JP3230628B2 - 発注量算出方法とそのための装置 - Google Patents

発注量算出方法とそのための装置

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JP3230628B2
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、前工程から納入される
部品を用いて後工程の利用に供する製品を生産する工程
(自工程という)において、前工程から納入される部品
が過大や過小とならないような発注量を算出する技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】発注量を管理する技術として特開昭62
−57060号公報に記載の技術が提案されている。こ
の技術では、前工程から納入される部品を収容しておく
スペースに在庫量を検出する装置を設け、これによって
在庫量を検出する。そして検出された在庫量(ストック
量)が基準ストック量以下となると不足数量を発注す
る。この技術は、使用された結果不足となった部品を後
補充してゆく技術といえる。またMRP(Material Requ
irement Planning) 方式で発注量を算出する技術も提案
されており、特開昭63−192159号公報に開示さ
れている。これは製品の生産計画が与えられると、その
製品を構成する部品表や納期等のデータに基づいて、部
品の発注量を決定してゆく技術である。すなわち計画対
応方式ということがいえる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】後補充方式の技術によ
ると、需要変動期において納入部品の過不足が生じ易
い。生産増大時期には部品が不足し易く、生産ラインの
停止を招きかねない。生産減少時期には納入部品が過大
となり、過剰在庫が発生し易い。また一旦過剰在庫が発
生すると、正常在庫に戻すための手法が用意されていな
いことも問題となる。
【0004】計画対応方式で発注量を算出する場合、将
来の需要を予想して生産計画が決定されるために、生産
計画自体が実際の需要と一致しなくなることがある。一
致しなくなると過剰在庫や部品不足が発生する。また生
産設備や物流設備の故障によって生産計画が守られなく
なると、部品の過不足が発生し、しかも一旦発生した部
品の過不足状態を解消する手法が用意されていない。本
発明は、後補充方式と計画対応方式の長所を利用して短
所を克服する新たな発注量算出技術を開発することによ
って、部品納入量を適切に管理できるようにしようとす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る技術は、
図1に模式的に示されているように、前工程1−1から
納入される部品1−2を用いて後工程1−5の利用に供
する製品1−4を生産する自工程1−3から、前工程1
−1に対する部品1−2の発注量を算出する技術に関す
る。
【0006】この発明の一つの態様による算出方法で
は、前工程1−1に最後に発注したとき以後に自工程1
−3で使用された部品1−2の実際の部品使用量を検出
する工程1−6と、発注してから納入されるまでに必要
な時間だけ将来の時点における部品1−2の使用計画量
を算出する工程1−7とを実行する。この後、工程1−
6で検出された実際の使用量と工程1−7で算出された
使用計画量の両者を用いて、前工程1−1に対する部品
1−2の発注量を決定する工程1−8を実行する。
【0007】工程1−6での検出値をX1とし、工程1
−7での算出値をX2としたときに、工程1−8では、
W1・X1+W2・X2の式に従って発注量を決定する
ことが好ましい(工程1−9)。ここでW1は実績重み
であり、W2は計画重みである。またW1+W2=1の
関係に設定されている。これらの重みW1,W2は過去
の経験に基づいて予め選ばれている値であってもよく、
また後述のようにして決定されるものであってもよい。
【0008】実績重みW1は、図2に模式的に示されて
いるように、自工程1−3内の部品在庫スペース2−2
の在庫容量(収容可能数)2−5、在庫時間(納入され
てから使用されるまでの時間)2−6、及び納入ロット
数2−1や使用ロット数2−3のうちの1種類以上の値
に基づいて決定することができる(工程2−7)。例え
ば在庫容量2−5に充分な余裕がある場合とない場合と
では、後補充方式の適応度が当然に異なってくるのに対
応して、実績重みを決定してゆくのである。なお実績重
みW1が決定された場合、計画重みW2は1−W1の式
で決定される。この場合、在庫容量2−5等から計画重
みW2を先に決定し、その後1−W2の式から実績重み
W1を決定することもできる。
【0009】実績重みW1は図3に模式的に示される方
法で決定することもできる。この方法ではまず変動指数
(V)を算出する(工程3−1)。ここで変動指数と
は、部品使用量検出工程(図1の工程1−6)で検出さ
れた検出値(X1)と、その時点を起算時点として発注
してから納入されるまでに要する時間だけ将来の時点に
おける使用計画量(X2)とのばらつきの程度を示す指
数である。後補充方式によるときに納入される数と計画
通り生産するときに使用される数とのばらつきの程度が
変動指数として表される。
【0010】この変動指数は影響因子と密接な関係があ
る。ここでいう影響因子とは、3−4に例示されている
ように、発注から納入までに要する時間、部品納入間隔
の均一度、納入ロット数や使用ロット数、過去における
実際の使用量とそのときの使用計画量との実際の差、か
んばん回収間隔の均一度といった各種因子であり、それ
らのうちの1種以上を影響因子とすることができる。ま
た状況により安全係数、品質不良件数、設備不足もこの
影響因子とすることができる。
【0011】影響因子と変動指数との間には因果関係が
存在する。そこでその間の関係を近似的に示す近似関係
が分析のうえ決定される(図3の3−2の工程)。この
ようにして影響因子が変動指数に与える関係が分析され
ると、次にその近似関係に基づいて実績重み(W1)を
決定することが可能となる(工程3−3)。このように
しても実績重みが決定可能であり、実績重みが決定され
ると計画重みが決定され、さらに発注量が決定される。
この場合も、近似関係から先に計画重みを決定し、つい
で実績重みを決定してもよい。
【0012】影響因子と変動指数との間に成立する近似
関係が分析して求められた場合、図3の3−5〜3−7
のプロセスを経て実績重みを決定する方法が好ましい。
この方法ではまず求められた近似関係と現時点の影響因
子とから推定される変動指数を算出する(3−5の工
程)。次に、現時点の在庫量と、検出された使用量と、
