JP3228497U - 飛沫拡散防止用衝立 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部の人間に威圧感を与えることを低減することができ、持ち運びしやすく、収納がしやすい飛沫拡散防止用衝立を提供する。【解決手段】飛沫拡散防止用衝立1は、それぞれ紙製の左側板部10と中央板部30と右側板部20とを備え、一部が透明シート部40で構成されており、中央板部30の左右端部35、36に、それぞれ折り畳み支点となる第一屈折部50及び第二屈折部60を介して左側板部10と右側板部20とが連設されており、左側板部10と右側板部20とは、それぞれ第一屈折部50及び第二屈折部60を介して中央板部30に対面するように折り畳まれる構成とされている。【選択図】図3

Description

本考案は、飛沫拡散防止用衝立に関する。
従来より、下記特許文献に示すような、左側基板と背面基板と右側基板とが連設された折り畳み可能な衝立が知られている。
特開2014−46193号
しかしながら、このような衝立では、各基板をポリプロピレンで構成しているため比較的重く、持ち運ぶ際などに不便な場合がある。
また、この衝立は、主に障害者の方が集中して作業などを行うことができるように、周囲からの情報を遮断するように構成されているため、各基板は不透明な構成となっており、衝立の一方側から衝立を隔てた反対側の様子を視認できない構成となっている。
そうすると、仮にこの衝立を机などの上に立てて、椅子に座った人間の口から飛ばされる唾液などの飛沫が外部へ拡散することを防ぐ目的で用いた場合には、このような衝立では、各基板が透明ではないため、椅子に座った人間の様子が外部からは視認できす、衝立の外側の人間が威圧感を感じるおそれがある。
そのため改善が求められていた。
本考案は、上記実情に鑑みてなされたものであり、外部の人間に威圧感を与えることを低減することができ、持ち運びしやすく、収納がしやすい飛沫拡散防止用衝立を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る飛沫拡散防止用衝立は、それぞれ紙製の左側板部と中央板部と右側板部とを備え、一部が透明シート部で構成されており、前記中央板部の左右端部に、それぞれ折り畳み支点となる第一屈折部及び第二屈折部を介して前記左側板部と前記右側板部とが連設されており、前記左側板部と前記右側板部とは、それぞれ前記第一屈折部及び前記第二屈折部を介して前記中央板部に対面するように折り畳まれる構成とされていることを特徴とする。
本発明においては、前記中央板部は、左右方向略中央に設けた第三屈折部を境として左側部と右側部とに分割されており、前記左側部と前記右側部は、前記第三屈折部を折り畳み支点として互いに対面するように折り畳まれる構成とされたものとしてもよい。
また、本発明においては、前記透明シート部は、前記左側板部と前記右側板部のそれぞれの上下端部及び左右端部、及び前記中央板部の上下端部及び前記左右端部を除いた部分に設けられているものとしてもよい。
さらに、本発明においては、前記透明シート部は、前記中央板部の上下端部と、前記左側板部の上下端部及び左端部と、前記右側板部の上下端部及び右端部とを除いた、前記中央板部と前記左側板部と前記右側板部の略全体に亘って設けられているものとしてもよい。
さらにまた、本発明においては、前記左側板部と前記右側板部と前記中央板部のそれぞれの下端部には、折り曲げた状態で設置面に対する脚部となる第一折り曲げ部、第二折り曲げ部及び第三折り曲げ部が設けられているものとしてもよい。
また、本発明においては、前記第一折り曲げ部及び前記第二折り曲げ部のそれぞれの前記中央板部側の端部には、それぞれ第一係合部及び第二係合部が設けられており、前記第三折り曲げ部の左右端部には、それぞれ第一被係合部と第二被係合部が設けられており、前記左側板部と前記右側板部とが、前記中央板部と略直角となるようにそれぞれ前記第一屈折部と前記第二屈折部とを介して折り曲げられ、かつ前記第一折り曲げ部と前記第二折り曲げ部と前記第三折り曲げ部とが、それぞれ前記左側板部と前記右側板部と前記中央板部に対して略直角に折り曲げられた状態で、前記第一係合部及び前記第二係合部が、それぞれ前記第一被係合部と前記第二被係合部とに係合する構成とされているものとしてもよい。
