JP3232185U - 組み立て式後飾り祭壇 - Google Patents

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清司 宮川
清司 宮川
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株式会社山清
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【課題】保管時に場所を取らず、部品の紛失を防ぎ、容易に持ち運ぶことができ、組み立ても簡単で、見栄えもよい組み立て式後飾り祭壇を提供する。【解決手段】組み立て式後飾り祭壇10は、1枚若しくは複数枚の段ボールを折り加工することにより設けられた差込辺20aを有する棚構成板20と、1枚の段ボールの一部を切断加工することにより設けられたスリット溝30aを有する側板30とを、接着することによって一体に成形した。【選択図】図2

Description

本考案は、保管時に場所を取らず、部品の紛失を防ぎ、容易に持ち運ぶことができ、組み立ても簡単で、見栄えもよい組み立て式後飾り祭壇に関するものである。
少なくとも仏教に於いては、葬儀を終えて自宅に遺骨を持ち帰った後には祭壇、詳しく言えば後飾り祭壇に祀られるのが一般的である。祭壇には、故人の写真や位牌、花などを飾り、ろうそく立てや線香立てを置いて、一定の期間故人の冥福を祈る風習がある。
従来、この様な祭壇は通常2段若しくは3段で、各段ごとに設けられた台座に棚板(天板)を載置して使用するものが一般的である。
ところで、この様な祭壇にとって重要な点は、再利用する事が前提であるため、保管時に場所を取らず、部品の紛失を防ぎ、容易に持ち運ぶことができ、組み立ても簡単で、更に見栄えがよいことである。
従来から、組み立て前又は不使用時にはコンパクトであり、使用時には容易に組み立てられる事を目的とした簡易式の祭壇は存在する。
特許文献1には、2段の後飾り祭壇の最上段の後部に背面板を設け、故人の写真を直接背面板に立て掛け、従来の祭壇で使用していた写真立てを不要にすることにより、お供えを置くスペースを広くした。又、背面板により見栄えは3段の祭壇とほぼ同じになる様にした「後飾り祭壇」が開示されている。
特許文献2には、祭壇は支持本体と上段板及び下段板から成り、支持本体の上段支持部には上段板を取着し、下段支持部には下段板を取着し、そして少なくとも上段板と下段板の上面には防災薬剤を塗布している「防炎処理した祭壇」が開示されている。
特許文献3には、正面板、上面板及び背面板から構成される段部構成板と、折込板、底面板、正面板、上面板及び背面板から構成される最下段部構成板と、連結板、側面板及び貼着板から構成される階段状側部構成板からなり、且つ側面板が連結板によって一定の間隔をもって左右対称に配置され、段部構成板、最下段部構成板及び階段状側部構成板のそれぞれの所定箇所に切り込みが設けられており、該切り込みを介して各構成板を係止させる事を特徴とする「軽量、安価な材質を使用して簡単に組み立てられ、分解も可能な簡易組立式祭壇」が開示されている。
特許文献4には、上段部に重なるように内側に折り畳まれている第1の側面部材の可動片部を展開し、上段部に重なるように内側に折り畳まれている第2の側面部材の可動片部を展開すると共に、背面部材の内面に重ね合わせられている上段正面部材を展開する。第1および第2の側面部材の下段部と同一面をなすように第1および第2の側面部材の可動片部を調整する。第2の側面部材の可動片部に連接されている上段正面部材の係合部と下段正面部材の被係合部とを係合させて正面部を形成し箱体を得ることを特徴とする「祭壇および箱体を形成可能な組立用シート」が開示されている
実用新案登録第3123746号 特開2000−93289号 実用新案登録第3022695号 実用新案登録第3135273号
特許文献1は、そもそも従来の祭壇で使用していた写真立てを不要にすることを目的とするものであり、天板と背面板は一体成形されているものの、台は別部材として用意されているため、製品の梱包作業に手間が掛かり、保管の際にどちらかを紛失する恐れがある。
特許文献2は、祭壇は支持本体と上段板及び下段板に分割されており、これも特許文献1と同様の問題がある。
特許文献3は、軽量、安価な材質を使用して簡単に組み立てられるものの、これも部材が多くなり、特許文献1及び特許文献2と同様の問題がある。
特許文献4は、一体に成形されてはいるものの、そもそも祭壇として使用した後に、箱体として活用することができることを目的としており、祭壇としての使用のみを目的としていないため、祭壇としての見栄えがとても良くないという問題がある。
そこで、本考案は前記問題に鑑み、コストを抑えて簡単に製造できるだけでなく、保管時に場所を取らず、部品の紛失を防ぎ、容易に持ち運ぶことができ、組み立ても簡単で、見栄えもよい後飾り祭壇を提供することを目的としている。
前記目的を解決するために、本考案の組み立て式後飾り祭壇は、天板面及び前面と後面を構成する棚構成板と、側面を構成する側板とを段ボールを使用して一体成形したものであり、前記棚構成板には差込辺を設け、前記側板にはスリット部が形成されていることを特徴とするものである。
前記差込辺は、棚構成板の左右方向に設けられており、前記スリット溝は、左右両側の側板各々に設けられている。具体的には、前記差込辺及びスリット溝は各段の境目ごとに設けられており、例えば祭壇が2段であればその境目に各々1箇所、3段であれば境目が2箇所あるため差込辺とスリット溝は各々2箇所設けられている。
