JP3232988U - 装飾用の蝶結び - Google Patents

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青山 泰三
泰三 青山
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株式会社青山
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Abstract

【課題】リボン片の一面のみが表に現れる装飾用の蝶結びを提供する。【解決手段】蝶結びは、リボン片30の一端部26からなる第1の垂れ16と、第1の垂れから環状に伸びる環状の帯14と、環状の帯からループ状に伸びる第1のループ20と、第1のループから環状の帯が規定する環状空間の外側から内側へ伸び、さらに外側へ伸び出る結び目24と、結び目からループ状に伸び結び目に通された第2のループ22と、第2のループから伸びる第2の垂れであってリボン片の両面がそれぞれ反転するように捻り40を加えられたリボン片の他端部28からなる第2の垂れ18とを備える。【選択図】図3

Description

本考案は、商品やその包装からなる物品の装飾に用いられる蝶結びに関する。
従来、リボン片で形成された装飾用の蝶結びが提案されている。この蝶結びは、蝶結び本体と、本体から環状に伸びる帯部とからなる。蝶結び本体は、2つのループと、2つの垂れと、両ループと両垂れとを取り巻く結び目とを有し、帯部は両垂れの一方と両ループの一方とに連なっている。この蝶結びによれば、一方の垂れを引き、これを結び目に対して相対移動させることができ、これにより前記環状の帯部の大きさ又は直径を次第に小さくすることができる。このことから、装飾対象である物品の周りにこれを取り巻くように帯部を掛け、前記一方の垂れを引いて前記物品を締め付けることにより、前記蝶結びを前記物品に取り付け、その装飾に供することができる。
ところで、前記従来の蝶結びにあっては、これを形成するためのリボン片が例えば模様が付された一面と模様が付されていない他面とを有するものであるとき、前記蝶結び本体の表に、すなわち人目に触れるところに、前記リボン片の一面と他面とが現われる。このようなリボン片からなる蝶結びにあっては、物品の装飾上、リボン片の一面のみが表に現れているものであることが望ましい。
実用新案登録第3194938号公報
本考案は、前記従来の事情に鑑み、リボン片の一面のみが表に現れる装飾用の蝶結びを提供する。
本考案は、一端部及び他端部を有するリボン片で形成された装飾用の蝶結びに係る。前記蝶結びは、 前記リボン片の一端部からなる第1の垂れと、該第1の垂れから環状に伸びる環状の帯と、該環状の帯からループ状に伸びる第1のループと、該第1のループから前記環状の帯が規定する環状空間の外側から内側へ伸び、さらに外側へ伸び出る結び目と、該結び目からループ状に伸び前記結び目に通された第2のループと、該第2のループから伸びる第2の垂れとを備える。ここに、前記第2のループ及び前記第2の垂れは、前記リボン片の両面がそれぞれ反転するように捻りを加えられた前記リボン片の一部及び該一部に連なる他端部からなる。
本考案によれば、順次に連なる前記第1の垂れ、前記環状の帯、前記第1のループ及び前記結び目において前記リボン片の一面が表に現れ、また、前記リボン片の両面がそれぞれ反転するように捻りを加えられた前記リボン片の一部及び該一部に連なる他端部からなる前記第2のループ及び第2の垂れにおいて前記リボン片の一面が表に現れる蝶結びを提供することができる。
前記蝶結びは、前記第1のループを規定する前記リボン片の互いに相対する2つの一部がこれらの一部の間に配置された両面テープ片により互いに接着されているものとすることができる。これによれば、蝶結びの一部を不用意に引くことによって生じる前記蝶結びの形態の崩壊を防止することができる。
前記蝶結びにあっては、その第1の垂れを引き寄せると、該第1の垂れに連なる前記環状の帯の一部が前記結び目を通して引き出され、前記環状部の大きさが漸減する。このことから、装飾対象である物品の周りに前記環状の帯を掛け、前記第1の垂れを引くことにより、前記環状の帯で前記物品を緊縛し、前記蝶結びを前記物品に取り付けることができる。
蝶結びの斜視図である。 蝶結びの作成過程の最初におけるリボン片の斜視図である。 蝶結びの作成過程の途中におけるリボン片の斜視図である。 蝶結びの作成過程の最後におけるリボン片の斜視図である。 物品とその装飾のためにこれに取り付けられた蝶結びとを概略的に示す斜視図である。
図1を参照すると、本考案に係る装飾用の蝶結びが全体に符号10で示されている。
蝶結び10は、主たる装飾機能を発揮する本体12と、本体12を装飾対象である、任意の商品又はその包装からなる物品C(図5)に取り付ける環状の帯14とからなる。蝶結び10の本体12は、第1及び第2の2つの垂れ16、18と、第1及び第2のループ20、22と、結び目24とからなる。
