JP3231986B2 - バケットの上下振れ制御方法およびその装置 - Google Patents

バケットの上下振れ制御方法およびその装置

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JP3231986B2
JP3231986B2 JP33873695A JP33873695A JP3231986B2 JP 3231986 B2 JP3231986 B2 JP 3231986B2 JP 33873695 A JP33873695 A JP 33873695A JP 33873695 A JP33873695 A JP 33873695A JP 3231986 B2 JP3231986 B2 JP 3231986B2
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敏之 石井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、クレーンにワイ
ヤーを介して懸吊されたバケットから生コンクリートを
放出するときのバケットの上下振れを抑えることがで
き、作業の安全を確保できるバケットの上下振れ制御方
法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ダム工事のコンクリート打設
設備では、図7に示すように、コンクリート混練プラン
ト100から運搬台車101により運ばれた生コンクリ
ートを、クレーン103で懸吊されるバケット102に
受けて、このバケット102をクレーン103により吊
り上げて、クレーン103のブーム103aを旋回し、
バケット102をダム110の打設位置まで搬送する。
そして、上記ダム110の打設面上の所定の高さでバケ
ット102のゲートを開いて、バケット102内の生コ
ンクリートをダム110の打設面上に打設する。
【0003】ところで、上記生コンクリートの打設前
は、図8に示すように、生コンクリートが積載されたバ
ケット102によって、ワイヤー120を介してクレー
ン103のブーム103aの先端が下向きに引っ張られ
て、ブーム103aがたわむ。そして、上記バケット1
02のゲートが開いて、バケット102内の生コンクリ
ートを打設すると、バケット102の重量が減って、ブ
ーム103aのたわみ量が少なくなるため、ブーム10
3a先端が上昇し、バケット102が上方に移動して、
打設面に対するバケット102の高さが所定の高さより
も高くなる。このため、上記バケット102内に残る生
コンクリートが高所から垂れ落ちて飛散すると、打設位
置付近の作業者に対して非常に危険である。
【0004】そこで、上記バケット102内に残る生コ
ンクリートが飛散するのを防ぐため、バケット102内
の生コンクリートの放出中に、クレーン103の操作者
がワイヤー120を繰り出し、重量減少によるバケット
102の上方移動を少なくして、バケット102ができ
るだけ打設位置の所定の高さに保たれるようにしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記ワイヤ
ー120の繰り出し量が多すぎると、バケット102が
打設面に過度に接近し、かえって危険となる場合があ
る。また、上記クレーン103の運転に熟練を要し、ワ
イヤー120の繰り出し操作を安定して確実に行うこと
が困難である。
【0006】そこで、この発明の目的は、バケットから
生コンクリートを放出するとき、バケットの上下振れを
容易に抑制でき、生コンクリートの飛散を防いで、打設
位置付近の作業者の安全を確保できるバケットの上下振
れ制御方法およびその装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1のバケットの上下振れ制御方法は、クレー
ンにワイヤーを介して懸吊されたバケット内の生コンク
リートを打設面上に放出するときのバケットの上下振れ
制御方法であって、上記バケットから生コンクリートを
放出しながら上記ワイヤーを繰り出し中に、上記打設面
に対する上記バケットの高さに基づいて、上記バケット
のゲート開度または開閉の少なくとも一方を制御するこ
とを特徴としている。
【0008】上記請求項1のバケットの上下振れ制御方
法によれば、生コンクリートが積載された上記バケット
をクレーンにワイヤーを介して懸吊すると、バケットの
重量によってクレーンのブーム(ケーブルクレーンの場
合はケーブル)がたわんで、バケットが下がる。そし
て、上記クレーンによりバケットを打設面の上方の打設
位置に搬送した後、バケットのゲートを開いて、バケッ
トから生コンクリートを放出すると、その生コンクリー
トの放出に伴ってバケット重量が減少して、クレーンの
ブームのたわみ量が少なくなるため、ブーム先端が上昇
して、バケットを上昇させようとする。このとき、上記
バケットから生コンクリートを放出しながらワイヤーを
繰り出し、打設面に対するバケットの高さに基づいて、
バケットのゲート開度を大きくしたり小さくしたりする
ことで、バケット重量の減少によってバケットが上昇す
る速度を上げ下げして、バケット重量の減少によってバ
ケットが上昇する速度をワイヤーの繰り出し速度よりも
速くしたり遅くしたりし、打設時のバケットの高さを維
持する。あるいは、上記打設面に対するバケットの高さ
に基づいて、バケットのゲートを開閉することで、バケ
ット重量の減少によってバケットを上昇させたり停止さ
せたりして、バケット重量の減少によってバケットが上
昇する速度をワイヤーの繰り出し速度よりも速くした
り、バケットの上昇を止めたりして、打設時のバケット
の高さを維持する。したがって、上記バケットから生コ
ンクリートを放出するときのバケットの上下振れを容易
に抑制することができ、バケット内から生コンクリート
が飛散するのを防いで、打設位置付近の作業者の安全を
確保できる。なお、上記打設面に対するバケットの高さ
に基づいて、バケットのゲート開度と開閉の両方を制御
してもよい。
【0009】また、請求項2のバケットの上下振れ制御
方法は、請求項1のバケットの上下振れ制御方法であっ
て、上記ワイヤーの繰り出しは一定速度で行い、上記バ
ケットのゲート開度を上記打設面に対する上記バケット
の高さに基づいて調整することを特徴としている。
【0010】上記請求項2のバケットの上下振れ制御方
法によれば、上記バケットから生コンクリートを放出
中、ワイヤーの繰り出しを一定速度で行って、例えば、
バケットの高さが打設位置の高さよりも高いときは、バ
ケットのゲート開度を小さくし、生コンクリートの単位
時間当たりの放出量を少なくして、バケット重量の減少
よってバケットが上昇する速度をワイヤーの繰り出し速
度よりも遅くすることによって、バケットを下降させ
る。一方、上記バケットの高さが打設位置の高さよりも
低いときは、バケットのゲート開度を大きくし、生コン
クリートの単位時間当たりの放出量を多くして、バケッ
ト重量の減少によってバケットが上昇する速度をワイヤ
