JP3231981B2 - 半導体装置の配線層形成方法 - Google Patents

半導体装置の配線層形成方法

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JP3231981B2
JP3231981B2 JP26727995A JP26727995A JP3231981B2 JP 3231981 B2 JP3231981 B2 JP 3231981B2 JP 26727995 A JP26727995 A JP 26727995A JP 26727995 A JP26727995 A JP 26727995A JP 3231981 B2 JP3231981 B2 JP 3231981B2
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/70Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components formed in or on a common substrate or of parts thereof; Manufacture of integrated circuit devices or of parts thereof
    • H01L21/71Manufacture of specific parts of devices defined in group H01L21/70
    • H01L21/768Applying interconnections to be used for carrying current between separate components within a device comprising conductors and dielectrics

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造方
法に関わり、特に、半導体装置の配線層形成方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造における従来の配線層
形成方法について、図15〜図22を参照して説明す
る。図15に示すように、例えば二酸化シリコン(Si
2 )からなる誘電体膜12を、集積回路装置(図示せ
ず)の形成されたシリコン基板11(すなわちシリコン
ウエハ)上に堆積する。堆積した誘電体膜の表面は例え
ば、前工程により、また下部構造により、図15に示す
ように、通常、窪み13を有している。
【0003】次いで、感光性樹脂層すなわちフォトレジ
ストを誘電体膜12上に形成した後、所定の配線パター
ンのマスクを用いてフォトレジストを露光し、次いで、
フォトレジストを現像処理し、図16に示すようにフォ
トレジスト・パターン14を形成する。形成されたフォ
トレジスト・パターン14をマスクとして用い、反応性
イオン・エッチング(RIE)法で誘電体膜12を選択
的にエッチングする。これにより図l7に示す構造を得
る。エッチング処理後、フォトレジスト・パターン14
を除去し、図18に示す構造を得る。
【0004】次に、窒化チタン(TiN)膜15を誘電
体膜12上に堆積して、図19に示す構造を得る。全面
化学蒸着(CVD)法を用いて、タングステン膜16を
窒化チタン膜15上に堆積し、図20に示す構造を得
る。窒化チタン膜15は、次の工程でのタングステン膜
の堆積用の種層(seed layer)および接着層(adhesion l
ayer) として作用する。
【0005】この後、タングステン膜16と窒化チタン
膜15とを研磨する。窒化チタン膜15とタングステン
膜16の研磨速度は一般的に誘電体膜12の研磨速度よ
り相当大きいので、誘電体膜12が窒化チタン膜15お
よびタングステン膜16を研磨する際のスットパー層と
して機能することが期待できる。しかしながら、実際に
は、誘電膜12が露出されるとタングステン膜16が過
度に研磨されてしまい表面が椀状になってしまう。さら
に、研磨パッドにかかる負荷や下向きの力は誘電体膜1
2の表面に集中する傾向があり、図21に示すような表
面形状をもたらす。その結果、配線層は薄くなり、半導
体装置の動作と信頼性とに望ましくない影響を与える。
配線層が薄くなると、配線抵抗値(すなわちシート抵抗
値)が増大する。例えば、シート抵抗値は、好ましい範
囲が0.7オーム/ □〜0.9オーム/ □であるのに対
して、上述の従来方法を適用した場合、0.8オーム/
