JP3231370U - 携帯型ズーム変倍顕微鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】軸上色収差及び倍率色収差を効果的に解消し、ズーム顕微鏡が微小物質の細部をより明瞭かつ直観的に識別することができるようにし、製品の品質を大幅に向上させる携帯型ズーム変倍顕微鏡を提供する。【解決手段】ハウジングと、ハウジングの内部に取り付けられた光学系ユニットとを備える携帯型ズーム変倍顕微鏡であって、光学系ユニットは、物面から眼側に向かって光軸Zに順次配置されている第1対物レンズ1、第2対物レンズ2、第3接眼レンズ3、第2接眼レンズ4及び第1接眼レンズ5を備え、第1対物レンズ1が正レンズであり、第2対物レンズ2が負レンズであり、第3接眼レンズ3が正レンズであり、第2接眼レンズ4が正レンズであり、第1接眼レンズ5が負レンズである。【選択図】図3

Description

本考案は、携帯型ズーム変倍顕微鏡に関する。
現在市販されている携帯型ズーム顕微鏡では、光学系として3レンズ方式が使用されるのが一般的であり、図1、図2には、第1対物レンズA、ズーム第2接眼レンズB、及び第3接眼レンズCがそれぞれ示されており、ズーム第2接眼レンズBの光軸に沿う往復移動によりズームの機構が実現される。
以上の構造には下記の課題が存在する。1)軸上色収差(像位置色収差とも呼ばれる)が効果的に解消されないことから、視界のうち各領域の波長の異なる色光が重ならず、画像の鮮明さや細部の解像度に悪影響を与える。2)倍率色収差が効果的に解消されないことから、軸外視界のうち各領域の波長の異なる色光が重ならず、画像の鮮明さや細部の解像度に悪影響を与え、また、視界のエッジにカラーエッジが生じて、観察効果を損なう。顕微鏡の最終的な目的が微小物体の細部を区別することであるが、軸上色収差及び倍率色収差が解消されないことから、微小物体の細部がぼけており、識別できなくなり、その結果、製品の品質が低下する。
本考案の目的は、軸上色収差及び倍率色収差が解消されないことから、微小物体の細部がぼけており、識別できなくなり、その結果、製品の品質が低下するという上記背景技術に記載の問題を解決するために、携帯型ズーム変倍顕微鏡を提供することである。
本考案の目的は下記技術案により実現される。
ハウジングと、ハウジングの内部に取り付けられた光学系ユニットとを備える携帯型ズーム変倍顕微鏡であって、光学系ユニットは、物面から眼側に向かって光軸Zに順次配置されている第1対物レンズ、第2対物レンズ、第3接眼レンズ、第2接眼レンズ、及び第1接眼レンズを備え、第1対物レンズと第2対物レンズが正負レンズの組み合わせであり、すなわち、第1対物レンズが正レンズである場合、第2対物レンズが負レンズであるか、又は第1対物レンズが負レンズである場合、第2対物レンズが正レンズであり、第3接眼レンズが正レンズであり、第2接眼レンズが正レンズであり、第1接眼レンズが負レンズである。
上記第1対物レンズ、第2対物レンズは当接して対物レンズ群となり、対物レンズ群の光軸Zに沿う往復移動により焦点が調整され、第3接眼レンズの光軸Zに沿う往復移動により拡大倍数が変えられる。
上記対物レンズ群の焦点距離f1が2mm〜16mmの範囲であり、対物レンズ群の拡大倍数が1倍〜30倍の範囲であり、線状視界の大きさが0.2mm〜5mmの範囲である。
上記光学系ユニットの総拡大率が10倍〜500倍の範囲であり、絞りが第1対物レンズに近いように第1対物レンズと物面との間に位置し、開口数NAが0.05〜0.13の範囲であり、物面から対物レンズ群までの距離L1の範囲が0.2mm〜20mmである。
上記対物レンズ群の光軸Zに沿う往復移動の距離範囲が−2mm〜+2mmの範囲であり、第3接眼レンズと第2接眼レンズとの間の往復移動の距離が0.2mm〜25mmの範囲である。
上記第3接眼レンズ、第2接眼レンズ、及び第1接眼レンズは、拡大倍数が10倍〜25倍の範囲であり、焦点距離が10mm〜25mmの範囲である無段ズーム接眼レンズ群を構成する。
上記物面から接眼レンズ群の中心軸の最高点Aまでの距離L2が固定しており、距離L2が30mm〜130mmの範囲である。
