JP3230372U - 対面式飛沫シールド - Google Patents

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Abstract

【課題】使用状況に応じて適切な範囲を仕切ることができるとともに、保管、運搬時等の利便性を向上させることができる対面式飛沫シールドを提供する。【解決手段】対面式飛沫シールドは、幅方向に連設されるとともに、相互に厚み方向に重ね合わされた折畳状態と幅方向に展開された展開状態とに切換可能に構成された複数枚の立設パネル10、20、30、40を備える。立設パネル10、20、30、40は、紙製シートから構成されるとともに窓部Pwを有するパネル本体P1、P2、P3、P4と、窓部Pwを閉塞するようにパネル本体に取り付けられた透明シートS1、S2、S3、S4とを具備する。窓部Pwの外縁は、折畳状態において互いに重なる。【選択図】図1

Description

本考案は、接客などの業務等において、人と人との間に設置して空間を仕切ることにより、飛沫の飛散を抑制する対面式飛沫シールドに関するものである。
昨今、飛沫感染予防対策として、デスクやカウンターなどに、対面する相手との空間を仕切る対面式飛沫シールドを設置することがある。
この対面式飛沫シールドとして、例えば特許文献1に示すように、下端部に下窓が形成された矩形状の正面板と、この正面板の左右両側縁から背面側に延びる左右側面板と、前記正面板及び前記左右側面板の上端縁に取り付けられる上面板とを備え、これらの各面板が透明なアクリル板で構成されたものが知られている。この従来の対面式飛沫シールドは、特定の人の前方におけるテーブル面に設置され、前記特定の人と対面する相手との間の空間を仕切ることにより、視界を確保しつつ、双方からの飛沫が直接相手に飛散することを抑制して感染予防するものとなされている。
実用新案登録第3226667号公報
しかしながら、従来の対面式飛沫シールドでは、形状が定まっているため、仕切る範囲も固定化され、仕切る範囲を柔軟に変更することができず、隣り合う二人ずつが対面する場合などには複数の対面式飛沫シールドを用意する必要があった。しかも、従来の対面式飛沫シールドでは、形状が定まっているため、嵩張り、コンパクトに収納することができなかった。
また、この対面式飛沫シールドは、透明なアクリル板により構成されているので、視界は担保できるものの、比較的重く、持ち運び時などの取扱いが不便であった。
本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、使用状況に応じて適切な範囲を仕切ることができるとともに、保管、運搬時等の利便性を向上させることができる対面式飛沫シールドを提供することを目的とする。
本考案の一局面に係る対面式飛沫シールドは、幅方向に連設されるとともに、相互に厚み方向に重ね合わされた折畳状態と前記幅方向に展開された展開状態とに切換可能に構成された複数枚の立設パネルを備え、前記立設パネルは、紙製シートから構成されるとともに窓部を有するパネル本体と、前記窓部を閉塞するように前記パネル本体に取り付けられた透明シートとを具備し、前記窓部の外縁は、前記折畳状態において互いに重なる。
前記対面式飛沫シールドによれば、前記折畳状態と前記展開状態とに切換可能に構成された複数枚の立設パネルを備えるので、仕切る範囲に応じて各立設パネルを折畳状態と展開状態とに切り換えて使用することができ、適切な範囲で空間を仕切ることができる。このため、対面時等における飛沫の飛散を効果的に抑制することができるとともに、立設パネルを折畳状態として収納することにより嵩張らずコンパクトに収納することができる。また、前記立設パネルは、紙製シートから構成されるとともに窓部を有するパネル本体と、前記透明シートとを具備するので、軽量に構成することができ、持ち運びの利便性が向上する。さらに、パネル本体が紙製シートから構成された場合には視界が遮られる懸念があるが、パネル本体は窓部を有するので、当該視界も担保することができる。しかも、この窓部の外縁は、前記折畳状態において互いに重なるので、前記立設パネルを折畳状態で使用する場合にでも前記窓部の機能を低下させることなく、適切な視界を保つことができる。なお、本明細書において、前記透明シートは、一定以上の全光線透過率及び一定以下のヘイズを有するシートをいい、半透明のシートなども含まれる。好ましくは、前記透明シートの全光線透過率は90%以上である。前記透明シートのヘイズはおよそ4%以下であれば使用可能であるが、0.3%以下になると透明感が際立ち、特に好ましい。
前記対面式飛沫シールドの好ましい態様として、前記パネル本体の厚み方向に延びる板状脚部を更に備え、前記パネル本体は、前記折畳状態において前記厚み方向に互いに連通するとともに前記板状脚部を緊密状態に差し込み可能な切欠きが下端部に設けられている。
