JP3231225U - マスク - Google Patents

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Abstract

【課題】マスクを顔に装着した状態で、顔に対するマスク本体の装着状態の調整、特にマスク本体で覆われた顔の部分の換気を容易に行えるマスクを提供する。【解決手段】中央に開口部13aを設けた左右の筒状部13がその下縁に沿って形成されたマスク本体11と、開口部から長さ調整部21を突出させて左右の筒状部を貫通した後に、左右の耳3を拘束する拘束ループ部22を形成してその両端がマスク本体の上縁に固定された装着用紐20と、長さ調整部の両端部で装着用紐を摩擦保持すると共に開口部に係合する紐止めストッパー30と、を有し、顎5とマスク本体との間に指を挿入して前方へ引き出すことにより顎とマスク本体との間に隙間11cを形成可能である。【選択図】図1

Description

本考案は、マスク本体から左右に突出させた装着用紐の拘束ループ部を左右の耳に引っかけて使用されるマスクに関する。
マスクは、通常、マスク本体から左右に突出した装着用紐の拘束ループ部を、左右の耳に引っかけてマスク本体を鼻及び口を含む顔面領域に覆って使用される。しかしながら、歩行時や走行時にマスクを装着したままで体を動かしていると、息苦しくなる場合がある上に、水分や食事を摂る際には、マスクを外すか、或はマスク本体を引っ張って下顎に引っかけて口の部分を開けなくてはならず、煩雑である上に、マスク本体を完全に顔の部分から取り外すことになるので、ウイルに感染する危険性が高まることになるという問題があった。そこで、顔に装着したままでマスク本体の位置を調整できるように構成したマスクに対する先行公知技術が特許文献1で公知である。この公知のマスクは、マスク本体の裏側の下縁中央の開口部から装着用紐の中間位置をループ状に下垂させてマスク本体の裏側に装着用紐の紐止めストッパーを取り付けた日焼け防止用マスクである。
特開2017−75411号公報
特許文献1のマスクは、装着用紐の拘束部材がマスク本体の裏側にあるため、顔に装着した状態で行う紐止めストッパーの操作が手探り作業となるため、顔に対するマスク本体の装着状態の調整が難しいという問題があった。また、装着用紐がマスク本体の下縁部側に左右方向に渡って設けた筒状部内を通していないので、マスク本体のあごの部分に対する締付けや解放操作が十分いなされないという問題もあった。
本考案は、顔に装着した状態で、顔に対するマスク本体の装着状態の調整、特にマスク本体で覆われた顔の部分の換気や、水分や食事の摂取を容易に行えるマスクを提供することを目的としている。
このような課題を解決するために、請求項1のマスクは、中央に開口部を設けた筒状部がその下縁の左右方向に沿って設けられたマスク本体と、前記開口部から外部へ長さ調整部を突出させて前記筒状部を左右方向に貫通した後に、左右の耳を拘束する拘束ループ部を形成してその両端が前記マスク本体の前記上縁に取り付けられた装着用紐と、前記長さ調整部において前記装着用紐を摩擦保持する紐止めストッパーと、を有し、前記紐止めストッパーを操作して前記装着用紐の長さを調節することにより、前記マスク本体が顔面に装着される状態と、前記マスク本体のマスク本体下部側が解放される状態を形成可能となしたことを特徴とする。
請求項2のマスクは、前記マスク本体が、中央を突出させて左右の両側へ平坦に成形されたマスク本体上部と、複数のひだを折り込んで前記マスク本体上部の下縁部に縫合されたマスク本体下部と、を有し、前記マスク本体下部側は、前記複数のひだにより鼻と口を緩く覆うと共に、前記装着用紐を緩めた際に前記マスク本体下部側を広く開けることができることを特徴とする。
請求項3のマスクは、前記筒状部が前記紐止めストッパーよりも大きな摩擦保持力で前記装着用紐を摩擦保持しており、顎と前記マスク本体との間に指を挿入して前方へ引き出した際に前記紐止めストッパーが滑って前記長さ調整部から前記筒状部へ前記装着用紐が移動することを特徴とする。
