JP3232576B2 - カラーテレビジョンカメラ装置 - Google Patents

カラーテレビジョンカメラ装置

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JP3232576B2
JP3232576B2 JP06372191A JP6372191A JP3232576B2 JP 3232576 B2 JP3232576 B2 JP 3232576B2 JP 06372191 A JP06372191 A JP 06372191A JP 6372191 A JP6372191 A JP 6372191A JP 3232576 B2 JP3232576 B2 JP 3232576B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮像手段により得られ
る3原撮像出力信号をディジタル化して、ディジタル的
な信号処理によりNTSC(National Television Syst
em Committee)方式及びPAL(Phase Alternation by
Line )方式のカラービデオ信号を形成して出力するカ
ラーテレビジョンカメラ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、カラーテレビジョンカメラ装置
は、撮像手段により得られる被写体像の3原撮像出力信
号から、NTSC方式やPAL方式などの標準テレビジ
ョン方式に適合した輝度信号と色差信号を形成するよう
になっている。そして、従来のカラーテレビジョンカメ
ラ装置は、標準テレビジョン方式毎の装置として提供さ
れていた。
【0003】ここで、3原色信号R,G,Bを輝度信号
Yと色差信号I,Qに変換して伝送するNTSC方式で
は、3原色信号R,G,Bに対して、 Y=0.30R+0.59G+0.11B なる式でY信号が与えられ、また、 I=0.60R−0.28G−0.32B Q=0.21R−0.52G+0.31B なる各式でI,Q信号が与えられる。そして、上記I信
号の帯域特性は、1.3MHzでの減衰が2dB以下
で、3.6MHzでの減衰が20dB以上の範囲に入る
ように規定されている。また、上記Q信号の帯域特性
は、0.4MHzでの減衰が2dB以下で、0.5MH
zでの減衰が6dB以下、0.6MHzでの減衰が6d
B以上の範囲に入るように規定されている。
【0004】そこで、NTSC方式のカラーテレビジョ
ンカメラ装置では、撮像手段により得られる被写体像の
3原撮像出力信号R,G,Bからマトリクス演算により
上記Y信号とI,Q信号を形成し、上記帯域特性の条件
を満たすように、上記I,Q信号に対してローパスフィ
ルタにより帯域制限を施すようにしている。
【0005】また、3原色信号R,G,Bを輝度信号Y
と色差信号U,Vに変換して伝送するPAL方式では、
3原色信号R,G,Bに対して、 Y=0.30R+0.59G+0.11B なる式でY信号が与えられ、また、 V=R−Y U=B−Y なる式でV,U信号が与えられる。そして、上記U,V
信号の各帯域特性は、1.3MHzでの減衰が3dB以
下で、4MHzでの減衰が20dB以上の範囲に入るよ
うに規定されている。
【0006】そこで、PAL方式のカラーテレビジョン
カメラ装置では、撮像手段により得られる被写体像の3
原撮像出力信号R,G,Bからマトリクス演算により上
記Y信号とU,V信号を形成し、上記帯域特性の条件を
満たすように、上記U,V信号に対してローパスフィル
タにより帯域制限を施すようにしている。
【0007】また、従来より、電荷結合素子(CCD:charg
e coupled device) 等により形成した離散的な絵素構造
を有する固体イメージセンサを撮像部に用いた固体撮像
装置では、上記固体イメージセンサ自体がサンプリング
系であるために、上記固体イメージセンサによる撮像出
力信号に空間サンプリング周波数fs からの折り返し成
分が混入することが知られている。そして、カラー画像
を撮像するカラーテレビジョンカメラ装置では、緑色画
像撮像用の固体イメージセンサと赤色絵素および青色絵
素用の色コーディングフィルタを設けた固体イメージセ
ンサにより三原色画像を撮像する二板式固体撮像装置
や、三原色画像を個別の固体イメージセンサにより撮像
する三板式固体撮像装置等の多板式固体撮像装置が実用
化されている。
【0008】さらに、従来より、上記多板式固体撮像装
置における解像度の向上を図るための手法として、緑色
画像撮像用の固体イメージセンサに対して、絵素の空間
サンプリング周期の1/2だけ、赤色画像撮像用および
青色画像撮像用の固体イメージセンサをずらして配置す
るようにした所謂空間絵素ずらし法が知られている。こ
の空間絵素ずらし法を採用することによって、アナログ
出力の多板式固体撮像装置では、固体イメージセンサの
画素数の限界を越える高い解像度を実現することができ
る。
【0009】また、ディジタル技術の普及に伴い、映像
関連機器のディジタル化が進められており、4:2:2
