JP3230776B2 - カメラの測距装置 - Google Patents

カメラの測距装置

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JP3230776B2
JP3230776B2 JP204093A JP204093A JP3230776B2 JP 3230776 B2 JP3230776 B2 JP 3230776B2 JP 204093 A JP204093 A JP 204093A JP 204093 A JP204093 A JP 204093A JP 3230776 B2 JP3230776 B2 JP 3230776B2
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  • Measurement Of Optical Distance (AREA)
  • Focusing (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファインダ画面内の複
数のポイントにおいて測距するマルチオートフォーカス
を行うカメラの測距装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、主被写体が撮影画面中央部に位置
しない場合でもフォーカスロックなどの面倒な操作を行
うことなく主被写体にピントを合わせることが可能な測
距方式としては、複数領域において測距を行って複数の
距離情報を得て該距離情報に基づいて撮影距離を設定す
る多点測距方式等が知られている。
【0003】例えば、米国特許4470681号では、
複数の距離情報の中から最も近距離にある被写体の距離
情報を選択して撮影距離を設定する技術が提案されてい
る。さらに、特開昭60−233610号公報では、撮
影画面に相当する被写界の中央領域に位置する被写体に
対する距離情報に重み付けを行って平均距離を求め、こ
れに基づいて撮影距離を設定する技術が開示されてい
る。
【0004】また、特開平1−255814号公報で
は、測光等の測距情報以外の情報により撮影場所が屋外
か室内かを判定し、屋外か室内かで測距情報の選択方式
を変える技術が開示されている。この他、撮影画面内で
最近距離と最遠距離にある被写体が被写界深度内に含ま
れるようにレンズ位置及び絞り値を制御する技術につい
ても提案されている。
【0005】さらに、複数の測距情報の中で最も遠距離
にある被写体の測距情報に注目すると屋外では比較的遠
く、室内では近いことが多い。また、撮影者から主被写
体までの距離については、屋外では遠く室内では近いこ
とが多いので、被写界内において主被写体の前方に雑被
写体が入ることは室内より屋外の方が多いと考えられ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、米国特
許4470681号により提案された技術では、室内と
屋外とを区別せず撮影距離を設定しているので、例え
ば、図2(b),(d)に示すような構図で撮影を行う
場合に手前の雑被写体にピントが合ってしまうといった
不具合を生じてしまう。
【0007】さらに、特開昭60−233610号公報
により開示された技術では、図2(d)に示すような構
図で撮影を行う場合に写真画面全体のピントが甘くな
り、どの位置にもピントが合っていない状態となってし
まう。
【0008】また、特開平1−255814号公報によ
り開示された技術では、撮影場所が屋外か室内のいずれ
であるかを区別するので、測光手段等による室内・屋外
の判定が実際の撮影状況と異なってしまった場合に逆効
果となったり、室内・屋外の判定を行うためレリーズの
タイムラグが大きくなったり、室内・屋外の判定手段を
有する分だけコスト高となってしまうといった問題があ
った。
【0009】この他、上記した撮影画面内で最近距離と
最遠距離にある被写体が被写界深度内に含まれるように
レンズ位置及び絞り値を制御する技術では、被写界深度
をかせぐために絞りを絞り込んだときに写真がアンダー
になったり、シャッタスピードが遅くなって手ブレの影
響が大きくなる可能性がある。
【0010】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、屋外や室内での撮影に応
じて撮影距離の設定方式を切換えることなく、該切換え
を行った場合と同様の効果を得ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の態様は、撮影画面内の中央部分を含