請求項4のマスクは、前記筒状部が前記紐止めストッパーよりも大きな摩擦保持力で前記装着用紐を摩擦保持しており、前記装着用紐を両耳に係合させて前記長さ調整部を一方の手で保持した状態で、前記紐止めストッパーを他方の手の指で保持して前後方向及び左右方向に移動することにより前記マスク本体の装着状態を調整可能であることを特徴とする。
請求項5のマスクは、前記紐止めストッパーが、熱可塑性樹脂繊維のシート材料のリングの中央部を密着させることにより当該中央部を挟んで前記装着用紐を貫通させて摩擦保持する一対の貫通部が形成されていることを特徴とする。
請求項6のマスクは、前記紐止めストッパーが、前記リングの中央部に交差させてシート材料が巻かれていることを特徴とする。
請求項7のマスクは、前記装着用紐が、帯状の布を二つ折りして両側の縁を内側に折り込んで長手方向に縫い合わせた平坦な布紐であることを特徴とする。
請求項8のマスクは、前記マスク本体に前記装着用紐の共通の面を重ねて前記拘束ループ部が形成されることにより、前記拘束ループ部が前記装着用紐の共通の面を耳に連続的に当接させて耳を周回することを特徴とする。
請求項1のマスクによれば、マスクを顔に装着した状態で、顎と前記マスク本体の下縁部との間に指を挿入して前方へ引き出すことにより、顎と前記マスク本体との間に隙間を形成して、顔に対するマスク本体の装着状態の調整、特にマスク本体で覆われた顔の部分の換気を容易に行うことができる。
請求項2のマスクによれば、マスク本体下部に形成されたひだによって鼻と口の周りに周囲の外気から隔離された空間が形成されてそこに空気が保持され、紐止めストッパーのスライドによってこの空間の大きさと保持する空気の量や湿度が調整される。このため、顔に装着した状態で紐止めストッパーを移動して行う、呼吸及び顔の湿り具合の調整が容易なマスクを提供することができる。
請求項3のマスクによれば、筒状部が紐止めストッパーよりも大きな摩擦保持力で装着用紐を摩擦保持しているので、顎とマスク本体との間に指を挿入して前方へ引き出した際に紐止めストッパーが滑って長さ調整部から筒状部へ円滑に装着用紐が移動する。
請求項4のマスクによれば、筒状部が紐止めストッパーよりも大きな摩擦保持力で装着用紐を摩擦保持しているので、装着用紐を両耳に係合させて長さ調整部を一方の手で保持した状態で、紐止めストッパーを他方の手の指で保持して前後方向及び左右方向に移動する際に紐止めストッパーが滑って長さ調整部から筒状部へ円滑に装着用紐が移動する。紐止めストッパーを左右方向に移動させて、マスク本体の装着状態の左右のバランスの調整を容易に行うことができる。
請求項5のマスクによれば、紐止めストッパーの一対の貫通部が左右の装着用紐を平行に間隔を持たせて安定的に摩擦保持する。そして、紐止めストッパーの中央部を他方の手の指で挟んで前後又は上下或いは左右に移動させることにより、紐止めストッパーを容易かつ精密に操作できる。また、紐止めストッパーの厚みが薄く軽量になり、ガラスビーズ等に比較してマスク本体に対してぶらぶらし難くなるため、紐止めストッパーがユーザーの運動や作業の邪魔になり難い。
請求項6のマスクによれば、装着用紐を挟み込む余地の無いリングの中央部にシート材料が巻かれているので、紐止めストッパーを指で挟んで保持する際の目印となる。
請求項7のマスクによれば、マスク本体の筒状部と装着用紐の摩擦及び紐止めストッパーと装着用紐の摩擦の安定性に優れる。布紐からなる装着用紐は、紐止めストッパーに対する両面の接触面積が大きいことに加えてエッジが変形し易いため、装着用紐のエッジを紐止めストッパーに引っ掛けて摩擦変動することが少なく、マスク本体の装着状態に影響を及ぼすことなく紐止めストッパーを滑らかにスライドさせることができる。
請求項8のマスクによれば、平坦に形成された装着用紐が捩じれたエッジを耳に突き当てることなく、共通な面を接触させて耳を周回しているから、耳に負担少なくマスク本体を顔に位置決めて保持することができる。
