JP3232695B2 - インクジェット記録方法 - Google Patents

インクジェット記録方法

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェットヘッド
からのインクにより一旦転写媒体上にインク像を形成
し、その後転写媒体上のインク像を記録紙等の記録媒体
上に転写し文字や画像を形成する転写型インクジェット
記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術としては、吐出ヘッドから転写
媒体にインクを吐出し、転写媒体上でインク像を形成
し、更に転写媒体から記録媒体にインク像を転写するイ
ンクジェット記録装置(以下、転写型インクジェットプ
リンタと呼ぶ)が、特開昭62−92849号公報、特
開平1ー226336号公報等で報告されている。この
装置においてはインク吐出ヘッドから一旦吸収性のない
転写媒体にインクを吐出させ、場合によってはそこでイ
ンクの成分を蒸発させるなどの手段を施した後、目的と
する記録媒体上にインク像を転写し高印字品質を種々の
記録媒体に対して達成しようとしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】転写型インクジェット
プリンタにおいては、転写媒体上でインク像の形成(以
下、像固定という)が良好に行われることが要求され
る。
【0004】しかしながら、従来の技術の転写型インク
ジェットプリンタを用いた場合、像固定の時は、転写媒
体に対してのインクのぬれ性または高粘度化等の種々の
手段によりインクと転写媒体間の接着力を高め、更に限
られた転写媒体の材質を選択しないと転写媒体上でイン
ク像が像流れ(転写媒体上の本来固定しなければならな
い位置に像形成されない)を起こして印字パターンのあ
る部分に過剰に集まったりする。この転写型インクジェ
ットプリンタにおいては、転写媒体に形成されたインク
像がそのまま記録媒体に転写されるため、文字やグラッ
フィク印字等を行った場合、記録媒体上の文字や画像の
直線が歪んだり、部分的に膨らんだり、ベタ部において
も、濃度ムラが発生する等の問題点を有する。
【0005】本発明のインクジェット記録方法は前述の
従来技術の問題点を鑑みなされたもので、その目的とす
る所は、転写型インクジェットプリンタにおいて、転写
媒体上での像固定を確実に行い、記録媒体上における文
字やグラフィックの歪みあるいはベタ部の濃度ムラを起
こさないインクジェット記録方法を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
記録方法は、少なくとも、インクをインク滴として転写
媒体上に吐出し、その後転写媒体上のインクを記録媒体
に転写するインクジェット記録方法において、組成中に
酸化鉄顔料を含有するインクを磁気発生手段を具備する
転写媒体に吐出した後に、記録媒体にインクを転写する
ことを特徴とする。
【0007】
【作用】インク吐出ヘッドから吐出された酸化鉄顔料を
含有するインクは、転写媒体上に到達した時に、着色成
分である酸化鉄顔料が転写媒体に具備された磁気発生手
段からの磁力線に沿って磁気配向されることで像流れを
起こす事なく像固定しインク像を形成する。その後、イ
ンク像は転写媒体上から記録媒体に転写される。
【0008】
【実施例】本発明の画像記録方法の具体的な例につき図
面を参照しつつ詳細に説明する。また、本発明のインク
ジェット記録方法を評価する為に用いた酸化鉄顔料を組
成中に含有するインクは以下の組成である。
【0009】 図1は、本発明のインクジェット記録方法の実施例1の
概念図である。
【0010】インク吐出ヘッド1でインク滴として吐出
された組成中に酸化鉄顔料を含有するインクは転写媒体
上2で磁力により磁化されて、転写媒体2上のインクが
到達した点でインク像7として磁力により像固定され
る。その後図に示す矢印A方向に転写媒体2が回転し、
記録媒体3を介して設置された圧力ドラム4の圧力によ
り転写媒体2上のインク像7が記録媒体3に転写する。
【0011】ここで転写媒体2について具体的に説明す
る。
【0012】図2に転写媒体2周辺での磁力による像固
定説明図を示す。転写媒体2は金属素環等からなるドラ
ム21の上に磁気発生手段としてプラスチックボンド磁
石層5を設置し、さらにその上に保護層8を設置するこ
とで構成される。本実施例について保護層8は、プラス
チックボンド磁石層の保護の為にPETの2μmの薄膜
