JP3229137B2 - 刃物研磨装置 - Google Patents

刃物研磨装置

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JP3229137B2
JP3229137B2 JP23166694A JP23166694A JP3229137B2 JP 3229137 B2 JP3229137 B2 JP 3229137B2 JP 23166694 A JP23166694 A JP 23166694A JP 23166694 A JP23166694 A JP 23166694A JP 3229137 B2 JP3229137 B2 JP 3229137B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、包丁等を研磨するた
めに一般家庭の台所等で使用される小型の刃物研磨装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】包丁研ぎ
器として、従来知られているものに、乾式の家庭用小型
包丁研ぎ器や、業務用の汎用湿式研磨装置がある。
【0003】乾式の家庭用小型包丁研ぎ器は、簡単に使
用できるが、乾式であって、目詰りを避けるため比較的
目の粗いセラミックで形成される。このため、刃先に傷
がつき易くシャープな刃が形成されない。また刃と砥石
の摩擦が激しく、局部的に温度が上昇して刃先の焼き鈍
りが生じ、更に研磨時の研磨音や振動が大きく、恐怖感
を与えるなどの問題があった。
【0004】一方、汎用の湿式研磨装置は、大型である
ため取扱いが不便であり、収納場所を取り、また使用後
の洗浄が面倒である、などの問題があった。
【0005】一般に、包丁などの刃物は砥石の上で水を
つけて研ぐ湿式研磨によることが刃先を傷めずシャープ
な刃先を作る上で優れていることは従来周知の事実であ
る。
【0006】しかしながら、従来家庭用の小型の包丁研
ぎ器で湿式のものが存在しなかったのは、その取扱いや
後始末が面倒であり、防水などの機構が複雑になるなど
の技術的な課題のためであったと考えられる。
【0007】そこで、この発明は包丁研ぎ器等における
これらの課題を解決した簡便な刃物研磨装置を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段とその作用】上記の目的を
達成するために、請求項1に記載の発明は、砥石の駆動
装置と、砥石の研磨面に水を供給する水タンクとを備
え、上記砥石を円板状に形成し、これを垂直の回転軸を
有する砥石台上に水平状態に嵌着し、上記砥石台を水受
け容器の開口部内周に配置し、該水受け容器に上記水タ
ンクを連結してこれを砥石上に臨ませ、その水タンクに
水供給装置を設けた刃物研磨装置において、上記水供給
装置は上記水タンクの底面に設けた弁孔と、その弁孔を
開閉する弁体とを有し、該弁体の弁棒を上記砥石台の中
心に接触させ、該砥石台の回転に伴う弁棒の振動により
上記弁体を開閉させるようにしたものである。
【0009】上記構成の刃物研磨装置は、駆動装置によ
って砥石の研磨面を水平面内で回転させながら、水の供
給装置によりその研磨面に水を供給し、包丁等の刃物を
手で把持してその刃先を研磨面に押し当てて湿式研磨す
る。研ぎ汁は砥石の外周面から水受け容器内に落下す
る。
【0010】請求項2に記載の発明は、上記水受け容器
の開口部周縁に、左右両側から中央部に至るに従い同一
の傾斜角をもって下降する刃物受け台を設け、上記水タ
ンクを水受け容器に連結する連結部材の一部に弾力性あ
る刃物押圧片を設け、その押圧片を水タンク下面に位置
せしめ、上記砥石台を上向きに付勢し、上記刃物受け台
に沿って上記刃物押圧片の下面に差込んだ刃物の刃先を
研磨面に接触させると共に、該刃先を上記刃物押圧片と
砥石台により上下から押圧して研磨するようにした構成
としたものである。
【0011】この場合は、手で把持した刃物の刃先を刃
物受け台に載せて刃先を研磨面とガイド片との間に差込
む。そうすると刃先は砥石と押圧片との間で弾力的に挾
持され、その状態で研磨が行われる。
【0012】請求項3に記載の発明は、上記水受け容
器、水タンク、砥石台及び砥石を分解可能に組合せた構
成としたものであり、研磨完了後はこれらを分解して清
掃を行う。
【0013】
【実施例】図1に示すように、実施例の刃物研磨装置は
本体ケーシング1の内部に、乾電池2及びモータなどの
駆動装置3を備える。駆動装置3のピニオン4に歯車5
を噛み合わせて減速機構を構成する。歯車5と一体の主
軸6は、歯車5の上部と下部においてそれぞれ軸受7、
7を上下動自在に貫通しており、その下端にスプリング
押え8を介してスプリング9を押し当て、主軸6を上向