本考案の実施の形態1のマスクをユーザーが装着した状態の説明図であって、(a)は紐止めストッパーをスライドさせて拘束ループ部を締め付けた状態、(b)は装着用紐と共にマスク本体11を前方へ緩めた状態である。 本考案の実施の形態1のマスクの正面図であって、(a)はマスク本体から調整用ループ部側へ装着用紐を引っ張り出した状態、(b)はマスク本体から拘束ループ部へ装着用紐を引っ張り出した状態である。 本考案の実施の形態1のマスクの装着用紐の説明図であって、(a)は拘束ループ部の構造の平面図、(b)は(a)の指示記号22Pで示した装着用紐の部分の一部断面拡大斜視図である。 本考案の実施の形態1のマスクの部分構造の説明図であって、(a)は二つ折りしたマスク本体の縫合状態の平面図、(b)は紐止めストッパーの正面図、(c)は紐止めストッパーのA−A断面図である。 本考案の実施の形態2のマスクをユーザーが装着した状態の説明図であって、(a)は紐止めストッパーをスライドさせて拘束ループ部を締め付けた状態、(b)は装着用紐と共にマスク本体11を前方へ緩めた状態である。 本考案の実施の形態2のマスクの正面図であって、(a)はマスク本体から調整用ループ部側へ装着用紐を引っ張り出した状態、(b)はマスク本体から拘束ループ部へ装着用紐を引っ張り出した状態である。 実施の形態1とは装着用紐の取り付け方法を異ならせた本考案の実施の形態3のマスクの正面図である。 実施の形態1とは装着用紐の取り付け方法を異ならせた本考案の実施の形態4のマスクの正面図である。
本考案の実施の形態を、添付した図面を参照して詳細に説明する。
<実施の形態1>
図1(a)に示すように、実施の形態1のマスク10は、装着用紐20の拘束ループ部22、22を耳3、3に係止して顔1に装着される。マスク10は、紐止めストッパー30を装着用紐20に沿ってスライドさせて、マスク本体11の筒状部13からループ状の長さ調整部である調整用ループ部21へ装着用紐20を移動させることにより、装着用紐20の拘束ループ部22で耳を締め付けてマスク本体11を顔1に押し付ける。
図1(b)に示すように、マスク10は、顎5とマスク本体11の間に指を差し入れて、マスク本体11の下縁11bを前方へ引っ張ることにより、マスク本体11を前方へ引き出して顎5とマスク本体11との間に隙間11cを形成して、マスク本体11の内側空間を外気に連通させることができる。
マスク10は、このように、マスク本体11の下側を容易に開閉できる構造が特徴であって、顔1にマスク10を装着したまま、隙間11cを通じて外気の受け入れが可能であり、また、マスク本体11の下側を上側へめくることにより、食事や水分の摂取が可能である。
マスク10は、紐止めストッパー30を下方へスライドさせて顎5の下の装着用紐20を緩めることにより、装着用紐20の拘束ループ部22を耳3、3から外すことなく、顔1とマスク10との間に隙間11cを形成可能である。顔1とマスク10との間に隙間11cを形成することで、マスク10に覆われた顔1の部分の通気性を良くして新鮮な外気を取り入れ安くし、隙間11cを通じて、顔1とマスク10との間にこもった熱、気体、匂い、炭酸ガスなどを、外気へ排出することが可能である。顔1とマスク10との間に二酸化炭素をこもらせない防止策ともなるものである。
マスク10は、マスク本体11と装着用紐20と紐止めストッパー30とで構成される。マスク本体11は、縫合された複数層の布からなり、鼻2を横断する補強部12がその上縁11aに沿って形成されると共に中央に開口部13aを設けた左右の筒状部13がその下縁11bに沿って形成されている。装着用紐20は、開口部13aからリング状の調整用ループ部21を突出させて左右の筒状部13を貫通した後に、左右の耳3を拘束する拘束ループ部22を形成してその両端がマスク本体11の上縁11aに固定されている。紐止めストッパー30は、マスク10を顔1に装着したとき、調整用ループ部21の両端部で装着用紐20を摩擦保持すると共に筒状部13の開口部13aに係合する。図2(a)に示すように、補強部12には、形状保持樹脂又は金属製ワイヤのノーズフィット12aが収容されて、鼻の形に合わせて変形可能である。尚、このノーズフィット12aは、あれば、これを折ることによって、鼻と頬との間に隙間が生ずるのを防止できるが、なくともよい。
