JP3229123B2 - 無線呼出受信機 - Google Patents

無線呼出受信機

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JP3229123B2 JP13264394A JP13264394A JP3229123B2 JP 3229123 B2 JP3229123 B2 JP 3229123B2 JP 13264394 A JP13264394 A JP 13264394A JP 13264394 A JP13264394 A JP 13264394A JP 3229123 B2 JP3229123 B2 JP 3229123B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ノイズの影響を抑制
し良好な受信感度を得ることの出来る無線呼出受信機例
えば、ポケットベル、ページャなどに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図4は、無線電波を使用した無線呼出受
信機である従来のページャの構成を示すブロック図であ
る。図において、1は無線基地局から送信された信号を
受信する受信アンテナ、2は受信アンテナ1からのFM信号
を受信するFM受信機であり、高調波増幅部、局部発振
器、その局部発振器で生成した局部発振周波数により受
信信号周波数を変換する周波数変換部、受信信号を復調
する復調部などから構成されている。3はFM受信機2から
の復調信号をデコードするデコード部であり、IDコード
を抽出して、これをIDメモリ3aのIDコードと比較照合
し、一致すれば、後述する制御部8はメッセージデータ
を処理して、後述する液晶表示部4に表示する。また、4
は液晶表示部、5はバイブレータ、6はスピーカ、7は表
示ランプ、10はキー入力部である。8は各部を制御する
制御部(CPU)、9は制御部8に使用する基準クロック信
号を生成する基準クロック信号生成回路、11、12は基準
クロック信号生成回路9の一部を構成するコンデンサ、1
3は発振子であり水晶振動子あるいはセラミック素子な
どが用いられる。
【0003】図5は、前記ページャのFM受信機2の受信帯
域を模式的に示した説明図であり、16はページャのFM受
信機2の受信帯域、fn、fn+1、fn+2は基準クロック信号
生成回路9で生成される基準クロック信号による第n次、
第n+1次、第n+2次高調波信号成分である。図3に基準
クロック信号の基本波周波数foとその高調波成分の周波
数fnとの関係を示す。
【0004】ページャでは、受信帯域16内に基準クロッ
ク信号生成回路9で生成される基準クロック信号の高調
波信号成分及び、局部発振周波数の高調波成分、システ
ムの作動に必要な他のクロック信号の高調波成分の合成
信号等が入ると、そのスプリアスによるFM受信機2の感
度低下の原因となる。このような受信妨害が発生しない
ように基準クロック信号周波数を決めている。このた
め、FM受信機2の受信帯域16内に基準クロック信号生成
回路9で生成される基準クロック信号による高調波信号
成分が重ならないように、製造工程においてコンデンサ
11、12あるいは発振子13を取り替えて調整し良好な受信
感度、信号対雑音比が得られるようにしている。すなわ
ち、図5にも示してあるように第n+1次の高調波成分fn
+1を受信帯域16の外側に移すために基準クロック信号
の周波数を変えて、その高調波成分fn、fn+1、fn+2・
・・を高調波成分f’n、f’n+1、f’n+2・・・に移動
させた。これによって、スプリアスによる感度低下を防
止できるわけである。先に述べた合成されたスプリアス
の場合も同様である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の無線呼出受信機
は以上のように構成されているので、良好な受信感度、
信号対雑音比を得るために各製品毎にコンデンサ11、12
あるいは発振子13を取り替えて調整を行う必要があり、
この取り替えなどのため作業工程が増加する問題点があ
った。
【0006】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、作業工程を増加させることなく容
易に良好な受信感度、信号対雑音比の得られる無線呼出
受信機を提供することを目的とする。
【0007】また、良好な受信感度、信号対雑音比が自
動的に得られる無線呼出受信機を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る無線呼出受
信機は、無線送信されたデータを受信するための受信手
段と、該受信手段により受信したデータを復号しデータ
処理を行うデータ処理手段と、基準クロック信号生成回
路により生成した基準クロック信号を基にシステム制御
を行う制御手段とを備えた無線呼出受信機において、前
記基準クロック信号生成回路は生成する基準クロック信
号の周波数を制御電圧により可変するための可変容量素
子を有し、前記制御電圧を可変する制御電圧可変手段
と、該制御電圧可変手段により可変した制御電圧に応じ
た基準クロック信号周波数において受信信号がないとき
の前記受信手段から出力されるノイスレベルを検出する
ノイズレベル検出手段と、該ノイズレベル検出手段によ
り検出したノイズレベルの最大値を判定するノイズレベ
ル最大値判定手段と、該ノイズレベル最大値判定手段が
ノイズレベルの最大値と判定したときの前記制御電圧に
設定してクロック信号周波数を生成させる制御電圧設定
手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】
【実施例】実施例の無線呼出受信機について説明する。
図1は、本実施例の無線呼出受信機の構成を示す回路ブ
ロック図である。図1において図4と同一または相当の部
分については同一の符号を付し説明を省略する。図にお
いて8Bは制御部である。2Aはオン/テスト信号入力端子
を有するFM受信機である。30はROM26に格納されたテス
トモード処理用のプログラムである。図2にこのテスト
モード処理用のプログラム30を示すフローチャートを示
す。31は制御電圧がディジタルデータとして出力される
出力ポートである。32と34は抵抗、33はコンデンサであ
り、抵抗32、34とコンデンサ33により低域通過フィルタ
を構成している。抵抗34の一端は可変容量ダイオード21
に接続されている。35はFM受信機2Aを通常の受信モード
