先端部に膨出するように形成されシール部材が配設されるシール部材配設部13とから形成されている。
スリット部12は中心方向へ向かって直線状に形成されており、シール部材配設部13は中心方向へ向かって砲弾状に形成されていて、スリット部12の中心方向の長さ寸法をa、シール部材配設部13の中心方向の長さ寸法をbとすると、a<bの関係にある。また、スリット部12の幅方向の長さ寸法をc、シール部材配設部13の幅方向の長さ寸法をdとすると、c<dの関係にある。つまり、シール部材配設部13は、スリット部12より中心方向及び幅方向の長さ寸法が大きく形成されている。
図7及び図8示すように支柱部材1bの周面には長手方向に沿って複数の第1の溝部11と第2の溝部14とが形成されている。第1の溝部11は3つの周面に形成されており、第2の溝部14は1つの周面に形成されており、外方へ突出するシール部材16が取り付けられる取付溝であり、半円形状の嵌合溝である。また、第2の溝部14は開口部の幅寸法Wが半円形の直径dより小さい寸法関係にある。
図9及び図10は、支柱部材1a及び1bに、シール部材15及び外方へ突出するシール部材16が配設され、包囲体2であるパネル板が取り付けられる状態の例を示している。
図9に示すように支柱部材1aの溝部11におけるシール部材配設部13にシール部材15が配設され、パネル板がスリット部12に差し込まれるようになっている。シール部材15には断面が円形状の弾力性を有するゴムや樹脂材料が用いられる。したがって、パネル板の端縁はシール部材15に当接されシールドが確保される。
図10に示すように支柱部材1bの溝部11には、同様にシール部材15が配設され、パネル板がスリット部12に差し込まれる。一方、第2の溝部14には、支柱部材1bと設置面との間をシールドするための外方へ突出するシール部材16が取り付けられている。シール部材16には断面が円形状のシリコーンゴム等の弾力性を有するものが用いられ、好ましくはOリングが用いられる。したがって、シール部材16は半円形状の嵌合溝である第2の溝部14にしっかりと嵌合されて取り付けられる。
このように四角柱状の支柱部材1の複数の周面、具体的には各周面に長手方向に沿って溝部11が形成されているので、支柱部材1の組み立て配置の自由度を高めることができる。
図11乃至図13に示すように、支柱部材1a、1bが接続され組み立てられてシールドブース10の骨組みが構成される。また、前述のように支柱部材1a、1bの溝部11にパネル板が差し込まれ取り付けられる。さらに、組み立てられて底面側に配置される4本の支柱部材1bによって枠状であって矩形状の枠状部Fmが形成される。
加えて、隣接する支柱部材1a、1bは連結金具であるL形プレート8によって接続固定される。
図13(a)は隣接する支柱部材1をL形プレート8によって固定する前の状態を示し、図13(b)は固定した後の状態を示している。図に示すようにL形プレート8をボルト9aとナット9bによって固定する。図13(a)に示すように溝部11のシール部材配設部13にナット9bを配置し、ボルト9aをL形プレート8の取付穴8aを通してナット9bに結合し、図13(b)に示すようにL形プレート8を固定する。
メインブロック10aは、人Psが入り収容できる直方体形状の内空間を形成する領域であり、底面にはマット部材3が配設されていて、一側面には入口扉4が設けられている。また、上面(天井面)及び背面にはフィルタ5が設けられている。さらに、内空間には椅子Caが配置されている。
図14乃至図17を参照してマット部材3について説明する。
図14に示すようにマット部材3は矩形状をなしていて、クッション性及び所定の柔軟性を有し、厚さ寸法は25mm〜40mm程度である。また、材質としてはクッション性及び所定の柔軟性を有していれば格別限定されるものではなく、ゴム、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂等のものや繊維状のものを用いることができる。
また、マット部材3の側面の外周側の全周にはシール部31が設けられている。シール部31は弾力性を有していて、マット部材3の外周側における厚さ寸法内に設けられる。シール部31には弾力性を有するゴムや樹脂材料が用いられており、本実施形態では、好ましくはOリングが用いられる。
