JP3230022U6 - 介護ベッド用手摺衝撃緩衝部材 - Google Patents

Abstract

【課題】介護施設等でのベッドの手摺に設置される衝撃緩衝部材で、簡便、容易に脱着可能で、しかもずれ落ちを防止する機能を有する衝撃緩衝部材を提供する。
【解決手段】ベッドのサイド手摺８外周面に脱着可能に設置する衝撃緩衝部材であって、ベッドの床面近傍から手摺８の上端に向かって設置され、少なくとも手摺８のベッド側内面から上端部を覆い、クッション性の素を内包する。
【選択図】図２

Description

本考案は介護施設等で使用されるベッドのサイド手摺に設置する衝撃緩衝用の介護ベッド用手摺衝撃緩衝部材に関する。

特許文献１に開示されているように、従来の手摺衝撃緩衝部材は、手摺の構成パイプを個々に衝撃緩衝部材をつけるものは知られていた。しかし、介護施設等で衝撃緩衝部材を付けるにはベッドの数も多く取り外しに多くの時間が要するといった課題があった。

特許公開２０１５−１６３７４９号公報

本考案の課題は、介護施設等でのベッドの手摺に設置される衝撃緩衝部材で、簡便、容易に脱着可能で、しかもずれ落ちを防止する機能を有する衝撃緩衝部材を提供することである。

ベッドのサイド手摺外周面に脱着可能に設置する衝撃緩衝部材であって、ベッドの床面近傍から手摺の上端に向かって設置され、少なくとも手摺のベッド側内面から上端部を覆うことを特徴とするクッション性の衝撃緩衝部材。

本考案の衝撃緩衝部材は、介護施設等でのベッドの手摺に設置される衝撃緩衝部材であり、簡便、容易に脱着可能で、しかもずれ落ちを防止する機能を有するという従来にない効果を有する物である。介護施設では、被介護者がベッド上で、無意識に手足を振り上げ、振り落としする際に手摺に手足にぶつけて、内出血を起こすようなことが日常的に経験されているが、そのような事故を未然に防ぐことが可能になる。また、被介護者がベッド手摺の隙間に腕を入れたままベッドの背上げによって生じうる骨折等の事故も防ぐことができる。

本考案の実施態様の衝撃緩衝部材 本考案の実施態様の衝撃緩衝部材をベッドに装着した正面図 ベッドに固定した本衝撃緩衝部材に被せるアクセサリカバー

ベッド床面近傍から上方に向かって設置されるベッドの脱落防止用手摺に設置される衝撃を緩衝するための衝撃緩衝部材であって、クッション性の素材を布、不織布、塩化ビニルシート等で包含するように縫製され、その大きさは、ベッドの長手方向に沿って設置される手摺の長さと概ね同程度の幅を有し、その長さは
少なくともベッドの床面から手摺の上端を覆う長さを有していれば良い。また、手摺のベッド内側から手摺上端に達し、上端部で外側に折り返し、ベッド床面までに達するまでの間の任意の長さでも良い。すなわち、図４に示す形態でもよい。
クッション素材は、衝撃緩衝作用のある素材であれば特に限定されない。
クッション素材を包含した物にさらに布、キルティング布等のカバーを取り付けてもよく、そのカバーは容易に取り外して、洗濯できるようにしても良い。また、カバーの柄を使用者の好みに合わせたものを用意できるようにしてもよい。

以下、添付図面に従って一実施例を説明する。
図１は衝撃緩衝部材の全体図で以下の構成となっている。
１は幅約１００ｃｍ、長さ約８０ｃｍ、厚さ２ｃｍの矩形状の発砲性ポリウレタンスポンジ（密度１６）（図面省略）、２は幅約１００ｃｍ、長さ８０ｃｍ、マチ幅約２ｃｍの綿生地の袋で１を収納して縫合したもの、
３は幅１．５ｃｍ、長さ２５ｃｍの固定用綿紐（計１４箇所）で５の部分において２の袋と１の発砲ポリウレタン縫い合わせされている。２の中央部４では、２の袋と１の発砲性ウレタンスポンジを縫い合わせている。
図２は図１の衝撃緩衝部材をベッドのサイド手摺に３の固定用綿紐で固定したものである。
図３はベッドサイド手摺に固定された図２のベッドのサイド手摺に固定された衝撃緩衝部材を覆うキルティングカバーである。

１ 内材ポリウレタン
２ 袋
３ 固定用綿紐
４ ずれ防止中央縫い付け部
５ ずれ防止綿紐縫い付け部
６ 布カバー
７ マジックテープ
８ ベッドサイド手摺

介護用ベッドの手摺衝撃緩衝部材として活用できる

本考案の実施態様の衝撃緩衝部材 本考案の実施態様の衝撃緩衝部材をベッドに装着した正面図 ベッドに固定した本衝撃緩衝部材に被せるアクセサリカバー 本考案の別の実施例

Claims (1)

1. ベッドのサイド手摺外周面に脱着可能に設置する衝撃緩衝部材であって、ベッドの床面近傍から手摺の上端に向かって設置され、少なくとも手摺のベッド側内面から上端部を覆うことを特徴とするクッション性の衝撃緩衝部材。

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