JP3227538U - 床置き照明装置 - Google Patents
床置き照明装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3227538U JP3227538U JP2020002064U JP2020002064U JP3227538U JP 3227538 U JP3227538 U JP 3227538U JP 2020002064 U JP2020002064 U JP 2020002064U JP 2020002064 U JP2020002064 U JP 2020002064U JP 3227538 U JP3227538 U JP 3227538U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lighting device
- top plate
- floor
- light source
- bottom plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Arrangements Of Lighting Devices For Vehicle Interiors, Mounting And Supporting Thereof, Circuits Therefore (AREA)
Abstract
【課題】床部に埋設せず、局所的な異常の点検等にも対応しやすく汎用性を向上させるとともに、作業中の事故が発生しにくい安全性の高い床置き照明装置を提供する。
【解決手段】車両の製造または点検整備に際し床部に載置されて下方から車両を照らすための照明装置10であって、平面視多角形状の底板部11と、底板部上の少なくとも一辺に配置されるLEDからなる光源部材20と、底板部の形状に対応した透光性及び耐衝撃性を有する天板部材30と、底板部上の複数の辺に配置され、天板部材を支持する支持部41を有し光源部材よりも嵩高である支持部材40とを備え、天板部材内側面には光源部材から発せられた光を乱反射させて面発光させる反射部31が形成されているとともに、天板部材は光源部材と接触しないように設けられている。
【選択図】図2
【解決手段】車両の製造または点検整備に際し床部に載置されて下方から車両を照らすための照明装置10であって、平面視多角形状の底板部11と、底板部上の少なくとも一辺に配置されるLEDからなる光源部材20と、底板部の形状に対応した透光性及び耐衝撃性を有する天板部材30と、底板部上の複数の辺に配置され、天板部材を支持する支持部41を有し光源部材よりも嵩高である支持部材40とを備え、天板部材内側面には光源部材から発せられた光を乱反射させて面発光させる反射部31が形成されているとともに、天板部材は光源部材と接触しないように設けられている。
【選択図】図2
Description
本考案は、車両の製造または点検整備に際し床部に載置されて下方から車両を照らすための床置き照明装置に関する。
自動車等の車両の製造または点検整備に際し、例えば、車両の底部や車体表面等を点検対象として作業を実施する場合に、天井からの照明だけでは光量が不足したり、点検対象に影が差したりする等、暗くなって作業がし難くなる。そこで、作業場の床部に照明装置を設置し、下方から車両の底部野車体表面等を照らして作業が行われることがある(例えば、特許文献1参照)。
この照明装置は、作業場の床部に複数の凹溝部を形成し、蛍光灯等の照明器具を各凹溝部に埋設して、車両用昇降装置上の車両の底部等を全体的に満遍なく照らして、作業をしやすくするものである。しかしながら、車体表面等のへこみや傷、塗装むら等の異常を目視等で点検する場合、車両を満遍なく照らすよりも、ある程度の範囲を局所的に照らした方が異常を発見しやすくなる。
また、上記の照明装置のように、作業場の床部に照明器具を埋設した構造では、作業場の床部を照明装置に対応させて改装する必要があったり、局所的な異常の点検等の際には検査車両自体を逐一所定の検査位置に移動しなければならなかったりする等、必ずしも使い勝手がよいとはいえないものであった。上記照明装置の代わりとして、スポットライトや携帯用の蛍光灯等の小型の照明装置を使用することも可能であるが、作業中の作業者の接触等により転倒や破損等の事故が発生するおそれがあり、使用に適しているとは言い難かった。
本考案は、前記の点に鑑みなされたものであって、床部に埋設せず、局所的な異常の点検等にも対応しやすく汎用性を向上させるとともに、作業中の事故が発生しにくい安全性の高い床置き照明装置を提供するものである。
すなわち、請求項1の考案は、車両の製造または点検整備に際し床部に載置されて下方から前記車両を照らすための照明装置であって、平面視多角形状の底板部と、前記底板部上の少なくとも一辺に配置されるLEDからなる光源部材と、前記底板部の形状に対応した透光性及び耐衝撃性を有する天板部材と、前記底板部上の複数の辺に配置され、前記天板部材を支持する支持部を有し前記光源部材よりも嵩高である支持部材とを備え、前記天板部材内側面には前記光源部材から発せられた光を乱反射させて面発光させる反射部が形成されているとともに、前記天板部材は前記光源部材と接触しないように設けられていることを特徴とする床置き照明装置に係る。