さらに、本発明においては、前記左側板部と前記右側板部と前記左側部と前記右側部は、略同寸法とされているものとしてもよい。
さらにまた、本発明においては、前記左側板部と前記右側板部と前記中央板部の板厚を約0.4mm〜1.0mmとしてもよい。
本発明に係る飛沫拡散防止用衝立は、外部の人間に威圧感を与えることを低減することができ、持ち運びしやすく、収納がしやすい。
本発明の第一実施形態に係る飛沫拡散防止用衝立の一例を模式的に示す概略斜視図である。 同飛沫拡散防止用衝立を展開した状態の一例を模式的に示す概略正面図である。 同飛沫拡散防止用衝立を組み付けて設置した状態の一例を模式的に示す概略斜視図である。 図3のA−A線矢視に対応させた概略横断面図である。 図3のB−B線矢視に対応させた概略縦断面図である。 同飛沫拡散防止用衝立を折り畳んだ状態の一例を模式的に示す概略側面図である。 同飛沫拡散防止用衝立を折り畳んだ状態の一例を模式的に示す概略平面図である。 本発明の第二実施形態に係る飛沫拡散防止用衝立の一例を模式的に示す概略斜視図である。
以下に本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
本発明の第一実施形態に係る飛沫拡散防止用衝立1は、図1及び図2に示すように、それぞれ紙製の左側板部10と中央板部30と右側板部30とを備えている。なお、飛沫拡散防止用衝立1を単に衝立1と呼ぶ場合がある。
左側板部10と右側板部20は、図2に示すように、いずれも略矩形平板状である。図例では、上下方向に長尺状としている。
ここで、後述するように、当該衝立1を設置面2に設置した状態において、上下方向を定義する。また、各板部10,20,30の左右方向とは、上下方向に直交する方向であり、板幅方向に沿った方向をいう。
中央板部30は、図2に示すように、略矩形平板状である。図例では、左右方向に長尺状としたものを示し、全体が左側板部10及び右側板部20の約2倍の寸法としたものを示している。
中央板部30の左右端部35,36には、図1及び図2に示すように、それぞれ第一屈折部50及び第二屈折部60が設けられており、これら第一屈折部50及び第二屈折部60を介して、それぞれ左側板部10と右側板部20とが連設されている。
図例では、第一屈折部50及び第二屈折部60として、それぞれ上下方向に細長状であり、中央板部30の左右端部35,36の縁部の略全体に亘って設けたものを示している。
また、本実施形態では、中央板部30は、図1及び図2に示すように、左右方向略中央に設けた第三屈折部70を境として左側部31と右側部32とに分割された構成とされている。
図例では、第三屈折部70として、上下方向に細長状であり、中央板部30の左右方向略中央に、上下方向に沿って延びるように、上下方向の略全体に亘って設けたものを示している。第三屈折部70は、その上下端部の部分が紙製であり、それらの間の部分が後述する透明シート部40の一部で構成されている。
左側部31と右側部32は、図2に示すように、いずれも略矩形平板状である。図例では、上下方向に長尺状としている。
左側板部10と右側板部20は、図1及び図7に示すように、それぞれ折り畳み支点となる第一屈折部50及び第二屈折部60を介して中央板部30に対面するように折り畳まれる構成とされている。
また、左側部31と右側部32は、第三屈折部70を折り畳み支点として互いに対面するように折り畳まれる構成とされている。
左側板部10と中央板部30と右側板部20の厚さ寸法、及び第一屈折部50と第二屈折部60と第三屈折部70の厚さ寸法は、図4及び図5に示すように、いずれも略同寸法としている。これらの厚さ寸法は、いずれも、後述する透明シート部40を除いた部分の板厚方向に沿った厚さ寸法を指す。
