JP3229794B2 - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
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- Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
Description
の小型の空気調和機に関し、特に室内ユニットに組み付
けられるクロスフローファンの組み付けのための構造に
関する。
ットと室内ユニットとを有し、室外ユニットはファンに
よって外気を取り入れ、熱交換器において熱交換を行な
い、外気によって冷却され圧縮された冷媒は、室内ユニ
ットに送られる。室内ユニットでは、ファンによって室
内の空気を取り込み、熱交換器において熱交換を行な
い、冷やされた空気は冷風として室内に吹き出される。
また、冷風を吹き出す冷房運転のみならず、いわゆるド
ライ運転と呼ばれる除湿運転などにおいては、熱交換器
を通過した風を補助ヒータによって加熱するものも知ら
れている。この空気調和機の室内ユニットにおいては、
送風用にクロスフローファンが用いられる。クロスフロ
ーファンは多数の細長い羽が各長手方向を互いに平行に
して、円周上に配置され、全体が円筒状を形成する。こ
の円筒状のクロスフローファンは、円筒状の中心を延び
る回転軸の回りを回転する。このようなクロスフローフ
ァンの回転軸の一方の端部は、モータに連結される。即
ち、クロスフローファンの回転軸の一方の端部は、円筒
状のボス部となっており、モータの駆動軸が挿入できる
構造になっている。挿入された駆動軸は、ボス部の外周
から内側に向かって貫通される固定ビスの先端によって
締め付けられ、連結が行われる。
0の回転軸の他方の端部を支持する軸受51は、組み付
けのために分割された構造となっている。この軸受51
は、本体フレーム53に一体的に設けられた軸受板52
と、軸受カバー54とからなり、軸受板52には切欠き
凹部58が形成され、軸受カバー54はこの欠き凹部5
8に嵌り合う形状になっている。この切欠き凹部58は
全体が略コの字形状を成しており、略コの字形状を成す
切欠き凹部58の上辺の切欠きライン55aは後ろ下が
りに形成され、下辺の切欠きライン55bは前下がりに
形成されている。そして、前下がりに形成された切欠き
ライン55bの前下端の下方にはドレンパン57が配置
され、切欠きライン55bに沿って移動してくる水滴を
受けるようになっている。56は回転軸が通る軸穴であ
る。
構成では、上辺の切欠きライン55aが後ろ下がりに形
成され、下辺の切欠きライン55bが前下がりに形成さ
れるので、切欠きライン55の周辺に生じた露などの水
分のうちの、切欠きライン55bに沿って移動する水分
はドレンパン57に収容されるが、上辺の切欠きライン
55aに沿って移動する水分は、クロスフローファン5
0の回転軸の軸穴56へ向かう方向、即ち室内ユニット
の内部方向に向かって浸入するので、ファン50による
水飛びまたは水漏れの発生原因になるという問題があ
る。
ァンによる水飛びや水漏れなどの生じることのない空気
調和機を提供することにある。
に、請求項1に記載の発明は、調和空気を室内に送風す
るためのクロスフローファンを有し、このクロスフロー
ファンの回転軸を軸受板とこの軸受板に嵌り合う軸受カ
バーとの間に支持するように成した空気調和機におい
て、前記軸受板と前記軸受カバーとの接合面を前下がり
に傾斜させて、この接合面に沿って流れる水滴をドレン
パンに導びくようにしたことを特徴とするものである。
に送風するためのクロスフローファンを有し、このクロ
スフローファンの回転軸を軸受板とこの軸受板に嵌り合
う軸受カバーとの間に支持するように成した空気調和機
において、前記軸受板は回転軸の支持面側がコの字形状
の凹部を成し、この凹部の上下の2辺を前下がりに形成
するとともに、この前下がりに形成した2辺の下方にド
レンパンを配置し、軸受板に付着した水滴をこのドレン
パンに導くようにしたことを特徴とするものである。
ーとの接合面の周辺に生じた露などの水分は、その接合
面或いは凹部の上下の2辺に沿って前方向に移動し、前
方に配置されるドレンパンに収容される。したがって、
ファンによる水飛びまたは水漏れなどを防止することが
できる。
明の一実施形態を詳細に説明する。本実施形態に係る空
気調和機は、いわゆる家庭用エアコンであって、室外ユ
ニットと、この室外ユニットに連結された室内ユニット