□から2.3オーム/ □の範囲にあった。タングステン
膜16が過度に研磨されると、また、窒化チタン膜15
の下部に設けた誘電体膜12が露出し、この誘電体膜1
2の表面にキズを発生し、次工程での配線層形成の際不
所望な短絡を引き起こす。
【0006】一方、材料層すなわちタングステン膜16
の研磨が不足すると、その平坦化は不十分となったり、
あるいは厚いままになりやすい。その結果、続いて電気
的接続処理を行っても材料層は完全には除去されず、不
所望な、開回路の電気回路が形成されてしまう。
【0007】さらにまた、タングステン膜16と誘電体
膜12の研磨速度との間に十分な選択性があるものと仮
定しても、別の問題が生じる。すなわち、図22に示す
ように、窪み13が誘電体膜12の表面上に存在し、そ
のため、研磨が誘電体膜12の表面で停止した場合、窒
化チタン、タングステンは溝内に残り配線となる一方、
窪み13内にも残ってしまうことである。金属すなわち
タングステン、窒化チタンが窪み13内に存在すると、
短絡が生じる可能性がある。例えば上述の方法で製造し
た装置では、配線幅0.3ミクロン、配線間隔0.3ミ
クロンのパターンの場合、短絡についての歩留まり(sh
ort yield)は77%であった。
【0008】従来方法の問題は研磨処理に限られるもの
ではない。窒化チタン膜15上にタングステン膜16を
堆積するための全面CVD法についても、いくつかの問
題がある。例えば、タングステン膜16をウエハ上に堆
積するにつれて、タングステン膜がCVD用チャンバー
の壁面に成長する傾向がある。CVD用チャンバーの壁
面にタングステン膜が成長した場合、トレンチの底部に
タングステンが均一に成長するのを妨げる。加えて、全
面堆積法を用いた場合、堆積速度は一般に遅く、空隙が
生じるため、狭いトレンチあるいは貫通孔(例えばコン
タクト孔やビヤ孔)に十分に充填するのは困難である。
さらに、CVD用チャンバーの壁面に堆積したタングス
テン膜は剥離する可能性があり、ウエハの汚染を引き起
こす。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来で
は、配線層が過度に研磨されて薄くなり、そのため配線
抵抗値(シート抵抗値)が増大したり、不所望な短絡を
引き起こすという問題点がある。また、研磨が不足する
と、その平面化は不十分となったり、あるいは厚いまま
になりやすく、そのため、続いて電気的接続処理を行っ
た場合、不所望な、開回路の電気回路が形成されてしま
うという問題点がある。さらにまた、配線層の研磨速度
と誘電体膜の研磨速度との間に十分な選択性がある場合
であっても、研磨が誘電体膜12の表面で停止した場
合、誘電体膜12の表面上に存在する窪み内に配線層の
金属が残ってしまい、この金属による短絡が生じる可能
性があるという問題点がある。また、タングステン膜1
6をウエハ上に全面CVD法を用いて堆積する場合、タ
ングステン膜がCVD用チャンバーの壁面に成長する傾
向があり、CVD用チャンバーの壁面に成長したタング
ステン膜が、トレンチの底部にタングステンが均一に成
長するのを妨げるという問題点がある。加えて、全面堆
積法を用いた場合、堆積速度は一般に遅く、空隙が生じ
るため、狭いトレンチあるいは貫通孔(例えばコンタク
ト孔やビヤ孔)に十分に充填するのは困難であるという
問題点がある。さらに、CVD用チャンバーの壁面に堆
積したタングステン膜は剥離する可能性があり、ウエハ
の汚染を引き起こすという問題点がある。
【0010】この発明は上記のような事情を考慮してな
されたものであり、その目的は、配線層が過度に研磨さ
れ薄くなるのを防止して配線層のシート抵抗値の増大な
らびに不所望な短絡の発生を防ぐとともに、研磨を十分
行い得るようにして、不所望な開回路の電気回路の形成
を防ぐことができ、かつ、誘電体膜12の表面上の窪み
内に残存する配線層の金属を除去してこの金属による短
絡の可能性をなくし、しかも、タングステン膜16をウ
エハ上に堆積する場合における、CVD用チャンバーの
壁面に成長するタングステン膜を最小にとどめて、トレ
ンチの底部にタングステンを均一に成長させることがで
きるとともにCVD用チャンバーの壁面に成長したタン
グステン膜の剥がれによるウエハの汚染を実質的になく
すことができ、しかも、堆積されるタングステン膜に生
じる空隙を最小に抑えてそれにより狭いトレンチあるい
は貫通孔(例えばコンタクト孔やビヤ孔)を容易に充填