請求項2の考案は、前記天板部材がポリカーボネート製である請求項1に記載の床置き照明装置に係る。
請求項3の考案は、前記支持部材が、前記底板部の辺の一部に配置されている請求項1または2に記載の床置き照明装置に係る。
請求項4の考案は、前記天板部材表面に帯電防止機能を有する保護フィルムが設けられている請求項1ないし3のいずれか1項に記載の床置き照明装置に係る。
請求項5の考案は、前記底板部が四角形状であって、前記支持部材が前記底板部の対向する2辺に配置されているとともに、棒状部材よりなり前記天板部材が載置される載置部が形成された造影部材が前記支持部材に平行に一または複数配置されていて、前記天板部材が前記支持部材及び前記造影部材により区画された区画面部を有し、前記区画面部の前記支持部材ないし前記造影部材の配置されていない前記底板部の辺の少なくとも一方に前記光源部材が配置されることにより、前記区画面部が面発光される請求項1ないし4のいずれか1項に記載の床置き照明装置に係る。
請求項6の考案は、前記区画面部の幅が5〜15cmである請求項5に記載の床置き照明装置に係る。
請求項7の考案は、前記照明装置が他の照明装置と接続される請求項1ないし6のいずれか1項に記載の床置き照明装置に係る。
請求項1の考案に係る床置き照明装置によると、車両の製造または点検整備に際し床部に載置されて下方から前記車両を照らすための照明装置であって、平面視多角形状の底板部と、前記底板部上の少なくとも一辺に配置されるLEDからなる光源部材と、前記底板部の形状に対応した透光性及び耐衝撃性を有する天板部材と、前記底板部上の複数の辺に配置され、前記天板部材を支持する支持部を有し前記光源部材よりも嵩高である支持部材とを備え、前記天板部材内側面には前記光源部材から発せられた光を乱反射させて面発光させる反射部が形成されているとともに、前記天板部材は前記光源部材と接触しないように設けられているため、設置や撤去が簡単で取り扱いが容易であり、局所的な異常の点検等にも対応しやすく汎用性に優れるとともに、天板部材に衝撃や荷重がかかっても各部材の破損等が回避されて安全性が確保でき、簡易な構成によって照明として適切な性能も確保することができる。
請求項2の考案によると、請求項1の考案において、前記天板部材がポリカーボネート製であるため、優れた透明性や耐衝撃性能を備えており、光源部材からの光を適切に透過させることができるとともに、天板部材が破損しにくくなって安全性が向上する。
請求項3の考案によると、請求項1または2の考案において、前記支持部材が、前記底板部の辺の一部に配置されているため、軽量化とともにコストの低減を図ることができる。
請求項4の考案によると、請求項1ないし3の考案において、前記天板部材表面に帯電防止機能を有する保護フィルムが設けられているため、静電気の発生を抑制することが可能となる。
請求項5の考案によると、請求項1ないし4の考案において、前記底板部が四角形状であって、前記支持部材が前記底板部の対向する2辺に配置されているとともに、棒状部材よりなり前記天板部材が載置される載置部が形成された造影部材が前記支持部材に平行に一または複数配置されていて、前記天板部材が前記支持部材及び前記造影部材により区画された区画面部を有し、前記区画面部の前記支持部材ないし前記造影部材の配置されていない前記底板部の辺の少なくとも一方に前記光源部材が配置されることにより、前記区画面部が面発光されるため、支持部材とともに天板部材を支持して天板部材に荷重がかかった場合等のたわみ等をより効果的に抑制することができて光源部材と天板部材との非接触状態が保持しやすくなるとともに、車両表面をストライプ状に照らして表面の異常を発見しやすくすることができる。
請求項6の考案によると、請求項5の考案において、前記区画面部の幅が5〜15cmであるため、適切な照明効果が得られるとともに、天板部材30に荷重がかかった場合のたわみを抑制することができる。
請求項7の考案によると、請求項1ないし6の考案において、前記照明装置が他の照明装置と接続されるため、設置や撤去に際しては個別に運搬可能であり、使用に際してはより広範囲の照射が可能となる等、より汎用性が高められる。
図1〜3に示す本考案の第1実施形態に係る床置き照明装置10は、車両の製造または点検整備に際し、作業場の床部に載置されて下方から車両を照らすための照明装置であって、底板部11と、光源部材20と、天板部材30と、支持部材40とを備える。この床置き照明装置10では、大きさは照明として必要な明るさ等が確保可能であれば特に限定されないが、特に、作業者が1名または数名で容易に運搬可能とするために、縦方向及び横方向の長さがそれぞれ50〜100cm程度の平板形状とすることが好ましい。