きに付勢する。主軸6の上端にはジョイント11が取付
けられる。
【0014】上記本体ケーシング1の駆動装置3上部の
凹所12に水受け容器13が着脱自在に取付けられる。
水受け容器13の中心部分には回転軸14が貫通してお
り、その回転軸14の下端に、前記のジョイント11と
対向したカップリング15が取付けられる。
【0015】上記のカップリング15は、図4に示すよ
うにその内周面に螺旋案内溝16と係合段部17を有
し、ジョイント11のリブをその螺旋案内溝16で案内
しつつ係合段部17と係合させるようにしている。
【0016】前記の水受け容器13は容器本体10と蓋
21とからなり、図2に示すように、凹所12の側壁面
に設けた継手部18に容器本体10の嵌合部19を着脱
自在に嵌めて取付けられる。
【0017】また、その水受け容器13の蓋21の上端
面は、図3に示すように左右両側から中央部に至るに従
い、同一の傾斜角度をもって下降する刃物受け台22と
なっている。
【0018】前記の回転軸14の上端には砥石台受け2
3が取付けられ、その砥石台受け23の周辺に設けた係
合爪24を砥石台25底面の凹所26に係合させること
により、砥石台25を砥石台受け23に着脱自在に取付
けている(図5参照)。砥石台25の中央部にはボス部
20が設けられ、そのボス部20のまわりに円板状の砥
石27の中心穴28を嵌合させ、該砥石27を砥石台2
5に嵌着している。
【0019】上記の砥石台25及びこれに嵌着された砥
石27は、図1に示すように、前記蓋21の内周壁29
の内側に所要の間隔をおいて配置される。
【0020】前記の蓋21の刃物受け台22の対向2箇
所の底位部に取付穴31が設けられ、各取付穴31にそ
れぞれ連結部材32、32’が装着される。各連結部材
32、32’は前記の取付穴31に挿入係合される脚片
33を有し、また、その脚片33の両側に前記の刃物受
け台22の面に沿うガイド部34が張り出しており、更
に上端面に開口35が設けられ、水タンク36の脚37
を受入れるようになっている。また、ガイド部34の内
側に係止爪38が設けられ、その係止爪38を水タンク
36の底面の凹所39(図6参照)に係止させることに
より、水タンク36を各連結部材32、32’と係合一
体化させ、該水タンク36を砥石27の上に臨ませてい
る。
【0021】また、一方の連結部材32’の上記係止爪
38の更に内側には、薄板の弾性部41を介して押圧片
42が突設される。この押圧片42は図8に示すように
その下面の一部が下方に突出して押圧部43を形成し、
その押圧部43が水タンク36の下面に位置している。
また押圧部43から外方に傾斜したガイド面45が形成
される。水タンク36の底面には、上記の押圧片42に
対向した部分に盗み部46が形成され、押圧片42が上
向きに押されたときの弾性部41によるベンディングの
余裕を与える。
【0022】水タンク36の底面中央部分には、水供給
装置47が設けられる(図7参照)。この装置47は、
水タンク36の底面中央に設けた弁孔48に弁棒49を
微小な間隙をもって上下動自在に貫通させ、その弁棒4
9の水タンク36側の端部に弁体51を取付け、これに
より弁孔48を閉塞する。弁棒49の下端に球面部52
が設けられ、その球面部52を砥石台25のボス部20
の中心に接触させている。
【0023】なお、上記の実施例においては駆動装置3
を乾電池2で駆動するようにしているが、商用電源によ
って駆動することも可能である。
【0024】いま、上記駆動装置3を駆動させると、主
軸6、回転軸14を経て、砥石台25及びこれに嵌着さ
れた砥石27が回転し、砥石台25のボス部20に接触
させた弁棒49の振動により、弁体51が振動し、水タ
ンク36内の水が弁孔48を通って僅かづつ流れ出す。
水はボス部20の上面から遠心力により砥石27の研磨
面44上に拡散される。
【0025】手に持った包丁等の刃物53(図8(a)
参照)を刃物受け台22の傾斜に沿って差込むと、刃物
53の上面はガイド部45により案内され研磨面44に
接触する。
【0026】これと同時に砥石27が若干下方に押圧さ
れ(図8(c)参照の二点鎖線参照)、また押圧片42
がその薄板の弾性部41が若干上向きにベンディング
し、刃物53の刃先を受け入れる。押圧片42は水タン
ク36下面の盗み部46に接触し、刃物53の上面を押
圧し、研磨面44に押し当てる。
【0027】研磨によって生じる研ぎ汁は、砥石27の
外周面から、砥石27と蓋21の内周壁29との間の間
隙から容器本体10に落下する。刃物53の反対面を研
磨する場合は、これを裏返して反対側の刃物受け台22
から差込む。
【0028】研磨完了後、両方の連結部材32、32’
の脚片33の根元を内向きに押込むと(図7の白抜き矢
