JP3229338B2 - 物品の配列変更装置並びに箱詰装置 - Google Patents
物品の配列変更装置並びに箱詰装置Info
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Description
れた物品を所定の配列に並べ替えるための物品の配列変
更装置並びにこの配列変更装置を用いて物品の箱詰めを
する箱詰装置に関する。
状態にある物品を箱詰めの形態に合わせた配列に並べか
えて行っており、このための装置として本出願人は先に
特開昭61−203317号公報「青果物の自動包装方
法と装置」を提案している。
装装置は、列化装置上において一定の配列で待機する青
果物を、多数のアクチェータを有し前後左右にスライド
可能に構成した多数の果実取り上げヘッドにより取り上
げると共に、前記多数のアクチェータを作動させること
により前記果実取り上げヘッドを前後左右にスライドさ
せて所定の配列に組み替え、組み替えた後に果実箱詰部
で待機する箱詰容器に箱詰めしようとするものである。
1−203317号公報に記載されている青果物の自動
包装装置は、前後左右にスライド可能に構成した果実取
り上げヘッドにより、列化装置上で待機する果実を取り
上げると共にこの取り上げた果実を箱詰容器の上方に移
送する途中に所定のパターンに組み替える如くなした機
構を開示しており、パターン組配列機構を自動化した点
で効果がある。
(配列変更装置)は、多数の果実取り上げヘッドを前後
左右にスライドさせるために、多数のアクチェータやそ
れらを制御させる装置を果実取り上げヘッドの数に応じ
て多数必要とし、このため機構が複雑でメンテナンスに
熟練を要すると共に該機構及び包装装置全体が高価なも
のになっていた。
の配列変更のための機構をシンプルな構造にしてメンテ
ナンスを容易にし、且つ低廉な物品の配列変更装置並び
に箱詰装置を提供することにある。
に、本発明の物品の配列変更装置は、直交するX軸方向
とY軸方向の交叉部に所定の段差を有しX軸方向に複数
でY軸方向に複数配列されたガイド軸と、前記X軸及び
Y軸方向のガイド軸と組み合わされてX軸及びY軸方向
へ移動可能に前記交叉部に設けられると共に物品を保持
するための保持部を夫々有する複数のスライダと、水平
方向のガイド溝がそれぞれ設けられた4つの側板で方形
状の枠型に形成され、前記X軸方向のガイド軸がY軸方
向に移動可能で前記Y軸方向のガイド軸がX軸方向に移
動可能に各ガイド軸の両端部を前記ガイド溝内で支持す
るベースと、板材で方形状の枠型に形成され、前記各ガ
イド軸の両端が摺動可能な所定形状の上下方向のカム溝
を有し前記ベースに対して上下動可能に設けられたパタ
ーンカムとからなることを特徴とするものである。
詰装置は、箱詰めするための所定数の物品を一定の配列
で待機させる貯溜手段と、前記物品の配列変更装置を有
し前記貯溜手段上で所定数待機する物品を所定数保持し
て取り上げると共に所定の位置で待機する箱詰容器に所
定の配列に並べかえて箱詰めする取上げ箱詰手段とから
なることを特徴とするものである。
更装置によれば、ベースのガイド溝に沿ってX軸方向及
びY軸方向に移動可能な複数のガイド軸は、その各交叉
部に物品を保持するための保持部を有するスライダが夫
々設けられており、この夫々のスライダの保持部が一定
の配列状態にある物品を保持すると、パターンカムの上
下方向への移動により、前記各ガイド軸の両端が所定形
状の上下方向のカム溝により規制案内され、ベースのガ
イド溝内でX軸方向のガイド軸がY軸方向へ及びY軸方
向のガイド軸がX軸方向へ移動する。これによりスライ
ダが移動して前記保持した物品を所定の配列状態に変更
することができる。
づいて説明する。
斜視図、第2図は第1図のA−A方向の断面図、第3図
は同平面図である。図において、1はガイド軸であり、