詳しくは、マット部材3の外周側には、断面が半円形状の嵌合溝32が形成されており、この嵌合溝32にシール部31のOリングが嵌合し取り付けられるようになっている。
図15及び図16に示すようにマット部材3は、シールドブース10のメインブロック10の底面に配設される。図15はマット部材3を底面に配設する状態を示し、図16は、マット部材3の底面への配設が完了した状態を示している。
図15及び図16において、組み立てられて底面側に配置される4本の支柱部材1(1b)によって枠状であって矩形状の枠状部Fmが形成されている。この枠状部Fmの内周側にマット部材3が配設される。具体的には、図17に示すようにマット部材3は、枠状部Fmを形成する支柱部材1(1b)の内周壁に、マット部材3のシール部31が弾性的に当接して密着するように取り付けられる。
また、図10を併せて参照して示すように支柱部材1(1b)には、長手方向に沿って第2の溝部14として半円形状の嵌合溝が形成されている。この嵌合溝は設置面側に位置し、嵌合溝にはシール部材16が嵌合し取り付けられて設けられている。なお、他の3面には長手方向に沿って、包囲体2であるパネル板を差し込んで取り付ける第1の溝部11が形成されている。
以上のようにシールドブース10とシールドブース10の設置面との間のシールドは、シールドブース10の底面側(設置面側)の支柱部材1(1b)に設けられているシール部材16により行われる。これにより、シールドブース10とシールドブース10の設置面との間から侵入する外気を遮断することができる。
一方、設置面は若干傾斜していたり、凹凸が形成されていたりして、平坦ではない場合が多々ある。このような場合、支柱部材1(1b)のシール部材16ではシールドブース10の設置面との間に隙間が発生し、シールドが十分ではない可能性が生じる。
したがって、底面側の支柱部材1(1b)によって形成される枠状部Fmに、クッション性及び所定の柔軟性を有し、外周側にシール部31が設けられたマット部材3を取り付けるようにしたものである。マット部材3の外周側と枠状部Fmの内周側との間にシール部31が介在されるので、設置面の傾斜や凹凸をマット部材3で吸収してシール部31によってシールドブース10とシールドブース10の設置面との間のシールドが効果的に確保できる。なお、シール部31は、シールドを確保するうえで所定の弾力性を有する場合には、マット部材と一体的に構成されていてもよい。また、シールドブース10の設置面の状況によっては、マット部材3を設けることなく、支柱部材1(1b)の嵌合溝12に取り付けられるシール部材13によってシールドブース10とシールドブース10の設置面との間のシールドを完結するようにしてもよい。
次に、図18乃至図22を参照して入口扉4について説明する。図18は入口扉の正面図であり、図19は図18中、X−X線に沿う断面図であり、図20は入口扉の側断面図である。また、図21は図20中、A部の拡大図であり、図22は扉本体とタイミングプーリとの関係を示す構成図である。
入口扉4はシールドブース10内への人Psの出入り口であり、シールドブース10内と外部とがシールド手段によりシールドされるようになっている。また、入口扉4は電動の巻き上げ式であり扉本体が上下動して開閉するようになっている。
入口扉4は、外殻を構成する縦長で略長方形状の枠部材41と、扉本体42と、シールド手段であるエアチューブ43と、駆動機構44とを備えている。
枠部材41は、断面が四角形状であり、略長方形状の内周側の全周には後述するエアチューブ43及び扉本体42の周縁部が配設される配設溝41aが形成されている。枠部材41の材料としては塩化ビニル樹脂やアクリル樹脂を用いることができる。
扉本体42は、アクリル樹脂等で形成された厚さの薄いシート状であって、透明な軟質合成樹脂であることが好ましい。扉本体42の裏面の両側には、長手方向に沿ってタイミングベルト42aが貼着されている。また、扉本体42の下端側には、扉ガイド42bが設けられている。扉ガイド42bは、所定の硬質性を有する金属薄板、例えば、一般構造用圧延鋼材で形成することができる。