過去に実際に発注した量に推定変動指数を加味して、推
定される在庫量を算出する(3−6の工程)。推定在庫
量が算出されると在庫容量と比較して評価値(H)を算
出する(3−7の工程)。この評価値(H)は後補充方
式の適応度と計画対応方式の適応度によく対応してお
り、評価値(H)から実績重み(W1)と計画重み(W
2)を決定することができる。
【0013】また、図4に模式的に示されているよう
に、前工程4−1から納入される部品4−2を用いて後
工程4−5の利用に供する製品4−4を生産する自工程
4−3から、前工程4−1に対する部品4−2の発注量
を算出する装置によって本発明に係わる方法を実施する
ことができる。この発注量算出装置は、前工程4−1に
最後に発注したとき以後に自工程4−3において使用さ
れた実際の部品使用量(X1)を検出する装置4−6
と、発注から納入までに要する時間だけ将来の時点にお
ける部品の使用計画量(X2)を算出する装置4−7
と、実績重み(W1)と計画重み(W2)を記憶してお
く装置4−8と、検出された実際の部品使用量(X1)
に実績重み(W1)を乗じた値(W1・X1)に、算出
された使用計画量(X2)に計画重み(W2)を乗じた
値(W2・X2)を加算して発注量を演算する装置4−
9とを備えている。ここで実績重みと計画重みの和は1
に設定されている。
【0014】
【作用】図1に模式的に示される方法によると、工程1
−6によって、実際の部品使用量(X1)が検出され
る。これは後補充方式によるときの発注量に等しい。一
方工程1−7によって、発注から納入までに要する時間
だけ将来の時点における使用計画量(X2)が算出され
る。これは計画対応方式によるときの発注量に等しい。
この方法によるときには、後補充方式によるときの発注
量と計画対応方式によるときの発注量の両者が勘案され
て発注量が決定されるために、後補充方式と計画対応方
式の欠点が改善される。特に工程1−9に示すように、
W1・X1+W2・X2の式に基づいて発注量が決定さ
れる場合、後補充方式の適応度と計画対応方式の適応度
を加味したうえで発注量が決定される。また後補充方式
の適応度は、図2に示す在庫容量2−5、在庫時間2−
6、納入ロット数2−1、使用ロット数2−3等に依存
する関係にあるので、これらのうちの1種以上によって
実績重み(W1)が決定されると、現実の環境に適切な
実績重み(W1)と計画重み(W2)が決定される。
【0015】図3に模式的に示される方法、すなわち後
補充方式によるときの発注量と計画対応方式によるとき
の発注量との間のばらつきの程度を示す変動指数を求
め、さらにその変動指数とその変動指数に影響を与える
因子との間に成立する近似関係が決定されると、影響因
子が変動指数にどう関与しているかを分析したうえで、
実績重みと計画重みが決定されるために、個々の現場毎
に最適な重みが決定されたうえで発注量が決定されるこ
とになる。
【0016】影響因子としては各種の要素が考えられる
が、発注から納入までに要する時間や、部品の納入間隔
の均一度や、納入・使用ロット数や、実際の使用量と計
画量との間の実際の差や、かんばん回収間隔の均一度の
うちの1種以上が影響因子とされると、影響因子と変動
指数の間の関係が明確化され、実績重みと計画重みを正
しく推定するうえで有利となる。
【0017】影響因子と変動指数間に成立する近似関係
が分析のうえ決定されると(図3の3−2の工程)、工
程3−5によって、現実の影響因子のもとであり得ると
推定される変動指数が算出される。これは発注したもの
が納入されるときに、計画量との間にどのくらいのずれ
が発生するかを推定する意味をもつ。この推定変動指数
が算出されると、次に現実の在庫量+(過去の発注量−
使用量)+推定変動指数の式によって、推定される在庫
量が算出される(工程3−6)。推定在庫量が算出され
ると、次に推定在庫量と在庫容量とに基づいて評価値が
算出される(工程3−7)。そして評価値に基づいて実
績重みが決定される(工程3−3)。
【0018】この方法によると、推定在庫量と在庫容量
(在庫可能量)の関係から、後補充方式への適応度が求
められてそれに対応する実績重みが決定されることにな
り、現実の環境に適応した実績重みと計画重みが算出さ
れる。また図4に模式的に示されている装置によると、
図1と関連して説明した方法が自動的に実行され、後補
充方式の要素と計画対応方式の要素の両要素を勘案した
うえで発注量が算出される。
【0019】
【実施例】図5はこの実施例が適用される生産系を示し
ている。ここで前工程はJ個あり、aj(j=1〜J)
で前工程が示されている。ここでいう前工程とは、自工
程に部品を納入する工程を総称するものであり、部品が
部品メーカから供給される場合には部品メーカが前工程
となる。このような前工程のうちの一部を仕入先と称す
ることもある。
【0020】自工程は前工程aj(j=1〜J)から納
入される部品bi(i=1〜I)を用いて後工程5−5
の利用に供する製品を生産する。1つの部品が2以上の
前工程で製造されることもあり(例えば部品b2は前工
程a1とa2で製造されることを例示している)、また
1つの前工程が2種類以上の部品を製造することもある
(例えばa1工程はb1,b2という2部品を製造する
ことを例示している)。
【0021】自工程には部品収容部5−3と生産工程5
−4が用意されている。部品収容部Ck(k=1〜K)
は2種類以上の部品を収容するものと(C1はb1,b
2を収容することを例示している)、1種類の部品を専
属的に収容するものとがある(CkはBiのみを収容す
ることを例示している)。前工程から納入された部品b
i(i=1〜I)は一旦部品収容部Ck(k=1〜K)
に収容され、その後生産工程5−4に送り出されて使用
される。
【0022】この生産系は、「かんばん」と使用される
「カードによって部品の発注や納入ならびに部品の使用
の循環が維持されるようになっている。この「かんば
ん」は部品の収容容器とともに原則として移動するもの
であり、上記に説明した前工程や自工程ならびに部品の
種類や納入ロット数等を示すデータが記載されている。
これらのデータは作業者に理解できる文字の他、バーコ
ードでも記載されており、バーコードリーダによって読
取ることが可能となっている。
【0023】前工程ajから部品biが「かんばん」と
ともに納入されると、「かんばん」がバーコードリーダ
で読取られて部品納入情報が得られる。納入された部品
が使用されて部品収容容器が空になると、「かんばん」
が回収される。このとき「かんばん」が再度バーコード
リーダで読取られて部品使用情報が得られる。「かんば
ん」の回収間隔は通常部品の納入間隔よりも短い間隔で