む複数部分について距離を検出する測距手段と、上記測
距手段によって測距された複数の距離の中から最遠距離
及び最至近距離を検出する検出手段と、上記最遠距離
と、有限距離に相当する第1の所定値とを比較する第1
の比較手段と、上記最遠距離と上記最至近距離の差を演
算する演算手段と、上記演算手段によって演算された上
記差と、上記最至近距離に存在する被写体が主要被写体
であるか或いは雑被写体であるかの判定基準となる第2
の所定値とを比較する第2の比較手段と、上記第1の比
較手段の比較結果または、上記第1の比較手段及び上記
第2の比較手段の比較結果に基づいて、上記測距手段に
より検出された複数の距離のいずれかを被写体距離とし
て選択する選択手段と、を具備することを特徴とする。
また、本発明の他の態様は、撮影画面内の中央部分を含
む複数部分について距離を検出する測距手段と、上記測
距手段によって測距された複数の距離の中から最遠距離
及び最至近距離を検出する検出手段と、上記最至近距離
と、該最至近距離に存在する被写体が主要被写体である
か或いは雑被写体であるかの第1の判定基準となる第1
の所定値とを比較する第1の比較手段と、上記最遠距離
と上記最至近距離の差を演算する演算手段と、上記演算
手段によって演算された上記差と、上記最至近距離に存
在する被写体が主要被写体であるか或いは雑被写体であ
るかの第2の判定基準となる第2の所定値とを比較する
第2の比較手段と、上記第1の比較手段の比較結果また
は、上記第1の比較手段及び上記第2の比較手段の比較
結果に基づいて、上記測距手段により検出された複数の
距離のいずれかを被写体距離として選択する選択手段
と、を具備することを特徴とする。
【0012】
【作用】即ち、本発明の第1の態様では、測距手段によ
り撮影画面内の中央部分を含む複数部分について距離が
検出され、検出手段により上記測距手段によって測距さ
れた複数の距離の中から最遠距離及び最至近距離が検出
され、第1の比較手段により上記最遠距離と、有限距離
に相当する第1の所定値とが比較され、演算手段により
上記最遠距離と上記最至近距離の差が演算され、第2の
比較手段により上記演算手段によって演算された上記差
と、上記最至近距離に存在する被写体が主要被写体であ
るか或いは雑被写体であるかの判定基準となる第2の所
定値とが比較され、選択手段により上記第1の比較手段
の比較結果または、上記第1の比較手段及び上記第2の
比較手段の比較結果に基づいて、上記測距手段により検
出された複数の距離のいずれかが被写体距離として選択
される。また、本発明の他の態様は、測距手段により撮
影画面内の中央部分を含む複数部分について距離が検出
され、検出手段により上記測距手段によって測距された
複数の距離の中から最遠距離及び最至近距離が検出さ
れ、第1の比較手段により上記最至近距離と、該最至近
距離に存在する被写体が主要被写体であるか或いは雑被
写体であるかの第1の判定基準となる第1の所定値とが
比較され、演算手段により上記最遠距離と上記最至近距
離の差が演算され、第2の比較手段により上記演算手段
によって演算された上記差と、上記最至近距離に存在す
る被写体が主要被写体であるか或いは雑被写体であるか
の第2の判定基準となる第2の所定値とが比較され、選
択手段により上記第1の比較手段の比較結果または、上
記第1の比較手段及び上記第2の比較手段の比較結果に
基づいて、上記測距手段により検出された複数の距離の
いずれかが被写体距離として選択される。
【0013】
【実施例】先ず、本発明の実施例について説明する前に
本発明の概要について説明する。図1は、本発明のカメ
ラの測距装置の概念図である。
【0014】同図に示すように、被写界内の中央領域と
その周辺の領域とを含む複数領域のそれぞれに存在する
被写体までの距離を測距する中央測距部1及び周辺測距
部2と、該測距部1,2により得られる複数の測距情報
のうち最も遠い距離lmax と一般的な室内の広さにより
設定される距離l1 とを比較する第1比較部4と、複数
の測距情報のうち最も遠い距離lmax と最も近い距離l
min との差l2 と各測距点の距離のばらつき等により定
め焦点距離毎に設定される距離l3 とを比較する第2比
較部5と、この第1比較部4と第2比較部5とを有し各
比較結果に基づいて撮影距離を設定する撮影距離設定部
3とで構成されている。
【0015】このような構成において、lmax とl1 と