これら屈折部50,60,70は、その両側の板部10,20,31,32が互いに対面するように折り畳まれることが可能な構成とされていればよい。
図例では、これら第一屈折部50と第二屈折部60を、厚さ方向における、それぞれの両側の板部10,31,20,32が対面するように折り畳まれる側の方向に、その側の部位が両側の板部10,31,20,32からわずかに突出するように、かつ、その突出した部位の厚さ方向の逆側が、両側の板部10,31,20,32からわずかに凹むように、板部10,31,20,32の間に設けたものを示している。
また、第三屈折部70についても、透明シート部40を除いた部分を、厚さ方向における、両側の板部31,32が折り畳まれる側の方向に、その側の部位が両側の板部31,32からわずかに突出するように、かつ、その突出した部位の厚さ方向の逆側が、両側の板部31,32からわずかに凹むように、板部31,32の間に設けたものを示している。
左側板部10と中央板部30と右側板部20は、透明シート部40を除いた部分は紙製としている。その材質としては、限定されるものではないが、ある程度の剛性が付与され、これら板部10,20,30が撓むことが可能な構成のものとしてもよい。
各板部10,20,30の透明シート部40を除いた部分としては、板紙単体や、板紙と薄紙またはプラスチックフィルムまたはアルミニウム箔などの金属箔とを貼り合わせた複合紙、段ボール、特殊紙(エンボス紙、耐水、耐油紙、抗菌紙など)などを用いたものとしてもよい。
板紙としては、白板紙やチップボール、色板紙などとしてもよい。白板紙としては、コートボールやノーコートボールの白ボールや、マニラボールを使用してもよい。
板紙と薄紙とを貼り合わせた複合紙を使用する場合、薄紙としては、コート紙、アート紙、キャストコート紙などの洋紙のほか、和紙なども使用することができる。
板紙とプラスチックフィルムとを貼り合わせた複合紙を使用する場合、プラスチックフィルムとしては、ポリプロピレンフィルム、ポリエステルフィルム、ポリスチレンフィルムのほか、トリアセチルセルロースフィルム、セロハンなども使用することができる。
これらのプラスチックフィルムは単体の透明フィルムのほか、意匠性を高めるためにアルミニウムなどの金属を蒸着した金属蒸着フィルムを使用することもできる。
板紙と金属箔とを貼り合わせた複合紙を使用する場合、金属箔としては、アルミニウム箔のほかに銅箔なども使用できる。
上記板紙などは、米坪量が約230g/m〜550g/mの範囲のものとしてもよい。このようなものでは、剛性が付与されるため、衝立としての強度や形状保持力が高くなる。
第一屈折部50と第二屈折部60は、その略全体が紙製とされている。第三屈折部70は、透明シート部40を除いた部分を紙製としている。その紙製の部分の材質は限定されず、例えば、上記したような材質のものを採用してもよい。その材質としては、ある程度の柔軟性を有するものとしてもよい。
これら板部10,20,30と屈折部50,60,70は、透明シート部40を除いた部分は、すべて同じ材質からなるものとしてもよく、全体が一枚に連なるような構成としてもよい。
左側板部10と中央板部30と右側板部20とは、一部が透明シート部40で構成されている。
本実施形態では、図1及び図2に示すように、透明シート部40は、左側板部10と右側板部20のそれぞれの上下端部11,12,21,22及び左右端部13,14,23,24、及び中央板部30の上下端部33,34及び左右端部35,36を除いた部分に設けられている。
透明シート部40は、左側板部10と右側板部20と中央板部30と相似な形状としてもよく、これらよりも全体の幅寸法が小さいものとしてもよい。
図例では、透明シート部40を、略矩形状とし、左側板部10と右側板部20と中央板部30における、これらの四周端部11,12,13,14,21,22,23,24,33,34,35,36を除く略全域に設けた例を示している。
透明シート部40としては、当該衝立1の各板部10,20,30の一方側から、当該衝立1を隔てた反対側が視認できるものであればよい。完全に透明なものでもよく、半透明なものでもよく、色つきのものでもよい。透明度は限定されない。
また、透明シート部としては、柔軟性があり、かつ、折り畳み可能なものとしてもよく、例えば、透明フィルムやセロハンなどを使用してもよい。その材質としては、例えば、ポリ塩化ビニルやポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリスチレン、トリアセチルセルロースなどを使用してもよく、特に限定されることはない。透明シート部としては、廃棄時に環境に対する悪影響が少ないものとしてもよい。
本実施形態では、図1〜図3などに示すように、左側板部10と右側板部20と中央板部30のそれぞれの下端部12,22,34には、折り曲げた状態で設置面2に対する脚部となる第一折り曲げ部15、第二折り曲げ部25及び第三折り曲げ部37が設けられている。
これら折り曲げ部15,25,37は、略矩形平板状とされており、図例では、左右方向に沿って長尺状としたものを示している。
これら折り曲げ部15,25,37は、各板部10,20,30に対して折り曲げ可能な構成とされており、各板部10,20,30との間に、屈折部を設けても良い。屈折部としては、各屈折部50,60,70と同様の構成のものとしてもよい。また、これら折り曲げ部15,25,37は紙製としてもよく、各板部10,20,30と一枚状に連なるように形成してもよい。
また、本実施形態では、図1〜図3などに示すように、第一折り曲げ部15及び第二折り曲げ部25のそれぞれの中央板部30側の端部には、それぞれ第一係合部16及び第二係合部26が設けられている。
また、第三折り曲げ部37の左右端部には、それぞれ第一被係合部38と第二被係合部39が設けられている。
図1及び3などに示すように、左側板部10と右側板部20とが、中央板部30と略直角となるようにそれぞれ第一屈折部50と第二屈折部60とを介して折り曲げられ、かつ第一折り曲げ部15と第二折り曲げ部25と第三折り曲げ部37とが、それぞれ左側板部10と右側板部20と中央板部30に対して略直角に折り曲げられた状態で、第一係合部16及び第二係合部26が、それぞれ第一被係合部38と第二被係合部39とに係合する構成とされている。
図例では、図1などに示すように、第一折り曲げ部15の中央板部30側の端部に、厚さ方向に略U字状の切れ込みを入れて、その切れ込み部分を押し上げることで、第一係合部16として機能する構成としたものを示している。第二係合部26も同様の構成である。
また、図例では、第三折り曲げ部37の左端部に、厚さ方向に略U字状の切れ込みを入れて、その切れ込み部分を押し上げることで、第一被係合部38として機能する構成としたものを示している。第二被係合部39も同様の構成である。
第一係合部16と第一被係合部38、及び第二係合部26と第二被係合部39は、第一折り曲げ部15及び第二折り曲げ部25を、それぞれ左側板部10及び右側板部20に対して略直角に折り曲げて、かつ左側板部10及び右側板部20を、それぞれ中央板部30に対して略直角に折り曲げた状態で、互いに係合することが可能な構成とされている。
図3に示すように、上記状態において、第一折り曲げ部15を第三折り曲げ部37の上に重ねた状態で、下方側の第三折り曲げ部37の第一被係合部38を上方側に押し上げて、それに重なるように上方側の第一折り曲げ部15の第一係合部16を上方側に押し上げる。これにより、第一係合部16と第一被係合部38とが近接した状態で折り曲げ部15,37から立ち上がった状態となるので、これら折り曲げ部15,37同士を固定することが可能となる。第二係合部26と第二被係合部39との係合の態様も同様の構成となる。
なお、第一折り曲げ部15や第二折り曲げ部25を第三折り曲げ部37の下に重ねて、係合部16,26と被係合部38,39の配置が上記と逆となった状態でこれらを上方側に押し上げてもよい。
本実施形態では、図1及び図2に示すように、左側板部10と右側板部20と左側部31と右側部32を、略同寸法としている。