印参照)、脚片33が蓋21から外れるので、水タンク
36を連結部材33、33’と共に分離することがで
き、砥石27の上面等を掃除することができる。
【0029】また、容器本体10は、上向きに引上げる
ことで継手部18から外れ、また回転軸14はそのカッ
プリング15の部分で主軸6から分離される。更に蓋2
1を水受け容器13から外すことができ、また砥石受け
23から砥石台25を外すこともできる。
【0030】
【発明の効果】請求項1に記載の発明は、砥石が円板状
であり、その研磨面を水平面内で回転させて研磨するも
のであるから、砥石は薄いものでよく、しかも十分広い
研磨面を確保でき、コンパクトな湿式研磨装置を提供す
ることができる。
【0031】請求項2に記載の発明は、刃物を所定の角
度を維持しつつ適当な力で研磨面に押圧することができ
るので、特別な技量のない者でもシャープな仕上がりが
得られる。
【0032】請求項3に記載の発明は、水受け容器の容
器本体と蓋、水タンク、砥石台及び砥石の分解掃除を容
易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の断面図
【図2】同上の一部分解斜視図
【図3】同上の一部分解斜視図
【図4】同上のカップリング部分の分解斜視図
【図5】同上の砥石受け台部分の分解斜視図
【図6】同上の水タンクの斜視図
【図7】同上の砥石部分の拡大断面図
【図8】(a)は連結部材の平面図、(b)は同上の正
面図、(c)は同上の取付け状態の部分断面図
【符号の説明】
1 本体ケーシング 2 乾電池 3 駆動装置 4 ピニオン 5 歯車 6 主軸 7 軸受 8 スプリング押え 9 スプリング 10 容器本体 11 ジョイント 12 凹所 13 水受け容器 14 回転軸 15 カップリング 16 螺旋案内溝 17 係合段部 18 継手部 19 嵌合部 20 ボス部 21 蓋 22 刃物受け台 23 砥石台受け 24 係合爪 25 砥石台 26 凹所 27 砥石 28 中心穴 29 内周壁 31 取付穴 32、32’ 連結部材 33 脚片 34 ガイド部 35 開口 36 水タンク 37 脚 38 係止爪 39 凹所 41 弾性部 42 押圧片 43 押圧部 44 研磨面 45 ガイド部 46 盗み部 47 水供給装置 48 弁孔 49 弁棒 51 弁体 52 球面部 53 刃物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山根 悦郎 大阪市北区天満1丁目20番5号 象印マ ホービン株式会社内 (56)参考文献 実開 昭58−110339(JP,U) 実開 平2−122752(JP,U) 実開 平4−48292(JP,U) 特公 昭42−23879(JP,B1) 実公 平3−5409(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B24B 3/36,55/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 砥石の駆動装置と、砥石の研磨面に水を
    供給する水タンクとを備え、上記砥石を円板状に形成
    し、これを垂直の回転軸を有する砥石台上に水平状態に
    嵌着し、上記砥石台を水受け容器の開口部内周に配置
    し、該水受け容器に上記水タンクを連結してこれを砥石
    上に臨ませ、その水タンクに水供給装置を設けた刃物研
    磨装置において、上記水供給装置は上記水タンクの底面
    に設けた弁孔と、その弁孔を開閉する弁体とを有し、該
    弁体の弁棒を上記砥石台の中心に接触させ、該砥石台の
    回転に伴う弁棒の振動により上記弁体を開閉させるよう
    にしたことを特徴とする刃物研磨装置。
  2. 【請求項2】 上記水受け容器の開口部周縁に、左右両
    側から中央部に至るに従い同一の傾斜角をもって下降す
    刃物受け台を設け、上記水タンクを水受け容器に連結
    する連結部材の一部に弾力性ある刃物押圧片を設け、そ
    の押圧片を水タンク下面に位置せしめ、上記砥石台を上
    向きに付勢し、上記刃物受け台に沿って上記刃物押圧片
    の下面に差込んだ刃物の刃先を研磨面に接触させると共
    に、該刃先を上記刃物押圧片と砥石台により上下から押
    圧して研磨するようにしたことを特徴とする請求項1に
    記載の刃物研磨装置。
  3. 【請求項3】 上記水受け容器、水タンク、砥石台及び
    砥石を分解可能に組合せたことを特徴とする請求項1
    は2に記載の刃物研磨装置。
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