X軸方向に複数でY軸方向に複数(第3図ではX軸方向
に8本でY軸方向に4本)配設し、直交するX軸方向と
Y軸方向の交叉部には互いが接触しない段差を形成して
いる。また、この実施例におけるX軸及びY軸方向のガ
イド軸1は、それぞれが水平方向であり、X軸方向とは
第3図中の左右方向を、Y軸方向とは同図中でX軸方向
に直交する方向をいう。
パイプ構造が用いられるが、他に四角又は異なる多角形
状であってもよく任意に構成することができる。また、
ガイド軸1を配設する数は物品の配列パターンに応じて
設定されるもので実施例に限定するものではない。
前記X軸方向のガイド軸1とY軸方向のガイド軸1とが
交叉する所定の交叉部に、それぞれの方向のガイド軸
1,1とそれぞれ軸方向に摺動移動可能に組み合わせて
いる。第3図の図面では16個のスライダ本体20が所
定の交叉部に設けられている。このスライダ本体20
は、例えば摩擦係数の低い樹脂部材を用いてガイド軸1
を摺動可能な状態で貫通させ、このガイド軸1に沿って
スライダ本体20を移動可能に構成する方式や、又はガ
イド軸1が移動する部分に摺動可能なベアリングやブッ
シュ等を組み込んで構成することができる。
た保持部としての真空吸着式の吸着パッドであり、スラ
イダ本体20の下部に吊設した支持部材22とこの支持
部材22の下部に上下動可能に取り付けたスライド軸2
3とを介して設けられており、スプリング24により所
定の圧力で物品に接触するようになっている。
両端部をそれぞれ軸方向に直交する水平方向に移動可能
なように支持するベースである。このベース3は4つの
板状の部材(側板)によりそれぞれの板面が前記X軸及
びY軸方向の各ガイド軸1の軸方向に直交する方向で方
形状の枠型に形成されている。31はベース3の各側 板
(4面)に水平方向に設けられたガイド溝であり、前記
X軸方向とY軸方向の各ガイド軸1の両端部が摺動可能
な巾で且つ前記X軸方向のガイド軸1がY軸方向に移動
可能で前記Y軸方向のガイド軸1がX軸方向に移動可能
な長さで形成されている。このガイド溝31の長さは物
品の配列を変更させるときの物品の移動量より算出して
決められる。
型に形成されたベース3を外側から囲むように方形状の
枠型に設けられ、パターンカム4の各板面が前記ベース
3の各板面と平行になるように設けられている。41は
パターンカム4の各板面に縦方向に設けられたカム溝で
あり、前記各ガイド軸1の両端1aを保持して摺動可能
な巾で所定の形状に形成されている。このカム溝41
は、前記ベース3のガイド溝31に支持された各ガイド
軸1のX軸及びY軸方向への移動を、パターンカム4が
前記ベース3に対して上下動することにより一度に行な
わせしめるようにするもので、このカム溝41の形状は
一定の配列状態のスライダ2を所定の配列に並べかえる
ときのX軸及びY軸方向のガイド軸1の移動量とパター
ンカム4の上下方向への移動量より算出して決められ
る。
カム溝41の形状がそれぞれ対称になるように形成す
る。
コーナーに設けられたスライド軸受であり、前記パター
ンカム4の各コーナーに鉛直方向に設けられたスライド
軸42をスライド自在に貫通させている。これによりパ
ターンカム4はベース3に対して上下方向に移動可能に
構成される。
して上下動させるためのパターン駆動装置である。この
パターン駆動装置33は、ベース3の上部に回動自在に
横架軸支された二本の連動軸34と、この連動軸34の
それぞれの両端部に、一側を軸支固定されて他側にカム
フォロア35を回転自在に軸支したリンクアーム36
と、この連動軸34,34上に軸支固定されて連動軸3
4の回動方向をそれぞれ逆方向に同期伝動させる平歯車
37と、前記二本の連動軸34のうち一側の連動軸34
と連結してこの連動軸34を所定角度回動させるシリン
ダ等のアクチェータ38とから構成されている。