ディジタルコンポーネント映像信号(D1規格)やディ
ジタルコンポジット映像信号(D2規格)を取り扱うビ
デオテープレコーダも開発されている。
【0010】上記4:2:2ディジタルコンポーネント
映像信号(D1規格)では、NTSC方式及びPAL方
式ともに13.5MHzのサンプリング周波数fsが採
用され、また、ディジタルコンポジット映像信号(D2
規格)では、NTSC方式及びPAL方式ともに色副搬
送周波数fSCの4倍のサンプリング周波数fs=4fSC
が採用されている。さらに、PAL方式の映像関連機器
では、クロックレートfsとして上記13.5MHz,
4fSC=17.7MHzの他に、PAL方式における水
平走査周波数fH の908倍のクロックレートfs =9
08fH や944倍のクロックレートfs =944fH
などが採用される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、NTS
C方式やPAL方式などの標準テレビジョン方式では、
方式毎に色差信号の帯域特性が規定されているので、上
記NTSC方式やPAL方式などの標準テレビジョン方
式の撮像動作を行うカラーテレビジョンカメラ装置で
は、撮像手段により得られる被写体像の3原撮像出力信
号R,G,Bから形成される色差信号に、各方式におけ
る帯域特性の条件を満たすように、ローパスフィルタに
より帯域制限を施す必要がある。また、撮像出力信号に
対する信号処理をディジタル信号処理により行うカラー
テレビジョンカメラ装置では、そのクロックレートfs
として、NTSC方式の場合、D1規格に対応する1
3.5MHzやD2規格に対応する4fSCが採用され、
また、PAL方式の場合、D1規格に対応する13.5
MHzやD1規格に対応する4fSC=17.7MHzや
908fH ,944fH が採用されるため、テレビジョ
ン方式別に、またクロックレートfs 毎にディジタル信
号処理部を構成する必要があった。
【0012】そこで、本発明は、上述の如き問題点に鑑
み、CCD等の離散的な絵素構造を有する固体イメジー
センサによる撮像出力についてディジタル信号処理を施
すカラーテレビジョンカメラ装置において、共通のロー
パスフィルタにより色差信号の帯域制限を行い、NTS
C方式の輝度信号及び色差信号とPAL方式の輝度信号
及び色差信号を選択的に得ることができるようにするこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係るカラーテレ
ビジョンカメラ装置は、上述の目的を達成するために、
被写体像を撮像して3原色撮像信号を出力する撮像手段
と、上記撮像手段により得られる3原色撮像信号をディ
ジタル化するアナログ・ディジタル変換手段と、上記ア
ナログ・ディジタル変換手段により得られるディジタル
3原色撮像信号に基づいてNTSC方式の輝度信号及び
色差信号又はPAL方式の輝度信号及び色差信号を選択
的に形成する形成手段と、上記撮像手段から13.5M
Hzの読み出しクロックにより各絵素の撮像電荷が読み
出す撮像動作において、上記NTSC方式におけるI信
号の帯域特性を規定している1.3MHzでの減衰が2
dB以下となる条件と上記PAL方式におけるV信号の
帯域特性を規定している4MHzでの減衰が20dB以
上となる条件を満たす周波数特性を有する低域通過フィ
ルタを備え、上記形成手段により形成される上記NTS
C方式及びPAL方式の各色差信号に上記低域通過フィ
ルタによるディジタルフィルタリング処理により所定の
帯域制限を施すようにしたことを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明に係るカラーテレビジョンカメラ装置で
は、撮像手段により得られる3原色撮像信号をアナログ
・ディジタル変換手段でディジタル化したディジタル3
原色撮像信号から、NTSC方式の輝度信号及び色信号
又はPAL方式の輝度信号及び色信号を形成手段により
選択的に形成する。また、上記撮像手段から13.5M
Hzの読み出しクロックにより各絵素の撮像電荷が読み
出す撮像動作において、上記NTSC方式におけるI信
号の帯域特性を規定している1.3MHzでの減衰が2
dB以下となる条件と上記PAL方式におけるV信号の
帯域特性を規定している4MHzでの減衰が20dB以
上となる条件を満たす周波数特性を有する低域通過フィ
ルタによるディジタルフィルタリング処理により、上記
NTSC方式及びPAL方式の各色信号に所定の帯域制
限を施す。
【0015】
【実施例】以下、本発明に係るカラーテレビジョンカメ
ラ装置の一実施例について、図面に従い詳細に説明す
る。本発明に係るカラーテレビジョンカメラ装置は、例
えば図1に示すように構成される。
【0016】この図1に示すカラーテレビジョンカメラ
装置は、撮像レンズ1から光学的ローパスフィルタ2を
介して入射される撮像光Li を色分解プリズム3により
三原色光成分に分解して、被写体像の三原色画像を三枚
のCCDイメージセンサ4R,4G,4Bにより撮像す