底板部11は、平面視多角形状に形成された板状部材である。底板部11の形状は、平面視多角形状であれば特に限定されないが、図1に示すように、平面視四角形状とすれば、製造が容易で汎用性も向上する。また、図2,3に示すように、底板部11の各辺部には、必要に応じて側板12が設けられる。
光源部材20は、図1に示すように、底板部11上の少なくとも一辺に配置されるLEDからなる。LEDは、蛍光灯と比較して寿命が長く、消費電力が少ない等の利点があることで知られている。光源部材20として使用されるLEDとしては、例えば、広範囲の発光が可能な公知のLEDパネル等が用いられる。LEDパネルの大きさ(長さ)は、設置される底板部11の辺の長さやコスト等に応じて適宜である。また、底板部11の大きさ(縦方向や横方向の長さ)や形状等に応じて、光源部材20は底板部11の複数辺に配置される。底板部11の複数辺に光源部材20を配置する場合、各光源部材20は、隣接する辺に配置せずに互いに離隔することがコスト等の観点から好ましい。例えば、図示のような平面視長方形状の底板部11においては、対向する2辺間の距離が長くなる2つの短辺にそれぞれ光源部材20,20が配置される。図示を省略するが、平面視長方形状の底板部11の長辺側に光源部材20を配置することも可能である。その場合、各長辺間の距離が短くなるため、一歩の長辺にのみ光源部材が配置される。なお、光源部材20の配線は、光源部材20と底板部11の側板12との間の空間部Sを通して外部の電源等に接続される。
天板部材30は、底板部11の形状に対応してその上部側に配置される部材であり、光源部材20からの光を透過させる透光性とともに、当該照明装置10を保護する耐衝撃性を有する。天板部材30としては、透光性及び耐衝撃性を有する材料であれば特に限定されないが、例えば、ポリカーボネート製の板状部材が特に好ましい。ポリカーボネートは、透明性に優れることにより、光源部材20からの光を適切に透過させることができる。また、優れた耐衝撃性能により、作業中の工具等の落下物や作業者が乗ったりした場合にも破損するおそれがなく、安全性が向上する。
この天板部材30では、内側面に反射部31が形成されている。反射部31は、光源部材20から発せられた光を乱反射させて、天板部材30を面発光させる。反射部31は、表面に施された所定の凹凸面等により光源部材20の光を乱反射させる。これにより、指向性の強いLED(光源部材20)の光が天板部材30全面に拡散されて、天板部材30をほぼ均一に面発光させることができる。
また、天板部材30の表面(外面)には、必要に応じて帯電防止機能を有する保護フィルムが設けられる。この保護フィルムにより、静電気の発生を抑制することが可能となる。そのため、例えば、塗装作業等の際に塗装部位に静電気による埃や塵等の異物の付着を防止して塗装不良の発生を低減させることができる。なお、この保護フィルムには、帯電防止機能の他に、防汚機能等の適宜の保護機能を付与してもよい。
支持部材40は、底板部11上の複数の辺に配置され、天板部材30を支持する支持部41を有する。この支持部材40は、光源部材20よりも嵩高に構成される。すなわち、支持部41が光源部材20よりも上方に位置し、天板部材30は支持部材40によって光源部材20と接触しないように支持された状態となる。これにより、作業者が当該照明装置10上に乗ったとしても、その荷重が光源部材20に作用することがなく、光源部材20の破損等を回避することができる。なお、支持部材40は、ネジ部材等の公知の固定部材(図示せず)等を用いて天板部材30と固定される。
また、支持部材40は、強度や重量等の観点から、幅が5〜15cm程度とされる。支持部材40の幅が狭すぎると強度が不足するおそれがあり、広すぎると軽量化の観点から不利となる。さらに、支持部材40は、光源部材20と天板部材30との非接触状態が保持可能な高さがあればよく、その上で、当該照明装置10全体の厚みを薄く、すなわち照明装置10を床部に載置した際の段差が少なくなるようにすることが好ましい。照明装置10の厚みは、例えば、1.5〜2.5cm程度である。照明装置10が薄すぎると、光源部材20と天板部材30とが接触したり強度が不十分となったりするおそれが生じる。照明装置10が厚すぎると、段差が高くなりすぎて作業者が作業中につまずきやすくなる等の安全性で問題が生じるおそれがある。
支持部材40は、光源部材20と天板部材30とが非接触となるように天板部材30を支持することが可能であれば、底板部11の辺の全体にわたって配置されてもよいし、辺の一部に配置されてもよい。底板部11の辺の全体にわたって支持部材40を配置すれば、天板部材30を強固に支持することができ、強度が向上する。また、底板部11の辺の一部に支持部材40を配置する場合、例えば、図1,2に示すように、底板部11の辺に所定の間隙42を介して複数の短尺の支持部材40aを直列状に配置することができる。このように複数の短尺の支持部材40aを配置する場合、底板部11の辺のほぼ全長にわたって支持部材40を配置する場合と比較して、軽量化とともにコストの低減を図ることができる。
