JP3230333B2 - ダイナミックコンバーゼンス装置 - Google Patents

ダイナミックコンバーゼンス装置

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JP3230333B2
JP3230333B2 JP11731993A JP11731993A JP3230333B2 JP 3230333 B2 JP3230333 B2 JP 3230333B2 JP 11731993 A JP11731993 A JP 11731993A JP 11731993 A JP11731993 A JP 11731993A JP 3230333 B2 JP3230333 B2 JP 3230333B2
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  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はダイナミックコンバーゼ
ンス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、インライン3ビーム式カラー陰
極線管では、偏向ヨークの偏向磁界が斉一磁界である
と、カラー陰極線管の画面上では図15に示す如き縦弓
型ミスコンバーゼンスが生じる。尚、R、Bは両側ビー
ム、即ち、赤、青ビームによるパターンを示す。そこ
で、偏向ヨークの偏向磁界に大きな歪みを与える(バレ
ル磁界、ピンクッション磁界)ことによって、ダイナミ
ックコンバーゼンスを行うようにしたものが多い。しか
し、このようにすると、カラー陰極線管の画面の周辺部
では電子ビームのスポットが歪んだり、フォーカスが劣
化したりする欠点があった。
【0003】その対策としては、偏向ヨークの偏向磁界
は斉一磁界のままとし、偏向ヨークの後段に四重極コイ
ルを設けて、これにコンバーゼンス電流を流すことも行
われている。しかし、この場合でも、偏向磁界を歪ませ
ていることには変わりがないので、カラー陰極線管の画
面の周辺部での電子ビームのスポットの歪みが取りきれ
ず、又、四重極コイルに流す電流を制御しているので、
マルチスキャンモニタには不向きであり、微妙な波形コ
ントロールが難しく画面の微小領域でのコンバーゼンス
の微調がし難い等の欠点があった。
【0004】又、特殊な用途として、外部トランスによ
り変調したコンバーゼンス電圧を同軸ケーブルにより電
子銃のコンバーゼンスプレートに供給する方法も採用さ
れており、これはカラー陰極線管の画面の周辺でのコン
バーゼンスも改善されているが、高圧トランスが必要な
ため高価と成り、コンシューマ用カラー受像機には適用
し難い。
【0005】そこで、カラー陰極線管内の一対の内側電
極及び一対の外側電極間に高抵抗器を接続し、カラー陰
極線管の管体の内外面に導電層を形成してコンデンサを
形成し、コンバーゼンス電圧をこのコンデンサを通じて
管体の外部から内部の一対の外側電極に印加するように
したダイナミックコンバーゼンス装置が提案されてい
る。
【0006】以下に、図13を参照して、かかる従来の
ダイナミックコンバーゼンス装置(特公昭55−206
33号公報)について説明する。22は赤、緑及び青の
3本の電子ビームがインライン配置されたトリニトロン
(登録商標)のバイポテンシャル型の電子銃装置を全体
として示す。
【0007】赤、緑及び青電子ビーム用カソード23
R、23G、23Bが水平面内にインラインに配され、
これに対し共通の第1〜第4のグリッドが順次同軸心に
配列されている。第4グリッド15の後段側にコンバー
ゼンス手段5が配されている。赤、緑及び青電子ビーム
R、G、Bに対して、第2及び第3グリッド13、14
によって共通のプリフォーカス電子レンズが形成され
る。第3及び第4グリッド14、15によって共通の主
電子レンズが形成され、赤、緑及び青電子ビームR、
G、Bはプリフォーカスレンズによって、主電子レンズ
の略中心において交差した後発散し、中心電子ビームG
はコンバーゼンス手段5の一対の高圧側電極板1及び2
間を通り、赤電子ビームRは高圧側電極板2及び低圧側
電極板4間を通り、青電子ビームBは高圧側電極板1及
び低圧側電極板3間を通るように成されている。
【0008】管体6のネック部6Nのコンバーゼンス手
段5が配される位置における管壁の内外両面には導電層
7A、7Bを半環状に接着してコンデンサ7を構成す
る。第4グリッド15及び低圧側電極板3上に差し渡し
てセラミックス等の絶縁板24を取り付け、その絶縁板
24の一面の第4グリッド15側の一半部上に抵抗体被
膜25を塗布し、その両端に電極26、27を取り付け
て高抵抗器28を形成し、絶縁板24の一面の他半部上
にはチタン酸バリウムより成る誘電体薄片29の両面に
ステンレスより成る電極30、31を銀ローでロー付け
した別のコンデンサ32を取り付ける。高抵抗器28の
電極26に導電片33を溶接によって取り付け、それを
第4グリッド15に溶接によって取り付け、高抵抗器2
8の電極27とコンデンサ32の電極30に差し渡して
導電性の板ばね34を溶接によって取り付け、その遊端
を内側導電層7Aに接触させ、コンデンサ32の他方の
電極31に導電片35を溶接によって取り付け、それを
低圧側電極板3に溶接によって取り付ける。
【0009】高圧側電極板1、2間を導線10によって
互いに接続すると共に、電極板2を導線11によって第
4グリッド15に接続する。管体6内のファンネル部に
被着形成された内側導電層16の延長部16aをネック
部内に形成し、第4グリッド15に導電性弾性接触片1
7を取り付けてこれを延長部16aに接触させ、これに
より管体6のファンネル部に取り付けた同軸アノード釦
の外部導体より内側導電層16に印加されるアノード電
圧を第4グリッド15及び高圧側電極板1、2に供給す
る。更に、管体6のネック部6Nのファンネル部側の端
部に導電性の半環状板ばね18を挿入し、低圧側電極板
4に導電性の弾性接触片19を取り付けて、これを板ば
ね18に接触させ、アノード釦のコンデンサ電圧が印加
される内部導体を絶縁管20にて覆った導線21を介し
て板ばね18に接続することにより低圧側電極板3、4
にコンバーゼンス電圧を供給する。内側導電層16の延
長部16aの管体6のネック部6N内に形成する場合に
は、コンデンサ7を構成する導電層7A、7Bは完全な
環状には被着せずに、延長部16aと接触しないように
半環状に被着する。
【0010】図14に示す等価回路をも参照して、この
従来例を更に説明する。信号源36よりのダイナミック
コンバーゼンス信号は管体6を利用して形成したコンデ
ンサ7を通じ、更に管体6内のコンデンサ32を通じて
低圧側電極板3、4に供給され、一方、高圧電源Ebよ
りのアノード電圧が高圧側電極板1、2には直接供給さ
れると共に、管体6内の抵抗器28を通じて内側導電層
7Aに供給され、この場合コンデンサ32があるので、
アノード電圧が低圧側電極板3、4に供給されることは
ない。又、例えば、高圧電源Ebよりのアノード電圧を
抵抗器37、38によって分圧して得たコンバーゼンス
電圧が低圧側電極板3、4に供給される。尚、39は信
号源36の内部抵抗、40はコーティング容量である。
尚、コンデンサ7の容量は、管体6のネック部での直径
が29mmのカラー陰極線管の場合100pF〜200p
F程度にするが、その耐圧は2kV程度が必要である。
高抵抗器28は、例えば、30MΩ〜100MΩ程度の
ものを用いる。
【0011】しかし、かかる従来のダイナミックコンバ
ーゼンス装置には次のような欠点がある。カラー陰極線
管の管体の内外面に導電層を被着して得たコンデンサを
通じて外部から内部にコンバーゼンス電圧を供給しよう
とする場合、アノード電圧より僅かに低い直流電圧を水
平及び垂直パラボラ波で振幅変調して得たコンバーゼン
ス電圧の場合は、低周波成分、即ち、垂直パラボラ成分
は伝送できないので、アノード電圧より僅か低い直流電
圧を垂直パラボラ波のみで振幅変調したものをコンバー
ゼンス電圧として、カラー陰極線管の管体の内外面に導
電層を被着して得たコンデンサを通じて外部から内部に
コンバーゼンス電圧を供給し、水平パラボラ波成分は、
偏向ヨーク又は四重極に供給するしかなかった。このた
め、システム的に煩雑であり、又、カラー陰極線管の画
面の周辺での電子ビームのデフォアーカシングの改善効
果もあまりなかった。
【0012】これを更に説明する。図13及び図14の
コンデンサ7の容量を50pF、高抵抗器28の抵抗値
を50MΩとする、その時定数τは、 τ=50×10-12 ×50×106 =2.5msec に成り、水平偏向周波数15.75kHzの周期に比べ
て十分長いため、水平周期の交流信号を伝送できるが、
垂直偏向周波数は60Hzであるので、抵抗値又は容量
を15倍程度の値にしないと、垂直周期の交流信号を伝
送することはできない。
【0013】だからと言って、このコンデンサ7として
このような大容量のものを使用するのは現実的ではな
く、又、高抵抗器28としてもっと抵抗の大きなものを
使用すると、数10nAの微小電流によっても数Vの電
圧変動が生じて、コンバーゼンスエラーが生じる。従っ
て、時定数τは数msec が限界である。
【0014】そこで、本出願人は、カラー陰極線管の画
面の周辺での電子ビームのスポット歪みが減少し、フォ
ーカシングが良好と成り、電子ビームのフォアーカシン
グ手段に流すフォーカシング電流が少なくて済み、コン
バーゼンスの微調が用意と成り、マルチスキャンモニタ
への採用が容易であり、局部的な電圧波形整形の容易な
ダイナミックコンバーゼンス装置を特願平4−2585
67号「ダイナミックコンバーゼンス装置」(本願出願
時において未公知)として特許出願した。以下に、この
先願のいくつかの実施例を先行例として説明する。
【0015】先ず、図16を参照して、先行例(1)を
説明する。又、図17にその等価回路を示す。この先行
例はシャドウマスクを用いたインライン3ビーム型カラ
ー陰極線管に先願の発明を適用した場合である。通常コ
ンバーゼンスカップと呼ばれる部品の代わりに、トリニ
トロン(登録商標)でコンバーゼンス電極板として用い
られている4枚の電極板を用いる。即ち、互いに対向す
る一対の高圧側電極板1、2と、その一対の高圧側電極
板1、2に対向する如くその両外側に配された一対の低
圧側電極板3、4とを、一対の高圧側電極板1、2間を
中心電子ビーム(緑電子ビーム)が通過し、一対の高圧
側電極板1、2及び一対の低圧側電極板3、4間に両側
電子ビーム(赤及び青電子ビーム)が通過するようにカ
ラー陰極線管の管体6の内側に水平方向に配する。これ
ら電極板1〜4の管軸Z方向の長さは10mm程度、その
各間隔は5mm程度である。
【0016】数10MΩ程度の高抵抗器R及び1kV程
度以上の逆耐圧を有するダイオードDの並列回路をダイ
オードDのカソードが一対の高圧側電極板1、2側と成
るように一対の高圧側電極板1、2及び一対の低圧側電
極板3、4間に接続する。この場合、高抵抗器Rを低圧
側電極板3上に溶接する。ダイオードDは低圧側電極板
4上に取り付けられる。尚、ダイオードDには、抵抗器
rが直列接続されている。
【0017】管体6の内側において、ファンネル部から
ネック部にかけて内側導電層(カーボン)16が被着さ
れ、これに高圧直流電圧(アノード電圧)VH (例え
ば、30kV)が印加され、これに弾性導電片19を介
して一対の高圧側電極板1、2が接続されているが、こ
れの一部に絶縁ギャップ16gを設けて、ネック部側の
一部の20〜30mm程度を分離して内側導電層7Aと
し、これに対向して管体6の外側に外側導電層7Bを被
着して、その間の管体6の部分を誘電体とする円筒状コ
ンデンサCが形成される。低圧側電極板3、4が弾性導
電片34を介してコンデンサCの内側導電層7Aに接続
されている。そして、このコンデンサCの外側導電層7
Bに電源eよりのコンバーゼンス電圧VC ′(〜)を印
加する。
【0018】このコンバーゼンス電圧VC ′(〜)は、
図18(A)に示す水平パラボラ波を垂直パラボラ波で
振幅変調して得た振幅の絶対値がΔV(例えば、1k
V)の被変調電圧に、その水平帰線区間に垂直パラボラ
波電圧を加算して得た図18(B)に示す如き0V〜−
ΔVの間でレベルの変化する電圧である。
【0019】このとき、若しダイオードDがない場合に
は、低圧側電極板3、4に印加される電圧は、図18
(C)に示す如く交流クランプされた波形と成る。即
ち、垂直周期の成分が忠実に伝送されないことに成る。
そして、ダイオードDのカソードが高圧側電極板1、2
側と成るように、ダイオードDを高抵抗器Rに並列に接
続することによって、低圧側電極板3、4に印加される
コンバーゼンス電圧VC (〜)は、図18(D)に示す
如くダイオードDによって高圧直流電圧VH より高い部
分が抑えられ、負側に押し下げられたレベルがVH から
H −ΔVまで変化する電圧と成り、垂直周期の成分も
確実に伝送されることがわかる。
【0020】尚、コンデンサCに印加するコンバーゼン
ス電圧VC ′(〜)は、図18(C)に示すような交流
クランプされた電圧でも良く、この場合も低圧側電極板
3、4には図18(D)に示す波形の電圧が印加される
ことに成る。
【0021】かくして、かかるダイナミックコンバーゼ
ンス装置によって、確実なダイナミックコンバーゼンス
を行うことができるので、偏向ヨークの磁界は斉一磁界
で良くこのためのカラー陰極線管の画面の周辺でのフォ
ーカスの劣化は無くなる。
【0022】尚、カラー陰極線管の画面の中心で、高圧
側電極板1、2と低圧側電極板3、4との間に電位差が
生じているため、従来のように電子銃本体でのスタティ
ックコンバーゼンスは、この電位差を考慮して設定する
ものとする。
【0023】次に、図19を参照して、トリニトロン
(インライン3ビーム方式のカラー陰極線管であるがシ
ャドウマスクの代わりにアパーチャグリルを使用する)
の場合の先行例(2)の等価回路を説明する。この場合
は、3本の電子ビームに対するスタッティックコンバー
ゼンスを行うための互いに対向する一対の高圧側電極板
1、2と、その一対の高圧側電極板1、2に対向する如
くその両外側に配された一対の低圧側電極板3、4と
を、一対の高圧側電極板1、2間を中心電子ビーム(緑
電子ビーム)が通過し、一対の高圧側電極板1、2及び
一対の低圧側電極板3、4間に両側電子ビーム(赤及び
青電子ビーム)が通過するようにカラー陰極線管の管体
6の内側に水平方向に配する。
【0024】高抵抗器R並びにダイオードD及び抵抗器
rの直列回路の並列回路のダイオードDのアノード側の
一端を、一対の低圧側電極板3、4に接続する。図16
と同様に、管体6の内側において、ファンネル部からネ
ック部にかけて内側導電層(カーボン)16が被着さ
れ、これに高圧電圧(アノード電圧)VH (例えば、3
0kV)が印加され、これに弾性導電片19を介して一
対の高圧側電極板1、2が接続される。又、図16とは
異なるが、この高圧電圧VH をカラー陰極線管の管体内
に設けた抵抗器(抵抗体層)Ra、Rbの直列回路から
成る分圧器40によって分圧して得た電圧VC 、例え
ば、29kVの得られる端子を、高抵抗器R並びにダイ
オードD及び抵抗器rの直列回路の並列回路のダイオー
ドDのカソード側の一端に接続する。尚、この電圧VC
を安定化させるために、分圧器40の高圧電圧VH 側の
抵抗器Raに並列にコンデンサCaを接続してるある。
【0025】図1と同様に内側導電層16の一部に絶縁
ギャップ16gを設けて、ネック部側の一部の20〜3
0mm程度を分離すると共に、その分離された内側導電層
7Aに対向して管体6の外側に外側導電層7Bを被着し
て、その間の管体6の部分を誘電体とする円筒状コンデ
ンサCが形成される。低圧側電極板3、4が弾性導電片
34を介してコンデンサCの内側導電層7Aに接続され
ている。そして、このコンデンサCの外側導電層7Bに
電源eよりのコンバーゼンス電圧VC ′(〜)を印加す
る。
【0026】このコンバーゼンス電圧VC ′(〜)は、
図18(A)に示す水平パラボラ波を垂直パラボラ波で
振幅変調して得た振幅の絶対値がΔV(例えば、1k
V)の被変調電圧に、その水平帰線区間に垂直パラボラ
波電圧を加算して得た図18(B)に示す如き0V〜−
ΔVの間でレベルの変化する電圧である。
【0027】かくして、かかるダイナミックコンバーゼ
ンス装置によって、スタッティックコンバーゼンス及び
ダイナミックコンバーゼンスを行うことができるので、
偏向ヨークの磁界は斉一磁界で良く、このためのカラー
陰極線管の画面の周辺でのフォーカスの劣化は無くな
る。
【0028】次に、図20を参照して、先行例(3)を
説明する。この先行例(3)は、上述した各実施例にお
いて、ノッキング時に、一対の高圧側電極板から一対の
低圧側電極板に電流が流れ、この電流がダイオードに対
し逆電流と成るため、ダイオードが破損するのを回避す
るようにした例である。先行例(3)を示すのは、図2
0(C)であるが、その前に図20(A)、(B)を説
明する。
【0029】図20(A)は、カラー陰極線管の管体6
内に上述した先行例の一部が図示されており、先行例
(1)と同様に、Dはダイオード、Cはコンデンサ、7
AはコンデンサCを構成する内部導電層、Rは高抵抗器