る三板式固体撮像装置に本発明を適用し、NTSC方式
及びPAL方式のアナログコンポジットビデオ信号を選
択的に出力できるようにしたしたものである。
【0017】この実施例において、カラーテレビジョン
カメラ装置の撮像部を構成している上記三枚のCCDイ
メージセンサ4R,4G,4Bは、空間絵素ずらし法を
採用して、図2に示すように、緑色画像撮像用のCCD
イメージセンサ4Gに対して、絵素の空間サンプリング
周期τs の1/2だけ、赤色画像撮像用および青色画像
撮像用のCCDイメージセンサ4R,4Bをずらして配
置されている。
【0018】そして、上記三枚のCCDイメージセンサ
4R,4G,4Bは、図示しないCCD駆動回路によっ
て駆動され、次に述べる第1乃至第6の動作モードに応
じて設定されるサンプリング周波数fs の読み出しクロ
ックにより各絵素の撮像電荷が読み出される。
【0019】上記第1及び第2の動作モードはNTSC
方式の撮像動作を行う動作モードであって、この第1の
動作モードではD1規格に対応する13.5MHzの読
み出しクロックにより各絵素の撮像電荷が読み出され、
また、上記第2の動作モードではNTSC方式の色副搬
送周波数fSCの4倍のサンプリング周波数fs すなわち
D2規格に対応するサンプリング周波数fs =4fSC
読み出しクロックにより各絵素の撮像電荷が読み出され
る。
【0020】また、上記第3乃至第6の動作モードは、
PAL方式の撮像動作を行う動作モードであって、上記
第3の動作モードではD1規格に対応する13.5MH
zの読み出しクロックにより各絵素の撮像電荷が読み出
され、また、上記第4の動作モードでは、PAL方式の
色副搬送周波数fSCの4倍のサンプリング周波数fsす
なわちD2規格に対応するサンプリング周波数fs =4
SCの読み出しクロックにより各絵素の撮像電荷が読み
出され、また、上記第5の動作モードでは、PAL方式
の水平走査周波数fHの908倍のサンプリング周波数
fs =908fH の読み出しクロックにより各絵素の撮
像電荷が読み出され、さらに、上記第6の動作モードで
は、PAL方式の水平走査周波数fH の944倍のサン
プリング周波数fs =944fH の読み出しクロックに
より各絵素の撮像電荷が読み出される。
【0021】上記空間絵素ずらし法を採用した三枚のC
CDイメージセンサ4R,4G,4Bは、被写体像の三
原色画像について、上記緑色画像撮像用のCCDイメー
ジセンサ4Gと上記赤色画像撮像用および青色画像撮像
用の各CCDイメージセンサ4R,4Bとがτs /2だ
けずれた位置を空間サンプリングする。従って、上記各
CCDイメージセンサ4R,4G,4Bによる三原色撮
像出力信号SR*,SG*,SB*は、その信号スペクトラム
を図3の(A)及び図4の(A)に示してあるように、
上記CCDイメージセンサ4Gによる緑色撮像出力信号
G*の上記サンプリング周波数fs の成分と上記各CC
Dイメージセンサ4R,4Bによる赤色撮像出力信号S
R*および青色撮像出力信号SB*の上記各サンプリング周
波数fsの成分とが互いに逆位相となっている。
【0022】ここで、上記図3の(A)には、上記第1
及び第2の動作モードすなわちNTSC方式の撮像動作
を行う場合に、上記各CCDイメージセンサ4R,4
G,4Bにより得られる三原色撮像出力信号SR*
G*,SB*の信号スペクトラムを示してある。また、上
記図4の(A)には、上記第3乃至第6の動作モードす
なわちPAL方式の撮像動作を行う場合に、上記各CC
Dイメージセンサ4R,4G,4Bにより得られる三原
色撮像出力信号SR*,SG*,SB*の信号スペクトラムを
示してある。
【0023】そして、上記サンプリング周波数fs の読
み出しクロックにより上記CCDイメージセンサ4R,
4G,4Bから読み出される各撮像出力信号SR*
G*,SB*は、それぞれバッファアンプ5R,5G,5
Bを介してアナログ・ディジタル(A/D)変換器6
R,6G,6Bに供給される。
【0024】これら各A/D変換器6R,6G,6B
は、上記各撮像出力信号SR*,SG*,SB*のサンプリン
グレートfs に等しいクロックレートすなわち上記CC
Dイメージセンサ4R,4G,4Bの読み出しクロック
と同じクロック周波数fs のクロックが図示しないタイ
ミングジェネレータにより与えられている。そして、上
記A/D変換器6R,6G,6Bは、上記各撮像出力信
号SR*,SG*,SB*を上記クロックレートfs でそのま
まディジタル化して、上記各撮像出力信号SR*,SG*
B*の上記図3の(A)又は上記図4の(A)に示した
スペクトルと同じ出力スペクトルの各ディジタル色信号
R*,DG*,DB*を形成する。
【0025】上記A/D変換器6R,6G,6Bにより
得られる各ディジタル色信号DR*,DG*,DB*は、補間
処理部7R,7G,7Bに供給される。これら補間処理
部7R,7G,7Bは、上記fsレートの各撮像出力信
号SR*,SG*,SB*にそれぞれ補間処理を施すことによ
って、上記クロックレートfsの2倍のクロックレート
