JPH10301604A - 資材所要量計算装置および資材所要量計算方法 - Google Patents
資材所要量計算装置および資材所要量計算方法Info
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- JPH10301604A JPH10301604A JP10574397A JP10574397A JPH10301604A JP H10301604 A JPH10301604 A JP H10301604A JP 10574397 A JP10574397 A JP 10574397A JP 10574397 A JP10574397 A JP 10574397A JP H10301604 A JPH10301604 A JP H10301604A
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- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05B—CONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
- G05B19/00—Programme-control systems
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- G05B19/418—Total factory control, i.e. centrally controlling a plurality of machines, e.g. direct or distributed numerical control [DNC], flexible manufacturing systems [FMS], integrated manufacturing systems [IMS] or computer integrated manufacturing [CIM]
- G05B19/41865—Total factory control, i.e. centrally controlling a plurality of machines, e.g. direct or distributed numerical control [DNC], flexible manufacturing systems [FMS], integrated manufacturing systems [IMS] or computer integrated manufacturing [CIM] characterised by job scheduling, process planning, material flow
-
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 計算の際に生じる負荷を均等化し、かつ、オ
ーバーヘッドを極力生じないようにすることにより、処
理速度を向上させた資材所要量計算システムを提供す
る。 【解決手段】 資材所要量計算システムは、製品の生産
計画に基づき、製品を生産するために必要な品目の種
類、その量およびその納期を算出する、並列に配置され
た複数の資材所要量計画(MRP)計算部10−1、10−
2、・・・を備えている。これらMRP計算部のうち、あ
るMRP計算部10−1が、ある品目の正味所要量を算出
して、これを他のMRP計算部10−2、・・・に与え、M
RP計算部10−1、10−2、・・・は、品目の正味所要量
に基づき、それぞれ、品目を構成する複数の子品目のう
ち、割り当てられた子品目の部品展開計算を並列的に実
行する。
ーバーヘッドを極力生じないようにすることにより、処
理速度を向上させた資材所要量計算システムを提供す
る。 【解決手段】 資材所要量計算システムは、製品の生産
計画に基づき、製品を生産するために必要な品目の種
類、その量およびその納期を算出する、並列に配置され
た複数の資材所要量計画(MRP)計算部10−1、10−
2、・・・を備えている。これらMRP計算部のうち、あ
るMRP計算部10−1が、ある品目の正味所要量を算出
して、これを他のMRP計算部10−2、・・・に与え、M
RP計算部10−1、10−2、・・・は、品目の正味所要量
に基づき、それぞれ、品目を構成する複数の子品目のう
ち、割り当てられた子品目の部品展開計算を並列的に実
行する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、与えられた生産計
画にしたがって製品を生産するのに必要な各種部品、原
材料を求める資材所要量計画を算出する資材所要量計算
装置に関する。
画にしたがって製品を生産するのに必要な各種部品、原
材料を求める資材所要量計画を算出する資材所要量計算
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】モータなど一つの製品の生産計画が立案
されたときに、これを計画通りに生産するために必要な
部品の種類、必要な時期およびその個数を自動的に算出
する方法の一つとして、資材所要量計画(Material Req
uirements Planning、以下「MRP」と称する。)が知
られている。
されたときに、これを計画通りに生産するために必要な
部品の種類、必要な時期およびその個数を自動的に算出
する方法の一つとして、資材所要量計画(Material Req
uirements Planning、以下「MRP」と称する。)が知
られている。
【0003】MRPおよび従来のMRP計算方式は、た
とえば、「図説MRP用語500選」(日刊工業新聞
社:昭和58年発行)などに開示されている。以下に、
従来のMRP計算方式につき、簡単に説明する。
とえば、「図説MRP用語500選」(日刊工業新聞
社:昭和58年発行)などに開示されている。以下に、
従来のMRP計算方式につき、簡単に説明する。
【0004】MRPを計算する場合には、立案された製
品レベルの生産計画(Master Production Schedule、
以下「MPS」と称する。)をもとに、部品、原材料な
どの品目について“必要なものを(品目)、必要な時に
(納期)、必要なだけ(所要量)”購買し、或いは、製
造するための手配計画を得る。この計算では、大きく以
下の3つの情報を必要とする。
品レベルの生産計画(Master Production Schedule、
以下「MPS」と称する。)をもとに、部品、原材料な
どの品目について“必要なものを(品目)、必要な時に
(納期)、必要なだけ(所要量)”購買し、或いは、製
造するための手配計画を得る。この計算では、大きく以
下の3つの情報を必要とする。
【0005】(1)MPS MPSは、一般には、部品展開図でトップレベルにある
品目(製品)の生産計画や基準生産計画を意味してい
る。
品目(製品)の生産計画や基準生産計画を意味してい
る。
【0006】(2)部品表 部品表は、「品目表」と呼ばれる品目に特有のデータ、
および、「部品構成表」と呼ばれる、製品と部品、部品
と部品、部品と原材料など、品目と品目との関連を示し
たデータからなる2つのマスターデータに基づく一覧表
を意味している。
および、「部品構成表」と呼ばれる、製品と部品、部品
と部品、部品と原材料など、品目と品目との関連を示し
たデータからなる2つのマスターデータに基づく一覧表
を意味している。
【0007】(3)在庫・注残 在庫・注残は、それぞれの品目についての、現時点にお
ける在庫や仕掛数、或いは、既に発注済みで将来納品さ
れる予定の品目の納期時期および予定数(注残情報)を
意味している。
ける在庫や仕掛数、或いは、既に発注済みで将来納品さ
れる予定の品目の納期時期および予定数(注残情報)を
意味している。
【0008】上述した(1)ないし(3)に基づき、M
RP計算では、各品目に関して以下の5つを計算する。
RP計算では、各品目に関して以下の5つを計算する。
【0009】(1)総所要量計算 その品目に関する所要量データを読み込み、ある期間ご
とに要求されている量をまとめて、期間別の総所要量を
算出する。以下、説明を簡単にするため、期間は1日と
して、日別の計画立案について説明する。
とに要求されている量をまとめて、期間別の総所要量を
算出する。以下、説明を簡単にするため、期間は1日と
して、日別の計画立案について説明する。
【0010】(2)正味所要量計算 算出された総所要量に基づき、在庫や注残への引当を行
ない、日別に必要な正味所要量を算出する。
ない、日別に必要な正味所要量を算出する。
【0011】(3)ロットまとめ 算出された日別の正味所要量に基づき、品目に設定され
ているロットサイズを用いて、手配に最も適した数量に
まとめる。
ているロットサイズを用いて、手配に最も適した数量に
まとめる。
【0012】(4)リードタイム計算 ロットまとめにより得られた数量の納期からリードタイ
ムを差し引き、その発注日または着手日を算出してオー
ダを作成する。
ムを差し引き、その発注日または着手日を算出してオー
ダを作成する。
【0013】(5)子品目展開 部品表を用いて下位品目へと、作成したオーダを展開す
る。より具体的には、オーダの着手日の前日を要求日と
して、製品構成データの子品目とその員数に基づき、各
子品目の要求量を算出し、各品目の所要量データに書き
込む。
る。より具体的には、オーダの着手日の前日を要求日と
して、製品構成データの子品目とその員数に基づき、各
子品目の要求量を算出し、各品目の所要量データに書き
込む。
【0014】以下、上述した(1)から(5)までの計
算を、「部品展開計算」と称する。
算を、「部品展開計算」と称する。
【0015】MRP計算では、MPSにて設定された全
ての製品に関して、その製品を製造する際に必要となる
全ての品目の部品展開計算が実行される。ただし、各品
目の計算は、必要とされている総所要量を求めるため
に、自分の親品目の部品展開計算がすべて終了してでな
ければ実行され得ない。このような計算順序を制御する
ために、従来のMRP計算は、ローレベルコードを導入
している。
ての製品に関して、その製品を製造する際に必要となる
全ての品目の部品展開計算が実行される。ただし、各品
目の計算は、必要とされている総所要量を求めるため
に、自分の親品目の部品展開計算がすべて終了してでな
ければ実行され得ない。このような計算順序を制御する
ために、従来のMRP計算は、ローレベルコードを導入
している。
【0016】ここに、ローレベルコードについて簡単に
説明する。図17に示すように、ある製品の部品展開図
をもとに、各品目が、部品構成上のどの階層に属するか
により、当該部品に、それぞれレベルコードを付与する
ことができる。品目によっては、複数のレベルコードを
持ちうるので、最も下位のレベルコードがローレベルコ
ードである。ここに、下位とは、部品展開図上で、より
基本的な品目のレベルに進む方向を指す。
説明する。図17に示すように、ある製品の部品展開図
をもとに、各品目が、部品構成上のどの階層に属するか
により、当該部品に、それぞれレベルコードを付与する
ことができる。品目によっては、複数のレベルコードを
持ちうるので、最も下位のレベルコードがローレベルコ
ードである。ここに、下位とは、部品展開図上で、より
基本的な品目のレベルに進む方向を指す。
【0017】各品目のローレベルコードは、MRP計算
が始まる前に部品表の全ての品目を検索することにより
設定され、品目特有の情報として、品目データに含まれ
ている。
が始まる前に部品表の全ての品目を検索することにより
設定され、品目特有の情報として、品目データに含まれ
ている。
【0018】このように、ローレベルコードを設定する
ことにより、あるレベルより上の品目の部品展開計算が
全て終了していれば、次のレベルに属する品目が全て計
算可能となっていることを保証できる。
ことにより、あるレベルより上の品目の部品展開計算が
全て終了していれば、次のレベルに属する品目が全て計
算可能となっていることを保証できる。