することができる、半導体装置の配線層形成方法を提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の半導体装置の
配線層形成方法は、基板上に誘電体膜を形成する工程
と、第1層を前記誘電体膜上に形成する工程と、前記第
1層および前記誘電膜を選択的にエッチングしてトレン
チを形成する工程と、前記誘電体膜および前記第1層上
に第2層を形成する工程と、前記第1層をストッパー層
として用いて前記第2層を研磨する工程と、導電層を前
記第1層上には堆積せず前記第2層上にのみ選択的に堆
積する工程と、前記第1層をストッパー層として用いて
前記導電層を研磨して配線層を形成する工程と、前記第
1層を除去する工程とを具備し、前記第1層の研磨速度
は前記第2層の研磨速度および前記導電層の研磨速度よ
り十分に低いことを特徴とする。
【0012】この発明では、基板上に形成された誘電体
膜上に第1層を形成し、第1層および前記誘電膜を選択
的にエッチングしてトレンチを形成し、前記誘電体膜お
よび前記第1層上に第2層を形成し、第1層をストッパ
ー層として用いて前記第2層を研磨する。また、トレン
チ内に導電層を形成し、第1層をストッパー層として用
いてこの導電層を研磨する。この場合、第1層の研磨速
度は、第2層の研磨速度に対してもまた導電層の研磨速
度に対しても十分に低いことを特徴とする。したがっ
て、第1層は第2層の研磨時および導電層の研磨時十分
なストッパーとして機能するので研磨後の誘電体膜の表
面は椀状にはならず平坦になる。したがって、トレンチ
内に形成される導電層が薄くならず均一の厚さに形成さ
れ、それにより、形成される配線層のシート抵抗値の増
大が防がれるとともに不所望な短絡の発生が防がれる。
また、下層すなわち第1層が第2層に覆われているの
で、この第2層により誘電膜の窪みにおける短絡が防が
れる。また、導電層を前記第2層上に選択性CVD法に
より選択的に堆積するので、CVD用チャンバーの壁面
に成長する導電層材料膜を最小におさえられ、それによ
り導電層材料膜の剥がれが生じにくくなり、ウエハの汚
染を実質的になくすことができる。さらにまた、導電層
を前記第2層上にのみ選択的に堆積するので、トレンチ
内の空隙は実質的に形成されない。前記第1層は炭素膜
であることが好ましい。前記第1層は、酸化アルミニウ
ム膜または炭化シリコン膜であってもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明のー実施の形態にかかる半
導体装置の配線層形成方法を添付の図面を参照して詳細
に説明する。図1ないし図10は、それぞれ、本発明の
ー実施の形態にかかる、半導体装置の配線層形成方法の
各工程における半導体構造の断面を示すものである。
【0014】図1に示すように、SiO2 のような誘電
体膜2を、例えば4000オングストロームの厚さを有
するシリコン基板1(即ちシリコンウエハ)上に堆積す
る。誘電体膜2の堆積の前工程において、装置層(図示
せず)が基板上に形成してある。この装置層の表面上に
は集積回路が形成されている。図1に示すように、誘電
膜2は前工程処理あるいは下層構造により窪み3を有す
る。
【0015】基板1に誘電体膜2を堆積した後、図2に
示すように厚さ約80ナノメータの炭素膜4を誘電体膜
2上に堆積する。次いで、フォトレジスト(即ち感光性
樹脂層)を炭素層4上に形成する。フォトレジストに所
望の配線パターンのマスクを介して露光し、現像処理を
経て、図3に示すようにフォトレジスト・パターン5を
形成する。炭素膜4は反射防止膜として作用し、フォト
レジスト・パターンは下層または基板からの反射の影響
を実質的に受けない。
【0016】フォトレジスト・パターン5の形成に続い
て、このフォトレジスト・パターン5をマスクとして用
いて、例えば反応性イオン・エッチング法により炭素膜
4と誘電体膜2とを選択エッチングして、図4に示すよ
うに、トレンチ20を形成する。トレンチの深さは約2
20ナノメータである。次の工程で、フォトレジスト・
パターン5を化学ドライ・エッチング法(CDE)で除
去して、図5に示す構造を得る。あるいは、H2 SO4
とH22 との混合溶液を用いて、炭素層4を除去せず
にフォトレジスト・パターン5を選択的に除去してもよ
い。上記のパターンニング処理は例示的なものであり、
他のパターンニング処理を採用しても同様な構造が得ら
れる。
【0017】次に、厚さ約40ナノメータの窒化チタン
(TiN)膜6を全面すなわち誘電体膜2および炭素膜
