JP3229857B2 - アンテナの指向性制御方法 - Google Patents
アンテナの指向性制御方法Info
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Description
Divison Multiple Access)通信システムに関し、アン
テナ指向性の制御方法に関する。
stem)が普及し始めている。PHSの通信方式として
は、1フレーム(5ms)に送信受信の夫々4スロット
(1スロット:625μs)からなるフレームを基本単
位としたTDMA(Time Division Multiple Access)方
式が採用されており、「第二世代コードレス電話システ
ム」として標準化がなされている。
U波測定処理を行っている。U波測定については、PH
Sの規格である第二世代コードレス電話システム標準規
格RCR STD−28(発行:(社)電波産業会)に詳
しく開示されているので、ここでは図5の処理シーケン
スフローに基づき簡単に説明する。まず、PHS端末か
らCチャネルを用いてリンクチャネル確立要求信号を基
地局に対し送信する。PHS基地局は、空きチャネル
(空きTチャネル)を検出し(キャリアセンス)、Cチ
ャネルを用いて空きTチャネルを指定するリンクチャネ
ル割当信号をPHS端末側に送信する。PHS端末側で
は、PHS基地局から受信したリンクチャネル情報に基
づき、指定されたTチャネルにある一定以上のパワーの
信号が受信されていないか測定(U波測定)し、一定の
パワー以上の信号が検出されない場合、即ち他のPHS
基地局が使用していない場合には、指定されたTチャネ
ルを用いて同期バースト信号を基地局に送信し、同期確
立を完了する。また、指定されたTチャネルに、ある一
定以上のパワーの信号が検出されていた場合、即ち使用
中の場合には、PHS端末は再度リンクチャネル確立要
求信号から制御手順を繰り返すこととなる。
信システムの無線基地局として、アレイアンテナを用い
たアダプティブアレイ(adaptive array)無線基地局が
考えられている。この様なアダプティブアレイ無線基地
局の動作原理については、例えば下記の文献に説明され
ている。 B. Widrow, et al.:"Adaptive Antenna Systems," Pro
c. IEEE, Vol.56, No.12, pp.2143-2159 (Dec. 1967). S. P. Applebaum:"Adaptive Arrays", IEEE Trans. An
tennas & Propag., Vol.AP-24, No.5, pp.585-598 (Sep
t. 1976). O. L. Frost, III:"Adaptive Least Squares Optimiza
tion Subject to Linear Equality Constraints, "SEL-
70-055, Technical Report, No.6796-2, InformationSy
stem Lab., Stanford Univ. (Aug. 1970). B. Widrow and S. D. Stearns:"Adaptive Signal Proc
essing," Prentice-Hall, Englewood Cliffs (1985). R. A. Monzingo and T. W. Miller:"Introduction to
Adaptive Arrays," Jone Wiley & Sons, New York (198
0). J. E. Hudson:"Adaptive Array Principles," Peter P
eregrinus Ltd., London (1981). R. T. Compton, Jr.:"Adaptive Antennas - Concepts
and Performance," Prentice-Hall, Englewood Cliffs
(1988). E. Nicolau and D. Zaharia:"Adaptive Arrays," Else
vier, Amsterdam (1989). このアダプティブアレイ無線基地局の概念図を図6に示
す。このアダプティブアレイは所定方向への指向性を有
するため、移動端末の方向へ電波エリアの指向性を向け
ることによりノイズや波形歪みのない信号を得るように
したものである。
ィブアレイを用いたPHS基地局では、PHS基地局を
中心とした所定範囲内、例えば、PHS基地局を中心と
した半径500mのエリアで3端末しか利用できない
(図6参照)という問題を有していた。この問題に対