【0019】そこで、従来のMRP計算においては、ロ
ーレベルコードを利用し、レベル・バイ・レベルで各品
目の部品展開計算の順番を決定している。より具体的に
は、以下の手順にて処理が進められる。
ーレベルコードを利用し、レベル・バイ・レベルで各品
目の部品展開計算の順番を決定している。より具体的に
は、以下の手順にて処理が進められる。
【0020】(1)MPSの読み込み MPS中の製品レベルの品目に、MPSから読み込んだ
要求量を与える。また、このときに、レベル0のキュー
にその品目名を与える。
要求量を与える。また、このときに、レベル0のキュー
にその品目名を与える。
【0021】(2)レベル0のキューから計算開始 MPSの読み込みが全て終了した時点で、レベル0のキ
ューから品目名を一つ取り出し、その品目の部品展開計
算を行なう。これが終了すると、キューから次の品目名
を取り出す。ここで、部品展開計算のうち、所要量展開
の際には、子品目名を、その子品目のローレベルコード
のキューに入れる。但し、既にキューに入っている場合
は何もしない。
ューから品目名を一つ取り出し、その品目の部品展開計
算を行なう。これが終了すると、キューから次の品目名
を取り出す。ここで、部品展開計算のうち、所要量展開
の際には、子品目名を、その子品目のローレベルコード
のキューに入れる。但し、既にキューに入っている場合
は何もしない。
【0022】(3)レベル・バイ・レベルの展開 あるレベルのキューが空になると、すぐ下位のレベルの
キューから品目名を一つ取り出し、その品目の部品展開
計算を行なう。キューが空になるまで、そのレベルのキ
ューから、品目名を取り出し、部品展開計算を繰り返
す。(2)と同様に、部品展開計算のうち、所要量展開
の際には、子品目名を、その子品目のローレベルコード
のキューへ入れる。但し、既にキューに入っている場合
は何もしない。
キューから品目名を一つ取り出し、その品目の部品展開
計算を行なう。キューが空になるまで、そのレベルのキ
ューから、品目名を取り出し、部品展開計算を繰り返
す。(2)と同様に、部品展開計算のうち、所要量展開
の際には、子品目名を、その子品目のローレベルコード
のキューへ入れる。但し、既にキューに入っている場合
は何もしない。
【0023】(4)MRP計算の終了 全てのレベルのキューが空になった時点で計算を終了す
る。
る。
【0024】上記技術に関連して、本出願人は、従来の
MRP計算を並列に実行することにより処理を高速化す
る研究を続けている。この成果は、たとえば、国際公開
番号9629666号公報(「ローレベルコードを用いた資材
所要量計算の並列処理方式及び装置」)に開示されてい
る。この技術において、MRP計算は、一つの制御部お
よび複数のデータ処理部にて実現される。各データ処理
部は、割り当てられた各品目の部品展開計算を実行す
る。このときに、ある品目に関する部品展開計算が終了
し、その子品目の所要量が算出されたときに、当該子品
目が親品目と異なるデータ処理部に割り当てられている
場合には、そのデータ処理部へ子品目の所要量が転送さ
れる。このようなデータ転送を行いながら、全体として
各品目の部品展開計算を並列に処理することで、MRP
計算の高速化が実現される。
MRP計算を並列に実行することにより処理を高速化す
る研究を続けている。この成果は、たとえば、国際公開
番号9629666号公報(「ローレベルコードを用いた資材
所要量計算の並列処理方式及び装置」)に開示されてい
る。この技術において、MRP計算は、一つの制御部お
よび複数のデータ処理部にて実現される。各データ処理
部は、割り当てられた各品目の部品展開計算を実行す
る。このときに、ある品目に関する部品展開計算が終了
し、その子品目の所要量が算出されたときに、当該子品
目が親品目と異なるデータ処理部に割り当てられている
場合には、そのデータ処理部へ子品目の所要量が転送さ
れる。このようなデータ転送を行いながら、全体として
各品目の部品展開計算を並列に処理することで、MRP
計算の高速化が実現される。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】たとえば、上記公報に
開示された装置の概略を示すブロックダイヤグラムであ
る図18に示すように、品目Aの子品目が品目B〜Gで
あり、品目A、BおよびCがMRP計算部1に、品目D
およびEがMRP計算部2に、品目FおよびGがMRP
計算部3に割り当てられている場合に、従来のMRP計
算の並列処理方法では、下記の問題が生じる。
開示された装置の概略を示すブロックダイヤグラムであ
る図18に示すように、品目Aの子品目が品目B〜Gで
あり、品目A、BおよびCがMRP計算部1に、品目D
およびEがMRP計算部2に、品目FおよびGがMRP
計算部3に割り当てられている場合に、従来のMRP計
算の並列処理方法では、下記の問題が生じる。
【0026】i≠Pj ′v算負荷のバランス悪化 図18に示すように、品目Aの部品展開計算をMRP計
算部1にて行うことを考える。子品目展開の処理におい
て、品目Aのロットまとめが実行された後の正味所要量
データをもとに、品目B〜Gの所要量を、それぞれ計算
しなければならない。そのため、MRP計算部1による
品目Aの部品展開計算は、負荷の大きい処理となるが、
その一方、上記計算中に、MRP計算部2、3がすべき
処理が存在しない。このようなMRP計算部間の計算負
荷のアンバランスは、全体の処理速度の低下につなが
る。
算部1にて行うことを考える。子品目展開の処理におい
て、品目Aのロットまとめが実行された後の正味所要量
データをもとに、品目B〜Gの所要量を、それぞれ計算
しなければならない。そのため、MRP計算部1による
品目Aの部品展開計算は、負荷の大きい処理となるが、
その一方、上記計算中に、MRP計算部2、3がすべき
処理が存在しない。このようなMRP計算部間の計算負
荷のアンバランスは、全体の処理速度の低下につなが
る。
【0027】i≠Qj <fータ転送量大 品目Aの部品展開計算が終了した後、MRP計算部1か
らMRP計算部2および3に、そこに割り当てられてい
る品目の数だけの所要量データを転送する必要がある。
データ転送に伴う処理時間は、MRP計算を並列化した
際に発生したオーバヘッドであり、データ転送が多いほ
ど全体の処理時間の低下につながる。
らMRP計算部2および3に、そこに割り当てられてい
る品目の数だけの所要量データを転送する必要がある。
データ転送に伴う処理時間は、MRP計算を並列化した
際に発生したオーバヘッドであり、データ転送が多いほ
ど全体の処理時間の低下につながる。
【0028】図18に示す例では、1つの品目に対する
子品目が6個であったが、例えば電子部品を搭載したプ
リント板などの場合は、1つの品目に対して、数十ない
し数百にも及ぶため、上記問題による影響は相対的に大
きくなる。このため、MRP計算を並列化しても処理時
間がそれ程短縮できないという現象が生じる。
子品目が6個であったが、例えば電子部品を搭載したプ
リント板などの場合は、1つの品目に対して、数十ない
し数百にも及ぶため、上記問題による影響は相対的に大
きくなる。このため、MRP計算を並列化しても処理時
間がそれ程短縮できないという現象が生じる。
【0029】本発明は、計算の際に生じる負荷を均等化
し、かつ、オーバーヘッドを極力生じないようにするこ
とにより、処理速度を向上させた資材所要量計算装置を
提供することを目的とする。
し、かつ、オーバーヘッドを極力生じないようにするこ
とにより、処理速度を向上させた資材所要量計算装置を
提供することを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、所定の
製品の生産計画に基づき、製品を生産するために必要な
品目の種類、その量およびその納期を算出する、並列に
配置された複数の資材所要量計画(MRP)計算手段を
備えた資材所要量計算システムであって、前記複数のM
RP計算手段のうちの第1のMRP計算手段が、ある品
目の正味所要量を算出して、これを他のMRP計算手段
に与え、前記第1のMRP計算手段および他のMRP計
算手段が、前記品目の正味所要量に基づき、それぞれ、
前記品目を構成する複数の子品目のうち、割り当てられ
た子品目の部品展開計算を並列的に実行するように構成
されたことを特徴とする資材所要量計算システムにより
達成される。
製品の生産計画に基づき、製品を生産するために必要な
品目の種類、その量およびその納期を算出する、並列に
配置された複数の資材所要量計画(MRP)計算手段を
備えた資材所要量計算システムであって、前記複数のM
RP計算手段のうちの第1のMRP計算手段が、ある品
目の正味所要量を算出して、これを他のMRP計算手段
に与え、前記第1のMRP計算手段および他のMRP計
算手段が、前記品目の正味所要量に基づき、それぞれ、
前記品目を構成する複数の子品目のうち、割り当てられ
た子品目の部品展開計算を並列的に実行するように構成
されたことを特徴とする資材所要量計算システムにより
達成される。
【0031】本発明によれば、各MRP計算手段におい
て、割り当てられた品目の部品展開計算が並列的に実行
されるため、MRP計算手段間の負荷を均等化すること
が可能となる。また、第1のMRP計算手段は、品目の
正味所要量を、他のMRP計算手段に転送すれば足りる
ため、転送に必要な時間を削減することが可能となる。
て、割り当てられた品目の部品展開計算が並列的に実行
されるため、MRP計算手段間の負荷を均等化すること
が可能となる。また、第1のMRP計算手段は、品目の
正味所要量を、他のMRP計算手段に転送すれば足りる
ため、転送に必要な時間を削減することが可能となる。
【0032】本発明の好ましい実施態様においては、前
記第1のMRP計算手段が、自分自身および他のMRP
計算手段に、必要な作業の指示を与える作業指示手段を
備え、前記第1のMRP計算手段および他のMRP計算
手段が、それぞれ、品目に関するデータを記憶するデー
タ保持手段と、MRP計算が可能な子品目を抽出する計
算可能品目抽出手段と、与えられた正味所要量に基づ
き、割り当てられた子品目所要量を算出する子品目展開
手段と、前記抽出された子品目に関するデータを管理し
て、MRP計算が可能な子品目に関するデータを部品展
開計算手段に与える計算可能品目管理手段と、前記子品
目に関するデータを受け入れて、当該子品目の部品展開
計算を実行する部品展開計算手段と、得られた品目の正
味所要量を、自己以外のMRP計算手段に送信するとと
もに、前記自己以外のMRP計算手段から、品目の所身
所要量を受信する送受信手段とを備えている。
記第1のMRP計算手段が、自分自身および他のMRP
計算手段に、必要な作業の指示を与える作業指示手段を
備え、前記第1のMRP計算手段および他のMRP計算
手段が、それぞれ、品目に関するデータを記憶するデー
タ保持手段と、MRP計算が可能な子品目を抽出する計
算可能品目抽出手段と、与えられた正味所要量に基づ
き、割り当てられた子品目所要量を算出する子品目展開
手段と、前記抽出された子品目に関するデータを管理し
て、MRP計算が可能な子品目に関するデータを部品展
開計算手段に与える計算可能品目管理手段と、前記子品
目に関するデータを受け入れて、当該子品目の部品展開
計算を実行する部品展開計算手段と、得られた品目の正
味所要量を、自己以外のMRP計算手段に送信するとと
もに、前記自己以外のMRP計算手段から、品目の所身
所要量を受信する送受信手段とを備えている。
【0033】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記MRP計算手段が、それぞれ、製品を構成する
品目が属する階層を示すレベルコードのうち、最も下位
のレベルコードであるローレベルコードが相互に等しい
品目に関するMRP計算を、並列的に実行するように構
成されている。
は、前記MRP計算手段が、それぞれ、製品を構成する
品目が属する階層を示すレベルコードのうち、最も下位