ロア35は、パターンカム4の板面に設けられた長孔4
3と組み合わせられており、カムフォロア35の上下方
向への移動によりパターンカム4が上下方向に移動する
ようになっている。
しない制御装置からの指令により、アクチェータ38の
ピストンロッド38aが図中矢印方向へ動作すると、連
動軸34と平歯車37を介してリンクアーム36のカム
フォロア35が所定角度下方に回動する。これによりパ
ターンカム4は、ベース3に対して下方へ所定ストロー
ク移動するように作用する。また、アクチェータ38の
ピストンロッド38aを復帰動作させればパターンカム
4は元の位置に復帰することができる。
た実施例に限定するものではなく例えば、ベース3とパ
ターンカム4の各コーナーに、図示しないがモータ等の
出力軸に連結した送りネジ軸とこの送りネジ軸に移動可
能に組み合わせたナット部材とを配設して、モータの駆
動によりパターンカム4を上下方向に移動することもで
きる。更に上述した例の他にパターンカム4がベース3
に対して上下方向に移動できれば任意の構成でよい。
Pの動作について説明する。
アクチェータ38のピストンロッド38aが所定ストロ
ーク図中矢印方向へ移動すると、連動軸34と平歯車3
7を介してリンクアーム36のカムフォロア35が所定
の角度下方に回動してパターンカム4が図中想像線位置
から下方の実線位置まで降下移動する。このパターンカ
ム4の降下移動により、夫々ガイド軸1はパターンカム
4のカム溝41とベース3のガイド溝31に沿って水平
方向に所定距離摺動移動する。このガイド軸1のX軸及
びY軸方向への移動により夫々のスライダ2は第5図に
示すような配列状態に変更することができる。
が千鳥形に並べられた状態を示すものであるが、この千
鳥形配列の機構を更に詳しく第6図及び第7図の斜視図
を用いて説明する。
る前の一定の配列状態を示すものであり、X軸方向に平
行なガイド軸1はY軸方向に平行なガイド軸1一本にた
いして二本交叉するように配設してある。そして、この
二本のガイド軸1が交叉する交叉部に設けられる各スラ
イダ2は、Y軸方向に平行なガイド軸1一本とX軸方向
に平行な二本のガイド軸1のうちどちらか一本のガイド
軸1と組み合わせている。この組み合わせは、X軸方向
に交互にその組み合わせが異なるようになっている。以
上のようにガイド軸1とスライダ2とを組み合わせて構
成することにより、ガイド軸1がX軸及びY軸方向へ所
定距離移動すると各スライダ2は第7図示すような千鳥
形に配列されるのである。
み合わせは、上述した例に限定するものではなく、第8
図(配列変更前の並び)及び第9図(配列変更後の並
び)に示すような組み合わせとすることができ、配列さ
れるスライダ2の個数も実施例に限定することなく任意
に設定することができる。
いた箱詰装置の実施例を第10図〜第12図を用いて説
明する。尚、この実施例では物品として青果物Fを用い
る。そして、この青果物Fは箱詰め前には受皿10上に
載せられている。
5で送られる青果物F入りの受皿10を所定数整列させ
る貯溜手段、7は前記物品の配列変更装置Pを備えた取
上げ箱詰手段、8は箱詰容器としての段ボール箱81を
搬送する容器搬送コンベア、9は空の段ボール箱81を
所定の位置に上昇させると共に箱詰完了後に容器搬送コ
ンベア8の搬送面まで降下させる箱詰リフタである。
ト可能なローラコンベアが用いられ、受皿10を複数列
で搬送し得る機巾に設けられ、第12図によく示すよう
に仕切り部材51により搬送面を幅方向に区画して配列
する青果物Fの列数に合わせた搬入路を形成している。
実施例では同一の搬送面上に仕切り部材51を設けて4
列の搬入路を形成したが、それぞれの搬入路ごとにコン
ベアを設けてもよい。52はそれぞれの搬入路毎の終端
部に設けたシリンダ等のアクチェータを備えたストッパ