回収される。回収された「かんばん」は、前工程から部
品を納入してきた便が前工程に戻る際に前工程に返却さ
れる。このときに返却される「かんばん」は前工程に対
する発注を示すものとして扱われる。すなわち返却され
た「かんばん」で特定される数量の部品が前工程に発注
されたために、前工程ではその数量の部品を用意し、
「かんばん」とともに部品を納入する。この「かんば
ん」の管理によって部品の発注・納入・使用の循環が維
持される。
【0024】この「かんばん」の流れはa−b−cで特
定される。ここでa−b−cはa日間にb回部品が納入
される納入サイクルにおいて、発注したものがc便遅れ
で納入される循環にあることを表している。回収された
「かんばん」の全数が、部品の納入の毎に前工程に返却
されると、完全な後補充方式が実現される。それに対し
てc便遅れの納入時からc+1便遅れの納入時までの間
に使用される使用計画量が与えられたときに、その使用
計画量に合わせた枚数の「かんばん」を前工程に返却す
るようにすると、計画対応方式での部品納入が実現され
る。なお「かんばん」は必ずしも物理的なカードである
必要はなく、情報の媒体であればよい。「かんばん」の
情報と同等の情報を通信回線を介して前工程に送って
も、同等の循環が維持される。この実施例は通信回線を
介してかんばん情報を前工程に送る場合を扱っている。
この場合、前工程の側でかんばん情報に基づいて物理的
な「かんばん」が発行され、それが部品とともに納入さ
れる。部品納入時に物理的な「かんばん」の情報が読取
られて物品納入情報が読取られ、部品使用後に物理的な
「かんばん」の情報が読取られて部品使用情報が読取ら
れる。なお発注が物理的な「かんばん」で行なわれる場
合にも、本実施例の技術を有効に用いることができる。
【0025】この実施例の場合、1つの自工程について
1つの発注情報演算装置5−12が用意されている。こ
の発注情報演算装置5−12に、バーコードリーダで読
取られた部品納入情報5−6と部品使用情報5−7が入
力される。この発注情報演算装置5−12にはこの他、
部品使用計画情報5−8が入力される。この部品使用計
画情報5−8は、後工程5−5に与えられた生産計画を
満たすのに必要な自工程における部品使用量を期間毎に
定めている情報である。なおこれについては後で説明す
る。発注情報演算装置5−12には、重みファイル5−
9、生産条件ファイル5−10、物流条件ファイル5−
11が接続されており、これらファイルに記憶されてい
る情報が読み出し可能となっている。
【0026】図6は発注情報演算装置5−12を構成す
るコンピュータシステムを示している。このシステムは
中央処理装置6−1を中核として、記憶装置6−2、部
品納入情報入力装置6−4、部品使用情報入力装置6−
5、部品使用計画情報入力装置6−6、ディスプレイ付
オペレータコンソール6−7、ならびに通信回線6−9
に発注情報を出力する装置6−8等で構成されている。
通信回線6−9は前工程aj(j=1〜J)に接続され
ている。記憶装置6−2には、以下に説明する処理を実
行するためのプログラムや、重みファイル、生産条件フ
ァイル、物流条件ファイル、データ記憶領域が用意され
ている。
【0027】図7は発注情報演算装置5−12を構成す
るコンピュータシステムを機能的に示したブロック図で
ある。なお図6のハードウェア図にも示される装置に対
しては図6で用いた参照符号が併記されている。図5に
示した部品収納部Ck(k=1〜K)にはかんばんリー
ダと称されるバーコードリーダが設置されており、そこ
で部品とともに納入されるかんばんのデータが読取られ
る。すなわちこのかんばんリーダが部品納入情報読取装
置7−1(図6のハードウェア図では6−4に示されて
いる)を構成している。ここで読取られる部品納入情報
は図8に示されており、納入された部品の種類(i)と
その部品を納入した前工程(j)と納入された部品の個
数(M)とその納入時刻(t)が関連付けられている。
納入された部品にはその種類(i)ごとに通し番号が付
され、部品の特定が可能となっている。これが部品番号
(l)であり、例えば納入前の部品番号が1000の状
態でM=100個の部品が納入されると、部品番号lは
1001〜1100となる。また納入個数Mは納入ロッ
ト数(例えば20個/1ロット)に単位数(例えば5ロ
ット)を乗じたものである。以下ロット数というときに
は単位となる部品数をいう。そしてこれは必ずしもMと
等しくない。
【0028】納入された部品が使用されて部品収容容器
が空になると、「かんばん」がかんばんリーダで読取ら
れ、部品使用情報が読取られる。読取られた「かんば
ん」はかんばん回収サイクルに従って回収される。この
かんばんリーダが部品使用情報読取装置7−3(図6の
ハードウェア図では6−5として示されている)を構成
している。ここで読取られる部品使用情報は図9に示さ
れており、使用された部品の種類(i)とその部品を納
入した前工程(j)と使用された個数(X1)と使用さ
れた部品の部品番号(l)とその部品の使用時刻(t)
が関連付けられた情報である。
【0029】部品納入情報読取装置7−1で読取られた
部品納入情報(図8)は部品納入情報記憶領域7−2に
蓄積記憶される。また部品使用情報読取装置7−3で読
取られた部品使用情報(図9)は部品使用情報記憶領域
7−4に蓄積記憶される。部品納入情報記憶領域7−2
と部品使用情報記憶領域7−4は、図6の記憶装置6−
2中のデータ記憶領域に設けられている。
【0030】部品使用情報(図9)が入力されるたび
に、在庫時間算出装置7−9が起動される。この在庫時
間算出装置7−9は中央処理装置6−1とそれの処理手
順を定めるプログラムとで構成されている。在庫時間算
出装置7−9では、図10の参考図に示すように過去一
定時間(Δt1)のうちに使用された部品使用情報を検
索する。次に検索された部品番号(l)を有する部品納
入情報を検索して部品納入時刻を検索する。そして検索
された納入時刻と使用時刻とから在庫時間Zを算出す
る。そして在庫時間を平均化して、それを現在の在庫時
間とするものである。この存在時間は部品の種類(i)
と前工程(j)ごとに算出され、かつ部品が使用される
ごとに更新される。
【0031】オペレータコンソール7−14(図6では
6−7として示されている)は、オペレータが生産条件
情報や物流条件情報を入力するのに用いる。生産条件情
報は図11に示されているように、部品の種類(i)ご
とに1つの製品を生産するのに必要とされる部品数(使
用ロット数,Li)や工場の休日T* 等を含んでいる。
これらの情報に変更があるたびにオペレータコンソール
7−14から入力される。また物流条件は図12に示さ