ーを繰り出す速度よりも速くすることによって、バケッ
トを上昇させる。したがって、上記バケットを打設位置
の高さに容易に保つことができる。
【0011】また、請求項3のバケットの上下振れ制御
方法は、請求項1のバケットの上下振れ制御方法であっ
て、上記ワイヤーの繰り出しは一定速度で行い、上記バ
ケットのゲート開度は、生コンクリートの放出中は一定
に保持し、上記バケットのゲートの開閉を上記打設面に
対する上記バケットの高さに基づいて行うことを特徴と
している。
【0012】上記請求項3のバケットの上下振れ制御方
法によれば、上記バケットから生コンクリートを放出中
に、ワイヤーの繰り出しを一定速度で行って、例えば、
バケットの高さが打設位置の高さよりも高いときは、バ
ケットのゲートを閉じて、バケット重量の減少を止める
ので、ワイヤーの繰り出し速度でバケットを下降させ
る。一方、上記バケットの高さが打設位置の高さよりも
低いときは、バケットのゲートを開いて、バケット重量
の減少によってバケットが上昇する速度をバケットを繰
り出す一定速度よりも速くすることによって、バケット
を上昇させる。したがって、上記ワイヤーの繰り出し速
度を一定にしたまま、打設面に対するバケットの高さに
基づいて、バケットのゲートを開閉する簡単な制御によ
って、バケットを打設位置の高さに容易に保つことがで
きる。
【0013】また、請求項4のバケットの上下振れ制御
方法は、請求項1に記載のバケットの上下振れ制御方法
において、上記バケットから生コンクリートを放出中
に、上記打設面に対する上記バケットの高さに基づい
て、上記ワイヤーの繰り出し速度または始動・停止の少
なくとも一方を制御することを特徴としている。
【0014】上記請求項4のバケットの上下振れ制御方
法によれば、上記バケットから生コンクリートを放出
中、例えば、バケットの高さが打設位置の高さよりも高
いときは、バケットのゲート開度を小さくして、バケッ
トが上昇する速度を下げると共に、バケット重量の減少
によってバケットが上昇する速度よりもワイヤーの繰り
出し速度を速くするか、またはワイヤーの繰り出しを例
えばバケット重量の減少によってバケットが上昇する速
度よりも速い一定速度で始動して、バケットを降下させ
る。一方、上記バケットの高さが打設位置の高さよりも
低いときは、バケットのゲート開度を大きくして、バケ
ットが上昇する速度を上げると共に、バケット重量の減
少によってバケットが上昇する速度よりもワイヤーの繰
り出し速度を遅くするか、またはワイヤーの繰り出しを
停止して、バケット重量の減少によってバケットを上昇
させる。したがって、上記バケットから生コンクリート
を放出するときのバケットの上下振れを容易に抑制する
ことができ、バケット内から生コンクリートが飛散する
のを防いで、打設位置付近の作業者の安全を確保でき
る。なお、上記打設面に対するバケットの高さに基づい
て、バケットのゲート開度を制御する代わりに、バケッ
トのゲートの開閉を行ってもよいし、、バケットのゲー
ト開度と開閉の両方を制御してもよい。また、上記打設
面に対するバケットの高さに基づいて、ワイヤーの繰り
出し速度と始動・停止の両方を制御してもよい。
【0015】また、請求項5のバケットの上下振れ制御
方法は、クレーンにワイヤーを介して懸吊されたバケッ
ト内の生コンクリートを打設面上に放出するときのバケ
ットの上下振れ制御方法であって、上記バケットから生
コンクリートを放出しながら上記ワイヤーを繰り出し中
に、上記打設面に対する上記バケットの高さが適性範囲
の上限値以上であるとき、上記ワイヤーの繰り出し速度
を上げる一方、上記打設面に対する上記バケットの高さ
が上記適性範囲の下限値以下であるとき、上記ワイヤー
の繰り出し速度を下げると共に、上記打設面に対する上
記バケットの高さが上記適性範囲の下限値よりも低い許
容限界値以下であるとき、上記ワイヤーの繰り出しを停
止することを特徴としている。
【0016】上記請求項5のバケットの上下振れ制御方
法によれば、生コンクリートが積載された上記バケット
をクレーンにワイヤーを介して懸吊すると、バケットの
重量によってクレーンのブーム(ケーブルクレーンの場
合はケーブル)がたわんで、バケットが下がる。そし
て、上記クレーンによりバケットを打設面の上方の打設
位置に搬送した後、バケットのゲートを例えば一定開度
に開いて、バケットから生コンクリートを放出すると、
その生コンクリートの放出に伴ってバケット重量が減少
して、クレーンのブームのたわみ量が少なくなるため、
ブーム先端が上昇して、バケットを上昇させようとす
る。そこで、上記バケットから生コンクリートを放出
中、打設面に対するバケットの高さが適性範囲の上限値
以上であるとき、ワイヤーの繰り出し速度を上げて、バ
ケット重量の減少によってバケットが上昇する速度より
もワイヤーの繰り出し速度を速くすることによって、適
性範囲の上限値未満になるまでバケットを下降させる。
一方、上記打設面に対するバケットの高さが適性範囲の
下限値以下であるとき、ワイヤーの繰り出し速度を下げ
て、バケット重量の減少によってバケットが上昇する速
度よりもワイヤーの繰り出し速度を遅くすることによっ
て、適性範囲の下限値を越えるまでバケットを上昇させ
る。また、上記打設面に対するバケットの高さが許容限
界値以下であるとき、ワイヤーの繰り出しを停止する。
したがって、上記バケットから生コンクリートを放出す
るときのバケットの上下振れを容易に抑制することがで
き、バケット内から生コンクリートが飛散するのを防い
で、打設位置付近の作業者の安全を確保できる。また、
上記バケットの高さが許容限界値以下となって、バケッ
トが打設面に衝突したり、打設位置付近の作業者に危険
を及ぼしたりするのを防ぐことができる。
【0017】また、請求項6のバケットの上下振れ制御
装置は、クレーンにワイヤーを介して懸吊されたバケッ
ト内の生コンクリートを打設面上に放出するときのバケ
ットの上下振れ制御装置であって、上記打設面に対する
上記バケットの高さを検出する距離センサと、上記距離
センサにより検出された上記バケットの高さが適性範囲
の上限値以上であるか上記適性範囲の下限値以下である
かを判別する第1高さ判別手段と、上記ワイヤーの繰り
出しを制御するワイヤー繰り出し制御手段と、上記バケ
ットから生コンクリートを放出中に、上記第1高さ判別
手段が上記打設面に対する上記バケットの高さが適性範
囲の上限値以上であると判別すると、上記バケットのゲ
ート開度を小さくする一方、上記第1高さ判別手段が上
記打設面に対する上記バケットの高さが上記適性範囲の
下限値以下であると判別すると、上記バケットのゲート
開度を大きくするゲート開閉制御手段とを備えたことを
特徴としている。
【0018】上記請求項6のバケットの上下振れ制御装
置によれば、生コンクリートが積載された上記バケット
をクレーンにワイヤーを介して懸吊すると、バケットの
重量によってクレーンのブーム(ケーブルクレーンの場
合はケーブル)がたわんで、バケットが下がる。そし
て、上記クレーンによりバケットを打設面の上方の打設
