JP3227455U - 立体マスク - Google Patents
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Abstract
【課題】耳掛けがなくても口と鼻とその周辺をウィルス飛沫から保護する立体マスクを提供する。【解決手段】1枚の連続した素材又は相互に接合された左右一対の素材より成るマスク本体103と、マスクの左右両端部において上端付近から下端付近までを上下方向の分布範囲としてマスク本体に備わる一対の粘着性部材105−1、2と、を備え、マスク本体の上端中央付近に切り込み111を有し、マスク本体を平面状に展開したときに上方に向かうに従って拡がる切り込みを挟んで相互に離間する一対の上部接合辺同士を接合することにより立体形状となり、一対の上部接合辺の交点103fを頂点とした円錐体が頂点の周辺領域に形成される。【選択図】図1
Description
本考案は、立体マスクに関する。
マスクは、従前よりインフルエンザ予防などの衛生管理のために用いられている。
美容院や、理髪店、カラー専門店でサービスを提供する人と受ける人とは近接するため、双方ともマスクを装着して、ウィルス感染を防止する必要がある。しかし、サービスの提供を受ける人が通常の耳掛けの付いたマスクを装着すると、サービスの提供を受けることができなくなってしまう。例えば、耳の周辺にある毛髪を整えたり、切ったりすることの妨げになってしまう。
特許文献1に開示されているマスクは、耳掛けがなくても装着できるものであるが、口と鼻とその周辺をウィルス飛沫から十分に保護することができているとはいえない。
そこで、本考案は、耳掛けがなくても口と鼻とその周辺をウィルス飛沫から保護する立体マスクを提供することを目的とする。
本考案によれば、
1枚の連続した素材又は相互に接合された左右一対の素材より成るマスク本体と、
前記マスクの左右両端部において上端付近から下端付近までを上下方向の分布範囲として前記マスク本体に備わる一対の粘着性部材と、
を備え、
前記マスク本体の上端中央付近に設けられた切り込みであって、前記マスク本体を平面状に展開したときに上方に向かうに従って拡がる切り込みを挟んで相互に離間する一対の上部突出部の相互に向かい合う一対の上部接合辺同士を接合することによる立体形状を前記マスク本体は有し、
前記一対の上部接合辺同士を接合することにより、前記一対の上部接合辺の交点を頂点とした円錐体が前記マスク本体の該頂点の周辺領域に形成された、
立体マスクが提供される。
1枚の連続した素材又は相互に接合された左右一対の素材より成るマスク本体と、
前記マスクの左右両端部において上端付近から下端付近までを上下方向の分布範囲として前記マスク本体に備わる一対の粘着性部材と、
を備え、
前記マスク本体の上端中央付近に設けられた切り込みであって、前記マスク本体を平面状に展開したときに上方に向かうに従って拡がる切り込みを挟んで相互に離間する一対の上部突出部の相互に向かい合う一対の上部接合辺同士を接合することによる立体形状を前記マスク本体は有し、
前記一対の上部接合辺同士を接合することにより、前記一対の上部接合辺の交点を頂点とした円錐体が前記マスク本体の該頂点の周辺領域に形成された、
立体マスクが提供される。
また、本考案によれば、
1枚の連続した素材又は相互に接合された左右一対の素材より成るマスク本体と、
前記マスクの左右両端部において上端付近から下端付近までを上下方向の分布範囲として前記マスク本体に備わる一対の粘着性部材と、
を備え、
前記マスク本体の上端中央付近に設けられた切り込みであって、前記マスク本体を平面状に展開したときに上方に向かうに従って拡がる切り込みを挟んで相互に離間する一対の上部突出部の相互に向かい合う一対の上部接合辺同士を接合し、更に、前記マスク本体の下端中央付近に設けられた切り込みであって、前記マスク本体を平面状に展開したときに下方に向かうに従って拡がる切り込みを挟んで相互に離間する一対の下部突出部の相互に向かい合う一対の下部接合辺同士を接合することによる立体形状を前記マスク本体は有し、
前記一対の上部接合辺同士を接合することにより、前記一対の上部接合辺の交点を頂点とした円錐体体が前記マスク本体の該頂点の周辺領域に形成された、
立体マスクが提供される。
1枚の連続した素材又は相互に接合された左右一対の素材より成るマスク本体と、
前記マスクの左右両端部において上端付近から下端付近までを上下方向の分布範囲として前記マスク本体に備わる一対の粘着性部材と、
を備え、
前記マスク本体の上端中央付近に設けられた切り込みであって、前記マスク本体を平面状に展開したときに上方に向かうに従って拡がる切り込みを挟んで相互に離間する一対の上部突出部の相互に向かい合う一対の上部接合辺同士を接合し、更に、前記マスク本体の下端中央付近に設けられた切り込みであって、前記マスク本体を平面状に展開したときに下方に向かうに従って拡がる切り込みを挟んで相互に離間する一対の下部突出部の相互に向かい合う一対の下部接合辺同士を接合することによる立体形状を前記マスク本体は有し、
前記一対の上部接合辺同士を接合することにより、前記一対の上部接合辺の交点を頂点とした円錐体体が前記マスク本体の該頂点の周辺領域に形成された、
立体マスクが提供される。
更に、本考案によれば、
上記の立体マスクであって、