から構成される。
1は室内の壁に取り付けられる構造を有する。室内ユニ
ット1の本体フレーム2内には、図3および図4に示す
ように、熱交換器3と、クロスフローファン16を含む
送風装置4と、補助ヒータ5と、これらを制御する制御
部6とが設けられている。
パネル7が取り付けられ、前面パネル7の正面に吸い込
み口8が形成されており、この吸い込み口8の内側に
は、フィルター9が配置されている。前面パネル7の下
側には吹出し口11が形成されており、この吹出し口1
1には空気の吹き出し方向を案内する上下方向案内羽根
12と、左右方向案内羽根13とが設けられている。
管14を介して空気調和機の図示しない室外ユニットに
接続され、この熱交換器3には、室外ユニットからの冷
媒が導入される。送風装置4は、モータ15により回転
される長い円筒状のクロスフローファン16と、このク
ロスフローファン16により吹き出される風を案内する
風導板17とから構成されている。この風導板17は、
図3に示すように、フレーム4の一部を構成する背板1
8に一体に形成されており、クロスフローファン16を
収納する部分17aは凹状に形成され、送風装置4の流
入口にあたる絞り口17bが凸状に形成されている。前
記背板18において、クロスフローファン16の上方に
は、補助ヒータ5が配置されている。この補助ヒータ5
は、風の通路において、熱交換器3とクロスフローファ
ン16との間に配置されており、ドライ運転時などに、
必要に応じて、熱交換器3を通過して除湿された冷風を
所定温度に加熱するものである。
ト1の本体フレーム2には、クロスフローファン16と
モータ15とを仕切るための仕切り板21が設けられ
る。この仕切り板21には、断面が円形の案内筒部22
が一体的に設けられる。この案内筒部22は、クロスフ
ローファン16の回転軸23の一方の端部であるボス部
24を、モータ15側に導出するためのものである。
5の駆動軸25が嵌合できるようになっている。この筒
状のボス部24には、外周側から内周側に向かって雌ね
じ孔が形成されており、この雌ねじ孔に対し固定ビス2
6が螺入される。この固定ビス26が螺入されること
で、固定ビス26の先端が筒状のボス24の内周に突出
し、モータ15の駆動軸25を固定する。仕切り板21
は、クロスフローファン16を収納する凹状の部分17
aの一方の端に位置する。そして、他方の端には、クロ
スフローファン16の回転軸23の他方の端27を支持
するための軸受部28が設けられる。
フレーム2と一体的に設けられた軸受板28aと、この
軸受板28aに嵌り合う軸受カバー28bとからなり、
軸受板28aには略コの字形状の凹部100が形成され
る。この凹部100の概略水平方向の上辺、下辺の切欠
きライン(接合面)29a,29bは、図1(D)を参
照して前下がりに形成されており、下辺の切欠きライン
29bの前下端の下方にはドレンパン31が配置されて
いる。このドレンパン31は熱交換器3からの水滴を受
けるドレンパン31(図3)と同一のものである。ま
た、コの字形状の奥側の縦の切欠きライン29cは、軸
受部28の軸穴30を半分に分割する。図1(D)中の
右側は室内側すなわち室内ユニットの前面である。
手順を説明すると、まず、モータ15を予めフレーム2
に対し仮に位置決めしておく。そして、クロスフローフ
ァン16をフレーム2に対し斜めの姿勢とし、クロスフ
ローファン16の回転軸23の一方の端であるボス部2
4を、仕切板21に設けられた案内筒部22の入口側に
導く。そして、案内筒部22の反対側、即ち出口側に導
出されたボス部24に対し、モータ15の駆動軸25が
挿入される。この挿入が終わった後、クロスフローファ
ン16及びモータ15はフレーム2に対し完全に平行と
なり、所定位置に位置決めされる。この時、クロスフロ
ーファン16の回転軸の反対側の端部27はフレームの
軸受板8aに支持され、上から軸受カバー28bが被せ
られ固定される。その後、ボス部24の固定ビス26が
締め付けられ、固定ビス26の先端がモータ15の駆動
軸25を押圧し、クロスフローファン16とモータ15
との連結が完了する。
ン31の働きについて説明する。空気調和機の運転に伴
い、湿度の高い空気がクロスフローファン16によって
室内ユニット1の内部に取り込まれて、冷却される。こ
の冷却により空気中の水分が露として例えば軸受部28
に付着する。この露などの水分は切欠きライン(接合
面)29a,29bに沿って移動する。即ち、切欠きラ