装置であり、停止板52aを搬入コンベア5の搬送面上
に突出させて受皿10を一時待機させるようになってい
る。
が始端部を青果物選別機の所定の仕分段階(仕分排出
部)に接続し、所定の区分で仕分け排出された青果物F
を受けて後述の貯溜手段6へ向けて搬送するように構成
することもできる。
入路から送り出される青果物F入りの受皿10を受けて
一定の配列(4列4段)で待機可能な機巾及び機長を有
するコンベア61を設ける。そしてこのコンベア61
は、終端部が支軸62を中心にシリンダ63により所定
角度下方に傾動するようにフレーム64に設けられてお
り、仕切り部材65により搬送面を幅方向に区画して前
記搬入コンベア5の4列の搬送路と列を合わせている。
尚、このコンベア61は例えばベルトコンベアやローラ
コンベア等任意の構成が用いられる。
装置Pを備えており、前記貯溜手段6のコンベア61上
で待機する所定数の青果物Fを取り上げると共に、取り
上げた青果物Fを所定の箱詰位置で待機する箱詰容器8
1に所定の配列に変更した後に箱詰めするようにしたも
のである。
5と箱詰リフター9をまたがって立設しており、上部に
連結部材として一対のレール72を横架している。73
は前記レール72に沿って横方向に走行移動可能な移送
台車であり、ガイドローラ74が回動自在に軸支され、
レール72にシリンダ本体が固定されたスライドシリン
ダ75により図中矢印方向で往復移動することができ
る。76は昇降シリンダであり、移送台車73の下部に
ロッド76aを下向きに設けており、そしてこのロッド
76aは前記配列変更装置Pのベース3と連結されてい
る。77はガイド軸受けであり、前記移送台車73の下
部に前記昇降シリンダ76と並んで設けられ、ベース3
と連結したガイドバー78をスライド可能に貫通させて
いる。上述の構成により、配列変更装置Pは上下方向で
昇降すると共に横方向に往復移動することができる。
貯溜手段6の下方に位置して段ボール箱81を搬送しう
る幅のローラコンベアやチェンコンベア等アキュームレ
ート可能なコンベアを用いて構成する。そして、この容
器搬送コンベア8は、エアーシリンダによってストッパ
82a,82bが搬送面上に出没するようになってお
り、箱詰リフター9の動作時にストッパ82aにより後
続の段ボール箱81の進入を停止させるように作用させ
る。一方、ストッパ82bは容器搬送コンベア8上で搬
送される空の段ボール箱81が所定の箱詰め位置に対応
したときコンベア8上で一時停止させるもので、箱詰リ
フター9に対応した位置に設けられ、このストッパ82
bで停止した空の段ボール箱81は箱詰リフター9の作
動により所定の箱詰位置に上昇待機するようになってい
る。
て設けられ、容器搬送コンベア8で搬送される空の段ボ
ール箱81を所定の高さに上昇待機させて箱詰め待ちさ
せると共に、箱詰めされた製品段ボール箱81を容器搬
送コンベア8上に降下させるものであって、立設させた
フレーム91にガイド軸92,92を鉛直方向に並設し
て取付け、このガイド軸92,92に上下方向に摺動移
動可能な昇降台93を組み合わせている。94は前記フ
レーム91の下部に設けたモータであり、フレーム91
の上部に軸支されたスプロケット95にチェン96を張
設している。そして、このチェーン96は前記昇降台9
3の一部と連結されており、モータ94の駆動によりチ
ェーン96が上下方向に走行回転すると昇降台93が上
下方向に移動するようになっている。
台93の上下方向の停止位置を制御させるリミットスイ
ッチを備えており、このリミットスイッチの設定位置に
より任意の位置で昇降台93を停止することができる。
実施例では二段階に上昇待機するようになっており、一
段目は空の段ボール箱81を、配列変更装置Pの横移動
に支障のない高さ、即ち、吸着パッド21が保持して持
ち上げた青果物Fが横移動したときそれに接触しない高