である。又、41は高圧電極(アノード等)、42はそ
の隣接電極、43はCシールド電極(高圧側電極板)、
44はCプレート電極(低圧側電極板)である。Cシー
ルド電極43(高圧側電極板)及びCプレート電極(低
圧側電極板)44はトリニトロンの電子銃において、中
心電子ビーム及び両側電子ビームに対しスタティックコ
ンバーゼンスを掛けるための電極で、Cシールド電極4
3は中心ビームをシールドする機能をも有する。Cプレ
ート電極44には電子銃の高圧電圧より僅かに低い電圧
を与え、Cシールド電極43にはCプレート電極44に
与える電圧より高い電圧を与える。
【0030】図20(A)において、ノッキング時は高
圧電極41を接地し、他の電極には負電圧が掛かる。ノ
ッキング工程中の最大印加電圧は−50〜−60kVと
成り、このとき、高圧電極41と隣接する電極42と、
高圧電極41、コンデンサ4の内部導電層(内装カーボ
ン)7Aと間に放電が生じる。この内、コンデンサ4の
内側導電層7Aと電極42との間に生じる放電について
は、高電圧に成るCシールド電極43からCプレート電
極44に流れる電流の経路が生じ、ダイオードDに逆電
流が流れてこれが破損する虞がある。
【0031】そこで、これを回避するために、図20
(B)に示す如く、コンデンサ4を構成する内側導電層
7Aを、高圧電極41が接続されている内側導電層45
と塗り分け、その間に絶縁体より成るギャップgを設け
ることにより、放電によってダイオードDに逆電流が流
れることは回避されたが、そのギャップへの帯電が電子
ビームに悪影響を及ぼすと言う欠点があった。
【0032】そこで、図20(C)のように、高圧電極
41とCプレート電極(低圧側電極板)44間に、管体
6のネック部の内壁に接触するような円形キャップ状の
シールド電極46を設ける。このシールド電極46の平
面図、断面図、底面図及び断面図を図21(A)〜
(D)に示す。このシールド電極46の中央にはインラ
イン配置の3本の電子ビームを通過させる長孔46aが
穿設されている。尚、このシールド電極41は高圧電極
41等の他の電極には接続されていない。そして、この
シールド電極41によって、ノッキング時の放電による
ダイオードDの破損が回避されると共に、シールド電極
41のインデックスによって高圧電極41とCプレート
電極(低圧側電極板)44との軸ずれが生じない。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】上述した先行例
(1)、(2)、(3)によれば、カラー陰極線管の画
面の周辺での電子ビームのスポット歪みが減少し、フォ
ーカシングが良好と成り、電子ビームのフォアーカシン
グ手段に流すフォーカシング電流が少なくて済み、コン
バーゼンスの微調が容易と成り、マルチスキャンモニタ
への採用が容易であり、局部的な電圧波形整形の容易な
ダイナミックコンバーゼンス装置を得ることができる。
【0034】しかし、かかる先行例には次のような欠点
がある。カラー陰極線管に供給されるカラー映像信号が
ウインドウ信号のように、急激にレベルが変化する信号
である場合は、ビーム電流も大幅に変化するため、これ
に連動してその高圧直流電圧も変動する。例えば、図1
7及び図19の先行例(1)、(2)について言えば、
この高圧直流電圧が降下するときは、示した先行例のダ
イナミックコンバーゼンス装置では、高圧側電極板1、
2と低圧側電極板3、4との間に接続されているダイオ
ードDの両端に順方向の電位勾配ができてこれが導通す
るため、高圧側電極板1、2と低圧側電極板3、4との
電位差は均一に保たれて、コンバーゼンスがとられる。
しかし、高圧直流電圧が上昇するときは、ダイオードD
の両端に逆方向の電位勾配ができるので、低圧側電極板
3、4の電圧がコンバーゼンスをとるために必要な電圧
に上昇させるためには、抵抗器Rを介してコンデンサC
に電荷を蓄積しなればならない。このため、高圧直流電
圧が上昇するときは、コンデンサCの容量をC、抵抗器
Rの抵抗値をRとそれぞれしたとき、その電圧上昇はτ
=R×Cの時定数を持つことに成る。このため、高圧直
流電圧の変動が顕著な場合は、高圧追従性が悪く成っ
て、低圧側電極板3、4の電圧がコンバーゼンスに必要
な電圧に達しないで、ミスコンバーゼンスが発生する虞
がある。
【0035】かかる点に鑑み、本発明は、カラー陰極線
管の画面の周辺での電子ビームのスポット歪みが減少
し、フォーカシングが良好と成り、電子ビームのフォア
ーカシング手段に流すフォーカシング電流が少なくて済
み、コンバーゼンスの微調が容易と成り、マルチスキャ
ンモニタへの採用が容易であり、局部的な電圧波形整形
が容易であり、しかも、低圧側電極板における高圧追従
性の悪化によるミスコンバーゼンスの発生を回避するこ
とのできるダイナミックコンバーゼンス装置を提案しよ
うとするものである。
【0036】
【課題を解決するための手段】第1の本発明において
は、互いに対向する一対の高圧側電極板43と、その一
対の高圧側電極板43に対向する如くその両外側に配さ
れた一対の低圧側電極板44とを、一対の高圧側電極板
43間を中心電子ビームが通過し、一対の高圧側電極板
43及び一対の低圧側電極板44間を両側電子ビームが
通過するようにカラー陰極線管の管体の内側に水平方向
に配し、第1の高抵抗器R及び第1のダイオードDの並
列回路のその第1のダイオードDのアノード(又はカソ
ード)側の一端を一対の低圧側電極板44側に共通に接
続し、第2の高抵抗器RA 及び第2のダイオードDA
並列回路のその第2のダイオードDA のアノード(又は
カソード)側の一端を一対の高圧側電極板43側に共通
に接続し、高圧直流電圧を第1及び第2のダイオード
D、DA のカソード(又はアノード)に共通に印加し、
水平パラボラ波が垂直パラボラ波によって振幅変調され
て得られた被変調電圧の水平帰線区間に垂直パラボラ波
電圧を加算して得たコンバーゼンス電圧の得られる電源
eの一端を、第1のコンデンサC(又はCA )を通じて
一対の低圧側電極板44(又は高圧側電極板43)に共
通に接続すると共にその他端を接地し、一対の高圧側電
極板43(又は低圧側電極板44)と接地との間に第2
のコンデンサCA (又はC)を接続して成り、第1及び
第2のコンデンサC、CA (又はC A 、C)の容量を等
しく、且つ、第1及び第2の抵抗器R、RA の抵抗値を
等しく選定する。
【0037】第2の本発明は、互いに対向する一対の高
圧側電極板43と、その一対の高圧側電極板43に対向
する如くその両外側に配された一対の低圧側電極板44
とを、一対の高圧側電極板43間を中心電子ビームが通
過し、一対の高圧側電極板43及び一対の低圧側電極板
44間を両側電子ビームが通過するようにカラー陰極線
管の管体の内側に水平方向に配し、第1の高抵抗器R及
び第1のダイオードDの並列回路のその第1のダイオー
ドDのアノード側の一端を一対の低圧側電極板44側に
共通に接続し、第2の高抵抗器RA 及び第2のダイオー
ドDA の並列回路のその第2のダイオードDA のアノー
ド側の一端を一対の高圧側電極板43側に共通に接続
し、高圧直流電圧を一対の高圧側電極板43に共通に印
加し、水平パラボラ波が垂直パラボラ波によって振幅変
調されて得られた被変調電圧の水平帰線区間に垂直パラ
ボラ波電圧を加算して得たコンバーゼンス電圧の得られ
る電源eを、第1のコンデンサCを通じて一対の低圧側
電極板44に共通に接続すると共に、第2のコンデンサ
A を通じて第2のダイオードDA のカソードに接続
し、第1のダイオードDのアノード及び第2のダイオー
ドのカソード間に第3のコンデンサCX を接続して成
り、第1及び第2のコンデンサC、CA の容量を等し
く、且つ、第3のコンデンサCX の容量を第1及び第2
のコンデンサC、CAの容量より大きく選定したもので
ある。
【0038】第3の本発明は、互いに対向する一対の高
圧側電極板43と、その一対の高圧側電極板43に対向
する如くその両外側に配された一対の低圧側電極板44
とを、一対の高圧側電極板43間を中心電子ビームが通
過し、一対の高圧側電極板43及び一対の低圧側電極板
44間を両側電子ビームが通過するようにカラー陰極線
管の管体の内側に水平方向に配し、第1の高抵抗器R及
び第1のダイオードDの並列回路のその第1のダイオー
ドDのカソード側の一端を一対の低圧側電極板44側に
共通に接続し、第2の高抵抗器RA 及び第2のダイオー
ドDA の並列回路のその第2のダイオードDA のカソー
ド側の一端を一対の高圧側電極板43側に共通に接続
し、第3のダイオードDX のアノードを一対の低圧側電
極板44に、そのカソードを高圧側電極板43にそれぞ