エアチューブ43は、枠部材41の内周側における配設溝41aに配設されている。このエアチューブ43には、シールドブース10内の図示しない足踏み式エアポンプから空気が注入されるようになっていて、足踏み式エアポンプの駆動によりエアチューブ43は拡径又は縮径される。したがって、扉本体42を閉めた状態で足踏み式エアポンプを駆動させてエアチューブ43を拡径することにより、配設溝41aに対応する扉本体42が配設溝41aの周壁に圧接されて、扉本体42はシールドされるようになる。
駆動機構44は、モータ44a、上下動プーリ44b、タイミングプーリ44cを備えている。モータ44aの駆動により、その駆動力が上下動プーリ44b、扉本体42のタイミングベルト42aへ伝達され、タイミングベルト42aとタイミングプーリ44cとの噛み合いを伴って扉本体42は上下動し、扉本体42は入口扉4を開閉する。また、この扉本体42を下降させて入口扉4を閉めた状態にする場合、扉ガイド42bは硬質性及び若干の重量を有するので枠部材41の下辺側の配設溝41aに容易に配置されるようになる。したがって、扉本体42は、扉ガイド42bが配設溝41aに案内されることによって容易かつ確実に閉状態又は開状態とすることができる。また、駆動機構44は、シールドブース10内の図示しないフットスイッチを操作することにより駆動できるようになっている。なお、入口扉4の扉本体42の開閉は、手動操作で行えるようにしてもよい。
再び、図1乃至図4を参照して示すように、メインブロック10aの上面(天井面)及び背面にはフィルタ5が設けられている。フィルタ5には、不織布やウレタン樹脂等の材料、又はこれらの複合材料が用いられ、このフィルタ5は空気の流通は許容するがウイルスや細菌の侵入を抑制する機能を有している。
サブブロック10bは、メインブロック10aの正面(前面)側に設けられ、メインブロック10aより小さい容積の直方体形状の内空間が包囲体2であるパネル板で形成された領域である。サブブロック10bは、例えば、皿に盛られた飲食物を出し入れし、及び飲食物を載置して飲食を行う領域である。したがって、サブブロック10bには飲食の出入口6が設けられている。この飲食の出入口6は正面側又は一側面側に設けられている。飲食の出入口6を設ける位置は、シールドブース10の設置態様に対応して選定される。
このサブブロック10bの内空間の領域は、メインブロック10aの内空間の領域と連通しているとともに、サブブロック10bはメインブロック10aに対してスライドして上下動の高さ調整が可能となっている。つまり、サブブロック10bの底面側は、テーブルTbの高さ寸法に合わせて調整して固定できるようになっている。仮に、テーブルTbの高さ寸法が低い場合には、サブブロック10bを下方移動させてサブブロック10bの底面側をテーブルTbの高さ寸法と合わせるようにして固定する。この場合、サブブロック10bの上面側は、メインブロック10aの上面側より低い位置となり段差が生じるが、調整用のパネル板を用意して、この調整用のパネル板を段差部分に充当し、内空間のシールドを確保する。
また、サブブロック10bの底面にはマット部材3´が配設されている。したがって、マット部材3´はテーブルTbの上面に位置されるようになっている。このマット部材3´は前述のメインブロック10aの底面に配設されるマット部材3と同様な構成となっている。つまり、マット部材3´の側面の外周側の全周には弾力性を有するシール部31´が設けられている。シール部31´には弾力性を有するゴムや樹脂材料が用いられており、好ましくはOリングが用いられる。
したがって、マット部材3´の外周側と枠状に構成されている支柱部材1の内周側との間にシール部31´が介在されるようになり、サブブロック10bの底面とテーブルTbの上面との間のシールドが確保でき、適切に外気を遮断することが可能となる。また、マット部材3´によって飲食を伴う汚れ等の処理が容易となる。
図23に示すように飲食の出入口6は、パネル板に形成された開口部61、この開口部61を閉塞する開閉可能な蓋体62を備えている。また、開口部61の周縁部に配設され、開口部61の周縁部と蓋体62の内側の周縁部との間に介在するシールド手段としてのエアチューブ63を有している。
開口部61は、パネル板を矩形状にカットして形成されており、この開口部61を閉塞する蓋体62は、下辺側がヒンジ62aによってパネル板と連結されており、上辺側にはファスナーテープ62bが設けられていてパネル板側に係着できるようになっている。つまり、蓋体62は、開口部61に対しヒンジ62aによって開閉可能となっており、ファスナーテープ62bによって閉状態を保持できるようになっている。