れるものであり、部品収容部k(k=1〜K)、そこに
収容される部品の種類i(i=1〜I)、前工程j(j
=1〜J)及び収容可能数S及びその部品(i)を発注
して納入されるまでに要する時間Tが関連付けられてい
る。発注してから納入されるまでに要する時間Tは(a
/b)×cに比例している。ここでa−b−cは前記し
たようにかんばんのサイクルに関する値であり、a日間
にb回c便遅れで納入されることを示している。この物
流条件情報も変動があるたびにオペレータコンソール7
−14から入力される。
【0032】オペレータコンソール7−14から入力さ
れた生産条件情報は生産条件記憶領域7−12に記憶さ
れ、物流条件情報は物流条件記憶領域7−13に記憶さ
れる。これらの記憶領域は図6の記憶装置6−2内に用
意されており、これらの記憶領域が生産条件ファイル5
−10、物流条件ファイル5−11を構成している。
【0033】記憶装置6−2内には重みを記憶している
重みファイル(図5では5−9として示され、図7では
7−10として示されている)が用意されている。次に
この重みファイル7−10の内容について説明する。重
みファイル7−10は最終的に重みを決定するのに必要
な5つの重み係数をマップとして記憶している。図14
は重みファイル7−10に記憶されている第1係数f1
jを示しており、第1重み係数f1jは部品収容部
(k)の収容可能数Sに対して図示のように変化する値
として記憶されている。重み係数f1j〜f5jは、後
補充方式の適応度に関連しており、後補充方式が100
%適応する条件では最大値1となり、計画対応方式が1
00%適応する条件では最小値0となるようになってい
る。
【0034】図14に示すように、部品収容可能数Sが
充分に大きく後補充方式で部品を発注しても問題を生じ
ないときには第1係数f1jが1となり、部品収容可能
数Sに余裕がなく、後補充方式で部品を発注すると問題
を生じる条件では0に近い値が記憶されている。また第
1係数f1jは前工程ごとに異なる値をもつ。例えばj
=1のラインは大規模な部品メーカが前工程である場合
を示し、部品収容可能数Sが比較的低い場合でも後補充
方式が無理なく適用できる場合を示している。これに対
してj=2のラインは余裕に乏しい部品メーカが前工程
である場合を示し、部品収容可能数に充分な余裕がない
と後補充方式を適用し難い場合を示している。
【0035】図15は重みファイル7−10に記憶され
ている第2係数f2jを示している。第2係数f2jは
使用ロット数Li(図11参照)に依存する後補充方式
の適応度を示しており、使用ロット数Liが大きいほど
計画通りにゆかない場合の問題が大きくなるために後補
充方式の方が好ましくなるのに対応して、1に近い値と
なる。これに対し使用ロット数Liが小さい場合には、
計画通り発注しても問題が少なくなるのに対応して0に
近い値となる。またこの係数についても前工程の特性が
影響する。
【0036】図16は第3係数f3jを示している。こ
の係数は発注してから納入されるまでに要する時間T
(図12参照)に依存する後補充方式の適応度を反映す
るものであり、その時間が長くなると後補充方式の問題
が大きくなるのに対応して0に近い値となる。一方時間
が短ければ後補充方式の問題が少なくなるのに対応して
1に近い値となる。ここにも前工程の特性によって係数
の値は異なってくる。
【0037】図17は第4係数f4jを示している。こ
の係数は1回あたりの納入数M1j(図8参照)に依存
する後補充方式の適応度を反映するものであり、図15
の場合と同等の関係で納入数が大きくなるほど後補充方
式によらざるを得なくなるのに対応して1に近い値をと
るようになっている。この係数にも前工程の特性が反映
する。
【0038】図18は在庫時間(装置7−9で算出され
る図10に示す時間)に依存する第5係数f5jを示し
ている。在庫時間が長いほど、後補充方式では問題が大
きくなって計画対応方式が好ましくなる関係を反映して
いる。ここでも前工程の特性が反映する。
【0039】図7の7−11に示される重み決定装置7
−11は次の処理を実行する。この重み決定装置7−1
1は中央処理装置6−1とその処理を制御するプログラ
ムで構成されている。重み決定装置7−11は、収容可
能数S、使用ロット数Li、発注から納入までに要する
時間Tij、一回あたりの納入数Mij、及び在庫時間
Zijに変化があるたびに起動される。
【0040】重み決定装置7−11が起動されると、 物流条件記憶領域7−13に記憶されている収容可能
数Sを検索し、さらに重みファイル7−10に記憶され
ている第1係数のマップ(f1j、図14参照)から検
索されたSに対応する第1係数f1jを読み出す。 生産条件記憶領域7−12に記憶されている使用ロッ
ト数Lijを検索し、さらに重みファイル7−10に記
憶されている第2係数のマップ(f2j、図15参照)
から検索されたLijに対応する第2係数f2jを読み
出す。
【0041】物流条件記憶領域7−13に記憶されて
いる、発注から納入までに要する時間Tijを検索し、
さらに重みファイル7−10に記憶されている第3係数
のマップ(f3j、図16参照)から検索されたTij
に対応する第3係数f3jを読み出す。 部品納入情報記憶領域7−2に記憶されている一回あ
たりの納入数Mijを検索し、さらに重みファイル7−
10に記憶されている第4係数のマップ(f4j、図1
7参照)から検索されたMに対応する第4係数f4jを
読み出す。
【0042】在庫時間算出装置7−9で算出された在
庫時間に対応する第5係数のマップ(f5j、図18参
照)から第5係数f5jを読み出す。 読み出された第1〜第5係数の平均値を求める。すな
わち f=(f1j+f2j+f3j+f4j+f5j)/5 の式で平均係数を求める。そしてこの平均係数を実績重
みW1として決定する。 さらにW2=1−W1の式から、計画重みW2を決定
する。
【0043】このようにして決定された実績重みW1と
計画重みW2は、収容可能数(S)、使用ロット数
(L)、発注から納入までに要する時間(T)、一回あ
たりの納入数(M)及び在庫時間(Z)で表わされる実
際の環境に対する後補充方式と計画対応方式の適応度を
正しく反映した値となる。
【0044】この実施例の場合、収容可能数(S)で容
積を代表させ、在庫時間(Z)と発注から納入までに要
する時間(T)で時間を代表させ、使用ロット数(L)
と納入数(M)で出入り量を代表させ、これらによって
実際の環境を特性づけ、そしてその特性で定められる環
境に最適の実績重みと計画重みを決定するのである。な
おこれはこの実施例に関する説明であり、環境によって
は、容積と時間と出入り量のうちの1種類で環境を特性