マスク本体の左右両側について、前記マスク本体の片側中央部の高さH1は、
H1≧80mm
の関係を満たし、
マスク本体の左右両側について、前記マスク本体の片側中央部の高さH1と、前記粘着性部材の高さH2の比率は、
H2/H1≧75%
の関係を満たす、
立体マスクが提供される。
上記の立体マスクであって、
マスク本体の左右両側について、前記マスク本体の片側中央部の高さH1は、
H1≧80mm
の関係を満たし、
マスク本体の左右両側について、前記マスク本体の片側中央部の高さH1と、前記粘着性部材の高さH2の比率は、
H2/H1≧75%
の関係を満たす、
立体マスクが提供される。
更に、本考案によれば、
前記マスク本体の素材は、ポリエチレン発泡シートであり、
前記粘着性部材は、皮膚用パッチテストに合格したものであることを特徴とする立体マスクが提供される。
前記マスク本体の素材は、ポリエチレン発泡シートであり、
前記粘着性部材は、皮膚用パッチテストに合格したものであることを特徴とする立体マスクが提供される。
本考案によれば、耳掛けがなくても口と鼻とその周辺をウィルス飛沫から保護することが可能になる。
以下、図面を参照して本考案を実施するための形態について詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1を参照すると、第1の実施の形態による立体マスク101は、1枚の連続した素材より成るマスク本体103と、マスク本体103の左右両端部(LS方向の端部及びRS方向の端部)103a−1、103a−2において上端(US方向の端部)付近から下端(LS方向の端部)付近までを上下方向の分布範囲としてマスク本体103に備わる一対の粘着性部材105−1、105−2と、を備える。
図1を参照すると、第1の実施の形態による立体マスク101は、1枚の連続した素材より成るマスク本体103と、マスク本体103の左右両端部(LS方向の端部及びRS方向の端部)103a−1、103a−2において上端(US方向の端部)付近から下端(LS方向の端部)付近までを上下方向の分布範囲としてマスク本体103に備わる一対の粘着性部材105−1、105−2と、を備える。
マスク本体103の上端中央付近には、切り込み111が設けられている。切り込み111は、マスク本体103を平面状に展開したときに上方(US方向)に向かうに従って拡がるような形状を有している。
一対の上部突出部103b−1、103b−2は、切り込み111を挟んで相互に離間する位置に設けられている。
一対の上部突出部103b−1、103b−2の相互に向かい合う上部接合辺103c−1、103c−2同士を接合することによりマスク本体103は、立体形状を有するようになる。接合のためには、熱、音波などを用いる。
図2を参照すると、マスク本体103を平面状に展開したときのマスク本体103の最下部(LS方向端部)から上部突出部(US方向突出部)103b−1、103b−2までの高さH0、マスク本体103の片側中央部の高さH1、及び、粘着性部材の高さH2は、例えば、それぞれ、
H0=114mm
H1=89.9mm
H2=68mm
である。従って、
H2/H1=68/89.9=76%
である。
H0=114mm
H1=89.9mm
H2=68mm
である。従って、
H2/H1=68/89.9=76%
である。
この数値は、あくまで一例であり、
H1≧80mm
H2/H1≧75%
の関係が満たされていればよい。
H1≧80mm
H2/H1≧75%
の関係が満たされていればよい。
H1≧80mm
であれば、マスクが十分口の周辺を覆うことになり、マスクの下辺と顔との間にもマスクの上辺と顔の間にも隙間が殆ど生じなくなる。
であれば、マスクが十分口の周辺を覆うことになり、マスクの下辺と顔との間にもマスクの上辺と顔の間にも隙間が殆ど生じなくなる。
H2/H1≧75%
であれば、マスクの左右の辺と顔との間に隙間が殆ど生じなくなる。
であれば、マスクの左右の辺と顔との間に隙間が殆ど生じなくなる。
また、マスク本体103を左右方向に適度に伸ばしマスク本体103が顔に密着するようにしてから、粘着性部材105−1、105−2を顔に貼り付けることにより、マスクの辺と顔との間の隙間を更に減らすことができる。
図3、図4及び図5に示すように、立体マスク本体103は、口、鼻及びその周辺(頬、顎など)を密着した状態で覆う。
一例として、一対の突出部103b−1、103b−2の相互に向かい合う上部接合辺103c−1、103c−2の長さはそれぞれ30mmであり、また、上部接合辺103c−1、103c−2のなす角度は約84度である。従って、図3、図4及び図5に示すように、上部接合辺103c−1、103c−2を接合することにより一対の突出部103b−1、103b−2により構成された鼻当部は、鼻を適度に覆うことになる。
特に、マスク本体103を顔に装着しないで二つ折りにしている状態のマスク本体103の半分を見たときに(つまり、図1、図2に示すマスク本体103の右半分又は左半分を見たときに)上部接合辺103c−1、103c−2は、マスク本体103の折り目部分の辺(つまり、US−LS方向に延びるLS−RS方向における中央線)の方向に対して約42度の傾斜角を持つことになる。また、上部接合辺103c−1、103c−2を接合した後に、顔に装着しないでマスク本体103を左右方向に大きく拡げたときには、上部接合辺103c−1、103c−2同士が引き合うためにこの角度は90度近くまで拡がり、上部突出部103b−1と上部突出部103b−2は、同一平面に並ぶようになるため、鼻当部の面は1つの平面になる。このとき、鼻当部の面は、マスク本体103の他の部分の面に対して約90度の角度をもって傾斜するようになる。