位置に搬送した後、上記ゲート開閉制御手段によりバケ
ットを所定開度に開いて、バケットから生コンクリート
を放出すると、その生コンクリートの放出に伴ってバケ
ット重量が減少して、ブームのたわみ量が少なくなるた
め、ブーム先端が上昇して、バケットを上昇させようと
する。そこで、上記バケットから生コンクリートを放出
中、上記第1高さ判別手段が上記距離センサにより検出
されたバケットの高さが適性範囲の上限値以上であると
判別すると、ゲート開閉制御手段はバケットのゲート開
度を小さくし、生コンクリートの単位時間当たりの放出
量を減らして、バケット重量の減少によってバケットが
上昇する速度をワイヤーの繰り出し速度よりも遅くする
ことによって、適性範囲の上限値未満になるまでバケッ
トを下降させる。一方、上記第1高さ判別手段が上記距
離センサにより検出されたバケットの高さが適性範囲の
下限値以下であると判別すると、ゲート開閉制御手段は
バケットのゲート開度を大きくし、生コンクリートの単
位時間当たりの放出量を増やして、バケット重量の減少
によってバケットが上昇する速度をワイヤーの繰り出し
速度よりも速くすることによって、適性範囲の上限値を
越えるまでバケットを下降させる。したがって、上記バ
ケットから生コンクリートを放出するときのバケットの
上下振れを容易に抑制することができ、バケットの高さ
を打設位置の適性範囲内に保つことができるので、バケ
ット内から生コンクリートが飛散するのを防いで、打設
位置付近の作業者の安全を確保できる。
【0019】また、請求項7のバケットの上下振れ制御
装置は、クレーンにワイヤーを介して懸吊されたバケッ
ト内の生コンクリートを打設面上に放出するときのバケ
ットの上下振れ制御装置であって、上記打設面に対する
上記バケットの高さを検出する距離センサと、上記距離
センサにより検出された上記バケットの高さが適性範囲
の上限値以上であるか上記適性範囲の下限値以下である
かを判別する第1高さ判別手段と、上記バケットのゲー
トの開閉を制御するゲート開閉制御手段と、上記バケッ
トから生コンクリートを放出中に、上記第1高さ判別手
段が上記バケットの高さが上記適性範囲の上限値以上で
あると判別したとき、上記ワイヤーの繰り出し速度を上
げる一方、上記第1高さ判別手段が上記バケットの高さ
が上記適性範囲の下限値以下であると判別したとき、上
記ワイヤーの繰り出し速度を下げるように、上記ワイヤ
ーの繰り出しを制御するワイヤー繰り出し制御手段とを
備えたことを特徴としている。
【0020】上記請求項7のバケットの上下振れ制御装
置によれば、生コンクリートが積載された上記バケット
をクレーンにワイヤーを介して懸吊すると、バケットの
重量によってクレーンのブーム(ケーブルクレーンの場
合はケーブル)がたわんで、バケットが下がる。そし
て、上記クレーンによりバケットを打設面の上方の打設
位置に搬送した後、上記ゲート開閉制御手段によりバケ
ットを例えば一定開度に開いて、バケットから生コンク
リートを放出すると、その生コンクリートの放出に伴っ
てバケット重量が減少して、ブームのたわみ量が少なく
なるため、ブーム先端が上昇して、バケットを上昇させ
ようとする。そこで、上記バケットから生コンクリート
を放出中、上記第1高さ判別手段が上記距離センサによ
り検出されたバケットの高さが適性範囲の上限値以上で
あると判別すると、ワイヤー繰り出し制御手段はワイヤ
ーの繰り出し速度を上げて、バケット重量の減少によっ
てバケットが上昇する速度よりもワイヤーの繰り出し速
度を速くすることによって、適性範囲の上限値未満にな
るまでバケットを下降させる。一方、上記第1高さ判別
手段が上記距離センサにより検出されたバケットの高さ
が適性範囲の下限値以下であると判別すると、ワイヤー
繰り出し制御手段はワイヤーの繰り出し速度を下げて、
バケット重量の減少によってバケットが上昇する速度よ
りもワイヤーの繰り出し速度を遅くすることによって、
適性範囲の下限値を越えるまでバケットを上昇させる。
したがって、上記バケットから生コンクリートを放出す
るときのバケットの上下振れを容易に抑制することがで
き、バケットの高さを打設位置の適性範囲内に保つこと
ができるので、バケット内から生コンクリートが飛散す
るのを防いで、打設位置付近の作業者の安全を確保でき
る。
【0021】また、請求項8のバケットの上下振れ制御
装置は、請求項6または7のバケットの上下振れ制御装
置において、上記距離センサにより検出された上記バケ
ットの高さが上記適性範囲を包含する許容範囲内である
か否かを判別する第2高さ判別手段を備えて、上記ゲー
ト開閉制御手段は、上記第2高さ判別手段が上記バケッ
トの高さが上記許容範囲内でないと判別すると、上記バ
ケットのゲートを全閉することを特徴としている。
【0022】上記請求項8のバケットの上下振れ制御装
置によれば、上記第2高さ判別手段が上記バケットの高
さが上記許容範囲内でないと判別すると、ゲート開閉制
御手段によりバケットのゲートを全閉することによっ
て、バケットの高さが許容範囲の上限値よりも高い場
合、高所のバケット内から生コンクリートが飛散するの
を防ぎ、作業者の安全を確保できると共に、上記バケッ
トの高さが許容範囲の下限値よりも低い場合、生コンク
リートの打設を止めるので、バケットの高さが低すぎる
ときに誤って生コンクリートを打設することがなく、正
確に生コンクリートを打設できる。
【0023】また、請求項9のバケットの上下振れ制御
装置は、請求項6または7のバケットの上下振れ制御装
置において、上記距離センサにより検出された上記バケ
ットの高さが上記適性範囲の下限値よりも低い許容限界
値以下であるか否かを判別する第2高さ判別手段を備え
て、上記ワイヤー繰り出し制御手段は、上記第2高さ判
別手段が上記バケットの高さが上記許容限界値以下であ
ると判別すると、上記ワイヤーの繰り出しを停止するこ
とを特徴としている。
【0024】上記請求項9のバケットの上下振れ制御装
置によれば、上記第2高さ判別手段が上記バケットの高
さが上記許容限界値以下であると判別すると、ワイヤー
繰り出し制御手段によりワイヤーの繰り出しを停止する
ことによって、バケットの高さが許容限界値以下となっ
て、バケットが打設面に衝突したり、打設位置付近の作
業者に危険を及ぼしたりすることがないようにできる。
【0025】また、請求項10のバケットの上下振れ制
御装置は、請求項6乃至9のいずれか1つのバケットの
上下振れ制御装置において、上記バケットの重量を検出
する重量センサと、上記重量センサにより検出された上
記バケットの重量が所定値以下か否かを判別する重量判
別手段とを備えて、上記重量判別手段が上記バケットの
重量が上記所定値以下であると判別すると、上記ワイヤ
ー繰り出し制御手段は、上記ワイヤーの繰り出しを停止
すると共に、上記ゲート開閉制御手段は、上記バケット
のゲートを全閉することを特徴としている。
【0026】上記請求項10のバケットの上下振れ制御
装置によれば、上記バケット内の生コンクリートの放出