を第1比較部4で比較した結果、lmax がl1 より遠い
ときはlmax とlmin との差をとり、この差l2 とl3
を第2比較部5で更に比較してl2 の方が大きければ中
央領域の測距データlb を撮影距離とし、l2 の方が小
さければlmin を撮影距離とする。また、lmax とl1
との比較結果でlmax がl1 より近い場合はlmin を撮
影距離とする。
【0016】このように、本発明のカメラの測距装置
は、複数方向の測距情報に基づいて撮影距離を求め、当
該撮影距離に基づいて撮影レンズを合焦位置に設定する
いわゆる多点測距方式のカメラの測距装置として適用さ
れるものである。
【0017】ここで、例えば屋外で撮影を行う場合に
は、撮影者と主被写体との距離が比較的離れていること
が多いので、本発明のカメラの測距装置では、撮影者と
主被写体との間に雑被写体が入りやすいことから複数測
距領域のうち中央測距領域の被写体にピントを合わせて
いる。そして、室内で撮影を行う場合には、撮影者と主
被写体との距離が比較的近いことが多いので、撮影者と
主要被写体との間に雑被写体が入りにくいことから各測
距領域の被写体の中で最も近い距離の被写体にピントを
合わせている。但し、体育館、結婚式場等の広い室内で
の撮影の場合は、屋外で撮影を行う場合と同様に中央測
距領域の被写体にピントを合わせている。さらに、例え
ば3点AFを例に挙げて説明すると、屋外において、図
2(a)のような構図で撮影を行うときには従来の最至
近選択等の方法でもピントは合うが、図2(b)のよう
な構図で撮影を行うときには人物の手前の草にピントが
合ってしまう。そこで、本発明のカメラの測距装置で
は、図2(b)のような構図で撮影を行うときには、中
央の測距情報に基づいて撮影距離を設定し、主要被写体
にピントが合うように図っている。
【0018】一方、室内において、図2(c)のような
構図で撮影を行うときには従来の方法でも十分ピントは
合うが、図2(d)のような構図で撮影を行うときには
手前の人物の頭にピントが合ってしまうといった不具合
が生じる。そこで、本発明のカメラの測距装置では、図
2(d)のような構図で撮影を行うときでも一般家庭の
ような狭い部屋では手前の人物の頭にピントが合ってし
まうが、結婚式場のようなある程度の広さの室内空間を
持っている場合には、中央の主要被写体にピントが合う
ようにしている。
【0019】さらに、図2(e)のように主要被写体が
l1 よりも近い距離である場合、屋外の撮影では風景等
の背景を入れることが多いので、このような構図で撮影
することは滅多にないが、室内においては、このような
構図で撮影することも考えられる。そこで、本発明のカ
メラの測距装置では、複数の測距情報のうち最至近距離
を撮影距離とすることで主要被写体にピントを合わせて
いる。
【0020】従って、本発明のカメラの測距装置では、
屋外や室内の撮影に応じて撮影距離の設定方式を切換え
ることなく従来よりもピントの合焦率を向上することが
できる。以下、図面を参照して、本発明の実施例につい
て説明する。
【0021】図3は本発明の第1の実施例に係るカメラ
の測距装置の構成を示す図である。本実施例では被写体
に対して測距用光を投光し、その反射信号光の入射位置
に基づいて被写体距離を求める公知のアクティブ三角測
距装置を応用している。
【0022】同図に示すように、投光レンズ20を介し
て光を投光する赤外発光ダイオード(IRED)22a
乃至22cはドライバ24a乃至24cを介してCPU
29に接続されている。そして、受光レンズ21を介し
て入射した被写体光を受光する光位置検出素子(PS
D)23a乃至23cはプリアンプ25a乃至25d、
ダイオード27a乃至27d、バッファ26a乃至26
d、差動演算回路28a及び28bを介してCP29に
接続されている。そして、このCPU29はズームレン
ズ33を駆動制御してピントを合わせるピント合わせ部
30と、ズームレンズ32のズーム位置を制御するズー
ムエンコーダ31とに接続されている。
【0023】尚、上記投光レンズ20、受光レンズ21
とIRED22bとそのドライバ24bとPSD23b
と、それに付属するプリアンプ25c,25d、ダイオ
ード27c,27d、バッファ26c,26d及び差動
演算回路28bが図1の中央測距部1に相当する。ま
た、上記投光レンズ20、受光レンズ21と左右を測距
するためのIRED22a,22cとそのドライバ及び
PSD23a,23cとプリアンプ25a,25b、ダ