マスク本体103を顔に装着する場合には、マスク本体103は、頭の上から見たときに右方向に約45度、左方向に約45度開き、このため、鼻当部の面は、マスク本体103の他の部分の面に対して約60度から70度程度の角度をもって傾斜しようとするが、実際には、鼻に突き当たるため、鼻の鼻頭より上の部分を圧力をもって覆うことになる。従って、図3、図4及び図5に示すように、鼻当部は、鼻の鼻頭より上の部分に密着するようになり、鼻当部及びその周辺においてマスク本体103の縁と顔との間には殆ど隙間がない状態になる。
図1を参照すると、上部接合辺103c−1と上部接合辺103c−2を上述したように接合すると、この2つの辺の交点103fを頂点として、上側突出部103b−1、103b−2及び交点103fの左右両側及び下側に拡がる交点周辺部103gは、1つの円錐体を形成するようになる。
従って、マスク本体103を顔に装着した場合、上側突出部103b−1、103b−2により構成される鼻当部が鼻の鼻頭より上の部分に密着しても、鼻頭から人中にかけては、マスク本体103(特に、交点周辺部103g)と顔の間には空間が形成される。
従って、鼻当部が鼻の鼻頭の上の部分に密着するようにマスク本体103を装着しても、マスク本体103(特に交点周辺部103g)が鼻穴に接触しない状態を維持することができる。特に、円錐体は、形状由来で或る程度の強度を持つため、強く息を吸ってもそのような状態を維持することができる。
また、マスク本体103の素材として、後述するように通気性のあるポリエチレン発泡シートを使用する。ポリエチレン発泡シートは、独立気泡ではなく連結気泡により構成されている。従って、ポリエチレン発泡シートは飛沫などを通さないフィルタ効果を持つが、呼吸の障害にはならない。従って、マスク本体103のポリエチレン発泡シートを出入り口として、鼻頭から人中にかけてマスク本体103(特に、交点周辺部103g)と顔との間に形成された空間を介して、鼻穴を通る吸気及び呼気を流すことができるようになる。
マスク本体103の左右の上辺103d−1、103d−2は、全体として水平方向(RS−LSの方向)を向いている。従って、マスク本体103は、図3、図4及び図5に示すように頬全体を覆うようになる。
マスク本体103の左の上辺103d−1は、圧力により鼻に密着する突起部103b−1と粘着性部材105−1により顔に密着する粘着性部材105−1の周辺部との間にあるので、頬に密着する。これにより、上辺103d−1と頬の間の隙間からカットした頭髪が頬に侵入することを防止することができる。マスク本体103の右の上辺103d―2についても同様である。
マスク本体103の左の下辺103e−1は、左(LSの方向)に進むに従って、上(USの方向)に進むように傾斜している。同様に、マスク本体103の右の下辺103e−2は、右(LSの方向)に進むに従って、上(USの方向)に進むように傾斜している。従って、図4及び図5に示すように、装着時に、マスク本体103の下辺103e−1、103e−2の傾斜角度が下顎の縁の傾斜角度に近くなり、美容師や整髪師が頭髪のカットをする際、目測を誤ることを防止することができる。
また、上記のような寸法と形状を有しているため、マスク本体103は、目から下の顔全体を覆うことができる。特に、マスク本体103は、目頭付近も覆うことができる。
マスク本体103の素材としては、例えば、ポリエチレン発泡シートが選択される。一例として、マスク本体103の素材としては、三和化工株式会社のオプセルLC−150、又は、オプセルLC−150Sが選択される。
オプセルLC−150の試験成績書には、
試験方法:JIS K6767(1999)
試験結果:
見かけ密度:50kg/立方メートル
引張強さ:0.27MPa
伸び:275%
圧縮応力(10%):9kPa
圧縮応力(25%):10kPa
圧縮応力(50%):14kPa
圧縮永久歪(50%圧縮、30分後):3.1%
圧縮永久歪(50%圧縮、24時間後):1.6%
熱的安定性(B法):−1.8%
が記載されている。
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熱的安定性(B法):−1.8%
が記載されている。
また、オプセルLC−150Sの試験成績書には、
試験方法:JIS K6767(1999)
試験結果:
見かけ密度:50kg/立方メートル
引張強さ:0.20MPa
伸び:280%
圧縮応力(10%):5kPa
圧縮応力(25%):7kPa
圧縮応力(50%):10kPa
圧縮永久歪(50%圧縮、30分後):5.0
圧縮永久歪(50%圧縮、24時間後):2.0
熱的安定性(B法):−3
が記載されている。
試験方法:JIS K6767(1999)
試験結果:
見かけ密度:50kg/立方メートル
引張強さ:0.20MPa
伸び:280%
圧縮応力(10%):5kPa
圧縮応力(25%):7kPa
圧縮応力(50%):10kPa
圧縮永久歪(50%圧縮、30分後):5.0