上記第1対物レンズ、第2対物レンズ、第3接眼レンズ、第2接眼レンズ、及び第1接眼レンズはすべてポリマープラスチックで製造され、第1対物レンズの屈折率がn1、第2対物レンズの屈折率がn2、第3接眼レンズの屈折率がn3、第2接眼レンズの屈折率がn4、第1接眼レンズの屈折率がn5であり、第1対物レンズの分散がν1、第2対物レンズの分散がν2、第3接眼レンズの分散がν3、第2接眼レンズの分散がν4、第1接眼レンズの分散がν5であると、第1対物レンズと第2対物レンズとの材料が、1.0<n2/n1<1.4、0.18<ν2/ν1<1.1の関係を満たし、第2接眼レンズと第1接眼レンズとの材料が、0.7<n4/n5<1.16、0.9<ν4/ν5<5.4の関係を満たし、第3接眼レンズの材料が、1.43<n3<1.78、50<ν3<94.6の関係を満たす。
上記第1対物レンズ、第2対物レンズ、第3接眼レンズ、第2接眼レンズ、及び第1接眼レンズはすべて非球面レンズであり、第1対物レンズは両凸正レンズであり、第2対物レンズは両凹負レンズであり、第3接眼レンズは両凸正レンズであり、平坦な面S1が物面を向き、凸出した面S2が眼側を向き、第2接眼レンズは両凸正レンズであり、第1接眼レンズは負メニスカスレンズであり、凹面S3が物面を向き、凸面S4が眼側を向く。
上記第1対物レンズと第2対物レンズは当接して、中央部がエアギャップとなり、第2接眼レンズと第1接眼レンズは当接して、中央部がエアギャップとなる。
従来技術に比べて、本考案は下記効果を有する。
本考案は、ハウジングと、ハウジングの内部に取り付けられた光学系ユニットとを備え、光学系ユニットは、物面から眼側に向かって光軸Zに順次配置されている第1対物レンズ、第2対物レンズ、第3接眼レンズ、第2接眼レンズ、及び第1接眼レンズを備え、第1対物レンズと第2対物レンズが正負レンズの組み合わせであり、すなわち、第1対物レンズが正レンズである場合、第2対物レンズが負レンズであるか、又は第1対物レンズが負レンズである場合、第2対物レンズが正レンズであり、第3接眼レンズが正レンズであり、第2接眼レンズが正レンズであり、第1接眼レンズが負レンズであることを特徴とし、第1対物レンズと第2対物レンズとの組み合わせにより軸上色収差を効果的に解消し、第2接眼レンズと第1接眼レンズとの組み合わせにより倍率色収差を効果的に解消し、第3接眼レンズの往復移動によりズームが行われ、ズーム顕微鏡が微小物質の細部をより明瞭かつ直観的に識別することができるようにし、製品の品質を大幅に向上させる。
本考案の他の利点は、明細書の実施例部分にて詳細に説明する。
3枚のレンズを用いた市販のズーム顕微鏡の光学原理の模式図である。 3枚のレンズを用いた市販のズーム顕微鏡のズームレンズの移動の模式図である。 本考案の光学原理の模式図である。 本考案のズームレンズの移動過程の模式図である。 本考案の斜視図である。 本考案の断面図である。 本考案の解体図である。 本考案の最高倍率拡大状態での倍率色収差図である。 市販の3レンズ式ズーム顕微鏡の最高倍率拡大状態での倍率色収差図である。 本考案の最低倍率拡大状態での倍率色収差図である。 市販の3レンズ式ズーム顕微鏡の最低倍率拡大状態での倍率色収差図である。 本考案の最高倍率拡大状態での軸上色収差図である。 市販の3レンズ式ズーム顕微鏡の最高倍率拡大状態での軸上色収差図である。 本考案の最低倍率拡大状態での軸上色収差図である。 市販の3レンズ式ズーム顕微鏡の最低倍率拡大状態での軸上色収差図である。 本考案の最高倍率拡大状態でのスポットダイアグラムである。 市販の3レンズ式ズーム顕微鏡の最高倍率拡大状態でのスポットダイアグラムである。 本考案の最低倍率拡大状態でのスポットダイアグラムである。 市販の3レンズ式ズーム顕微鏡の最低倍率拡大状態でのスポットダイアグラムである。 本考案の最高倍率拡大状態での伝達関数図である。 市販の3レンズ式ズーム顕微鏡の最高倍率拡大状態での伝達関数図である。 本考案の最低倍率拡大状態での伝達関数図である。 市販の3レンズ式ズーム顕微鏡の最低倍率拡大状態での伝達関数図である。