イオード27a,27b、バッファ26a,26bと差
動演算回路28aが図1の周辺測距部2に相当する。
【0024】このような構成において、測距用の赤外光
が3つのIRED22a乃至22cによって発せられる
と、該赤外光は投光用レンズ20を介して写真画面内の
異なるポイントに投光される。そして、この測距用光は
被写体上で反射され、該反射光は受光レンズ21によっ
て集光されPSD23a乃至23c上に入射する。そし
て、公知の三角測距の原理に基づいて被写体距離は上記
PSD23a乃至23c上の反射信号光入射位置に基づ
いて算出される。このPSD23a乃至23cは、図4
に示すように信号光の位置によって2つの電流信号ia
,ib を出力するが、この電流信号ia ,ib は、
【0025】
【数1】 といった関係となり、 m+n=t(t:PSDの長さ) …(2) の関係より、
【0026】
【数2】 が成立する。このmが光の入射位置で、tは定数である
ので、 ia /(ia +ib ) …(4)
【0027】を演算することにより、反射信号光の入射
位置mが演算できるので、被写体距離を求めることがで
きる。さらに、上記PSD23a乃至23cの電流信号
ia ib は、プリアンプ25a乃至25dにて増幅さ
れ、圧縮ダイオード27a乃至27dに流れる。そし
て、バッファ回路26a乃至26dはこの圧縮ダイオー
ド27a乃至27dのVref 基準の電位を差動演算回路
28a,28bに出力する。この差動演算回路28a,
28bの詳細な構成は図5に示す通りである。
【0028】図5において、51は電流値Iφの電流源
で、50a,50bはエミッタを共通としたペアのNP
Nトランジスタである。これらのコレクタ電流をI1 ,
I2とする。そして、プリアンプの増幅率をβとする
と、圧縮ダイオードの出力電位VA ,VB は、
【0029】
【数3】 同様の式より、I1 ,I2 とVA ,VB には、次の関係
が成立する。
【0030】
【数4】 従って、I2 を抵抗52で電流に変換したγI2 は次式
(11)で示される。
【0031】
【数5】
【0032】つまり、γ,Iφ,tは決まっている値な
ので、上記(11)式で示されるγI2 より、各PSD
23a乃至23cへの信号光の入射位置mを求めること
ができる。尚、上記PSD23a乃至23cは左右分離
しているのにプリアンプ以降を共通としているのは、I
RED22a乃至22cを独立投光するので、共用が可
能だからである。ただし、中央測距用のものは使用頻度
が高いので、PSDの面積が増えれば外乱の影響が増加
しS/Nが劣化するので、精度向上を考えてプリアンプ
以降を分離する。
【0033】CPU29は、測距部の出力信号電圧を内
蔵のA/D変換器でA/D変換して入力する。そして、
その信号を所定のアルゴリズムによりピント合わせ制御
に用いるが、ピント合わせ部30を介してピント合わせ
用レンズ33が制御される。32はズームレンズであ
り、そのズーム位置はズームエンコーダ31を介してC
PU29に入力される。以下、図6のフローチャートを
参照して本実施例の動作を詳細に説明する。
【0034】まず、IRED22a乃至22cをCPU
29が各ドライバ24a乃至24cを介して順次発光さ
せる。その都度、γI2 をCPU29が入力し、それを
基に各被写体距離の逆数1/lb ,1/la ,1/lc
を算出していく(ステップS101〜S103)。そし
て、この1/lb ,1/la ,1/lc の中での最遠距
離lmax と最至近距離lmin とを検出する(ステップS
104)。
【0035】続いて、上記lmax と設定値l1 とにより
撮影場所が屋外であるのか室内であるのかを判定する。
そして、lmax がl1 より大きければ屋外での撮影とみ
なしステップS106に進み、lmax がl1 より小さけ
れば室内での撮影とみなし1/lb ,1/la ,1/l
c の中から最も近い距離が選択される(ステップS10
5)。そして、先に検出した1/lb ,1/la ,1/
lc の中での最遠距離lmax と最至近距離lmin との差
l2 を求める(ステップS106)。
【0036】さらに、l2 と設定値l3 とに基づいて、
距離lmin の位置に存在する被写体が主要被写体である
か雑被写体であるかを判定する(ステップS107)。
このl2 がl3 より大きければlmin の位置には主要被
写体は存在しない或いは存在しても撮影者からの距離が
大きいとみなし、中央の測距結果1/lb が選択される