このように構成すれば、前記パネル本体は、前記切欠きが下端部に設けられているので、前記立設パネルを折畳状態で使用する場合にでも、前記板状脚部を前記各切欠きに一括して緊密に差し込むことができる。このため、この対面式飛沫シールドにおいては、折畳状態においても前記板状脚部を利用することにより前記立設パネルを安定して起立させることができ、飛沫の飛散をより効果的に抑制することができる。加えて、前記切欠きに板状脚部が緊密状態に差し込まれることにより、各パネル本体が折畳状態から不測に展開状態に移行することを抑制することができ、立設パネルの折畳状態を安定して保持することができる。
前記対面式飛沫シールドの好ましい態様として、前記パネル本体は、下端部における幅方向中央部に前記パネル本体の厚み方向に連通するとともに前記幅方向に扁平な連通切欠きが設けられ、前記連通切欠きの外縁は、前記折畳状態において互いに重なる。
このように構成すれば、前記パネル本体は、前記連通切欠きが設けられているので、この扁平な連通切欠きを通じて書類などの物品のやりとりを対面する相手との間で行うことができる。このため、この対面式飛沫シールドにおいては、飛沫の飛散を適切に抑制しつつ、対面する相手との物品のやり取りを行うことができ、利便性の向上を図ることができる。しかも、この連通切欠きの外縁は前記折畳状態において互いに重なるので、前記立設パネルを折畳状態で使用する場合にでも、前記連通切欠きの機能を低下させることなく、物品のやりとりを行うことができる。
前記対面式飛沫シールドの好ましい態様として、前記透明シートは、厚さ100μm〜200μmの薄膜フィルムから構成されている。
このように構成すれば、対面式飛沫シールドを更に軽量に構成することができ、持ち運びが一層容易となる。しかも、対面する相手との間に立設パネルが介在すると、声などの音の伝搬の悪化が懸念されるが、前記透明シートが薄膜フィルムから構成されているので、前記薄膜フィルムを通じて声などの音を支障なく伝えることができ、前記相手との間で円滑に会話することができる。
前記対面式飛沫シールドの好ましい態様として、前記透明シートは、前記パネル本体の一方面における前記窓部の周縁部に着脱可能に接着されている。
このように構成すれば、前記透明シートは、飛沫や汚れなどが付着して汚染された場合でも、容易に取り替えられることができる。
前記対面式飛沫シールドの異なる態様として、前記パネル本体は、表裏一対のユニットパネルを含み、前記透明シートは、前記ユニットパネルの間に配設されている。
このように構成すれば、前記透明シートが前記窓部においてのみ露出するような形態となり、対面式飛沫シールドとしての見栄えが良好となる。また、各透明シートは、折畳状態において、ユニットパネルの厚みに相当する間隔をおいて配置されることとなるので、互いに接触することがない。
したがって、本考案に係る対面式飛沫シールドによれば、使用状況に応じて適切な範囲を仕切ることができるとともに、保管、運搬時等の利便性を向上させることができる。
本考案の実施の形態に係る対面式飛沫シールドの複数枚のパネルの完全展開状態における正面図である。 本考案の実施の形態に係る対面式飛沫シールドの複数枚のパネルの完全折畳状態における正面図である。 図1におけるIII−III線断面図であり、本考案の実施の形態に係る対面式飛沫シールドのユニットパネル及び透明シートの断面図である。 (a)は、本考案の実施の形態に係る対面式飛沫シールドの第1の形態の板状脚部の正面図であり、(b)は、第2の形態の板状脚部の正面図である。 本考案の実施の形態に係る対面式飛沫シールドの第3の形態の板状脚部の斜視図である。 本考案の実施の形態に係る対面式飛沫シールドの完全折畳状態(第1折畳状態)での使用状態を示す斜視図である。 本考案の実施の形態に係る対面式飛沫シールドの第2折畳状態での使用状態を示す斜視図である。 本考案の実施の形態に係る対面式飛沫シールドの完全展開状態(第1展開状態)での使用状態を示す斜視図である。 本考案の実施の形態に係る対面式飛沫シールドの第2展開状態での使用状態を示す斜視図である。 本考案の実施の形態に係る対面式飛沫シールドの第3展開状態での使用状態を示す斜視図である。
本考案の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、本明細書において、方向については、立設パネルを基準として定義する。また、本明細書において、「対面」とは、人と人とが正面同士で互いに向かい合っている状態のみを意味するものではなく、人と人とが正面からずれた位置、すなわち斜向かいの位置で向かい合っている状態を含んで意味するものである。また、本明細書において、「透明」とは、ヘイズが0%であるような完全な透明状態のみを意味するものではなく、対象物を挟む人と人とが互いに離れた位置から相手の存在を確認できる程度の透明度を有している状態を意味するものである。また、本実施の形態において、立設パネルの枚数が4枚であることを前提として説明を行うが、「折畳状態」とは、4枚の立設パネルのうちの少なくとも一部の立設パネルが厚み方向に重なり合っている状態を意味するものであり、特に、「完全折畳状態」とは、4枚の立設パネルが厚み方向に重なり合っている状態を意味するものである。また、本実施の形態において、「展開状態」とは、4枚の立設パネルが厚み方向に重なり合っていない状態を意味するものであり、特に「完全展開状態」とは、4枚の立設パネルが幅方向に一直線状に並ぶように展開している状態を意味するものである。
