JP3227514B2 - 導管の繰出し巻取り装置 - Google Patents

導管の繰出し巻取り装置

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JP3227514B2
JP3227514B2 JP23126396A JP23126396A JP3227514B2 JP 3227514 B2 JP3227514 B2 JP 3227514B2 JP 23126396 A JP23126396 A JP 23126396A JP 23126396 A JP23126396 A JP 23126396A JP 3227514 B2 JP3227514 B2 JP 3227514B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、多数配列された
管(チューブ)に順に導管を繰り出しおよび巻き取りを
することにより、所定の処理を施していく導管の繰出し
巻取り装置に関するものであり、特に、熱交換器やボイ
ラー等の管内を高圧水流により清掃する洗浄装置等に応
用できる装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】石油化学工業等のプラントに設置された
熱交換器又はボイラーの管には、長期の使用により水垢
や海水生物等のスケールが付着する。このスケールは、
熱交換器等の効率を低下させたり、プラントの寿命を縮
める原因となったりするため、ある一定期間ごとにスケ
ールを除去したり、内面の腐食の程度を検査する必要が
ある。
【0003】この処理に用いられる装置として、例えば
特開平4−227488号に記載されたものがある。こ
の装置は、全体が巻上げクレーンで吊られており、処理
する管に対して正しい位置に維持されている。噴霧さお
(導管)は、略円筒形状のドラムにらせん状に巻かれて
おり、噴霧ヘッドが取り付けられた噴霧さおの先端部
は、管の中に挿入されている。
【0004】この状態で、高圧水を噴霧さおに供給する
高圧ポンプを作動させるとともに、噴霧さおの束を管内
に繰り出す駆動手段を作動させると、管の中のスケール
は、高圧下でノズルから流出する洗浄水により剥されて
洗い流される。
【0005】そして、噴霧ヘッドが管端部に達すると、
駆動手段を正逆切り換え、噴霧さおの束をドラムに巻き
取る。この操作を繰り返し行い、多数配列された管すべ
てについて洗浄等の処理を行う。ここで、噴霧さおの束
の数を多くすれば、プラント全体を処理するのに必要な
繰出しおよび巻取りの回数が少なくなり、作業を短時間
で終わらせることも可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のこの種
の装置においては、管内に挿入される噴霧さおは、巻取
状態では、略円筒状のドラムにらせん状に巻かれて収納
されており、この収納のためのドラムは横方向(挿入方
向に直交する方向)に延びるように配置されている。こ
のため、噴霧さおの束が多くなるに従ってドラムの長さ
は長くなり、あるいは複数のドラムを横方向に並べる
と、装置全体が大きくなるとともに、作業するために広
い空間が必要になってくる。
【0007】ここで、処理の対象となる管を有するプラ
ントが設置されている場所は、必ずしも広いとは言え
ず、その場合には、噴霧さおの束の数を思うように増や
すことができない場合がある。このような場合は、少な
い数の噴霧さおで処理を行うので、処理中のプラントを
停止させる時間を短くしようとしても限界がある。
【0008】一方、仮に束を構成する本数を増やして
も、このような長いドラムを運搬(移動)する際にも時
間と費用や手間がかなり必要になる。さらに、噴霧さお
の束の数を変更しようとする場合には、束全体をドラム
に巻き直す作業をしなければならず、煩雑である。加え
て、処理すべき管の長さが長くなれば、それだけ噴霧さ
おを長くする必要があり、そのために、ドラムの長さも
長くなり、同じような不都合が生じる。
【0009】また、かかる装置は、噴霧さおの束がドラ
ムから繰り出されたりドラムに巻き取られたりする際
に、噴霧さお同士が擦れるために、噴霧さおの耐久性が
必要になるとともに、駆動手段の駆動力がより多く必要
であった。
【0010】さらに、噴霧ヘッドからの高圧洗浄水は、
管内の堆積物を剥した後、管挿入側端部から流れ出すの
で、噴霧さおの束は一旦管に挿入されると、管内の堆積
物により汚れることとなる。したがって、作業後には周
囲の環境を汚し、清掃作業も必要になり、作業者自身も
汚れてしまう。
【0011】本発明は、かかる課題を解決するためにな
されたものであり、従来の装置よりも取扱い性に優れた
導管の繰出し巻取り装置を提供することを目的とする。
本発明の別の目的は、導管の収納性を向上させた導管の
繰出し巻取り装置を提供することにある。本発明は、複
数の導管をコンパクトに収納できる導管の繰出し巻取り
装置を提供することをも目的とする。本発明は、更に導
管の耐久性が高くなくても使用でき、駆動手段の駆動力
が高くする必要のない装置を提供することをも目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載された発明は、処理管内に繰り出さ