2fs の各ディジタル色信号DR** ,DG** ,DB**
形成する。
【0026】すなわち、このカラーテレビジョンカメラ
装置では、上記空間絵素ずらし法を採用した三枚のCC
Dイメージセンサ4R,4G,4Bによる撮像部と、上
記CCDイメージセンサ4R,4G,4Bからfs のサ
ンプリングレートで読み出される各撮像出力信号SR*
G*,SB*を上記サンプリングレートfs に等しいfs
レートでディジタル化する上記A/D変換器6R,6
G,6Bと、これらのA/D変換器6R,6G,6Bに
より得られる各ディジタル色信号DR*,DG*,DB*にそ
れぞれ補間処理を施すことによって上記fs レートの2
倍の2fs レートの各ディジタル色信号DR** ,D
G** ,DB** を形成する上記補間処理部7R,7G,7
Bとにより、図3の(B)又は図4の(B)に示すよう
な周波数分布の2fs レートのディジタル3原色撮像出
力信号として上記各ディジタル色信号DR** ,DG**
B** を出力する撮像信号発生手段が構成される。
【0027】ここで、上記空間絵素ずらし法を採用した
各CCDイメージセンサ4R,4G,4Bによる3原色
撮像出力信号SR*,SG*,SB*は、上述のように緑色撮
像出力信号SG*の位相と赤色撮像出力信号SR*および青
色撮像出力信号SB*の各位相とがπずれているので、こ
れらを直接演算できないが、上記補間処理部7R,7
G,7Bにより補間処理を施すことによって、上記2f
s レートの各ディジタル色信号DR** ,DG** ,DB**
とすることにより位相が揃うので、後段側でプロセス処
理等をディジタル演算処理で行うことができる。
【0028】なお、上記撮像信号発生手段は、空間絵素
ずらし法を採用せずに高い解像度を確保できる絵素数の
十分に多い固体イメージセンサを撮像部に用いることに
より、上記補間処理等を必要とすることなく、A/D変
換手段から2fs レートのディジタル3原色撮像出力信
号を発生するようにしても良い。
【0029】上記撮像信号発生手段を構成している上記
補間処理部7R,7G,7Bにより得られる2fs レー
トの各ディジタル色信号DR**,DG** ,DB** は、マ
トリクス回路8に供給される。
【0030】上記マトリクス回路8は、上記2fs レー
トの各ディジタル色信号DR** ,DG** ,DB** につい
てのマトリクス演算処理によって、2fs レートのディ
ジタル輝度信号DY** とfs レートの各ディジタル色差
信号DC1* ,DC2* とを形成する。このマトリクス回路
8における上記fs クロックレートの各ディジタル色差
信号DC1* ,DC2* の形成に際しては、上記2fs レー
トの各ディジタル色信号DR** ,DG** ,DB** につい
て、少なくとも上記fs の周波数に零点を1つ有するプ
リフィルタを介して上記各ディジタル色信号DR** ,D
G** ,DB** をダウンサンプルすることにより、上記f
s レートの各ディジタル色差信号DC1* ,DC2* を形成
する。
【0031】ここで、上記マトリクス回路8は、上記第
1乃至第6の動作モードに応じてマトリクス演算処理の
内容が切り換えられるようになっている。そして、上記
第1及び第2の動作モードでは、NTSC方式のマトリ
クス演算処理を行い、図3の(C)に示すように、2f
s レートのディジタル輝度信号DY** とfs レートの各
ディジタル色差信号DI*,DQ*とを形成する。また、上
記第3乃至第6の動作モードでは、PAL方式のマトリ
クス演算処理を行い、図4の(C)に示すように、2f
s レートのディジタル輝度信号DY** とfs レートの各
ディジタル色差信号DU*,DV*とを形成する。
【0032】そして、上記マトリクス回路8は、上記2
fs レートのディジタル輝度信号DY** を遅延回路9を
介して加算回路14に供給するとともに信号出力端子2
1から出力する。また、上記マトリクス回路8は、上記
2fs なるクロックレートの各ディジタル色信号
R** ,DG** ,DB** をダウンサンプルすることによ
り形成した上記fs レートの各ディジタル色差信号D
C1* (DI*/DV*),DC2* (DQ*/DU*)を各ローパ
スフィルタ10,11を介して変調回路12に供給す
る。
【0033】上記マトリクス回路8により形成される上
記ディジタル色差信号DC1* すなわち第1及び第2の動
作モードにおけるNTSC方式のディジタル色差信号D
I*又は第3乃至第6の動作モードにおけるPAL方式の
ディジタル色差信号DV*が供給される上記ローパスフィ
ルタ10は、NTSC方式において規定された色差信号
Iの帯域特性の条件を満たすように帯域制限するディジ
タルフィルタリング処理を上記NTSC方式のディジタ
ル色差信号DI*に施し、また、PAL方式において規定
された色差信号Vの帯域特性との条件を満たすように帯
域制限するディジタルフィルタリング処理を上記PAL
方式のディジタル色差信号DV*に施すものである。
【0034】ここで、上記ローパスフィルタ10は、図