以下、具体的な実施例にて、図面を参照しながら本考案をさらに詳細に説明する。
実施例1
図3〜図7に示すように、本実施例の携帯型ズーム変倍顕微鏡は、ハウジング15と、ハウジング15の内部に取り付けられた光学系ユニットとを備え、光学系ユニットは、物面から眼側に向かって光軸Zに順次配置されている第1対物レンズ1、第2対物レンズ2、第3接眼レンズ3、第2接眼レンズ4、及び第1接眼レンズ5を備え、第1対物レンズ1が正レンズであり、第2対物レンズ2が負レンズであり、第3接眼レンズ3が正レンズであり、第2接眼レンズ4が正レンズであり、第1接眼レンズ5が負レンズであることを特徴とする。第1対物レンズ1と第2対物レンズ2との組み合わせにより軸上色収差を効果的に解消し、第2接眼レンズ4と第1接眼レンズ5との組み合わせにより倍率色収差を効果的に解消し、第3接眼レンズ3の往復移動によりズームが行われ、ズーム顕微鏡が微小物質の細部をより明瞭かつ直観的に識別することができるようにし、製品の品質を大幅に向上させる。
もちろん、第1対物レンズ1と第2対物レンズ2が正負レンズの組み合わせであり、すなわち、第1対物レンズ1が正レンズである場合、第2対物レンズ2が負レンズであるか、又は第1対物レンズ1が負レンズである場合、第2対物レンズ2が正レンズである、この2種の形態は実現可能である。
上記した第1対物レンズ1、第2対物レンズ2は当接して対物レンズ群100となり、対物レンズ群100の光軸Zに沿う往復移動により焦点が調整され、第3接眼レンズ3の光軸Zに沿う往復移動により拡大倍数が変えられ、このように、構造を簡素化させ、製造や使用を簡便にする。
上記した対物レンズ群100の焦点距離f1が2mm〜16mmの範囲であり、対物レンズ群100の拡大倍数が1倍〜30倍の範囲であり、線状視界の大きさが0.2mm〜5mmの範囲であり、このため、パラメータの設計が合理的であり、簡便に製造できる。
上記したハウジング15の外面には、ズーム調整ホイール11及び焦点調整ホイール12が設けられ、ズーム調整ホイール11が焦点調整ホイール12の上方に位置し、ズーム調整ホイール11を回すと、第3接眼レンズ3は光軸Zに沿って往復移動して、拡大倍数が変わり、焦点調整ホイール12を回すと、対物レンズ群100は光軸Zに沿って往復移動し、焦点が調整される。第1対物レンズ1及び第2対物レンズ2は対物レンズ筒9の内部に取り付けられ、第3接眼レンズ3はズーム移動レンズ筒7の内部に取り付けられ、第2接眼レンズ4及び第1接眼レンズ5は接眼レンズ筒10の内部に取り付けられる。ズーム調整ホイール11は伝動機構を介してズーム移動レンズ筒7を光軸に往復移動させることでズームを可能にし、焦点調整ホイール12も伝動機構を介して対物レンズ筒9を移動させることで焦点を調整する。上記したハウジング15の右側には電池ケース14が取り付けられ、電池ケース14には乾電池が取り付けられ、電池ケース14の開口にはカバー13が設けられ、カバー13がL字形バックル16によりハウジング15に係合され、このように、構造の簡素化及びコンパクト化を実現する。
上記した光学系ユニットの総拡大率が10倍〜500倍の範囲であり、絞り6が第1対物レンズ1に近くなるように第1対物レンズ1と物面との間に位置し、開口数NAが0.05〜0.13の範囲であり、物面から対物レンズ群100までの距離L1の範囲が0.2mm〜20mmであり、このため、パラメータの設計が合理的であり、容易に製造できる。
上記した対物レンズ群100の光軸Zに沿う往復移動の距離範囲が、−2mm〜+2mmの範囲であり、第3接眼レンズ3と第2接眼レンズ4との間の往復移動の距離が0.2mm〜25mmの範囲であり、このため、パラメータの設計が合理的であり、容易に製造できる。
上記した第3接眼レンズ3、第2接眼レンズ4、及び第1接眼レンズ5は、拡大倍数が10倍〜25倍の範囲であり、焦点距離が10mm〜25mmの範囲である無段ズーム接眼レンズ群200を構成し、このため、パラメータの設計が合理的であり、容易に製造できる。