また、前記差込辺は左右方向に長辺として加工され、前記スリット溝はスリット幅が平行になる様に加工されている。前記差込辺の突出方向の長さは、前記スリット溝の長さと同じサイズであることが好ましく、そうすることで互いに嵌合した際にしっかりと固定することができる。
前記棚構成板は、天板面及び前面と後面を一連に成形したもので、組み立てた際に段の境目に当たる部分に、差込辺が設けられている。
前記側板は1枚若しくは複数枚の段ボールを加工したもので、祭壇を組み立てた際の段の境目に当たる部分にスリット溝が形成されている。
そうして加工された前記棚構成板と側板とを一体になる様に接着し、本考案に係る組み立て式後飾り祭壇が完成するのである。
本考案の組み立て式後飾り祭壇は、差込辺を有する棚構成板とスリット溝を有する側板とを段ボールを使用して一体に成形されているので、保管時には折り畳むことにより場所を取らず、一体成形のため部品の紛失を防ぎ、部材が軽量のため容易に持ち運ぶことができ、差込辺をスリット溝に差し込むだけなので組み立ても簡単で、祭壇専用として成形しているため見栄えも良くなる。
また、長期にわたり使用し不要となった際にも、段ボール製であるため簡単に分解処分することができる。
本考案に係る組み立て式後飾り祭壇の完成状態を示す斜視図である。 本考案に係る組み立て式後飾り祭壇を組み立てる状態を示す斜視図である。 本考案に係る組み立て式後飾り祭壇の別の実施形態を示すそれぞれの斜視図である。 本考案に係る組み立て式後飾り祭壇の使用状態を示す斜視図である。
10 組み立て式後飾り祭壇
20 棚構成板
20a 差込辺
30 側板
30a スリット溝
以下に、本考案の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明において参照する各図の形状は、好適な形状寸法を説明する上での概念図又は概略図であり、寸法比率等は実際の寸法比率とは必ずしも一致しない。つまり、本考案は、図面における寸法比率に限定されるものではない。
図1〜図2は、本考案に組み立て式後飾り祭壇10の一実施形態を示すものである。この組み立て式後飾り祭壇10は、図1からもわかるように、天板面及び前面と後面を構成する棚構成板20と、側面を構成する側板30とが一体成形されている。
具体的に、組み立て式後飾り祭壇10は、1枚若しくは複数枚の段ボールを折り加工することにより設けられた差込辺20aを有する棚構成板20と、1枚の段ボールの一部を切断加工することにより設けられたスリット溝30aを有する側板30とを、接着することによって一体に成形されている。
なお、前記差込辺20aを形成する方法としては、1枚の段ボールを折り返してもよいし、2枚以上の段ボールを接着しいずれかの部材の端部を差込辺とするなど、方法は問わない。
また、棚構成板20の前面から後面までの中間地点は、組み立てた際のいずれかの段を形成するための折り部分と同一になるように設計されている。即ち、丁度半分に折った際の折り部分が、段を形成するための折り部分以外に現れることがないので、余分な折り部分によって全体強度が弱くなることも無く、見栄えを悪くすることもない。
次に、図2を参照して本考案に係る組み立て式後飾り祭壇10の組み立て方について説明する。
図2の(A)は、組み立て式後飾り祭壇10の組み立て工程の最初の段階で、二つ折りされている棚構成板20の下部開口部分を少し開いた状態を表している。この状態から開口部を開いていくと、棚構成板20には予め容易に且つ間違えること無く段を形成するための折り部分が設けられているため、誰でも容易に祭壇を組み立てることができる。
図2(B)は、組み立て式後飾り祭壇10の組み立て工程初期の最後の段階で、この状態から差込辺20aをスリット溝30aに差し込んだら完成である。なお、差込辺20a側にも溝を設け、スリット溝30aと嵌合するように加工してもよく、この場合であれば祭壇の左右方向の強度が増す効果がある。
前記組み立て式後飾り祭壇10を構成する部材の素材は、段ボールであることが好ましく、紙製樹脂製を問わない。また、軽量であれば厚紙や繊維素材にすることも可能である。このように軽量の素材を組み立て式後飾り祭壇10に用いる事によって、運搬も容易にできるのである。
次に、前記組み立て式後飾り祭壇10のサイズについて説明する。
組み立て式後飾り祭壇10のサイズは、一般的な後飾り祭壇と同様に、横方向が60cmから80cm、高さが40cmから70cm、奥行きが40cmから70cm程度が最適である。
また、組み立て式後飾り祭壇10は、図3(B)に示すように、3段の場合もあり、更に言えば4段以上も考えられるだけで無く、用雛壇飾りや盆栽棚、ディスプレイ棚など、用途は幅広い。
なお、本考案の組み立て式後飾り祭壇は、前記の実施例に限定されず、実用新案請求の範囲に記載された範囲、実施形態の範囲で、種々の変形例、加工例、組み合わせが可能であり、これらの変形例、加工例、組み合わせもその権利範囲に含むものである。



Claims (2)

  1. 差込辺を有する棚構成板と、スリット溝を有する側板とで構成され、それらが一体に成形されていることを特徴とする組み立て式後飾り祭壇。
  2. 前記棚構成板の前面から後面までの中間地点は、組み立てた際のいずれかの段を形成するための折り部分と同一であることを特徴とする請求項1に記載の組み立て式後飾り祭壇。



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