が終了したときのバケットの重量を上記所定値に設定す
ることによって、上記重量判別手段が重量センサにより
検出されたバケットの重量が所定値以下であると判別す
ると、ゲート開閉制御手段によりバケットのゲートを全
閉すると共に、ワイヤー繰り出し制御手段によりワイヤ
ーの繰り出しを停止する。したがって、上記クレーンの
操作者がバケット内の生コンクリートの放出完了を確認
することなく、バケット内が空になると、自動的にバケ
ットのゲートを全閉すると共にワイヤーの繰り出しを停
止するので、次の打設のためにバケットをすぐに吊り上
げることができ、クレーンの操作者の負担を軽減できる
と共に、バケット重量が減少せずにブーム先端の上昇が
止まった状態で、ワイヤーの繰り出しがそのまま続き、
勢い余ってバケットが打設面に衝突することがない。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、この発明のバケットの上下
振れ制御方法およびその装置を図示の実施の形態により
詳細に説明する。
【0028】図1はこの発明の実施の形態のバケットの
上下振れ制御装置を用いたコンクリート打設設備の要部
を示す概略図であり、1は制御部、2は上記制御部1か
らの制御信号に基づいてクレーン(図示せず)のワイヤー
7の巻き上げと繰り出しを行う巻き上げ装置、3は上記
ワイヤー7により懸吊されて、生コンクリートを搬送す
るバケット、4は上記バケット3の下側の排出口3aを
開閉するゲート、5は上記バケット3の側面に設けら
れ、打設面10とバケット3との距離を測定して、打設
面10に対するバケット3の高さを表す信号を出力する
距離センサ、6は上記ワイヤー7のバケット3近傍に設
けられ、上記バケット3の重量を測定して、バケット3
の重量を表す信号を出力するロードセルである。上記制
御部1,距離センサ5およびロードセル6でバケットの
上下振れ制御装置を構成している。
【0029】また、上記制御部1は、マイクロコンピュ
ータと入出力回路等からなり、上記バケット3のゲート
4の開閉を制御するゲート開閉制御手段としてのゲート
開閉制御部1aと、上記バケット3から生コンクリート
を放出するときにワイヤー7を繰り出すワイヤー繰り出
し制御手段としてのワイヤー繰り出し制御部1bと、上
記距離センサ5からのバケット3の高さを表す信号を受
けて、上記バケットの高さを判別する第1高さ判別手段
としての第1高さ判別部1cと、上記距離センサ5から
のバケット3の高さを表す信号を受けて、上記バケット
3の高さを判別する第2高さ判別手段としての第2高さ
判別部1dと、上記ロードセル6からのバケット3の重
量を表す信号を受けて、上記バケット3の重量が所定値
以下か否かを判別する重量判別手段としての重量判別部
1eとを有している。
【0030】上記構成のバケットの上下振れ制御装置に
おいて、図2に示すように、図示しないクレーンにより
懸吊されたバケット3を打設面10上方の打設位置に搬
送した後、バケット3のゲート4を所定開度に開いて、
バケット3内の生コンクリートを排出口3aから放出
し、打設面10上に生コンクリート11を打設する。こ
のとき、上記距離センサ5は、打設面10に向けて超音
波を発振し、打設面10で反射した超音波を受信して、
打設面10に対するバケット3の高さHを測定する。そ
して、上記制御部1は、距離センサ5からのバケット3
の高さを表す信号とロードセル6からのバケット3の重
量を表す信号とに基づいて、巻き上げ装置2に制御信号
を出力し、その制御信号に基づいて巻き上げ装置2はワ
イヤー7を一定速度で繰り出すと共に、バケット3のゲ
ート4の開度を調整して、バケット3の上下振れを抑え
る。
【0031】以下、図3,図4,図5に従って、上記制御
部1による生コンクリートの打設時のバケット3の上下
振れを抑える制御について詳細に説明する。
【0032】まず、図3に示すように、コンクリートを
打設する上で、安全面,施工面から考えて、最適となる
上記バケット3の打設位置の高さ(バケット3の略中心
を含む水平面上に設けられた距離センサ5と打設面10
との距離)をH0とし、バケット3の高さHの適性範囲と
許容範囲とを夫々、 適正範囲 H0−α<H<H0+α 許容範囲 Hmin<H<Hmax とする。なお、上記許容範囲は、コンクリート放出によ
り、バケットが上がり過ぎたときのコンクリートの飛散
と、下がり過ぎたときの作業員にバケットが近ずくこと
の危険を考慮し、この範囲を越えると、危険を招くおそ
れがあるとして設定する。また、上記適性範囲は、許容
範囲内に位置するバケットが容易に許容範囲を越えない
ようにすることを目的として、許容範囲の内側に設定す
る。
【0033】次に、図4の上記制御部1の動作を説明す
るフローチャートに従って制御部1の動作を説明する。
【0034】まず、ステップS1で初期条件(H0,α,H
minおよびHmax等)の設定を行う。次に、ステップS2
に進み、ワイヤー7を繰り出す。次に、ステップS3で
距離センサ5によりバケット3の高さHを測定する。次
に、ステップS4でバケット3の高さHがH0と等しい
か否かを判別し、バケット3の高さHがH0と等しいと
判別すると、ステップS5に進み、ワイヤー7の繰り出
しを停止した後、ステップS6に進む。一方、ステップ
S4でバケット3の高さHがH0と等しくないと判別す
ると、ステップS2に戻り、バケット3の高さHがH0
と等しくなるまで、ステップS2,S3,S4を繰り返
し、バケット3を徐々に降ろして、バケット3の高さが
打設位置の高さH0になるようにする。
【0035】次に、ステップS6でバケット3のゲート
4を所定開度に開き、ステップS7でバケット3から生
コンクリートを放出する。次に、ステップS8でワイヤ
ー7を一定速度で繰り出し、ステップS9でバケット3
の高さHを測定する。なお、ステップS8においてワイ
ヤー7を繰り出す一定速度は、経験により得られる危険
を伴わない程度の速度とする。そして、ステップS10
で第1高さ判別部1cによりバケットの高さHが適正範
囲(H0−α<H<H0+α)内であるか否かを判別して、
バケットの高さHが適正範囲(H0−α<H<H0+α)内
でないと判別すると、後述する図5(または図6)のステ
ップS21に進む。
【0036】一方、ステップS10でバケット3の高さ
Hが適正範囲(H0−α<H<H0+α)内であると判別す
ると、ステップS11に進む。そして、ステップS11
で上記ロードセル6によりバケット3の重量Wを測定
し、ステップS12で重量判別部1eによりバケット3
の重量Wが所定値W0以下か否かを判別して、バケット
3の重量Wが所定値W0以下であると判別すると、ステ
ップS13に進む一方、バケット3の重量Wが所定値W
0を越えると判別すると、ステップS7に戻る。次に、
ステップS13でワイヤー7の繰り出しを停止する。そ
して、ステップS14に進み、バケット3のゲート4を
閉じて、生コンクリートの打設を終了する。
【0037】次に、図5に示すステップS21で第2高