図2(a)に示すように、マスク10は、マスク本体11の左右に装着用紐20の拘束ループ部22が形成され、マスク本体11の中央の開口部13aに装着用紐20の調整用ループ部21が形成されている。ユーザーは、装着用紐20に沿って紐止めストッパー30をスライドさせることにより、あるいは図2(b)に示すように、筒状部13、13に沿って装着用紐20を移動させることにより、調整用ループ部21の大きさを変更可能である。
図3(a)に示すように、拘束ループ部22の上側の端部22aは、縫合11eによりマスク本体11に固定されている。拘束ループ部22の下側の端部22bは、マスク本体11の下縁11bにおいて縫合11fにより形成された筒状部13に通され、摩擦保持されており。矢印aの方向へ摺動可能である。
装着用紐20は、マスク本体11に対して装着用紐20の共通の面を重ねて拘束ループ部22に90度の捩じれを形成しているので、拘束ループ部22の中間部分は、90度以上捩じれることなく中間で起立して、共通の面を耳に当接させて耳3を半周周回する。このため、平坦な装着用紐20が捩じれたエッジを耳3に突き当てることがなく、耳3に負担少なく確実にマスク本体11を顔1に位置決めて保持できる。
図3(b)は、(a)における指示記号22Pで示した部分の一部断面拡大斜視図であり、図面委に示すように、装着用紐20は、帯状の布20a、20b、20c、20dを二つ折りして両側の縁(20b、20c)を内側に折り込んでミシンで長手方向に縫合20eを形成して縫い合わせた平坦な布紐である。このような布紐からなる装着用紐20は、紐止めストッパー30に対する接触面積が大きいことに加えてエッジが柔らかくて変形し易いため、装着用紐20のエッジを紐止めストッパー30に引っ掛けて摩擦変動することが少なく、マスク本体11の装着状態に影響を及ぼすことなく、紐止めストッパー30を滑らかにスライドさせることができる。尚、この装着用紐20の素材や構成は、実施例のものに限定されない。他の例えばゴム紐や合成樹脂製のものであってもよい。また、その他のデザイン性に優れたものを用いてもよい。
図4(a)に示すように、紐止めストッパー30は、調整用ループ部21に一方の手の指を挿入して装着用紐20を耳3、3の前方に位置決めした状態で、紐止めストッパー30を他方の手の指で挟んで調整用ループ部21に沿って前後方向(又は上下方向)及び左右方向へスムーズに移動可能である。紐止めストッパー30は、シート材料33が巻かれた中央部31aを目印にして手の指で挟むことにより、装着用紐20の挟み込みや指のスリップを避けたスライドが可能である。
図4(b)に示すように、紐止めストッパー30は、アイロンをかけて平坦に圧し潰した熱可塑性樹脂繊維のベルト材料のリング31の中央部31aにシート材料33を巻いて中央部31aを密着させている。紐止めストッパー30は、密着した中央部31aを挟んで左右に装着用紐20を貫通させて摩擦保持する一対の貫通部32、32が形成されている。
紐止めストッパー30は、装着用紐20を比較的に緩く保持しており、マスク本体11の筒状部13は、紐止めストッパー30よりも大きな摩擦保持力で装着用紐20を摩擦保持している。このため、顎5とマスク本体11との間に指を挿入して前方へ引き出した際には、紐止めストッパー30が滑って、調整用ループ部21から筒状部13へ装着用紐30が円滑に移動する。また、装着用紐20を両耳3、3に装着して調整用ループ部21を一方の手で保持した状態で、他方の手の指で紐止めストッパー30を保持して前後方向(又は上下方向)及び左右方向に円滑に移動することができる。これにより、耳3、3に大きな負担をかけることなく、マスク本体11の装着状態を調整可能である。尚、この紐止めストッパー30の材料及び構成は、実施例のものに限定されない。それ自身がデザイン性に優れ飾りとして用いる形態のものであってもよいし、装着用紐の素材や種類によって、他の構成のものに変えることができる。また、シート材料33にしても、これを省略して、単にその個所を縫い合わせるだけでも良い。
