JP3231840U - 糸 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来にない構造により、耐潰れ性を向上した糸を提供する。【解決手段】糸1は、三角形である多角形形状の空洞3が断面の中心部に形成された糸本体10を備え、糸本体10は、その外周の断面形状が、空洞3の各辺4−1、4−2、4−3に対向する辺5−1、5−2、5−3を有する三角形である本体部位2と、本体部位2の外周において空洞3の各辺4−1、4−2、4−3の中心部に対向する位置から、外側に向かって突起した突起部位6−1、6−2、6−3とを有し、本体部位2の外周において空洞3の各頂点に対向する位置には、外側に突起した部位が形成されていない。これにより、外側に最も張り出した突起部6−1、6−2、6−3に力が加わったときに、この力を押し戻す力が効果的に発生するようにしている。【選択図】図1
Description
本考案は、カーペット等の繊維製品に用いられる糸に関する。
従来、カーペットや衣服等の繊維製品に用いられる糸について、断面形状を工夫することによって、所定の性能を向上した糸が提案されている。例えば特許文献1には、外周の断面形状が円である本体部に、断面が三角形の空洞を形成し、耐潰れ性および軽量性を向上した点が記載されている。
糸に関しては、その糸が用いられる製品の性質上、糸に耐潰れ性が求められることがある。一例としてカーペットに用いられる糸には、耐潰れ性が求められる。そして従来の糸には、耐潰れ性の向上という点で未だ改良の余地がある。
本考案は、このような問題を解決するために成されたものであり、従来にない構造により、耐潰れ性を向上した糸を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために、本考案に係る糸は、三角形または四角形である多角形形状の空洞が断面の中心部に形成された糸本体を備えており、糸本体は、その外周の断面形状が、空洞の各辺に対向する辺を有する多角形形状か、または、空洞の中心部を中心とする円である本体部位と、本体部位の外周において多角形形状の空洞の各辺の中心部に対向する位置から、外側に向かって突起した突起部位とを有し、本体部位の外周において空洞の各頂点に対向する位置には、突起部位が形成されていない。
上記のように構成した本考案によれば、糸には、三角形或いは四角形の空洞が形成されると共に、空洞の各辺に対向するように突起部位が形成される。このため糸に対する外部からの力は、最も外側に張り出した突起部位に対して加わりやすくなる。特に本体部位の外周において空洞の各頂点に対向する位置に、外側に突起した部位が形成されていないため、この点からも、糸の断面において最も外側に張り出した部位が突起部位となり、糸に対する外部からの力は、突起部位に対して加わりやすい。そして突起部位に対して外部から力が加わったときに、各突起部位と空洞の各辺とが対向しているため、外部から力が加わっている突起部位に対向する空洞の辺が中心に向かって撓み、この撓みに応じて外部から加わる力を押し戻そうとする力が効果的に発生する。そしてこの力により、糸に対して外部から力が加わったときの潰れにくさが実現されると共に、外部からの力がなくなったときに糸の形状が直ちに元の形状に戻る高い復帰性が実現されるため、耐潰れ性が高い。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係る糸1の断面図である。本実施形態に係る糸1は、種々の繊維製品の素材となることが可能であるが、特にカーペットの素材として用いられることが想定されている。
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係る糸1の断面図である。本実施形態に係る糸1は、種々の繊維製品の素材となることが可能であるが、特にカーペットの素材として用いられることが想定されている。
図1で示すように糸1は、糸本体10を備え、糸本体10の断面の中心部には、外周の断面形状が三角形である空洞3が形成されている。つまり本実施形態に係る糸1は、糸1が延在する方向に沿って内部に空洞3が形成された中空糸である。