さ判別部1dによりバケット3の高さHが許容範囲(H
min<H<Hmax)内であるか否かを判別して、バケット
3の高さHが許容範囲(Hmin<H<Hmax)内であると判
別すると、ステップS41に進む。そして、ステップS
41で第1高さ判別部1cによりバケット3の高さHが
適正範囲の上限値(H0+α)以上であるか否かを判別し
て、バケット3の高さHが適正範囲の上限値(H0+α)
以上であると判別すると、ステップS42に進み、バケ
ット3のゲート4の開度を小さくした後、図4に示すス
テップS9に戻る。
【0038】一方、ステップS41でバケット3の高さ
Hが適正範囲の上限値(H0+α)未満であると判別する
と、すなわち、バケット3の高さHが適正範囲の下限値
(H0−α)以下である場合、ステップS43に進み、バ
ケット3のゲート4の開度を大きくした後、図4に示す
ステップS9に戻る。
【0039】すなわち、上記バケット3の高さが適性範
囲の下限値(H0+α)以上であるとき、バケット3のゲ
ート4の開度を小さくし、生コンクリートの単位時間当
たりの放出量を減らして、バケット3の重量の減少によ
ってバケット3が上昇する速度をワイヤー7の繰り出し
速度よりも遅くすることによって、適性範囲の上限値
(H0+α)未満になるまでバケットを下降させる。一
方、上記バケット3の高さが適性範囲の下限値(H0
α)以下であるとき、バケット3のゲート4の開度を大
きくし、生コンクリートの単位時間当たりの放出量を増
やして、バケット3の重量の減少によってバケット3が
上昇する速度をワイヤー7の繰り出し速度よりも速くす
ることによって、適性範囲の下限値(H0−α)を越える
までバケット3を上昇させる。
【0040】一方、ステップS21でバケット3の高さ
Hが許容範囲(Hmin<H<Hmax)内でないと判別する
と、ステップS22に進む。そして、ステップS22で
第2高さ判別部1dによりバケット3の高さHが許容範
囲の下限値Hmin以下であるか否かを判別して、バケッ
ト3の高さHが許容範囲の下限値Hmin以下であると判
別すると、ステップS23に進む。次に、ステップS2
3でワイヤー7の繰り出しを停止し、ステップS24で
バケット3のゲート4を閉じる。その後、ステップS2
5でワイヤー7の巻き上げを行い、ステップS26で距
離センサ5によりバケット3の高さHを測定して、ステ
ップS27で第1高さ判別部1cによりバケット3の高
さHが適正範囲の下限値(H0−α)以上であるか否かを
判別する。そして、ステップS27でバケット3の高さ
Hが適正範囲の下限値(H0−α)以上であると判別する
と、ステップS28に進み、巻き上げを停止した後、図
4に示すステップS6に戻る。一方、ステップS27で
バケット3の高さHが適正範囲の下限値(H0−α)未満
であると判別すると、ステップS25に戻り、バケット
3の高さHが適正範囲の下限値(H0−α)以上になるま
でステップS25,S26,S27を繰り返す。
【0041】一方、ステップS22でバケット3の高さ
Hが許容範囲の下限値Hminを越えると判別すると、す
なわち、バケット3の高さHが許容範囲の上限値Hmax
以上である場合、ステップS31に進み、バケット3の
ゲート4を閉める。次に、ステップS32で距離センサ
5によりバケット3の高さHを測定して、ステップS3
3でバケット3の高さHが適正範囲の上限値(H0−α)
以上であるか否かを判別する。そして、ステップS33
でバケット3の高さHが適正範囲の上限値(H0−α)以
上であると判別すると、ステップS34に進み、バケッ
ト3のゲート4を開いて、ステップS35でバケット3
から生コンクリートを放出した後、図4に示すステップ
S9に戻る。
【0042】このように、上記バケット3の上下振れ制
御装置では、上記バケット3のゲート4を開いた後、ク
レーンのワイヤー7を一定速度で繰り出し、その後、生
コンクリートの放出中に、バケット3の高さに基づい
て、バケット3のゲート4の開度を大小に調整すること
によって、バケット3の高さを打設位置の高さH0に保
つようにする。したがって、上記バケット3から生コン
クリートを放出するときのバケット3の上下振れを容易
に抑制することができ、バケット内から生コンクリート
が垂れ落ちて飛散するのを防いで、打設位置付近の作業
者の安全を確保することができる。
【0043】また、上記第1高さ判別部1dがバケット
3の高さが適性範囲の上限値(H0+α)以上であると判
別すると、ゲート開閉制御部1bによりバケット3のゲ
ート4の開度を小さくし、生コンクリートの単位時間当
たりの放出量を減らして、バケット3の重量の減少によ
ってバケット3が上昇する速度をワイヤー7の繰り出し
速度よりも遅くすることによって、適性範囲の上限値
(H0+α)未満になるまでバケット3を下降させる。一
方、上記第1高さ判別部1dがバケット3の高さが適性
範囲の下限値(H0−α)以下であると判別すると、ゲー
ト開閉制御部1bによりバケット3のゲート4の開度を
大きくし、生コンクリートの単位時間当たりの放出量を
増やして、バケット3の重量の減少によってバケット3
が上昇する速度をワイヤー7の繰り出し速度よりも早く
することによって、適性範囲の下限値(H0−α)未満に
なるまでバケット3を上昇させる。したがって、上記バ
ケット3の高さを打設位置の適性範囲(H0−α<H<H
0+α)内に正確に保つことができる。
【0044】また、上記第2高さ判別部1dがバケット
3の高さが許容範囲(Hmin<H<Hmax)内でないと判別
するとき、ゲート開閉制御部1aによりバケット3のゲ
ート4を全閉することによって、バケット3の高さが許
容範囲の上限値Hmax以上のときにゲート4を閉じて、
高所のバケット3内から生コンクリートが垂れ落ちて飛
散するのを防いで、作業者の安全を確保することができ
る。また、上記バケット3の高さが許容範囲の下限値H
min以下のときにゲート4を閉じて、生コンクリートの
打設を止めるので、正確に生コンクリートを打設するこ
とができる。
【0045】また、上記制御部1の第2高さ判別部1d
がバケット3の高さHが許容範囲の下限値Hmin以下で
あると判別すると、ワイヤー7の繰り出しを停止するの
で、バケット3の高さHが許容範囲の下限値Hmin以下
となって、バケット3が打設面10に衝突したり、打設
位置付近の作業者に危険を及ぼしたりすることがない。
【0046】また、上記制御部1の重量判別部1eがロ
ードセル6により検出されたバケット3の重量Wが所定
値W0以下であると判別すると、ゲート開閉制御部1aに
よりバケット3のゲート4を全閉すると共に、ワイヤー
繰り出し制御部1bによりワイヤー7の繰り出しを停止
するので、上記クレーンの操作者がバケット3内の生コ
ンクリートの放出完了を確認することなく、バケット3
内が空になると、自動的にバケット3のゲート4を全閉
すると共に、ワイヤー7の繰り出しを停止するので、次
の打設のためにバケット3をすぐに吊り上げることがで
き、また、勢い余ってバケット3が打設面に衝突するの
を防止することができる。