物面から接眼レンズ群の中心軸の最高点Aまでの上記距離L2が固定しており、距離L2が30mm〜130mmの範囲であり、このため、製品の高さが効果的に抑えられ、携帯が簡便になる。
上記した第1対物レンズ1、第2対物レンズ2、第3接眼レンズ3、第2接眼レンズ4、及び第1接眼レンズ5はすべてポリマープラスチックで製造され、第1対物レンズ1の屈折率がn1、第2対物レンズ2の屈折率がn2、第3接眼レンズ3の屈折率がn3、第2接眼レンズ4の屈折率がn4、第1接眼レンズ5の屈折率がn5、第1対物レンズ1の分散がν1、第2対物レンズ2の分散がν2、第3接眼レンズ3の分散がν3、第2接眼レンズ4の分散がν4、第1接眼レンズ5の分散がν5であると、第1対物レンズ1と第2対物レンズ2との材料が、1.0<n2/n1<1.4、0.18<ν2/ν1<1.1の関係を満たし、第2接眼レンズ4と第1接眼レンズ5との材料が、0.7<n4/n5<1.16、0.9<ν4/ν5<5.4の関係を満たし、第3接眼レンズ3の材料が、1.43<n3<1.78、50<ν3<94.6の関係を満たし、このため、材料が入手しやすく、製造が容易になり、製品の品質が効果的に確保される。
上記した第1対物レンズ1、第2対物レンズ2、第3接眼レンズ3、第2接眼レンズ4、及び第1接眼レンズ5はすべて非球面レンズであり、第1対物レンズ1は両凸正レンズであり、第2対物レンズ2は両凹負レンズであり、第3接眼レンズ3は両凸正レンズであり、平坦な面S1が物面を向き、凸出した面S2が眼側を向き、第2接眼レンズ4は両凸正レンズであり、第1接眼レンズ5は負メニスカスレンズであり、凹面S3が物面を向き、凸面S4が眼側を向く。構造の設計が合理的であり、製品の品質が効果的に確保される。
上記した第1対物レンズ1と第2対物レンズ2は当接して中央部がエアギャップとなり、第2接眼レンズ4と第1接眼レンズ5は当接して中央部がエアギャップとなり、このため、構造の設計が合理的である。
第2接眼レンズ4は正レンズであり、第1接眼レンズ5は負レンズであり、第2接眼レンズ4と第1接眼レンズ5の組み合わせは倍率色収差を効果的に解消する。図8、図10に示すように、本考案の曲線特徴から見ると、その公差域の範囲が広がり、図8の最高倍率拡大状態では、本考案の曲線特徴の公差域が±15μmであり、絶対値が8μmであり、図9の市販の3レンズ式ズーム顕微鏡は、最高倍率拡大状態では、曲線特徴の公差域が±12.5μmであり、絶対値が16μmであり、両方を比較すると、倍率色収差を解消する効果には一倍ほどの差があり、図10の最低倍率拡大状態では、本考案の曲線特徴の公差域が±8μmであり、絶対値が5μmであり、図11の市販の3レンズ式ズーム顕微鏡は、最低倍率拡大状態では、曲線特徴の公差域が±28μmであり、絶対値が32μmであり、両方を比較すると、倍率色収差を解消する効果には6倍ほどの差がある。
第1対物レンズ1は正レンズであり、第2対物レンズ2は負レンズであり、第1対物レンズ1と第2対物レンズ2との組み合わせは軸上色収差を効果的に解消する。図12の本考案では、最高倍率拡大状態で、軸上色収差=0.14mmであり、そして、複数の波長の異なる色の色光曲線が互いに交差し、さまざまな視界角で色収差が解消されており、一方、図13の市販の3レンズ式ズーム顕微鏡では、最高倍率拡大状態で、軸上色収差=1.07mmであり、そして、複数の波長の異なる色の色光曲線が交差されていないため、いずれの視界角でも色収差が解消されておらず、両方には、最高倍率拡大状態での軸上色収差の解消効果が7倍ほどの差を有する。図14の本考案では、最低倍率拡大状態で、軸上色収差=0.05mmであり、そして、複数の波長の異なる色の色光曲線が互いに交差し、さまざまな視界角で色収差が解消されており、一方、図15の市販の3レンズ式ズーム顕微鏡では、最低倍率拡大状態で、軸上色収差=5.87mmであり、そして、複数の波長の異なる色の色光曲線が交差されていないため、いずれの視界角でも色収差が解消されておらず、両方には、最低倍率拡大状態での軸上色収差の解消効果が100倍以上の差を有する。