層を用いた。この他にも保護層はポリイミド、シリコン
ゴム、フッ素系ゴム、等の高分子シート類や金属蒸着膜
等の場合もある。
【0013】ここで、プラスチックボンド磁石層5は、
S極とN極のピッチ約8μmの繰り返す磁区により構成
される。尚図中の矢印は磁力線の方向を指す。また本発
明で用いたプラスチックボンド磁石の直上での漏れ磁束
は約5000ガウス程であった。
【0014】図2に示すように、転写媒体に吐出された
インクは、図示するように、インク組成中の着色成分で
ある酸化鉄顔料9がS極とN極の合わさるエッジ周辺を
中心として磁力線に沿って磁気配向することでインク像
として像固定される。
【0015】またここで、磁区の繰り返しピッチを8μ
mとしたが、これは、一般にズレ幅認識力十数ミクロン
といわれる人の目の解像能力以下に磁区の繰り返しピッ
チを設定することにより、前述の酸化鉄顔料がS極とN
極のエッジ付近に集まることに起因する記録媒体上での
酸化鉄顔料の濃度分布によるOD(オプティカル・デン
シティー)値バラツキ(本実施例では8μmの磁区に対
し、2ヶ所のエッジがあるため4μm以下の値でOD値
がバラツク)を肉眼で識別出来なくし、高印字品質を実
現する目的のため設定した値である。
【0016】その他に磁区の繰り返しピッチを決定する
要因としては、磁束の漏れ強度(磁力が酸化鉄顔料に効
果を及ぼす領域を決定する)や、印字解像度(形成され
るインクのドット径より小さい磁区の繰り返しピッチが
望ましい)等がある。
【0017】以上のことより、転写媒体上のインク像7
は図3に示すインクと転写媒体2の接触面10(図の白
抜き部分)で固定されることにより、従来の問題点であ
った転写媒体上でのインク像の像流れを発生させず、記
録媒体上で文字やグラフィックの歪みあるいはベタ部の
濃度ムラを起こさない高印字品質が実現出来た。
【0018】次に本発明の実施例2について図4を参照
しつつ説明する。
【0019】インク吐出ヘッド1でインク滴として吐出
されたインクは高分子ゴム等からなるベルト22にプラ
スチックボンド磁石層5を設置し構成される転写媒体2
上で磁力により磁化されて、転写媒体2上のインクが到
達した点でインク像7として像固定される。その後図に
示す矢印B方向に駆動ドラム11の駆動力により転写媒
体2が回転・搬送され、圧力ドラム4と、記録媒体3及
び転写媒体2を介して圧力ドラム4の反対側に設置され
た押圧ローラー6との圧力により転写媒体2上のインク
像7が記録媒体3に転写する。本発明の実施例2は以上
の方法により記録媒体上に文字や画像を得ることができ
る。本発明の実施例2における転写媒体2はベルト22
にプラスチックボンド磁石層5を設置し構成される。ま
た磁気発生手段であるプラスチックボンド磁石層5は実
施例1で使用したものと同様のものを使用した。以上の
構成をとることにより、転写媒体上で、像流れを発生さ
せず、記録媒体上で文字やグラフィックの歪みあるいは
ベタ部の濃度ムラを起こさない高印字品質が実現でき
た。
【0020】
【発明の効果】本発明のインクジェット記録方法を用い
ることにより、これまで転写型インクジェットプリンタ
の課題とされた転写媒体上のインク像の像流れに起因す
る記録媒体上での文字やグラフィックの歪みあるいはベ
タ部の濃度ムラを起こさないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の概念図である。
【図2】本発明による転写媒体周辺での磁力による像固
定説明図である。
【図3】転写媒体上のインク像の像固定説明図である。
【図4】本発明の実施例2の概念図である。
【符号の説明】
1 インク吐出ヘッド 2 転写媒体 3 記録媒体 5 磁気発生手段 21 ドラム 22 ベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/01 B41J 2/00 B41J 2/015 B41J 2/42 B41M 5/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、インクをインク滴として転
    写媒体上に吐出し、その後転写媒体上のインクを記録媒
    体に転写するインクジェット記録方法において、組成中
    に酸化鉄顔料を含有するインクを磁気発生手段を具備す
    る転写媒体に吐出した後に、記録媒体にインクを転写す
    ることを特徴とするインクジェット記録方法。
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