のレベルコードであるローレベルコードが相互に等しい
品目に関するMRP計算を、並列的に実行するように構
成されている。
【0034】また、本発明の目的は、並列に配置された
複数の資材所要量計画(MRP)計算装置を備え、所定
の製品の生産計画に基づき、製品を生産するために必要
な品目の種類、その量およびその納期を算出する資材所
要量計算方法であって、前記複数のMRP計算装置のう
ちの第1のMRP計算装置が、ある品目の正味所要量を
算出して、これを他のMRP計算手段に与えるステップ
と、前記第1のMRP計算装置および他のMRP計算装
置が、前記品目の正味所要量に基づき、それぞれ、前記
品目を構成する複数の子品目のうち、割り当てられた子
品目の部品展開計算を並列的に実行するステップとを備
えたことを特徴とする資材所要量計算方法により、或い
は、上記方法を実現するプログラムを記憶したコンピュ
ータ読み取り可能な記憶媒体により達成される。
複数の資材所要量計画(MRP)計算装置を備え、所定
の製品の生産計画に基づき、製品を生産するために必要
な品目の種類、その量およびその納期を算出する資材所
要量計算方法であって、前記複数のMRP計算装置のう
ちの第1のMRP計算装置が、ある品目の正味所要量を
算出して、これを他のMRP計算手段に与えるステップ
と、前記第1のMRP計算装置および他のMRP計算装
置が、前記品目の正味所要量に基づき、それぞれ、前記
品目を構成する複数の子品目のうち、割り当てられた子
品目の部品展開計算を並列的に実行するステップとを備
えたことを特徴とする資材所要量計算方法により、或い
は、上記方法を実現するプログラムを記憶したコンピュ
ータ読み取り可能な記憶媒体により達成される。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態につき説明を加える。図1は、本発明の
実施の形態にかかるMRP計算システムの構成を示すブ
ロックダイヤグラムである。図1に示すように、このM
RP計算システムは、複数のMRP計算部10−1、1
0−2、・・・と、各MRP計算部の状態を管理して、全
てのMRP計算部に、必要な作業の指示を与える作業指
示部12とを備えている。これら複数のMRP計算部1
0−1、10−2、・・・は、作業指示部12とそれぞれ
接続され、かつ、後述するメッセージ管理部36を介し
て、相互に接続されている。
明の実施の形態につき説明を加える。図1は、本発明の
実施の形態にかかるMRP計算システムの構成を示すブ
ロックダイヤグラムである。図1に示すように、このM
RP計算システムは、複数のMRP計算部10−1、1
0−2、・・・と、各MRP計算部の状態を管理して、全
てのMRP計算部に、必要な作業の指示を与える作業指
示部12とを備えている。これら複数のMRP計算部1
0−1、10−2、・・・は、作業指示部12とそれぞれ
接続され、かつ、後述するメッセージ管理部36を介し
て、相互に接続されている。
【0036】MRP計算部10は、それぞれ、 各品目
に関するデータの入出力を行なうデータ保持部21、各
親子品目間のデータ授受を管理して、計算可能品目を抽
出する計算可能品目抽出部22、および、親品目の正味
所要量に基づき、子品目の所要量を算出する子品目展開
部23を備えたデータ管理部20と、 MRP計算のた
めの初期処理を実行する初期処理部31と、計算品目抽
出部22により抽出された品目を管理して、優先順位を
考慮して、所定の品目を、順次、部品展開計算部34へ
投入する計算可能品目管理部33と、各品目の部品展開
計算を実行する部品展開計算部34と、親子品目間の正
味所要量授受に必要な処理を行う正味所要量送受信部3
5と、メッセージ送受信を管理するメッセージ管理部3
6とを備えている。図1においては、部品展開計算部3
4を一つだけ図示しているが、これは、複数あっても良
い。
に関するデータの入出力を行なうデータ保持部21、各
親子品目間のデータ授受を管理して、計算可能品目を抽
出する計算可能品目抽出部22、および、親品目の正味
所要量に基づき、子品目の所要量を算出する子品目展開
部23を備えたデータ管理部20と、 MRP計算のた
めの初期処理を実行する初期処理部31と、計算品目抽
出部22により抽出された品目を管理して、優先順位を
考慮して、所定の品目を、順次、部品展開計算部34へ
投入する計算可能品目管理部33と、各品目の部品展開
計算を実行する部品展開計算部34と、親子品目間の正
味所要量授受に必要な処理を行う正味所要量送受信部3
5と、メッセージ送受信を管理するメッセージ管理部3
6とを備えている。図1においては、部品展開計算部3
4を一つだけ図示しているが、これは、複数あっても良
い。
【0037】部品展開計算部34は、MRP計算のう
ち、在庫引き当て、ロットまとめ、および、リードタイ
ム計算を実行し、データ管理部20の子品目展開部23
にて、親品目の正味所要量に基づき、子品目の所要量が
算出される。
ち、在庫引き当て、ロットまとめ、および、リードタイ
ム計算を実行し、データ管理部20の子品目展開部23
にて、親品目の正味所要量に基づき、子品目の所要量が
算出される。
【0038】ここで、本発明を概略的に示す図4および
図18を比較して、本発明の特徴につき簡単に説明す
る。前述したように、従来のMRP計算システムにおい
ては、ある品目の子品目展開の処理を、当該品目の在庫
引き当てやロットまとめを実行する計算部(図18にお
いては、MRP計算部100−1)にて実行し、子品目
展開の処理により得られた各子品目の所要量が、他のM
RP計算部(図18においては、MRP計算部100−
2、100−3)に転送され、或いは、自己において用
いられる。これに対して、図2に示すように、本発明に
かかるMRP計算システムにおいては、ある品目の正味
所要量を受け入れて、これに基づき、各MRP計算部1
0−1ないし10−3において、対応する子品目展開の
処理を実行している。このため、MRP計算部10−1
は、正味所要量のみを、他のMRP計算部に転送すれば
足り、データ転送のための時間を減ずることができる。
また、MRP計算部10−1ないし10−3の計算負荷
のバランスを向上させることが可能となる。このように
構成されたMRP計算システムは、実際には、図3に示
す分散メモリ型並列計算機にて実現される。この分散メ
モリ型並列計算機は、複数のPE(Processing Element)
201、202、・・・20(n+1)からなり、相互にネッ
トワークを介して接続されている。各PEは、それぞ
れ、CPU211、メモリ221を備えている。また、
各PEには、ハードディスク装置231が接続されてい
る。なお、PE0(201)に接続されたハードディス
ク装置231には、本実施の形態にかかるMRP計算を
統括するためのプログラムが記憶され、PE0ないしP
En(201ないし20(n+1))には、実際にMRP計
算を実行するためのプログラムが記憶されている。な
お、これらプログラムは、ハードディスク装置に記憶さ
れていなくてもよい。たとえば、これらプログラムをフ
ロッピーディスクやCD−ROMなどの可搬記憶媒体に
格納し、PEに接続された可搬記憶媒体読みだし装置に
より、必要なプログラムを読み出すように構成しても良
い。
図18を比較して、本発明の特徴につき簡単に説明す
る。前述したように、従来のMRP計算システムにおい
ては、ある品目の子品目展開の処理を、当該品目の在庫
引き当てやロットまとめを実行する計算部(図18にお
いては、MRP計算部100−1)にて実行し、子品目
展開の処理により得られた各子品目の所要量が、他のM
RP計算部(図18においては、MRP計算部100−
2、100−3)に転送され、或いは、自己において用
いられる。これに対して、図2に示すように、本発明に
かかるMRP計算システムにおいては、ある品目の正味
所要量を受け入れて、これに基づき、各MRP計算部1
0−1ないし10−3において、対応する子品目展開の
処理を実行している。このため、MRP計算部10−1
は、正味所要量のみを、他のMRP計算部に転送すれば
足り、データ転送のための時間を減ずることができる。
また、MRP計算部10−1ないし10−3の計算負荷
のバランスを向上させることが可能となる。このように
構成されたMRP計算システムは、実際には、図3に示
す分散メモリ型並列計算機にて実現される。この分散メ
モリ型並列計算機は、複数のPE(Processing Element)
201、202、・・・20(n+1)からなり、相互にネッ
トワークを介して接続されている。各PEは、それぞ
れ、CPU211、メモリ221を備えている。また、
各PEには、ハードディスク装置231が接続されてい
る。なお、PE0(201)に接続されたハードディス
ク装置231には、本実施の形態にかかるMRP計算を
統括するためのプログラムが記憶され、PE0ないしP
En(201ないし20(n+1))には、実際にMRP計
算を実行するためのプログラムが記憶されている。な
お、これらプログラムは、ハードディスク装置に記憶さ
れていなくてもよい。たとえば、これらプログラムをフ
ロッピーディスクやCD−ROMなどの可搬記憶媒体に
格納し、PEに接続された可搬記憶媒体読みだし装置に
より、必要なプログラムを読み出すように構成しても良
い。
【0039】たとえば、図4に示すように、分散メモリ
型並列計算機のPE0(201)のCPU221によ
り、MRP計算プロセス60および制御プロセス70が
実行されるが、MRP計算プロセス60を実行すること
により、図1のMRP計算部10のデータ管理部20、
初期処理部31、計算可能品目管理部33、部品展開計
算部34、正味所要量送受信部25およびメッセージ管
理部36の機能が実現され、制御プロセス70を実行す
ることにより、作業指示部12の機能が実現される。そ
の一方、他のPE1ないしPEn(202ないし20(n
+1))においては、CPUにより、MRP計算プロセス
が実行されるようになっている。各MRP計算プロセス
を実行することにより、他のMRP計算部のそれぞれの
データ管理部20、初期処理部31、計算可能品目管理
部33、部品展開計算部34、正味所要量送受信部25
およびメッセージ管理部36の機能が実現される。
型並列計算機のPE0(201)のCPU221によ
り、MRP計算プロセス60および制御プロセス70が
実行されるが、MRP計算プロセス60を実行すること
により、図1のMRP計算部10のデータ管理部20、
初期処理部31、計算可能品目管理部33、部品展開計
算部34、正味所要量送受信部25およびメッセージ管
理部36の機能が実現され、制御プロセス70を実行す
ることにより、作業指示部12の機能が実現される。そ
の一方、他のPE1ないしPEn(202ないし20(n
+1))においては、CPUにより、MRP計算プロセス
が実行されるようになっている。各MRP計算プロセス
を実行することにより、他のMRP計算部のそれぞれの
データ管理部20、初期処理部31、計算可能品目管理
部33、部品展開計算部34、正味所要量送受信部25
およびメッセージ管理部36の機能が実現される。
【0040】図4に示すように、PE0の制御プロセス
70は、PE0ないしPEnのMRP計算プロセスの処
理状態を管理し、各MRP計算プロセスによるMRP計
算の開始・終了などを指示する。
70は、PE0ないしPEnのMRP計算プロセスの処
理状態を管理し、各MRP計算プロセスによるMRP計
算の開始・終了などを指示する。
【0041】各PE内のMRP計算プロセスのデータ管
理部(図1の符号20参照)は、メモリへのデータの入
力およびメモリからのデータの出力を管理する。このメ
モリは、図1のデータ保持部21に対応する。メモリに
は、部品表データ、在庫・注残データなどを品目毎にま
とめた品目セル811が格納されている。
理部(図1の符号20参照)は、メモリへのデータの入
力およびメモリからのデータの出力を管理する。このメ
モリは、図1のデータ保持部21に対応する。メモリに
は、部品表データ、在庫・注残データなどを品目毎にま