対面式飛沫シールド1は、図1及び図4に示すように、第1の立設パネル10、第2の立設パネル20、第3の立設パネル30及び第4の立設パネル40と、複数の板状脚部50と、を備える。以下、第1の立設パネル10、第2の立設パネル20、第3の立設パネル30及び第4の立設パネル40をまとめて、「4枚の立設パネル10、20、30及び40」と呼称する場合がある。
4枚の立設パネル10、20、30及び40は、それぞれ、対面式飛沫シールド1の使用者と対面者との間において、テーブルなどの上面(以下、「設置面」という。符号なし。)に立設されて空間を仕切るパネルである。4枚の立設パネル10、20、30及び40は、それぞれ、幅方向に連設されている。4枚の立設パネル10、20、30及び40は、それぞれ、相互に厚み方向に重ね合わされた完全折畳状態と幅方向に展開された完全展開状態とに切換可能に構成されている。
第1の立設パネル10は、第1のパネル本体P1と、第1の透明シートS1と、を具備する。第2の立設パネル20は、第2のパネル本体P2と、第2の透明シートS2と、を具備する。第3の立設パネル30は、第3のパネル本体P3と、第3の透明シートS3と、を具備する。第4の立設パネル40は、第4のパネル本体P4と、第4の透明シートS4と、を具備する。第1の立設パネル10、第2の立設パネル20、第3の立設パネル30及び第4の立設パネル40は、互いに同じ構成を備えているので、以下、第1の立設パネル10について説明することとする。
第1のパネル本体P1は、紙製シートから構成されている。具体的には、第1のパネル本体P1は、図3に示すように、段ボールシートからなる表裏一対のユニットパネルPuを含む。第1のパネル本体P1は、表裏一対のユニットパネルPuが厚み方向に第1の透明シートS1を挟みながら重なり合った状態で接着されて形成されている。第1のパネル本体P1は、幅方向及び高さ方向について、対面者との間で飛沫の飛散を抑制するのに必要な大きさを有している。第1のパネル本体P1は、図1及び図2に示すように、下端部Pbと、下端部Pbの上側に配設されるフレーム部Pfと、を有する。
下端部Pbは、その下面の少なくとも一部が設置面に接触してフレーム部Pfを立設状態に保持する部分である。下端部Pbには、折畳状態において厚み方向に互いに連通する切欠きPbcが設けられている。切欠きPbcは、板状脚部50を緊密状態に差し込み可能としている。具体的には、切欠きPbcは、板状脚部50の厚みと等しい幅で切り欠かれて形成されており、かつ、板状脚部50の高さ、すなわち板状脚部50の後述する下辺部51から上辺部52までの長さと等しい高さで切り欠かれて形成されている。切欠きPbcは、下端部Pbの幅方向の両端部近傍に一対に形成されている。4枚の立設パネル10、20、30及び40の下端部におけるそれぞれの切欠きPbcの外縁は、折畳状態において互いに重なる。
下端部Pbは、一対の切欠きPbcを境として、幅方向の内側部分である内側下端部Pbiと、幅方向の外側部分である外側下端部Pbоと、を有する。外側下端部Pboは、内側下端部Pbiの下面に比べて、その下面の位置が若干高くなるように形成されている。具体的には、外側下端部Pbоの下面の高さ位置には、内側下端部Pbiの下面の高さ位置と比較して、後述する板状脚部50Bの底壁部54の厚みに相当する高さが与えられている。これにより、図8に示すように対面式飛沫シールド1が完全展開状態で設置面に設置されたときに、内側下端部Pbiの下端面は設置面と接することができ、外側下端部Pbоの下端面は切欠きPbcに差し込まれた板状脚部50Bの底壁部54の上面に接することができる。
さらに、下端部Pb(内側下端部Pbi)には、幅方向中央部に厚み方向に連通するとともに幅方向に扁平な連通切欠きPbaが設けられている。連通切欠きPbaは、対面式飛沫シールド1の使用者と対面者との間で書類などの物品のやり取りを可能とする。4枚の立設パネル10、20、30及び40の下端部Pb(内側下端部Pbi)において、それぞれの連通切欠きPbaの外縁は、折畳状態において互いに重なる。連通切欠きPbaは、手を通すことによって書類などの物品のやり取りを可能とするのに必要な大きさを有しており、好ましくは、幅がA4用紙の幅よりも大きく、高さが掌の厚みよりも大きくなるような形状で形成されている。連通切欠きPbaは、下端部Pbの幅方向両端部近傍に一対に形成されている切欠きPbcの間に配置されている。
フレーム部Pfは、第1の透明シートS1のフレームとして機能する部分である。フレーム部Pfは、窓部Pwを有し、窓部Pwを閉塞するように第1の透明シートS1が取り付けられている。フレーム部Pfは、4片部からなる枠形状を有し、高さ方向に延びる第1のフレーム片部Pf1と、第1のフレーム片部Pf1の上側に接続され幅方向に延びる第2のフレーム片部Pf2と、第2のフレーム片部の下側に接続され第1のフレーム片部Pf1と幅方向に対向する位置に高さ方向に延びる第3のフレーム片部Pf3と、第1のフレーム片部Pf1及び第3のフレーム片部Pf3の下側に接続され幅方向に延びる第4のフレーム片部Pf4と、を有する。第4のフレーム片部Pf4は、下端部Pbの上側に配設されている。第1のフレーム片部Pf1において、第1の透明シートS1の幅方向一端部が表裏一対のユニットパネルPuの間に接着されている。同様に、第2のフレーム片部Pf2において第1の透明シートS1の上端部が、第3のフレーム片部Pf3において第1の透明シートS1の幅方向他端部が、第4のフレーム片部Pf4において第1の透明シートS1の下端部が、表裏一対のユニットパネルPuの間に接着されている。窓部Pwは、使用者と対面者とが第1の立設パネル10を挟んだ状態で互いの容姿を視認するのに必要な大きさを有している。