図1で示すように、糸本体10は、その外周の断面形状が、空洞3の外周の3つの辺4−1、4−2、4−3に対向する3つの辺5−1、5−2、5−3を有する三角形である本体部位2を備えている。本体部位2の3つの辺5−1、5−2、5−3は、外側に膨らむように緩やかに湾曲している。本体部位2の外周の重心と空洞3の外周の重心とは略同一の位置である。
図1で示すように、糸本体10は、本体部位2の外周において空洞3の各辺4−1、4−2、4−3の中心部に対向する位置から外側に向かって突起した突起部位6−1、6−2、6−3を有する。本体部位2と突起部位6−1、6−2、6−3とは一体的に形成されている。なお本体部位2の外周において空洞3の各頂点に対向する位置には、外側に突起した部位(突起部6−1、6−2、6−3に相当する部位)は形成されていない。突起部位6−1、6−2、6−3のそれぞれは、本体部位2の外周の3つの辺5−1、5−2、5−3において、空洞3の3つの辺4−1、4−2、4−3のそれぞれの中心部に対向する一定の領域を底部7−1、7−2、7−3とし、この底部7−1、7−2、7−3から外側に向かうに従って徐々に小さくなっていく形状をしている。
突起部位6−1、6−2、6−3の底部7−1、7−2、7−3から頭頂部8までの長さL1は、空洞3の外周と本体部位2の外周との間に形成される肉厚部9の厚さL2よりも大きく形成されている。
以上の構造的特徴により、本実施形態に係る糸1は、高い耐潰れ性を実現する。すなわち突起部位6−1、6−2、6−3を有するという構造的特徴より、糸1に対する外部からの力は、糸1の断面において最も外側に張り出した突起部位6−1、6−2、6−3に対して加わりやすくなる。なお本体部位2の外周において空洞3の各頂点に対向する位置に、外側に突起した部位が形成されていないため、この点からも、糸1の断面において最も外側に張り出した部位が突起部位6−1、6−2、6−3となり、糸1に対する外部からの力は、突起部位6−1、6−2、6−3に対して加わりやすい。そして図2(A)において矢印Y2Aで示すように、突起部位6−1に対して糸1の中心に向かう力(外圧)が加わった場合、以下の現象が生じる。
すなわち「糸1の中心部に外周が三角形の空洞3が形成され、かつ、空洞3の3つの辺4−1、4−2、4−3のそれぞれの中心部に対向するように突起部位6−1、6−2、6−3が形成されている」という構造的特徴により、図2(B)で示すように、突起部位6−1が形成された本体部位2の外周の辺5−1と、突起部位6−1に対向する空洞3の辺4−1が、力の向き(矢印Y2Aが示す向き)に従って撓む。すると辺5−1と辺4−1との撓みに応じて、肉厚部9の辺5−1と辺4−1とで囲まれた部位が図2(B)で示す態様で変形し、矢印Y2Bで示すように、外部から加わる力を押し戻そうとする力(糸1の形状を復元しようとする復元力)が効果的に発生する。この力が耐潰れ性となって現出し、糸1に対して外部から力が加わったときの潰れにくさを実現し、また、外部からの力がなくなったとき、糸1の形状が直ちに元の形状に戻る高い復帰性を実現する。
更に糸1の内部には外周が三角形の空洞3が形成されると共に、突起部位6−1、6−2、6−3を備えている。これにより糸1がカーペットの素材として用いられたときに特に以下の効果を奏する。すなわち、糸1を用いてカーペットが製造される場合、代表的な方法としては、糸1が、パイルとして下地(基布)に差し込まれる(植え付けられる)ことによって、カーペットが製造される。このようにして製造されたカーペットについては、糸1により構成されたパイルの基端部分(下地に近い部分)に埃や塵が入り込んだり、汚れが付着したりすることがある。そして本実施形態によれば、カーペットの表面に光を当てたときに、三角形の空洞3、および、突起部位6−1、6−2、6−3の機能によって、糸1を通る光(つまり、下地に向かう光)が複雑に屈折し、糸1の表面に埃や汚れが付着していても、それらが目立ちにくく、カーペットの外観性が高く、しかも外観性の高さが長く継続する。
特に本実施形態では、三角形の空洞3の各辺4−1、4−2、4−3に対向して突起部位6−1、6−2、6−3が形成されており、このことが空洞3の各辺4−1、4−2、4−3に略垂直に光が進入することを妨げ、糸1を通る光の複雑な屈折を効果的に実現し、より高い外観性を実現する。なお突起部位6−1、6−2、6−3がない場合や、突起部位6−1、6−2、6−3に代えて、三角形の空洞3の各頂点に対向する位置に突起した部位が設けられている場合と比較して、外観性が高い(表面の埃や汚れが目立ちにくい)ことは実験的に確かめられている。