とめた品目セル811が格納されている。
【0042】また、MRP計算プロセス60に含まれる
計算可能品目管理部(図1の符号33参照)は、計算可
能な品目の品目セル先頭アドレスをローレベル別に格納
するジョブキュー314と、ローレベル別のジョブキュ
ーに入っているジョブ数を表すジョブカウンタ315を
備える。さらに、計算可能品目管理部には、計算中のロ
ーレベルを表すレベルカウンタ316が設けられてい
る。
計算可能品目管理部(図1の符号33参照)は、計算可
能な品目の品目セル先頭アドレスをローレベル別に格納
するジョブキュー314と、ローレベル別のジョブキュ
ーに入っているジョブ数を表すジョブカウンタ315を
備える。さらに、計算可能品目管理部には、計算中のロ
ーレベルを表すレベルカウンタ316が設けられてい
る。
【0043】MRP計算プロセス60に含まれる正味所
要量送受信部(図1の符号35参照)には、他のPEの
MRP計算プロセスに、親品目の正味所要量を送るため
の送信バッファである正味所要量キャリア317を、他
のPEのMRP計算プロセスの数だけ設けられている。
要量送受信部(図1の符号35参照)には、他のPEの
MRP計算プロセスに、親品目の正味所要量を送るため
の送信バッファである正味所要量キャリア317を、他
のPEのMRP計算プロセスの数だけ設けられている。
【0044】このように構成されたMRP計算システム
の動作を説明する前に、その前提をなす割り当て処理に
つき、簡単に説明を加える。割り当て処理は、MRP計
算の前に、各PEにおける計算負荷を均等にするために
実行される。
の動作を説明する前に、その前提をなす割り当て処理に
つき、簡単に説明を加える。割り当て処理は、MRP計
算の前に、各PEにおける計算負荷を均等にするために
実行される。
【0045】より具体的には、まず、装置のハードディ
スクに予め記憶された品目表から品目を読みだし、各P
Eにて計算すべき品目を割り当て、品目番号をキーとし
て、割り当てられたPE番号を示す表を作成する。この
表を品目割当表と呼ぶ。
スクに予め記憶された品目表から品目を読みだし、各P
Eにて計算すべき品目を割り当て、品目番号をキーとし
て、割り当てられたPE番号を示す表を作成する。この
表を品目割当表と呼ぶ。
【0046】各PEに品目を割り当てるためには、種々
の手法が存在する。たとえば、これらのうち、最も簡単
な手法は、 部品表の品目を順番に各PEに割り当てる
というものである。適当な手法を用いて、全ての品目に
関して、該品目を割り当てられたPE、すなわち、品目
割当PEを決定して、品目割当表を作成した後、MP
S、部品構成表および在庫・注残等のデータについて、
各PE用の表を、それぞれ新たに作成し、それらを対応
するPEに送信し、PEのハードディスクに記憶するこ
とにより終了する。
の手法が存在する。たとえば、これらのうち、最も簡単
な手法は、 部品表の品目を順番に各PEに割り当てる
というものである。適当な手法を用いて、全ての品目に
関して、該品目を割り当てられたPE、すなわち、品目
割当PEを決定して、品目割当表を作成した後、MP
S、部品構成表および在庫・注残等のデータについて、
各PE用の表を、それぞれ新たに作成し、それらを対応
するPEに送信し、PEのハードディスクに記憶するこ
とにより終了する。
【0047】各PE用の表は、品目表の各レコードを、
そのレコードに含まれる品目の割当PE番号を参照し
て、PE用の表にコピーすることにより作成される。た
とえば、図5に示すように、品目表500中の品目番号
1および3に関する計算が、PE0にて実行すべきであ
り、品目番号2および4に関する計算が、PE1にて実
行すべきである場合には、品目割当表510を参照する
ことにより、品目番号1および3に関する情報が、PE
0用の品目表520に書込まれ、品目番号2および4に
関する情報が、PE1用の品目表530に書込まれる。
そのレコードに含まれる品目の割当PE番号を参照し
て、PE用の表にコピーすることにより作成される。た
とえば、図5に示すように、品目表500中の品目番号
1および3に関する計算が、PE0にて実行すべきであ
り、品目番号2および4に関する計算が、PE1にて実
行すべきである場合には、品目割当表510を参照する
ことにより、品目番号1および3に関する情報が、PE
0用の品目表520に書込まれ、品目番号2および4に
関する情報が、PE1用の品目表530に書込まれる。
【0048】特に、部品構成表を各PEに送信して記憶
させる際、すなわち、分散配置する際に、ある品目Aが
PE1に割り当てられているとすると、品目Aとその子
品目との親子関係を示すレコードだけでなく、品目Aと
その親品目との親子関係を示すレコードも含むように、
PE1用の部品構成表が作成される。同様に、各PE用
の品目割当表を作成する際に、たとえば、ある品目Aが
PE1に割り当てられているとすると、品目Aに関する
レコードだけでなく、品目Aの子品目および親品目に関
するレコードも、PE1用の品目割当表に含ませる。こ
れらの情報が、品目Aの部品展開計算で必要となるため
である。各PE用の表をこのように作成することによ
り、もともとの表よりレコード数を減少させることがで
きるため、各PEのMRP計算プロセスすなわちMRP
計算部によるテーブル読み込み処理が高速になるという
利点がある。ただし、もともとの表、すなわち、品目表
自体をそのまま各PEに分散配置しても良い。
させる際、すなわち、分散配置する際に、ある品目Aが
PE1に割り当てられているとすると、品目Aとその子
品目との親子関係を示すレコードだけでなく、品目Aと
その親品目との親子関係を示すレコードも含むように、
PE1用の部品構成表が作成される。同様に、各PE用
の品目割当表を作成する際に、たとえば、ある品目Aが
PE1に割り当てられているとすると、品目Aに関する
レコードだけでなく、品目Aの子品目および親品目に関
するレコードも、PE1用の品目割当表に含ませる。こ
れらの情報が、品目Aの部品展開計算で必要となるため
である。各PE用の表をこのように作成することによ
り、もともとの表よりレコード数を減少させることがで
きるため、各PEのMRP計算プロセスすなわちMRP
計算部によるテーブル読み込み処理が高速になるという
利点がある。ただし、もともとの表、すなわち、品目表
自体をそのまま各PEに分散配置しても良い。
【0049】次に、このように構成されたMRP計算シ
ステムによる具体的な処理を説明する。図6は、制御プ
ロセスの処理を示すフローチャートである。まず、制御
プロセス70は、各PE内に、MRP計算プロセスを生
成し(ステップ601)、生成したMRP計算プロセス
から送信された、該MRP計算プロセスのPE番号およ
びプロセス番号を受信する(ステップ602)。次い
で、すべてのMRP計算プロセスからの情報を受信した
か否かを判定し(ステップ603)、未受信のものがあ
る場合には、ステップ602に戻る。
ステムによる具体的な処理を説明する。図6は、制御プ
ロセスの処理を示すフローチャートである。まず、制御
プロセス70は、各PE内に、MRP計算プロセスを生
成し(ステップ601)、生成したMRP計算プロセス
から送信された、該MRP計算プロセスのPE番号およ
びプロセス番号を受信する(ステップ602)。次い
で、すべてのMRP計算プロセスからの情報を受信した
か否かを判定し(ステップ603)、未受信のものがあ
る場合には、ステップ602に戻る。
【0050】制御プロセス70は、すべてのMRP計算
プロセスからそのPE番号およびプロセス番号を受信し
たら(ステップ602でイエス(Yes))、受信した情報
に基づき、MRP計算プロセスが存在するPEの名前と
MRP計算プロセス番号の一覧表を作成し、全PEのM
RP計算プロセスに与える(ステップ604)。
プロセスからそのPE番号およびプロセス番号を受信し
たら(ステップ602でイエス(Yes))、受信した情報
に基づき、MRP計算プロセスが存在するPEの名前と
MRP計算プロセス番号の一覧表を作成し、全PEのM
RP計算プロセスに与える(ステップ604)。
【0051】各PEのMRP計算プロセスは、配布され
一覧表に基づき、要求量キャリアおよび品目セルキャリ
アを作成する。制御プロセス70は、一覧表を配布した
後に、全てのMRP計算プロセスに対して、MRP計算
に必要な部品表などのデータの一括読み込みを指示し
(ステップ605)、MRP計算プロセスによる一括読
み込み終了を示す終了報告を待つ(ステップ606)。
一覧表に基づき、要求量キャリアおよび品目セルキャリ
アを作成する。制御プロセス70は、一覧表を配布した
後に、全てのMRP計算プロセスに対して、MRP計算
に必要な部品表などのデータの一括読み込みを指示し
(ステップ605)、MRP計算プロセスによる一括読
み込み終了を示す終了報告を待つ(ステップ606)。
【0052】制御プロセス70は、全てのMRP計算プ
ロセスから一括読み込み終了報告を受けると(ステップ
607でイエス(Yes))、全てのMRP計算プロセスに
対して、MRP計算を指示し(ステップ608)、MR
P計算プロセスからのレベル終了報告を待つ(ステップ
609)。
ロセスから一括読み込み終了報告を受けると(ステップ
607でイエス(Yes))、全てのMRP計算プロセスに
対して、MRP計算を指示し(ステップ608)、MR
P計算プロセスからのレベル終了報告を待つ(ステップ
609)。
【0053】ステップ609においてレベル終了報告を
受信したと判定され、かつ、ステップ610において、
全てのMRP計算プロセスからそのレベルの計算品目に
ついてレベル終了報告を受けたと判定されると、次い
で、レベルをインクリメントして、全てのMRP計算プ
ロセスに対して、次のレベルのMRP計算を実行するよ
う指示する。(ステップ611)。ステップ608ない
しステップ611の処理を繰り返し、全てのレベルのM
RP計算が終了した場合(ステップ612でイエス(Ye
s))、MRP計算結果である各品目の所要量データなど
の一括書き込みを指示し(ステップ413)、MRP計
算プロセスからの一括書き込み終了報告を待つ(ステッ
プ414)。
受信したと判定され、かつ、ステップ610において、
全てのMRP計算プロセスからそのレベルの計算品目に
ついてレベル終了報告を受けたと判定されると、次い
で、レベルをインクリメントして、全てのMRP計算プ
ロセスに対して、次のレベルのMRP計算を実行するよ
う指示する。(ステップ611)。ステップ608ない
しステップ611の処理を繰り返し、全てのレベルのM
RP計算が終了した場合(ステップ612でイエス(Ye
s))、MRP計算結果である各品目の所要量データなど
の一括書き込みを指示し(ステップ413)、MRP計
算プロセスからの一括書き込み終了報告を待つ(ステッ
プ414)。
【0054】全てのMRP計算プロセスから一括書き込
み終了報告を受けた場合(ステップ615でイエス(Ye
s))には、制御プロセス70は、全てのMRP計算プロ
セスに対してMRP計算終了を指示し(ステップ61
6)、これにより、制御プロセス70による処理が終了
する。
み終了報告を受けた場合(ステップ615でイエス(Ye
s))には、制御プロセス70は、全てのMRP計算プロ
セスに対してMRP計算終了を指示し(ステップ61
6)、これにより、制御プロセス70による処理が終了
する。
【0055】次に、PE内のMRP計算プロセスにより
実行される処理につき説明を加える。図7は、MRP計
算プロセスの処理を示すフローチャートである。MRP
計算プロセスは、制御プロセスにより生成された後(図
6のステップ601参照)、該MRP計算プロセスが位
置する(存在する)PEのPE番号、および、該MRP
計算プロセスのプロセス番号を制御プロセスに送信し
(ステップ701)、制御プロセスからMRP計算プロ
セス番号一覧表を受信する(ステップ702)。
実行される処理につき説明を加える。図7は、MRP計
算プロセスの処理を示すフローチャートである。MRP