(ステップS108)。そして、l2 がl3 より小さけ
ればlmin の位置に主要被写体が存在するとみなし、1
/lb ,1/la ,1/lc の中から最も近い距離が選
択され(ステップS109)、こうして全ての動作を終
了する(ステップS110)。尚、図7は上記最遠距離
lmax 及び最至近距離lmin と、比較用の設定値l1,
l3 と、最遠距離lmax と最至近距離lmin との差l2
との関係を示した図である。
【0037】ここで、本実施例では比較用の設定値l1
,l3 を次のようにして決定している。即ち、l1 は
固定値とし一般的な居住空間の広さから6mとし、l3
は撮影レンズの焦点距離に応じて値を変えるが焦点距離
38mmの場合を考えると、所定の測距ポイントを測距
する測距装置ではカメラの撮影レンズの画角がTELE
とWIDEで変化したときは、写真画面内の測距位置が
図9(b),(c)のように変化するので、短焦点側で
は測距ポイントが図9(c)に示すように中央部によ
る。このため、最至近選択を行った場合の効果がその弊
害に比べて大きくなることから最至近選択で撮影する可
能性を高くするためにl3 の室内と屋外とを判定するし
きい値6mに通常人物の上半身をメインに撮影を行った
場合の撮影距離1.5mを加えて7.5mとする。そし
て、長焦点側では、この値は小さくなり図10から導か
れる次式(12)を基にして図11より導かれる次式
(12)を用いて決定する。
【0038】
【数6】 次に、本発明の第2実施例に係るカメラの測距装置につ
いて説明する。
【0039】第2の実施例では、上記第1実施例が各被
写体距離1/lb ,1/la ,1/lc の中での最遠距
離を基にして撮影場所が屋外か室内かを判定していたの
に対して、1/lb ,1/la ,1/lc に中で最も近
い距離lmin と、最も遠い距離lmax とlmin との差l
2 により、lmin の位置の被写体が雑被写体か主要被写
体かを判定する。
【0040】以下、図12のフローチャートを参照して
本実施例の動作を詳細に説明する。上記第1の実施例と
同様に、1/lb ,1/la ,1/lc を算出した後
(ステップS201〜S203)、この1/lb ,1/
la ,1/lc の中で最も近い距離lmin を検出し(ス
テップS204)、このlmin と設定値l1'とにより最
至近被写体が主要被写体であるか雑被写体であるのかを
判定する(ステップS205)。そして、lmin がl1'
より大きければlmin の位置に主被写体が存在するとみ
なし、1/lb ,1/la ,1/lc の中から最も近い
距離が選択される(ステップS210)。さらに、lmi
n がl1'より小さければlmin の位置に存在する被写体
は雑被写体である可能性が高いとみなし、1/lb ,1
/la ,1/lc の中での最遠距離lmax を求める(ス
テップS206)。
【0041】続いて、ステップS207では、lmax と
最も近い距離lmin との差l2 を求める。そして、ステ
ップS208では、最至近被写体が主要被写体か雑被写
体かをl2 と設定値l3 とに基づいて判定する。そし
て、l2 がl3 より大きければ屋外での撮影とみなし中
央の測距結果1/lb が選択され(ステップS20
9)、l2 がl3 より小さければ室内での撮影とみな
し、1/la ,1/lb ,1/lc の中で最も近い距離
を撮影距離として選択し(ステップS210)、こうし
て全ての動作を終了する(ステップS211)。尚、図
8は上記最遠距離lmax及び最至近距離lmin と、比較
用の設定値l1' ,l3 と、最遠距離lmax と最至近距
離lmin との差l2 との関係を示した図である。
【0042】ここで、本実施例では比較用の設定値l
1',l3 を次のようにして決定している。即ち、第2の
実施例の場合は、l1',l3 共に撮影レンズの焦点距離
に応じて変化させるが、l1',l3 共に焦点距離38m
mの場合について考える。
【0043】まず、l1'は図2(e)のように写真画面
内に人物の上半身をメインとして撮影を行ったときの距
離とし、焦点距離38mmの場合は図10より導かれる
式より1.5mとする。そして、l3 は第1実施例で述
べたように短焦点側では最至近選択で撮影する可能性を
高くしたいので焦点距離38mmの場合は図11より導
かれる式より7.5mとする。さらに、長焦点側に行く
程、図10,11より導かれる式に基づいてl1'の値は
大きく、l3 の値は小さくしていく。