4上に堆積して、図6の構造を得る。この窒化チタン膜
6は、続く工程における、タングステン堆積用の接着層
および種層として働く。
【0018】次いで、炭素膜4上の窒化チタン膜6を化
学機械的研磨法(CMP)を用いて研磨する。炭素の研
磨速度は窒化チタンの研磨速度よりも低い。前記種々の
パラメータを持つ典型的な例で、窒化チタン膜6をCM
P法で研磨したところ炭素膜4の研磨速度が毎分0.5
ナノメータと相当低いのに対し、窒化チタン膜の研磨速
度は毎分25ナノメータであることが判明した。エッチ
ング選択性(即ち、窒化チタン膜6の研磨速度を炭素膜
4の研磨速度を除算した値)は50であった。選択性が
50であったので、炭素の除去は認められなかった。す
なわち、図7に示すように、研磨工程により炭素膜4が
目立って除去されることはない。このように、この実施
の形態では、窒化チタン膜6の形成に先だって窒化チタ
ン膜6の研磨速度より十分に低い研磨速度を有する炭素
膜4を誘電体膜2上に選択的に形成しておき、窒化チタ
ン膜6の研磨の際のストッパー層として十分に機能させ
ているので、誘電体膜2まで研磨が進行するのを効果的
に阻止する。したがって、誘電体膜2の表面が椀状にな
ってしまうことがない。
【0019】窒化チタン膜6をCMP法で研磨した後、
導電層であるタングステン膜7を窒化チタン膜6上に選
択性化学蒸着(CVD)法で堆積する。タングステン膜
7は炭素膜4上には成長せずトレンチ20内にのみ成長
するので、図8に示す構造が得られる。選択性CVD法
の採用により、CVD用チャンバーの壁面上のタングス
テン膜の成長量は最小にとどまり、CVD用チャンバー
の壁面からタングステンが剥がれる場合に起きるウエハ
の汚染は実質的に無い。このように、トレンチ20以外
の誘電体膜2上を炭素膜4で覆っているので、タングス
テン膜7を窒化チタン膜6上にのみ選択性化学蒸着(C
VD)法で堆積することができる。選択性CVD法の採
用を可能としたことにより、CVD用チャンバーの壁面
上のタングステン膜の成長量は最小に抑えることができ
るのでCVD用チャンバーの壁面からのタングステンの
剥がれを可能性を小さくすることができ、それによりウ
エハの汚染を実質的に無くすことができる。さらにま
た、選択性CVD法を用いた場合の堆積速度は比較的高
いので、空隙が生じず、狭いトレンチにも十分に充填す
ることができる。
【0020】次いで、タングステン膜7をCMP法で研
磨し配線層を形成する。タングステンの研磨速度は炭素
の研磨速度より非常に高い。すなわち、炭素の研磨速度
はそのタングステンの研磨速度より非常に低い。その結
果、炭素膜4はタングステンを研磨する際のストッパー
層として十分に機能し、誘電体膜2が過度に研磨される
のが防止され、その表面が椀状になってしまうことがな
い。それにより、図9の構造が得られる。なお、研摩速
度が現行のCMP条件下で十分に低い他の材料、例えば
酸化アルミニウム(Al23 )、炭化シリコン(Si
C)等を炭素膜4に代えて使用することができる。
【0021】上記のパラメータを持つ実施の形態では、
タングステン膜7の研磨速度は毎分300ナノメータ
で、炭素膜4の研磨速度は毎分0.5ナノメータ、Si
2 誘電体膜2の研磨速度は毎分3ナノメータであっ
た。前述の研磨速度を有する膜のいずれにも過度な研磨
が認められなかった。タングステン膜7のこの研磨工程
は、一般にタングステンが炭素膜4上に堆積されないの
で厳密な意味では必要ない。しかしながら、CMP法は
タングステン膜表面の平坦化と炭素膜4上に不所望に成
長したタングステンの除去とに有用である。次いで、炭
素膜4を従来のO2灰化法により除去する。この灰化処
理により、残存する金属すなわち窒化チタン、タングス
テンを窪み3から除去し、図10の構造を得る。本実施
の形態においては、灰化処理後、窒化チタンおよびタン
グステンのいずれも窪み3内で見当たらなかった。上述
の方法で製造した半導体装置では、短絡についての歩留
まり(short yield) が、線幅0.3ミクロン、線間隔
0.3ミクロンのパターンの場合で98%であった。ま
たシート抵抗値は0.7オーム/□から1.0オーム/
□の範囲にあった。
【0022】短絡についての歩留まりが改良されたのは
次のような理由による。第1に、下層の誘電体膜(この
実施の形態ではSiO2 膜)が炭素膜に覆われ、この炭
素膜が誘電体膜の窪みが短絡を引き起こすのを防止した
ことにある。さらに、短絡を引き起こす可能性のある、