計算プロセスは、制御プロセスにより生成された後(図
6のステップ601参照)、該MRP計算プロセスが位
置する(存在する)PEのPE番号、および、該MRP
計算プロセスのプロセス番号を制御プロセスに送信し
(ステップ701)、制御プロセスからMRP計算プロ
セス番号一覧表を受信する(ステップ702)。
【0056】次いで、MRP計算プロセスは、受信した
一覧表から、他のMRP計算プロセスへ割り当てられた
子品目へ要求量を送信するための要求量キャリア、およ
び、負荷を移動させるための品目セルキャリアを、当該
他のMRP計算プロセス毎に作成する(ステップ70
3)。そして、制御プロセスからの作業指示メッセージ
受信待ち状態になり、作業指示メッセージを受信すると
(ステップ704)、受信した作業指示メッセージのタ
イプを判定し(ステップ705)、制御プロセスからの
メッセージにしたがって、以下の4つの処理の何れかを
実行する。
一覧表から、他のMRP計算プロセスへ割り当てられた
子品目へ要求量を送信するための要求量キャリア、およ
び、負荷を移動させるための品目セルキャリアを、当該
他のMRP計算プロセス毎に作成する(ステップ70
3)。そして、制御プロセスからの作業指示メッセージ
受信待ち状態になり、作業指示メッセージを受信すると
(ステップ704)、受信した作業指示メッセージのタ
イプを判定し(ステップ705)、制御プロセスからの
メッセージにしたがって、以下の4つの処理の何れかを
実行する。
【0057】(1)一括読み込み処理(ステップ70
6) 一括読み込み処理は、一括読み込み指示に応答して実行
される。一括読み込み処理においては、PEに接続され
たハードディスクから、割り当てられた品目に関するM
PS、部品表等のMRP計算に必要なデータが読み出さ
れ、これらデータが一括してメモリに展開される。この
ときに、割り当てられた品目ごとに、品目セルが作成さ
れ、その品目に関する関する部品表、在庫・注残などを
示すデータが、品目セルに含まれるように、所定のデー
タエリアに格納される。
6) 一括読み込み処理は、一括読み込み指示に応答して実行
される。一括読み込み処理においては、PEに接続され
たハードディスクから、割り当てられた品目に関するM
PS、部品表等のMRP計算に必要なデータが読み出さ
れ、これらデータが一括してメモリに展開される。この
ときに、割り当てられた品目ごとに、品目セルが作成さ
れ、その品目に関する関する部品表、在庫・注残などを
示すデータが、品目セルに含まれるように、所定のデー
タエリアに格納される。
【0058】図8は、品目セルの構造を説明するための
図である。図8に示すように、品目セル811には、品
目番号830、親品目カウンタ831、ローレベルコー
ド820、所要量データ832、品目データ821、在
庫データ822、注残データ823、正味所要量データ
835、および、次の品目セルを格納しているアドレス
836を、それぞれ格納するためのデータエリアが用意
されている。各品目セルは、当該品目セルに格納される
品目の品目番号をキーとして、該キーを、よく知られて
いるHash関数によりキー変換して得られるHashテーブル
[0]から[n]までのうちの該当テーブルに格納され
ている。
図である。図8に示すように、品目セル811には、品
目番号830、親品目カウンタ831、ローレベルコー
ド820、所要量データ832、品目データ821、在
庫データ822、注残データ823、正味所要量データ
835、および、次の品目セルを格納しているアドレス
836を、それぞれ格納するためのデータエリアが用意
されている。各品目セルは、当該品目セルに格納される
品目の品目番号をキーとして、該キーを、よく知られて
いるHash関数によりキー変換して得られるHashテーブル
[0]から[n]までのうちの該当テーブルに格納され
ている。
【0059】品目データ821には、当該品目の親品目
に関する親品目データ833および当該品目の子品目に
関する子品目データ834が含まれる。親品目データに
は、親品目の番号、対応するPE番号および必要な員数
からなるデータの組が含まれ、子品目データには、子品
目の番号、対応するPE番号および必要な員数からなる
データの組が含まれる。
に関する親品目データ833および当該品目の子品目に
関する子品目データ834が含まれる。親品目データに
は、親品目の番号、対応するPE番号および必要な員数
からなるデータの組が含まれ、子品目データには、子品
目の番号、対応するPE番号および必要な員数からなる
データの組が含まれる。
【0060】これら品目データを作成する際には、図9
に示すように、MRP計算プロセスは、PEに接続され
たハードディスクに記憶された部品構成表901を参照
して、当該品目とその子品目との親子関係を示すレコー
ドを読み込んで、子品目番号および員数を示すデータ
を、子品目データの欄に格納するとともに、当該品目と
その親品目との親子関係を示すレコードを読み込んで、
親品目番号および員数を示すデータを、親品目データの
欄に格納する。また、MRP計算プロセスは、PEに接
続されたハードディスクに記憶された品目割当表902
を参照して、各子品目および親品目に割り当てられたP
E番号、すなわち、割当PE番号も、それぞれ所定の欄
に格納する。ただし、親品目の割当PE番号および子品
目の員数を、品目セルの該当欄に格納しなくても良い。
に示すように、MRP計算プロセスは、PEに接続され
たハードディスクに記憶された部品構成表901を参照
して、当該品目とその子品目との親子関係を示すレコー
ドを読み込んで、子品目番号および員数を示すデータ
を、子品目データの欄に格納するとともに、当該品目と
その親品目との親子関係を示すレコードを読み込んで、
親品目番号および員数を示すデータを、親品目データの
欄に格納する。また、MRP計算プロセスは、PEに接
続されたハードディスクに記憶された品目割当表902
を参照して、各子品目および親品目に割り当てられたP
E番号、すなわち、割当PE番号も、それぞれ所定の欄
に格納する。ただし、親品目の割当PE番号および子品
目の員数を、品目セルの該当欄に格納しなくても良い。
【0061】また、MRP計算部は、レベルカウンタお
よび他の各種カウンタを0に初期化する。その後、製品
レベルでの生産計画を示すMPSデータを、読込み、所
要量データの欄(符号832参照)に必要な数値を書込
む。このときに、所要量データが書込まれた品目につい
て、計算可能品目管理部(図1の符号34および図4参
照)のローレベルコードのジョブキュー(図4の符号3
15参照)に、品目アドレスを登録し、ローレベルごと
のキューに登録された品目数を示すジョブカウンタ(図
4の符号314参照)をインクリメントする。
よび他の各種カウンタを0に初期化する。その後、製品
レベルでの生産計画を示すMPSデータを、読込み、所
要量データの欄(符号832参照)に必要な数値を書込
む。このときに、所要量データが書込まれた品目につい
て、計算可能品目管理部(図1の符号34および図4参
照)のローレベルコードのジョブキュー(図4の符号3
15参照)に、品目アドレスを登録し、ローレベルごと
のキューに登録された品目数を示すジョブカウンタ(図
4の符号314参照)をインクリメントする。
【0062】このような処理が終了した後に、MRP計
算プロセスは、制御プロセスに一括読込み終了を報告し
た(ステップ707)後に、ステップ704に戻り、作
業指示メッセージの受信を待つ。
算プロセスは、制御プロセスに一括読込み終了を報告し
た(ステップ707)後に、ステップ704に戻り、作
業指示メッセージの受信を待つ。
【0063】(2)MRP計算処理(ステップ708) MRP計算処理は、MRP計算指示に応答して実行され
る。図10は、MRP計算処理を示すフローチャートで
ある。以下、図8、図10、および、ジョブカウンタお
よびジョブキューのデータ構造を示す図である図11を
参照して、この処理を説明する。
る。図10は、MRP計算処理を示すフローチャートで
ある。以下、図8、図10、および、ジョブカウンタお
よびジョブキューのデータ構造を示す図である図11を
参照して、この処理を説明する。
【0064】図11に示すように、ジョブカウンタ31
4は、レベルごとに用意され、あるレベルにて計算可能
な品目の数が格納されている。たとえば、図11におい
て、レベル0にて計算可能な品目の数は、「55」とな
っている。ジョブキュー315には、当該レベルにて計
算可能な品目の、データ管理部(図1の符号20および
図4参照)中の品目セルのアドレスが格納される。より
具体的には、ジョブキュー315は、図11に示すよう
に、リスト構造となっており、ジョブキューの最初の欄
には、そのレベルにて計算可能なジョブの先頭アドレス
および次の欄のアドレスが格納され、次の欄のアドレス
には、そのレベルにおいて次に計算可能な品目の品目セ
ルのアドレスおよびさらに次の欄のアドレスが格納され
ている。以下、各欄には、順次、対応するレベルにて計
算可能な品目の品目セルアドレスおよびその次の欄のア
ドレスが格納される。このように、各欄は、チェーンの
ようにつながっており、したがって、これらアドレスを
辿ることにより、このレベルにて計算可能な品目を順次
アクセスすることが可能となる。
4は、レベルごとに用意され、あるレベルにて計算可能
な品目の数が格納されている。たとえば、図11におい
て、レベル0にて計算可能な品目の数は、「55」とな
っている。ジョブキュー315には、当該レベルにて計
算可能な品目の、データ管理部(図1の符号20および
図4参照)中の品目セルのアドレスが格納される。より
具体的には、ジョブキュー315は、図11に示すよう
に、リスト構造となっており、ジョブキューの最初の欄
には、そのレベルにて計算可能なジョブの先頭アドレス
および次の欄のアドレスが格納され、次の欄のアドレス
には、そのレベルにおいて次に計算可能な品目の品目セ
ルのアドレスおよびさらに次の欄のアドレスが格納され
ている。以下、各欄には、順次、対応するレベルにて計
算可能な品目の品目セルアドレスおよびその次の欄のア
ドレスが格納される。このように、各欄は、チェーンの
ようにつながっており、したがって、これらアドレスを
辿ることにより、このレベルにて計算可能な品目を順次
アクセスすることが可能となる。
【0065】図10に示すように、MRP計算処理にお
いては、まず、送信メッセージカウンタを0(ゼロ)に
初期化する(ステップ1001)。次いで、レベルカウ
ンタの示すレベルのジョブカウンタを参照した(ステッ
プ1002)後に、どのようなメッセージを受信したか
を判断する(ステップ1003)。このメッセージは、
後述するように、他のMRP計算プロセスにより与えら
れる。
いては、まず、送信メッセージカウンタを0(ゼロ)に
初期化する(ステップ1001)。次いで、レベルカウ
ンタの示すレベルのジョブカウンタを参照した(ステッ
プ1002)後に、どのようなメッセージを受信したか
を判断する(ステップ1003)。このメッセージは、
後述するように、他のMRP計算プロセスにより与えら
れる。
【0066】このステップ1003において、MRP計
算プロセスが、正味所要量キャリアを示すCarry_MSGを
受信した場合には、ステップ1004の「Carry_MSG対
応処理」を実行する。或いは、送信したメッセージが無
事届いたことを示すArrived_MSGを受信した場合には、
送信メッセージカウンタをデクリメントする(ステップ
1005)。ステップ1004および/またはステップ
1005の処理が実行され、受信されたメッセージに応
答して全ての処理がなされた後に、レベルカウンタの示
すレベルのジョブカウンタを参照する(ステップ100
6)。
算プロセスが、正味所要量キャリアを示すCarry_MSGを
受信した場合には、ステップ1004の「Carry_MSG対
応処理」を実行する。或いは、送信したメッセージが無
事届いたことを示すArrived_MSGを受信した場合には、
