JP3230209B2 - 穀粒の整粒率判定装置 - Google Patents

穀粒の整粒率判定装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、穀粒の品質を判別して
整粒の割合つまり整粒率を算出する穀粒の整粒率判定装
置に関し、例えば、選別機にこの整粒率判定装置を組み
付けて、整粒率つまり選別率を表示したり、整粒率判定
装置で演算した整粒率を選別率の制御データとして利用
したりする。
【0002】
【従来の技術】玄米の品質判別装置としては、特開平6
2−150141号公報や特開平2−147844号公
報に記載された構造のものが知られている。これらの品
質判別装置では、各玄米一粒毎に光を照射し、拡散透過
光量及び拡散反射光量を可視光と赤外光など二波長の光
量で測定し、この測定値をデジタル処理し、演算装置で
記憶している品質データと比較して各玄米の品質を判別
するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の玄米品質判別装
置は、多数の測定データほ読み込んで演算処理するよう
にしているため、測定のためのセンサを多く要し、演算
や記憶のための素子や回路も多く必要としているため、
装置が複雑で高価なものとなっていた。そこで、本発明
では、測定データを少なくしながらも正確に整粒率を演
算する穀粒の整粒率判定装置を供給することを課題す
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】穀粒の移動径路を挟んで
発光体8と受光量検出センサ9を設け、この受光量検出
センサ9で測定する穀粒の透過光量データを演算装置2
0に読み込んで穀粒の品質を判別して整粒率Rを算出す
る穀粒の整粒率判定装置において、穀粒の透明度Pと穀
粒の透過光量パターンによって決まる透明度指数TNと
平均透過光量PM及び穀粒幅DTを加重平均して各穀粒
の総合評価点TENを一定サンプル数算出するととも
に、予め実験により求める各総合評価点TEN毎の整粒
率データを利用して、一定サンプル数の各総合評価点T
ENから各整粒率を個々に算出し、この平均値を集計演
してサンプル穀粒群全体の整粒率を判定する構成とし
た。又、穀粒の移動径路を挟んで発光体8と受光量検出
センサ9を設け、この受光量検出センサ9で測定する穀
粒の透過光量データを演算装置20に読み込んで穀粒の
品質を判別して整粒率Rを算出する穀粒の整粒率判定装
置において、穀粒の平均透明度DPMと穀粒の幅DTか
ら明らかに整粒と判断出来るものの穀粒幅DTを集計し
て平均値DTMを算出し、以後この穀粒平均幅DTMを
整粒の評価基準とし、該穀粒平均幅DTMと同幅以上の
ものの穀粒数とサンプル穀粒数の割合によって整粒率を
判定する構成とした。
【0005】
【発明の作用及び効果】前項の構成によれば、穀粒の透
過光量データを処理して得られる各穀粒の総合評価点T
ENによって、直ちに整粒とか未熟米とかに判断せずに
統計的に求めた各評価点TEN毎の整粒率データを用い
て各穀粒毎の整粒率を集計して全体の整粒率Rとして演
算したので、より正確な整粒率Rを求めることができ、
選別機の選別率制御用データとして信頼できる。後項の
構成によれば、整粒の評価基準とする穀粒幅DMTを所
定の一定値とすることなく、実際に測定中の穀粒幅DT
のデータから平均透明度DPMと穀粒幅DTを見て明ら
かに整粒と判断できるものの穀粒幅DTを集計平均して
基準穀粒幅DMTとしているので、穀粒の種別等による
基準値の違いを修正してより正確な整粒率Rを演算で
き、得られた整粒率Rが選別機の選別率制御用データと
して信頼できる。
【0006】
【実施例】本実施例に示す整粒率判定装置は、図6と図
7に示す如く、直方体状のケース1を四本の支脚2で支
持していて、上部にはサンプル穀粒を供給するホッパー
3を設け、下部から側方へ向けて測定済の穀粒を排出す
る取出シュート4を設けている。
【0007】ケース1の内部中央には、モータ5で回転
する送り円盤6を水平状態で回転するように設けてい