【0047】上記実施の形態では、生コンクリートの放
出中、打設面10に対するバケット3の高さに基づい
て、ゲート開閉制御部1aによりバケット3のゲート4
の開度を調整したが、バケットのゲートを開けたときの
開度を一定に保持し、バケットのゲートの開閉を制御す
ることによって、バケットの高さを打設位置の高さに保
つようにしてもよい。なお、生コンクリートの放出中、
ゲート開閉制御手段により、打設面に対するバケットの
高さに基づいて、バケットのゲート開度の調整とゲート
の開閉の両方を行ってもよい。
【0048】また、上記実施の形態では、生コンクリー
トの放出中、打設面10に対するバケット3の高さに基
づいて、ゲート開閉制御部1aによりバケット3のゲー
ト4の開度を調整したが、ワイヤー繰り出し制御手段に
より、打設面に対するバケットの高さに基づいて、ワイ
ヤーの繰り出し速度を調整してもよい。
【0049】例えば、図4,図5のフローチャートとス
テップS43,S44以外は同一の処理を行う図6に示
すフローチャートに従ってワイヤーの繰り出し速度を調
整にする。なお、図4,図5と同一の処理については説
明を省略する。図6において、ステップS41で第1高
さ判別部1cによりバケット3の高さHが適正範囲の上
限値(H0+α)以上であるか否かを判別して、バケット
3の高さHが適正範囲の上限値(H0+α)以上であると
判別すると、ステップS51に進み、ワイヤー7の繰り
出し速度を上げた後、図4に示すステップS9に戻る。
一方、ステップS41でバケット3の高さHが適正範囲
の上限値(H0+α)未満であると判別すると、すなわ
ち、バケット3の高さHが適正範囲の下限値(H0−α)
以下である場合、ステップS52に進み、ワイヤー7の
繰り出し速度を下げた後、図4に示すステップS9に戻
る。この場合、上記バケット3重量の減少に従って、ブ
ームのたわみ量が少なくなると、バケット3が上昇する
が、生コンクリートの放出中、バケット3の高さに基づ
いて、ワイヤー7の繰り出し速度を調整することによっ
て、バケット3の高さを打設位置の高さH0に保つよう
にする。
【0050】なお、生コンクリートの放出中、打設面の
バケットの高さに基づいて、ワイヤー繰り出し制御手段
によりワイヤーの繰り出し速度と始動・停止の両方を制
御してもよい。また、生コンクリートの放出中、上記打
設面に対するバケットの高さに基づいて、ワイヤー繰り
出し制御手段によりワイヤーの繰り出し速度または始動
・停止の少なくとも一方を制御すると共に、ゲート開閉
制御手段によりバケットの高さに応じてバケットのゲー
ト開度または開閉の少なくとも一方を制御して、バケッ
トの高さを打設位置の高さに保つようにしてもよいのは
勿論である。
【0051】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明のバケットの上下振れ制御方法は、打設位置で生コン
クリートが積載されたバケットのゲートを開いて、バケ
ットから生コンクリートを放出すると、その生コンクリ
ートの放出に伴ってバケット重量が減少して、クレーン
のブーム(ケーブルクレーンの場合はケーブル)のたわみ
量が少なくなるため、ブーム先端が上昇して、バケット
を上昇させようとする。そこで、上記バケットから生コ
ンクリートの放出中、打設面に対するバケットの高さに
基づいて、バケットのゲート開度または開閉の少なくと
も一方を制御することによって、バケットの高さを打設
位置の高さに保つようにする。したがって、生コンクリ
ートを放出するときのバケットの上下振れを容易に抑制
することができ、バケット内から生コンクリートが飛散
するのを防いで、打設位置付近の作業者の安全を確保す
ることができる。
【0052】また、請求項2の発明のバケットの上下振
れ制御方法は、請求項1のバケットの上下振れ制御方法
において、上記バケットから生コンクリートを放出中、
ワイヤーの繰り出しは一定速度で行い、打設位置の高さ
よりもバケットの高さが低いか高いかに応じて、バケッ
トのゲート開度を大小に調整して、バケット重量の減少
によってバケットが上昇する速度をワイヤーの繰り出し
速度よりも速くしたり遅くしたりすることによって、バ
ケットを上昇または下降させて、バケットの高さを打設
位置の高さに保つ。したがって、上記バケットのゲート
開度を一定に保持したまま、打設面に対するバケットの
高さに基づいて、ワイヤーの繰り出し速度を調整するこ
とによって、バケットを打設位置の高さに容易に保つこ
とができる。
【0053】また、請求項3の発明のバケットの上下振
れ制御方法は、請求項1のバケットの上下振れ制御方法
において、上記バケットから生コンクリートを放出中、
ワイヤーの繰り出しは一定速度で行い、打設位置の高さ
よりもバケットの高さが低いか高いかに応じて、バケッ
トのゲートを開閉して、バケット重量の減少によってバ
ケットが上昇する速度をワイヤーの繰り出し速度よりも
速くしたり、バケット重量の減少によってバケットが上
昇するのを停止したりすることによって、バケットを上
昇または下降させて、バケットの高さを打設位置の高さ
に保つ。したがって、上記バケットのゲート開度を一定
に保持したまま、打設面に対するバケットの高さに基づ
いて、ワイヤーの繰り出し速度を調整する簡単な制御に
よって、バケットを打設位置の高さに容易に保つことが
できる。
【0054】また、請求項4の発明のバケットの上下振
れ制御方法は、請求項1のバケットの上下振れ制御方法
において、上記バケットから生コンクリートを放出中、
打設面に対するバケットの高さに基づいて、ワイヤーの
繰り出し速度または始動・停止の少なくとも一方を制御
することによって、バケットの高さを打設位置の高さに
保つようにする。したがって、上記バケットから生コン
クリートを放出するときのバケットの上下振れを容易に
抑制することができ、バケット内から生コンクリートが
飛散するのを防いで、打設位置付近の作業者の安全を確
保できる。
【0055】また、請求項5の発明のバケットの上下振
れ制御方法は、打設位置で生コンクリートが積載された
バケットのゲートを開いて、バケットから生コンクリー
トを放出すると、その生コンクリートの放出に伴ってバ
ケット重量が減少して、クレーンのブーム(ケーブルク
レーンの場合はケーブル)のたわみ量が少なくなるた
め、ブーム先端が上昇して、バケットを上昇させようと
する。そこで、上記バケットから生コンクリートを放出
しながらワイヤーを繰り出し中に、打設面に対するバケ
ットの高さが適性範囲の上限値以上であるとき、ワイヤ
ーの繰り出し速度を上げる一方、打設面に対するバケッ
トの高さが適性範囲の下限値以下であるとき、ワイヤー
の繰り出し速度を下げることによって、バケットの高さ
を打設位置の高さに保つようにする。また、上記打設面
に対するバケットの高さが許容限界値以下であるとき、
ワイヤーの繰り出しを停止する。したがって、生コンク
リートを放出するときのバケットの上下振れを容易に抑
制することができ、バケット内から生コンクリートが飛