れて所定の処理を行うための導管と、この導管を収納す
る収納部を備えた巻取手段と、この巻取手段に収納され
る導管の繰出しや巻取りを行うために前記収納部を回動
させる駆動手段と、を備えた導管の繰出し巻取り装置に
おいて、前記収納部は、導管を巻取方向のほぼ同一面内
でうず巻き状に収納するものであり、前記収納部は、そ
の側面に平面的に設けられたうず巻き状の溝部を有し、
前記巻取手段は、この溝部に沿って前記導管を収納する
ものであり、前記駆動手段は、繰出し又は巻取り時の導
管送り速度を予め定めた速度に保つように制御する制御
手段を備えたものであることを特徴とする導管の繰出し
巻取り装置である。
【0013】本発明での処理管に対して行う所定の処理
とは、従来と同様の各種スケールを洗い流す管内の洗浄
処理に限られず、例えば管のキズや金属疲労の具合、内
面腐食の進行状況等の検査が含まれ、更にこれらの組み
合わせも含まれる。また、本発明の導管は、前記所定の
処理に使われる長尺のものをいい、処理内容により用い
られる導管の種類は異なる。例えば、洗浄処理に用いる
場合は、高圧ホース等であり、欠陥検査に用いる場合
は、ケーブル等が用いられる。
【0014】巻取手段は、導管を平面的なうず巻き状に
収納する収納部を備えたものであれば足り、その種類は
問わない。すなわち、ドラムに巻つける場合のように、
導管が横方向に並んで納められるものではなく、軸回転
のほぼ同一面内(巻取方向のほぼ同一面内)に、導管が
収納されるものが該当する。なお、厳密な同一面でなく
ても、横方向にふくらみが少ない状態であれば良い。
【0015】この巻取手段は、軸心近傍から外方へ巻き
取るものでもその逆方向に巻き取るものでも良く、長尺
の導管が巻き取り可能なものが含まれる。例えば、テー
プリールのように一列で巻取方向に重ねて収納されるも
のや、表面に導管用の収納溝が設けられたリール等であ
る。
【0016】このように、導管は収納部に平面的なうず
巻き状に収納されるため、装置自体は収納部の横方向へ
の寸法を小さくすることができる。このため、複数の巻
取手段を設けた場合でも、巻取手段の配置を処理すべき
管の配列されたピッチと合わせることが従来よりも容易
であり、装置のコンパクト化を図ることができる。さら
に、1つの収納部に1本の導管のみを収納するようにす
れば、導管の増減設定が容易になるとともに、導管ごと
の制御が容易になる。また、一回の繰出し巻取り工程
で、処理すべき管ごとに異なる処理をするために、異な
る種類の導管の収納部を同時に装置に設置することも可
能となり、汎用性が高まる。
【0017】なお、テープリール状の収納部(例えば、
コイルバネのような形態で収納するもの等)を用いる
と、巻き取られた導管同士が接触するため、導管の耐久
性の低下やパワーロスの増大が生じるが、導管が嵌り込
むような収納溝を設けたものであれば、収納状態で導管
同士は接触しないために、このような不具合は生じない
ものとなる。
【0018】また、導管を収納している収納部から、導
管が(先端部から順に)繰り出されるようにするための
ガイドを設けておくと、導管の中間部が収納部から外れ
なくなり、繰出しおよび巻取りが円滑になる。
【0019】ここで、巻取手段は、導管を平面的なうず
巻き状(またはコイル状)に収納するものであればよい
が、平面的とはいっても厳密に一列(平面状)に収納す
るものに限られず、収納状態で巻取の軸方向(回転の軸
方向)への広がりを抑えたものであれば、これに類する
ものでも良い。
【0020】巻取手段の収納部は、駆動手段によって回
動させられる。この場合の駆動手段は、例えば電動モー
タ、エアモータ、油圧モータ等、動力源の種類は問わ
ず、使用状況等に応じて適宜決定すれば良い。また、巻
取手段と収納部とを直接的に連結しても、駆動力伝達機
構を介在させても良い。収納部が複数設けられている場
合には、駆動手段を収納部ごとに設けても良いし、1つ
の駆動手段で複数の収納部を駆動させるようにしても良
い。
【0021】なお、この場合の駆動手段は、正逆自在に
収納部を回動させるものである必要があるが、例えば、
駆動源自体が正逆切り換わるものでも、駆動源は一方向
への回転のみで動力伝達機構に正逆切り換えの機構を持
たせたものでも良い。いずれの場合でも、駆動手段によ
り収納部を回動させることで、導管が外方へ繰り出さ
れ、もしくは収納部に巻き取られるものであれば良い。
【0022】本発明では、導管は平面的なうず巻き状に
収納されるので、巻取手段の収納部の回動により、収納
部からの導管の出入り口の位置が、径方向に移動する場
合がある。このため、繰出しおよび巻取りを円滑にする
ための前述のガイドは、導管の出入り口の径方向への移
動に伴い、同方向へ移動する機構を有するのが好まし
い。
【0023】また、収納部の回動速度が一定であれば、
導管の出入り口の位置が外側になるに従って導管の送り
速度は速くなり、内側になるに従って導管の送り速度は
遅くなる。このため、導管の送り速度を一定にするよう
に、収納部を回動させる速度を変える制御をする定速制
御手段を備えることが好ましい。これにより、処理管内
での導管の送り速度とこれに伴う処理の速度が一定とな
る。