さで、二段目は青果物Fの横移動が完了した後に所定の
箱詰位置まで上昇待機させる高さである。
れた製品段ボール箱81を所定の方向に搬出するための
もので、前記容器搬送コンベア8と直交する方向に設け
られている。
の容器搬送コンベア8から送り出される製品段ボール箱
81を合流させて搬送するように用いることができる。
この場合、容器搬送コンベア8の出口には図示しないが
ストッパ装置を組み合わせて合流のタイミングをとるよ
うにすることが好ましい。
入コンベア5の下方に設けられ、前記貯溜手段6のコン
ベア61から排出される空の受皿10を受けて所定の方
向へ搬送するようになっている。
いて説明する。
に送られる青果物F入り受皿10が貯溜手段6上で所定
数(図面では16個)一定の配列でプールされると、図
示しない制御装置からの信号により搬入コンベア5のス
トッパ装置52が作動して停止板52aが搬送面上に突
出し、後続の受皿10の進入を搬入コンベア5上で停止
させる。これと略同時に昇降シリンダ76が作動して取
上げ箱詰手段7の配列変更装置Pが降下し、それぞれの
吸着パッド21がそれぞれ対応する位置にある受皿10
上の青果物Fに接触して吸着保持する。吸着保持する
と、昇降シリンダ76が作動して青果物Fを吸着したま
ま上方所定位置に持ち上げる。この持ち上げ動作中に配
列変更装置Pのパターン駆動装置33が作動してパター
ンカム4が降下移動し、これによりそれぞれのガイド軸
1はパターンカム4のカム溝41とベース3のガイド溝
31に沿ってX軸及びY軸方向に移動する。このガイド
軸1のそれぞれの方向への移動により吸着パッド21を
有するそれぞれのスライダ2は所定の配列(図面では千
鳥形)に変更される。このようにして配列が変更される
と共に上方所定位置まで持ち上げられた青果物Fは、ス
ライドシリンダ75の作動により箱詰リフター9の上方
まで横移動される。そして、箱詰リフター9の上方に達
した青果物Fを保持した吸着パッド21は昇降シリンダ
76によって降下される。一方、箱詰めするための段ボ
ール箱81は、箱詰リフター9により、前記配列変更装
置Pの横移動中は前述の如く一段目の高さで待機してお
り、横移動完了後に二段目の箱詰位置(第10図)まで
上昇待機する。そして、前記昇降シリンダ76の作動に
よって前記二段目の箱詰位置で待機する段ボール箱81
内に降ろされた吸着パッド21は吸着が解除されて第1
3図に示す千鳥形の配列で箱詰が完了する。
上で青果物Fが取り上げられて空になった受皿10は、
吸着取り上げ完了と同時にシリンダ63が作動してコン
ベア61が支軸62を中心に下方へ所定角度回動するこ
とにより空受皿搬送コンベア12上へ排出される。この
間、搬入コンベア5上の青果物Fは、ストッパ装置52
により貯溜手段6上への進入が阻止されており、空の受
皿10を排出後にシリンダ63を復帰動作させてコンベ
ア61を元の位置へ復帰させ次の箱詰めのための準備待
ちをする。
れた製品段ボール箱81は、容器搬送コンベア8上に降
ろされて先方へ運ばれ製品搬送コンベア11に送り込ま
れる。この動作に関連してストッパ82aを作動させる
と次の空の段ボール箱81は、箱詰め位置に対応したス
トッパ82bで停止されて箱詰リフタ9により第一段目
の高さに上昇待機され、前述した動作を繰り返す。
する動作は、青果物Fを取り上げてから箱詰するまでの
間であればいつでもよく任意にその制御は構成すること
ができる。
なく第14図に示すような縦横配列(マトリックス状)
であってもよく配列の数も任意に構成することができ
る。更に、段ボール箱81内の段積数も一段に限らず複
数段に積み重ねすることは任意であり、この場合は昇降
シリンダ76のストロークを段階的に制御することによ
り成し得る。
る青果物Fを箱詰めの形態や箱の容積に合わせて変更し