幅方向に連設されている第1のパネル本体P1と第2のパネル本体P2との境には、第1の折曲部F1が設けられている。具体的には、第1の折曲部F1は、第1のパネル本体P1の第3のフレーム片部Pf3と、第2のパネル本体P2の第1のフレーム片部Pf1との接続位置において設けられている。第1の折曲部F1を中心として、第1のパネル本体P1に対して第2のパネル本体P2が回動可能となっている。すなわち、第1の折曲部F1における折り曲げ角度は、第1のパネル本体P1と第2のパネル本体P2との相対角度に等しい。これにより、第1のパネル本体P1と第2のパネル本体P2とは、第1の折曲部F1を回動中心として、一方が他方に幅方向に向かって折り曲げられて厚み方向に重なり合った状態、すなわち折畳状態となることが可能となっており、かつ、幅方向に直線状に並ぶ状態、すなわち展開状態となることが可能となっている。本実施の形態では、第1の折曲部F1は、表裏一対のユニットパネルPuのうちの一方のユニットパネルPuに高さ方向に切れ目が入れられて形成されている。
同様に、幅方向に連設されている第2のパネル本体P2と第3のパネル本体P3との境には、第2の折曲部F2が設けられている。幅方向に連設されている第3のパネル本体P3と第4のパネル本体P4との境には、第3の折曲部F3が設けられている。第2の折曲部F2は、第1の折曲部F1が形成されているユニットパネルPuと反対側のユニットパネルPuに高さ方向に切れ目が入れられて形成されている。第3の折曲部F3は、第1の折曲部F1が形成されているユニットパネルPuと同じ側のユニットパネルPuに高さ方向に切れ目が入れられて形成されている。すなわち、第1の折曲部F1における折れ曲がり方を山折りとすると、第2の折曲部F2における折れ曲がり方は谷折りとなり、第3の折曲部F3における折れ曲がり方は山折りとなる。
対面式飛沫シールド1について、第1の折曲部F1、第2の折曲部F2及び第3の折曲部F3のそれぞれにおける折り曲げ角度が180度となることにより、4枚の立設パネル10、20、30及び40が互いに厚み方向に重なり合った状態、すなわち完全折畳状態となった様子が図2に示されている。図2に示すように、完全折畳状態では、4枚の立設パネル10、20、30及び40のそれぞれの窓部Pwの外縁が互いに重なっている。具体的には、4枚の立設パネル10、20、30及び40のそれぞれの窓部Pwの外縁が、厚み方向に見たときに一致している。より具体的には、第1のパネル本体P1、第2のパネル本体P2、第3のパネル本体P3及び第4のパネル本体P4のそれぞれの第1のフレーム片部Pf1、第2のフレーム片部Pf2、第3のフレーム片部Pf3及び第4のフレーム片部Pf4は、幅方向及び高さ方向について、互いにその位置を一致するように配置されている。また、完全折畳状態では、4枚の立設パネル10、20、30及び40のそれぞれの連通切欠きPbaの外縁が互いに重なっている。さらに、完全折畳状態では、4枚の立設パネル10、20、30及び40のそれぞれの切欠きPbcは、厚み方向に互いに連通している。また、詳細には後述するが、対面式飛沫シールド1は、第1の折曲部F1、第2の折曲部F2及び第3の折曲部F3のそれぞれにおける折り曲げ角度を調整することにより、図6〜図10のような様々な形態に変形することができる。
第1の透明シートS1は、厚さ100μm〜200μmの薄膜フィルムから構成されている。第1の透明シートS1は、窓部Pwを閉塞するのに必要な面積を有する。本実施の形態では,第1の透明シートS1は、ヘイズ0.3%であり、透明度が高いフィルムである。第1の透明シートS1は、バイオプラスチック素材を含み、焼却処理を行った場合の環境負荷が小さい。さらに、第1の透明シートS1は、菌・ウイルスなどの病原体が付着しづらい素材を含み、病原体が付着した場合に容易に拭き取られることができる。加えて、第1の透明シートS1は、耐傷付き性を有し、擦り疵がつきづらい。また、第1の透明シートS1は、耐光性を有し、紫外線による黄変が起こりづらい。また、第1の透明シートS1は、耐燃性を有し、着火しづらく、着火しても自己消火することができる。