図例では、左側板部10、右側板部20、左側部31及び右側部32として、いずれも第一折り曲げ部15、第二折り曲げ部25及び第三折り曲げ部37の部分を含んだ寸法、及びこれらを除いた寸法を、互いに略同寸法としたものを示している。
なお、左側板部10と右側板部20と左側部31と右側部32の寸法は、略同寸法としなくてもよい。
また、本実施形態では、左側板部10と右側板部20と中央板部30の板厚を約0.4mm〜1.0mmとしている。この板厚は、左側板部10と右側板部20と中央板部30における、透明シート部40を除いた部分の厚さである。このような厚さであれば、適度の剛性が付与されるので、当該衝立1の強度が保たれ、形状保持力が確保される。
透明シート部40の厚さは、図4及び図5に示すように、これら板部10,20,30における透明シート部40を除いた部分の厚さよりも小さいものとしてもよい。
なお、左側板部10と右側板部20と中央板部30の透明シート部40を除いた部分の板厚としては、上記の範囲の厚さに限定されず、これよりも小さくしたり、大きくしたりしてもよい。また、これらの板厚をそれぞれ異なる厚さとしてもよい。透明シート部40の厚さも、各板部の厚さよりも大きくしてもよい。
各板部10,20,30の寸法としては、例えば、左右方向の寸法を約10cm〜40cm、上下方向の寸法(各折り曲げ部を除いた寸法)を約20cm〜50cmなどとしてもよい。なお、これら寸法は限定されるものではなく、それよりも大きくてもよく、小さくてもよい。
上記構成より、本実施形態に係る当該衝立1は、図7に示すように、左側板部10と左側部31とが、及び左側部31と右側部32とが、及び右側部32と右側板部20とが互いに対面するように、蛇腹状となるように折り畳むことができる。
折り畳んだ状態の当該衝立1は、図6及び図7に示すように、略同寸法の各板部10,31,32,20が、互いの4つの角部がそろった状態で折り畳まれる。
また、折り畳まれた状態での当該衝立1の板厚は、左側板部10と右側板部20と左側部31と右側部32の板厚を足した厚さとほぼ同じになる。
したがって、折り畳んだ状態では、当該衝立1は、厚さが小さく押さえられた略矩形平板状となり、コンパクトにすることができる。
図例では、左側板部10と右側板部20と右側部32と左側部31とが蛇腹状に対面するように折り畳まれたものを示しているが、それに限定されない。
左側板部10と左側部31とが対面し、右側板部20と右側部32が対面するように折り畳まれ、さらにその状態で左側板部10と右側板部20とが対面するように折り畳まれるようにしてもよい。
当該衝立1は、図1及び図3に示すように、左側板部10と右側板部20を、第一屈折部50及び第二屈折部60を介して中央板部30に対して折り曲げた状態で設置面2に対して自立可能な構成となっている。左側板部10と右側板部20は、中央板部30の板厚方向のうちの同方向に向かって折り曲げられる。当該衝立1は、上下視して略コ字状に折り曲げられ、この状態で、設置面2に設置される。
また、本実施形態では、第一折り曲げ部15、第二折り曲げ部25及び第三折り曲げ部37を、それぞれ左側板部10と右側板部20と中央板部30に対して折り曲げた状態で、当該衝立1を設置面2に設置するものとしている。これら折り曲げ部15,25,37が設置面2に対する脚部として機能する。
図例では、左側板部10と右側板部20を、中央板部30に対して約90度折り曲げ、かつ、第一折り曲げ部15、第二折り曲げ部25及び第三折り曲げ部37を、それぞれ左側板部10と右側板部20と中央板部30に対して約90度折り曲げた状態とした例を示している。なお、これら折り曲げ角度はこれに限定されることはなく、90度よりも大きくしてもよく、小さくしてもよい。
また、本実施形態では、これら折り曲げ部15,25,37を折り曲げるとともに、第一折り曲げ部15と第二折り曲げ部25に設けられる第一係合部16と第二係合部26とを、それぞれ第三折り曲げ部37に設けられる第一被係合部38と第二被係合部39とに係合させた構成としている。