顕微鏡は、微小物質の細部を識別することを可能にする役割を果たし、色収差(軸上色収差+倍率色収差)が解消されないと、微小物質の細部がぼけており、識別できなくなり、全体の品質に悪影響を与える。細部に対する識別の優劣を判別する方法は2つあり、第一はスポットダイアグラムを比較することであり、第二は、伝達関数を比較することである。
第1の方法:スポットダイアグラムによる比較方法
図16に示すように、本考案の最高倍率拡大状態でのスポットダイアグラムでは、二乗平均平方根半径(略してRMS点半径)は、中心位置では4μm、縁部では7μmであり、幾何学的点半径は、中心位置では9μm、縁部では15μmである。図17に示すように、市販の3レンズ式ズーム顕微鏡の最高倍率拡大状態でのスポットダイアグラムでは、RMS点半径は、中心位置では18μm、縁部では36μmであり、幾何学的点半径は、中心位置では36μm、縁部では93μmである。明らかなように、最高倍率拡大状態では、スポットダイアグラムの比較によれば、微小物質の細部に対する解像力に関しては、本考案が市販の同類製品よりも4倍以上高かった。
図18に示すように、本考案の最低倍率拡大状態でのスポットダイアグラムでは、二乗平均平方根半径(略してRMS点半径)は、中心位置では4.2μm、縁部では13.5μmであり、幾何学的点半径は、中心位置では8μm、縁部では23μmである。図19に示すように、市販の3レンズ式ズーム顕微鏡の最低倍率拡大状態でのスポットダイアグラムでは、RMS点半径は、中心位置では20μmであり、縁部では28μmであり、幾何学的点半径は、中心位置では46μm、縁部では64μmである。明らかなように、最低倍率拡大状態では、スポットダイアグラムの比較によれば、微小物質の中心位置の細部に対する解像力に関しては、本考案が市販の同類製品よりも5倍以上高かった。
第2の方法:伝達関数による比較方法
図20に示すように、本考案の最高倍率拡大状態での伝達関数図では、30ラインでの比較値は30LP/mm=0.5であり、図21に示すように、市販の3レンズ式ズーム顕微鏡の最高倍率拡大状態での伝達関数図では、30ラインでの比較値は30LP/mm=0.19である。明らかなように、最高倍率拡大状態では、伝達関数の比較により、微小物質の細部に対する解像力に関しては、本考案が市販の同類製品よりも2.6倍高かった。
図22に示すように、本考案の最低倍率拡大状態での伝達関数図では、30ラインでの比較値は30LP/mm=0.39であり、図23に示すように、市販の3レンズ式ズーム顕微鏡の最低倍率拡大状態での伝達関数図では、30ラインでの比較値は30LP/mm=0.04である。明らかなように、最低倍率拡大状態では、伝達関数の比較により、微小物質の細部に対する解像力に関しては、本考案が市販の同類製品よりも約9.75倍高かった。
以上の実施例は、本考案の好適な実施形態であるが、本考案の実施形態はこれらに限定されず、本考案の趣旨及び原理を逸脱することなく行われる他の変化、修飾、置換、組み合わせ、簡素化はすべて等価の置換方式であり、いずれも本考案の請求範囲に含まれるものとする。

Claims (10)

  1. ハウジング(15)と、ハウジング(15)の内部に取り付けられた光学系ユニットとを備える携帯型ズーム変倍顕微鏡であって、
    光学系ユニットは、物面から眼側に向かって光軸Zに順次配置されている第1対物レンズ(1)、第2対物レンズ(2)、第3接眼レンズ(3)、第2接眼レンズ(4)、及び第1接眼レンズ(5)を備え、前記第1対物レンズ(1)と前記第2対物レンズ(2)が正負レンズの組み合わせであり、すなわち、前記第1対物レンズ(1)が正レンズである場合、前記第2対物レンズ(2)が負レンズであるか、又は前記第1対物レンズ(1)が負レンズである場合、前記第2対物レンズ(2)が正レンズであり、前記第3接眼レンズ(3)が正レンズであり、前記第2接眼レンズ(4)が正レンズであり、前記第1接眼レンズ(5)が負レンズである、ことを特徴とする携帯型ズーム変倍顕微鏡。
  2. 前記第1対物レンズ(1)、前記第2対物レンズ(2)は当接して対物レンズ群(100)となり、前記対物レンズ群(100)の光軸Zに沿う往復移動により焦点が調整され、前記第3接眼レンズ(3)の光軸Zに沿う往復移動により拡大倍数が変えられる、ことを特徴とする請求項1に記載の携帯型ズーム変倍顕微鏡。