板状脚部50は、4枚の立設パネル10、20、30及び40がそれぞれ立設されることを補助するものである。本実施の形態では、対面式飛沫シールド1は、板状脚部50と板状脚部50Aと板状脚部50Bとを有する。これらの板状脚部50、50A、50Bは、4枚の立設パネル10、20、30及び40の展開状態に応じて適宜選択又は組み合わされて使用される。板状脚部50は、図4(a)に示すように、一定の厚みを有する板状であり、かつ、立設パネルの幅方向に見た正面視において略矩形状である形状を有する。板状脚部50は、下辺部51と、下辺部51から一定の高さ位置に設けられている上辺部52と、を有する。板状脚部50は、その長手方向を立設パネルの厚み方向に向けた状態で、4枚の立設パネル10、20、30及び40のそれぞれのパネル本体の下端部Pbに設けられている切欠きPbcに緊密状態に差し込まれることができる。
板状脚部50は異なる形態を有していてもよく、板状脚部50の第2の形態である板状脚部50Aには、図4(b)に示すように、その長手方向の中間位置に高さ方向に切れ目が入れられて形成される折曲部50fが設けられている。これにより、板状脚部50Aは、折曲部50fを中心として折り曲げられて、L字状の形態となることができる。L字状の形態となった板状脚部50Aは、4枚の立設パネル10、20、30及び40のいずれかの折曲部F1、F2、F3における折り曲げ角度が直角となっている場合に、当該折曲部を挟むように隣接する切欠きPbcに一括して緊密に挿入されることができ、当該折曲部における折り曲げ角度が直角となっている対面式飛沫シールド1の形態を安定して保持することができる。ただし、板状脚部50Aは、折曲部F1、F2、F3における折り曲げ角度が直角となっている場合のみに使用されるものではなく、折曲部50fの角度、差し込み位置を調整することにより、折曲部F1、F2、F3における様々な折り曲げ角度に対応して、隣接する切欠きPbcに一括して緊密に挿入されることができる。
板状脚部50は更に異なる形態を有していてもよく、板状脚部50の第3の形態である板状脚部50Bは、図5に示すように、一対の縦壁部53と、一対の縦壁部53の下端部同士を接続する底壁部54と、を有している。縦壁部53の長手方向の中間位置に、縦壁部53の上辺部52から下方に切り欠かれて形成された切欠き53cが設けられている。切欠き53cの幅は、4枚の立設パネル10、20、30及び40のそれぞれのパネル本体の厚みに等しい。これにより、切欠き53cには、パネル本体の下端部Pb(パネル本体の下端部Pbのうちの切欠きPbcよりも上側に位置する部分)が差し込まれることができる。縦壁部53の高さは、4枚の立設パネル10、20、30及び40のそれぞれの切欠きPbcの高さよりも大きい。底壁部54の幅方向の長さは、4枚の立設パネル10、20、30及び40の複数の切欠きPbcのうちの隣接する切欠きPbc同士の間隔、すなわち折曲部F1、F2、F3を挟むように隣接する切欠きPbc同士の間隔、さらに言い換えれば4枚の立設パネル10、20、30及び40のそれぞれの下端部Pboのうちの隣接する外側下端部Pbоの幅に等しい長さである。これにより、板状脚部50Bは、隣接する切欠きPbcに一括して緊密状態に差し込まれることができるとともに、隣接する切欠きPbcに一括して差し込まれることによって、4枚の立設パネル10、20、30及び40のそれぞれの内側下端部Pbiの下端面と底壁部54の底面とが互いに同じ高さ位置となり、内側下端部Pbiの下端面と相まって4枚の立設パネル10、20、30及び40の荷重を支えることができる。
次に、対面式飛沫シールド1が様々な形態で使用されることが可能であることを説明する。
対面式飛沫シールド1は、図6に示すように、4枚の立設パネル10、20、30及び40が全て厚み方向に重なり合っている状態、すなわち完全折畳状態において、使用者(不図示)と対面者(不図示)との間に配置されて、使用されることができる。対面式飛沫シールド1のこの状態を、第1折畳状態とする。対面式飛沫シールド1は、完全折畳状態(第1折畳状態)において、4枚の立設パネル10、20、30及び40の全ての切欠きPbcが厚み方向に互いに連通している状態となる。そして、この状態において、連通している各切欠きPbcに板状脚部50が一括して緊密に差し込まれることができる。これにより、完全折畳状態(第1折畳状態)にある対面式飛沫シールド1であっても、対面する使用者と対面者との間に配置されて空間を仕切りながら安定して起立することができる。
完全折畳状態にある対面式飛沫シールド1では、持ち運びが容易となる。しかも、対面する相手との間に立設パネル10、20、30、40が介在すると、声などの音の伝搬の悪化が懸念されるが、透明シートS1、S2、S3、S4が薄膜フィルムから構成されているので、薄膜フィルムを通じて声などの音を支障なく伝えることができ、相手との間で円滑に会話することができる。