る。送り円盤6は透明の板で、外周縁には穀粒の長手方
向を放射方向へ向けるようV字状の凹溝7を所定間隔で
全周にわたって設けている。又、この送り円盤6の周縁
には、凹溝7を上下から挾み込むように4個の穀粒測定
器S1,S2,S3,S4を設けている。
【0008】穀粒測定器S1,S2,S3,S4は図8
に示すように、下側に発光体8を設け、この発光体8か
ら出た光が送り円盤6の凹溝7を上方へ透過するように
し、上側に設けた受光量検出センサ9で透過した光量を
測定するようにしている。各穀粒測定器S1,S2,S
3,S4は、発光体8と受光量検出センサ9を円盤6の
回転方向に向かって順次凹溝7の中央、中央、外側、内
側にして穀粒の位置が凹溝7の中央から外側あるいは内
側にずれた場合にも、どれかの穀粒測定器が穀粒の中央
部を測定できるようにしている。
【0009】又、送り円盤6の凹溝7上方位置には前記
サンプル粒の供給ホッパー3の供給口10が開口し、穀
粒を凹溝7内へ一粒ずつ供給するようにしている。さら
に、取出シュート4の受口11が送り円盤6の外周下方
に開口し、この近くで送り円盤6の凹溝7を掃くように
回転させるブラシ12で凹溝7内の穀粒を取出シュート
4の受口11内へ落下させて外部へ排出するようにして
いる。各穀粒測定器S1,S2,S3,S4で測定する
透過光量は、図9に示す如く電圧変化として測定され
る。D1,D2,D3等同一符号を付した波形が同一穀
粒を測定したものである。この測定値は、穀粒が存在し
て光をさえぎると高い電圧値を示すようにしている。同
一穀粒を測定した透過光量の波形では、幅が最も広いも
のが穀粒の中央を測定したものと判断できる。
【0010】穀粒の透過光量の波形を拡大したものが図
10である。整粒は穀粒の中央部が半透明となっている
ため、中央が凹んだ波形となる。穀粒の波形の代表的な
ものと透明度指数TNとの関係は図11に示す如く演算
によって決定する。透過光量の波形が台形あるいは山型
のものは、穀粒の中央部が白濁あるいは着色したもの
で、乳白米、青米、着色米等の場合にこのようになる。
このとき透明度指数TNは0とする。透過光量Dの波形
が中央に1つの谷を形成した形状の場合には、穀粒の中
央部が透明となっているもので整粒の可能性が高く、透
明度指数TNを1とする。透過光量Dの波形が谷を2つ
形成した形状の場合には、穀粒の中央部は全体的に透明
であるが一部に白濁した部分がある状態で、これも整粒
の可能性が高く、透明度指数TNを2とする。
【0011】制御関係のブロック図と概略のフローチャ
ート図は、図1と図2に示す如くしている。まず図1の
ブロック図で、中央演算装置20には、電源スイッチ2
1のON・OFF信号が入り、穀粒品種設定スイッチ2
2から例えばうるち玄米、酒米、麦等の選択信号が入
り、穀粒測定器S1,S2,S3,S4から測定した透
過光量Dが入る。中央演算装置20では、各種演算が行
われて、そのデータが大容量記憶装置SRAM23に入
力され、別の記憶装置ROM24に記憶された判別デー
タや等級データから必要データが取り出され、整粒率表
示部25に演算した結果が表示される。
【0012】制御の概略は、図2のフローチャート図に
示す如く、各穀粒について穀粒横断各位置における透過
光量Dを読み込み、この穀粒横断測定に要する時間Tを
積算し、透過光量Dを積算して、各穀粒の測定が終了す
る毎に、透明度指数TNと透明度Pを決定し、透過光量
平均値PMを算出して、SRAM23にその値を記憶す
る。この処理が穀粒500個について終了すると、整粒
率Rを算出し、ROM24の等級基準と比較して整粒率
と等級が表示される。次に、図3,図4,図5のフロー
チャート図で制御の詳細を説明する。1つの穀粒に対し
て、透明度Pと透明度指数TNと平均透過光量PM及び
穀粒幅DTのデータを取り出すのであるが、その制御は
次の如く行う。制御を開始すると、まず、穀粒の透過光
量Dを測定中か否かを示すインプットモードIMを0と
する。(ステップ101)IM=0ならば、穀粒を測定
していない状態で、IM=1ならば測定中であることを
示す。
【0013】次に、透過光量Dを読み込む。(ステップ