圧縮永久歪(50%圧縮、24時間後):2.0
熱的安定性(B法):−3
が記載されている。
粘着性部材105−1、105−2として、皮膚用パッチテストに合格したものを使用することにより皮膚のかぶれや炎症を防止することができる。例えば、粘着性部材としては、ウィグの皮膚への固定のためにも使用することができる3M社の両面粘着テープNo.1522が選択される。
なお、粘着性部材105−1、105−2には、離型紙が貼られており、立体マスクの使用直前にこれを剥がす。
第1の実施の形態による立体マスクによれば、上述した効果を含め、以下の効果が奏される。
・立体マスクを装着するために紐やゴムなどの耳掛けを耳に掛ける必要がないので、例えば、美容院や理髪店、カラー専門店でお客様に着装してもらうことができる。従って、お客様は、ウィルス感染に心配することなく美容院や、理髪店、カラー専門店に行くことができるし、美容師や、理髪師、カラー技術者は安心して営業することができる。また、花粉症や鼻炎の症状があるお客様も、美容院や、理髪店、カラー専門店に行くことができる。
・マスク本体の素材としてポリエチレン発泡シートを使用しているので、ウィルスを含んだ飛沫が口や鼻やそれらの周辺に侵入することを防止することができる。
・マスク本体の素材としてポリエチレン発泡シートを使用しているので、カットした髪がマスク本体を貫通しにくく、従ってマスク本体を貫通して肌に到達した髪による不快感をお客様が被ることがない。
・マスク本体の素材として水によって変質しないポリエチレン発泡シートを使用しているので、美容院や理髪店において、洗髪の際に水がかかっても、性能が低下しない。
・マスク本体の素材として伸縮性のあるポリエチレン発泡シートを使用しているので、装着時にマスク本体を伸ばしてから粘着性部材を顔に貼り付けることができ、上述したように、マスクの辺と顔との間の隙間を減らすことができる。従って、ウィルスの飛沫がマスクと顔の隙間から口などに侵入することを避けることができる。
・絞りを入れた顎部を設けていないので、人によって異なる顎部の寸法を粘着性部材を貼り付ける顔の位置を調整することにより吸収することができる。また、顎部が下から顎にかからないので、会話が楽になるし、会話をすることによりマスクが下に引っ張られたり移動したりすることを避けることができる。
・粘着位置が調整可能になり、良好な密着性で快適使用感を得ることができる。
・溶着箇所が1カ所であるためマスクを安価に製造することができる。
・立体マスクを装着するために紐やゴムなどの耳掛けを耳に掛ける必要がないので、例えば、美容院や理髪店、カラー専門店でお客様に着装してもらうことができる。従って、お客様は、ウィルス感染に心配することなく美容院や、理髪店、カラー専門店に行くことができるし、美容師や、理髪師、カラー技術者は安心して営業することができる。また、花粉症や鼻炎の症状があるお客様も、美容院や、理髪店、カラー専門店に行くことができる。
・マスク本体の素材としてポリエチレン発泡シートを使用しているので、ウィルスを含んだ飛沫が口や鼻やそれらの周辺に侵入することを防止することができる。
・マスク本体の素材としてポリエチレン発泡シートを使用しているので、カットした髪がマスク本体を貫通しにくく、従ってマスク本体を貫通して肌に到達した髪による不快感をお客様が被ることがない。
・マスク本体の素材として水によって変質しないポリエチレン発泡シートを使用しているので、美容院や理髪店において、洗髪の際に水がかかっても、性能が低下しない。
・マスク本体の素材として伸縮性のあるポリエチレン発泡シートを使用しているので、装着時にマスク本体を伸ばしてから粘着性部材を顔に貼り付けることができ、上述したように、マスクの辺と顔との間の隙間を減らすことができる。従って、ウィルスの飛沫がマスクと顔の隙間から口などに侵入することを避けることができる。
・絞りを入れた顎部を設けていないので、人によって異なる顎部の寸法を粘着性部材を貼り付ける顔の位置を調整することにより吸収することができる。また、顎部が下から顎にかからないので、会話が楽になるし、会話をすることによりマスクが下に引っ張られたり移動したりすることを避けることができる。
・粘着位置が調整可能になり、良好な密着性で快適使用感を得ることができる。
・溶着箇所が1カ所であるためマスクを安価に製造することができる。
[第2の実施の形態]
図6を参照すると、第2の実施の形態による立体マスク201は、1枚の連続した素材より成るマスク本体203と、マスク本体203の左右両端部(LS方向の端部及びRS方向の端部)203a−1、203a−2において上端(US方向の端部)付近から下端(LS方向の端部)付近までを上下方向の分布範囲としてマスク本体203に備わる一対の粘着性部材205−1、205−2と、を備える。
図6を参照すると、第2の実施の形態による立体マスク201は、1枚の連続した素材より成るマスク本体203と、マスク本体203の左右両端部(LS方向の端部及びRS方向の端部)203a−1、203a−2において上端(US方向の端部)付近から下端(LS方向の端部)付近までを上下方向の分布範囲としてマスク本体203に備わる一対の粘着性部材205−1、205−2と、を備える。
マスク本体203の上端中央付近には、切り込み211が設けられている。切り込み211は、マスク本体203を平面状に展開したときに上方(US方向)に向かうに従って拡がるような形状を有している。