れ接続し、高圧直流電圧を一対の高圧側電極板43に印
加し、水平パラボラ波を垂直パラボラ波によって振幅変
調して得た被変調電圧の水平帰線区間に垂直パラボラ波
電圧を加算して得たコンバーゼンス電圧の得られる電源
eを、第1のコンデンサCを通じて、一対の低圧側電極
板44に共通に接続し、第1及び第2のダイオードD、
A を導通し易くさせる極性の水平周期のクランプパル
ス電圧の得られる電源e′を、第2のコンデンサCA
通じて第1及び第2のダイオードD、DA のアノードに
共通に印加し、第1及び第2の抵抗器R、RA の抵抗値
を等しく、第2のコンデンサCA の容量を第1のコンデ
ンサCの容量より僅か小さく選定したものである。
【0039】第4の本発明は、互いに対向する一対の高
圧側電極板43と、その一対の高圧側電極板43に対向
する如くその両外側に配された一対の低圧側電極板44
とを、一対の高圧側電極板43間を中心電子ビームが通
過し、一対の高圧側電極板43及び一対の低圧側電極板
44間を両側電子ビームが通過するようにカラー陰極線
管の管体の内側に水平方向に配し、第1の高抵抗器R及
び第1のダイオードDの並列回路のその第1のダイオー
ドDのカソード側の一端を一対の低圧側電極板44側に
共通に接続し、第2の高抵抗器RA 及び第2のダイオー
ドDA の並列回路のその第2のダイオードDA のカソー
ド側の一端を一対の高圧側電極板43側に共通に接続
し、第3の高抵抗器及び第3のダイオードDX の並列回
路のその第3のダイオードDX のアノード側の一端を一
対の低圧側電極板44側に共通に接続し、第4の高抵抗
器RY 及び第4のダイオードDY の並列回路のその第4
のダイオードDY のアノード側の一端を一対の高圧側電
極板43側に共通に接続し、高圧直流電圧を一対の高圧
側電極板43に印加し、水平パラボラ波を垂直パラボラ
波によって振幅変調して得た被変調電圧の水平帰線区間
に垂直パラボラ波電圧を加算して得たコンバーゼンス電
圧の得られる電源eを、第1のコンデンサCを通じて一
対の低圧側電極板44に共通に接続し、第1及び第2の
ダイオードD、DA を導通し易くさせる極性の水平周期
の第1のクランプパルス電圧の得られる電源eB を、第
2のコンデンサCA を通じて、第1及び第2のダイオー
ドD、DA のカソードに共通に接続し、第3及び第4の
ダイオードDX 、DY を導通し易くさせる極性の水平周
期の第2のクランプパルス電圧の得られる電源eA を、
第3のコンデンサCX を通じて、第3及び第4のダイオ
ードのカソードDX 、DYに共通に接続し、第1及び第
2の抵抗器R、RA の抵抗値を等しく、第3及び第4の
抵抗器RX 、RY の抵抗値を等しく、第2及び第3のコ
ンデンサの容量CA、CX を第1のコンデンサCの容量
より僅か小さく選定する。第5の本発明は、互いに対向
する一対の高圧側電極板43と、その一対の高圧側電極
板43に対向する如くその両外側に配された一対の低圧
側電極板44とを、一対の高圧側電極板43間を中心電
子ビームが通過し、一対の高圧側電極板43及び一対の
低圧側電極板44間を両側電子ビームが通過するように
カラー陰極線管の管体の内側に水平方向に配し、第1の
高抵抗器R及び第1のダイオードDの並列回路のその第
1のダイオードDのアノード(又はカソード)側の一端
を一対の低圧側電極板44側に共通に接続し、第2の高
抵抗器RA 及び第2のダイオードDA の並列回路のその
第2のダイオードDA のアノード(又はカソード)側の
一端を一対の高圧側電極板43側に共通に接続し、高圧
直流電圧を第1及び第2のダイオードD、DA のカソー
ド(又はアノード)に共通に印加し、水平パラボラ波が
垂直パラボラ波によって振幅変調されて得られた被変調
電圧の水平帰線区間に垂直パラボラ波電圧を加算して得
たコンバーゼンス電圧の得られる電源eの一端を、第1
のコンデンサCを通じて一対の低圧側電極板44(又は
高圧側電極板43)に共通に接続すると共に、その他端
を接地し、一対の高圧側電極板43(又は低圧側電極板
44)と接地との間に第2のコンデンサCA を接続して
成り、第1及び第2のコンデンサC、CA の容量を調整
して、時定数を調整し得るようにしたものである。
【0040】
【作用】上述せる第1の本発明によれば、高圧直流電圧
が一定のときは、それぞれ第1及び第2のコンデンサ
C、CA に充電が行われているため、一対の高圧側電極
板43の電圧は高圧直流電圧に保たれると共に、一対の
低圧側電極板44の電圧はダイナミックコンバーゼンス
電圧に保たれる。又、高圧直流電圧が低下(又は上昇)
したときは、それぞれ第1及び第2のダイオードD、D
A が導通し、高圧直流電圧が上昇(又は低下)したとき
は一対の低圧側電極板44及び一対の高圧側電極板43
の各電圧が同じ時定数を以て上昇(又は低下)するの
で、その電圧差の変化は少なく、ミスコンバーゼンスが
生じ難く成る。即ち、一対の高圧側電極板43に印加さ
れる高圧直流電圧が変化した場合、一対の低圧側電極板
44の電圧が一対の高圧側電極板43に高速に追従す
る。
【0041】上述せる第2の本発明によれば、高圧直流
電圧が一定のときは、一対の高圧側電極板43の電圧は
高圧直流電圧VH に保たれると共に、一対の低圧側電極
板44の電圧はダイナミックコンバーゼンス電圧に保た
れる。高圧直流電圧が上昇したときは、第2のダイオー
ドDA が導通状態と成るが、第3のコンデンサCX の容
量が大きいので、一対の低圧側電極板44の電圧も高圧
直流電圧の上昇に追従して上昇するので、一対の低圧側
電極板44及び一対の高圧側電極板43の電圧差は一定
と成り、ミスコンバーゼンスは生じない。高圧直流電圧
が低下したときは、第1のダイオードDが導通するの
で、一対の低圧側電極板44及び一対の高圧側電極板4
3の電圧差は一定と成り、ミスコンバーゼンスは生じな
い。即ち、一対の高圧側電極板43に印加される高圧直
流電圧が変化した場合、一対の低圧側電極板44の電圧
が一対の高圧側電極板43に高速に追従する。
【0042】上述せる第3の本発明によれば、高圧直流
で電圧が一定のときは、一対の高圧側電極板43の電圧
は高圧直流電圧に保たれると共に、一対の低圧側電極板
44の電圧はダイナミックコンバーゼンス電圧に保たれ
る。高圧直流電圧が低下すると、第3のダイオードDX
が導通するので、一対の低圧側電極板44及び一対の高
圧側電極板43の電圧差は一定と成り、ミスコンバーゼ
ンスは生じない。第2の高抵抗器RA 及び第2のコンデ
ンサCA から成る時定数回路の時定数が、第1高抵抗器
R及び第1のコンデンサCから成る時定数回路の時定数
より多少小さく設定されているので、高圧直流電圧が上
昇すると、第2のコンデンサCA に対し第2の抵抗器R
A を通じて充電が行われて、第1及び第2のダイオード
D、DAのアノードの電圧がある電圧(高圧直流電圧V
H より僅か低い電圧)に上昇し、クランプパルス電圧が
到来して、その第1及び第2のダイオードD、DA のア
ノードの電圧が更に上昇すると、第1及び第2のダイオ
ードD、DA が共に導通して、一対の低圧側電極板44
及び一対の高圧側電極板43の電圧差は一定と成り、ミ
スコンバーゼンスは生じない。即ち、一対の高圧側電極
板43に印加される高圧直流電圧が変化した場合、一対
の低圧側電極板44の電圧が一対の高圧側電極板43に
高速に追従する。
【0043】上述せる第4の本発明によれば、高圧直流
電圧が一定のときは、一対の高圧側電極板43の電圧は
高圧直流電圧に保たれると共に、一対の低圧側電極板4
4の電圧はダイナミックコンバーゼンス電圧に保たれ
る。第2の高抵抗器RA 及び第2のコンデンサCA から
成る時定数回路の時定数が、第1の高抵抗器R及び第1
のコンデンサCから成る時定数回路の時定数より多少小
さく設定されているので、高圧直流電圧が上昇すると、
第2のコンデンサCA に対し第2の抵抗器RA を通じて
充電が行われて、第1及び第2のダイオードD、DA
アノードの電圧がある電圧(高圧直流電圧より僅か低い
電圧)に上昇し、第1のよりのクランプパルス電圧Bが
到来して、その第1及び第2のダイオードD、DA のア
ノードの電圧が更に上昇すると、第1及び第2のダイオ
ードD、DA が共に導通して、一対の低圧側電極板44
及び一対の高圧側電極板43の電圧差は一定と成り、ミ
スコンバーゼンスは生じない。第4の高抵抗器RY 及び
第3のコンデンサCX から成る時定数回路の時定数が、
第1高抵抗器R及び第1コンデンサCから成る時定数回
路の時定数より多少小さく設定されているので、高圧直
流電圧が低下すると、第3のコンデンサCX に対し第2
の抵抗器RA を通じて放電が行われて、第1及び第2の
ダイオードD、DA のアノードの電圧がある電圧(高圧
直流電圧より僅か低い電圧)に低下し、第2のクランプ
パルスAが到来して、その第3及び第4のダイオードD
X 、DY のカソードの電圧が更に低下すると、第3及び
第4のダイオードDX 、DY が共に導通して、一対の低
圧側電極板44及び一対の高圧側電極板43の電圧差は
一定と成り、ミスコンバーゼンスは生じない。即ち、一
対の高圧側電極板43に印加される高圧直流電圧が変化
した場合、一対の低圧側電極板44の電圧が一対の高圧
側電極板43に高速に追従する。上述せる第5の本発明
によれば、高圧直流電圧が一定のときは、それぞれ第1
及び第2のコンデンサC、CA に充電が行われているた
め、一対の高圧側電極板43の電圧は高圧直流電圧に保
たれると共に、一対の低圧側電極板44の電圧はダイナ
ミックコンバーゼンス電圧に保たれる。又、第1及び第
2のコンデンサの容量を調整することによって、第1の
抵抗器R及び第1のコンデンサCから構成される第1の
時定数回路並びに第2の抵抗器RA 及び第2のコンデン
サCA から構成される第2の時定数回路の各時定数を等
しくすることができ、これによって、高圧直流電圧が低
下(又は上昇)したときは、それぞれ第1及び第2のダ
イオードD、DA が導通し、高圧直流電圧が上昇(又は
低下)したときは一対の低圧側電極板44及び一対の高
圧側電極板43の各電圧が同じ時定数を以て上昇(又は
低下)するので、その電圧差の変化は少なく、ミスコン
バーゼンスが生じ難く成る。即ち、一対の高圧側電極板
43に印加される高圧直流電圧が変化した場合、一対の
低圧側電極板44の電圧が一対の高圧側電極板43に高
速に追従する。
【0044】
【実施例】以下に、図面を参照して、本発明の実施例を
詳細に説明しよう。図1及び図2に実施例(1)を示
し、図3にその等化回路を示す。図1(A)はカラー陰
極線管の内部の側面図、図1(B)はその平面図、図2
はそのネック内装カーボン塗布部分を示す。この実施例
(1)は、アパーチャグリルを用いたインライン3ビー
ム型カラー陰極線管(トリニトロン)に本発明を適用し
た場合である。
【0045】互いに対向する一対のCシールド電極(高
圧側電極板)43と、その一対のCシールド電極43に
対向する如くその両外側に配された一対のCプレート電
極(低圧側電極板)44とを、一対のCシールド電極4
3間を中心電子ビーム(緑電子ビーム)が通過し、一対
のCシールド電極43及び一対のCプレート電極44間
に両側電子ビーム(赤及び青電子ビーム)が通過するよ
うにカラー陰極線管の管体6の内側に水平方向に配す
る。尚、ここでCはコンバーゼンスを意味する。又、こ
れら電極43、44から成るコンバーゼンス電極をプリ
ズム電極と呼ばれることがある。
【0046】数10MΩ程度(例えば、50MΩ程度以
下)の高抵抗器(抵抗体)R及び1kV程度以上の逆耐
圧を有するダイオードDを並列接続する。そして、ダイ
オードDのカソードを高圧直流電圧VH の印加される高
圧電極(アノード等)41に接続し、そのアノードを一
対のCプレート電極44に接続する。この場合、高抵抗
器RをCプレート電極44上に溶接する。ダイオードD
はCプレート電極44上に取り付けられる。
【0047】又、数10MΩ程度(例えば、50MΩ程
度以下)の高抵抗器(抵抗体)RA及び1kV程度以上
の逆耐圧を有するダイオードDA を並列接続する。そし
て、ダイオードDA のカソードを高圧電極41に接続
し、そのアノードを一対のCシールド電極43に接続す
る。この場合、高抵抗器RA をCシールド電極43上に
溶接する。ダイオードDはCシールド電極43上に取り
付けられる。
【0048】図2に示す如く、管体6の内側において、
ファンネル部からネック部にかけて内装カーボン(内側
導電層)16が被着され、これに高圧電圧(アノード電
圧)VH (例えば、30kV)が印加され、これにスプ
リング(弾性導電片)19を介して高圧電極41が接続
される。又、この内装カーボン16に対し、絶縁ギャッ
プ16gを介して、ネック部側の一部に、更に互いに分
離された、それぞれネックコンデンサC及びCA を構成
する内装カーボン(内側導電層)7A、7AAを被着形
成する。これら内装カーボン(内側導電層)7A、7A
aに対向して管体6の外側に外部電極(外側導電層)7
B、7BA を被着して、その間の管体6の部分を誘電体
とするネックコンデンサ(円筒状コンデンサ)(例え
ば、20pF程度の容量を有する)C、CA が形成され
る。そして、一対のCプレート電極44及び一対のCシ
ールド電極43が、それぞれスプリング(弾性導電層)
34、34A を介して、それぞれネックコンデンサC、
A の内側導電層7A、7A A に接続されている。
【0049】尚、Cプレート電極44及びCシールド電
極43は、ビードガラスによってパーツPに固定され、
更に、このパーツPは高圧電極41に溶接されるので、
ダイナミックコンバーゼンスのためのコンバーゼンス電
極は、電子銃本体に確実に固定される。又、Cプレート
電極44及びCシールド電極43は別体と成されている
ので、リボンリードで互いに接続されているが、これら
を一体化することも可能である。
【0050】そして、このネックコンデンサCの外側導
電層7Bに電源eよりのコンバーゼンス電圧VC
(〜)が印加され、又、ネックコンデンサCA の外側導
電層7B A は接地される。このコンバーゼンス電圧
C ′(〜)は、図18(A)に示す水平パラボラ波を
垂直パラボラ波で振幅変調して得た振幅の絶対値がΔV
(例えば、1kV)の被変調電圧に、その水平帰線区間
に垂直パラボラ波電圧を加算して得た図18(B)に示
す如き0V〜−ΔVの間でレベルの変化する電圧であ
る。このとき、若しダイオードDがない場合には、一対
のCプレート電極44に印加される電圧は、図18
(C)に示す如く交流クランプされた波形と成る。即
ち、垂直周期の成分が忠実に伝送されないことに成る。
そして、ダイオードDのカソードが一対のCシールド電
極43側と成るように、ダイオードDを高抵抗器Rに並
列に接続することによって、一対のCプレート電極44
に印加されるコンバーゼンス電圧VC (〜)は、図18
(D)に示す如くダイオードDによって高圧直流電圧V
H より高い部分が抑えられ、負側に押し下げられたレベ
ルがVH からVH −ΔVまで変化する電圧と成り、垂直
周期の成分も確実に伝送されることがわかる。尚、コン
デンサCに印加するコンバーゼンス電圧VC ′(〜)
は、図18(C)に示すような交流クランプされた電圧
でも良く、この場合も一対のCプレート電極44には図
18(D)に示す波形の電圧が印加されることに成る。
【0051】そして、ダイオードD、DA の特性を等し
く、高抵抗器R、RA の抵抗値を等しくし、且つ、コン
デンサC、CA の容量を等しく選定する。
【0052】高圧直流電圧VH が一定のときは、それぞ
れネックコンデンサC、CA に充電が行われているた
め、一対のCシールド電極43の電圧は高圧直流電圧V
H に保たれると共に、一対のCプレート電極44の電圧
はダイナミックコンバーゼンス電圧に保たれる。高圧直
流電圧VH が低下したときは、それぞれダイオードD、
A が導通するので、一対のCプレート電極44及び一
対のCシールド電極43の電圧差は一定と成り、ミスコ
ンバーゼンスは生じない。高圧直流電圧VH が上昇した
ときは、ネックコンデンサC、CA が高抵抗器R、RA
を通じて同じ時定数を以て充電されるので、一対のCプ
レート電極44及び一対のCシールド電極43の各電圧
が同じ時定数を持って上昇して、一対のCプレート電極
44及び一対のCシールド電極43の電圧差は一定と成
り、ミスコンバーゼンスは生じない。即ち、一対のCシ
ールド電極43に印加される高圧直流電圧VH が変化し
た場合、一対のCプレート電極44の電圧がCシールド
電極43に高速に追従する。
【0053】かくして、かかるダイナミックコンバーゼ
ンス装置によって、確実なダイナミックコンバーゼンス
を行うことができるので、偏向ヨークの磁界は斉一磁界
で良く、このためのカラー陰極線管の画面の周辺でのフ
ォーカスの劣化は無くなる。
【0054】上述したように、ネックコンデンサC、C
A 及び高抵抗器(高抵抗体)R、R A によりそれぞれ構
成される時定数回路の時定数を等しくしているが、その
ためにネックコンデンサC、CA の外装カーボン7B、
7BA の面積を可変することによって、その各容量を調
整して、両時定数が等しく成るように調整し得る。この
ネックコンデンサの調整を図4を参照して説明する。即
ち、外部電極アセンブリの回転方向を選定することによ