【0024】このような定速制御手段は、例えば、導管
の出入り口の位置(径方向の位置)に基づき、入力され
た導管の送り速度となるように収納部の回動速度を算出
し、この結果から、駆動手段の出力を変動させる方法で
も良い。位置の検出は、各種センサ等による電子計測で
も、ギア等を用いた機械的計測でも良い。
【0025】その他、収納部の回動速度を変えていく方
法としては、駆動力の伝達機構に変速機を設けて収納部
の回動速度を適宜変えていくものでも良い。この場合の
変速機を無段変速機とすれば、装置の繰出しおよび巻取
りがスムーズになるので、好ましい。
【0026】本発明では、前記巻取手段は、側面に平面
的に設けられたうず巻き状の溝部を有する収納部を備
え、この溝部に沿って前記導管を収納するものであるこ
とを特徴とする。
【0027】この発明では、収納部は平面的に設けられ
たうず巻き状の溝部を有し、導管はこの溝部に沿って収
納されるので、収納部内において導管同士が擦れること
がない。このため、導管には高い耐久性が要求されるこ
とがなく、使用できる導管の種類が広がる。
【0028】また、導管が収納部外側に膨らもうとして
も、溝部に沿って導管が収納されているため、溝部の外
周方向の壁部分に押えられて、それ以上は膨らまない。
このため、従来装置のように、収納部外周に押え部材を
別途設けておく必要がなくなり、装置の構成部材の簡略
化やコンパクト化を図ることができる。
【0029】なお、溝部の幅よりも小さい導管であれ
ば、溝内部に問題なく収納することができるので、異な
る径を持つ導管を使用する場合でも、それごとの異なる
収納部を用意する必要がなくなり、使い勝手が向上す
る。また、導管の繰出しや巻取りの際に駆動力が少なく
て済み、装置の製造コストおよびランニングコストが低
減される。
【0030】ここで、溝部は連続した溝として機能する
構成のものであれば、一本の溝をうず巻き状に設けたも
のに限られず、同様の作用効果を奏するものである限
り、断続的な壁で構成されたものでも良い。
【0031】溝部の形状は、導管が収納可能で同様の作
用を奏する形状であれば良く、特に限定されるものでも
ない。例えば、溝部の深さは、導管が溝内に埋没するよ
うな寸法でも、一部が露出するような寸法でも良い。ま
た、うず巻き状に設けられた溝のピッチは、それぞれが
等ピッチでも、不等ピッチでも良いが、導管の送り速度
の制御のためには、溝の各部における半径方向での位置
が特定できるものである事が好ましい。さらに、溝の幅
は、導管と溝との間に遊びがあっても良く、異なる径の
導管が収納できるものでも良い。いずれの場合でも、導
管は、溝に沿って平面的(うず巻きの軸に対して直交す
る面となるように)に収納されるので、回動軸方向への
広がりが抑えられ、コンパクト化されている。
【0032】請求項2に記載された発明は、請求項1
載の導管の繰出し巻取り装置において、前記巻取手段へ
の出入り口付近において導管を案内するトラバースガイ
ドを更に備え、このトラバースガイドは、前記溝部が形
成された面に対して鋭角をもって配置され、少なくとも
巻取手段側の導入口部が前記収納部の径方向に移動可能
に構成されていることを特徴とする。
【0033】この発明では、前述の発明にトラバースガ
イドを更に備えている。トラバースガイドは少なくと
も、導管の巻取手段への出入り口付近で導管を案内する
ものであり、このために繰出しや巻取りを円滑にする。
また、この発明のトラバースガイドは、収納部の径方向
に対して移動可能に構成されているため、収納部の回動
により導管の出入り口が径方向に移動しても、トラバー
スガイドも径方向に移動できるので、収納部に対する導
管の巻取や繰り出しに際し、導管をスムーズに案内する
ことができる。
【0034】この場合、トラバースガイドの径方向への
移動は、巻取手段の回転に合わせて出入り口の径方向移
動に連動する(あるいは追従する)ように構成するのが
好ましい。その手段としては、例えば、収納部に対する
出入り口の位置を検出するセンサ等を用いた電子制御に
より連動させるもの、あるいは、ギヤ等を用いた機械的
な移動機構により収納部の回動に連動させるもの、うず
巻きのピッチと回転角度(角度位置)の関係から出入り
口の位置を産出するもの、又はこれらを組み合わせたも
のでも良いが、これらに限定されるものではない。
【0035】また、機械的な移動機構としては、例え
ば、導管が収納されていない溝に沿って(例えば、嵌り
込んで)移動する部材を有し、かつ周方向への自由移動
を阻止する(例えば、溝壁に当たって移動)するように
取り付けられた機構をトラバースガイドに設けることが
考えられる。このような機構によれば、収納部を回動さ
せると、溝部のうず巻き(の回動)に従って、トラバー
スガイドも径方向へ移動することになる。
【0036】請求項1に記載された発明では、前記駆動
手段が、繰出し又は巻取り時の導管送り速度を予め定め
た速度に保つように制御する制御手段を更に備えてい
る。
【0037】この発明では、前述の発明に導管の送り速
度に対する制御手段を更に備えている。本発明の制御手
段は、繰出し又は巻取り時の導管送り速度(あるいは処
理管内での導管の移動速度)を予め定めた速度に保つよ