づけられることもあり、この場合には1つのパラメータ
から重みを決定することもできる。
【0045】また容積を代表するにあたって収容可能数
(S)を用いるのも一例にすぎず、収容スペースの絶対
的容積で表させてもよい。また時間を代表するにあたっ
て、単位時間あたりの納入数や使用数を用いる等種々の
変形が可能である。出入り量を代表させる場合にも、納
入ロット数や単位時間あたりの使用量を用いること等が
可能である。
【0046】図7に示されているように、この発注情報
演算装置5−12はホストコンピュータ7−5とオンラ
インまたはオフラインで接続されて用いられる。ホスト
コンピュータ7−5は将来の需要変動を予測したうえ
で、後工程の生産計画情報を作成する。この情報は部品
使用計画立案装置7−6に入力され、後工程生産計画を
満たすのに必要な自工程における部品使用計画を立案す
る。立案された部品使用計画は図13に示す内容をも
ち、部品の種類(i)と前工程(j)ごとにその部品が
いつ(t)何個(X2)使用されるかという情報からな
っている。この情報は入力装置7−7から入力され、部
品使用計画情報記憶領域7−8に記憶される。この記憶
領域7−8は記憶装置6−2のデータ記憶領域に用意さ
れている。なお入力装置7−7はフロッピディスクドラ
イブで構成されているが、部品使用計画立案装置とオン
ラインで接続されていてもよい。
【0047】さてこの発注情報演算装置5−12は、図
7の7−15に示される発注量算出装置を備えている。
この発注量算出装置7−15は中央処理装置6−1とそ
の処理を実行させるプログラムとで構成されており、重
み決定装置7−11で決定された実績重みW1と計画重
みW2と、部品使用情報記憶領域7−4に記憶されてい
る使用量X1と、部品使用計画情報記憶領域7−8に記
憶されている使用計画量X2を入力し、W1・X1+W
2・X2の式に従って発注量を算出する。
【0048】図19はこれを説明する図であり、タイミ
ングtgはそこで発注するタイミングを示している。部
品使用情報記憶領域7−4からは、前工程1−1に最後
に発注した時tg−1以後に自工程1−3において使用
された部品の使用量X1を読み出す。一方部品使用計画
情報記憶領域7−8からは、タイミングtgを起算時点
として発注から納入までに要する時間Tだけ将来の時点
(タイミングtg+c)で使用が計画されている使用計
画量X2を読み出す。ここではタイミングtg+cから
その次の部品納入タイミングまでの間に使用が計画され
ている使用計画量X2を用いる。
【0049】上記のX1だけ発注すると、後補充方式で
発注がなされる。上記のX2だけ発注すると計画対応方
式で発注がなされる。この実施例ではW1・X1+W2
・X2で発注量が演算される。ここでW1は前記したよ
うに、後補充方式がなじむ環境では1に近い大きな値を
もっており、その場合W2の値はゼロに近い小さな値と
なっている。この場合はX1の値(実際の使用量)が重
視されて発注量が決められる。一方計画対応方式がなじ
んで後補充方式がなじみ難い環境では、W1がゼロに近
い小さな値となり、W2が1に近い大きな値となってい
る。この場合はX2の値(使用計画量)が重視されて発
注量が決められる。決定された発注量は発注情報記憶領
域7−16に記憶されるとともに、発注情報出力装置7
−17と通信回線7−18を介して前工程1−1に送ら
れる。
【0050】この実施例の場合、発注量算出装置7−1
5が部品使用情報記憶領域7−4から図19に示した使
用量X1を読み出すことによって、前工程1−1に最後
に発注したとき(タイミングtg−1)以後に自工程1
−3において使用された実際の部品使用量を検出する工
程が実施される。また発注量算出装置7−15が部品使
用計画情報記憶領域7−8から図19に示した使用計画
量X2を読み出すことによって、発注から納入までに要
する時間だけ将来の時点における部品の使用計画量を算
出する工程が実施される。そして発注量算出装置7−1
5は、このようにして検出された使用量X1と算出され
た使用計画量X2の両者を用いて前工程1−1に対する
部品の発注量を決定するのである。
【0051】特に、発注量算出装置7−15は、W1・
X1+W2・X2の式に基づいて発注量を決定するもの
であり、ここで実績重みW1と計画重みW2の和が1に
設定されている。また重み決定装置7−11の行う処理
についての説明から明らかに、実績重み(W1)は在庫
容量(S)、在庫時間(Z)、納入・使用ロット数等の
値に基づいて決定されるものであり、このうちの1種以
上の値に基づいて決定されるものである。
【0052】この実施例によると、前回の使用量と今回
の使用量が異なる需要変動期には、計画重みW2が1に
近づく一方実績重みW1が0に近づくために、発注量は
計画量に近いものとされ、過大在庫や欠品といった事態
を招くことが防止される。一方需要安定期には、実績重
みW1が1に近づく一方計画重みが0に近づくために、
発注量は使用実績量に近いものとされ、使用計画が誤っ
ていたり、あるいは設備故障等によって計画が守られな
くとも、過大な在庫や欠品といった事態を招くことが防
止される。このようにしてこの実施例によると総じて、
すなわち各種条件下において、発注量が適切な値とさ
れ、無理・無駄の少ない発注・納入・使用の循環が継続
されることになる。
【0053】第2実施例 第1の実施例では、図14〜図18に示した各種係数を
用いて実績重みW1と計画重みW2とを決定した。この
ために図14〜図18に示した各種係数を事前に決定し
ておかなければならない。次に説明する第2実施例は、
過去の現象を分析したうえで実績重みW1と計画重みW
2を決定するものである。なお装置のハードウェア構成
は第1実施例と同等であるために、図6の説明はこの実
施例の説明にも援用される。
【0054】図20は第2実施例に関する図7に対応す
る図である。図中、部品納入情報読取装置20−1、部
品納入情報記憶領域20−2、部品使用情報読取装置2
0−3、部品使用情報記憶領域20−4、ホストコンピ
ュータ20−5、部品使用計画立案装置20−6、入力
装置20−7、部品使用計画情報記憶領域20−8は全
部図7について説明したものと同一の構成・作用・役割
であるためにその説明を援用する。
【0055】次に第2実施例に固有の点について説明す
る。なお図中20−9〜20−16の装置は図6の中央
処理装置6−1とその処理を制御するプログラムで構成
されている。この実施例は変動指数算出装置20−10
を備えている。変動指数算出装置20−10は、部品使
用量検出工程で検出された部品使用量X1と、その検出
時を起算時点として発注から納入までに要する時間Tだ
け将来の時点における使用計画量X2との間のばらつき