当該衝立1は、上記のように組み付けて設置面2に設置することにより、左側板部10と右側板部20と中央板部30が、設置面2から上下方向に延びるように、かつ左側板部10と右側板部20とが中央板部30から使用者側に向かって延びるように設置面2に配置される。
これにより、設置面2としての机などの上に当該衝立1を自立させた状態で、使用者がその近くの椅子などに座って食事や作業など行う状況において、使用者の口からの唾液などの飛沫の飛散を、当該衝立1の左側板部10と右側板部20と中央板部30とがブロックし、飛沫が当該衝立1の外部へ拡散することが抑制される。このように、当該衝立1を、飛沫拡散防止の用途に用いることができる。
なお、当該衝立1の用途としては、飛沫拡散防止用に限定されず、防音などの用途としてもよい。
本発明の第一実施形態に係る飛沫拡散防止用衝立1は、外部の人間に威圧感を与えることを低減することができ、持ち運びしやすく、収納がしやすい。
つまり、当該衝立1は、左側板部10と右側板部20をそれぞれ第一屈折部50及び第二屈折部60を介して中央板部30に対面するように折り畳まれる構成とされている。したがって、当該飛沫拡散防止用衝立1をコンパクトに折り畳むことができるので、持ち運びやすい。また、折り畳んだ状態で収納できるので、収納スペースを少なくすることができる。
また、当該衝立1には一部に透明シート部40を設けているので、例えば、当該衝立1を机などの上に立てて用いる際には、衝立1の外部の人が、机の前の椅子に座った人間の様子を透明シート部を介して視認することができるので、外部の人が威圧感を受けることを回避できる。したがって、安心して当該衝立1を机などの上に立てて使用することができる。
また、当該衝立1は紙製であるので、軽量化を図ることができ、持ち運び易い。また、使い捨てが可能であり、廃棄時に環境に対する悪影響を少なくすることができる。
また、当該衝立1は、左側板部10と右側板部20を、第一屈折部50及び第二屈折部60を介して中央板部30に対して折り曲げた状態で設置面2に対して自立可能な構成となっている。したがって、例えば机などで食事をしたり作業などをしたりする場合に、当該衝立1を机の上に立てることで、机の前の椅子に座った人間の口からの唾液などの飛沫の拡散を当該衝立1が遮り、当該衝立1の外側の領域へ飛沫が飛んでいくことを防止することができる。仮に唾液などの飛沫に他人へ感染力のあるウイルスなどの病原体が含まれていた場合には、当該衝立1を用いることにより、病原体の感染を防止することができる。
また、本実施形態では、当該衝立1は、中央板部30は、左右の左側部31と右側部32とに分割されており、これらが中央の第三屈折部70を介して互いに対面するように折り畳まれる構成とされている。したがって、当該衝立1をさらにコンパクトに折り畳むことができるので、より持ち運びやすい。また、さらに収納スペースを少なくすることができる。
さらに、本実施形態では、当該衝立1において、透明シート部40を、左側板部10と右側板部20のそれぞれの上下端部11,12,21,22及び左右端部13,14,23,24、及び中央板部30の上下端部33,34及び左右端部35,36を除いた部分に設けている。
したがって、透明シート部40の領域を大きく確保することができるので、当該衝立1の外側の人が、当該衝立1の内側の人間の様子をはっきりと視認することができ、外側の人が威圧感を受けることを大いに回避することができ、安心して当該衝立1を使用することができる。
また、左側板部10と中央板部30との間の第一屈折部50の略全体を含む部分、及び右側板部20と中央板部30との間の第二屈折部60の略全体を含む部分が紙製となっているので、それらの部分の強度を高めることができ、当該衝立1を組み立てて設置する際の形状保持力を高めることができる。
また、本実施形態では、当該衝立1では、左側板部10と右側板部20と中央板部30のそれぞれの下端部12,22,34に、折り曲げた状態で設置面2に設置される脚部となる第一折り曲げ部15、第二折り曲げ部25及び第三折り曲げ部37が設けられている。したがって、これら折り曲げ部15,25,37を折り曲げることで、机などの設置面2に設置される脚部とすることができるので、当該衝立1をより安定的に設置面2に設置することができる。
さらに、本実施形態では、当該衝立1では、第一折り曲げ部15と第二折り曲げ部25とに設けられた第一係合部16及び第二係合部26が、それぞれ第三折り曲げ部37に設けられた第一被係合部38と第二被係合部39とに係合する構成とされている。
したがって、これらを係合させることによって、第一折り曲げ部15と第二折り曲げ部と25を、第三折り曲げ部37に安定的に固定することができるので、当該衝立1をさらにより安定的に設置面2に設置することができる。
さらにまた、本実施形態では、当該衝立1では、左側板部10と右側板部20と左側部31と右側部32とを略同寸法としている。
したがって、これら4分割された部分を折り畳んだときに、各部分10,20,31,32の4つの角がそろってきれいに折り畳むことができるので、折り畳んだ状態の見栄えを向上させることができる。
また、各部分10,20,31,32の4つの角がそろっているため、折り畳んだ状態での持ち運びの利便性を向上させることができ、さらに、収納の際の収納スペースを最小限とすることができる。
また、本実施形態では、当該衝立1では、左側板部10と右側板部20と中央板部30の板厚を約0.4mm〜1.0mmとしており、比較的薄い板厚としているため、当該衝立1の全体の重量を低減させることができる。
したがって、当該衝立1を組み立てて使用する際に扱い易く、また、当該衝立1を折り畳んで持ち運んだり収納したりする際にも扱い易い。また、適度な剛性が付与されるので、当該衝立1を組み立てて設置した状態における形状保持力を維持することができる。
本発明の第二実施形態に係る飛沫拡散防止用衝立1Aは、図8に示すように、透明シート部40の構成が第一実施形態とは異なる。
本実施形態では、透明シート部40は、中央板部30Aの上下端部33,34と、左側板部10Aの上下端部11,12及び左端部13と、右側板部20Aの上下端部21,22及び右端部24とを除いた、中央板部30Aと左側板部10Aと右側板部20Aの略全体に亘って設けられている。
図例では、透明シート部40を、略矩形状とし、左側板部10Aと右側板部20Aと中央板部30Aの略全体に亘って連なるように設けた例を示している。
本実施形態では、第一屈折部50A及び第二屈折部60Aは、その上下端部を紙製とし、それらの間を透明シート部40の部分で構成している。
本発明の第二実施形態に係る飛沫拡散防止用衝立1Aも、第一実施形態に係る飛沫拡散防止用衝立1と概ね同様の効果を奏する。
また、本実施形態では、当該衝立1Aにおいて、透明シート部40を、中央板部30Aの上下端部33,34と、左側板部10Aの上下端部11,12及び左端部13と、右側板部20Aの上下端部21,22及び右端部24とを除いた、中央板部30Aと左側板部10Aと右側板部20Aの略全体に亘って設けている。
したがって、透明シート部40の領域をさらに大きく確保することができるので、当該衝立1Aの外側の人が、当該衝立1Aの内側の人間の様子をよりはっきりと視認することができ、外側の人が威圧感を受けることを大幅に回避することができ、より安心して当該衝立1Aを使用することができる。
なお、上記した各実施形態に係る飛沫拡散防止用衝立1,1Aを構成する各部材の構造や各寸法などは図例のものに限定されない。
各板部10,10A,20,20A,30,30A,31,31A,32,32Aは、略矩形状のものに限られず、多角形状や楕円形状や、これらを混合した形状などとしてもよい。
また、各屈折部50,50A,60,60A,70の構成は、上記した構成に限定されない。例えば、板部10,10A,20,20A,30,30Aを構成する全体に対して上下方向の略全体に亘って折れ曲げ線をつけて、それを屈折部50,50A,60,60A,70とし、そこを境に両隣りの板部10,10A,20,20A,30,30A,31,31A,32,32Aが折り畳まれる構成としてもよい。各折り曲げ部15,25,37と各板部10,10A,20,20A,30,30Aとの間を連結する部位も、このような構成としてもよい。