また、蓋体62を閉めた状態において、前述の入口扉4のエアチューブ43と同様に、足踏み式エアポンプを駆動させてエアチューブ63を拡径することにより、開口部61の周縁部と蓋体62の内側の周縁部との間がエアチューブ63によりシールドされるようになる。
加えて、サブブロック10bの一側には、マイク及びスピーカ7が設けられている。このマイク及びスピーカ7は、マイク一体型のスピーカを適用するのが好ましい。したがって、シールドブース10内の人Psは外部との会話が可能となっている。
なお、感染症の防止を強化し快適性を向上するために、シールドブース10内に紫外線光源、二酸化炭素センサ、酸素センサ、フィルタ付きの換気扇等を設けるようにしてもよい。
以上のようなシールドブース10は、支柱部材1によって骨組みが構成され、この支柱部材1に包囲体2であるパネル板が取り付けられ組み立てられて設置される。
例えば、飲食店等でのシールドブース10の使用にあったっては、まず、シールドブース10の扉本体42が開いている状態で、使用者(客)は入口扉4からシールドブース10内へ入る。そして、フットスイッチを操作して駆動機構44を駆動し、扉本体42を閉める。足踏み式エアポンプを駆動し、エアチューブ43を拡径させて扉本体42をシールドする。
次いで、椅子Caに着座してタブレット端末を通じて飲食物を注文する。店側との会話はマイク及びスピーカ7によって行われる。注文された飲食物は飲食の出入口6を通じてサブブロック10b内に配膳されて使用者に提供される。飲食の出入口6の開閉動作は、前記扉本体42の開閉動作と同様である。なお、飲食の出入口6を開けたときに、外気の侵入を防ぐため、シールドブース10内に換気扇Vを設け、飲食の出入口6を開けるとともに換気扇Vが駆動し、シールドブース10内の空気を外部に排出送風するようにしてもよい。
したがって、使用者はシールドブース内の外気から遮断された内空間で安全に飲食を行うことができる。また、店内であってシールドブース10外での歩行移動の場合には、感染防止用のフェイスマスクやキャップ等を着用するのが望ましい。
なお、図24及び図25に示すようにシールドブース10を複数連接して構成する設置態様を採用することもできる。図24は、カウンタ席において2席を連接した状態を示す上面図であり、図25は、テーブル席において4席を連接した状態を示す上面図である。
図24に示す2席の場合には、入口扉4が対称的に配置するように構成される。また、図25に示す4席の場合には、入口扉4を対称的に配置又は背面側に配置したり、飲食の出入口6を対称的に配置したりして、使い易い配置の変更を行うことが好ましい。さらに、シールドブース10を複数連接する場合には、各シールドブース10間での相互の会話が可能なようにマイク及びスピーカ7を接続する。また、支柱部材1の4つの周面に溝部11が形成されているので、各シールドブース10間の境界部分に配置される支柱部材1は共通に用いることができる。
次に、図26乃至図35を参照して、支柱部材による骨組みの構成について前述とは異なる実施形態を説明する。本実施形態は前述の実施形態と基本的な構成は同様であるが、支柱部材の接続方法が異なっている。本実施形態では継手部材を用いて支柱部材を接続し組み立てが行われるようになっている。
図26は、支柱部材1aを示す部分的な斜視図であり、図27は、支柱部材1aの端面を示している。図28は、支柱部材1bを示す部分的な斜視図であり、図29は、支柱部材1bの端面を示している。また、図30は、継手部材20を示す斜視図であり、図31は、継手部材20を示す正面図、上面図及び側面図であり、図32は、継手部材30を示す斜視図であり、図33は、継手部材30を示す正面図、上面図及び側面図である。図34は、支柱部材1a、1bが接続固定される前の状態を示し、図35は、支柱部材1a、1bの接続固定が完了した状態を示している。なお、各図において、前述の実施形態と同一又は相当部分には同一又は相当符号を付し、重複する説明は省略する。