更に本実施形態に係る糸1は、捲縮加工を行うことによって、かさ高の良好性、伸縮性および弾力性を増した捲縮加工糸とすることができる。その際、突起部位6−1、6−2、6−3がない場合と比較して、糸の断面積が大きくなり、曲げ加工がしやすく、また、折り目がつきやすい。
更に本実施形態に係る糸1は、ポリプロピレンの含有率が95〜99%であり、ポリプロピレン以外はポリエチレンのみが含有されている。一例として、糸1は、ポリプロピレンが98%含有され、かつポリエチレンが2%含有されて構成されている。
ここでポリプロピレン(プロピレンの多数重合)は、比重が「0.9」程度と、樹脂の中で比較的、軽量であるという性質がある(軽量性)。またポリプロピレンは、樹脂の中で比較的固く丈夫であり(強靭性)、傷がつきにくい(耐摩耗性)という性質がある。またポリプロピレンは、吸水性が低い(低吸水性)という性質がある。
またポリエチレン(エチレンの多数重合)は、ポリプロピレンよりは重いものの、比重が「0.95」程度の軽量であり(軽量性)、かつ、吸水性が低い(低吸水性)という性質がある。またポリエチレンは、ポリプロピレンと比較して柔らかいものの耐衝撃性が高いという性質がある。
そして本実施形態に係る糸1は、ポリプロピレンが主成分であるため、ポリプロピレンの軽量性、強靭性、耐摩耗性および低吸水性を有する。そしてポリプロピレンに、少量のポリエチレンが配合されることにより、ポリプロピレンの軽量性および低吸水性が阻害されることなく、ポリプロピレンの強靭性と耐摩耗性とが補われ、製品寿命が延ばされると共に、耐久性が高められている。
なお糸1の成分配合についてポリプロピレンを99〜95%の含有率とし、それ以外をポリエチレンとすることにより、上述した各種性質をバランスよく実現でき、特にカーペットの素材として優れたものとすることが可能であることは、発明者らの実験により確かめられた事項である。
<第1実施形態の変形例>
次に第1実施形態の変形例について説明する。以下では、第1実施形態の変形例について断面図を示すと共に、第1実施形態との相違点を主に説明する。また第1実施形態と同一形状の要素については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
次に第1実施形態の変形例について説明する。以下では、第1実施形態の変形例について断面図を示すと共に、第1実施形態との相違点を主に説明する。また第1実施形態と同一形状の要素については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図3(A)は1つ目の変形例に係る糸1Aを示す図である。図3(A)で示すように、糸本体10Aの本体部2Aの外周の各辺5A−1、5A−2、5A−3が、湾曲せずまっすぐに延在する構成でもよく、また、本体部2Aの外周の頂点が第1実施形態と比較してよりシャープな形状でもよい。
図3(B)は2つ目の変形例に係る糸1Bを示す図である。図3(B)で示すように、糸本体10Bの本体部2Bの外周の断面形状が、空洞3の中心部を中心とする円であってもよい。
その他、第1実施形態では、突起部位6−1、6−2、6−3の底部7−1、7−2、7−3から頭頂部8までの長さL1は、空洞3の外周と本体部2の外周との間に形成される肉厚部9の厚さL2よりも大きく形成されていたが、長さL1と、厚さL2とを同程度としてもよい。
<第2実施形態>
次に第2実施形態について説明する。図4は、本実施形態に係る糸1Cの断面図である。本実施形態に係る糸1Cは、第1実施形態と同様、種々の繊維製品の素材となることが可能であるが、特にカーペットの素材として用いられることが想定されている。
次に第2実施形態について説明する。図4は、本実施形態に係る糸1Cの断面図である。本実施形態に係る糸1Cは、第1実施形態と同様、種々の繊維製品の素材となることが可能であるが、特にカーペットの素材として用いられることが想定されている。