の程度を示す変動指数(V)を算出する装置である。こ
の変動指数の内容は図21に示されている。
【0056】図21において横軸は部品の納入タイミン
グを示しており、現在がg回目の部品納入時であるとす
る。変動指数は現在発注中のものが納入されたときに使
用が計画されている量との間にどの程度のずれが生じる
かを示す指数であり、図中(1) に示す式によって算出さ
れる。図中21−1に示されるように、g−c回目の部
品納入時に発注されたものからg回目の部品納入時に発
注されたものまでが、g回目の納入時における有効発注
である。発注されたものはc回目に納入される。
【0057】式(1) においてm=1とすると、g−1回
目からg回目までの間の部品使用量とg+c回目からg
+c+1回目までの間の部品使用計画量の差の2乗を求
める式となり、以後mを1ずつ増加してゆくと使用量と
使用計画量の期間が1回ずつ過去方向に遡及してゆく。
g回目〜g−1回目の使用量X1及び使用計画量X2を
添字gで表わすことにすると、変動指数Vは図中(2) 式
で表されることになり、その意味は図中21−2に示さ
れるものとなる。図中21−2から明らかに、g回目に
X1gが発注されるとg+c回目にX1g個が納入され
るはずのところ、そこでの使用計画量はX2g+cであ
る。そこでそのずれの程度を知るために両者の差の2乗
を計算する。同様のことがg−1回目の発注、g−2回
目の発注について行なわれ、以後同様にしてg−c回目
の発注とそれが納入されるときの差の2乗を計算する。
変動指数Vはそれらの2乗を総合計したものである。こ
の変動指数Vは部品の種類(i)と前工程(j)ごとに
求められ、かつ納入回ごとに計算される。
【0058】図20中、20−9は変動指数Vに影響を
与えるはずの因子についてその値を算出するものであ
る。この実施例の場合は、10個の影響因子が採用され
ている。第1因子x1は発注してから納入されるまでに
要する時間であり、a日間にb回c便遅れで納入される
場合、(a/b)・cの式で算出される。なおこれは図
12でTとして示した時間の平均値に等しい。第1因子
x1は部品の種類(i)と前工程(j)ごとに求められ
る。
【0059】第2因子は部品の納入間隔(計画)の均一
度を示す値である。図22中に示されているように、部
品の納入がP1,P2,P3…の間隔で行なわれるよう
に計画されている場合、各間隔Pm(m=1〜b)と平
均間隔(P1+…Pb)/bの差の2乗の和が第2因子
とされる(図22中の(3) 式参照)。すべてが等間隔で
納入されれば第2影響因子x2はゼロとなり、長短が激
しければそれだけ大きな値となる。
【0060】第3影響因子も納入間隔の均一度を示す値
であるが、今度は計画されている納入間隔Pにかわっ
て、実際の納入間隔Qが用いられる。第4影響因子x4
は、かんばん1枚あたりの発注ロット数がとられる。図
22は2枚のかんばんに基づいて納入される様子を示し
ており、1枚あたりx4個が納入される。図8で示した
納入数Mは発注ロットx4×かんばん枚数の関係になっ
ている。このMすなわち納入便ごとの納入個数が第5影
響因子x5となっている。
【0061】第6影響因子は製品1個あたりに使用され
る部品数(使用ロット数)である。これは図11で使用
した使用ロット数Lと同じものである。第7影響因子は
直前のタイミングにおける計画量X2と実際使用量X1
との差の程度を示す指数である。図22中g回目の納入
タイミングで計算する場合には、その直前の納入タイミ
ング(g−1回目)から今回の納入タイミング(g回
目)までの間に使用すると計画されていた量X2とその
ときに実際に使用された量X1の差の2乗によって、第
7影響因子x7が求められる。
【0062】第8の影響因子は、かんばん回収間隔の均
一度に関する指数である。前述のようにかんばんは部品
が使用されると回収され、次の発注に備えられる。第8
影響因子はこのかんばん回収間隔の均一度を表わす。等
間隔でかんばん回収が行なわれると第8影響因子はゼロ
となり、回収間隔の長短が激しくなると大きな値とな
る。図22の式(6) 中Eはかんばんの回収間隔を示して
いる。第9影響因子は納入される部品の不良率がとられ
る。なお以上の因子は部品の種類(i)と前工程(j)
別に求められる。最後にとられる第10影響因子は自工
程の設備稼働率である。
【0063】変動指数Vijと影響因子との間には密接
な関係が存在するはずである。例えば発注から納入まで
に要する時間(第1影響因子)が長ければ、変動指数は
当然に大きくなると予想される。一般に変動指数Vは影
響因子xのそれぞれに対して図23(A) 〜(C) のいずれ
かのパターンに従った関係を持っていると予想される。
すなわち V=A1 ・logx1 +A2 ・logx2 +…+A10・
logx10+B1 ・x1 +B2 ・x2 +…+B10・x10
+C1 ・ex1+C2 ・ex2+…+C10・ex10 の関係にあるものと考えられる。ここでA1 〜A10、B
1 〜B10、C1 〜C10は各パターンをもつ重要性を示す
係数である。
【0064】図20の回帰モデル決定装置20−11で
はA1 〜A10、B1 〜B10、C1 〜C10の各係数を決定
することによって、回帰モデルを決定する。このため
に、過去に収集された情報に基づいて変動指数を算出
し、かつそのときの影響因子を算出する。そして過去の
種々のタイミング、部品の種類(i)、前工程(j)を
異にする多数の変動指数と影響因子とに基づいて多変量
解析を行ない、前記係数を決定する。この結果過去にお
いて、いかなる影響因子がいかなる影響を変動指数に与
えていたのかが判明する。
【0065】図20の推定変動指数算出装置20−12
は、回帰モデル決定装置20−11で決定された係数A
1 〜A10、B1 〜B10、C1 〜C10と、現在の影響因子
x1〜x10の値とから、現在よりもc便後に生じるで
あろう変動指数の推定値を算出する。この計算には過去
の傾向が分析された結果が利用されており、正しい推定
値が得られると期待される。
【0066】さて推定変動指数算出装置20−12によ
って変動指数の推定値が算出されると、現在よりもc便
後で生じるであろう在庫量の推定値が算出される(装置
20−13)。この場合、図24に示すようにして、在
庫量が推定される。この図はg回目の納入時において、
g+c回目の納入時に生じるであろう在庫量を推定する
場合を例示している。図24の下半分に示される式にお
いてI(g)はg回目の納入時の実際の在庫量であり、
これは直接に検出される。このためにこの実施例の場
合、図20に示すように在庫情報検出装置21−21が
設けられており、この検出値が在庫情報記憶領域20−