し、SDMA(Space Divison Multiple Access)通信
技術を用いたものが考えられている。SDMAとは、同
一セル内で同一チャネルを複数のユーザに割り当て、チ
ャネルの利用効率をあげる方式で、3素子アダプティブ
アレーを用いたSDMA方式の呼損率特性 信学技法
A.P97-214,RCS97-252, MW97-197(1998-02)(発行:(社)
電子情報通信学会)等に詳しく開示されているので詳細
な説明は省略する。また、SDMA方式は、PDMA
(Path Division Multiple Access )方式とも称され
る。このSDMA通信技術を、アダプティブアレイを用
いたPHS基地局に用いることにより、1つのSDMA
−PHS基地局71で複数のPHS端末を収容すること
が可能となる(図7参照)。
いた場合、一方向の指向性だけを代表して概念図化して
みると(図8)、指定方向(主方向)へ電波エリアの指
向性を向けることが出来るが、それと同時に、指定方向
へ指向性を向けた電波エリアから派生する不要輻射(副
方向への指向性電波エリア)も生じる。例えば、73a
の指向性を作り出すと、ハッチング領域で示す73b、
73cへの不要輻射が生じることとなる。
aでTチャネルを使用して通信を行っているときに、不
要輻射の発生領域73cに、PHS端末Zが入りPHS
通信を行おうとした場合(図9参照)、PHS端末Zは
PHS端末Aが使用しているTチャネルとは時刻と周波
数が異なるCチャネルを用いてリンクチャネル確立要求
信号をSDMA−PHS基地局71に対し送信する。こ
の時、図9の様に基地局から見たPHS端末AとPHS
端末Zの方向差が十分大きな場合、たとえPHS端末A
とPHS端末Zが同じチャネルを使用してSDMA−P
HS基地局71と信号を送受信しても、SDMA−PH
S基地局71はそれぞれの端末に対し、相互干渉を抑圧
できる指向性エリアを形成するため、SDMA−PHS
基地局71は、PHS端末Zに対してCチャネルを用い
て通信チャネルを、PHS端末Aが使用しているTチャ
ネルと同一のTチャネルに指定するリンクチャネル割当
信号を送信する。PHS端末Zでは、SDMA−PHS
基地局71から受信したリンクチャネル情報に基づき、
指定されたTチャネルのU波測定、つまり、指定された
Tチャネルに一定以上のパワーの信号が受信されていな
いか測定する。この時、PHS端末Zが位置する場所に
はPHS端末A方向に向けられた指向性電波の不要輻射
電波73cが存在するため、指定されたTチャネルにお
いて、所定値以上のパワーの信号が検出されるため、P
HS端末Zは同期バースト信号を送信することができ
ず、PHS端末ZとSDMA−PHS基地局71とのP
HS通信が不可能となるという問題点を有する。
に鑑みてなされたものであり、SDMA−PHS基地局
が指向性エリアを形成している状態で、異なる方向のP
HS端末からのリンクチャネル確立要求信号(接続要求
信号)が到来した場合、該PHS端末の方向を求め、該
方向に対して不要輻射を含む電波エリアが存在しないア
ンテナ指向性のヌル方向を向けることにより、SDMA
−PHS基地局が指向性エリアを形成している状態で
も、異なる方向のPHS端末との通信を可能とする制御
方法を提供することを目的とする。
は、指向性を有するアンテナを備えた装置を制御する制
御方法に於いて、一方の端末と所望のチャネルを用いて
通信する主方向の指向性電波エリアを形成し、該主方向
の指向性電波から派生される副方向の指向性電波エリア
を形成している状態で、前記副方向から異なる端末より
前記一方の端末が使用しているチャネルとは異なるチャ
ネルを用いて接続要求信号があり、前記異なる端末を前
記一方の端末が使用しているチャネルを用いて通信しよ
うとする場合に、前記異なる端末からの接続要求信号か
ら前記異なる端末の応答ベクトルを求め、該異なる端末
の応答ベクトルに基づき、前記一方の端末の通信品質を
所定レベル以上に保つよう主方向の指向性電波エリアを
維持したまま前記副方向の指向性電波エリアを前記異な
る端末の方向に向かないように制御し、前記異なる端末
の方向にアンテナ指向性のヌル点を向けることを特徴と
する。
記指向性を有するアンテナを備えた装置は、PHS基地
局であることを特徴とする。又、請求項3では、請求項
2に於いて、前記端末は、PHS端末であることを特徴
とする。
図4に基づいて説明する。図1は、従来例でも示したよ
うに、SDMA−PHS基地局1(以下SDMA基地局
と称す)がPHS端末A方向(主方向)に対して指向性
電波エリア3aを形成している状態で、それと同時に発
生する不要輻射エリア3b、3c(副方向への指向性電
波エリア)にPHS端末Zが入りPHS通信を行おうと
する場合の模式図である。図2は、SDMA基地局1の
機能ブロック図であり、n本のアンテナ#1、#2、#
3、#4、…#nからなるアレイアンテナ2(本実施の
形態では4本とする)と、アレイアンテナ2からの入力
信号がCチャネル信号の場合には後述するスイッチSW
13b側に、入力信号がTチャネル信号の場合には後述
する信号合成器側に高速切換え可能なスイッチSW13
aと、アレイアンテナ2からの入力信号がCチャネル信
号の場合にはスイッチSW13aと後述するアダプティ
ブアレイ14を、入力信号がTチャネル信号の場合には
後述する信号合成器と後述するアダプティブアレイ14
を接続する高速切換え可能なスイッチSW13bと、T
チャネル信号と後述するメモリ16に格納されている情
報とを合成する信号合成器17と、Cチャネルの情報若
しくは信号合成器17から出力される情報から端末から
送信された信号を抽出するアダプティブアレイ14と、
Cチャネルの情報とアダプティブアレイ14から出力さ
れる情報とから応答ベクトルを求めるパラメータ推定器
15と、パラメータ推定器15から出力される情報を一
時格納するメモリ16により構成されている。尚、図示
していないが、アレイアンテナ2とスイッチSW13と
の間にA/D変換器が設けられている。
3aから派生する不要輻射エリア3cに入ってきたPH
S端末Zが通話を開始しようとすると、PHS端末Zか
らSDMA基地局1に対しCチャネルを用いてリンクチ
ャネル確立要求信号(接続要求信号)を送信する。SD
MA基地局1では、Cチャネル信号を受信する場合には
スイッチSW13がアダプティブアレイ14側に接続さ
れ、アレイアンテナ2を介してCチャネル信号をアダプ
ティブアレイ14に供給する。尚、アレイアンテナ2か
ら出力される信号線はアンテナ夫々に設けられており、
アンテナがn本の場合、アダプティブアレイ14に供給
される信号線、パラメータ推定器15に供給される信号
線、信号合成器17に供給される信号線はn本となる。
本実施の形態では、アレイアンテナ2は4本であるため
信号線は4本となる。
をScZ(t)とすると、第1のアンテナ#1でのCチ
ャネル受信信号Xc1(t)は、次式の様に表される。 Xc1(t)=a1×Scz(t)+n1(t) ここで、a1は、後述するようにリアルタイムで変化す
る係数である。次に、第2のアンテナ#2でのCチャネ
ル受信信号Xc2(t)は、次式の様に表される。
る。次に、第3のアンテナ#3でのCチャネル受信信号
Xc3(t)は、次式の様に表される。 Xc3(t)=a3×Scz(t)+n3(t) ここで、a3も同様にリアルタイムで変化する係数であ
る。
受信信号Xc4(t)は、次式の様に表される。 Xc4(t)=a4×Scz(t)+n4(t) ここで、a4も同様にリアルタイムで変化する係数であ
る。同様に、n本のアンテナがあった場合、第nのアン
テナ#nでのCチャネル受信信号Xcn(t)は、次式
の様に表される。
る。上記係数a1、a2、a3、a4、…、anは、PHS
端末Zからの電波信号に対し、アレイアンテナ2を構成
するアンテナ#1、#2、#3、#4、…、#nのそれ
ぞれの相対位置が異なるため(本実施の形態では、各ア
ンテナ同士は互いに、電波信号の波長の5倍、即ち1m
程度の間隔をあけて配されている)、それぞれのアンテ
ナでの受信信号強度及び受信信号位相に差が生じること
を表している。各PHS端末は移動しているため、これ
らの係数はリアルタイムで変化する。また、上記n1、
n2、n3、n4、…、nnは各アンテナ及び受信回路で発
生する雑音である。
Xc2、Xc3、Xc4は、アダプティブアレイ14に供
給され、PHS端末ZからのCチャネル信号であるSc
Z(t)が求められ出力される。また、アンテナで受信
されたXc1、Xc2、Xc3、Xc4は、パラメータ推定
器15にも供給され、アダプティブアレイ14からの出
力信号と、受信信号Xc 1、Xc2、Xc3、Xc4との相
関値C1、C2、C3、C4を計算することにより、次式に
より各アンテナのアレイ応答ベクトルを求めることがで
きる。
各アンテナにおけるアレイ応答ベクトルa1、a2、
a3、a4が求められ、出力される。パラメータ推定器1
5から出力されるアレイ応答ベクトルa1、a2、a3、
a4は、メモリ16に供給され、一時格納される。次
に、SDMA基地局1は、Cチャネルを用いてリンクチ
ャネル確立要求信号を送信してきたPHS端末Zに対
し、接続可能なTチャネルを指定するリンクチャネル割
当信号をCチャネルを用いてPHS端末Zに送信する。
この時、SDMA基地局1は、PHS端末Aが使用して
いるTチャネルと同一のTチャネルで且つ同一の周波数