図26及び図27に示すように支柱部材1aの周面には長手方向に沿って複数の溝部11(第1の溝部)が形成されている。また、支柱部材1aの端面における略中央部には長手方向に沿って嵌合孔17が形成されている。詳しくは、嵌合孔17は中央部から外側へ放射状に突出する複数、具体的には4つの出っ張り部17aを有している。この嵌合孔17には、後述する継手部材20、30の突出部22、32が嵌合される。
図28及び図29示すように支柱部材1bの周面には長手方向に沿って複数の第1の溝部11と第2の溝部14とが形成されている。第1の溝部11は3つの周面に形成されており、第2の溝部14は1つの周面に形成されており、外方へ突出するシール部材16が取り付けられる取付溝であり、半円形状の嵌合溝である。また、支柱部材1bの端面における略中央部には支柱部材1aと同様に、嵌合孔17が形成されている。
次に、図30乃至図33を参照して継手部材20、30について説明する。継手部材20、30は、支柱部材1a、1bを接続固定して組み立てる場合に用いる部材である。
図30及び図31に示すように継手部材20は、支柱部材1aを接続固定する場合に用いられ、本体部21と、突出部22とを有している。
本体部21は立方体形状であり、各面(6面)の各辺(4辺)には、前述の支柱部材1aに形成された溝部11と端面における形状が同様な溝部21aが形成されている。つまり、辺側からら中心部に向かうスリット部21bと、このスリット部21bと連続して先端部に膨出するように形成されたシール部材配設部21cとから形成されている。また、溝部21aは隣接する面に形成された溝部21aと相互に連通するようになっている。
突出部22は、本体部21の適宜の面から外方へ向かって複数突出しているものであり、支柱部材1aの嵌合孔17に嵌合されて、支柱部材1a相互を接続固定する機能を有している。また、複数の突出部22は、異なる方向に突出、具体的には、それぞれ直交する方向に突出しており、かつ突出部22は、嵌合孔17と同様な外形をなしていて、嵌合孔17に嵌合されるようになっている。突出部22が嵌合孔17に嵌合された後、テーパーノックピンを打ち込んで接続固定する。なお、複数の突出部22の個数や形成する面は用途に応じて、つまり、接続固定する支柱部材1aの配置関係に応じて適宜選定することができる。
図32及び図33に示すように継手部材30は、底面側に配置される支柱部材1bを接続固定する場合に用いられ、継手部材20と同様に本体部31と、突出部32とを有している。また、本体部31の一面(底面)側には4辺から中央部へ向かう半円形状の嵌合溝33が形成されている。この嵌合溝33には外方へ突出するシール部材16が取り付けられる。
図34及び図35に示すように、継手部材20、30が用いられ、支柱部材1a、1bが接続され組み立てられてシールドブース10の骨組みが構成される。
図34に示すように接続固定する支柱部材1a、1bの相互の端面に継手部材20、30を配置し接続する。具体的には、継手部材20、30の突出部22が支柱部材1a、1bの嵌合孔17に圧入され、隣接する支柱部材1a、1b相互が接続固定される。
また、支柱部材1a、1bの溝部11におけるシール部材配設部13及び継手部材20、30の溝部21aにおけるシール部材配設部21cにはシール部材15が配設される。さらに、第2の溝部14及び継手部材30の嵌合溝33には外方へ突出するシール部材16が取り付けられる。
このような状態で、支柱部材1a、1bの溝部11におけるスリット部12及び継手部材20、30の溝部21aにおけるスリット部21bにパネル板が差し込まれるようになっている。したがって、パネル板の端縁はシール部材15に当接されシールドが確保される。また、支柱部材1bの第2の溝部14及び継手部材30の嵌合溝33には、支柱部材1bと設置面との間をシールドするための外方へ突出するシール部材16が取り付けられる。そして、図35に示すように支柱部材1a、1bが接続固定されて組立てが完成する。
このような支柱部材1a、1bによる骨組みの構成について継手部材20、30を用いることにより、部品点数を少なくして組み立て作業を簡単に行うことができる。
以上のように本実施形態によれば、組み立ての自由度が向上でき、かつシールド効果を向上することができる支柱部材及びシールドブースを提供することが可能となる。