本考案の床置き照明装置10は、底板部11上の少なくとも一辺に光源部材20、複数の辺に支持部材40がそれぞれ配置され、天板部材30が支持部材40に支持されて光源部材20と接触しないように設けられた平板形状の照明装置であることから、床部に埋設されずに載置して使用可能であり、使用中に当該照明装置10を簡単に移動させることができる。そのため、点検対象の位置等に応じて当該照明装置10を移動させて所望する部位を照らすことが可能で局所的な異常の点検等にも対応しやすく汎用性に優れており、作業時の移動だけでなく作業の前後における当該照明装置10の設置や撤去等も簡単に行うことができて取り扱いが容易である。
また、天板部材30が耐衝撃性を有し、光源部材20と接触しないように支持部材40に形成されているため、工具等の落下物との衝突や、作業者の乗り上げ等による荷重等の衝撃を受けても破損しにくく、特に天板部材30が荷重によりたわんだとしても、照明装置10内部の光源部材20と接触することがなく、光源部材20の破損を回避することができて、安全性が確保される。
さらに、照明装置10では、光源部材20としてLEDを使用するため、省電力で寿命が長く、経済的に有利である。また特に、光源部材20から発せられた光を天板部材30の内側面の反射部31で乱反射させて天板部材30を面発光させるため、限られた光源からの光を広範囲かつ均一に発現させることができ、簡易な構成によって照明として適切な性能を確保することができる。
次に、図4〜7を用いて、他の実施形態に係る床置き照明装置(10A,10B)について説明する。以下の説明において、第1実施形態と同一符号は同一の構成を表すものとして説明を省略する。
図4〜6に示す第2実施形態に係る床置き照明装置10Aは、底板部11が四角形状であって、支持部材40が底板部11の対向する2辺に配置され、天板部材30が造影部材45により区画された区画面部35を有する例である。
造影部材45は、棒状部材よりなり、天板部材30が載置される載置部46が形成されており、支持部材40に平行に一または複数(図の例では5つ)配置されて、天板部材30を複数の区画面部35に区画する。
この造影部材45は、図5に示すように、載置部46に天板部材30が載置されることから、載置部46が光源部材20よりも嵩高であって支持部材40の支持部41と等しい高さに位置するように構成される。そのため、造影部材45は、支持部材40とともに天板部材30を支持することができ、天板部材30に荷重がかかった場合等に天板部材30のたわみ等をより効果的に抑制することが可能となって、光源部材20と天板部材30との非接触状態が保持しやすくなる。このように、天板部材30に荷重が加わること等によるたわみが抑制されると、支持部材40や造影部材45の高さをより低く設定することが可能となって、当該照明装置10Aの薄型化を図ることができる。照明装置10Aの薄型化は、設置時に作業場に生じる段差の低減につながり、より安全性を高めることが可能である。なお、造影部材45は、強度や重量等の観点から、支持部材40と同様に幅が5〜15cm程度とされる。
さらに、造影部材45は、支持部材40と同様に、図4に示すように、支持部材40に平行となる設置位置の一部、すなわち所定の間隙47を介して複数の短尺の造影部材45aを直列状に配置することができる。複数の短尺の造影部材45aを配置することにより、設置位置のほぼ全長にわたって造影部材45を配置する場合と比較して、軽量化とともにコストの低減を図ることができる。なお、造影部材45は、必要に応じてネジ部材等の公知の固定部材(図示せず)等を用いて天板部材30と固定される。
この造影部材45は、2つの支持部材40,40間にほぼ等間隔で配置されて、各区画面部35を略等しく区画するように構成される。支持部材40と造影部材45との間隔や造影部材45同士の間隔は、区画面部35の幅に相当し、例えば、5〜15cmとされる。区画面部35の幅は、狭すぎると照明としての効果が不足するおそれがあり、広すぎると天板部材30に荷重がかかった場合等でたわみやすくなる恐れがある。
造影部材45により区画された区画面部35では、支持部材40ないし造影部材45の配置されていない底板部11の辺の少なくとも一方に光源部材20が配置される。そして、この区画面部35内の光源部材20の発光により対応する区画面部35が面発光される。すなわち、各区画面部35は、対応する底板部11の少なくとも一辺に配置された各光源部材20の発光によりそれぞれ面発光される。その際、図4,5に示すように、各区画面部35の境界部分となる天板部材30の支持部材40ないし造影部材45が配置された位置に対応した部分が、支持部材40ないし造影部材45により光源部材20のからの発光が妨げられて面発光されない陰影部36となる。