20に記憶されている。このデータが図24中I(g)
に示す実際の在庫量として扱われる。
【0067】図24中、X1(g−c−1)はg−c−
1回目の納入時からg−c回目の納入時までの間に実際
に使用された部品数を示している。これは部品使用情報
記憶領域20−4に記憶されている。またY(g−c)
はg−c回目の納入時に実際に発注された量を示してい
る。これは発注情報記憶領域20−17に記憶されてい
る。使用されただけ発注されると在庫量は増減しないは
ずである。発注量が使用量よりも多ければ在庫量が増加
する。そしてその変動量は毎回の納入時ごとに累積され
てゆく。図24に示される式の第2、第3項はこれに対
応する要素である。
【0068】g−c回目に発注された量はg回目に納入
される。そしてg回目〜g+1回目の間に使用される量
は必ずしもX1(g−c−1)と等しくはない。このず
れはすでに変動指数として算出されており、これを加味
するとほぼ正しい推定在庫量が算出されるはずである。
図24に示される式中の最後の項目はこの要素に対応す
るものである。ここで推定変動指数Vにルートが付され
ているのは、図21で説明したように、変動指数Vは差
の2乗を和したものであるためである。また変動指数に
時間微分をほどこすのは、図21で説明したように、変
動指数はc回の納入によって生じるずれを扱っているの
で、それを毎回の納入分に換算するためである。以上の
ようにして、g+c回目の納入時に生じると推定される
在庫量が算出される。
【0069】推定在庫量算出装置20−13によって推
定在庫量I(g+c)が推定されると、次にHij=I
Pij−Iij(g+c)の式に従って評価値Hが算出
される(図25参照)。ここでIPijは在庫容量(在
庫可能数量)であり、図20の在庫可能量記憶領域20
−22に記憶されている。またIij(g+c)は前記
した装置20−13で算出された推定在庫量である。な
おこれらの値は部品の種類(i)と前工程(j)ごとに
求められる。
【0070】この評価値Hは過去のデータを分析した結
果得られた後補充方式の適応度によく対応している。在
庫能力に余裕があるほど、すなわち評価値Hが大きいほ
ど後補充方式の適応度が高く、在庫能力に余裕がないほ
ど後補充方式の適応度が低いことになる。この関係が実
績重みWijの決定に利用される。
【0071】実績重みW1ijは評価値Hijに対し
て、図26に示す関係を利用して求められる。すなわ
ち、実績重みW1ijは図26中に示される式(26)に従
って算出される。なお式(26)中、σはHの標準偏差であ
り、μはHの平均値である。この算出処理は図20の重
み決定装置20−15によって実行される。実績重みW
1が図26のようにして決定されると、次に1−W1の
式に従って計画重みW2が決定される。重みが決定され
た以後は、図7と図19に説明したのと同様の処理が実
行される。
【0072】以上に説明した第2実施例によると、過去
に収集されたデータからその工程における後補充方式の
適応度と計画対応方式の適応度とが分析されたうえで決
定され、それに応じた発注量が算出される。このため
に、変動指数算出装置20−10によって、検出された
部品使用量(X1)と、その検出時点を起算時点として
発注から納入までに要する時間だけ将来の時点における
使用計画量(X2)とのばらつきの程度を示す変動指数
が算出される(図21参照)。
【0073】そしてこの変動指数と影響因子との間に成
立する近似関係(ないしは回帰モデル)が決定される
(図23参照)。ここで影響因子としては、発注から納
入までに要する時間(第1因子)、部品納入間隔の均一
度(計画上の納入間隔が第2因子、実際の納入間隔が第
3因子)、発注ロット数(第4因子)や便毎の納入個数
(第5因子)や使用ロット数(第6因子)等の納入・使
用ロット数、実際の使用量と使用計画量との間に実際に
生じた差(第7因子)、かんばん回収間隔の均一度(第
8因子)等を採用する。ただしこの因子は必ずしも全部
採用する必要はなく、工程の特性によってこのうちの1
種以上を用いればよい。
【0074】変動指数と影響因子との間に成立する近似
関係は多変量解析の手法によって分析され、回帰モデル
決定装置20−11によって決定される。この結果、過
去に生じた実績と計画とのずれがどの影響因子がどう影
響して生じたのかが分析される。この分析の結果、分析
された工程の後補充方式の適応度と計画対応方式の適応
度が判明することから、これに基づいて実績重みと計画
重みを決定すると、分析結果が活用された正しい重みが
決定されることになる。
【0075】特に、装置20−11で決定された近似関
係と、現時点の影響因子とを用いて、装置20−12が
推定変動指数を算出し、さらにそのときの在庫量I
(g)と、検出された使用量X1と、過去の発注量Y
と、推定変動指数とに基づいて装置20−13が推定在
庫量を算出し、さらにこの推定在庫量と在庫可能量(在
庫容量)とから、装置20−14が評価値(H)を算出
し、この評価値(H)から装置20−15が実績重みW
1と計画重みW2を決定するようにしているために、分
析が客観的に実行されるとともに、適応度を評価するに
あたって最も妥当と考えられる在庫の余裕度に基づいて
重みW1,W2が決定されるために、その工程の特性を
充分に加味した発注量が推定されることになる。
【0076】第2実施例によると、工程ごとが持ってい
る特性が過去に実績に基づいて分析されたうえで、後補
充方式への最適依存度と計画対応方式への最適依存度と
が求められ、そしてこれらの最適依存度に応じて発注量
が算出される。このため需要変動期にも無理・無駄のな
い発注・納入・使用の循環が維持され、円滑な生産活動
が維持される。なお後補充方式の適応度(ないし最適依
存度)と計画対応方式の適応度(ないし最適依存度)を
分析するための方法は前記に説明したものに限られるも
のでなく、他にも多様な形態で実行することができる。
【0077】
【発明の効果】本発明によると、後補充方式への適応度
と計画対応方式への適応度を勘案したうえで発注量が決
定されるために、需要変動期にも需要安定期にも適切な
発注量が得られることになり、無理・無駄のない発注・
納入・使用の循環が維持される。また本発明の一つの態
様によると、過去の実績から工程ごとに後補充方式への
最適依存度と計画対応方式への最適依存度とが決定さ
れ、これらを用いて発注量が決定されるために、需要変
動期にも安定期にも過大在庫や過小在庫を生じさせない
適切な発注量が決定されることになる。このため、本発
明によると、在庫スペース等を最小にすることが可能と
なり、スペースやコスト低減に著しい効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの態様を模式的に示す図