本考案は、上記実施形態の構成に限定されることなく、考案の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。また、上記実施形態は、一例として提示したものであり、考案の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、考案の範囲や要旨に含まれるとともに、実用新案登録請求の範囲に記載された考案とその均等の範囲に含まれる。
1・・・・支柱部材
11・・・第1の溝部
12・・・スリット部
13・・・シール部材配設部
14・・・第2の溝部
15,16・・・シール部材
17・・・嵌合孔
20、30・・・継手部材
22、32・・・突出部
3・・・・マット部材
31・・・シール部
4・・・・入口扉
42・・・扉本体
43・・・エアチューブ
44・・・駆動機構
5・・・・フィルタ
6・・・・飲食の出入口
62・・・蓋体
63・・・エアチューブ
7・・・・マイク及びスピーカ
8・・・L形プレート
10・・・シールドブース
10a・・メインブロック
10b・・サブブロック
Fm・・・枠状部
St・・・ステー
Ps・・・人

Claims (12)

  1. 柱状の支柱部材であって、
    周面に長手方向に沿って複数形成された溝部を備え、
    前記溝部は、端面において前記周面から中心部に向かうスリット部と、前記スリット部と連続して先端部に膨出するように形成され、シール部材が配設されるシール部材配設部と、を有していることを特徴とする支柱部材。
  2. 前記シール部材配設部は、前記スリット部より中心方向及び幅方向の長さ寸法が大きいことを特徴とする請求項1に記載の支柱部材。
  3. 前記支柱部材は、四角柱状であり、各4つの周面に長手方向に沿って前記溝部が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の支柱部材。
  4. 前記支柱部材の端面における略中央部には、長手方向に沿って嵌合孔が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の支柱部材。
  5. 柱状の支柱部材であって、
    周面に長手方向に沿って複数形成された溝部を備え、
    前記溝部は、端面において前記周面から中心部に向かうスリット部と、前記スリット部と連続して先端部に膨出するように形成され、シール部材が配設されるシール部材配設部とを有する複数の第1の溝部と、前記複数形成された溝部のうちの1つが外方へ突出するシール部材が取り付けられる第2の溝部とであることを特徴とする支柱部材。
  6. 前記第1の溝部のシール部材配設部は、前記スリット部より中心方向及び幅方向の長さ寸法が大きいことを特徴とする請求項5に記載の支柱部材。
  7. 前記支柱部材は、四角柱状であり、3つの周面に前記第1の溝部が形成され、1つの周面に前記第2の溝部が形成されていることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の支柱部材。
  8. 前記支柱部材の端面における略中央部には、長手方向に沿って嵌合孔が形成されていることを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれか一項に記載の支柱部材。
  9. 本体部と、
    前記本体部から外方に向かって異なる方向に突出し、請求項4に記載の嵌合孔又は請求項8に記載の嵌合孔に嵌合する複数の突出部と、
    を具備することを特徴とする継手部材。
  10. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の支柱部材と、請求項5乃至請求項8のいずれか一項に記載の支柱部材とが複数組み合わされて骨組みが構成されていることを特徴とするシールドブース。
  11. 前記骨組みを構成する請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の支柱部材間には、ステーが取り付けられていることを特徴とする請求項10に記載のシールドブース。
  12. 請求項5乃至請求項8のいずれか一項に記載の支柱部材によって、底面に枠状部が形成されることを特徴とする請求項10に記載のシールドブース。
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