【0044】このように、第2の実施例では、まず最至
近被写体が主要被写体か雑被写体かをlmin により判定
した後、lmax とlmin との差l2 で最至近被写体が主
要被写体か雑被写体かを判定するようにしたので、図6
のステップS105からステップS109に進む頻度が
増し、第1実施例に比べてレリーズのタイムラグが多き
くなる頻度が減る。さらに、図2(a)のような構図の
場合に第1実施例では背景にピントが合ってしまうこと
が多かったのに対して、この実施例では主要被写体であ
る人物にピントが合うようになるなどの利点がある。次
に、本発明の第3の実施例に係るカメラの測距装置につ
いて説明する。
【0045】前述したように所定のポイントを測距する
測距装置では、カメラの撮影レンズの画角が図9(a)
に示すようにTELEとWIDEで変化したとき、画面
内の測距位置が図9(b),(c)のように変化してし
まうが、短焦点例では、測距ポイントが図9(c)のよ
うに中央部によってしまい雑被写体を測距する可能性が
低下する。第3の実施例では、上記第1実施例、第2実
施例にカメラの撮影レンズの焦点距離を加味し、撮影毎
にズームエンコーダ43からズーミング位置を繰り込
み、長焦点側の場合のみ第1実施例、第2実施例と同様
の選択を実施し、短焦点側では単に最至近選択を行う。
まず、図13のフローチャートを参照して、第1の実施
例に上記ステップを加えた場合の動作について詳細に説
明する。
【0046】IRED22a,22b,22cをCPU
29が各ドライバ24a乃至24cを介して順次発光さ
せる。その都度、γI2 をCPU29が入力し、それを
基に各被写体距離の逆数1/lb ,1/la ,1/lc
を求めていく(ステップS301〜S303)。そし
て、この1/lb ,1/la ,1/lc の中での最遠距
離lmax を検出する(ステップS304)。
【0047】続いて、ステップS305では、撮影レン
ズの焦点距離fと所定値f0 とを比較する。そして、焦
点距離fが所定値f0 より大きければステップS306
に進み、小さければステップS311に進む。
【0048】ステップS306では、上記lmax と設定
値l1 により撮影場所が屋外か室内かの判定が行われ
る。そして、lmax がl1 より大きければ屋外での撮影
とみなしステップS106に進み、lmax がl1 より小
さければ室内での撮影とみなし1/lb ,1/la ,1
/lc の中から最も近い距離が選択される。そして、最
至近距離lmin を検出する(ステップS307)
【0049】さらに、先に検出した1/lb ,1/la
,1/lc の中での最遠距離lmaxと最も近い距離lmi
n との差l2 を求める(ステップS308)。そして、
l2と設定値l3 とにより、距離lmin の位置に存在す
る被写体が主要被写体であるか雑被写体であるかを判定
する(ステップS309)。
【0050】このl2 がl3 より大きければlmin の位
置には主要被写体は存在しない或いは存在しても撮影者
からの距離が大きいとみなし、中央の測距結果1/lb
が選択される(ステップS310)。そして、l2 がl
3 より小さければlmin の位置に主要被写体が存在する
とみなしステップS311に進む。このステップS31
1では、1/lb ,1/la ,1/lc の中から最も近
い距離が選択され、こうして全ての動作を終了する(ス
テップS312)。次に、図14のフローチャートを参
照して、第2の実施例に上記ステップを加えた場合の動
作について詳細に説明する。
【0051】各被写体距離の逆数1/lb ,1/la ,
1/lc を求めた後(ステップS401〜S403)、
この1/lb ,1/la ,1/lc の中で最も近い距離
lmin を検出する(ステップS404)。続いて、ステ
ップS405では、撮影レンズの焦点距離fと所定値f
0 とを比較する。そして、焦点距離fが所定値f0 より
大きければステップS406に進み、小さければステッ
プS411に進む。
【0052】ステップS406では、lmin と設定値l
1'より最至近被写体が主要被写体であるか雑被写体であ
るのかを判定する(ステップS406)。そして、lmi
n がl1'より大きければlmin の位置に主被写体が存在
するとみなし、1/lb ,1/la ,1/lc の中から
最も近い距離が選択される(ステップS411)。そし
て、lmin がl1'より小さければlmin の位置に存在す