を指定しているものとする。
信したリンクチャネル情報に基づき、指定されたTチャ
ネルのU波測定、つまり、指定されたTチャネルにおい
て一定以上のパワーの信号が受信されていないか測定す
る。この時、PHS端末Zが位置する場所にはPHS端
末A方向に向けられた指向性電波の不要輻射電波が存在
するため、指定されたTチャネルに、所定値以上のパワ
ーの信号が検出でき、同期バースト信号を送信できない
状態となる。つまりこの時、PHS端末AはPDMA基
地局1と既に接続されているので、Tチャネルを用いて
通信を行っている。
受信する場合にはスイッチSW13が信号合成器17側
に接続され、アレイアンテナ2を介してTチャネル信号
を信号合成器17に供給する。まず、PHS端末Aから
のTチャネル信号をStA(t)とすると、第1のアン
テナ#1でのTチャネル受信信号Xt1(t)は、次式
の様に表される。
る係数である。次に、第2のアンテナ#2でのTチャネ
ル受信信号Xt2(t)は、次式の様に表される。 Xt2(t)=b2×StA(t)+n2(t) ここで、b2も同様にリアルタイムで変化する係数であ
る。
受信信号Xt3(t)は、次式の様に表される。 Xt3(t)=b3×StA(t)+n3(t) ここで、b3も同様にリアルタイムで変化する係数であ
る。次に、第4のアンテナ#4でのTチャネル受信信号
Xt4(t)は、次式の様に表される。
る。同様に、n本のアンテナがあった場合、第nのアン
テナ#nでのTチャネル受信信号Xtn(t)は、次式
の様に表される。 Xtn(t)=bn×Stz(t)+nn(t) ここで、bnも同様にリアルタイムで変化する係数であ
る。
nは、PHS端末Aからの電波信号に対し、アレイアン
テナ2を構成するアンテナ#1、#2、#3、#4、
…、#nのそれぞれの相対位置が異なるため、それぞれ
のアンテナでの受信信号強度及び受信信号位相に差が生
じることを表している。各PHS端末は移動しているた
め、これらの係数はリアルタイムで変化する。また、上
記n1、n2、n3、n4、…、nnは各アンテナ及び受信
回路で発生する雑音である。
Xt2、Xt3、Xt4は、信号合成器17に供給され
る。信号合成器17は、メモリ16に一時格納されてい
た各アンテナにおけるPHS端末Zのアレイ応答ベクト
ルa1、a2、a3、a4と、メモリ16に予め内部で作成
され記憶されているPHS端末Zの擬似的なTチャネル
信号Stz(t)とにより、各アンテナに於ける擬似的
なPHS端末ZからのTチャネル情報を生成し、アンテ
ナ2で受信されたPHS端末AのTチャネル受信信号X
t1、Xt2、Xt3、Xt4と合成し、次式で表される各
アンテナでのPHS端末AとPHS端末Zとの合成信号
Xt1’、Xt2’、Xt3’、Xt4’としてアダプティ
ブアレイ14に供給される。尚、メモリ16には、送信
されてくると予測されるPHS端末ZのTチャネル信号
Stz(t)を予め内部で作成し記憶しているものとす
る。
t1’(t)は、次式の様に表される。 Xt1’(t)=b1×StA(t)+a1×StZ(t)
+n1(t) 次に、第2のアンテナ#2での合成信号Xt2’(t)
は、次式の様に表される。
StZ(t)+n2(t) 次に、第3のアンテナ#3での合成信号Xt3’(t)
は、次式の様に表される。 Xt3’(t)=b3×StA(t)+a3×StZ(t)
+n3(t) 次に、第4のアンテナ#4での合成信号Xt4’(t)
は、次式の様に表される。
StZ(t)+n4(t) 同様に、n本のアンテナがあった場合、第nのアンテナ
#nでの合成信号Xt n’(t)は、次式の様に表され
る。 Xtn’(t)=bn×StA(t)+an×StZ(t)
+nn(t) これにより、アダプティブアレイ14に入力される合成
信号Xt1’(t)、Xt2’(t)、Xt3’(t)、
Xt4’(t)は、PHS端末Zからの入射信号b1×S
tA(1)、b2×StA(1)、b3×StA(1)、b4
×StA(1)とPHS端末Aからの入射信号a1×St
z(1)、a2×Stz(1)、a3×Stz(1)、a4×
Stz(1)と雑音信号の合成信号となる。
Tチャネルにおいて、通話中のPHS端末Zに加えて、
実際にはTチャネルで電波を送信していないPHS端末
Zからの電波が入射した場合の信号が加えられている。
アダプティブアレイアンテナを例えばRLS(Recursiv
e Least Square)アルゴリズムで動作させた場合、所望
信号には主方向の指向性を向け、干渉信号にはヌル点を
形成する。
S端末AとPHS端末Zとの合成信号を用いて指向性を
制御するため、図3に示す様に、PHS端末A方向(主
方向)に対する指向性を調整し、PHS端末Aに対する