り、Cプレート電極44側のネックコンデンサC及びC
シールド電極43側のネックコンデンサCA の容量を、
それぞれ一方の容量を大きく、他方の容量を小さく、又
は、それぞれ一方の容量を小さく、他方の容量を大きく
するように互いに反対方向に増減することができる。
【0055】尚、図4のようなネックコンデンサC、C
A の自体の容量を調整する代わりに、これらコンデンサ
C、CA にリード線を介して外部コンデンサを接続する
ことで、間接的にその容量の調整を行うこともできる。
【0056】次に図5を参照して、実施例(2)の等価
回路を説明するも、図3の実施例(1)の等価回路と対
応する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
ダイオードD、DA の各アノードを互いに接続し、その
接続中点を抵抗器(抵抗体)(例えば、PCE)RX
通じて高圧電極41に接続する。この抵抗器RX はカラ
ー陰極線管の製造工程中のノッキング時に急激な大電流
が流れるのを阻止するためのものである。高圧電極41
には高圧直流電圧VH が与えられている。
【0057】ダイオードD、DA にはそれぞれ高抵抗器
R、RA が並列接続されている。ダイオードDのカソー
ドが一対のCプレート電極44に接続され、ダイオード
Aのカソードが一対のCシールド電極43に接続され
る。一対のCプレート電極44はネックコンデンサCを
通じて接地される。そして、電源eよりのコンバーゼン
ス電圧{図18(B)に示すコンバーゼンス電圧の逆相
の電圧}がネックコンデンサCA を通じて、一対のCシ
ールド電極43に与えられる。一対のCシールド電極4
3に与えれるコンバーゼンス電圧は、図5に波形を示す
ように高圧直流電圧VH より高い電圧{図18(D)に
示すコンバーゼンス電圧の逆相の電圧}である。
【0058】そして、ダイオードD、DA の特性を等し
く、高抵抗器R、RA の抵抗値を等しくし、且つ、コン
デンサC、CA の容量を等しく選定する。
【0059】高圧直流電圧VH が一定のときは、それぞ
れネックコンデンサC、CA に充電が行われているた
め、一対のCシールド電極43の電圧はダイナミックコ
ンバーゼンス電圧に保たれると共に、一対のCプレート
電極44の電圧は高圧直流電圧VH に保たれる。高圧直
流電圧VH が上昇したときは、それぞれダイオードD、
A が導通しするので、一対のCプレート電極44及び
Cシールド電極43の電圧差は一定と成り、ミスコンバ
ーゼンスは生じない。高圧直流電圧VH が低下したとき
は、ネックコンデンサC、CA が高抵抗器R、RA を通
じて同じ時定数を以て放電されるので、一対のCプレー
ト電極44及び一対のCシールド電極43の各電圧が同
じ時定数を持って低下し、一対のCプレート電極44及
び一対のCシールド電極43の電圧差は一定と成り、ミ
スコンバーゼンスは生じない。即ち、一対のCシールド
電極43に印加される高圧直流電圧VH が変化した場
合、一対のCプレート電極44の電圧が一対のCシール
ド電極43に高速に追従する。
【0060】図6に示すように、一対のCシールド電極
43と、その隣接電極であるフォーカス電極を同電位に
することによって形成されるメイン電子レンズによっ
て、カラー陰極線管の画面センターとコーナーでの各電
子ビームのスポットサイズの調整を行うダイナミックフ
ォーカスが可能と成る。
【0061】次に、図7、図8及び図9を参照して、実
施例(3)を説明する。先ず、図9の等価回路を説明す
るも、図3の実施例(1)の等価回路と対応する部分に
は同一符号を付して重複説明を省略する。ダイオードD
のカソードと、ダイオードD A のアノードを互いに接続
し、その接続中点を高圧電極41及びCシールド電極4
3に接続する。これら電極41、43には、高圧直流電
圧VH が印加される。ダイオードD、DA にはそれぞれ
高抵抗器R、RA を並列接続する。ダイオードDのアノ
ードを一対のCプレート電極44に接続する。コンバー
ゼンス電圧の電源eをそれぞれネックコンデンサC、C
A を通じて、それぞれダイオードDのアノード及びダイ
オードDA のカソードに接続する。そして、ダイオード
DのアノードとダイオードDA のカソードとの間に内蔵
コンデンサ(容量が500pFで、耐圧が1kV)CX
を接続する。
【0062】ネックコンデンサC、CA の接続中点Ta
におけるコンバーゼンス電圧の入力波形aは0V及び正
電圧間で変化するが、ダイオードDのアノード側の点T
bにおけるコンバーゼンス電圧の入力波形bは、入力波
形aが高圧直流電圧VH にクランプされた電圧と成り、
ダイオードDA のカソード側の点Tcにおけるコンバー
ゼンス電圧の入力波形cは高圧直流電圧VH に入力波形
aが上乗せされた電圧と成る。そして、内蔵コンデンサ
X には点Tb、Tcの各電圧の差の電圧で充電が行わ
れる。
【0063】次に、図7及び図8を参照して、実施例
(3)の構造を説明する。図7(A)はカラー陰極線管
の内部の側面図、図7(B)はその平面図、図8はその
ネック内装カーボン塗布部分を示す。50は浮電極で、
この浮電極50と一対のCプレート電極44との間に内
蔵コンデンサCX が接続されると共に、この浮電極50
と高圧電極41及びCシールド電極43との間に高抵抗
器RA 及びダイオードDA の並列回路が接続されてい
る。この浮電極50にはスプリング(弾性導電体)51
を通じて、ネックコンデンサCA より、点Taに入力波
形aのコンバーゼンス電圧が供給される。一対のCプレ
ート電極44は、スプリング(弾性導電体)34を通じ
て、ネックコンデンサCに接続される。
【0064】管体6の内側において、ファンネル部から
ネック部にかけて内装カーボン(内側導電層)16が被
着され、これに高圧直流電圧(アノード電圧)VH (例
えば、30kV)が印加され、これにスプリング(弾性
導電片)19を介して高圧電極41が接続される。又、
この内装カーボン16に対し、絶縁ギャップ16gを介
して、ネック部側の一部に、更に互いに分離された、そ
れぞれネックコンデンサC及びCA を構成する内装カー
ボン(内側導電層)7A、7AA を被着形成する。これ
ら内装カーボン(内側導電層)7A、7Aaに対向して
管体6の外側に外部電極(外側導電層)7B、7BA
被着して、その間の管体6の部分を誘電体とするネック
コンデンサ(円筒状コンデンサ)(例えば、20pF程
度の容量を有する)C、CA が形成される。そして、一
対のCプレート電極44及び一対のCシールド電極43
が、それぞれスプリング(弾性導電層)34、51を介
して、それぞれネックコンデンサC、CA の内側導電層
7A、7AA に接続されている。
【0065】ダイオードD、DA の特性を等しく、抵抗
器R、RA の抵抗値を等しく、コンデンサC、CA の容
量を等しくし、内蔵コンデンサCX の容量をコンデンサ
C、CA の容量より十分大きく選定する。
【0066】内蔵コンデンサCX に対し、その両端T
b、Tcに得られる入力波形b、cのコンバーゼンス電
圧の差の電圧に充電が行われ、高圧直流電圧VH が一定
のときは、Cシールド電極43の電圧は高圧直流電圧V
H に保たれると共に、Cプレート電極44の電圧はダイ
ナミックコンバーゼンス電圧に保たれる。高圧直流電圧
H が上昇したときは、ダイオードDA が導通状態と成
るが、内蔵コンデンサC X の容量が大きいので、一対の
Cプレート電極44の電圧も高圧直流電圧VH の上昇に
追従して上昇するので、Cプレート電極44及びCシー
ルド電極43の電圧差は一定と成り、ミスコンバーゼン
スは生じない。高圧直流電圧VH が低下したときは、ダ
イオードDが導通するので、Cプレート電極44及びC
シールド電極43の電圧差は一定と成り、ミスコンバー
ゼンスは生じない。
【0067】次に、図10を参照して、実施例(4)等
価回路を説明する。この実施例はダイナミッククランプ
方式を採用している。ダイオードDのカソードを一対の
Cプレート電極44に接続すると共に、ダイオードDA
のカソードを、高圧直流電圧VH の与えれている高圧電
極41及び一対のCシールド電極43に接続する。ダイ
オードD、DA にそれぞれ高抵抗器R、RA を並列接続
する。又、ダイオードDX を設け、そのアノードを一対
のCプレート電極44に接続し、そのカソードを高圧電
極41及び一対のCシールド電極43に接続する。そし
て、電源eよりの入力波形aのコンバーゼンス電圧{図
18(B)}をネックコンデンサCの外側導電層に印加
し、その内側導電層を一対のCプレート電極44に接続
そると共に、電源e′よりの入力波形a′のクランプパ
ルス電圧(カラー陰極線管に対する偏向回路の水平信号