5に上述の各動作モードにおけるI信号およびU,V信
号の減衰規定値を示してあるように、NTSC方式にお
けるI信号の帯域特性を規定している1.3MHzでの
減衰が2dB以下となる条件を上記第1の動作モードす
なわちNTSC方式のD1規格の撮像動作において満た
し、PAL方式におけるV信号の帯域特性を規定してい
る4MHzでの減衰が20dB以上となる条件を満たす
フィルタ特性とすることにより、上述の第1乃至第6の
動作モードにおいて、上記NTSC方式におけるI信号
の帯域特性及びPAL方式におけるV信号の帯域特性の
各規定を満たす帯域制限処理を行うことができる。
【0035】上記ローパスフィルタ10としては、例え
ば数1で与えられる伝達関数H10(z)で示されるフィ
ルタリング処理を施すものが用いられ、図6に等価的な
ブロック構成を示すように第1乃至第4のフィルタブロ
ック10A,10B,10C,10Dにより構成され
る。
【数1】
【0036】上記第1のフィルタブロック10Aは、上
記マトリクス回路8から供給される上記ディジタル色差
信号DC1* (DI*/DV*)に対して、数2で与えられる
伝達関数H10A (z)で示されるフィルタリング処理を
施す。そして、この第1のフィルタブロック10Aは、
その出力信号を上記第2のフィルタブロック10Bに供
給する。
【数2】
【0037】上記第2のフィルタブロック10Bは、上
記第1のフィルタブロック10Aの出力信号に対して、
数3で与えられる伝達関数H10B (z)で示されるフィ
ルタリング処理を施す。そして、この2のフィルタブロ
ック10Bは、その出力信号を上記第3のフィルタブロ
ック10Cに供給する。
【数3】
【0038】上記第3のフィルタブロック10Cは、上
記第2のフィルタブロック10Bの出力信号に対して、
数4で与えられる伝達関数H10C (z)で示されるフィ
ルタリング処理を施す。そして、この第3のフィルタブ
ロック10Cは、その出力信号を上記第4のフィルタブ
ロック10Dに供給する。
【数4】
【0039】上記第4のフィルタブロック10Dは、上
記第3のフィルタブロック10Cの出力信号に対して、
数5で与えられる伝達関数H10D (z)で示されるフィ
ルタリング処理を施す。そして、この第4のフィルタブ
ロック10Dは、その出力信号を上記変調回路12に供
給する。
【数5】
【0040】また、上記マトリクス回路8により形成さ
れる上記ディジタル色差信号DC2*すなわち上記第1及
び第2の動作モードにおけるNTSC方式のディジタル
色差信号DQ*又は上記第3乃至第6の動作モードにおけ
るPAL方式のディジタル色差信号DU*が供給される上
記ローパスフィルタ11は、例えば数6で与えられる伝
達関数H11Q (z)で示されるフィルタリング処理を上
記NTSC方式のディジタル色差信号DQ*に施し、ま
た、数7で与えられる伝達関数H11U (z)で示される
フィルタリング処理を上記PAL方式のディジタル色差
信号DU*を施すものであって、図7に等価的なブロック
構成を示すように、第1乃至第7のフィルタブロック1
1A,11B,11C,11D,11E,11F,11
Gにより構成される。
【数6】
【数7】
【0041】上記第1のフィルタブロック11Aは、上
記マトリクス回路8から供給される上記ディジタル色差
信号DC2* (DQ*/DU*)に対して、上記第1及び第2
の動作モードと上記第3乃至第6の動作モードとで切り
換えられる2種類の伝達関数H11AQ(z),H
11AU(z)で示されるフィルタリング処理を施す。そし
て、この第1のフィルタブロック11Aは、その出力信
号を上記第2のフィルタブロック11Bに供給する。
【0042】すなわち、この第1のフィルタブロック1
1Aは、上記第1及び第2の動作モードにおいて上記マ
トリクス回路8により形成される上記ディジタル色差信
号DC2* すなわち上記NTSC方式のディジタル色差信
号DQ*に対して、数8で与えられる伝達関数H
11AQ(z)で示されるフィルタリング処理を施し、その
出力信号を上記第2のフィルタブロック11Bに供給す
る。
【数8】
【0043】また、この第1のフィルタブロック11A
は、上記第3乃至第6の動作モードにおいて上記マトリ
クス回路8により形成される上記ディジタル色差信号D
C2*すなわち上記PAL方式のディジタル色差信号DU*
に対して、数9で与えられる伝達関数H11AU(z)で示
されるフィルタリング処理を施し、その出力信号を上記
第2のフィルタブロック11Bに供給する。
【数9】
【0044】上記第2のフィルタブロック11Bは、上
記第1のフィルタブロック11Aの出力信号に対して、
数10で与えられる伝達関数H11B (z)で示されるフ
ィルタリング処理を施す。そして、この第2のフィルタ
ブロック11Bは、その出力信号を上記第3のフィルタ
ブロック11Cに供給する。
【数10】
【0045】上記第3のフィルタブロック11Cは、上
記第2のフィルタブロック11Bの出力信号に対して、
数11で与えられる伝達関数H11C (z)で示されるフ
ィルタリング処理を施す。そして、この第3のフィルタ
ブロック11Cは、その出力信号を上記第4のフィルタ
ブロック11Dと第5のフィルタブロック11Eに供給
する。
【数11】
【0046】上記第4のフィルタブロック11Dは、上
記第3のフィルタブロック11Cの出力信号に対して、
数12で与えられる伝達関数H10D (z)で示されるフ
ィルタリング処理を施す。そして、この第4のフィルタ
ブロック11Dは、上記第3乃至第6の動作モードにお
いてその出力信号を上記変調回路12に供給する。
【数12】
【0047】上記第5のフィルタブロック11Eは、上
記第1及び第2動作モードにおいて、上記第3のフィル
タブロック11Cの出力信号に対して、数13で与えら
れる伝達関数H11E (z)で示されるフィルタリング処
理を施す。そして、この第5のフィルタブロック11E
は、その出力信号を上記第6のフィルタブロック11F
に供給する。
【数13】
【0048】上記第6のフィルタブロック11Fは、上
記第1及び第2の動作モードにおいて、上記第5のフィ
ルタブロック11Eの出力信号に対して、数14で与え
られる伝達関数H11F (z)で示されるフィルタリング
処理を施す。そして、この第5のフィルタブロック11
Fは、その出力信号を上記第7のフィルタブロック11
Gに供給する。
【数14】
【0049】上記第7のフィルタブロック11Gは、上
記第1及び第2の動作モードにおいて、上記第6のフィ
ルタブロック11Fの出力信号に対して、数15で与え
られる伝達関数H11G (z)で示されるフィルタリング
処理を施す。そして、この第7のフィルタブロック11
Gは、その出力信号を上記出力信号を上記変調回路12
に供給する。
【数15】
【0050】ここで、上記ローパスフィルタ11の第1
のフィルタブロック11Aは、例えば図8に示すように
構成される。
【0051】この第1のフィルタブロック11Aは、そ
れぞれ入力信号に1サンプリング周期に相当する遅延量
を与える縦続接続された第1乃至第8の遅延回路101
〜108を備え、第1の遅延回路101の出力信号と第
2の遅延回路102の出力信号が第1の切換回路111
を介して第3の遅延回路103に選択的に供給されると
ともに、第6の遅延回路106の出力信号と第7の遅延
回路107の出力信号が第2の切換器112を介して第
8の遅延回路108に選択的に供給されるようになって
いる。
【0052】また、この第1のフィルタブロック11A
は、第1乃至第4の加算器121〜124を備え、上記
第3の遅延回路103の出力信号と第4の遅延回路10
4の出力信号が第1の加算器121により加算され、こ
の第1の加算器121の加算出力信号と第5の遅延回路
105の出力信号が第2の加算器122により加算され
るようになっている。そして、上記第1の遅延回路10
1に供給される入力信号と第8の遅延回路108の出力
信号とが第3の加算器123により加算され、上記第2
の加算器122の加算出力信号に係数回路130により
係数”2”を掛けた信号から上記第3の加算器の加算出
力信号を第4の加算器により減算して、所定のフィルタ
リング処理済の出力信号を出力するようになっている。
【0053】このような構成の第1のフィルタブロック
11Aは、上記第2の遅延回路102の出力信号を上記
第3の遅延回路103に供給するように上記第1の切換
器111を切り換えるとともに、上記第7の遅延回路1
07の出力信号を上記第8の遅延回路108に供給する
ように上記第2の切換器112を切り換えることによ
り、上述の第1及び第2の動作モードにおいて、上記マ
トリクス回路8により形成されるNTSC方式のディジ
タル色差信号DQ*に対して、上記数8で与えられる伝達
関数H11AQ(z)で示されるフィルタリング処理を施す
ことができる。
【0054】また、この第1のフィルタブロック11A
は、上記第1の遅延回路101の出力信号を上記第3の
遅延回路103に供給するように上記第1の切換器11
1を切り換えるとともに、上記第6の遅延回路106の
出力信号を上記第8の遅延回路108に供給するように
上記第2の切換器112を切り換えることにより、上述
の第3乃至第6の動作モードにおいて、上記マトリクス
回路8により形成されるPAL方式のディジタル色差信
号DU*に対して、上記数9で与えられる伝達関数H11AU
(z)で示されるフィルタリング処理を施すことができ
る。
【0055】そして、上記変調回路12は、上記マトリ
クス回路8から上記各ローパスフィルタ10,11を介
して供給される図3の(D)又は図4の(D)に示すよ
うな信号スペクトラムの各ディジタル色差信号D
C1* (DI*/DV*),DC2* (DQ*/DU*)により、色
副搬送波を直交2軸変調する変調処理を行う。
【0056】上記変調回路11により得られるfs レー
トの変調色差信号MOD.C* は、上記第1及び第2の
動作モードでは、NTSC方式における色副搬送波の周
波数fSCの奇数次高調波を含む図3の(E)に示すよう