CVD用チャンバーの壁面上のタングステンの剥がれに
よるウエハの汚染が、選択性CVDの使用により、軽減
されたことである。
【0023】この発明の他の実施の形態として、誘電体
膜(この実施の形態ではSiO2 膜)2をRIE処理し
た後、等方性エッチング(即ち、フォトレジストの下方
向及び横方向エッチング)することも可能である。これ
により、図5に示す構造の形成に続いて、図11に示す
構造が得られる。すなわち、トレンチ20を限定する誘
電体膜2の側壁部分が除去され、炭素膜4の張り出し部
が形成される。次に、窒化チタン膜6’をコリメイテッ
ド・スパッタリング堆積法を用いて堆積し、図12に示
す構造を実現する。この場合、炭素膜4の張り出し部は
スパッタリングに対する傘部として働くので、窒化チタ
ン膜6’はトレンチの底部のみに形成され、側壁上には
生成されない。
【0024】次いで、窒化チタン膜6’を図7を参照し
て上述したように研磨し、図13に示す構造を得る。そ
の後、タングステン膜7’を窒化チタン膜6’上に堆積
して、図14の構造を得る。窒化チタン膜6’はトレン
チの底部のみに形成され、側壁上には生成されていない
ので、この場合、タングステン膜7’はトレンチの側壁
上からは成長しないで、底部のみから成長する。従っ
て、トレンチ内の空隙は実質的に生じない。続いて、タ
ングステン膜7’が研磨され、かつ炭素膜4が上述の方
法で除去され、図10の構造と同様の構造が得られる。
この実施の形態においても、第1の実施の形態における
のと同様の効果が得られるばかりでなく、上述したよう
に、誘電体膜2を等方性エッチングすることにより炭素
膜4の張り出し部を形成し、この張り出し部を傘部とし
て用いて窒化チタン膜6’をコリメイテッド・スパッタ
リング堆積法を用いて堆積しているので、窒化チタン膜
6’はトレンチの側壁上には形成されず、底部のみに形
成され、そのため、タングステン膜7’はトレンチの側
壁上からは成長しないで、底部のみから成長するので、
トレンチ内の空隙の可能性はー層低くなる。
【0025】上記の実施の形態ではいずれも、タングス
テンからなる金属配線層を有する半導体装置の製造を参
照して本発明を説明した。しかしながら、本発明は、銅
層や窒化物層等を含む他の金属配線層を有する半導体装
置にも適用可能のものである。なお、金属層は、ビット
線、ワード線、コンタクト線、その他の導電線として、
種々の用途に適用することができる。
【0026】以上、本発明の実施の形態を図面を参照し
て説明した。しかしながら、本発明は上記実施の形態に
限定されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱するこ
となく他の種々の実施の形態が考えられものである。
【0027】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
配線層が過度に研磨されることがなく、しかもCVD用
チャンバーからの配線層の剥がれによるウエハの汚染が
防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のー実施の形態にかかる、半導体装置
の配線層形成方法のー工程を示す図。
【図2】この発明のー実施の形態にかかる、半導体装置
の配線層形成方法のー工程を示す図。
【図3】この発明のー実施の形態にかかる、半導体装置
の配線層形成方法のー工程を示す図。
【図4】この発明のー実施の形態にかかる、半導体装置
の配線層形成方法のー工程を示す図。
【図5】この発明のー実施の形態にかかる、半導体装置
の配線層形成方法のー工程を示す図。
【図6】この発明のー実施の形態にかかる、半導体装置
の配線層形成方法のー工程を示す図。
【図7】この発明のー実施の形態にかかる、半導体装置
の配線層形成方法のー工程を示す図。
【図8】この発明のー実施の形態にかかる、半導体装置
の配線層形成方法のー工程を示す図。
【図9】この発明のー実施の形態にかかる、半導体装置
の配線層形成方法のー工程を示す図。
【図10】この発明のー実施の形態にかかる、半導体装
置の配線層形成方法のー工程を示す図。
【図11】この発明の他の実施の形態にかかる、半導体
装置の配線層形成方法のー工程を示す図。
【図12】この発明の他の実施の形態にかかる、半導体
装置の配線層形成方法のー工程を示す図。
【図13】この発明の他の実施の形態にかかる、半導体
装置の配線層形成方法のー工程を示す図。
【図14】この発明の他の実施の形態にかかる、半導体