イン29a,29bにおいて、軸受部28には小さな溝
が存在することになる。あるいは軸受板28aと軸受カ
バー28bとが完全に突き合わされておらず、隙間が存
在すると、水分の表面張力によってこの隙間に水分が保
持される。要するに、水分は切欠きライン29a,29
bに集まる。
るが、コの字の上下の2辺の切欠きライン29a,29
bは前下がりになっているので、水分は前方へと移動す
る。そして、この水分は水滴となって、切欠きライン2
9bの前下端の下方に配置されているドレンパン31に
落下し受けられる。
bに集まる水分を、ほぼ正確にドレンパン31に集める
ことができるので、クロスフローファン16による水飛
びや水漏れを防止することができる。
9は全体がコの字形状をしているものであったが、これ
に限定されるものではない。いずれにしても2辺の切欠
きラインが共に前下がりとなるように構成すればよい。
ている接合面に沿って水分が移動し、移動した水分は接
合面の前下端の下方に配置されたドレンパンに受けられ
るので、室内ユニットの内部に水分が浸入することはな
く、水飛びや水漏れを防止することができるものであ
る。
ニットにおけるクロスフローファンの組み付けを説明す
る図であり、(A)は組み付け直前の斜視図、(B)は
組み付け途中の斜視図、(C)および(D)は(B)の
要部拡大図である。
全体斜視図である。
(D)に対応する図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 調和空気を室内に送風するためのクロス
フローファンを有し、このクロスフローファンの回転軸
を軸受板とこの軸受板に嵌り合う軸受カバーとの間に支
持するように成した空気調和機において、前記軸受板と
前記軸受カバーとの接合面を前下がりに傾斜させて、こ
の接合面に沿って流れる水滴をドレンパンに導びくよう
にしたことを特徴とする空気調和機。 - 【請求項2】 調和空気を室内に送風するためのクロス
フローファンを有し、このクロスフローファンの回転軸
を軸受板とこの軸受板に嵌り合う軸受カバーとの間に支
持するように成した空気調和機において、前記軸受板は
回転軸の支持面側がコの字形状の凹部を成し、この凹部
の上下の2辺を前下がりに形成するとともに、この前下
がりに形成した2辺の下方にドレンパンを配置し、軸受
板に付着した水滴をこのドレンパンに導くようにしたこ
とを特徴とする空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32644895A JP3229794B2 (ja) | 1995-11-21 | 1995-11-21 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32644895A JP3229794B2 (ja) | 1995-11-21 | 1995-11-21 | 空気調和機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09145084A JPH09145084A (ja) | 1997-06-06 |
JP3229794B2 true JP3229794B2 (ja) | 2001-11-19 |
Family
ID=18187926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32644895A Expired - Fee Related JP3229794B2 (ja) | 1995-11-21 | 1995-11-21 | 空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3229794B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2023135418A (ja) * | 2022-03-15 | 2023-09-28 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 空気調和機 |
-
1995
- 1995-11-21 JP JP32644895A patent/JP3229794B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09145084A (ja) | 1997-06-06 |
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