送信メッセージカウンタをデクリメントする(ステップ
1005)。ステップ1004および/またはステップ
1005の処理が実行され、受信されたメッセージに応
答して全ての処理がなされた後に、レベルカウンタの示
すレベルのジョブカウンタを参照する(ステップ100
6)。
【0067】次いで、ステップ1006にて参照された
ジョブカウンタの値が、0(ゼロ)であるか否かが判断
される(ステップ1007)。ジョブカウンタの値が0
である場合、すなわち、ステップ1007でイエス(Ye
s)と判断された場合には、空の要求量キャリア以外の全
ての要求量キャリアに、届け先MRP計算プロセス名称
を付けてCarry_MSGを作成して、これを、他のMRP計
算プロセスに送信し、送信メッセージカウンタの値を、
送信したキャリアの数だけインクリメントする(ステッ
プ1008)。次いで、送信した要求量キャリアが初期
化される(ステップ1009)。なお、要求量キャリア
がすべて空の場合には、ステップ1008および100
9においては何ら処理が実行されない。
ジョブカウンタの値が、0(ゼロ)であるか否かが判断
される(ステップ1007)。ジョブカウンタの値が0
である場合、すなわち、ステップ1007でイエス(Ye
s)と判断された場合には、空の要求量キャリア以外の全
ての要求量キャリアに、届け先MRP計算プロセス名称
を付けてCarry_MSGを作成して、これを、他のMRP計
算プロセスに送信し、送信メッセージカウンタの値を、
送信したキャリアの数だけインクリメントする(ステッ
プ1008)。次いで、送信した要求量キャリアが初期
化される(ステップ1009)。なお、要求量キャリア
がすべて空の場合には、ステップ1008および100
9においては何ら処理が実行されない。
【0068】その後に、送信メッセージカウンタの値が
0であるか否かが判定され(ステップ1010)、送信
メッセージカウンタの値が0の場合、すなわち、ステッ
プ1010でイエス(Yes)と判断された場合には、制御
プロセスに対して、レベル終了を報告し、レベルカウン
タをインクリメントして(ステップ1011)処理を終
了する。これに対して、ステップ1010でノー(No)と
判断された場合には、ステップ1003に戻る。
0であるか否かが判定され(ステップ1010)、送信
メッセージカウンタの値が0の場合、すなわち、ステッ
プ1010でイエス(Yes)と判断された場合には、制御
プロセスに対して、レベル終了を報告し、レベルカウン
タをインクリメントして(ステップ1011)処理を終
了する。これに対して、ステップ1010でノー(No)と
判断された場合には、ステップ1003に戻る。
【0069】ステップ1007において、ジョブカウン
タの値が0でないと判断された場合、すなわち、ノー(N
o)と判断された場合には、ジョブキューから計算可能品
目の品目セルアドレスが取り出され(ステップ101
2)、次いで、部品展開計算処理が実行される(ステッ
プ1013)。その後に、ジョブカウンタの値がデクリ
メントされ(ステップ1014)、ステップ1003に
戻る。
タの値が0でないと判断された場合、すなわち、ノー(N
o)と判断された場合には、ジョブキューから計算可能品
目の品目セルアドレスが取り出され(ステップ101
2)、次いで、部品展開計算処理が実行される(ステッ
プ1013)。その後に、ジョブカウンタの値がデクリ
メントされ(ステップ1014)、ステップ1003に
戻る。
【0070】上記ステップ1013にて実行される部品
展開計算処理につき、図12を参照して説明する。この
部品展開計算処理は、従来のものと同様に、総所要量計
算、正味所要量計算、ロットまとめ、リードタイム計算
(以上、ステップ1201)および所要量展開を順に実
行することにより実現される。本実施の形態は、複数の
PEにて、該PEに割り当てられた子品目に関する処理
が実行される点で、従来の部品展開処理と相違する。よ
り具体的には、図12に示すように、品目セル(図8参
照)内の子品目データ834を順次参照して、以下の処
理を実行する。まず、子品目の割当PE番号が、いま処
理を実行しているPEの番号と同一であれば(ステップ
1203でイエス(Yes))、品目セル内の品目番号83
0(すなわち、自己の品目番号)、子品目データ834
内の子品目番号、および、正味所要量データ835に基
づき、子品目展開処理を実行する(ステップ120
4)。その一方、子品目の割当PE番号が、処理を実行
しているPEの番号と同一でない場合には(ステップ1
204でノー(No))、正味所要量キャリア書込み処理を
実行する(ステップ1205)。ステップ1204或い
はステップ1205の処理が終了すると、次の子品目に
ポインタを進め、すなわち、処理の対象を次に子品目に
設定して、ステップ1202に戻る。このような処理を
繰り返して、全ての子品目に関して処理が完了した場合
には(ステップ1202でイエス(Yes))、部品展開計
算処理を終了する。
展開計算処理につき、図12を参照して説明する。この
部品展開計算処理は、従来のものと同様に、総所要量計
算、正味所要量計算、ロットまとめ、リードタイム計算
(以上、ステップ1201)および所要量展開を順に実
行することにより実現される。本実施の形態は、複数の
PEにて、該PEに割り当てられた子品目に関する処理
が実行される点で、従来の部品展開処理と相違する。よ
り具体的には、図12に示すように、品目セル(図8参
照)内の子品目データ834を順次参照して、以下の処
理を実行する。まず、子品目の割当PE番号が、いま処
理を実行しているPEの番号と同一であれば(ステップ
1203でイエス(Yes))、品目セル内の品目番号83
0(すなわち、自己の品目番号)、子品目データ834
内の子品目番号、および、正味所要量データ835に基
づき、子品目展開処理を実行する(ステップ120
4)。その一方、子品目の割当PE番号が、処理を実行
しているPEの番号と同一でない場合には(ステップ1
204でノー(No))、正味所要量キャリア書込み処理を
実行する(ステップ1205)。ステップ1204或い
はステップ1205の処理が終了すると、次の子品目に
ポインタを進め、すなわち、処理の対象を次に子品目に
設定して、ステップ1202に戻る。このような処理を
繰り返して、全ての子品目に関して処理が完了した場合
には(ステップ1202でイエス(Yes))、部品展開計
算処理を終了する。
【0071】図13は、子品目展開処理を示すフローチ
ャートである。子品目展開処理においては、親品目番
号、子品目番号および親品目の正味所要量データを入力
データとして処理が進められる。なお、この子品目展開
処理は、図12のステップ1204に応答して実行され
る他、後述するように、図16のステップ1603に示
す処理において実行される場合がある。前者の処理にお
いては、図8に示す品目セルに含まれる正味所要量デー
タが用いられ、その一方、後者の処理においては、図1
5に示す正味所要量キャリアに含まれる正味所要量デー
タが用いられる。
ャートである。子品目展開処理においては、親品目番
号、子品目番号および親品目の正味所要量データを入力
データとして処理が進められる。なお、この子品目展開
処理は、図12のステップ1204に応答して実行され
る他、後述するように、図16のステップ1603に示
す処理において実行される場合がある。前者の処理にお
いては、図8に示す品目セルに含まれる正味所要量デー
タが用いられ、その一方、後者の処理においては、図1
5に示す正味所要量キャリアに含まれる正味所要量デー
タが用いられる。
【0072】図13に示すように、MRP計算プロセス
は、入力された子品目番号に基づき、当該子品目の品目
セルを見つけ出す(ステップ1301)。次いで、見つ
け出された品目セルの親品目データ中の、親品目に対す
る子品目の員数を参照する(ステップ1302)。その
後に、正味所要量データ中の最初のロットにポインタを
進め(ステップ1303)、当該ロットの正味所要量デ
ータおよび員数に基づき、子品目の納期日および所要量
を算出して(ステップ1304)、得られたデータを、
該品目セルの所要量データとして格納する(ステップ1
305)。ここに、正味所要量データのロットは、着手
日と正味所要量とが組となったデータを意味している。
なお、納期日および所要量は、従来の手法にて算出され
得る。
は、入力された子品目番号に基づき、当該子品目の品目
セルを見つけ出す(ステップ1301)。次いで、見つ
け出された品目セルの親品目データ中の、親品目に対す
る子品目の員数を参照する(ステップ1302)。その
後に、正味所要量データ中の最初のロットにポインタを
進め(ステップ1303)、当該ロットの正味所要量デ
ータおよび員数に基づき、子品目の納期日および所要量
を算出して(ステップ1304)、得られたデータを、
該品目セルの所要量データとして格納する(ステップ1
305)。ここに、正味所要量データのロットは、着手
日と正味所要量とが組となったデータを意味している。
なお、納期日および所要量は、従来の手法にて算出され
得る。
【0073】ステップ1306および1307を経て、
全てのロットに対する子品目の納期日および所要量が算
出し終わると(ステップ1306でイエス(Yes))、品
目セル中の親品目カウンタ(図8の符号831参照)を
インクリメントする(ステップ1308)。次いで、親
品目カウンタの値が1である場合には、(ステップ13
09でイエス(Yes))、品目セルのアドレスを、該品目
のレベルコードのジョブキュー(図4の符号315およ
び図11参照)に登録し(ステップ1310)、そのレ
ベルコードのジョブカウンタ(図4の符号314および
図11参照)をインクリメントして(ステップ131
1)、処理を終了する。
全てのロットに対する子品目の納期日および所要量が算
出し終わると(ステップ1306でイエス(Yes))、品
目セル中の親品目カウンタ(図8の符号831参照)を
インクリメントする(ステップ1308)。次いで、親
品目カウンタの値が1である場合には、(ステップ13
09でイエス(Yes))、品目セルのアドレスを、該品目
のレベルコードのジョブキュー(図4の符号315およ
び図11参照)に登録し(ステップ1310)、そのレ
ベルコードのジョブカウンタ(図4の符号314および
図11参照)をインクリメントして(ステップ131
1)、処理を終了する。
【0074】次に、正味所要量キャリア書き込み処理に
つき、図14のフローチャートを参照して説明する。正
味所要量キャリア書き込み処理においては、親品目番
号、子品目番号、子品目の割当PE番号、および、親品
目の正味所要量データを入力データとして、処理が進め
られる。この処理においては、図8に示す品目セルの所
身所要量データのみが用いられる。
つき、図14のフローチャートを参照して説明する。正
味所要量キャリア書き込み処理においては、親品目番
号、子品目番号、子品目の割当PE番号、および、親品
目の正味所要量データを入力データとして、処理が進め
られる。この処理においては、図8に示す品目セルの所
身所要量データのみが用いられる。
【0075】前述したように、MRP計算プロセス(図
4の符号60)の正味所要量送受信部には、他のPEの
MRP計算プロセスに、親品目の正味所要量を送るため
の送付バッファである正味所要量キャリア317が設け
られている。図15は、この正味所要量キャリアのデー
タ構造を示す図である。図15に示すように、正味所要
量キャリア317は、行先PE番号を格納する欄154
0、行先プロセス番号を示す欄1541、親品目番号を
含む親品目データ欄1543、子品目番号を含む子品目
データ欄1544および正味所要量データを格納する欄
1545を備えている。図14に示す処理においては、
このように構成された正味所要量キャリア中のデータが
書込まれ、或いは、正味所要量キャリアが他のPEのM
RP計算プロセスに送信される。
4の符号60)の正味所要量送受信部には、他のPEの
MRP計算プロセスに、親品目の正味所要量を送るため