る被写体は雑被写体である可能性が高いとみなし、1/
lb ,1/la ,1/lc の中での最遠距離lmax を求
める(ステップS407)。
【0053】さらに、ステップS408では、lmax と
最も近い距離lmin との差l2 を求める。そして、ステ
ップS409では、最至近被写体が主要被写体か雑被写
体かをl2 と設定値l3 により判定する。そして、l2
がl3 より大きければ屋外での撮影とみなし、中央の測
距結果1/lb が選択され(ステップS410)、l2
がl3 より小さければ室内での撮影とみなしステップS
411に進む。ステップS411では、1/la ,1/
lb ,1/lc の中で最も近い距離が選択され、こうし
て全ての動作を終了する(ステップS412)。
【0054】以上詳述したように、本発明のカメラの測
距装置では、複数の測距点の中の最遠の距離と最至近の
距離とを基にして最至近の被写体が主要被写体か雑被写
体かを判定することにしたので、雑被写体にピントが合
いにくく、主要被写体にピントが合い易くなる。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、屋外や室内での撮影に
応じて撮影距離の設定方式を切換えることなく、該切換
えを行った場合と同様の効果を得ることができるカメラ
の測距装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカメラの測距装置の概念図である。
【図2】(a)乃至(e)は、3点AFによる撮影の構
図を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施例に係るカメラの測距装置
の構成を示す図である。
【図4】PSD23a乃至23cが信号光の位置によっ
て2つの電流信号ia ,ib を出力することを説明する
ための図である。
【図5】差動演算回路28a,28bの詳細な構成を示
す図である。
【図6】第1の実施例の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図7】1/la ,1/lb ,1/lc の中での最遠距
離lmax と最至近距離lmin と設定値l1 との関係を説
明するための図である。
【図8】1/la ,1/lb ,1/lc の中での最遠距
離lmax と最至近距離lmin と設定値l1 ' との関係を
説明するための図である。
【図9】(a)は画角を、(b)及び(c)は写真画面
内の測距位置を示す図である。
【図10】撮影レンズの焦点距離lを導くための図であ
る。
【図11】撮影レンズの焦点距離l3 を導くための図で
ある。
【図12】第2の実施例の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図13】第3の実施例の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図14】第3の実施例の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【符号の説明】 1…中央測距部、2…周辺測距部、3…撮影距離設定
部、4…第1比較部、5…第2比較部。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−151132(JP,A) 特開 昭63−266434(JP,A) 特開 平1−288813(JP,A) 特開 平1−222209(JP,A) 特開 昭64−48050(JP,A) 特開 昭64−935(JP,A) 特開 昭63−279232(JP,A) 特開 平4−65630(JP,A) 特開 平5−273458(JP,A) 特開 平5−188276(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 7/28 - 7/38

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影画面内の中央部分を含む複数部分に
    ついて距離を検出する測距手段と、 上記測距手段によって測距された複数の距離の中から最
    遠距離及び最至近距離を検出する検出手段と、 上記最遠距離と、有限距離に相当する第1の所定値とを
    比較する第1の比較手段と、 上記最遠距離と上記最至近距離の差を演算する演算手段
    と、 上記演算手段によって演算された上記差と、上記最至近
    距離に存在する被写体が主要被写体であるか或いは雑被