102)透過光量DとインプットモードIMの判断(ス
テップ103,104)で、凹溝7内の穀粒が穀粒測定
器S1に達するまでは穀粒の透過光量Dを計測していな
いので、D=0 IM=0で、透過光量Dの読み込みに
戻る。IM=1、つまり穀粒の透過光量Dを計測中なら
ば、例えD=0となっても次の処理に移行する。最初に
D≠0となれば、穀粒の透過光量Dの計測開始と判断し
てIM=1とした(ステップ108)後にこの時間をデ
ータ取り開始時間として記憶し(ステップ109)、変
数カウントを初期条件に設定する。(ステップ110)
変数カウントの初期化は、まず透過光量Dが増加中か減
少中かを表す山・谷数M・Vを0とする。この山・谷数
M・Vは偶数であれば透過光量Dが増加中であり、奇数
であれば減少中であることを表す。次に、最高値DTと
最低値DBとを0とし、透過光量Dの集積値ΣDを0と
する。さらに、透明度Pは無限大としておく。インプッ
トモードIMが1の場合には、この変数カウントを初期
化するステップを飛ばすことになる。
【0014】次のステップ(111)では、透過光量集
積値ΣDに現在読み込んでいる透過光量Dを加算してい
く。その後、現在時間をデータ最終時間として記憶す
る。(ステップ112)次のステップ(113)では山
・谷数M・Vが偶数か奇数かの判断を行う。最初はM・
V=0としていたので偶数と判断される。この山・谷数
M・Vが偶数の場合には、透過光量Dが増加中の場合
で、前回最高値DTとして貯えた値と読み込んだ透過光
量Dを比較して(ステップ114)、DT<Dの判断が
YESとなってやはり増加中であればDTに今回の読み
込み値Dを置き換えて(ステップ115)最初の透過光
量Dの読み込みステップに戻り、DT<Dの判断がNO
となって減少に転じていれば山・谷数M・Vに1を加え
て奇数とした(ステップ117)後、前回の読み込み値
DTを最低値DBに貯えて(ステップ118)最初の透
過光量Dの読み込み(ステップ102)に戻る。
【0015】山・谷数M・Vが偶数かどうかの判断(ス
テップ113)で奇数と判断されれば、透過光量Dが減
少中の場合で、前回に最低値DBへ貯えた値と読み込ん
だ透過光量Dを比較(ステップ119)して、DB>D
の判断でYESとなってやはり減少中であれば最低値D
Bに今回の読み込み値Dを置き換えて(ステップ12
0)最初の透過光量Dの読み込み(ステップ102)に
戻り、DB<Dの判断がNOで増加に転じていれば山・
谷数M・Vに1を加えて偶数とし、最高値DTを読み込
み値Dにする。(ステップ122)さらに前回の最低値
DBに貯えた値が透明度Pの値よりも小さければ、その
最低値DBの値を透明度Pに置き換えた(ステップ12
3,124)後に、最初の透過光量Dの読み込み(ステ
ップ102)に戻ることになる。透過光量Dを読み込ん
だ後に現在時間からデータ取り開始時間を減算して計測
時間Tを算出し(ステップ105)その計測時間Tが所
定の範囲内であることを確認した(ステップ106)後
に、山・谷数M・Vが偶数かどうかの判断(ステップ1
13)に進む。
【0016】以上のデータ処理ステップを継続して穀粒
の計測時間Tが最高値TMAXを越えると1つの穀粒の
データ取込処理が終了したものと判断して最後のデータ
処理ステップへ進むことになる。(ステップ106)ま
ず、山・谷数M・Vを用いて透明度指数TNを次式で算
出する。(ステップ125) TN=M・V/2(少数点以下切り捨て) 次の判断(ステップ126)でTN=0の場合、つまり
谷が無い場合には、最高値DTの値を透明度Pとし(ス
テップ127)、TN≠0の場合には、最低値DBの値
を透明度Pとする。(ステップ130)
【0017】次に、データ最終時間からデータ取り開始
時間を差し引いて穀粒の計測時間Tを算出(ステップ1
28)し、透過光量集積値ΣDをこの穀粒の計測時間T
で割って平均透過光量PMを算出する。(ステップ12
9) PM=ΣD/T 以上のデータ処理によって、各穀粒測定器S1,S2,
S3,S4から透明度P、透明度指数TN、平均透過光
量PM及び穀粒計測時間Tの4種類のデータが得られ