うに制御するものであれば、特に限定されるものではな
い。例えば、導管の送り速度を実際に計測した結果に基
づいて、送り速度を制御する方法でも良いし、収納部の
周速(出入り口付近の周速)を制御する方法でも良い。
また、周速を制御する方法にも、実際に周速を計測して
制御する場合と、導管の出入り口の径方向の位置に基づ
く場合奈土が考えられる。
【0038】後者の位置検出手段としては、導管の出入
り口の位置を直接検出する方法の他に、収納部に対する
導管の出入り口の移動に追随するトラバースガイドの位
置を検出する方法もある。さらに、計測手段としては、
エンコーダ等を用いた電子制御やギア等を用いた機構等
を用いる事も可能である。このように、制御手段として
は、いろいろな制御方法が考えられるが、使用状況等に
応じて最適なものを採用すれば良く、これにより、導管
送り速度を一定に保つことができる。
【0039】また、繰り出しと巻き取りの導管送り速度
は、同じになるように設定しても良いが、それぞれ別個
独立に設定できるようにしても良く、これにより、細か
な設定が可能となり、細かな要求に対応することができ
る装置となる。例えば、繰出し時は、処理管内での処理
を十分に行うため、ゆっくりとした速度で行い、巻取り
時は、次のステップのために速い巻取りを行うことが考
えられる。
【0040】請求項3に記載された発明は、請求項2
載の導管の繰出し巻取り装置において、前記制御手段
が、前記トラバースガイドの導入口部と前記収納部の径
方向の位置との相対的位置関係から前記駆動手段におけ
る前記収納部の回動速度を調整するものであることを特
徴とする。
【0041】この発明では、請求項4に記載された発明
における制御手段の一態様を示すものであり、トラバー
スガイドの導入口部と収納部の径方向の位置との相対的
位置関係から駆動手段における収納部の回動速度を調整
するものである。この発明では、トラバースガイドの位
置により収納部に対する導管の出入り口の位置(径方向
の位置)が検出できるので、収納部の回転速度からこの
出入り口付近での周速度(導管の送り速度)が算出でき
るため、これらの関係から導管の移動速度を調整すれば
良い。このように、本発明では、トラバースガイドの径
方向への位置の変化に基づいて収納部の回動速度を調整
するので、導管の出入り口の位置計測機構を設ければ足
り、制御手段の構成が簡易となる。
【0042】本発明の別の態様では、上記の請求項5記
載の導管の繰出し巻取り装置やその他の発明に係る装置
において、前記導管が、処理管内に繰り出されて先端部
からの高圧噴流により管内壁を洗浄するためのものであ
る。さらに、前記収納部の駆動手段が、高圧液体を前記
導管に供給するためのジェットポンプその他のポンプ等
を駆動源として共用するものが考えられる。
【0043】この発明では、前述の発明における導管の
一態様を示すものであり、処理の内容を管内の洗浄とす
るものである。管内の洗浄に使用される噴流は、ジェッ
トポンプ等で高圧化されて導管に送られ、先端部から噴
出される。これにより処理管内の洗浄を行うこととな
る。さらに、収納部の駆動手段は、この高圧噴流処理の
ためのジェットポンプ等を駆動源として共用すること
で、それぞれに別途駆動源を設ける必要がなく、構成部
材が簡略化される。
【0044】以上説明した本願に係る発明の好ましい態
様は、請求項4に記載されたものであり、処理管内に繰
り出されて先端部からの高圧噴流により管内壁を洗浄す
るための導管と、側面に平面的に設けられたうず巻き状
の溝部を有する収納部を備え、この溝部に沿って前記導
管を巻取方向のほぼ同一面内でうず巻き状に収納する巻
取手段と、この巻取手段に収納される導管の繰出しや巻
取りを行うために前記収納部を回動させる駆動手段と、
周方向移動を規制されると共に、前記溝部に嵌められた
カムフォロアに装着され、かつ前記溝部が形成された面
に対して鋭角をもって配置された、前記巻取手段への出
入り口付近において導管を案内するトラバースガイド
と、前記トラバースガイドの導入口部と前記収納部の径
方向の位置との相対的位置関係から、導管の出入り口が
前記収納部の回動軸に近づくに従って前記収納部の回動
速度を上げ、前記出入り口が前記収納部の回動軸から遠
ざかるに従って前記収納部の回動速度を下げるように調
整して、導管の送り速度を予め定めた速度に保つ制御手
段と、を備えていることを特徴とする導管の繰出し巻取
り装置である。
【0045】さらに、本発明に係る導管の繰出し巻取り
装置は、処理管内に挿入される導管の先端部から高圧で
液体等を噴射するとともに、処理管内の導管を移動させ
て処理管の洗浄を行う洗浄装置と、洗浄対象となる処理
管の導管挿入部とを継ぐ導管ガイドであって、前記導管
の外部を覆いながら前記導管を案内する内壁部と、内部
に排出された液体等を排出する排出口と、を備えている
ことを特徴とする導管ガイドを更に備えている事が好ま
しい。
【0046】この発明に係る導管ガイドは、洗浄装置と
処理管の導管挿入部とを継ぎ、内壁部により導管の外部
を覆っているので、処理管内に挿入された導管の先端部
から高圧液体を噴射しても、液体は導管ガイドの外部に
漏れることはない。
【0047】また、この液体を排出する排出口をも備え