陰影部36は、図6に示すように、面発光する各区画面部35に対し、支持部材40ないし造影部材45の配置部分のほぼ全長にわたって線状の陰影として形成される。そのため、当該照明装置10によって照らされた車両Cの照射部分C1は、各区画面部35からの照射による明部C2と、陰影部36による暗部C3とで、ストライプ状に形成される。そして、車両Cの点検整備等の際にこの照射部分C1内の車両Cの表面に、塗装むら、傷、へこみ、異物の付着等の異常があれば、照射部分C1の暗部C3にゆがみが生じる。この暗部C3のゆがみを作業者が目視で確認することにより、車両Cの表面の異常を容易に発見することが可能となる。なお、区画面部35の幅が広すぎたり、陰影部36が細すぎ(造影部材45の幅が狭すぎ)たりすると、作業者が車両Cの表面の異常を発見しにくくなるおそれがあるため、区画面部35の幅や造影部材45の幅は、前述の範囲内とすることが好ましい。
図7に示す第3実施形態に係る床置き照明装置10Bは、当該装置の拡張のために複数の照明装置(10,10)を接続した例である。図示の例では2つの照明装置10,10を接続しているが、接続数はこれに限定されるものではなく、用途等に応じて適宜である。当該照明装置同士(10,10)の接続に際しては、拡張しやすさ等の観点から同形であることが好ましく、特に底板部11が四角形状であることがより好ましい。また、照明装置同士(10,10)の接続手段は特に限定されるものではなく、例えば、接続金具等の公知の接続部材で接続したり、コネクタ等を介して各光源部材20,20の配線同士を接続したりする等、適宜の接続手段を用いることができる。
このように、複数の照明装置(10,10)を接続可能とすれば、設置や撤去に際しては照明装置10を個別に運搬できて取り扱いが容易であり、使用に際してはより広範囲に照射が可能となる等、より汎用性が高められる。また、この照明装置10Bでは、各照明部材10,10の支持部材40が配置された部分は、各照明装置10,10の面発光時に陰影部36として作用させることもできる。なお、図示を省略するが、天板部材30が区画面部35を有する第2実施形態に係る床置き照明装置10Aを複数接続したり、第1実施形態に係る照明装置10と第2実施形態に係る照明装置10Aとを適宜接続したりする等、適宜に組み合わせることが可能である。
なお、本考案の床置き照明装置は、前述の実施形態のみに限定されるものではなく、考案の趣旨を逸脱しない範囲において構成の一部を適宜に変更して実施することができる。例えば、底板部に造影部材を配置する代わりに、天板部材に透光性を有していない帯状のフィルム等を貼着する等により、陰影部を形成してもよい。また、造影部材とともに、透光性を有していない帯状のフィルム等を設けることも可能である。
以上の通り、本考案の床置き照明装置は、床部に埋設せず取り扱いが容易で、局所的な異常の点検等にも対応しやすくて汎用性にも優れ、作業中の事故が発生しにくくなって安全性も向上されている。そのため、車両の製造または点検整備に際して使用される従来の照明装置の代替として有望である。
10,10A,10B 床置き照明装置
11 底板部
12 側板
20 光源部材
30 天板部材
31 反射部
35 区画面部
35 陰影部
40 支持部材
40a 短尺の支持部材
41 支持部
42 支持部材の所定の間隙
45 造影部材
45a 短尺の造影部材
46 載置部
47 造影部材の所定の間隙
C 車両
C1 照射部分
C2 明部
C3 暗部
S 空間部
11 底板部
12 側板
20 光源部材
30 天板部材
31 反射部
35 区画面部
35 陰影部
40 支持部材
40a 短尺の支持部材
41 支持部
42 支持部材の所定の間隙
45 造影部材
45a 短尺の造影部材
46 載置部
47 造影部材の所定の間隙
C 車両
C1 照射部分
C2 明部
C3 暗部
S 空間部
Claims (7)
- 車両の製造または点検整備に際し床部に載置されて下方から前記車両を照らすための照明装置であって、
平面視多角形状の底板部と、
前記底板部上の少なくとも一辺に配置されるLEDからなる光源部材と、
前記底板部の形状に対応した透光性及び耐衝撃性を有する天板部材と、
前記底板部上の複数の辺に配置され、前記天板部材を支持する支持部を有し前記光源部材よりも嵩高である支持部材とを備え、
前記天板部材内側面には前記光源部材から発せられた光を乱反射させて面発光させる反射部が形成されているとともに、
前記天板部材は前記光源部材と接触しないように設けられている
ことを特徴とする床置き照明装置。 - 前記天板部材がポリカーボネート製である請求項1に記載の床置き照明装置。
- 前記支持部材が、前記底板部の辺の一部に配置されている請求項1または2に記載の床置き照明装置。
- 前記天板部材表面に帯電防止機能を有する保護フィルムが設けられている請求項1ないし3のいずれか1項に記載の床置き照明装置。