一対の上部突出部203b−1、203b−2は、切り込み211を挟んで相互に離間する位置に設けられている。
マスク本体203の下端中央付近には、切り込み213が設けられている。切り込み213は、マスク本体203を平面状に展開したときに下方(LS方向)に向かうに従って拡がるような形状を有している。
一対の下部突出部203h−1、203h−2は、切り込み213を挟んで相互に離間する位置に設けられている。
一対の上部突出部103b−1、103b−2の相互に向かい合う上部接合辺103c−1、103c−2同士を接合し、更に、一対の下部突出部203h−1、203h−2の相互に向かい合う下部接合辺203j−1、203j−2同士を接合することによりマスク本体203は、立体形状を有するようになる。接合のためには、熱、音波などを用いる。
図7を参照すると、マスク本体203を平面状に展開したときのマスク本体203の最下部(LS方向端部)から上部突出部(US方向端部)203b−1、203b−2までの高さH0、マスク本体203の片側中央部の高さH1、及び、粘着性部材の高さH2は、例えば、それぞれ、
H0=126.3mm
H1=101mm
H2=78.5mm
である。従って、
H2/H1=78.5/101=78%
である。
H0=126.3mm
H1=101mm
H2=78.5mm
である。従って、
H2/H1=78.5/101=78%
である。
この数値は、あくまで一例であり、
H1≧80mm
H2/H1≧75%
の関係が満たされていればよい。
H1≧80mm
H2/H1≧75%
の関係が満たされていればよい。
H1≧80mm
であれば、マスクが十分口の周辺を覆うことになり、マスクの下辺と顔との間にもマスクの上辺と顔の間にも隙間が殆ど生じなくなる。
であれば、マスクが十分口の周辺を覆うことになり、マスクの下辺と顔との間にもマスクの上辺と顔の間にも隙間が殆ど生じなくなる。
H2/H1≧75%
であれば、マスクの左右の辺と顔の間に隙間が殆ど生じなくなる。
であれば、マスクの左右の辺と顔の間に隙間が殆ど生じなくなる。
また、マスク本体203を左右方向に適度に伸ばしマスク本体203が顔に密着するようにしてから、粘着性部材205−1、205−2を顔に貼り付けることにより、マスクの辺と顔との間の隙間を更に減らすことができる。
図8、図9及び図10に示すように、立体マスク本体203は、口、鼻及びその周辺(頬、顎など)を密着した状態で覆う。
一対の突出部203b−1、203b−2の相互に向かい合う上部接合辺203c−1、203c−2の長さはそれぞれ30mmであり、また、上部接合辺203c−1、203c−2のなす角度は約84度である。従って、図8、図9及び図10に示すように、上部接合辺203c−1、203c−2を接合することにより一対の突出部203b−1、203b−2により構成された鼻当部は、鼻を適度に覆うことになる。
特に、マスク本体203を顔に装着しないで二つ折りにしている状態のマスク本体203の半分を見たときに(つまり、図6、図7に示すマスク本体203の右半分又は左半分を見たときに)上部接合辺203c−1、203c−2は、マスク本体203の折り目部分の辺(つまり、US−LS方向に延びるLS−RS方向における中央線)の方向に対して約42度の傾斜角を持つことになる。また、上部接合辺203c−1、203c−2を接合した後に、顔に装着しないでマスク本体203を左右方向に大きく拡げたときには、上部接合辺203c−1、203c−2同士が引き合うためにこの角度は90度近くまで拡がり、上部突出部203b−1と上部突出部203b−2は、同一平面に並ぶようになるため、鼻当部の面は1つの平面になる。このとき、鼻当部の面は、マスク本体203の他の部分の面に対して約90度の角度をもって傾斜するようになる。
マスク本体203を顔に装着する場合には、マスク本体203は、頭の上から見たときに右方向に約45度、左方向に約45度開き、このため、鼻当部の面は、マスク本体203の他の部分の面に対して約60度から70度程度の角度をもって傾斜しようとするが、実際には、鼻に突き当たるため、鼻の鼻頭より上の部分を圧力をもって覆うことになる。従って、図8、図9及び図10に示すように、鼻当部は、鼻の鼻頭より上の部分に密着するようになり、鼻当部及びその周辺においてマスク本体203の縁と顔との間には殆ど隙間がない状態になる。
図6を参照すると、上部接合辺203c−1と上部接合辺203c−2を上述したように接合すると、この2つの辺の交点203fを頂点として、上側突出部203b−1、203b−2及び交点203fの両側及び下側に拡がる交点周辺部203gは、1つの円錐体を形成するようになる。
従って、マスク本体203を顔に装着した場合、上側突出部203b−1、203b−2により構成される鼻当部が鼻の鼻頭より上の部分に密着しても、鼻頭から人中にかけては、マスク本体203(特に、交点周辺部203g)と顔の間には空間が形成される。
従って、鼻当部が鼻の鼻頭の上の部分に密着するようにマスク本体203を装着しても、マスク本体203(特に交点周辺部203g)が鼻穴に接触しない状態を維持することができる。特に、円錐体は、形状由来で或る程度の強度を持つため、強く息を吸ってもそのような状態を維持することができる。