ているので、噴射された液体は速やかに導管ガイドから
排出されるので、周囲を汚すことなく噴射液体を回収す
ることができる。
【0048】さらに、導管ガイドは、導管を案内する内
壁部を有するので、処理管内が汚れていた場合、導管の
巻き取り時に周囲や作業者自身を汚すことがなく、導管
を清掃する必要もない。なお、排出口には、排水等を吸
い込むバキューム装置等の排出処理手段を接続できるも
のであることが好ましい。これは、排水を効率よく回収
するとともに、作業現場周辺の汚れを防止するためであ
る。
【0049】
【発明の実施の形態】本発明の一つの実施形態を図1〜
3を用いて説明する。この実施形態における装置は、導
管としての高圧ホース11、巻取手段を構成するリール
21、高圧噴流のための加圧手段(駆動手段の駆動源と
共用も可能)を構成するエアーモータ部31、トラバー
スガイド41、制御手段を構成する制御部51、並び
に、導管ガイドに相当するガイドチューブ61等から主
に構成されている。これらは、キャスター付きの台車7
1に載せられており、洗浄すべき管(処理管)72付近
の床73の上を自在に移動できるようになっている。
【0050】なお、この装置は、処理管の内部の洗浄を
目的とした構成となっているが、高圧ホース等の一部の
構成部材を変更することにより、他の処理、例えば管の
内部検査等にも応用することができる。
【0051】また、この装置は、高圧ホース11および
リール部21がそれぞれ1つずつ設けられており、処理
管72をリール部21に1本ずつ洗浄するためのもので
あるが、リール部を並列に増設し、高圧ホース等一部の
構成部材をリール数に合わせて増設することにより、多
数本を同時に洗浄するように構成することも可能であ
る。この場合でも、収納部となるリールの幅(回動軸方
向の幅)が狭いので、増設による装置の大型化が最小限
であり、全体をコンパクト化することができる利点があ
る。
【0052】リール21は、高圧ホース11を収納する
ためのものであり、外形はほぼ円形である。そして、一
方の側面には回動軸心回りに平面的に設けられた一条の
うず巻き状の溝部22を有する。高圧ホース11は、末
端部がリールの回動軸心近傍に取り付けられ、リール2
1の溝22に沿って軸心近傍から外方へと巻かれてい
る。
【0053】なお、構造が複雑にはなるが、リール21
の両側面にそれぞれこのような溝部を形成することも考
えられる。この場合には、2本ずつの導管を対として、
2本ずつの処理管を同時に処理できるものとなる。ま
た、この実施形態は、洗浄用であり、高圧ホース11に
高圧洗浄水を供給する必要があることから、高圧ホース
11を内側から外側へと巻いているが、使用状況等によ
っては、この実施形態と逆方向、すなわちリール外方の
溝部から回動軸心へと巻かれるのが好ましい場合もあり
得る。
【0054】高圧ホース11の長さは、処理管72の長
さに応じて決定されるので、溝部22の全長は、少なく
とも巻かれる高圧ホース11の長さよりも長ければ良
く、使用状況等を考慮して適宜決定すれば良い。
【0055】溝部22の幅は、高圧ホース11を収納で
きるような寸法であれば良く、高圧ホース11の太さよ
りも広くても構わない。溝部22の深さは、本実施形態
では高圧ホース11が溝部22内に埋没するような寸法
に形成されているが、この溝部に沿って収納されるよう
な全体構成であれば、高圧ホース11の一部が溝の外に
露出してしまう寸法でも構わない。この実施形態では、
異なる径や異なる長さの高圧ホース11でも使用するこ
とができるように、若干広めかつ深めの溝部を形成する
事で、幅広い使用状況に対応することができるようにな
っている。
【0056】溝部22のピッチは、本実施形態において
は、等ピッチのうず巻き状となっているが、これは、速
度制御の容易性の観点から決定されたものである。しか
し、必ずしもこれに制限されることはなく、使用状況等
によっては、ピッチが不等であっても構わない場合もあ
る。
【0057】本実施形態では、溝部22が1本の連続し
た溝で構成されているので、その側壁のほぼ全てに亙っ
て連続して溝が形成されているが、高圧ホース11が溝
部に収納されるのであれば、これに限られず、例えば中
間部において壁が形成されていない部分がある溝部であ
っても構わない。すなわち、高圧ホース等の導管が、平
面的なうず巻き状に収納されるような構成であれば、必
ずしも連続した一本の溝でなくても良い。
【0058】なお、一般に溝部の壁面(側壁)は、リー
ル側面にほぼ垂直となるように形成されるが、巻かれた
高圧ホース11の中間部が溝部22から外れにくくする
ために、高圧ホース11の繰出し及び巻取りに支障がな
い程度であれば、わずかに回動軸心側に傾斜させて(外
方が広がるように)形成することも好ましい。
【0059】また、収納部にはこの実施形態のような溝
部22を設けずに、例えばテープリールのように順に高
圧ホースを巻くようにしても良い。この場合には、コイ
ルばねのように高圧ホース11がうず巻き状に順次重ね
られて収納されることとなるが、収納状態はほぼ平面的
である。
【0060】リール21に対する高圧ホース11の出入
り口には、トラバースガイド41が設けられている。ト
ラバースガイド41は、リールの径方向へ平行に延びた