として動作させるか、あるいはテストモードによりFM受
信機2Aを動作させるかの指令信号であるオン/テスト信
号が出力される出力ポートである。38はデコーダ3によ
り復号した受信データを取り込む入力ポートである。
【0010】39は整流用のダイオード、40はダイオード
39の出力を直流化するためのコンデンサ、41はコンデン
サ40により直流化された電圧レベルをディジタルデータ
DDに変換するA/D変換器である。42はA/D変換器41から出
力されるディジタルデータDDを取り込む入力ポートであ
る。43は取り込んだディジタルデータDDを記憶する記憶
回路(RAM)である。
【0011】次に、動作について図2に示すフローチャ
ートに基づいて説明する。この無線呼出受信機では、キ
ー入力部10からチェック信号送出時などに、制御部8Bは
出力ポート35よりテスト信号をFM受信機2Aに送るように
する。これによってFM受信機2Aはテストモードとなる。
前記テストモードでは、FM受信機2Aは受信アンテナ1か
らの入力受信信号を零状態にして動作させ、出力側には
ノイズ成分が出力される状態とする。ここで、nを初期
化して、まず制御電圧V1を設定し(ステップS10、ステ
ップS11、ステップS12)、出力ポート31から制御電圧V1
に相当するディジタルデータを出力する。このディジタ
ルデータはD/A変換器24によりアナログ信号に変換さ
れ、抵抗32、34とコンデンサ33からなる低域通過フィル
タに供給され直流電圧に変換される。この直流に変換さ
れた制御電圧V1は可変容量ダイオード21に印可されるた
め、基準クロック信号生成回路9Aによる基準クロック信
号の発振周波数は制御電圧V1に応じた周波数fc1にな
る。
【0012】このときFM受信機2Aは、出力ポート35から
出力されるオン/テスト信号により無線により送られて
くる信号を受信しない零信号入力状態でFM検波出力を発
生させている。この出力は、受信されない状態での検波
出力であるからノイズレベルであり、このノイズレベル
はダイオード39により整流され、さらにコンデンサ40に
より直流化されてA/D変換器41に供給され、ディジタル
データDDに変換されて入力ポート42から制御部8Bに取り
込まれる。このノイズレベルをディジタルデータDDとし
て値を制御部8BはRAM43に記憶する。(ステップS12)。
次にnを1ずつ増しながら順次に制御電圧Vnに対応するノ
イズレベルのディジタルデータDDを順次RAM43に記憶す
る(ステップS11〜ステップS13)。制御電圧Vnの全範囲
のテストが総て完了すれば次のステップS14に移る。こ
こで、制御部8BはRAM43のディジタルデータDDの中の最
大値を判定し選択し、それに対応する制御電圧Vnに設定
する(ステップS14)。このときの制御電圧Vnによる基
準クロック信号生成回路9Aにおける発振周波数fcnの高
調波成分は、FM受信機2Aにおける受信帯域を外れた値を
示しており、高調波成分のスプリアスによる受信妨害の
影響の最も少ない基準クロック信号となっている。何故
ならば、ノイズレベルが高い程高調波成分のスプリアス
が少い状態だからであり、逆に高調波成分が受信帯域に
入れば感度が低下し、ノイズレベルも低下するからであ
る。
【0013】このように本実施例によれば発振子13やコ
ンデンサ11、12を交換することなく基準クロック信号生
成回路9Aによる基準クロック信号の発振周波数fcを受信
妨害の影響の少ない値に自動的に設定できるので、良好
な受信感度、信号対雑音比の得られる無線呼出受信機を
容易に構成することができる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、テストモードを設け
て、受信手段の受信帯域に対する前記高調波成分のスプ
リアスの影響を実測して、その最も高調波成分の影響の
少い前記制御電圧を選択できるので良好な受信感度と信
号対雑音比が得られる無線呼出受信機が容易に実現でき
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例による無線呼出受信機の構成を示す回路
ブロック図である。
【図2】実施例による無線呼出受信機のテストモード処
理動作を示すフローチャートである。
【図3】基準クロック信号の高調波成分を示す説明図で
ある。
【図4】従来の無線呼出受信機であるポケットベルの構
成を示すブロック図である。
【図5】従来の無線呼出受信機であるポケットベルの受
信帯域を模式的に示した説明図である。
【符号の説明】
1 受信アンテナ 2、2A FM受信機(受信手段) 3 デコーダ 8B 制御部(制御電圧可変手段、ノイズレベル検出
手段、ノイズレベル最大値判定手段、制御電圧設定手
段) 9A 基準クロック信号生成回路 11、12 コンデンサ 13 発振子 21 可変容量ダイオード(可変容量素子) 24 D/A変換器、(制御電圧生成手段) 39 ダイオード 40 コンデンサ 41 A/D変換器(ノイズレベル検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/26 H04Q 7/04 - 7/38

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無線送信されたデータを受信するための受
    信手段と、該受信手段により受信したデータを復号しデ
    ータ処理を行うデータ処理手段と、基準クロック信号生
    成回路により生成した基準クロック信号を基にシステム
    制御を行う制御手段とを備えた無線呼出受信機におい
    て、前記基準クロック信号生成回路は生成する基準クロ
    ック信号の周波数を制御電圧により可変するための可変
    容量素子を有し、前記制御電圧を可変する制御電圧可変
    手段と、該制御電圧可変手段により可変した制御電圧に
    応じた基準クロック信号周波数において受信信号がない
    ときの前記受信手段から出力されるノイズレベルを検出
    するノイズレベル検出手段と、該ノイズレベル検出手段
    により検出したノイズレベルの最大値を判定するノイズ
    レベル最大値判定手段と、該ノイズレベル最大値判定手
    段がノイズレベルの最大値と判定したときの前記制御電
    圧に設定してクロック信号周波数を生成させる制御電圧
    設定手段とを備えたことを特徴とする無線呼出受信機。
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