    写体であるかの判定基準となる第2の所定値とを比較す
    る第2の比較手段と、上記第1の比較手段の比較結果または、上記第1の比較
    手段及び上記第2の比較手段の比較結果に基づいて、上
    記測距手段により検出された複数の距離のいずれかを被
    写体距離として選択する選択手段と、 を具備することを特徴とするカメラの測距装置。
  2. 【請求項2】 上記選択手段は、上記第1の比較手段に
    より上記最遠距離が上記第1の所定値よりも大きいとの
    比較結果が得られ、かつ、上記第2の比較手段により上
    記最遠距離と上記最至近距離との差が上記第2の所定値
    よりも大きいとの比較結果が得られた場合に、上記中央
    部分の被写体距離を選択することを特徴とする請求項1
    に記載のカメラの測距装置。
  3. 【請求項3】 上記選択手段は、上記第1の比較手段に
    より上記最遠距離が上記第1の所定値よりも小さいとの
    比較結果が得られた場合に、上記最至近距離を選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載のカメラの測距装置。
  4. 【請求項4】 上記選択手段は、上記第1の比較手段に
    より上記最遠距離が上記第1の所定値よりも大きく、か
    つ、上記第2の比較手段により上記最遠距離と最至近距
    離との差が上記第2の所定値よりも小さいとの比較結果
    が得られた場合に、上記最至近距離を選択することを特
    徴とする請求項1に記載のカメラの測距装置。
  5. 【請求項5】 カメラが有する撮影光学系の焦点距離に
    応じて、上記選択手段 が上記第1の比較手段の比較結果
    を考慮するか否かを決定する決定手段を具備することを
    特徴とする請求項1に記載のカメラの測距装置。
  6. 【請求項6】 撮影画面内の中央部分を含む複数部分に
    ついて距離を検出する測距手段と、 上記測距手段によって測距された複数の距離の中から最
    遠距離及び最至近距離を検出する検出手段と、 上記最至近距離と、該最至近距離に存在する被写体が主
    要被写体であるか或いは雑被写体であるかの第1の判定
    基準となる第1の所定値とを比較する第1の比較手段
    と、 上記最遠距離と上記最至近距離の差を演算する演算手段
    と、 上記演算手段によって演算された上記差と、上記最至近
    距離に存在する被写体が主要被写体であるか或いは雑被
    写体であるかの第2の判定基準となる第2の所定値とを
    比較する第2の比較手段と、 上記第1の比較手段の比較結果または、上記第1の比較
    手段及び上記第2の比較手段の比較結果に基づいて、上
    記測距手段により検出された複数の距離のいずれかを被
    写体距離として選択する選択手段と、 を具備することを特徴とするカメラの測距装置。
  7. 【請求項7】 上記選択手段は、上記第1の比較手段に
    より上記最至近距離が上記第1の所定値よりも小さいと
    の比較結果が得られ、かつ、上記第2の比較手段により
    上記最遠距離と上記最至近距離との差が上記第2の所定
    値よりも大きいとの比較結果が得られた場合に、上記中
    央部分の被写体距離を選択することを特徴とする請求項
    6に記載のカメラの測距装置。
  8. 【請求項8】 上記選択手段は、上記第1の比較手段に
    より上記最至近距離が上記第1の所定値よりも大きいと
    の比較結果が得られた場合に、上記最至近距離を選択す
    ることを特徴とする請求項6に記載のカメラの測距装
    置。
  9. 【請求項9】 上記選択手段は、上記第1の比較手段に
    より上記最至近距離が上記第1の所定値よりも小さく、
    かつ、上記第2の比較手段により上記最遠距離と最至近
    距離との差が上記第2の所定値よりも小さいとの比較結
    果が得られた場合に、上記最至近距離を選択することを
    特徴とする請求項6に記載のカメラの測 距装置。
  10. 【請求項10】 カメラが有する撮影光学系の焦点距離
    に応じて、上記選択手段が上記第1の比較手段の比較結
    果を考慮するか否かを決定する決定手段を具備すること
    を特徴とする請求項6に記載のカメラの測距装置。
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