に同期したパルス電圧)を、コンバーゼンスCA の外側
導電層に印加し、その内側導電層をダイオードD、DA
の各アノードの接続中点に接続する。ネックコンデンサ
Cの容量は、例えば、30pF以下程度、コンデンサC
A の容量は、5pF以下程度で、後者の容量は前者の容
量に比べて小さく選定されている。
【0068】ダイオードD、DA の特性を等しく、抵抗
器R、RA の抵抗値を等しく、コンデンサCA の容量は
コンデンサCの容量より小さく選定する。
【0069】高圧直流で電圧VH が一定のときは、一対
のCシールド電極43の電圧は高圧直流電圧VH に保た
れると共に、一対のCプレート電極44の電圧はダイナ
ミックコンバーゼンス電圧に保たれる。高圧直流電圧V
H が低下すると、ダイオードDX が導通するので、一対
のCプレート電極44及び一対のCシールド電極43の
電圧差は一定と成り、ミスコンバーゼンスは生じない。
高抵抗器RA 及びコンデンサ一対のCA から成る時定数
回路の時定数が、高抵抗器R及びコンデンサ一対のCか
ら成る時定数回路の時定数より多少小さく設定されてい
るので、高圧直流電圧VH が上昇すると、コンデンサ一
対のCA に対し抵抗器RA を通じて充電が行われて、ダ
イオードD、DA のアノードの電圧がある電圧(高圧直
流電圧V H より僅か低い電圧)に上昇し、電源e′より
のクランプパルス電圧が到来して、そのダイオードD、
A のアノードの電圧が更に上昇すると、ダイオード
D、DA が共に導通して、一対のCプレート電極44及
び一対のCシールド電極43の電圧差は一定と成り、ミ
スコンバーゼンスは生じない。即ち、一対のCシールド
電極43に印加される高圧直流電圧VH が変化した場
合、一対のCプレート電極44の電圧が一対のCシール
ド電極43に高速に追従する。
【0070】次に、図11を参照して、実施例(5)の
等価回路を説明する。この実施例はダイオードブリッジ
を用いてアナログスイッチングを行うダイナミッククラ
ンプ方式を採用している。ダイオードDのカソードを一
対のCプレート電極44に接続すると共に、ダイオード
A のカソードを高圧直流電圧VH が与えられる高圧電
極41及び一対のCシールド電極43に接続する。ダイ
オードD、DA と同様の高逆耐圧のダイオードDX 、D
Y を設け、ダイオードDX のアノードを一対のCプレー
ト電極44に接続すると共に、ダイオードDY のアノー
ドを高圧電極41及び一対のCシールド電極43に接続
する。ダイオードD、DA 、DX 、DYにはそれぞれ高
抵抗器R、RA 、RX 、RY が並列接続されている。
【0071】そして、電源eよりの入力波形Cのダイナ
ミックコンバーゼンス電圧を、ネックコンデンサCの外
側導電層に印加し、その内側導電層を一対のCプレート
電極44に接続する。又、電源eA 、eB よりのそれぞ
れ入力波形A、Bの水平周期の相補型クランプパルス電
圧(カラー陰極線管に対する偏向回路の水平信号に同期
したパルス電圧)を、それぞれネックコンデンサCX
A の外側導電層に印加し、その各内側導電層をダイオ
ードDX 、DY の各カソードの接続中点及びダイオード
D、DA の各アノードの接続中点にそれぞれ接続する。
【0072】ダイオードD、DA 、DX 、DY は同じ特
性を有し、高抵抗器R、RA 、RX、RY は同じ抵抗値
を値を有し、コンデンサCA 、CX の容量は略等しく、
コンデンサCの容量より多少小さく成るように選定す
る。
【0073】高圧直流で電圧VH が一定のときは、一対
のCシールド電極43の電圧は高圧直流電圧VH に保た
れると共に、一対のCプレート電極44の電圧はダイナ
ミックコンバーゼンス電圧に保たれる。高抵抗器RA
びコンデンサ一対のCA から成る時定数回路の時定数
が、高抵抗器R及びコンデンサ一対のCから成る時定数
回路の時定数より多少小さく設定されているので、高圧
直流電圧VH が上昇すると、コンデンサ一対のCA に対
し抵抗器RA を通じて充電が行われて、ダイオードD、
A のアノードの電圧がある電圧(高圧直流電圧VH
り僅か低い電圧)に上昇し、電源eB よりの第1のクラ
ンプパルス電圧Bが到来して、そのダイオードD、DA
のアノードの電圧が更に上昇すると、ダイオードD、D
A が共に導通して、一対のCプレート電極44及び一対
のCシールド電極43の電圧差は一定と成り、ミスコン
バーゼンスは生じない。高抵抗器RY 及びコンデンサ一
対のCX から成る時定数回路の時定数が、高抵抗器R及
びコンデンサ一対のCから成る時定数回路の時定数より
多少小さく設定されているので、高圧直流電圧VH が低
下すると、コンデンサ一対のCX に対し抵抗器RA を通
じて放電が行われて、ダイオードD、DA のアノードの
電圧がある電圧(高圧直流電圧VH より僅か低い電圧)
に低下し、電源eA よりの第2のクランプパルス電圧A
が到来して、そのダイオードDX 、DY のカソードの電
圧が更に低下すると、ダイオードDX 、DY が共に導通
して、一対のCプレート電極44及び一対のCシールド
電極43の電圧差は一定と成り、ミスコンバーゼンスは
生じない。即ち、一対のCシールド電極43に印加され
る高圧直流電圧VH が変化した場合、一対のCプレート
電極44の電圧が一対のCシールド電極43に高速に追
従する。
【0074】この実施例では、クランプ期間以外の一対
のCプレート電極44の電圧は、高圧直流電圧VH に対
して正負の極性制限がなく、図12に示すように、入力
波形A、B、Cの相補型クランプパルス電圧及びダイナ
ミックコンバーゼンス電圧も可能と成り、即ち、コンバ
ーゼンス補正状態は無補正状態から補正分を正負に振り
分けることが可能に成り、コンバーゼンス調整の自由度
が高く成る。
【0075】
【発明の効果】上述せる本発明によれば、カラー陰極線
管の画面の周辺での電子ビームのスポット歪みが減少
し、フォーカシングが良好と成り、電子ビームのフォア
ーカシング手段に流すフォーカシング電流が少なくて済
み、コンバーゼンスの微調が容易と成り、マルチスキャ
ンモニタへの採用が容易であり、局部的な電圧波形整形
が容易であり、しかも、低圧側電極板3、4における高
圧追従性の悪化によるミスコンバーゼンスの発生を回避
することのできるダイナミックコンバーゼンス装置を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例(1)を示すカラー陰極線管の
一部の断面図
【図2】実施例(1)を示すカラー陰極線管の一部の断
面図
【図3】実施例(1)の等価回路を示す回路図
【図4】ネックコンバーゼンスの調整の説明図
【図5】実施例(2)の等価回路を示す回路図
【図6】実施例(2)の一部を示す線図
【図7】実施例(3)を示すカラー陰極線管の一部の断
面図
【図8】実施例(3)を示すカラー陰極線管の一部の断
面図
【図9】実施例(3)の等価回路を示す回路図
【図10】実施例(4)の等価回路を示す回路図
【図11】実施例(5)の等価回路を示す回路図
【図12】タイミングチャート
【図13】従来例を示すカラー陰極線管の一部の断面図
【図14】従来例の等価回路を示す回路図
【図15】ミスコンバーゼンスを示す曲線図
【図16】先行例(1)を示すカラー陰極線管の一部の
断面図
【図17】先行例(1)の等価回路を示す回路図
【図18】先行例(1)の動作説明に供する波形図
【図19】先行例(2)の等価回路を示す回路図
【図20】先行例(3)を示すカラー陰極線管の一部の
配置図
【図21】先行例(3)のシールド電極を示す各図
【符号の説明】
D、D1 、D2 、DX 、DY 、DZ ダイオード R、RA 、RY 、RZ 高圧抵抗器 C、C1 、C2 、CX 、CA 、CB 、CC ネックコンデンサ e、e1 、e2 変調電圧源 41 高圧電極 43 一対のCシールド電極 44 一対のCプレート電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村山 裕 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 特開 昭49−46645(JP,A) 特開 昭49−98573(JP,A) 特開 昭55−20633(JP,A) 特開 平6−165195(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 9/28

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向する一対の高圧側電極板と、
    該一対の高圧側電極板に対向する如くその両外側に配さ
    れた一対の低圧側電極板とを、上記一対の高圧側電極板