また、第一係合部16及び第二係合部26、第一被係合部38及び第二被係合部39の構成は上記した構成に限定されず、互いに係合する関係となるような構成であればよい。
また、折り曲げ部15,25,37の各板部10,20,30に対する折り曲げ方向は図3のものに限られず、いずれかを、またはすべてを逆の方向としてもよい。
1,1A 飛沫拡散防止用衝立
10,10A 左側板部
20,20A 右側板部
30,30A 中央板部
31,31A 左側部
32,32A 右側部
40 透明シート部
50,50A 第一屈折部
60,60A 第二屈折部
70 第三屈折部
11,12,13,14 左側板部の上端部、下端部、左端部及び右端部
21,22,23,24 右側板部の上端部、下端部、左端部及び右端部
33,34,35,36 中央板部の上端部、下端部、左端部及び右端部
15 第一折り曲げ部
25 第二折り曲げ部
37 第三折り曲げ部
16 第一係合部
26 第二係合部
38 第一被係合部
39 第二被係合部
2 設置面

Claims (8)

  1. それぞれ紙製の左側板部と中央板部と右側板部とを備え、一部が透明シート部で構成されている飛沫拡散防止用衝立であって、
    前記中央板部の左右端部に、それぞれ折り畳み支点となる第一屈折部及び第二屈折部を介して前記左側板部と前記右側板部とが連設されており、前記左側板部と前記右側板部とは、それぞれ前記第一屈折部及び前記第二屈折部を介して前記中央板部に対面するように折り畳まれる構成とされていることを特徴とする飛沫拡散防止用衝立。
  2. 請求項1において、
    前記中央板部は、左右方向略中央に設けた第三屈折部を境として左側部と右側部とに分割されており、
    前記左側部と前記右側部は、前記第三屈折部を折り畳み支点として互いに対面するように折り畳まれる構成とされていることを特徴とする飛沫拡散防止用衝立。
  3. 請求項1及び2において、
    前記透明シート部は、前記左側板部と前記右側板部のそれぞれの上下端部及び左右端部、及び前記中央板部の上下端部及び前記左右端部を除いた部分に設けられていることを特徴とする飛沫拡散防止用衝立。
  4. 請求項1及び2において、
    前記透明シート部は、前記中央板部の上下端部と、前記左側板部の上下端部及び左端部と、前記右側板部の上下端部及び右端部とを除いた、前記中央板部と前記左側板部と前記右側板部の略全体に亘って設けられていることを特徴とする飛沫拡散防止用衝立。
  5. 請求項1乃至4において、
    前記左側板部と前記右側板部と前記中央板部のそれぞれの下端部には、折り曲げた状態で設置面に対する脚部となる第一折り曲げ部、第二折り曲げ部及び第三折り曲げ部が設けられていることを特徴とする飛沫拡散防止用衝立。
  6. 請求項5において、
    前記第一折り曲げ部及び前記第二折り曲げ部のそれぞれの前記中央板部側の端部には、それぞれ第一係合部及び第二係合部が設けられており、
    前記第三折り曲げ部の左右端部には、それぞれ第一被係合部と第二被係合部が設けられており、
    前記左側板部と前記右側板部とが、前記中央板部と略直角となるようにそれぞれ前記第一屈折部と前記第二屈折部とを介して折り曲げられ、かつ前記第一折り曲げ部と前記第二折り曲げ部と前記第三折り曲げ部とが、それぞれ前記左側板部と前記右側板部と前記中央板部に対して略直角に折り曲げられた状態で、
    前記第一係合部及び前記第二係合部が、それぞれ前記第一被係合部と前記第二被係合部とに係合する構成とされていることを特徴とする飛沫拡散防止用衝立。
  7. 請求項2乃至6において、
    前記左側板部と前記右側板部と前記左側部と前記右側部は、略同寸法とされていることを特徴とする飛沫拡散防止用衝立。
  8. 請求項1乃至7において、
    前記左側板部と前記右側板部と前記中央板部の板厚は約0.4mm〜1.0mmであることを特徴とする飛沫拡散防止用衝立。
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