  3. 前記対物レンズ群(100)の焦点距離f1が2mm〜16mmの範囲であり、前記対物レンズ群(100)の拡大倍数が1倍〜30倍の範囲であり、線状視界の大きさが0.2mm〜5mmの範囲である、ことを特徴とする請求項2に記載の携帯型ズーム変倍顕微鏡。
  4. 前記光学系ユニットの総拡大率が10倍〜500倍の範囲であり、絞り(6)が前記第1対物レンズ(1)に近いように前記第1対物レンズ(1)と前記物面との間に位置し、開口数NAが0.05〜0.13の範囲であり、前記物面から前記対物レンズ群(100)までの距離L1の範囲が0.2mm〜20mmである、ことを特徴とする請求項3に記載の携帯型ズーム変倍顕微鏡。
  5. 前記対物レンズ群(100)の光軸Zに沿う往復移動の距離範囲が−2mm〜+2mmの範囲であり、前記第3接眼レンズ(3)と前記第2接眼レンズ(4)との間の往復移動の距離が0.2mm〜25mmの範囲である、ことを特徴とする請求項4に記載の携帯型ズーム変倍顕微鏡。
  6. 前記第3接眼レンズ(3)、前記第2接眼レンズ(4)、及び前記第1接眼レンズ(5)は、拡大倍数が10倍〜25倍の範囲であり、焦点距離が10mm〜25mmの範囲である無段ズーム接眼レンズ群(200)を構成する、ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の携帯型ズーム変倍顕微鏡。
  7. 物面から接眼レンズ群の中心軸の最高点Aまでの距離L2が固定しており、前記距離L2が30mm〜130mmの範囲である、ことを特徴とする請求項6に記載の携帯型ズーム変倍顕微鏡。
  8. 前記第1対物レンズ(1)、前記第2対物レンズ(2)、前記第3接眼レンズ(3)、前記第2接眼レンズ(4)、及び前記第1接眼レンズ(5)はすべてポリマープラスチックで製造され、前記第1対物レンズ(1)の屈折率がn1、前記第2対物レンズ(2)の屈折率がn2、前記第3接眼レンズ(3)の屈折率がn3、前記第2接眼レンズ(4)の屈折率がn4、前記第1接眼レンズ(5)の屈折率がn5であり、前記第1対物レンズ(1)の分散がν1、前記第2対物レンズ(2)の分散がν2、前記第3接眼レンズ(3)の分散がν3、前記第2接眼レンズ(4)の分散がν4、前記第1接眼レンズ(5)の分散がν5であると、前記第1対物レンズ(1)と前記第2対物レンズ(2)との材料が、1.0<n2/n1<1.4、0.18<ν2/ν1<1.1の関係を満たし、前記第2接眼レンズ(4)と前記第1接眼レンズ(5)との材料が、0.7<n4/n5<1.16、0.9<ν4/ν5<5.4の関係を満たし、前記第3接眼レンズ(3)の材料が、1.43<n3<1.78、50<ν3<94.6の関係を満たす、ことを特徴とする請求項7に記載の携帯型ズーム変倍顕微鏡。
  9. 前記第1対物レンズ(1)、前記第2対物レンズ(2)、前記第3接眼レンズ(3)、前記第2接眼レンズ(4)、及び前記第1接眼レンズ(5)はすべて非球面レンズであり、前記第1対物レンズ(1)は両凸正レンズであり、前記第2対物レンズ(2)は両凹負レンズであり、前記第3接眼レンズ(3)は両凸正レンズであり、平坦な面S1が物面を向き、凸出した面S2が眼側を向き、前記第2接眼レンズ(4)は両凸正レンズであり、前記第1接眼レンズ(5)は負メニスカスレンズであり、凹面S3が物面を向き、凸面S4が眼側を向く、ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の携帯型ズーム変倍顕微鏡。
  10. 前記第1対物レンズ(1)と前記第2対物レンズ(2)は当接して、中央部がエアギャップとなり、前記第2接眼レンズ(4)と前記第1接眼レンズ(5)は当接して、中央部がエアギャップとなる、ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の携帯型ズーム変倍顕微鏡。
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