マスク10では、耳3、3の上部に位置する装着用紐20は、マスク本体11で固定されているので、耳3、3の上部に位置する装着用紐20は左右に移動しない。これに対して、顎5側では、装着用紐20に沿って紐止めストッパー30をスライドさせることにより、装着用紐20を左右に移動させて左右の拘束ループ部22の長さを変更して、顔1に対するマスク本体11の装着位置を精密に再現性高く調整できる。
紐止めストッパー30を顎5に向かってスライドさせて左右の装着用紐20を調整用ループ部21へ移動させることによって、マスク10と顔1の間の隙間11cが無くなってマスク10が顔1にフィットする。これに伴って耳3、3にかかる拘束ループ部22の長さが短くなって耳3、3にかかる力は大きくなる。しかし、耳3、3にかかる力が限界を超えると、紐止めストッパー30に対して装着用紐20が滑ってそれ以上の締め付けは回避される。
一方、耳3、3にかかる力が過剰な場合、ユーザーは、紐止めストッパー30を顎5から遠ざかる方向にスライドさせることで、耳3、3にかかる拘束ループ部22の長さを長くして、拘束ループ部22が耳3、3を締め付ける力を緩めることができる。
<実施の形態2>
実施の形態2のマスク10Bは、マスク本体11B以外は実施の形態1と同一に構成されている。このため、図5、図6中、実施の形態1と共通する構成には図1〜図4と共通の符号を付して重複する説明を省略する。
図5(a)に示すように、実施の形態2のマスク10Bは、装着用紐20の拘束ループ部22、22を耳3、3に係止して顔1に装着される。マスク10Bは、装着用紐20に沿って紐止めストッパー30をスライドさせてマスク本体11Bから調整用ループ部21へ装着用紐20を移動させることにより、拘束ループ部22、22で耳3、3を締め付けて、マスク本体11Bを顔1に押し付ける。
図5(b)に示すように、実施の形態2のマスク10Bは、顎5とマスク本体11Bの間に指を差し入れてマスク本体11Bの下縁11bを前方へ引っ張ることにより、隙間11cを形成して、マスク本体11Bの内側空間を外気に連通させることができる。
図6(a)に示すように、実施の形態2のマスク10Bは、マスク本体11Bのマスク本体下部15が複数のひだ16により鼻2と口4を緩く覆ういわゆるタック付きのマスクである。このマスク本体11Bは、中央を前方へ突出させて左右の両側へ平坦に成形されたマスク本体上部14と、複数のひだ16を折り込んでマスク本体上部14の下縁に縫合されたマスク本体下部15と、を有する。鼻2と口4を緩く覆う効果を高めるために、マスク本体下部15の高さ方向の幅及び面積は、マスク本体上部14の高さ方向の幅及び面積よりも大きい。好ましくは、幅及び面積がいずれも2倍以上である。
マスク本体下部15の複数のひだ16は、マスク本体下部15の材料の柔軟な布に所定間隔で折り返しを付けて平坦なマスク本体上部14に部分的に重ねて縫合14eにより縫合することにより形成されている。複数のひだ16は、裁縫技術においてはギャザー、タック、フレアーと呼ばれる構造である。図6に示すように、マスク本体上部14には、形状保持樹脂板又はアルミニウム板のノーズフィット14cが収容されて、鼻2の形に合わせて変形可能である。尚、このノーズフィットは無くてもよいことは前述した。
実施の形態2のマスク10Bによれば、マスク本体下部15に形成されたひだ16によって鼻2と口4の周りに周囲の外気から隔離された空間が形成されてそこに空気が保持され、紐止めストッパー30のスライドによってこの空間の大きさと保持する空気の量や湿度が調整される。このため、顔1に装着した状態で紐止めストッパー30を移動して行う、呼吸の容易さや顔の湿り具合の調整が容易である。