図4で示すように糸1Cは、糸本体10Cを備え、糸本体10Cの中心部には、外周の断面形状が四角形の空洞3Cが形成されている。つまり本実施形態に係る糸1Cは、糸1Cが延在する方向に沿って内部に空洞3Cが形成された中空糸である。空洞3Cの4つの辺4C−1、4C−2、4C−3、4C−4は、糸1C断面の中心に向かって緩やかに湾曲している。
図4で示すように糸本体10Cは、その外周の断面形状が、空洞3Cの中心部を中心とする円である本体部位2Cを備えている。図4で示すように糸本体10Cは、本体部位2Cの外周において四角形の空洞3Cの4つの辺4C−1、4C−2、4C−3、4C−4のそれぞれの中心部に対向する位置から、外側に向かって突起した突起部位6C−1、6C−2、6C−3、6C−4を有している。本体部位2Cと突起部位6C−1、6C−2、6C−3、6C−4とは一体的に形成されている。
突起部位6C−1、6C−2、6C−3、6C−4のそれぞれは、本体部位2Cの外周において、空洞3Cの4つの辺4C−1、4C−2、4C−3、4C−4の中心に対向する一定の領域を底部7C−1、7C−2、7C−3、7C−4とし、この底部7C−1、7C−2、7C−3、7C−4から外側に向かうに従って徐々に小さくなっていく形状をしている。
突起部位6C−1、6C−2、6C−3、6C−4の底部7C−1、7C−2、7C−3、7C−4から頭頂部8Cまでの長さL3は、空洞3Cの外周と本体部位2Cの外周との間に形成される肉厚部9Cの厚さL4と同程度とされている。ただし、長さL3を厚さL4よりも大きく構成してもよい。
また糸1Cは、第1実施形態と同様、ポリプロピレンの含有率が95〜99%であり、ポリプロピレン以外はポリエチレンのみが含有されている。
第2実施形態では、第1実施形態と同様、本体部位2Cに外周が多角形形状の空洞3Cが形成されており、本体部位2Cの外周において、空洞3Cの外周の各辺4C−1、4C−2、4C−3、4C−4の中心に対向する位置に、外側に突起した突起部位6C−1、6C−2、6C−3、6C−4が形成されており、この構造的特徴に由来して、耐潰れ性、外観性、曲げ加工時の加工容易性が実現されている。また、成分配合に由来して、軽量性、強靭性、耐摩耗性、低吸水性、長寿命性および耐久性が実現されている。
<第2実施形態の変形例>
次に第2実施形態の変形例について説明する。以下では第2実施形態の変形例について断面図を示すと共に、第2実施形態との相違点を主に説明する。また第2実施形態と同一の形状の要素については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
次に第2実施形態の変形例について説明する。以下では第2実施形態の変形例について断面図を示すと共に、第2実施形態との相違点を主に説明する。また第2実施形態と同一の形状の要素については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図5(A)は1つ目の変形例に係る糸1Dを示す図である。図5(A)で示すように、糸本体10Dの本体部位2Dの外周が、四角形の空洞3Cの4つの辺4C−1、4C−2、4C−3、4C−4に対向し、4つの辺4C−1、4C−2、4C−3、4C−4に沿って緩やかに湾曲して延びる4つの辺5D−1、5D−2、5D−3、5D−4を有する四角形形状でもよい。その際に4つの辺5D−1、5D−2、5D−3、5D−4を緩やかに湾曲させず、まっすぐ延在させる構成でもよい。
図5(B)は2つ目の変形例に係る糸1Eを示す図である。図5(B)で示すように、糸本体10Eの空洞3Eの外周の辺4E−1、4E−2、4E−3、4E−4が、糸1Eの中心に向かって湾曲せず、まっすぐに延在する構成でもよい。
以上、本発明の実施形態を説明したが、上記各実施形態はいずれも本発明を実現するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が弦敵的に解釈されてはならないものであある。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1、1A、1B、1C、1D、1E 糸
2、2A、2B、2C、2D 本体部位
3、3C 空洞
4−1、4−2、4−3、4C−1、4C−2、4C−3、4C−4、4E−1、4E−2、4E−3、4E−4 空洞の辺