る。穀粒測定器S1,S2,S3,S4は4個あるが、
最初に穀粒を測定する穀粒測定器S1は穀粒の存在を確
認するために使用し、残りの穀粒測定器S2,S3,S
4から得られる1つの穀粒に対して合計12種類のデー
タを穀粒500粒について集めた(ステップ130)後
に、次の如く処理して整粒率Rを算出する。
【0018】まず、穀粒の透明部分の特徴から決まる透
明度指数TNと透明度Pを用いて補正透明値DTNを決
定する。 DTN=15 (TN≧2のとき) DTN=60+(P−100)×0.6 (TN=1のとき) DTN=120 (TN=0のとき) 次に、平均透過光量PMを用いて、補正平均透過光量D
PMを算出する。 DPM=PM×0.63 さらに、波形の測定時間Tを穀粒の幅としてデジタル化
し、その値を穀粒幅DTとする。(ステップ131) DT=T 以上の補正により、1つの穀粒に対して3つの穀粒測定
器S2,S3,S4から次の如く合計9種類のデータが
得られることになる。 S2−−−DTNS2,DPMS2,DTS2 S3−−−DTNS3,DPMS3,DTS3 S4−−−DTNS4,DPMS4,DTS4
【0019】次に、穀粒幅DTが最も大きな値となるデ
ータが穀粒の中央部を測定している穀粒測定器S2で測
定された場合には、データを次の如くさらに絞り込む。
つまり、 DTS2≧DTS3,DTS2≧DTS4,DTS2≧25 DTS3≧25 AND DTS3≧DTS2×0.6 DTS4≧25 AND DTS4≧DTS2×0.6 の場合には、 DTN=(DTNS3−DTNS2)×(DTS3/DTS2)2 /2+ (DTNS4−DTNS2)×(DTS4/DTS2)2 /2 +DTNS2 DPM=(DPMS3−DPMS2)×(DTS3/DTS2)2 /2+ (DPMS4−DPMS2)×(DTS4/DTS2)2 /2 +DPMS2 DT=DTS2 とする。
【0020】凹溝7の外側あるいは内側の一方で穀粒が
測定されなかった状態で例えば、内側を測定する穀粒測
定器S4の出力が零か僅かの場合、つまり、 DTS2≧DTS3,DTS2≧DTS4,DTS2≧25 DTS3≧25 AND DTS3≧DTS2×0.6 DTS4<25 OR DTS4<DTS2×0.6 の場合には、 DTN=(DTNS3−DTNS2)×(DTS3/PTS2)2 /2 +DTNS2 DPM=(DPMS3−DPMS2)×(DTS3/PTS2)2 /2 +DPMS2 DT=DTS2 とする。
【0021】凹溝7の内側と外側の両方で穀粒をほとん
ど検出できない場合、つまり、 DTS2≧DTS3,DTS2≧DTS4,DTS2≧25 DTS3<25 OR STS3<DTS2×0.6 DTS4<25 OR STS4<DTS2×0.6 の場合には、 DTN=DTNS2 DPM=DTMS2 DT=DTS2 とする。以上は、凹溝7の中央を測定している穀粒測定
器S2が穀粒幅DTの最大を測定した場合であるが、内
側あるいは外側の穀粒測定器S3,S4が穀粒幅DTの
最大値を測定した場合にも同様にデータを絞り込む。
【0022】このようにして1つの穀粒に対して、補正
透明値DTN、補正平均透過光量DPM、穀粒幅DTの
3種類のデータが得られることになる。次に、このよう
にして得られた穀粒500粒の内で明らかに整粒である
ものの穀粒幅DTの平均値DTMを求める。(ステップ
132)ここで整粒とは、 DPM≦30 AND 25≦DT<100 の条件を満たすものを言う。 DTM=Σ穀粒幅DT/整粒数 この整粒の平均幅DTMを用いて、各穀粒の総合評価点
TENを次式で求める。(ステップ133)
【0023】TEN={DTN+DPM+(DTM/D
T−0.6 )×80}/3図12は横軸に示す総合評価点に対して、上記サンプル
500粒の各粒の総合評価点の粒数を縦軸に表示し、更
に、この各評価点毎の各穀粒を目視によって整粒と未熟
粒と死米とに判別して整粒を白地で未熟粒を粗い斜線で
死米を密な斜線で表示したものである。 この図12のデ
ータから、図13を求める。即ち、横軸に示す総合評価
点毎の整粒率と未熟粒率とを夫々縦軸に表示し折線グラ