通信品質を所定レベル以上に保つよう指向性電波エリア
を維持したまま、不要輻射(副方向への指向性電波エリ
ア)も含めて、PHS端末Z方向に対し電波が飛んでい
ないアンテナ指向性のヌル点αを向ける。
が位置するところにはSDMA基地局1から送信される
電波が一定レベル以下になり、PHS端末ZにおけるU
波測定が正常に完了でき、Tチャネルを使用する同期バ
ースト信号の送信以降の処理が可能となる。そしてSD
MA基地局1は、TチャネルにおいてPHS端末Zから
送信された同期バースト信号を含む信号を受信し、この
同期バースト信号を抽出するように指向性制御を行うこ
とにより、PHS端末Z方向に指向性エリア4aを形成
することができ、PHS端末ZとSDMA基地局1はT
チャネルを使用して通信することが出来るようになる
(図4参照)。
末方向にアンテナ指向性のヌル点を向けることができる
ため、端末とアンテナを備えた装置との接続が容易とな
る。また、既に接続している端末の通信品質を所定レベ
ル以上に保ちながら、異なる他方の端末の方向にアンテ
ナ指向性のヌル点を向けることができるため、接続して
いる端末の通信を妨害することなく、異なる方向の端末
とアンテナを備えた装置との接続が容易となる。
端末を収容することができる。
に対して指向性エリアを形成している状態で、それと同
時に発生する不要輻射エリア(副方向への指向性電波エ
リア)にPHS端末Zが入りPHS通信を行おうとする
場合の模式図である。
機能ブロック図である。
HS端末Z方向に対し電波が飛んていないアンテナ指向
性のヌル点αを向けた状態の一実施の形態を説明する模
式図である。
れ指向性エリアを形成した状態の一実施の形態を説明す
る模式図である。
ンスフローチャートである。
る。
地局に用いた場合の概念図である。
向性を示す概念図である。
に対して指向性エリアを形成している状態で、それと同
時に発生する不要輻射エリア(副方向への指向性電波エ
リア)にPHS端末Zが入りPHS通信を行おうとする
場合の模式図である。
ア 13a、13b スイッチSW 14 アダプティブアレイ 15 パラメータ推定器 16 メモリ 17 信号合成器 α アンテナ指向性のヌル点 A、Z PHS端末
Claims (3)
- 【請求項1】 指向性を有するアンテナを備えた装置を
制御する制御方法に於いて、 一方の端末と所望のチャネルを用いて通信する主方向の
指向性電波エリアを形成し、該主方向の指向性電波から
派生される副方向の指向性電波エリアを形成している状
態で、前記副方向から異なる端末より前記一方の端末が
使用しているチャネルスとは異なるチャネルを用いて接
続要求信号があり、前記異なる端末を前記一方の端末が
使用しているチャネルを用いて通信しようとする場合
に、 前記異なる端末からの接続要求信号から前記異なる端末
の応答ベクトルを求め、該異なる端末の応答ベクトルに
基づき、 前記一方の端末の通信品質を所定レベル以上に
保つよう主方向の指向性電波エリアを維持したまま前記
副方向の指向性電波エリアを前記異なる端末の方向に向
かないように制御し、前記異なる端末の方向にアンテナ
指向性のヌル点を向けることを特徴とするアンテナの指
向性制御方法。 - 【請求項2】 請求項1に於いて、 前記指向性を有するアンテナを備えた装置は、PHS基
地局であることを特徴とするアンテナの指向性制御方
法。 - 【請求項3】 請求項2に於いて、 前記端末は、PHS端末であることを特徴とするアンテ
ナの指向性制御方法。
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JP2000101552A JP2000101552A (ja) | 2000-04-07 |
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- 1998-09-24 JP JP26960298A patent/JP3229857B2/ja not_active Expired - Fee Related
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電子情報通信学会技術研究報告,RCS95−28(1995−2−23),木下康昭,新高密度空間分割多重接続(SDMA)方式:周波数チャネル二重再利用(DR)方式,p.13−18 |
電子情報通信学会技術研究報告,RCS97−252(1998−2−20),田中大輔他,3素子アダプティブアレーを用いたSDMA方式の呼損率特性,p.95−100 |
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