対面式飛沫シールド1は、図7に示すように、4枚の立設パネル10、20、30及び40のうち、第1の折曲部F1における折り曲げ角度(第1の立設パネル10と第2の立設パネル20との相対角度)が180度となることで第1の立設パネル10と第2の立設パネル20とが厚み方向に重なり合って折り畳まれ、第2の立設パネル20と第3の立設パネル30とが幅方向に一直線状に展開し、第3の折曲部F3における折り曲げ角度(第3の立設パネル30と第4の立設パネル40との相対角度)が180度となることで第3の立設パネル30と第4の立設パネル40とが厚み方向に重なり合って折り畳まれている状態において、隣り合う二人の使用者と隣り合う二人の対面者との間に配置されて、使用されることができる。対面式飛沫シールド1のこの状態を、第2折畳状態とする。対面式飛沫シールド1は、第2折畳状態において、第1の立設パネル10及び第2の立設パネル20の切欠きPbcが互いに連通している状態となり、第3の立設パネル30及び第4の立設パネル40の切欠きPbcが互いに連通している状態となっている。そして、この状態において、連通している各切欠きPbcに板状脚部50、50Bが一括して緊密に差し込まれることができる。これにより、第2折畳状態にある対面式飛沫シールド1であっても、対面し隣り合う二人ずつの間に配置されて空間を仕切りながら安定して起立することができる。
対面式飛沫シールド1は、図8に示すように、4枚の立設パネル10、20、30及び40が全て幅方向に一直線状に並ぶように展開している状態、すなわち完全展開状態において、隣り合う四人の使用者と隣り合う四人の対面者との間に配置されて、使用されることができる。対面式飛沫シールド1のこの状態を、第1展開状態とする。対面式飛沫シールド1は、第1展開状態において、4枚の立設パネル10、20、30及び40のそれぞれの切欠きPbcに板状脚部50、50Bが緊密に差し込まれることができる。これにより、完全展開状態(第1展開状態)にある対面式飛沫シールド1であっても、対面し隣り合う四人ずつの間に配置されて空間を仕切りながら安定して起立することができる。
ここで、板状脚部50bを用いることにより4枚の立設パネル10、20、30及び40が安定して起立する点について詳細に説明すると、4枚の立設パネル10、20、30及び40のそれぞれの下端部Pbについて、内側下端部Pbiの下端面は設置面に接することができ4枚の立設パネル10、20、30及び40の荷重を支えるとともに、外側下端部Pbоの下端面が板状脚部50Bの底壁部54の上面に接することにより、板状脚部50bによって外側下端部Pboは当該荷重を支えることができる。これにより、外側下端部Pbоの下面の高さ位置が内側下端部Pbiの下面の高さ位置よりも若干高くなっていても、板状脚部50Bを用いることにより、4枚の立設パネル10、20、30及び40は、安定して起立することができる。さらに、板状脚部50Bの縦壁部53が立設パネルの切欠きPbcに差し込まれると同時に、立設パネルの下端部Pbが板状脚部50Bの切欠き53cに差し込まれることにより、板状脚部50Bと4枚の立設パネル10、20、30及び40とは、互いに対して設置面方向に位置ずれが生じることを防止されており、起立状態にある4枚の立設パネル10、20、30及び40の安定性がより向上している。
対面式飛沫シールド1は、図9に示すように、4枚の立設パネル10、20、30及び40がそれぞれ第1の折曲部F1、第2の折曲部F2及び第3の折曲部F3によって互いに相対角度を形成しながら蛇腹状に折れ曲がるように展開している状態(平面視においてW字状に展開している状態)において、隣り合う数人の使用者と隣り合う数人の対面者との間に配置されて、使用されることができる。対面式飛沫シールド1のこの状態を、第2展開状態とする。対面式飛沫シールド1は、第2展開状態において、起立するために必ずしも板状脚部50を必要としない。したがって、第2展開状態にある対面式飛沫シールド1であっても、対面し隣り合う数人ずつの間に配置されて空間を仕切りながら安定して起立することができる。
対面式飛沫シールド1は、図10に示すように、第1の折曲部F1における折り曲げ角度が直角となることによって第1の立設パネル10と第2の立設パネル20とが相対角度を直角とするように展開し、第2の立設パネル20と第3の立設パネル30とが幅方向に一直線状に並ぶように展開し、第3の折曲部F3における折り曲げ角度が直角となることによって第3の立設パネル30と第4の立設パネル40とが相対角度を直角とするように展開している状態(平面視においてコ字状に展開している状態)において、使用者と対面者との間に配置されて、使用されることができる。対面式飛沫シールド1のこの状態を、第3展開状態とする。対面式飛沫シールド1は、第3展開状態において、図7の第2折畳状態のときよりも、より効果的に飛沫の拡散を抑止することができる。なぜなら、対面式飛沫シールド1の使用者の側面側からの飛沫を第1の立設パネル10及び第4の立設パネル40によって抑制することができるからである。対面式飛沫シールド1は、第3展開状態において、起立するために必ずしも板状脚部50を必要としない。したがって、第3展開状態にある対面式飛沫シールド1であっても、対面する使用者と対面者との間に配置されて空間を仕切りながら安定して起立することができる。
対面式飛沫シールド1は、図示されていないが、第1の折曲部F1における折り曲げ角度が直角となることによって第1の立設パネル10と第2の立設パネル20とが相対角度を直角とするように展開し、第2の立設パネル20と第3の立設パネル30と第4の立設パネル40とが幅方向に一直線状に並ぶように展開している状態(平面視においてL字状に展開している状態)において、隣り合う3人の使用者と隣り合う3人の対面者との間に配置されて、使用されることができる。対面式飛沫シールド1のこの状態を、第4展開状態とする。対面式飛沫シールド1は、第4展開状態において、起立するために必ずしも板状脚部50を必要としない。第4展開状態にある対面式飛沫シールド1であっても、対面し隣り合う3人ずつの間に配置されて空間を仕切りながら安定して起立することができる。
本実施の形態に係る対面式飛沫シールド1の作用効果を説明する。
対面式飛沫シールド1によれば、上記で説明した様々な使用状態のように、仕切る範囲に応じて各立設パネルを折畳状態と展開状態とに切り換えて使用することができ、適切な範囲で空間を仕切ることができる。このため、対面時等における飛沫の飛散を効果的に抑制することができるとともに、4枚の立設パネル10、20、30及び40を完全折畳状態として収納することにより嵩張らずコンパクトに収納することができる。また、4枚の立設パネル10、20、30及び40はそれぞれ、紙製シートから構成されるとともに窓部を有するパネル本体P1、P2、P3、P4と、透明シートS1、S2、S3、S4とを具備するので、軽量に構成することができ、持ち運びの利便性が向上する。さらに、パネル本体P1、P2、P3、P4は窓部Pwを有するので、視界も担保することができる。しかも、この窓部Pwの外縁は、折畳状態において互いに重なるので、4枚の立設パネル10、20、30及び40を完全折畳状態で使用する場合にでも窓部Pwの機能を低下させることなく、適切な視界を保つことができる。
また、対面式飛沫シールド1によれば、4枚の立設パネル10、20、30及び40を完全折畳状態で使用する場合にでもその他の折畳状態で使用する場合にでも、板状脚部50を各切欠きPbcに一括して緊密に差し込むことができる。このため、この対面式飛沫シールド1においては、折畳状態においても板状脚部50を利用することにより4枚の立設パネル10、20、30及び40を安定して起立させることができ、飛沫の飛散をより効果的に抑制することができる。加えて、切欠きPbcに板状脚部50が緊密状態に差し込まれることにより、各パネル本体P1、P2、P3、P4が折畳状態から不測に展開状態に移行することを抑制することができ、4枚の立設パネル10、20、30及び40の折畳状態を安定して保持することができる。
また、対面式飛沫シールド1によれば、パネル本体P1、P2、P3、P4は、連通切欠きPbaを通じて書類などの物品のやりとりを対面する相手との間で行うことができる。このため、この対面式飛沫シールド1においては、飛沫の飛散を適切に抑制しつつ、対面する相手との物品のやり取りを行うことができ、利便性の向上を図ることができる。しかも、この連通切欠きPbaの外縁は折畳状態において互いに重なるので、立設パネル10、20、30、40を折畳状態で使用する場合にでも、連通切欠きPbaの機能を低下させることなく、物品のやりとりを行うことができる。
また、対面式飛沫シールド1によれば、透明シートS1、S2、S3、S4は、表裏一対のユニットパネルPuの間に接着されているので、透明シートS1、S2、S3、S4が窓部Pwにおいてのみ露出するような形態となり、対面式飛沫シールド1としての見栄えが良好となる。また、各透明シートS1、S2、S3、S4は、折畳状態において、ユニットパネルPuの厚みに相当する間隔をおいて配置されることとなるので、互いに接触することがない。
次に、図示されていないが、本考案に含まれる変形例を説明する。
透明シートは、パネル本体が含む表裏一体のユニットパネルPuの間に配設されているものに限定されず、弱粘着性を有し、パネル本体の一方面における窓部の周縁部に着脱可能に接着されているものであってもよい。このように構成すれば、透明シートは、飛沫や汚れなどが付着して汚染された場合でも、容易に取り替えられることができる。
上記の実施の形態の説明では立設パネルの枚数が4枚であることを前提として説明を行ったが、立設パネルの枚数は、2枚以上であればよく、限定されるものではない。
また、上記の使用状態の説明では6つの形態の説明を行ったが、対面式飛沫シールドの使用形態はこれらに限定されず、各折曲部により各立設パネルの相対角度を変化させることにより、対面式飛沫シールドは様々な形態で使用されてもよい。
また、立設パネルのパネル本体又はその窓部の正面形状が矩形状であることを前提として説明を行ったが、矩形状に限定されるものではなく、例えば、多角形状や円形状であってもよい。パネル本体の正面形状が円形状である場合、切欠き又は連通切欠きは、円形状の最下端部に設けられていることが好ましい。
また、パネル本体に設けられている切欠き又は連通切欠きは、本考案に必須の構成要素ではなく、さらに、切欠きに差し込み可能な板状脚部は、本考案に必須の構成要素ではない。
また、上記の実施の形態の説明では、パネル本体の下端部が有する外側下端部の下端面の高さが内側下端部の下端面の高さよりも若干大きいことを説明したが、外側下端部と内側下端部との相互の高さの異なりは本考案に必須の構成要素ではなく、外側下端部の下端面と内側下端部の下端面とは互いに同じ高さ位置に設けられていてもよい。この場合、完全展開状態にある対面式飛沫シールドにおいて、板状脚部50を切欠きPbcに差し込むことにより、4枚の立設パネルを安定して起立させることができる。もちろん、この場合においても、折曲部F1、F2、F3を挟むように隣接する切欠きPbcに板状脚部50Bが一括して挿入されてもよい。板状脚部50Bが挿入される場合には、4枚の立設パネルの内側下端部の下方には隙間が形成されるので、内側下端部に連通切欠きを設けなくても、前記隙間を通じて物品のやり取りが可能となる。
また、パネル本体に設けられた切欠きの高さは、板状脚部の高さ(下辺部から上辺部までの高さ)と同じである場合に限定されず、板状脚部の高さよりも小さくてもよい。板状脚部の高さが切欠きの高さよりも大きい場合には、パネル本体の下端部の下面と設置面との間に隙間が形成されるので、パネル本体の下端部に連通切欠きを設けなくても、前記隙間を通じて物品のやり取りが可能となる。
また、上記の実施の形態の説明では、板状脚部50Bの縦壁部53に切欠き53cが設けられている場合を説明したが、板状脚部50、50Aについても、上辺部から下方に切り欠かれて形成された切欠きが設けられていてもよい。
また、透明シートは、薄膜フィルムから構成されていることが好ましいが、これに限定されるものではなく、パネル本体が有する窓部を閉塞するのに必要なシート状のものであってもよい。
また、パネル本体は、表裏一体のユニットパネルPuからなるものに限定されず、一枚のパネル状部材例えば段ボールシートからなるものであってもよいし、複数枚のパネル状部材からなるものであってもよい。
また、立設パネルの折曲部は、パネル本体に高さ方向に切れ目が入れられて形成されているものに限定されず、例えば、蝶番により構成されるものであってもよい。また、上記の実施の形態の説明では、立設パネルの各折曲部における折れ曲がり方が山折り及び谷折りのうちのいずれか一方であるとして説明を行ったが、折曲部は厚み方向に対していずれの側にも折れ曲がることを可能とするもの、すなわち折曲部における折れ曲がり方が山折りも谷折りも可能となるものであってもよい。
1 対面式飛沫シールド
10 第1の立設パネル
20 第2の立設パネル
30 第3の立設パネル
40 第4の立設パネル
50、50A、50B 板状脚部
50f 板状脚部の折曲部
51 下辺部
52 上辺部
53 縦壁部
54 底壁部
P1 第1のパネル本体
P2 第2のパネル本体
P3 第3のパネル本体
P4 第4のパネル本体
Pf フレーム部
Pf1 第1のフレーム片部
Pf2 第2のフレーム片部
Pf3 第3のフレーム片部
Pf4 第4のフレーム片部
Pb 下端部
Pba 連通切欠き
Pbc 切欠き
Pu ユニットパネル
Pw 窓部
S1 第1の透明シート
S2 第2の透明シート
S3 第3の透明シート
S4 第4の透明シート
F1 第1の折曲部
F2 第2の折曲部
F3 第3の折曲部

Claims (6)

  1. 幅方向に連設されるとともに、相互に厚み方向に重ね合わされた折畳状態と前記幅方向に展開された展開状態とに切換可能に構成された複数枚の立設パネルを備え、
    前記立設パネルは、紙製シートから構成されるとともに窓部を有するパネル本体と、前記窓部を閉塞するように前記パネル本体に取り付けられた透明シートとを具備し、
    前記窓部の外縁は、前記折畳状態において互いに重なる、
    対面式飛沫シールド。
  2. 前記パネル本体の厚み方向に延びる板状脚部を更に備え、
    前記パネル本体は、前記折畳状態において前記厚み方向に互いに連通するとともに前記板状脚部を緊密状態に差し込み可能な切欠きが下端部に設けられている、
    請求項1に記載の対面式飛沫シールド。
  3. 前記パネル本体は、下端部における幅方向中央部に前記パネル本体の厚み方向に連通するとともに前記幅方向に扁平な連通切欠きが設けられ、
    前記連通切欠きの外縁は、前記折畳状態において互いに重なる、
    請求項1又は請求項2に記載の対面式飛沫シールド。
  4. 前記透明シートは、厚さ100μm〜200μmの薄膜フィルムから構成されている、
    請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の対面式飛沫シールド。
  5. 前記透明シートは、前記パネル本体の一方面における前記窓部の周縁部に着脱可能に接着されている、
    請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の対面式飛沫シールド。
  6. 前記パネル本体は、表裏一対のユニットパネルを含み、
    前記透明シートは、前記ユニットパネルの間に配設されている、
    請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の対面式飛沫シールド。
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WO2022264515A1 (ja) * 2021-06-14 2022-12-22 合同会社ウィズ工房 折り畳み携帯用衝立

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