実施の形態2では、マスク10Bの上下の半分より上の位置でマスク本体上部14とマスク本体下部15を切り替えて、顔の大きな面積をマスク本体下部15で覆って、マスク10Bの裾を広げることにより、マスク本体11Bと顔1との間に実施の形態1のマスク10よりも大きな空間を形成している。このため、顔1にマスク10Bを装着したまま隙間11cを通じて食事や水分補強を行うことが実施の形態1のマスク10よりも容易である。マスク10Bに覆われた顔1の部分の通気性を良くし、隙間11cを通じて、顔1とマスク10との間にこもった熱、気体、匂い、炭酸ガスなどを、外気へ効率的に排出することができる上に、実施例1のものに比べて、調整用ループ部21を緩めた際に、下縁11bの部分を大きく開くことができるので、マスク10Cを顔1に装着したままで食事を
摂取する場合にマスク1を汚す恐れが少ないという利点がある。
<実施の形態3>
実施の形態3のマスク10Cは、マスク本体11Cに対する装着用紐20Cの両端の処理の形態以外は実施の形態1と同一に構成されている。このため、図7中、実施の形態1と共通する構成には図1〜図4と共通の符号を付して重複する説明を省略する。
上述したように、実施の形態1のマスク10では、図2(a)に示すように、装着用紐20の中央に紐止めストッパー30を装着して調整用ループ部21を形成している。そして、マスク本体11の中央の開口部13aから筒状部13に装着用紐20の両端部を通過させてマスク本体11の下端の左右へ引き出し、それぞれ拘束ループ部22、22を形成した後、マスク本体11の上端の左右に挿入して縫合していた。
これに対して実施の形態2では、図7に示すように、マスク本体11Cの上側の縁を巻いて装着用紐20Cを縫合して装着用紐20Cの中央部分を最初にマスク本体11Cに固定している。そして、装着用紐20Cの両側を折り返して、それぞれ拘束ループ部22、22を形成し、装着用紐20Cの左右の長さ調整部21A、21Aをマスク本体11の下端の左右から筒状部13へ通過させて、中央の開口部13aから引き出している。そして、装着用紐20Cの左右の長さ調整部21A、21Aを下方へ垂らして紐止めストッパー30を装着し、左右の装着用紐20Cの長さ調整部21A、21Aに結び目21Bを形成して紐止めストッパー30を抜け止めしている。
<実施の形態4>
実施の形態4のマスク10Dは、マスク本体11Dに対する装着用紐20Dの両端の処理の形態以外は実施の形態1と同一に構成されている。このため、図8中、実施の形態1と共通する構成には図1〜図4と共通の符号を付して重複する説明を省略する。
実施の形態2では、マスク本体11Dは、開口部13a、13h、13iが形成された通気性のある1枚の厚地の不織布である。図8に示すように、装着用紐20の中央に、紐止めストッパー30を装着して調整用ループ部21を形成している。そして、マスク本体11の中央の開口部13a13aから装着用紐20の両端部を通過させた後に、マスク本体11の下端に配列した開口部13h、13h、13h、13hを順番に通過させて、マスク本体11の左右へ引き出している。そして、それぞれ拘束ループ部22、22を形成した後、マスク本体11の上端の左右の開口部13iに挿入して結び目20iを形成することにより装着用紐20を抜け止めしている。
本考案は以上のように構成したので、上述したマスク10、10Bは、特許文献1のように日焼け防止用マスクとして使用することもできる。しかし、呼吸に伴って空中の有害微粒子の吸引を規制すると共に会話や咳くしゃみに伴って空中へ有害微粒子や唾液飛沫を吐出することを規制する衛生マスクとして使用することができる。この目的のために、布の間にフィルターシートを挟み込んで縫合してもよい。有害微粒子の例は、ウイルス、病原菌、カビの胞子、アレルギー物質、粉塵、土埃等である。マスク10、10Bは、大量生産されて1〜2日程度で全体を使い捨てて使用されるものであってもよい。しかし、オリジナルのデザインで個性的に手作りされ、洗濯して繰り返し使用されるものであってもよい。