箱詰する如く説明したが、一定の配列で容器内に箱詰め
された物品を取り出して所定の配列に並べかえる如く用
いることもできる。更に、青果物Fは受皿10上に載せ
られることなくそのまま貯溜手段6上で待機させる如く
構成してもよい。
軸方向とY軸方向の交叉部に所定の段差を有しX軸方向
に複数でY軸方向に複数配列されたガイド軸と、前記X
軸及びY軸方向のガイド軸と組み合わされてX軸及びY
軸方向へ移動可能に前記交叉部 に設けられると共に物品
を保持するための保持部を夫々有する複数のスライダ
と、水平方向のガイド溝がそれぞれ設けられた4つの側
板で方形状の枠型に形成され、前記X軸方向のガイド軸
がY軸方向に移動可能で前記Y軸方向のガイド軸がX軸
方向に移動可能に各ガイド軸の両端部を前記ガイド溝内
で支持するベースと、板材で方形状の枠型に形成され、
前記各ガイド軸の両端が摺動可能な所定形状の上下方向
のカム溝を有し前記ベースに対して上下動可能に設けら
れたパターンカムとからなることを特徴とする物品の配
列変更装置の構成であるから、各ガイド軸の両端が摺動
可能な所定形状の上下方向のカム溝を有する方形状枠型
のパターンカムがベースに対して上下方向へ移動するこ
とにより、前記各ガイド軸の両端がパターンカムの該カ
ム溝により規制案内され、ベースのガイド溝内でX軸方
向のガイド溝がY軸方向へ及びY軸方向のガイド軸がX
軸方向へ移動することによって、これらガイド軸の交叉
部のスライダがX軸及びY軸方向に移動して、スライダ
の保持部に保持される物品を所定の配列に変更するの
で、配列の変更が、パターンカムをベースに対して上下
動するのみで容易に行うことができ、パターンカムを作
動させるための最小限単一のアクチェータを備えるだけ
でよく、従来多数のアクチェータを備えて複雑な動作を
させていたものに比べ、極めて機構をシンプルにしてメ
ンテナンス上においてもその扱いを容易にすると共に低
廉な配列変更装置を得ることができる。
よれば、配列変更装置が1つのアクチェータを備えたシ
ンプルな機構のため、従来のような多数のアクチェータ
の突起が無くなり箱詰め作業を安全に行うことができる
と共にアクチェータの制御が簡単になり装置全体をコン
パクトにまとめて軽量化することができる。
の斜視図である。
明図である。
した説明図である。
列前の部分詳細図である。
ための部分詳細図である。
面図である。
である。
ある。
れた物品の配列形態を示す説明図である。
形例を示す説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 直交するX軸方向とY軸方向の交叉部に
所定の段差を有しX軸方向に複数でY軸方向に複数配列
されたガイド軸と、前記X軸及びY軸方向のガイド軸と
組み合わされてX軸及びY軸方向へ移動可能に前記交叉
部に設けられると共に物品を保持するための保持部を夫
々有する複数のスライダと、水平方向のガイド溝がそれ
ぞれ設けられた4つの側板で方形状の枠型に形成され、
前記X軸方向のガイド軸がY軸方向に移動可能で前記Y
軸方向のガイド軸がX軸方向に移動可能に各ガイド軸の
両端部を前記ガイド溝内で支持するベースと、板材で方
形状の枠型に形成され、前記各ガイド軸の両端が摺動可
能な所定形状の上下方向のカム溝を有し前記ベースに対
して上下動可能に設けられたパターンカムとからなるこ
とを特徴とする物品の配列変更装置。 - 【請求項2】 箱詰めするための所定数の物品を一定の
配列で待機させる貯溜手段と、請求項1記載の物品の配
列変更装置を有し前記貯溜手段上で所定数待機する物品
を所定数保持して取り上げると共に所定の位置で待機す
る箱詰容器に所定の配列に並べかえて箱詰めする取上げ
箱詰手段とからなることを特徴とする箱詰装置。
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