また、マスク本体103の素材として、後述するように通気性のあるポリエチレン発泡シートを使用する。ポリエチレン発泡シートは、独立気泡ではなく連結気泡により構成されている。従って、ポリエチレン発泡シートは飛沫などを通さないフィルタ効果を持つが、呼吸の障害にはならない。従って、マスク本体103のポリエチレン発泡シートを出入り口として、鼻頭から人中にかけてマスク本体103(特に、交点周辺部103g)と顔との間に形成された空間を介して、鼻穴を通る吸気及び呼気を流すことができるようになる。
マスク本体203の左右の上辺203d−1、203d−2は、全体として水平方向(RS−LSの方向)を向いている。従って、マスク本体203は、図8、図9及び図10に示すように頬全体を覆うようになる。
マスク本体203の左の上辺203d−1は、圧力により鼻に密着する突起部203b−1と粘着性部材205−1により顔に密着する粘着性部材205−1の周辺部の間にあるので、頬に密着する。これにより、上辺203d−1と頬の間の隙間からカットした頭髪が頬に侵入することを防止することができる。マスク本体203の右の上辺203d―2についても同様である。
マスク本体203の左の下辺203e−1は、左(LSの方向)に進むに従って、上(USの方向)に進むように傾斜している。同様に、マスク本体203の右の下辺203e−2は、右(LSの方向)に進むに従って、上(USの方向)に進むように傾斜している。従って、図9及び図10に示すように、装着時に、マスク本体203の下辺203e−1、203e−2の傾斜角度が下顎の縁の傾斜角度に近くなり、美容師や整髪師が頭髪のカットをする際、目測を誤ることを防止することができる。
また、上記のような寸法と形状を有しているため、マスク本体203は、目から下の顔全体を覆うことができる。特に、マスク本体203は、目頭付近も覆うことができる。
マスク本体203の素材は、第1の実施の形態のマスク本体103の素材と同様であるので、重複した説明を省略する。
粘着性部材205−1、205−2としては、第1の実施の形態の粘着性部材105−1、105−2と同様なものを使用するので重複した説明を省略する。
第2の実施の形態による立体マスクによれば、上述した効果を含め、以下の効果が奏される。
・立体マスクを装着するために紐やゴムなどの耳掛けを耳に掛ける必要がないので、例えば、美容院や理髪店、カラー専門店でお客様に着装してもらうことができる。従って、お客様は、ウィルス感染に心配することなく美容院や、理髪店、カラー専門店に行くことができるし、美容師や、理髪師、カラー技術者は安心して営業することができる。また、花粉症や鼻炎の症状があるお客様も、美容院や、理髪店、カラー専門店に行くことができる。
・マスク本体の素材としてポリエチレン発泡シートを使用しているので、ウィルスを含んだ飛沫が口や鼻やそれらの周辺に侵入することを防止することができる。
・マスク本体の素材としてポリエチレン発泡シートを使用しているので、カットした髪がマスク本体を貫通しにくく、従ってマスク本体を貫通して肌に到達した髪による不快感をお客様が被ることがない。
・マスク本体の素材として水によって変質しないポリエチレン発泡シートを使用しているので、美容院や理髪店において、洗髪の際に水がかかっても、性能が低下しない。
・マスク本体の素材として伸縮性のあるポリエチレン発泡シートを使用しているので、装着時にマスク本体を伸ばしてから粘着性部材を顔に貼り付けることができ、上述したように、マスクの辺と顔との間の隙間を減らすことができる。従って、ウィルスの飛沫がマスクと顔の隙間から口などに侵入することを避けることができる。
・粘着位置が調整可能になり、良好な密着性で快適使用感を得ることができる。
・溶着箇所が1カ所であるためマスクを安価に製造することができる。
・立体マスクを装着するために紐やゴムなどの耳掛けを耳に掛ける必要がないので、例えば、美容院や理髪店、カラー専門店でお客様に着装してもらうことができる。従って、お客様は、ウィルス感染に心配することなく美容院や、理髪店、カラー専門店に行くことができるし、美容師や、理髪師、カラー技術者は安心して営業することができる。また、花粉症や鼻炎の症状があるお客様も、美容院や、理髪店、カラー専門店に行くことができる。
・マスク本体の素材としてポリエチレン発泡シートを使用しているので、ウィルスを含んだ飛沫が口や鼻やそれらの周辺に侵入することを防止することができる。
・マスク本体の素材としてポリエチレン発泡シートを使用しているので、カットした髪がマスク本体を貫通しにくく、従ってマスク本体を貫通して肌に到達した髪による不快感をお客様が被ることがない。
・マスク本体の素材として水によって変質しないポリエチレン発泡シートを使用しているので、美容院や理髪店において、洗髪の際に水がかかっても、性能が低下しない。
・マスク本体の素材として伸縮性のあるポリエチレン発泡シートを使用しているので、装着時にマスク本体を伸ばしてから粘着性部材を顔に貼り付けることができ、上述したように、マスクの辺と顔との間の隙間を減らすことができる。従って、ウィルスの飛沫がマスクと顔の隙間から口などに侵入することを避けることができる。
・粘着位置が調整可能になり、良好な密着性で快適使用感を得ることができる。
・溶着箇所が1カ所であるためマスクを安価に製造することができる。
[第3の実施の形態]
第1の実施の形態のマスク101において、図11に示すように、左右両端部103a−1、103a−2において粘着性部材105−1、105−2を2列並べてもよい。
第1の実施の形態のマスク101において、図11に示すように、左右両端部103a−1、103a−2において粘着性部材105−1、105−2を2列並べてもよい。
[第4の実施の形態]
第1の実施の形態のマスク101において、図12に示すように、左右両端部103a−1、103a−2それぞれの全体を覆う粘着性部材105−1、105−2を用いてもよい。
第1の実施の形態のマスク101において、図12に示すように、左右両端部103a−1、103a−2それぞれの全体を覆う粘着性部材105−1、105−2を用いてもよい。
[第5の実施の形態]
第1の実施の形態のマスク101において、図13に示すように、左右両端部103a−1、103a−2において粘着性部材105−1、105−2を2列並べ、更に、マスク本体101の左右の上端部に粘着性部材105−1、105−2を配置して、マスク本体101の左右の下端部に粘着性部材105−1、105−2を配置してもよい。
第1の実施の形態のマスク101において、図13に示すように、左右両端部103a−1、103a−2において粘着性部材105−1、105−2を2列並べ、更に、マスク本体101の左右の上端部に粘着性部材105−1、105−2を配置して、マスク本体101の左右の下端部に粘着性部材105−1、105−2を配置してもよい。
[第6の実施の形態]
第2の実施の形態のマスク201において、図14に示すように、左右両端部203a−1、203a−2において粘着性部材205−1、205−2を2列並べてもよい。
第2の実施の形態のマスク201において、図14に示すように、左右両端部203a−1、203a−2において粘着性部材205−1、205−2を2列並べてもよい。
[第7の実施の形態]
第2の実施の形態のマスク201において、図15に示すように、左右両端部203a−1、203a−2それぞれの全体を覆う粘着性部材205−1、205−2を用いてもよい。
第2の実施の形態のマスク201において、図15に示すように、左右両端部203a−1、203a−2それぞれの全体を覆う粘着性部材205−1、205−2を用いてもよい。
[第8の実施の形態]
第2の実施の形態のマスク201において、図16に示すように、左右両端部203a−1、203a−2において粘着性部材205−1、205−2を2列並べ、更に、マスク本体201の左右の上端部に粘着性部材205−1、205−2を配置して、マスク本体201の左右の下端部に粘着性部材205−1、205−2を配置してもよい。
第2の実施の形態のマスク201において、図16に示すように、左右両端部203a−1、203a−2において粘着性部材205−1、205−2を2列並べ、更に、マスク本体201の左右の上端部に粘着性部材205−1、205−2を配置して、マスク本体201の左右の下端部に粘着性部材205−1、205−2を配置してもよい。
[第9の実施の形態]
第1の実施の形態のマスク101において、図17に示すように、別々に用意した左側マスク本体103−1と右側マスク本体103−2を接合してマスク本体103を形成してもよい。
第1の実施の形態のマスク101において、図17に示すように、別々に用意した左側マスク本体103−1と右側マスク本体103−2を接合してマスク本体103を形成してもよい。
[第10の実施の形態]
第2の実施の形態のマスク201において、図18に示すように、別々に用意した左側マスク本体203−1と右側マスク本体203−2を接合してマスク本体203を形成してもよい。
第2の実施の形態のマスク201において、図18に示すように、別々に用意した左側マスク本体203−1と右側マスク本体203−2を接合してマスク本体203を形成してもよい。
本考案はその精神または主要な特徴から逸脱することなく、他の種々の形で実施することができる。そのため、前述した各実施形態は単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるべきではない。本考案の範囲は実用新案登録請求の範囲によって示すものであって、明細書本文にはなんら拘束されない。さらに、実用新案登録請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更はすべて本考案の範囲内のものである。
本考案は、マスクに利用することができる。
101 立体マスク
103 マスク本体
103−1 左側マスク本体
103−2 右側マスク本体
103a−1、103a―2 左右両端部
103b−1、103b−2 上部突出部
103c−1、103c−2 上部接合辺
103d−1、103d−2 上辺
103e−1、103e−2 下辺
103f 交点
103g 交点周辺部
105−1、105−2 粘着性部材
111 切り込み
201 立体マスク
203 マスク本体
203−1 左側マスク本体
203−2 右側マスク本体
203a−1、203a―2 左右両端部
203b−1、203b−2 上部突出部
203c−1、203c−2 上部接合辺
203d−1、203d−2 上辺
203e−1、203e−2 下辺
203f 交点
203g 交点周辺部
203h−1、203h−2 下部突出部
203j−1、203j−2 下部接合辺
205−1、205−2 粘着性部材
211 切り込み
103 マスク本体
103−1 左側マスク本体
103−2 右側マスク本体
103a−1、103a―2 左右両端部
103b−1、103b−2 上部突出部
103c−1、103c−2 上部接合辺
103d−1、103d−2 上辺
103e−1、103e−2 下辺
103f 交点
103g 交点周辺部
105−1、105−2 粘着性部材
111 切り込み
201 立体マスク
203 マスク本体
203−1 左側マスク本体
203−2 右側マスク本体
203a−1、203a―2 左右両端部
203b−1、203b−2 上部突出部
203c−1、203c−2 上部接合辺
203d−1、203d−2 上辺
203e−1、203e−2 下辺
203f 交点
203g 交点周辺部
203h−1、203h−2 下部突出部
203j−1、203j−2 下部接合辺
205−1、205−2 粘着性部材
211 切り込み
Claims (4)
- 1枚の連続した素材又は相互に接合された左右一対の素材より成るマスク本体と、
前記マスクの左右両端部において上端付近から下端付近までを上下方向の分布範囲として前記マスク本体に備わる一対の粘着性部材と、
を備え、
前記マスク本体の上端中央付近に設けられた切り込みであって、前記マスク本体を平面状に展開したときに上方に向かうに従って拡がる切り込みを挟んで相互に離間する一対の上部突出部の相互に向かい合う一対の上部接合辺同士を接合することによる立体形状を前記マスク本体は有し、
前記一対の上部接合辺同士を接合することにより、前記一対の上部接合辺の交点を頂点とした円錐体が前記マスク本体の該頂点の周辺領域に形成された、
立体マスク。 - 1枚の連続した素材又は相互に接合された左右一対の素材より成るマスク本体と、
前記マスクの左右両端部において上端付近から下端付近までを上下方向の分布範囲として前記マスク本体に備わる一対の粘着性部材と、
を備え、
前記マスク本体の上端中央付近に設けられた切り込みであって、前記マスク本体を平面状に展開したときに上方に向かうに従って拡がる切り込みを挟んで相互に離間する一対の上部突出部の相互に向かい合う一対の上部接合辺同士を接合し、更に、前記マスク本体の下端中央付近に設けられた切り込みであって、前記マスク本体を平面状に展開したときに下方に向かうに従って拡がる切り込みを挟んで相互に離間する一対の下部突出部の相互に向かい合う一対の下部接合辺同士を接合することによる立体形状を前記マスク本体は有し、
前記一対の上部接合辺同士を接合することにより、前記一対の上部接合辺の交点を頂点とした円錐体体が前記マスク本体の該頂点の周辺領域に形成された、
立体マスク。 - 請求項1又は2に記載の立体マスクであって、
マスク本体の左右両側について、前記マスク本体の片側中央部の高さH1は、
H1≧80mm
の関係を満たし、
マスク本体の左右両側について、前記マスク本体の片側中央部の高さH1と、前記粘着性部材の高さH2の比率は、
H2/H1≧75%
の関係を満たす、
立体マスク。 - 請求項1乃至3の何れか1項に記載の立体マスクであって、
前記マスク本体の素材は、ポリエチレン発泡シートであり、
前記粘着性部材は、皮膚用パッチテストに合格したものであることを特徴とする立体マスク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020001944U JP3227455U (ja) | 2020-05-26 | 2020-05-26 | 立体マスク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020001944U JP3227455U (ja) | 2020-05-26 | 2020-05-26 | 立体マスク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3227455U true JP3227455U (ja) | 2020-08-27 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020001944U Active JP3227455U (ja) | 2020-05-26 | 2020-05-26 | 立体マスク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3227455U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022054583A (ja) * | 2020-09-28 | 2022-04-07 | 龍一 伊藤 | 紐なしマスク |
-
2020
- 2020-05-26 JP JP2020001944U patent/JP3227455U/ja active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2022054583A (ja) * | 2020-09-28 | 2022-04-07 | 龍一 伊藤 | 紐なしマスク |
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