の送付バッファである正味所要量キャリア317が設け
られている。図15は、この正味所要量キャリアのデー
タ構造を示す図である。図15に示すように、正味所要
量キャリア317は、行先PE番号を格納する欄154
0、行先プロセス番号を示す欄1541、親品目番号を
含む親品目データ欄1543、子品目番号を含む子品目
データ欄1544および正味所要量データを格納する欄
1545を備えている。図14に示す処理においては、
このように構成された正味所要量キャリア中のデータが
書込まれ、或いは、正味所要量キャリアが他のPEのM
RP計算プロセスに送信される。
【0076】図14に示すように、この処理において、
MRP計算プロセスは、入力された子品目の割当PE番
号と同じ行先PE番号(図15の符号1540参照)を
持つ正味所要量キャリア317を選択する(ステップ1
401)。次いで、選択された正味所要量キャリアに、
入力された親品目番号と同じ親品目番号のデータエリア
1542が存在するか否かが判断される(ステップ14
02)。ここに、データエリア1542とは、親品目デ
ータ、子品目データおよび正味所要量データを含むキャ
リア内のブロックをいう。図15に示すように、正味所
要量キャリア317は、一つ以上のデータエリア154
2を持っている。また、親品目データ欄1543には、
一つの親品目番号のみが格納されるが、子品目データ欄
1544には、複数の子品目番号が格納される場合があ
る。入力された親品目番号と同じ親品目番号のデータエ
リア1542が存在すれば(ステップ1402でイエス
(Yes))、そのデータエリアの子品目データ欄1544
に、与えられた子品目番号を追加して(ステップ140
3)処理が終了する。
MRP計算プロセスは、入力された子品目の割当PE番
号と同じ行先PE番号(図15の符号1540参照)を
持つ正味所要量キャリア317を選択する(ステップ1
401)。次いで、選択された正味所要量キャリアに、
入力された親品目番号と同じ親品目番号のデータエリア
1542が存在するか否かが判断される(ステップ14
02)。ここに、データエリア1542とは、親品目デ
ータ、子品目データおよび正味所要量データを含むキャ
リア内のブロックをいう。図15に示すように、正味所
要量キャリア317は、一つ以上のデータエリア154
2を持っている。また、親品目データ欄1543には、
一つの親品目番号のみが格納されるが、子品目データ欄
1544には、複数の子品目番号が格納される場合があ
る。入力された親品目番号と同じ親品目番号のデータエ
リア1542が存在すれば(ステップ1402でイエス
(Yes))、そのデータエリアの子品目データ欄1544
に、与えられた子品目番号を追加して(ステップ140
3)処理が終了する。
【0077】その一方、ステップ1402にてノー(No)
と判断された場合には、新規のデータエリア1542を
確保して、ここに入力された親品目番号、子品目番号、
及び正味所要量データをすべて書き込む(ステップ14
05)。なお、正味所要量キャリア17がいっぱいで、
新規のデータエリア1542が得られない場合(ステッ
プ1404でノー(No))には、該正味所要量キャリア3
17を、メッセージ管理部6を介して所定のPEのMR
P計算プロセスに送信するとともに、送信メッセージカ
ウンタをインクリメントする(ステップ1406)。正
味所要量キャリア317の送信後に、これを初期化して
(ステップ1407)、新規のデータエリアを確保し、
入力された親品目番号、子品目番号、及び正味所要量デ
ータを書き込む(ステップ1405)。
と判断された場合には、新規のデータエリア1542を
確保して、ここに入力された親品目番号、子品目番号、
及び正味所要量データをすべて書き込む(ステップ14
05)。なお、正味所要量キャリア17がいっぱいで、
新規のデータエリア1542が得られない場合(ステッ
プ1404でノー(No))には、該正味所要量キャリア3
17を、メッセージ管理部6を介して所定のPEのMR
P計算プロセスに送信するとともに、送信メッセージカ
ウンタをインクリメントする(ステップ1406)。正
味所要量キャリア317の送信後に、これを初期化して
(ステップ1407)、新規のデータエリアを確保し、
入力された親品目番号、子品目番号、及び正味所要量デ
ータを書き込む(ステップ1405)。
【0078】次に、図10のステップ1004のCarry_
MSG対応処理につき、図8、図15およびCarry_MSG処理
を示すフローチャートである図16を参照して説明を加
える。
MSG対応処理につき、図8、図15およびCarry_MSG処理
を示すフローチャートである図16を参照して説明を加
える。
【0079】Carry_MSG処理においては、他のPEのM
RP計算プロセスから受信した正味所要量キャリア31
7のデータエリア1542を、順次一つずつ選択し、さ
らに、選択されたデータエリア1542の子品目データ
欄1544に格納された子品目番号を順次一つずつ選択
して、データエリア1542中の親品目番号、選択され
た子品目番号および正味所要量データを入力として、子
品目展開処理を実行する(ステップ1601ないしステ
ップ1603)。この子品目展開処理は、図12に示す
ものと同じである。
RP計算プロセスから受信した正味所要量キャリア31
7のデータエリア1542を、順次一つずつ選択し、さ
らに、選択されたデータエリア1542の子品目データ
欄1544に格納された子品目番号を順次一つずつ選択
して、データエリア1542中の親品目番号、選択され
た子品目番号および正味所要量データを入力として、子
品目展開処理を実行する(ステップ1601ないしステ
ップ1603)。この子品目展開処理は、図12に示す
ものと同じである。
【0080】子品目データ欄1543に含まれる子品目
番号を付された子品目の全てに関して、子品目展開処理
が終了した後に(ステップ1602およびステップ16
04参照)、次のデータエリアに関して、同様の処理を
繰り返す(ステップ1601およびステップ1605参
照)。
番号を付された子品目の全てに関して、子品目展開処理
が終了した後に(ステップ1602およびステップ16
04参照)、次のデータエリアに関して、同様の処理を
繰り返す(ステップ1601およびステップ1605参
照)。
【0081】受信した正味所要量キャリア317に含ま
れる全てのデータエリア1542について処理が終了し
た後に、正味所要量キャリア送信元のMRP計算プロセ
スに対して、Arrived_MSGを送信して(ステップ160
6)、処理を終了する。
れる全てのデータエリア1542について処理が終了し
た後に、正味所要量キャリア送信元のMRP計算プロセ
スに対して、Arrived_MSGを送信して(ステップ160
6)、処理を終了する。
【0082】次に、図7に記載した残りの処理(一括書
込み処理および終了処理)につき説明を加える。
込み処理および終了処理)につき説明を加える。
【0083】(3)一括書き込み処理(図7のステップ
709およびステップ710) 一括書き込み処理においては、メモリ上にあるMRP計
算の出力結果である各品目の所要量データが、一括して
ハードディスクに書き込まれる(ステップ709)。書
き込みを行った後に、MRP計算プロセスは、制御プロ
セスに、一括書き込み終了を報告し(ステップ71
0)、作業指示メッセージ受信待ち状態になる。
709およびステップ710) 一括書き込み処理においては、メモリ上にあるMRP計
算の出力結果である各品目の所要量データが、一括して
ハードディスクに書き込まれる(ステップ709)。書
き込みを行った後に、MRP計算プロセスは、制御プロ
セスに、一括書き込み終了を報告し(ステップ71
0)、作業指示メッセージ受信待ち状態になる。
【0084】(4)終了処理 この処理においては、MRP計算プロセスの終了処理が
実行される。
実行される。
【0085】本実施の形態によれば、各MRP計算部1
0に設けられた子品目展開部において、正味所要量デー
タなどに基づき、必要な子品目展開の処理を実行する。
したがって、親品目に関する処理を実行するMRP計算
部の負荷を小さくすることができ、かつ、データ転送に
伴うオーバーヘッドを減じることが可能となる。
0に設けられた子品目展開部において、正味所要量デー
タなどに基づき、必要な子品目展開の処理を実行する。
したがって、親品目に関する処理を実行するMRP計算
部の負荷を小さくすることができ、かつ、データ転送に
伴うオーバーヘッドを減じることが可能となる。
【0086】本発明は、以上の実施の形態に限定される
ことなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内
で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内
に包含されるものであることは言うまでもない。
ことなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内
で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内
に包含されるものであることは言うまでもない。
【0087】たとえば、前記実施の形態においては、分
散メモリ型並列計算機に本発明を適用しているが、これ
に限定されるものではなく、シングルCPUの計算機に
おいても、共有メモリ型並列計算機においても、本発明
を適用することができる。
散メモリ型並列計算機に本発明を適用しているが、これ
に限定されるものではなく、シングルCPUの計算機に
おいても、共有メモリ型並列計算機においても、本発明
を適用することができる。
【0088】また、本明細書において、手段とは必ずし
も物理的手段を意味するものではなく、各手段の機能
が、ソフトウェアによって実現される場合も包含する。
さらに、一つの手段或いは部材の機能が、二つ以上の物
理的手段或いは部材により実現されても、若しくは、二
つ以上の手段或いは部材の機能が、一つの手段或いは部
材により実現されてもよい。
も物理的手段を意味するものではなく、各手段の機能
が、ソフトウェアによって実現される場合も包含する。
さらに、一つの手段或いは部材の機能が、二つ以上の物
理的手段或いは部材により実現されても、若しくは、二
つ以上の手段或いは部材の機能が、一つの手段或いは部
材により実現されてもよい。
【0089】
【発明の効果】本発明によれば、複数のMRP計算部に
より、各品目の部品展開計算を同時に行うことができ、
MRP計算部間の負荷バランスを改善することができ、
また、MRP計算部間のデータ転送量を削減することが
できる。これにより、従来の逐次アルゴリズムと同等の
計算結果を、より短時間で得ることが可能となる。
より、各品目の部品展開計算を同時に行うことができ、
MRP計算部間の負荷バランスを改善することができ、
また、MRP計算部間のデータ転送量を削減することが
できる。これにより、従来の逐次アルゴリズムと同等の
計算結果を、より短時間で得ることが可能となる。
【0090】このため、営業、設計、資材、現場からの
日々発生する変更事項を即座に生産計画に反映させ、変
更によって生じる問題の抽出、対処を速やかに行なうこ
とができる。
日々発生する変更事項を即座に生産計画に反映させ、変
更によって生じる問題の抽出、対処を速やかに行なうこ
とができる。
【0091】すなわち、本発明によれば、計算の際に生
じる負荷を均等化し、かつ、オーバーヘッドを極力生じ
ないようにすることにより、処理速度を向上させた資材
所要量計算システムを提供することが可能となる。
じる負荷を均等化し、かつ、オーバーヘッドを極力生じ
ないようにすることにより、処理速度を向上させた資材
所要量計算システムを提供することが可能となる。
【図1】 図1は、本発明の実施の形態にかかるMRP
計算システムの構成を示すブロックダイヤグラムであ
る。
計算システムの構成を示すブロックダイヤグラムであ
る。
【図2】 図2は、本発明の概要を説明するための図で