2本のシャフト42にほぼ水平になるように支持されて
おり、上下動する場合にも平行移動できるように構成さ
れている。シャフト42は、トラバースガイド41がリ
ール21の溝部22の両端部(中心と端)に移動できる
ような長さである。
【0061】トラバースガイド41には、図4に示すよ
うに、高圧ホース11の収納されている最外周溝よりも
1つ外側の溝部22に嵌まるカムフォロア43を配置し
ている。カムフォロア43はリールの溝部22に沿って
円滑に移動でき、かつ、前述したように、2本のシャフ
トによりトラバースガイド41の周方向への移動が制限
されているため、リール21の(溝部22の)回動に従
動してカムフォロア43と共にトラバースガイド41が
上下動する。
【0062】すなわち、リール21の回動に伴い出入り
口が上下動するが、その上下動を追従するようにトラバ
ースガイド41は上下に平行移動することになり、リー
ル21に対する高圧ホース11の出入り口が移動して
も、トラバースガイド41も同じ高さだけ移動する。こ
のため、トラバースガイド41は、リール21が回動し
て、リール21に巻かれた高圧ホース11が繰り出され
たり巻き取られたりする場合に、常にリール21からの
出入り口の移動に追従して高圧ホース11を案内するの
で、リール21の溝部22に対する高圧ホース11の巻
取や繰り出し動作がスムーズに行われる。
【0063】また、トラバースガイド41は、図3に表
すように、リール21の側面(溝部が形成された面)に
対して若干斜めになるように(鋭角をもって)配置され
ている。これは、溝部22からの高圧ホース11の繰り
出しや、溝部22内への巻取(収納、または嵌め込み)
をスムーズかつ容易に行うためである。
【0064】次に、この実施形態では、リール21の溝
部22の開放部側に沿うように、はずれ防止部材77が
設けられている。これは、例えば、リール21に巻かれ
た高圧ホース11に高圧水を供給すると、圧力の影響に
より外側に膨らもうとし、溝部22の側壁に押しつけら
れるか、溝部22の開放部側(表面側)から外れ易くな
る。このため、高圧ホース11がリール21から容易に
は外れなくするように、高圧ホース11の出入り口以外
の、リール21の回動に邪魔にならないような場所に、
はずれ防止部材77を設けている。
【0065】言い換えると、収納部であるリール21の
表面側に沿ってほぼ平行となるように棒状部材等からな
るはずれ防止部材77を配することで、リール21の溝
部22とはずれ防止部材77とにより、本発明の収納部
を形成するものである。この棒状部材などは、溝部22
の表面側開放部の方に配置され、溝部に沿って高圧ホー
ス11を保持するとともにここから外れない様に構成さ
れていればよい。これらにより、高圧ホース11は、溝
部22に従って、平面的なうず巻き状に収納される事と
なる。
【0066】次に、高圧ホース11は、トラバースガイ
ド41から処理管72の挿入口端部までは、ガイドチュ
ーブ61に外部を覆われて案内される。ガイドチューブ
61の一端はトラバースガイド41に、他端は処理管7
2の挿入口端部にそれぞれ継がっており、トラバースガ
イド41が上下動しても不用意な力がかからないよう
に、少したるませて配置されている。ガイドチューブ6
1の材質は、処理管内に噴射された洗浄液が外側にしみ
出さないようなものであることが好ましい。
【0067】ガイドチューブ61の処理管72側の端部
近傍には、洗浄液を外部に排出するための排出口74が
設けられている。したがって、排出口74を下水道やタ
ンク等に継いておけば、洗浄液によって作業している場
所が汚されることがない。
【0068】なお、この洗浄装置においては、排出口7
4が処理管挿入口側の端部付近に設けられているので、
ガイドチューブ61内への洗浄液(または排水)の逆流
を防ぐことができる。また、排出口74に負圧をかけて
おくと、強制的に洗浄液を排出することができ、より確
実に洗浄液を排出することができる。
【0069】処理管72の挿入口端部には、排出口74
を備えたハンドピース75が固定されている。ハンドピ
ース75は、ガイドチューブ61の先端部に、高圧ホー
ス11を処理管72の軸心とほぼ同じ方向に繰り出すよ
うに取り付けられている。なお、ハンドピース75にス
プリングバランサー76を取り付けておけば、ハンドピ
ース75を他の処理管に移動および固定する際に、作業
者の負担を軽減することができる。
【0070】リール21の回動は、駆動手段としてのエ
アーモータ部31により行われる。したがって、エアー
モータ部31の駆動により、リール21に巻かれた高圧
ホース11は、処理管72内に繰り出されたり、巻き取
られたりする。
【0071】なお、高圧ホース11に高圧洗浄水を供給
するために、ジェットポンプ(図示省略)が備わってい
るが、エアーモータ部31の駆動源は、このジェットポ
ンプを共用することも可能である。これによりリール2
1を駆動するための駆動源を別途備える必要がなくな
り、装置の構成部材を簡略化することができる。リール
21の駆動手段としてエアーモータを採用するのは、エ
アーモータ自体の有する特徴の他、このような利点から
にもよるが、エアーモータ以外の、例えば油圧モータ等
他の駆動手段であっても良い。
【0072】高圧ホース11の繰出し及び巻取りを行う
ためには、リール21を正逆方向に回動させる必要があ
るが、その切換えまたは停止は、この実施形態では、エ
アーモータ自体で行っている。具体的には、以下のよう
な機構である(図6参照)。すなわち、トラバースガイ
ド41にスイッチドック44が取り付けられており、こ
のスイッチドック44によりスイッチが入るリミットス
イッチ45が上下方向に移動可能なように、シャフト4
6に取り付けられている。リミットスイッチ45は、エ
アーモータの制御部(図示省略)と結ばれており、駆動
の作動及び停止のタイミングを伝える。なお、高圧ホー
ス11の繰出工程が終了したときに自動的に巻取工程に
移行するように、エアーモータの制御部を設定しておく
ことにより、作業者の負担を更に軽減することができ
る。
【0073】そして、繰出工程において高圧ホース11
の繰出し限界端に達したとき、並びに、巻取工程におい
て高圧ホースの巻取り限界端に達したときに、スイッチ
ドックによりそれぞれリミットスイッチ45が入るよう
に、リミットスイッチ45の上下方向の位置を予め調整
しておく。
【0074】繰出し限界端としては、高圧ホース11の
端部となる位置や、高圧ホース11の中間部で処理管7
2の挿入口の反対側の端部に達したときの位置に調整し
ておくことが考えられる。また、巻取り限界端として
は、高圧ホース11の先端がハンドピースとなった位置
に調整しておくことが考えられる。このように調整して
おくことにより、高圧ホース11がリール21との取付
け部に不用意な荷重が加わったり、高圧ホース11の全
てがリール21に巻き取られたりするという不都合を防
ぐことができる。
【0075】なお、リミットスイッチ45によるエアー
モータ31の切り換えや停止等のスイッチの他に、ハン
ドピース75にエアーモータ31のスイッチ等を設けて
おくのも、作業者の使い勝手への配慮という観点から好
ましい。また、この実施形態のように正逆の切り換えを
エアーモータの切り換えにより行う方法以外に、エアー
モータとリールとの駆動伝達系の途中に遊星歯車等の機
構を設置する方法でも良い。
【0076】次に、この実施形態に係る洗浄装置には、
高圧ホース11の繰出しおよび巻取りが所定の送り速度
(移動速度)となるように、リール21の回動速度を制
御する制御部51が備わっている。すなわち、繰出工程
において、高圧ホース11の出入り口が回動軸に近づく
に従ってリール21の回動速度を上げていき、また、巻
取工程においては、出入り口が回動軸に遠ざかるに従っ
てリール21の回動速度を下げていく。
【0077】制御部51は、無段変速機52およびプッ
シュプルケーブル53を含む。無段変速機は、エアーモ
ータ31とリール21との駆動伝達系の一部を構成する
ように配置されており、例えばプーリとVベルトにより
駆動力を伝達するものが利用できる。このような無段変
速機により、リール21の回動速度を出入り口の径方向
の位置変化(段階的でない変化)に伴って変えることが
できる。
【0078】トラバースガイド41には、無段変速機5
2のレバー54と連結されているプッシュプルケーブル
53が取り付けられており、トラバースガイド41の径
方向の移動量が無段変速機52のレバー54に使われる
ように構成されている。
【0079】この実施形態では、リール21の溝部22
は等ピッチなので、半径の変化量は(リールの回転角に
対して)常に一定である。したがって、半径の変化量に
応じてリール21の回動速度を変化させれば良い。
【0080】なお、この実施形態では、高圧ホース11
の出入り口の位置に基づいてリール21の回動速度を変
化させているが、これ以外の手段を用いても良く、例え
ば高圧ホース11の送り速度を直接計測してその結果に
基づいてリール21の回動速度を変化させる方法や、リ
ール21の回動速度を計測し、その結果に基づいてリー
ル21の回動速度を変化させる方法(フィードバック)
でも良い。また、この実施形態では、繰出工程と巻取工
程における高圧ホースの送り速度は同じであるが、別個
独立に設定できるようにしても良く、この場合には、さ
らに細かな制御が可能となる。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、装置自体がコンパクトになり、収納や移動の際に必
要なスペースが少なくて済む。また、導管の数を変更し
ようとする場合の作業が簡単になる。加えて、導管の数
を増設しても、収納部の幅が最低限に抑えられるので、
増設が容易であり、装置の不要な大型化を防止してい
る。また、トラバースガイドを備えることで、導管の繰
出しや巻取りが円滑になり、作業性を向上させることが
できるという効果もある。
【0082】さらに、制御手段をさらに備えた場合に
は、導管の送り速度が一定になり、確実に処理を行うこ
とができるという効果もある。加えて、導管ガイドを用
いることで、作業場所が洗浄液等で汚れることがなく、
作業性が向上し、また、使用できる作業環境が良好にな
る利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る導管の繰出し巻取り
装置を正面側から見た説明図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る導管の繰出し巻取り
装置を左側面側から見た説明図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る導管の繰出し巻取り
装置を平面側から見た説明図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る導管の繰出し巻取り
装置におけるトラバースガイドを部分的に表した説明図
である。
【図5】本発明の一実施形態に係る導管の繰出し巻取り
装置における制御部の機構だけを部分的に表した説明図
である。
【図6】本発明の一実施形態に係る導管の繰出し巻取り
装置におけるエアーモータの制御の説明のためにトラバ
ースガイド付近を部分的に表した説明図である。
【符号の説明】
11・・・・・・・高圧ホース 21・・・・・・・リール 22・・・・・・・溝部 31・・・・・・・エアーモータ 41・・・・・・・トラバースガイド 42・・・・・・・シャフト 43・・・・・・・カムフォロア 44・・・・・・・スイッチドック 45・・・・・・・リミットスイッチ 46・・・・・・・リミットスイッチ取付部材 51・・・・・・・制御部 52・・・・・・・無段変速機 53・・・・・・・プッシュプルケーブル 54・・・・・・・レバー 61・・・・・・・ガイドチューブ 71・・・・・・・台車 72・・・・・・・処理管 73・・・・・・・床 74・・・・・・・排出口 75・・・・・・・ハンドピース 76・・・・・・・スプリングバランサ 77・・・・・・・はずれ防止部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹内 隆 富山県魚津市本江2410 株式会社スギノ マシン内 (56)参考文献 特開 平7−204598(JP,A) 実開 平6−74886(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F28G 9/00 F28G 1/16 F28G 15/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理管内に繰り出されて所定の処理を行
    うための導管と、この導管を収納する収納部を備えた巻
    取手段と、この巻取手段に収納される導管の繰出しや巻
    取りを行うために前記収納部を回動させる駆動手段と、
    を備えた導管の繰出し巻取り装置において、 前記収納部は、導管を巻取方向のほぼ同一面内でうず巻
    き状に収納するものであり、前記収納部は、その側面に平面的に設けられたうず巻き
    状の溝部を有し、前記巻取手段は、この溝部に沿って前
    記導管を収納するものであり、 前記駆動手段は、繰出し又は巻取り時の導管送り速度を
    予め定めた速度に保つように制御する制御手段を備えた
    ものであること を特徴とする導管の繰出し巻取り装置。
  2. 【請求項2】 前記巻取手段への出入り口付近において
    導管を案内するトラバースガイドを更に備え、 このトラバースガイドは、前記溝部が形成された面に対
    して鋭角をもって配置され、少なくとも巻取手段側の導
    入口部が前記収納部の径方向に移動可能に構成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の導管の繰出し巻取り
    装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記トラバースガイド
    の導入口部と前記収納部の径方向の位置との相対的位置
    関係から前記駆動手段における前記収納部の回動速度を
    調整するものであることを特徴とする請求項2記載の導
    管の繰出し巻取り装置。
  4. 【請求項4】 処理管内に繰り出されて先端部からの高
    圧噴流により管内壁を洗浄するための導管と、側面に 平面的に設けられたうず巻き状の溝部を有する収
    納部を備え、この溝部に沿って前記導管を巻取方向のほ
    ぼ同一面内でうず巻き状に収納する巻取手段と、 この巻取手段に収納される導管の繰出しや巻取りを行う
    ために前記収納部を回動させる駆動手段と、周方向移動を規制されると共に、前記溝部に嵌められた
    カムフォロアに装着さ れ、かつ前記溝部が形成された面
    に対して鋭角をもって配置された、前記巻取手段への出
    入り口付近において導管を案内するトラバースガイド
    と、 前記トラバースガイドの導入口部と前記収納部の径方向
    の位置との相対的位置関係から、導管の出入り口が前記
    収納部の回動軸に近づくに従って前記収納部の回動速度
    を上げ、前記出入り口が前記収納部の回動軸から遠ざか
    るに従って前記収納部の回動速度を下げるように調整し
    て、導管の送り速度を予め定めた速度に保つ制御手段
    と、 を備えていることを特徴とする導管の繰出し巻取り装
    置。
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