- 前記底板部が四角形状であって、前記支持部材が前記底板部の対向する2辺に配置されているとともに、棒状部材よりなり前記天板部材が載置される載置部が形成された造影部材が前記支持部材に平行に一または複数配置されていて、前記天板部材が前記支持部材及び前記造影部材により区画された区画面部を有し、前記区画面部の前記支持部材ないし前記造影部材の配置されていない前記底板部の辺の少なくとも一方に前記光源部材が配置されることにより、前記区画面部が面発光される請求項1ないし4のいずれか1項に記載の床置き照明装置。
- 前記区画面部の幅が5〜15cmである請求項5に記載の床置き照明装置。
- 前記照明装置が他の照明装置と接続される請求項1ないし6のいずれか1項に記載の床置き照明装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020002064U JP3227538U (ja) | 2020-06-01 | 2020-06-01 | 床置き照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020002064U JP3227538U (ja) | 2020-06-01 | 2020-06-01 | 床置き照明装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3227538U true JP3227538U (ja) | 2020-09-03 |
Family
ID=72276354
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020002064U Active JP3227538U (ja) | 2020-06-01 | 2020-06-01 | 床置き照明装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3227538U (ja) |
-
2020
- 2020-06-01 JP JP2020002064U patent/JP3227538U/ja active Active
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3227538U (ja) | 床置き照明装置 | |
KR101131989B1 (ko) | 작업면의 균일 고조도 유지를 위한 램프 반사갓 장치 | |
JP4994941B2 (ja) | システム天井用照明装置 | |
JP6692064B2 (ja) | 照明器具 | |
JP6082542B2 (ja) | 照明器具 | |
JP5635325B2 (ja) | 照明器具 | |
JP5277939B2 (ja) | 照明器具 | |
JP5241018B2 (ja) | 照明器具 | |
JP2016039039A (ja) | 照明システム及びそれを備えた乗物 | |
JP5931466B2 (ja) | エレベーター用照明装置 | |
EP2551229A1 (en) | Elevator car interior illumination apparatus | |
JP4448757B2 (ja) | クリーンルームの照明システム | |
JP5695801B2 (ja) | 照明方法および照明付き施設 | |
JP6729252B2 (ja) | 照明器具 | |
JP5769826B2 (ja) | 照明器具 | |
US11686441B2 (en) | Illumination system | |
JP2020077598A (ja) | 照明器具 | |
JP7065344B2 (ja) | 非常用照明器具及び光源ユニット | |
CN210717393U (zh) | 灯体及组合灯具 | |
CN110285364B (zh) | 手术室照明系统 | |
WO2006109258A1 (en) | Luminaire and inspection lighting apparatus | |
JP6802834B2 (ja) | 照明装置固定部材 | |
JP2018056041A (ja) | 照明器具 | |
JP6858584B2 (ja) | 照明器具 | |
JPS6333301Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A80 | Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80 Effective date: 20200601 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200701 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3227538 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |