JP3126065U - マスク - Google Patents
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Abstract
【解決手段】鼻及び口を覆う右側被覆部2aと左側被覆部2bとからなる不織布製の被覆部2であって、右側被覆部2aと左側被覆部2bとが、それらの顔面中心部位で顔面鉛直方向に沿って接合され、その接合部分4が非顔面側に形成された被覆部2と、被覆部2の顔面両側部位に接合されてループを形成する伸縮自在の二つの紐状耳掛部3とを備えたマスクであって、右側被覆部2a及び左側被覆部2bが平面形状であり、かつ、接合部分4が非顔面側に凸の円弧状の膨出形状をなすことを特徴とするマスク。
【選択図】図1
Description
そこで、近年、こうした問題点を解消すべく種々の立体形状のマスクが出回っている。
例えば、特許文献1〜4には、人の少なくとも口許に対する覆い部と、該覆い部の対向両外側から延びる耳掛け部とを有する一対のシート部材が不織布で形成されたマスクであって、その耳掛け部が不織布に形成された開口からなるマスクが開示されている。
鼻及び口を覆う右側被覆部と左側被覆部とからなる不織布製の被覆部であって、当該右側被覆部と当該左側被覆部とが、それらの顔面中心部位で顔面鉛直方向に沿って接合され、その接合部分が非顔面側に形成された被覆部と、
前記被覆部の顔面両側部位に接合されてループを形成する伸縮自在の二つの紐状耳掛部とを備え、
前記右側被覆部及び前記左側被覆部が平面形状であり、かつ、前記接合部分が非顔面側に凸の円弧状の膨出形状をなすことを要旨とするものである。
本考案に係るマスクは、不織布製であるため、軽くて携帯に便利で使い捨てができる。また、本考案に係るマスクは、右側被覆部と左側被覆部とが平面形状であるため互いに折り畳むことができる。また、このように折り畳めることから、本考案に係るマスクは、複数のマスクを重ね合わせて箱に入れることができ、携帯に便利である。
図1は本考案の一実施形態に係るマスクの使用時における外観斜視図であり、図2は本考案の一実施形態に係るマスクの平面図であり、同図(a)は、非顔面側からみた表側の平面図、同図(b)は、接合部分で切り離して顔面側からみた裏側の平面図である。
これらの図において、マスク1は、被覆部2と、紐状耳掛部3とからなる。
被覆部2は、鼻及び口を覆う右側被覆部2aと左側被覆部2bとからなる。被覆部2は、不織布製であり、右側被覆部2aと左側被覆部2bとが、それらの顔面中心部位で顔面鉛直方向に沿って熱融着によって接合され、その接合部分4が非顔面側に形成されている。
ここで、「顔面左右方向」とは、人の顔に対して左右方向、すなわち、水平方向、あるいは、横方向をいう。
また、マスク1の不使用時においては、右側被覆部2aと左側被覆部2bとは、これらが平面形状であるため接合部分4を中心に折り畳むことができる。
ここで、「顔面側」とは、人がマスクを装着したとしたならば、その人の顔に接触する側、すなわち、裏側をいう。
更に、接合部分4は、その接合上下端部分4a,4bが直線又はそれに近い曲線であり、接合上下端部分4a,4bによって挟まれる接合中央部分4cが円弧又はそれに近い曲線であり、直線又はそれに近い曲線と円弧又はそれに近い曲線との交点位置に、非顔面側に凸の角部5又は変曲点5が形成されている。
ここで、「顔面両側部位」とは、人がマスクを装着したとしたならば、その人の両頬の中央部位から後ろ部位にくるマスクの部分をいう。
(1)不織布の準備
凹部6が形成された不織布を準備する。凹部6は、一辺が0.5〜1.5mmの四角柱状の凸部が千鳥状又は縦横に無数に整列配置された型を不織布に当てて加熱、加圧することにより形成する。なお、凹部6は、一辺が0.5〜1.5mmの四角形状の孔が千鳥状又は縦横に無数に整列した不織布と、そのような孔のない不織布とを貼り合わせることによって形成してもよい。
不織布を裁断することによって、右側被覆部2a及び左側被覆部2bそれぞれについての本体部A及び連結部Bを用意する。なお、本体部Aの不織布として、連結部Bの不織布より厚手の不織布を用いる。また、紐状耳掛部3としてウイリーゴムを所定の長さに裁断したものをマスク一つにつき2本用意する。
本体部Aの耳寄部位A1と連結部Bの鼻寄部位B1とを重ね合わせて高い温度と圧力をかけて、本体部Aと連結部Bとを熱融着させる。重ね合わせの位置関係については、耳寄部位A1を非顔面側にし、鼻寄部位B1を顔面側にする。
連結部Bの耳寄部位B1に紐状耳掛部3の両端部をあてがって、高い温度と圧力をかけて、連結部Bと紐状耳掛部3とを熱融着させる。
右側被覆部2aの顔面中心部位の顔面側端縁と左側被覆部2bの顔面中心部位の顔面側端縁とを重ね合わせて、非顔面側から、後述する「接合部分4と同じ形状の凸部」が形成された型を、当該顔面中心部位に高い温度と圧力をかけて当てる。これにより、右側被覆部2aの顔面中心部位の顔面側端縁と左側被覆部2bの顔面中心部位の顔面側端縁とを熱融着させる。ここで、「接合部分4と同じ形状の凸部」とは、熱融着用の型に形成された凸部をいい、図示を省略するが、ここでは、その凸部の両端部分が直線又はそれに近い曲線であり、それらの両端部分によって挟まれる中央部分が円弧又はそれに近い曲線であり、当該直線又はそれに近い曲線と当該円弧又はそれに近い曲線との交点位置に凸の角部(又は変曲点)が形成されたものをいう。
以上の工程を経てマスク1が完成する。なお、マスク1の製造方法は、特に限定されない。例えば、熱融着を行う順序はこのとおりでなくてもよい。
まず、マスク1の不使用時における作用について説明する。
マスク1は、不織布製であるため、軽くて携帯しやすく、使い捨てができる。被覆部2は、マスク1の不使用時において、右側被覆部2aと左側被覆部2bとが平面形状であるため、これらを折り畳むことができる。従って、複数のマスクを重ね合わせて箱に入れることができ、携帯しやすい。また、本体部Aと連結部Bの境目のところで折り畳んだ状態で複数のマスクを重ね合わせて箱に入れることもできる。
マスク1は、右側被覆部2aと左側被覆部2bとが顔面中心部位で顔面鉛直方向に沿って接合され、その接合部分が非顔面側に形成されて非顔面側に凸の円弧状の膨出形状をなすものである。
従って、接合部分4の端縁が顔面に当たることはない。
また、マスク1の使用時に、人が紐状耳掛部3を耳にかけ、右側被覆部2aと左側被覆部2bとを開いて被覆部2を鼻及び口に当てると、紐状耳掛部3が前後方向に延びるとともに、右側被覆部2aと左側被覆部2bとが接合部分4を中心にして、ほぼ左右対称に開き、その接合部分4付近の顔面側に空洞ができる。その空洞部分に人の鼻や口が位置するため、接合部分4の周りの右側被覆部2a及び左側被覆部2bが鼻孔や口中央部に直接当たることはない。従って、マスク1を使えば、息がしやすく装着感が良い。また、マスク1は、顔面側の接合部分4に唾液や口紅が付着することもないため、衛生的である。
2 被覆部
2a 右側被覆部 2b 左側被覆部
3 紐状耳掛け部
4 接合部分
4a,4b 接合上下端部分
4c 接合中央部分
5 角部(又は変曲点)
6 凹部
A 本体部
A1 耳寄部位
B 連結部
B1 鼻寄部位
B2 耳寄部位
Claims (3)
- 鼻及び口を覆う右側被覆部と左側被覆部とからなる不織布製の被覆部であって、当該右側被覆部と当該左側被覆部とが、それらの顔面中心部位で顔面鉛直方向に沿って接合され、その接合部分が非顔面側に形成された被覆部と、
前記被覆部の顔面両側部位に接合されてループを形成する伸縮自在の二つの紐状耳掛部とを備えたマスクであって、
前記右側被覆部及び前記左側被覆部が平面形状であり、かつ、前記接合部分が非顔面側に凸の円弧状の膨出形状をなすことを特徴とするマスク。 - 前記接合部分は、その接合上下端部分が直線又はそれに近い曲線であり、当該接合上下端部分によって挟まれる接合中央部分が円弧又はそれに近い曲線であり、当該直線又はそれに近い曲線と当該円弧又はそれに近い曲線との交点位置に非顔面側に凸の角部又は変曲点が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のマスク。
- 前記右側被覆部及び前記左側被覆部は、前記鼻及び口を覆う本体部と、当該本体部と前記紐状耳掛部とを連結する連結部とからなり、当該連結部は前記本体部よりも柔らかい材質であることを特徴とする請求項1又は2に記載のマスク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006006140U JP3126065U (ja) | 2006-07-31 | 2006-07-31 | マスク |
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JP2006006140U JP3126065U (ja) | 2006-07-31 | 2006-07-31 | マスク |
Publications (1)
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JP3126065U true JP3126065U (ja) | 2006-10-12 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101875126B1 (ko) * | 2016-07-21 | 2018-07-09 | 주식회사 아미 | 산업 및 보건용 호흡마스크 |
JP6864399B1 (ja) * | 2020-07-17 | 2021-04-28 | 株式会社Grand amore | 頬のたるみ改善用インナーマスク |
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2006
- 2006-07-31 JP JP2006006140U patent/JP3126065U/ja not_active Expired - Fee Related
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