散するのを防いで、打設位置付近の作業者の安全を確保
することができる。また、上記バケットの高さが許容限
界値以下となって、バケットが打設面に衝突したり、打
設位置付近の作業者に危険を及ぼしたりすることがない
ようにできる。
【0056】また、請求項6の発明のバケットの上下振
れ制御装置は、ゲート開閉制御手段によりバケットを所
定開度に開いて、バケットから生コンクリートを放出す
ると、バケット重量が減少して、クレーンのブーム(ケ
ーブルクレーンの場合はケーブル)のたわみ量が少なく
なるため、ブーム先端が上昇して、バケットもそれにつ
れて上昇しようとする。このとき、上記バケットから生
コンクリートを放出中、上記第1高さ判別手段が上記距
離センサにより検出されたバケットの高さが適性範囲の
上限値以上であると判別すると、ゲート開閉制御手段は
バケットのゲート開度を小さくし、生コンクリートの単
位時間当たりの放出量を少なくして、バケット重量の減
少によってバケットが上昇する速度よりもワイヤーの繰
り出し速度を速くすることによって、適性範囲の上限値
未満になるまでバケットを下降させる。一方、上記第1
高さ判別手段が距離センサにより検出されたバケットの
高さが適性範囲の下限値以下であると判別すると、ゲー
ト開閉制御手段はバケットのゲート開度を大きくし、生
コンクリートの単位時間当たりの放出量を多くして、バ
ケット重量の減少によってバケットが上昇する速度より
もワイヤーの繰り出し速度を遅くすることによって、適
性範囲の上限値を越えるまでバケットを下降させる。し
たがって、上記バケットから生コンクリートを放出する
ときのバケットの上下振れを容易に抑制することがで
き、バケットの高さを適性範囲内に保つことができるの
で、バケット内から生コンクリートが飛散するのを防い
で、打設位置付近の作業者の安全を確保することができ
る。
【0057】また、請求項7の発明のバケットの上下振
れ制御装置は、ゲート開閉制御手段によりバケットを一
定開度に開いて、バケットから生コンクリートを放出す
ると、バケット重量が減少して、クレーンのブーム(ケ
ーブルクレーンの場合はケーブル)のたわみ量が少なく
なるため、ブーム先端が上昇して、バケットもそれにつ
れて上昇しようとする。このとき、上記バケットから生
コンクリートを放出中、上記第1高さ判別手段が上記距
離センサにより検出されたバケットの高さが適性範囲の
上限値以上であると判別すると、ワイヤー繰り出し制御
手段はワイヤーの繰り出し速度を上げて、バケット重量
の減少によってバケットが上昇する速度よりもワイヤー
の繰り出し速度を速くすることによって、適性範囲の上
限値未満になるまでバケットを下降させる。一方、上記
第1高さ判別手段が距離センサにより検出されたバケッ
トの高さが適性範囲の下限値以下であると判別すると、
ワイヤー繰り出し制御手段はワイヤーの繰り出し速度を
下げて、バケット重量の減少によってバケットが上昇す
る速度よりもワイヤーの繰り出し速度を遅くすることに
よって、適性範囲の下限値を越えるまでバケットを上昇
させる。したがって、上記バケットから生コンクリート
を放出するときのバケットの上下振れを容易に抑制する
ことができ、バケットの高さを適性範囲内に保つことが
できるので、バケット内から生コンクリートが飛散する
のを防いで、打設位置付近の作業者の安全を確保するこ
とができる。
【0058】また、請求項8の発明のバケットの上下振
れ制御装置は、請求項6または7のバケットの上下振れ
制御装置において、上記第2高さ判別手段が上記バケッ
トの高さが上記適性範囲を包含する許容範囲内でないと
判別すると、バケットのゲートを全閉することによっ
て、バケットの高さが許容範囲の上限値よりも高い場
合、高所のバケット内から生コンクリートが飛散するの
を防ぎ、作業者の安全を確保することができる。また、
上記バケットの高さが許容範囲の下限値よりも低い場
合、生コンクリートの打設を止めるので、正確に生コン
クリートを打設できる。
【0059】また、請求項9の発明のバケットの上下振
れ制御装置は、請求項6または7のバケットの上下振れ
制御装置において、上記第2高さ判別手段が上記バケッ
トの高さが上記適性範囲の下限値よりも低い許容限界値
以下であると判別すると、ワイヤー繰り出し制御手段に
よりワイヤーの繰り出しを停止することによって、バケ
ットの高さが許容限界値以下となって、バケットが打設
面に衝突したり、打設位置付近の作業者に危険を及ぼし
たりしない。
【0060】また、請求項10の発明のバケットの上下
振れ制御装置は、請求項6乃至9のいずれか1つのバケ
ットの上下振れ制御装置において、上記バケット内の生
コンクリートの放出が終了したときのバケットの重量を
上記所定値に設定することによって、上記重量判別手段
が重量センサにより検出されたバケットの重量が所定値
以下であると判別すると、ゲート開閉制御手段によりバ
ケットのゲートを全閉すると共に、ワイヤー繰り出し制
御手段によりワイヤーの繰り出しを停止する。したがっ
て、上記クレーンの操作者がバケット内の生コンクリー
トの放出完了を確認することなく、バケット内が空にな
ると、バケットのゲートを全閉すると共に、ワイヤーの
繰り出しを停止するので、次の打設のためにバケットを
すぐに吊り上げることができ、クレーンの操作者の負担
を軽減することができる。また、勢い余ってバケットが
打設面に衝突するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明の実施の形態のバケットの上
下振れ制御装置を用いたコンクリート打設設備の要部を
示す概略図である。
【図2】 図2は上記バケットの概略図である。
【図3】 図3は打設面に対する上記バケットの高さの
適正範囲と許容範囲について説明する図である。
【図4】 図4は上記バケットの上下振れ制御装置の制
御部の動作を説明するフローチャートである。
【図5】 図5は上記制御部のワイヤーの繰り出し速度
を調整する場合の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図6】 図6は上記制御部のバケットのゲート開度を
調整する場合の動作を説明するフローチャートである。
【図7】 図7は従来のダム工事におけるコンクリート
打設設備の概略図である。
【図8】 図8は上記コンクリート打設設備のクレーン
のブームのたわみを説明するための概略図である。
【符号の説明】
1…制御部、1a…ゲート開閉制御部、1b…ワイヤー繰
り出し制御部、1c…第1高さ判別部、1d…第2高さ判
別部、1e…重量判別部、2…巻き上げ装置、3…バケ
ット、3a…排出口、4…ゲート、5…距離センサ、6
…ロードセル、7…ワイヤー、10…打設面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 敏之 大阪府大阪市阿倍野区松崎町2丁目2番 2号 株式会社奥村組内 (72)発明者 荒谷 義夫 大阪府大阪市阿倍野区松崎町2丁目2番 2号 株式会社奥村組内 (56)参考文献 特開 平7−53183(JP,A) 実開 平7−13842(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66C 13/00 - 13/56