な周波数分布の変調色信号に対応するものとなり、ま
た、上記第3乃至第6の動作モードでは、PAL方式に
おけるサンプリング周波数fsと色副搬送波周波数fSC
との差周波数fs−fSC及び和周波数fs+fSCの信号
成分を含む図4の(E)に示すような周波数分布の変調
色信号に対応するものとなる。この変調回路11により
得られるfs レートの変調色差信号MOD.C* は、レ
ート変換回路13を介して上記加算回路14に供給され
るとともに信号出力端子23から出力される。
【0057】ここで、上記変調回路11により得られる
fs レートの変調色差信号MOD.C* は、上述のよう
に、上記第1及び第2の動作モードではNTSC方式に
おける色副搬送周波数fSCの奇数次高調波を含んでいる
ので、このままでは3fSCの周波数成分がコンポジット
ビデオ信号に影響を与えることになり、また、上記第3
乃至第6の動作モードではPAL方式におけるサンプリ
ング周波数fsと色副搬送波周波数fSCとの差周波数f
s−fSC及び和周波数fs+fSCの信号成分を含んでい
るので、このままではfs−fSCの周波数成分がコンポ
ジットビデオ信号に影響を与えることになる。
【0058】そこで、上記レート変換回路13は、上記
変調回路11により得られる上記fs レートの変調色差
信号MOD.C* について、上記第1及び第2の動作モ
ードでは図3の(F)に示すようなフィルタ特性により
SCの周波数成分と7fSCの周波数成分を抽出するディ
ジタルフィルタリング処理を行い、8fSCの周波数に対
応する2fs レートの図3の(G)に示すような周波数
分布の変調色差信号MOD.C**を形成する。また、上
記第3乃至第6の動作モードでは、図4の(F)に示す
ようなフィルタ特性によりfSCの周波数成分と2fs−
SCの周波数成分を抽出するディジタルフィルタリング
処理を行い、2fs レートの図4の(G)に示すような
周波数分布の変調色差信号MOD.C**を形成する。
【0059】ここで、上記レート変換回路13は、色副
搬送周波数fsc成分を通過し、fs−fscの周波数成分
の通過を阻止するフィルタ特性を呈するディジタル・フ
ィルタにより構成される。このレート変換回路13に用
いられるディジタル・フィルタは、fscの周波数で微係
数が略0で、fs −fscの周波数近傍に少なくとも1個
の零点を有するフィルタ特性を呈する構成とすれば良
い。
【0060】上記レート変換回路13は、上記変調回路
11により得られる上記fs レートの変調色差信号MO
D.C* について、このようなディジタルフィルタリン
グ処理を施すことにより、上記第1乃至第3の動作モー
ドで2fs レートの変調色差信号MOD.C**を形成
し、この2fs レートの変調色差信号MOD.C**を上
記加算回路14に供給する。
【0061】そして、上記加算回路14は、上記マトリ
クス回路8から上記遅延回路9を介して供給される上記
2fs レートのディジタル輝度信号DY** に、上記レー
ト変換回路13により得られる2fs レートの変調色差
信号MOD.C**を加算合成することにより、図3の
(H)又は図4の(H)に示すような周波数分布の2f
s レートのディジタルコンポジットビデオ信号DCS**
形成する。この2fs レートのディジタルコンポジット
ビデオ信号DCS**は、ディジタル・アナログ(D/A)
変換回路15に供給される。
【0062】なお、上記遅延回路9は、上記マトリクス
回路8が出力する各ディジタル色差信号DC1* ,DC2*
から上記2fs レートの変調色差信号MOD.C**を形
成するのに必要な処理時間に対応する遅延量を上記ディ
ジタル輝度信号DY** に与える。
【0063】上記D/A変換回路15は、上記2fs レ
ートのディジタルコンポジットビデオ信号DCS**をアナ
ログ化して、略々4fscすなわちfs よりも低い低域成
分を通過させる図3の(I)又は図4の(I)に示すよ
うなローパスフィルタ特性を有するポストフィルタ16
を介して、NTSC方式又はPAL方式のアナログコン
ポジットビデオ信号CSを信号出力端子23から選択的
に出力する。
【0064】上記信号出力端子23から出力される上記
アナログコンポジットビデオ信号CSは、上記2fs レ
ートのディジタルコンポジットビデオ信号DCS**をアナ
ログ化したものであるから、図3の(J)又は図4の
(J)に示すように、上記サンプリングレートfs まで
輝度信号Yの帯域が拡大され、高解像度の画像を与える
ことができる。
【0065】また、上記レート変換回路13により得ら
れる2fs レートの変調色差信号MOD.C**は、上述
のように色副搬送周波数fsc成分を通過し、fs −fsc
の周波数成分の通過を阻止するフィルタ特性を呈するデ
ィジタル・フィルタによる補間処理によって形成したも
のであるから、上記第1及び第2の動作モードによりN
TSC方式の撮像動作を行う場合に、上記図3の(G)
に示してあるように、3fSCの周波数成分を含んでいな
い。従って、上記2fs レートの変調色差信号MOD.