装置の配線層形成方法のー工程を示す図。
【図15】従来の、半導体装置の配線層形成方法のー工
程を示す図。
【図16】従来の、半導体装置の配線層形成方法のー工
程を示す図。
【図17】従来の、半導体装置の配線層形成方法のー工
程を示す図。
【図18】従来の、半導体装置の配線層形成方法のー工
程を示す図。
【図19】従来の、半導体装置の配線層形成方法のー工
程を示す図。
【図20】従来の、半導体装置の配線層形成方法のー工
程を示す図。
【図21】従来の、半導体装置の配線層形成方法のー工
程を示す図。
【図22】従来の、半導体装置の配線層形成方法のー工
程を示す図。
【符号の説明】
1…シリコン基板、 2…誘電体膜、 3…窪み、 4…炭素
膜、 5…フォトレジスト・パターン、 6、6'…Ti N
膜、 7,7' …タングステン膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−310501(JP,A) 特開 平6−85074(JP,A) 特開 平6−69353(JP,A) 特開 平5−335422(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/3205 H01L 21/321 H01L 21/3213 H01L 21/768 H01L 21/304

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に誘電体膜を形成する工程と、第
    1層を前記誘電体膜上に形成する工程と、前記第1層お
    よび前記誘電膜を選択的にエッチングしてトレンチを形
    成する工程と、前記誘電体膜および前記第1層上に第2
    層を形成する工程と、前記第1層をストッパー層として
    用いて前記第2層を研磨する工程と、導電層を前記第1
    層上には堆積せず前記第2層上にのみ選択的に堆積する
    工程と、前記第1層をストッパー層として用いて前記導
    電層を研磨して配線層を形成する工程と、前記第1層を
    除去する工程とを具備し、前記第1層の研磨速度は前記
    第2層の研磨速度および前記導電層の研磨速度より十分
    に低いことを特徴とする半導体装置の配線層形成方法。
  2. 【請求項2】 前記導電層がタングステン膜であること
    を特徴とする、請求項1に記載の半導体装置の配線層形
    成方法。
  3. 【請求項3】 前記第2層が窒化チタン膜であることを
    特徴とする、請求項1に記載の半導体装置の配線層形成
    方法。
  4. 【請求項4】 前記選択的にエッチングしてトレンチを
    形成する工程が等方性エッチングを含むことを特徴とす
    る、請求項1に記載の半導体装置の配線層形成方法。
  5. 【請求項5】 前記第2層を形成する工程がコリメイテ
    イッド・スパッタリングを含むことを特徴とする、請求
    項1に記載の半導体装置の配線層形成方法。
  6. 【請求項6】 前記第1層が炭素膜であることを特徴と
    する、請求項1に記載の半導体装置の配線層形成方法。
  7. 【請求項7】 前記第1層を除去する工程がO2 灰化処
    理を含むことを特徴とする、請求項1に記載の半導体装
    置の配線層形成方法。
  8. 【請求項8】 前記選択的にエッチングしてトレンチを
    形成する工程がマスクを前記第1層上に形成する工程
    と、前記第1層および前記誘電膜をエッチングする工程
    と、前記マスクを前記第1層から除去する工程とを含む
    ことを特徴とする、請求項1に記載の半導体装置の配線
    層形成方法。
  9. 【請求項9】 前記マスクを除去する工程が化学的ドラ
    イエッチング法を用いる工程を含むことを特徴とする、
    請求項8に記載の半導体装置の配線層形成方法。
  10. 【請求項10】 前記マスクがフォトレジストであり、
    前記第1層が反射防止膜として作用することを特徴とす
    る、請求項8に記載の半導体装置の配線層形成方法。
  11. 【請求項11】 前記第1層が酸化アルミニウム膜であ
    ることを特徴とする、請求項1に記載の半導体装置の配
    線層形成方法。
  12. 【請求項12】 前記第1層が炭化シリコン膜であるこ
    とを特徴とする、請求項1に記載の半導体装置の配線層
    形成方法。
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