ある。
ある。
【図3】 図3は、本発明が適用される分散メモリ型並
列計算機の構成を示す図である。
列計算機の構成を示す図である。
【図4】 図4は、分散メモリ型並列計算機にて実現さ
れるMRP計算システムの構成を示すブロックダイヤグ
ラムである。
れるMRP計算システムの構成を示すブロックダイヤグ
ラムである。
【図5】 図5は、本実施の形態にて用いられる品目表
を説明するための図である。
を説明するための図である。
【図6】 図6は、本実施の形態にかかる制御プロセス
の処理を示すフローチャートである。
の処理を示すフローチャートである。
【図7】 図7は、本実施の形態にかかるMRP計算プ
ロセスの処理を示すフローチャートである。
ロセスの処理を示すフローチャートである。
【図8】 図8は、本実施の形態にかかる品目セルの構
造を説明するための図である。
造を説明するための図である。
【図9】 図9は、部品構成表と品目セルとの関係を示
す図である。
す図である。
【図10】 図10は、本実施の形態にかかるMRP計
算処理を示すフローチャートである。
算処理を示すフローチャートである。
【図11】 図11は、本実施の形態にかかるジョブカ
ウンタおよびジョブキューのデータ構造を示す図であ
る。
ウンタおよびジョブキューのデータ構造を示す図であ
る。
【図12】 図12は、本実施の形態にかかる部品展開
計算処理を示すフローチャートである。
計算処理を示すフローチャートである。
【図13】 図13は、本実施の形態にかかる子品目展
開処理を示すフローチャートである。
開処理を示すフローチャートである。
【図14】 図14は、本実施の形態にかかる正味所要
量キャリア書込み処理を示すフローチャートである。
量キャリア書込み処理を示すフローチャートである。
【図15】 図15は、本実施の形態にかかる正味所要
量キャリアのデータ構造を示す図である。
量キャリアのデータ構造を示す図である。
【図16】 図16は、本実施の形態にかかるCarry_MS
G対応処理を示すフローチャートである。
G対応処理を示すフローチャートである。
【図17】 図17は、ローレベルコードを説明するた
めの図である。
めの図である。
【図18】 図18は、従来のMRP計算システムの概
略を示す図である。
略を示す図である。
10 MRP計算部 12 作業指示部 20 データ管理部 21 データ保持部 22 計算可能品目抽出部 23 子品目展開部 31 初期処理部 33 計算可能品目管理部 34 部品展開計算部 35 正味所要量送受信部 36 メッセージ管理部 60 MRP計算プロセス 70 制御プロセス 80 ハードディスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 幸子 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 横山 文男 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所情報システム事業部内
Claims (5)
- 【請求項1】 所定の製品の生産計画に基づき、製品を
生産するために必要な品目の種類、その量およびその納
期を算出する、並列に配置された複数の資材所要量計画
(MRP)計算手段を備えた資材所要量計算システムで
あって、 前記複数のMRP計算手段のうちの第1のMRP計算手
段が、ある品目の正味所要量を算出して、これを他のM
RP計算手段に与え、前記第1のMRP計算手段および
他のMRP計算手段が、前記品目の正味所要量に基づ
き、それぞれ、前記品目を構成する複数の子品目のう
ち、割り当てられた子品目の部品展開計算を並列的に実
行するように構成されたことを特徴とする資材所要量計
算システム。 - 【請求項2】 前記第1のMRP計算手段が、自分自身
および他のMRP計算手段に、必要な作業の指示を与え
る作業指示手段を備え、 前記第1のMRP計算手段および他のMRP計算手段
が、それぞれ、品目に関するデータを記憶するデータ保
持手段と、MRP計算が可能な子品目を抽出する計算可
能品目抽出手段と、与えられた正味所要量に基づき、割
り当てられた子品目所要量を算出する子品目展開手段
と、前記抽出された子品目に関するデータを管理して、
MRP計算が可能な子品目に関するデータを部品展開計
算手段に与える計算可能品目管理手段と、前記子品目に
関するデータを受け入れて、当該子品目の部品展開計算
を実行する部品展開計算手段と、得られた品目の正味所
要量を、自己以外のMRP計算手段に送信するととも
に、前記自己以外のMRP計算手段から、品目の所身所
要量を受信する送受信手段とを備えたことを特徴とする
請求項1に記載の資材所要量計算システム。 - 【請求項3】 前記MRP計算手段が、それぞれ、製品
を構成する品目が属する階層を示すレベルコードのう
ち、最も下位のレベルコードであるローレベルコードが
相互に等しい品目に関するMRP計算を、並列的に実行
することを特徴とする請求項1または2に記載の資材所
要量計算システム。 - 【請求項4】 並列に配置された複数の資材所要量計画
(MRP)計算装置を備え、所定の製品の生産計画に基
づき、製品を生産するために必要な品目の種類、その量
およびその納期を算出する資材所要量計算方法であっ
て、 前記複数のMRP計算装置のうちの第1のMRP計算装
置が、ある品目の正味所要量を算出して、これを他のM
RP計算手段に与えるステップと、 前記第1のMRP計算装置および他のMRP計算装置
が、前記品目の正味所要量に基づき、それぞれ、前記品
目を構成する複数の子品目のうち、割り当てられた子品
目の部品展開計算を並列的に実行するステップとを備え
たことを特徴とする資材所要量計算方法。 - 【請求項5】 並列に配置された複数の資材所要量計画
(MRP)計算装置において、所定の製品の生産計画に
基づき、製品を生産するために必要な品目の種類、その
量およびその納期を算出する資材所要量計算プログラム
を記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であっ
て、 前記複数のMRP計算装置のうちの第1のMRP計算装
置が、ある品目の正味所要量を算出して、これを他のM
RP計算手段に与えるステップと、 前記第1のMRP計算装置および他のMRP計算装置
が、前記品目の正味所要量に基づき、それぞれ、前記品
目を構成する複数の子品目のうち、割り当てられた子品
目の部品展開計算を並列的に実行するステップとを備え
たことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒
体。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10574397A JPH10301604A (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | 資材所要量計算装置および資材所要量計算方法 |
EP98914075A EP0992868B1 (en) | 1997-04-23 | 1998-04-17 | Device and method for calculating required quantity of material |
US09/381,099 US6535773B1 (en) | 1997-04-23 | 1998-04-17 | Device and method for calculating required quantity of material |
PCT/JP1998/001774 WO1998048331A1 (fr) | 1997-04-23 | 1998-04-17 | Dispositif et procede de calcul d'une quantite requise de matiere |
DE69826126T DE69826126T2 (de) | 1997-04-23 | 1998-04-17 | Verfahren und vorrichtung zur berechnung einer erforderlichen werkstoffmenge |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10574397A JPH10301604A (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | 資材所要量計算装置および資材所要量計算方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10301604A true JPH10301604A (ja) | 1998-11-13 |
Family
ID=14415752
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10574397A Pending JPH10301604A (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | 資材所要量計算装置および資材所要量計算方法 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6535773B1 (ja) |
EP (1) | EP0992868B1 (ja) |
JP (1) | JPH10301604A (ja) |
DE (1) | DE69826126T2 (ja) |
WO (1) | WO1998048331A1 (ja) |
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JP2024047124A (ja) * | 2022-09-26 | 2024-04-05 | 三菱電機Itソリューションズ株式会社 | 計画立案支援装置、計画立案支援方法、および計画立案支援プログラム |
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CN110458327B (zh) * | 2019-07-09 | 2023-04-18 | 浙江墨煌信息科技有限公司 | 应急物资调度方法及其系统 |
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-
1997
- 1997-04-23 JP JP10574397A patent/JPH10301604A/ja active Pending
-
1998
- 1998-04-17 DE DE69826126T patent/DE69826126T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1998-04-17 EP EP98914075A patent/EP0992868B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1998-04-17 US US09/381,099 patent/US6535773B1/en not_active Expired - Fee Related
- 1998-04-17 WO PCT/JP1998/001774 patent/WO1998048331A1/ja active IP Right Grant
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---|---|
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EP0992868B1 (en) | 2004-09-08 |
EP0992868A4 (en) | 2001-11-14 |
EP0992868A2 (en) | 2000-04-12 |
WO1998048331A1 (fr) | 1998-10-29 |
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