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クレーンにワイヤーを介して懸吊された
    バケット内の生コンクリートを打設面上に放出するとき
    のバケットの上下振れ制御方法であって、 上記バケットから生コンクリートを放出しながら上記ワ
    イヤーを繰り出し中に、上記打設面に対する上記バケッ
    トの高さに基づいて、上記バケットのゲート開度または
    開閉の少なくとも一方を制御することを特徴とするバケ
    ットの上下振れ制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のバケットの上下振れ制
    御方法において、 上記ワイヤーの繰り出しは一定速度で行い、 上記バケットのゲート開度を上記打設面に対する上記バ
    ケットの高さに基づいて調整することを特徴とするバケ
    ットの上下振れ制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のバケットの上下振れ制
    御方法において、 上記ワイヤーの繰り出しは一定速度で行い、 上記バケットのゲート開度は、生コンクリートの放出中
    は一定に保持し、上記バケットのゲートの開閉を上記打
    設面に対する上記バケットの高さに基づいて行うことを
    特徴とするバケットの上下振れ制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のバケットの上下振れ制
    御方法において、 上記バケットから生コンクリートを放出中に、上記打設
    面に対する上記バケットの高さに基づいて、上記ワイヤ
    ーの繰り出し速度または始動・停止の少なくとも一方を
    制御することを特徴とするバケットの上下振れ制御方
    法。
  5. 【請求項5】 クレーンにワイヤーを介して懸吊された
    バケット内の生コンクリートを打設面上に放出するとき
    のバケットの上下振れ制御方法であって、 上記バケットから生コンクリートを放出しながら上記ワ
    イヤーを繰り出し中に、上記打設面に対する上記バケッ
    トの高さが適性範囲の上限値以上であるとき、上記ワイ
    ヤーの繰り出し速度を上げる一方、上記打設面に対する
    上記バケットの高さが上記適性範囲の下限値以下である
    とき、上記ワイヤーの繰り出し速度を下げると共に、上
    記打設面に対する上記バケットの高さが上記適性範囲の
    下限値よりも低い許容限界値以下であるとき、上記ワイ
    ヤーの繰り出しを停止することを特徴とするバケットの
    上下振れ制御方法。
  6. 【請求項6】 クレーンにワイヤーを介して懸吊された
    バケット内の生コンクリートを打設面上に放出するとき
    のバケットの上下振れ制御装置であって、 上記打設面に対する上記バケットの高さを検出する距離
    センサと、 上記距離センサにより検出された上記バケットの高さが
    適性範囲の上限値以上であるか上記適性範囲の下限値以
    下であるかを判別する第1高さ判別手段と、上記ワイヤ
    ーの繰り出しを制御するワイヤー繰り出し制御手段と、 上記バケットから生コンクリートを放出中に、上記第1
    高さ判別手段が上記打設面に対する上記バケットの高さ
    が適性範囲の上限値以上であると判別すると、上記バケ
    ットのゲート開度を小さくする一方、上記第1高さ判別
    手段が上記打設面に対する上記バケットの高さが上記適
    性範囲の下限値以下であると判別すると、上記バケット
    のゲート開度を大きくする上記ゲート開閉制御手段とを
    備えたことを特徴とするバケットの上下振れ制御装置。
  7. 【請求項7】 クレーンにワイヤーを介して懸吊された
    バケット内の生コンクリートを打設面上に放出するとき
    のバケットの上下振れ制御装置であって、 上記打設面に対する上記バケットの高さを検出する距離
    センサと、 上記距離センサにより検出された上記バケットの高さが
    適性範囲の上限値以上であるか上記適性範囲の下限値以
    下であるかを判別する第1高さ判別手段と、 上記バケットのゲートの開閉を制御するゲート開閉制御
    手段と、 上記バケットから生コンクリートを放出中に、上記第1
    高さ判別手段が上記バケットの高さが上記適性範囲の上
    限値以上であると判別したとき、上記ワイヤーの繰り出
    し速度を上げる一方、上記第1高さ判別手段が上記バケ
    ットの高さが上記適性範囲の下限値以下であると判別し
    たとき、上記ワイヤーの繰り出し速度を下げるように、
    上記ワイヤーの繰り出しを制御するワイヤー繰り出し制
    御手段とを備えたことを特徴とするバケットの上下振れ
    制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項6または7に記載のバケットの上
    下振れ制御装置において、 上記距離センサにより検出された上記バケットの高さが
    上記適性範囲を包含する許容範囲内であるか否かを判別
    する第2高さ判別手段を備えて、 上記ゲート開閉制御手段は、上記第2高さ判別手段が上
    記バケットの高さが上記許容範囲内でないと判別する
    と、上記バケットのゲートを全閉することを特徴とする
    バケットの上下振れ制御装置。
  9. 【請求項9】 請求項6または7に記載のバケットの上
    下振れ制御装置において、 上記距離センサにより検出された上記バケットの高さが
    上記適性範囲の下限値よりも低い許容限界値以下である
    か否かを判別する第2高さ判別手段を備えて、上記ワイ
    ヤー繰り出し制御手段は、上記第2高さ判別手段が上記
    バケットの高さが上記許容限界値以下であると判別する
    と、上記ワイヤーの繰り出しを停止することを特徴とす
    るバケットの上下振れ制御装置。
  10. 【請求項10】 請求項6乃至9のいずれか1つに記載
    のバケットの上下振れ制御装置において、 上記バケットの重量を検出する重量センサと、 上記重量センサにより検出された上記バケットの重量が
    所定値以下か否かを判別する重量判別手段とを備えて、 上記重量判別手段が上記バケットの重量が上記所定値以
    下であると判別すると、上記ワイヤー繰り出し制御手段
    は、上記ワイヤーの繰り出しを停止すると共に、上記ゲ
    ート開閉制御手段は、上記バケットのゲートを全閉する
    ことを特徴とするバケットの上下振れ制御装置。
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