【図2】実績重みを決定する一つの態様を模式的に示す
【図3】本発明の他の一つの態様を模式的に示す図
【図4】本発明に係る装置の概念を模式的に示す図
【図5】第1実施例のシステムを物と情報の流れを中心
に模式的に示す図
【図6】第1実施例のシステムを構成するコンピュータ
システムのハードウェア構成を示す図
【図7】第1実施例のシステムの構成と機能を示すブロ
ック図
【図8】物品納入情報の内容を示す図
【図9】物品使用情報の内容を示す図
【図10】在庫時間の概念を模式的に示す図
【図11】生産条件ファイルの記録内容を示す図
【図12】物流条件ファイルの記録内容を示す図
【図13】物品使用計画情報の内容を示す図
【図14】第1係数と在庫容量の関係を示す図
【図15】第2係数と使用ロット数の関係を示す図
【図16】第3係数と発注から納入までに要する時間の
関係を示す図
【図17】第4係数と納入個数の関係を示す図
【図18】第5係数と在庫時間の関係を示す図
【図19】使用量と計画量から発注量を決める過程を模
式的に示す図
【図20】第2実施例のシステムの構成と機能を示すブ
ロック図
【図21】変動指数の内容を模式的に示す図
【図22】影響因子を模式的に示す図
【図23】回帰モデル決定工程を模式的に示す図
【図24】在庫量の推定値を求める過程を模式的に示す
【図25】評価値を求める過程を模式的に示す図
【図26】評価値から重みを求める過程を模式的に示す
【符号の説明】
1−1,4−1;前工程 1−2,4−2;部品 1−3,4−3;自工程 1−4,4−4;部品 1−5,4−5;後工程 1−6 ;部品使用量検出工程 4−6 ;部品使用量検出装置 1−7 ;使用計画量算出工程 4−7 ;使用計画量算出装置 4−8 ;重み記憶装置 1−8 ;発注量決定工程 4−9 ;発注量演算装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−292603(JP,A) 特開 平3−142668(JP,A) 特開 平1−224864(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/60 G06F 19/00 B23Q 41/00 G05B 19/418

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前工程から納入される部品を用いて後工
    程の利用に供する製品を生産する自工程から、前記前工
    程に対する部品の発注量を算出する発注量算出方法であ
    って、 コンピュータが、 前記前工程に最後に発注したとき以後
    に自工程において使用された実際の部品使用量(X1)
    を検出する工程と、コンピュータが、 発注から納入までに要する時間だけ将
    来の時点における部品の使用計画量(X2)を算出する
    工程と、コンピュータが、 前記部品使用量を検出する工程で検出
    された部品使用量(X1)に実績重み(W1)を乗じた
    値(W1・X1)に、前記使用計画量を算出する工程で
    算出された部品の使用計画量(X2)に計画重み(W
    2)を乗じた値(W2・X2)を加算(W1・X1+W
    2・X2)して前記前工程に対する部品の発注量を決定
    する工程とを備え、 前記実績重み(W1)と計画重み(W2)の和(W1+
    W2)が1に設定されていることを特徴とする発注量算
    出方法。
  2. 【請求項2】 前記実績重み(W1)は、部品の在庫容
    量、在庫時間、納入・使用ロット数のうちの1種以上の
    値に基づいて決定されることを特徴とする請求項1に記
    載の発注量算出方法。
  3. 【請求項3】 さらに、コンピュータが、前記部品使用
    量を検出する工程の検出値(X1)と、その検出時を起
    算時点として発注から納入までに要する時間だけ将来の
    時点における使用計画量(X2)とのばらつきの程度を
    示す変動指数(V)を算出する工程と、コンピュータ
    が、前記ばらつきに影響する因子と前記変動指数との間
    に成立する近似関係を決定する工程と、コンピュータ
    が、前記近似関係に基づいて前記実績重み(W1)を決
    定する工程と、を備えることを特徴とする請求項1また
    は2に記載の発注量算出方法。
  4. 【請求項4】 前記ばらつきに影響する因子が、発注か
    ら納入までに要する時間、部品納入間隔の均一度、納入
    ・使用ロット数、実際の部品使用量と部品の使用計画量
    との実際の差、かんばん回収間隔の均一度のうちの1種
    類であることを特徴とする請求項3に記載の発注量算出
    方法。
  5. 【請求項5】 さらに、コンピュータが、前記近似関係
    を決定する工程で決定された近似関係と、現時点のばら
    つきに影響する因子とから推定変動指数を算出する工程
    と、コンピュータが、現時点の部品の在庫量と、検出さ
    れた部品使用量と、過去の発注量と、前記推定変動指数
    を算出する工程で算出された推定変動指数とに基づいて
    推定在庫量を算出する工程と、コンピュータが、前記推
    定在庫量を算出する工程で算出された推定在庫量と在庫
    容量とから評価値(H)を算出する工程と、コンピュー
    タが、前記評価値を算出する工程で算出された評価値に
    基づいて前記実績重みを決定する工程と、を備えること
    を特徴とする請求項3または4に記載の発注量算出方
    法。
  6. 【請求項6】 前工程から納入される部品を用いて後工
    程の利用に供する製品を生産する自工程から、前記後工
    程に対する部品の発注量を算出する発注量算出装置であ
    り、 前記前工程に最後に発注したとき以後に自工程において
    使用された実際の部品使用量(X1)を検出する装置
    と、 発注から納入までに要する時間だけ将来の時点における
    部品の使用計画量(X2)を検出する装置と、 実績重み(W1)と計画重み(W2)を記憶しておく装
    置と、 検出された実際の部品使用量(X1)に実績重み(W
    1)を乗じた値(W1・X1)に、算出された使用計画
    量(X2)に計画重み(W2)を乗じた値(W2・X
    2)を加算して発注量を演算する装置とを備え、 前記実績重み(W1)と計画重み(W2)の和(W1+
    W2)が1に設定されていることを特徴とする発注量算
    出装置。
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