フで表示してあり、実験値を処理した整粒率データとな
るものである。 この図13において例えば総合評価点T
EN<17.5の評価のものは整粒率100%を指示
し、TEN=29ならば、整粒50%、未熟粒50%を
示す。 この図13に示す評価点と整粒率・未熟粒率の関
係を整粒率データとしてROM24に記憶しておき、前
記までの処理によって得た各穀粒の総合評価点TENを
から次の如く整粒率R・未熟粒率を算出する。(ステッ
プ134) 整粒率R=Σ各穀粒の整粒率/穀粒数 未熟粒率=Σ各穀粒の未熟粒率/穀粒数 以上の演算処理によって得られた整粒率RをROM24
に記憶した等級基準と比較して等級判断を行い、整粒率
表示部25へ整粒率とともに等級を表示する。(ステッ
プ135)
【0024】尚、図13の評価点と整粒率、未熟粒率の
関係は、穀粒の品種によって異なったものとなるので、
それぞれのデータを記憶しておいて穀粒品種設定スイッ
チ22の選択によって、ROM24からのデータ取り出
しを品種によって変えて整粒率を求める。
【図面の簡単な説明】
【図1】制御のブロック図である。
【図2】制御の概略フローチャート図である。
【図3】制御の詳細フローチャート図である。
【図4】制御の詳細フローチャート図である。
【図5】制御の詳細フローチャート図である。
【図6】装置の平断面図である。
【図7】装置の正面図である。
【図8】一部の拡大側断面図である。
【図9】穀粒測定器の出力信号を示す図である。
【図10】穀粒測定器の出力信号の拡大図である。
【図11】穀粒測定器の出力信号を分類した図である。
【図12】穀粒の総合評価点と品質割合の関係を示す図
である。
【図13】穀粒の総合評価点と整粒率あるいは未熟粒率
との関係を示す図である。
【符号の説明】
8 発光体 9 受光量検出センサ 20 演算装置 R 整粒率 P 透明度 TN 透明度指数 PM 平均透過光量 DT 穀粒幅 TEN 総合評価 DPM 平均透明度 DTM 穀粒平均幅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 21/84 - 21/958 B02B 7/00 - 7/02 G01N 21/17 - 21/61

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穀粒の移動径路を挟んで発光体(8)と
    受光量検出センサ(9)を設け、この受光量検出センサ
    (9)で測定する穀粒の透過光量データを演算装置(2
    0)に読み込んで穀粒の品質を判別して整粒率(R)を
    算出する穀粒の整粒率判定装置において、穀粒の透明度
    (P)と穀粒の透過光量パターンによって決まる透明度
    指数(TN)と平均透過光量(PM)及び穀粒幅(D
    T)を加重平均して各穀粒の総合評価点(TEN)を
    一定サンプル数算出するとともに、予め実験により求め
    る各総合評価点(TEN)毎の整粒率データを利用し
    て、一定サンプル数の各総合評価点(TEN)から各整
    粒率を個々に算出し、この平均値を集計演算してサンプ
    ル穀粒群全体の整粒率を判定することを特徴とする穀粒
    の整粒率判定装置
  2. 【請求項2】 穀粒の移動径路を挟んで発光体(8)と
    受光量検出センサ(9)を設け、この受光量検出センサ
    (9)で測定する穀粒の透過光量データを演算装置(2
    0)に読み込んで穀粒の品質を判別して整粒率(R)を
    算出する穀粒の整粒率判定装置において、穀粒の平均透
    明度(DPM)と穀粒の幅(DT)から明らかに整粒と
    判断出来るものの穀粒幅(DT)を集計して平均値(D
    TM)を算出し、以後この穀粒平均幅(DTM)を整粒
    の評価基準とし、該穀粒平均幅(DTM)と同幅以上の
    ものの穀粒数とサンプル穀粒数の割合によって整粒率を
    判定することを特徴とする穀粒の整粒率判定装置
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