**を上記2fs レートのディジタル輝度信号DY**
加算合成した上記2fs レートのディジタルコンポジッ
トビデオ信号DCS**をアナログ化して形成した上記アナ
ログコンポジットビデオ信号CSは、色副搬送波の高調
波歪みを伴うことがない。
【0066】また、上記第3乃至第6の動作モードによ
りPAL方式の撮像動作を行う場合にも、上記2fs レ
ートのディジタルコンポジットビデオ信号DCS**をディ
ジタル・アナログ変換手段によりアナログ化して、fs
よりも低い低域成分を通過させる図4の(I)に示すよ
うなローパス フィルタ特性を有するポストフィルタに
より帯域制限することによって、図4の(J)に示すよ
うに、折り返し成分を含むことなく、上記fs まで輝度
信号Yの帯域が拡大された高解像度の画像を与えるPA
L方式のアナログコンポジットビデオ信号CSを得るこ
とができる。
【0067】
【発明の効果】本発明に係るカラーテレビジョンカメラ
装置では、撮像手段により得られる3原色撮像信号をア
ナログ・ディジタル変換手段でディジタル化したディジ
タル3原色撮像信号から、NTSC方式の輝度信号及び
色信号又はPAL方式の輝度信号及び色信号を形成手段
により選択的に形成する。また、上記撮像手段から1
3.5MHzの読み出しクロックにより各絵素の撮像電
荷が読み出す撮像動作において、上記NTSC方式にお
けるI信号の帯域特性を規定している1.3MHzでの
減衰が2dB以下となる条件と上記PAL方式における
V信号の帯域特性を規定している4MHzでの減衰が2
0dB以上となる条件を満たす周波数特性を有する低域
通過フィルタによるディジタルフィルタリング処理によ
り、上記NTSC方式及びPAL方式の各色信号に所定
の帯域制限を施すので、共通のローパスフィルタにより
色差信号の帯域制限を行い、NTSC方式の輝度信号及
び色差信号とPAL方式の輝度信号及び色差信号を選択
的に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカラーテレビジョンカメラ装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したカラーテレビジョンカメラ装置に
おける各CCDイメージセンサの配設状態を示す模式図
である。
【図3】図1に示したカラーテレビジョンカメラ装置の
NTSC方式の撮像動作の説明に供する特性図である。
【図4】図1に示したカラーテレビジョンカメラ装置の
PAL方式の撮像動作の説明に供する特性図である。
【図5】図1に示したカラーテレビジョンカメラ装置に
おいて、NTSC方式の色差信号IとPAL方式の色差
信号Vを共通のローパスフィルタにより帯域制限を行う
ためのフィルタ特性を示す特性線図である。
【図6】図1に示したカラーテレビジョンカメラ装置に
おいて、マトリクス回路により形成されるfs レートの
一方のディジタル色差信号が供給されるローパスフィル
タの等価的な構成を示すブロック図である。
【図7】図1に示したカラーテレビジョンカメラ装置に
おいて、マトリクス回路により形成されるfs レートの
他方のディジタル色差信号が供給されるローパスフィル
タの等価的な構成を示すブロック図である。
【図8】図6に示したローパスフィルタを構成している
第1のフィルタブロックの構成例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
4R,4G,4B・・・CCDイメージセンサ 6R,6G,6B・・・A/D変換器 7R,7G,7B・・・補間処理部 8・・・・・・・・・・マトリクス回路 10,11・・・・・・・ローパスフィルタ 12・・・・・・・・・・変調回路 14・・・・・・・・・・加算器 15・・・・・・・・・・D/A変換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−89088(JP,A) 特開 昭58−191591(JP,A) 特開 平2−270495(JP,A) 特開 平1−246988(JP,A) 実開 昭63−198290(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 9/00 - 9/78

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体像を撮像して3原色撮像信号を出
    力する撮像手段と、 上記撮像手段により得られる3原色撮像信号をディジタ
    ル化するアナログ・ディジタル変換手段と、 上記アナログ・ディジタル変換手段により得られるディ
    ジタル3原色撮像信号に基づいてNTSC方式の輝度信
    号及び色差信号又はPAL方式の輝度信号及び色差信号
    を選択的に形成する形成手段と、 上記撮像手段から13.5MHzの読み出しクロックに
    より各絵素の撮像電荷が読み出す撮像動作において、上
    記NTSC方式におけるI信号の帯域特性を規定してい
    る1.3MHzでの減衰が2dB以下となる条件と上記
    PAL方式におけるV信号の帯域特性を規定している4
    MHzでの減衰が20dB以上となる条件を満たす周波
    数特性を有する低域通過フィルタを備え、 上記形成手段により形成される上記NTSC方式及びP
    AL方式の各色差信号に上記低域通過フィルタによるデ
    ィジタルフィルタリング処理により所定の帯域制限を施
    すようにしたことを特徴とするカラーテレビジョンカメ
    ラ装置。
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DE69211046T DE69211046T2 (de) 1991-03-06 1992-03-04 Digitale Farbfernsehkamera
EP92301828A EP0507450B1 (en) 1991-03-06 1992-03-04 Digital colour television camera apparatus
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