5−1、5−2、5−3、5A−1、5A−2、5A−3、5D−1、5D−2、5D−3、5D−4 本体部の辺
6−1、6−2、6−3、6C−1、6C−2、6C−3、6C−4、 突起部
7−1、7−2、7−3、7C−1、7C−2、7C−3、7C−4 底部
8、8C 頭頂部
9、9C 肉厚部
10、10A、10B、10C、10D、10E 糸本体
2、2A、2B、2C、2D 本体部位
3、3C 空洞
4−1、4−2、4−3、4C−1、4C−2、4C−3、4C−4、4E−1、4E−2、4E−3、4E−4 空洞の辺
5−1、5−2、5−3、5A−1、5A−2、5A−3、5D−1、5D−2、5D−3、5D−4 本体部の辺
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7−1、7−2、7−3、7C−1、7C−2、7C−3、7C−4 底部
8、8C 頭頂部
9、9C 肉厚部
10、10A、10B、10C、10D、10E 糸本体
Claims (8)
- 三角形または四角形である多角形形状の空洞が断面の中心部に形成された糸本体を備え、
前記糸本体は、
その外周の断面形状が、前記空洞の各辺に対向する辺を有する多角形形状か、または、前記空洞の中心部を中心とする円である本体部位と、
前記本体部位の外周において多角形形状の前記空洞の各辺の中心部に対向する位置から、外側に向かって突起した突起部位とを有し、
前記本体部位の外周において前記空洞の各頂点に対向する位置には、外側に突起した部位が形成されていない
ことを特徴とする糸。 - 前記空洞の断面形状は、三角形であり、
前記本体部位の外周の断面形状は、前記空洞の三辺に対向する3つの辺を有する三角形である
ことを特徴とする請求項1に記載の糸。 - 前記空洞の断面形状は、三角形であり、
前記突起部位のそれぞれの断面形状は、前記本体部位の外周において、前記空洞の各辺の中心部に対向する一定の領域を底部とし、前記底部から外側に向かうに従って徐々に小さくなっていく形状である
ことを特徴とする請求項1または2に記載の糸。 - 前記突起部位の底部から頭頂部までの長さは、前記空洞の外周と前記本体部位の外周との間に形成される肉厚部の長さと同程度か、これよりも大きく形成されている
ことを特徴とする請求項3に記載の糸。 - 前記空洞の断面形状は、四角形であり、
前記本体部位の外周の断面形状は、前記空洞の中心部を中心とする円である
ことを特徴とする請求項1に記載の糸。 - 前記空洞の断面形状は、四角形であり、
前記突起部位のそれぞれの断面形状は、前記本体部位の外周において、前記空洞の各辺の中心部に対向する一定の領域を底部とし、前記底部から外側に向かうに従って徐々に小さくなっていく形状である
ことを特徴とする請求項5に記載の糸。 - 前記突起部位の底部から頭頂部までの長さは、前記空洞の外周と前記本体部位の外周との間に形成される肉厚部の長さと同程度か、これよりも大きく形成されている
ことを特徴とする請求項6に記載の糸。 - ポリプロピレンの含有率が95〜99%であり、ポリプロピレン以外はポリエチレンのみが含有されていることを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載の糸。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023190414A1 (ja) * | 2022-03-30 | 2023-10-05 | 東レ株式会社 | マルチフィラメント |
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2021
- 2021-02-19 JP JP2021000562U patent/JP3231840U/ja active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2023190414A1 (ja) * | 2022-03-30 | 2023-10-05 | 東レ株式会社 | マルチフィラメント |
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