    間を中心電子ビームが通過し、上記一対の高圧側電極板
    及び上記一対の低圧側電極板間を両側電子ビームが通過
    するようにカラー陰極線管の管体の内側に水平方向に配
    し、 第1の高抵抗器及び第1のダイオードの並列回路の該第
    1のダイオードのアノード(又はカソード)側の一端を
    上記一対の低圧側電極板側に共通に接続し、 第2の高抵抗器及び第2のダイオードの並列回路の該第
    2のダイオードのアノード(又はカソード)側の一端を
    上記一対の高圧側電極板側に共通に接続し、 高圧直流電圧を上記第1及び第2のダイオードのカソー
    ド(又はアノード)に共通に印加し、 水平パラボラ波が垂直パラボラ波によって振幅変調され
    て得られた被変調電圧の水平帰線区間に垂直パラボラ波
    電圧を加算して得たコンバーゼンス電圧の得られる電源
    の一端を、第1のコンデンサを通じて上記一対の低圧側
    電極板(又は高圧側電極板)に共通に接続すると共にそ
    の他端を接地し、 上記一対の高圧側電極板(又は低圧側電極板)と接地と
    の間に第2のコンデンサを接続して成り、 上記第1及び第2のコンデンサの容量を等しく、且つ、
    上記第1及び第2の抵抗器の抵抗値を等しく選定したこ
    とを特徴とするダイナミックコンバーゼンス装置。
  2. 【請求項2】 互いに対向する一対の高圧側電極板と、
    該一対の高圧側電極板に対向する如くその両外側に配さ
    れた一対の低圧側電極板とを、上記一対の高圧側電極板
    間を中心電子ビームが通過し、上記一対の高圧側電極板
    及び上記一対の低圧側電極板間を両側電子ビームが通過
    するようにカラー陰極線管の管体の内側に水平方向に配
    し、 第1の高抵抗器及び第1のダイオードの並列回路の該第
    1のダイオードのアノード側の一端を上記一対の低圧側
    電極板側に共通に接続し、 第2の高抵抗器及び第2のダイオードの並列回路の該第
    2のダイオードのアノード側の一端を上記一対の高圧側
    電極板側に共通に接続し、 高圧直流電圧を上記一対の高圧側電極板に共通に印加
    し、 上記水平パラボラ波が垂直パラボラ波によって振幅変調
    されて得られた被変調電圧の水平帰線区間に垂直パラボ
    ラ波電圧を加算して得たコンバーゼンス電圧の得られる
    電源を、第1のコンデンサを通じて上記一対の低圧側電
    極板に共通に接続すると共に、第2のコンデンサを通じ
    て上記第2のダイオードのカソードに接続し、 上記第1のダイオードのアノード及び上記第2のダイオ
    ードのカソード間に第3のコンデンサを接続して成り、 上記第1及び第2のコンデンサの容量を等しく、且つ、
    上記第3のコンデンサの容量を上記第1及び第2のコン
    デンサの容量より大きく選定したことを特徴とするダイ
    ナミックコンバーゼンス装置。
  3. 【請求項3】 互いに対向する一対の高圧側電極板と、
    該一対の高圧側電極板に対向する如くその両外側に配さ
    れた一対の低圧側電極板とを、上記一対の高圧側電極板
    間を中心電子ビームが通過し、上記一対の高圧側電極板
    及び上記一対の低圧側電極板間を両側電子ビームが通過
    するようにカラー陰極線管の管体の内側に水平方向に配
    し、 第1の高抵抗器及び第1のダイオードの並列回路の該第
    1のダイオードのカソード側の一端を上記一対の低圧側
    電極板側に共通に接続し、 第2の高抵抗器及び第2のダイオードの並列回路の該第
    2のダイオードのカソード側の一端を上記一対の高圧側
    電極板側に共通に接続し、 第3のダイオードのアノードを上記一対の低圧側電極板
    に、そのカソードを上記高圧側電極板にそれぞれ接続
    し、 高圧直流電圧を上記一対の高圧側電極板に印加し、 水平パラボラ波を垂直パラボラ波によって振幅変調して
    得た被変調電圧の水平帰線区間に垂直パラボラ波電圧を
    加算して得たコンバーゼンス電圧の得られる電源を、第
    1のコンデンサを通じて、上記一対の低圧側電極板に共
    通に接続し、 上記第1及び第2のダイオードを導通し易くさせる極性
    の水平周期のクランプパルス電圧の得られる電源を第2
    のコンデンサを通じて、上記第1及び第2のダイオード
    のアノードに共通に接続し、 上記第1及び第2の抵抗器の抵抗値を等しく、上記第2
    のコンデンサの容量を上記第1のコンデンサの容量より
    僅か小さく選定することを特徴とするダイナミックコン
    バーゼンス装置。
  4. 【請求項4】 互いに対向する一対の高圧側電極板と、
    該一対の高圧側電極板に対向する如くその両外側に配さ
    れた一対の低圧側電極板とを、上記一対の高圧側電極板
    間を中心電子ビームが通過し、上記一対の高圧側電極板
    及び上記一対の低圧側電極板間を両側電子ビームが通過
    するようにカラー陰極線管の管体の内側に水平方向に配
    し、 第1の高抵抗器及び第1のダイオードの並列回路の該第
    1のダイオードのカソード側の一端を上記一対の低圧側
    電極板側に共通に接続し、 第2の高抵抗器及び第2のダイオードの並列回路の該第
    2のダイオードのカソード側の一端を上記一対の高圧側
    電極板側に共通に接続し、 第3の高抵抗器及び第3のダイオードの並列回路の該第
    3のダイオードのアノード側の一端を上記一対の低圧側
    電極板側に共通に接続し、 第4の高抵抗器及び第4のダイオードの並列回路の該第
    4のダイオードのアノード側の一端を上記一対の高圧側
    電極板側に共通に接続し、 上記第3及び第4のダイオードの各カソードを互いに接
    続し、 高圧直流電圧を上記一対の高圧側電極板に印加し、 上記水平パラボラ波を垂直パラボラ波によって振幅変調
    して得た被変調電圧の水平帰線区間に垂直パラボラ波電
    圧を加算して得たコンバーゼンス電圧の得られる電源
    を、第1のコンデンサを通じて上記一対の低圧側電極板
    に共通に接続し、 上記第1及び第2のダイオードを導通し易くさせる極性
    の水平周期の第1のクランプパルス電圧の得られる電源
    を、上記第2のコンデンサを通じて上記第1及び第2の
    ダイオードのアノードに共通に接続し、 上記第3及び第4のダイオードを導通し易くさせる極性
    の水平周期の第2のクランプパルス電圧の得られる電源
    を、上記第3のコンデンサを通じて上記第3及び第4の
    ダイオードのカソードに共通に接続し、 上記第1及び第2の抵抗器の抵抗値を等しく、上記第3
    及び第4の抵抗器の抵抗値を等しく、上記第2及び第3
    のコンデンサの容量を上記第1のコンデンサの容量より
    僅か小さく選定することを特徴とするダイナミックコン
    バーゼンス装置。
  5. 【請求項5】互いに対向する一対の高圧側電極板と、該
    一対の高圧側電極板に対向する如くその両外側に配され
    た一対の低圧側電極板とを、上記一対の高圧側電極板間
    を中心電子ビームが通過し、上記一対の高圧側電極板及
    び上記一対の低圧側電極板間を両側電子ビームが通過す
    るようにカラー陰極線管の管体の内側に水平方向に配
    し、 第1の高抵抗器及び第1のダイオードの並列回路の該第
    1のダイオードのアノード(又はカソード)側の一端を
    上記一対の低圧側電極板側に共通に接続し、 第2の高抵抗器及び第2のダイオードの並列回路の該第
    2のダイオードのアノード(又はカソード)側の一端を
    上記一対の高圧側電極板側に共通に接続し、 高圧直流電圧を上記第1及び第2のダイオードのカソー
    ド(又はアノード)に共通に印加し、 水平パラボラ波が垂直パラボラ波によって振幅変調され
    て得られた被変調電圧の水平帰線区間に垂直パラボラ波
    電圧を加算して得たコンバーゼンス電圧の得られる電源
    の一端を、第1のコンデンサを通じて上記一対の低圧側
    電極板(又は高圧側電極板)に共通に接続すると共に、
    その他端を接地し、 上記一対の高圧側電極板(又は低圧側電極板)と接地と
    の間に第2のコンデンサを接続して成り、 上記第1及び第2のコンデンサの容量を調整して、時定
    数を調整し得るようにしたことを特徴とするダイナミッ
    クコンバーゼンス装置。
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