蝶結び10は、一端部26及び他端部28を有する単一のリボン片30(図2〜図4参照)で形成されている。リボン片30は、合成繊維製、化学繊維製、天然繊維製等の織物又は不織布、あるいは合成樹脂製のテープからなる。リボン片30は互いに相対する一面(〇印で示す。)及び他面(△印で示す。)を有する。例えば、リボン片30は、模様が施された前記一面と、無模様の前記他面とを有する。
次に、リボン片30を用いて行う蝶結び10の作成過程を順を追って示す図2〜図4を参照して、蝶結び10の詳細について説明する。
蝶結び10の本体12の第1の垂れ16はリボン片30の一端部26からなる(図4参照)。環状の帯14は、リボン片30の一端部26に連なるリボン片30の一部32からなり、第1の垂れ16から環状に伸びている(図2、3参照)。第1のループ20は、リボン片30の一部32に連なるリボン片30の他の一部34を折り返してなり、環状の帯14からループ状に伸びている(図2、3参照)。結び目24はリボン片30の他の一部34に連なるさらに他の一部36であって第1のループ20から、環状の帯14が規定する環状空間Sの外側から内側に伸び(回り込み)、さらに外側へ伸び出る一部36からなる(図2に一点鎖線で示す矢印A参照)。第2のループ22は、リボン片30の一部36に連なる他の一部38を折り返してなり、結び目24からループ状に伸び、結び目24に通されている(図3に一点鎖線で示す矢印B及び図4参照)。また、第2の垂れ18は、リボン片30の一部38に連なる他端部28からなり、第2のループ22から伸びている(図2、3参照)。
蝶結び10の前記作成過程において順次に形成される第1の垂れ16、環状の帯14、第1のループ20及び結び目24には、これらの表に、すなわち人の目に触れるところに、リボン片30の一面(〇印)が現われる。
他方、結び目24から伸びる第2のループ22及び該第2のループから伸びる第2の垂れ18は、蝶結び10の前記作成過程において、リボン片30の他面(△印)を表に現す。このため、結び目24の形成後、リボン片30の一部38において、リボン片30の両面(〇印及び△印)がそれぞれ反転するように捻り40が加えられる。これにより、リボン片30の一部38及び該一部に連なる他端部28にリボン片30の一面(〇印)が表に現われる。その結果、リボン片30の一面(〇印)が表に現れた第2のループ22及び第2の垂れ18が形成される。
また、好ましくは、第1のループ20を規定するリボン片30の互いに相対する2つの一部、より詳細にはリボン片30の一部34における互いに相対する2つの部分34a、34bが、これらの部分34a、34b間に配置された両面テープ片42(図3)により互いに接着されているものとすることができる。これによれば、蝶結び10の一部を不用意に引くことによって生じる蝶結び10の形態の崩壊を防止することができる。
蝶結び10においては、第1の垂れ16を引張ると、該第1の垂れに連なる環状の帯14の一部が結び目24を経て移動し、環状の帯14の直径又は大きさが次第に小さくなる。したがって、蝶結び10の環状の帯14を蝶結び10の装飾対象である物品C(図5)の周りに掛け回し、第1の垂れ16を引くと、環状の帯14が窄んで物品Cの表面に接し、これを緊縛する。これにより、物品Cへの蝶結び10の取り付けを行うことができる。このとき、物品Cを取り巻く環状の帯14の弛緩を防止するため、第1の垂れ16の一部を例えば透明な円形シール44(図5)をもって物品Cの表面に固定することができる。また、環状の帯14の一部が結び目24を通過することに伴って実質的に長くなった第1の垂れ16の一部を切断して、その長さ寸法を第2の垂れ18の長さ寸法に合わせることができる。なお、商品が液体からなる液体商品については、蝶結び10は、その環状の帯14において、前記液体商品の包装であるボトル(図示せず)の首に掛けられる。
10 装飾用の蝶結び
12 本体
14 環状の帯
16 第1の垂れ
18 第2の垂れ
20 第1のループ
22 第2のループ
24 結び目
26 リボン片の一端部
28 リボン片の他端部
30 リボン片
40 捻り
42 両面テープ片
44 透明な円形シール

Claims (2)

  1. 一端部及び他端部を有するリボン片で形成された装飾用の蝶結びであって、
    前記リボン片の一端部からなる第1の垂れと、該第1の垂れから環状に伸びる環状の帯と、該環状の帯からループ状に伸びる第1のループと、該第1のループから前記環状の帯が規定する環状空間の外側から内側へ伸び、さらに外側へ伸び出る結び目と、該結び目からループ状に伸び前記結び目に通された第2のループと、該第2のループから伸びる第2の垂れとを備え、
    前記第2のループ及び前記第2の垂れは、前記リボン片の両面がそれぞれ反転するように捻りを加えられた前記リボン片の一部及び該一部に連なる他端部からなる、装飾用の蝶結び。
  2. 前記第1のループを規定する前記リボン片の互いに相対する2つの一部がこれらの一部の間に配置された両面テープ片により互いに接着されている、請求項1に記載の装飾用の蝶結び。
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