1 顔
2 鼻
3 耳
4 口
5 顎
10、10B マスク
11、11B マスク本体
11a 上縁
11b 下縁
11c 隙間
11e、11f 縫合
12 補強部
13 筒状部
13a 開口部
14 マスク本体上部
15 マスク本体下部
15e 縫合
16 ひだ
20 装着用紐
21 調整用ループ部(長さ調整部)
22 拘束ループ部
30 紐止めストッパー
31 リング
31a 中央部
32 貫通部
33 シート材料

Claims (8)

  1. 中央に開口部を設けた筒状部がその下縁の左右方向に沿って設けられたマスク本体と、
    前記開口部から外部へ長さ調整部を突出させて前記筒状部を左右方向に貫通した後に、左右の耳を拘束する拘束ループ部を形成してその両端が前記マスク本体の前記上縁に取り付けられた装着用紐と、
    前記長さ調整部において前記装着用紐を摩擦保持する紐止めストッパーと、を有し、
    前記紐止めストッパーを操作して前記装着用紐の長さを調節することにより、前記マスク本体が顔面に装着される状態と、前記マスク本体のマスク本体下部側が解放される状態を形成可能となしたことを特徴とするマスク。
  2. 前記マスク本体は、中央を突出させて左右の両側へ平坦に成形されたマスク本体上部と、複数のひだを折り込んで前記マスク本体上部の下縁部に縫合されたマスク本体下部と、を有し、
    前記マスク本体下部側は、前記複数のひだにより鼻と口を緩く覆うと共に、前記装着用紐を緩めた際に前記マスク本体下部側を広く開けることができることを特徴とする、請求項1に記載のマスク。
  3. 前記筒状部が前記紐止めストッパーよりも大きな摩擦保持力で前記装着用紐を摩擦保持しており、
    顎と前記マスク本体との間に指を挿入して前方へ引き出した際に前記紐止めストッパーが滑って前記長さ調整部から前記筒状部へ前記装着用紐が移動することを特徴とする請求項1又は2に記載のマスク。
  4. 前記筒状部が前記紐止めストッパーよりも大きな摩擦保持力で前記装着用紐を摩擦保持しており、
    前記装着用紐を両耳に係合させて前記長さ調整部を一方の手で保持した状態で、前記紐止めストッパーを他方の手の指で保持して前後方向及び左右方向に移動することにより前記マスク本体の装着状態を調整可能であることを特徴とする請求項1又は2のマスク。
  5. 前記紐止めストッパーは、平坦に圧し潰された熱可塑性樹脂繊維のベルト材料のリングの中央部を密着させることにより当該中央部を挟んで前記装着用紐を貫通させて摩擦保持する一対の貫通部が形成されていることを特徴とする請求項3又は4に記載のマスク。
  6. 前記紐止めストッパーは、前記リングの中央部に交差させてシート材料が巻かれていることを特徴とする請求項5に記載のマスク。
  7. 前記装着用紐は、帯状の布を二つ折りして両側の縁を内側に折り込んで長手方向に縫い合わせた平坦な布紐であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のマスク。
  8. 前記マスク本体に前記装着用紐の共通の面を重ねて前記拘束ループ部が形成されることにより、前記拘束ループ部が前記装着用紐の共通の面を耳に連続的に当接させて耳を周回することを特徴とする請求項7に記載のマスク。
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JP2022119056A (ja) * 2021-02-03 2022-08-16 Excel Five Japan株式会社 マスク
JP7406866B1 (ja) * 2022-11-07 2023-12-28 武彦 國枝 マスク

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