JP3227065B2 - 空気調和機構造 - Google Patents

空気調和機構造

Info

Publication number
JP3227065B2
JP3227065B2 JP21680994A JP21680994A JP3227065B2 JP 3227065 B2 JP3227065 B2 JP 3227065B2 JP 21680994 A JP21680994 A JP 21680994A JP 21680994 A JP21680994 A JP 21680994A JP 3227065 B2 JP3227065 B2 JP 3227065B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air conditioner
indoor
air
outdoor
radiator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP21680994A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0882438A (ja
Inventor
重人 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd filed Critical Misawa Homes Co Ltd
Priority to JP21680994A priority Critical patent/JP3227065B2/ja
Publication of JPH0882438A publication Critical patent/JPH0882438A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3227065B2 publication Critical patent/JP3227065B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F1/00Room units for air-conditioning, e.g. separate or self-contained units or units receiving primary air from a central station
    • F24F1/0007Indoor units, e.g. fan coil units
    • F24F1/0043Indoor units, e.g. fan coil units characterised by mounting arrangements
    • F24F1/0057Indoor units, e.g. fan coil units characterised by mounting arrangements mounted in or on a wall

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Other Air-Conditioning Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は空気調和機構造、更に
詳しくは、室内側にも室外側にも装置部分を突出させな
い空気調和機構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明の従来技術の説明に当たり、本出
願人は、予め日本特許情報機構(JAPIO)の先行技
術調査(パトリス)の利用により、以下の検索式で昭和
55年以後の特許出願、実用新案登録出願を調査し、そ
の結果、特許出願30余件、実用新案登録出願約30件
を抽出した。 検索式:F24F1/00,411(埋込+組込)*(収納+
壁+壁面+パネル) そして、本出願人は前記調査結果を踏まえ、先行技術に
ついて鋭意検討した結果、関連技術として次の技術を抽
出した。
【0003】この技術は、特開平4−356634号
は、壁パネルに関するものである。その特徴は、建物の
カーテンウォール式壁パネル内に空気調和機を組み込ん
だことである。この技術によれば、カーテンウォール式
壁パネルの内部に空気調和機が納まっているので、建物
の室内側も、室外側も突起物がなく、すっきりとした外
観をなすことができる。同時に、運転音の低減も図れ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した技術
では、空気調和機が建物の鉛直方向の力を支持すること
はできないカーテンウォール式壁パネルの内部に納まっ
ているのみである。したがって、建物の鉛直方向の力を
支持しなければならない壁を用いなければならない部分
には採用することができず、空気調和機の設置場所に制
限が課せられていた。
【0005】本発明が解決すべき課題は、空気調和機の
主要部品を建物の鉛直方向の力を支持可能な壁部材に内
装することにより、空気調和機の設置場所の制限を緩和
できる空気調和機構造を提供することにある。ここで、
請求項1記載の発明の目的は、冷媒を用いた空気調和機
の主要部品を、建物の鉛直方向の力を支持可能な壁部材
に内装することにより、空気調和機の設置場所の制限を
緩和できる空気調和機構造を提供することである。
【0006】また、請求項2記載の発明の目的は、冷媒
および吸熱媒体を用いた空気調和機の主要部品を、建物
の鉛直方向の力を支持可能な壁部材に内装することによ
り、空気調和機の設置場所の制限を緩和できる空気調和
機構造を提供することである。また、請求項3記載の発
明の目的は、更に、ドレン配管を省略できる空気調和機
の主要部品を内装することにより、空気調和機の設置場
所の制限を緩和できる空気調和機構造を提供することで
ある。
【0007】また、請求項4記載の発明の目的は、更
に、空気調和機に用いる圧縮機を天井裏に配置すること
により、空気調和機の設置場所の制限を緩和できる空気
調和機構造を提供することである。また、請求項5記載
の発明の目的は、更に、空気調和機に用いる圧縮機を庇
内部に配置することにより、空気調和機の設置場所の制
限を緩和できる空気調和機構造を提供することである。
【0008】また、請求項6記載の発明の目的は、更
に、空気調和機に用いる圧縮機をフラワーボックスの内
部に配置することにより、空気調和機の設置場所の制限
を緩和できる空気調和機構造を提供することである。ま
た、請求項7記載の発明の目的は、更に、空気調和機に
用いる圧縮機を窓台の内部に配置することにより、空気
調和機の設置場所の制限を緩和できる空気調和機構造を
提供することである。
【0009】なお、上記の課題を解決する技術は、前記
した先行技術調査によっては発見できなかった。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するためのものである。請求項1記載の発明は、
枠状の芯材(11)と、その芯材(11)を挟むようにして固定
される二枚の面材(12,13)とを備え、建物の室内外を仕
切り、建物に生じる鉛直力を支持可能な壁パネル(10)
と、その壁パネル(10)に隣接して建物の内装部材または
外装部材を形成する建物設備とを備え、壁パネル(10)に
は、空気調和機の一部を形成する室内気温調整機(20)お
よび放熱機(30)を内装し、建物設備には、圧縮機(40)を
内装し、壁パネル(10)および建物設備には、室内気温調
整機(20)、放熱機(30)、および圧縮機(40)を連結する冷
媒循環パイプを内装し、圧縮機(40)は、空気調和機に用
いる冷媒を圧縮して液化させるとともに冷媒循環パイプ
によって室内気温調整機(20)および放熱機(30)との間で
循環させることができるように形成し、室内気温調整機
(20)は、室内の空気を調整するための室内熱交換機(23)
と、その室内熱交換機(23)が調整した空気を室内へ送り
出すための室内ファン(22)と、その室内ファン(22)を回
転させるための室内ファンモータ(21)とを備え、放熱機
(30)は、室外の空気を用いて冷媒と熱交換するための室
外ファン(32)と、その室外ファン(32)を回転させるため
の室外ファンモータ(31)と、冷媒と熱交換するための室
外熱交換機(33)とを備え、壁パネル(10)の室内側の面材
(12)には、室内熱交換機(23)が調整した空気を室内へ送
り出すための開口部たる吹き出し口(15)を設け、壁パネ
ル(10)の室外側の面材(13)には、冷媒と熱交換するため
に用いられた空気を室外へ送り出すための開口部たる排
気口(17)を設けたことを特徴とする空気調和機構造であ
る。
【0011】なお、上記の「壁パネル(10)」は、建物の
構造上生じる鉛直力を支持することが可能な壁を形成す
ることができる。したがって、カーテンウォール式壁パ
ネルは、これに含まれない。以下、本明細書において
は、建物の構造上生じる鉛直力を支持することが可能な
壁のことを、「鉛直力支持壁」と記す。
【0012】請求項2記載の空気調和機構造は、請求項
1記載の空気調和機構造を技術的に限定したものであ
り、放熱機(30)は、その内部において吸熱媒体を循環さ
せるものであり、圧縮機(40)は、冷媒を冷媒循環パイプ
によって室内気温調整機(20)および放熱機(30)との間で
循環させることができるポンプとして形成し、放熱機(3
0)の室外ファン(32)は、室外の空気を用いて吸熱媒体と
熱交換し、室外熱交換機(33)は、熱交換された吸熱媒体
を用いて冷媒と熱交換するように形成し、壁パネル(10)
の室外側の面材(13)の排気口(17)は、吸熱媒体と熱交換
するために用いられた空気を室外へ送り出すためのもの
として設けたことを特徴とする空気調和機構造である。
【0013】ここで、吸熱媒体とは、室内気温調整機(2
0)および放熱機(30)を循環する冷媒とは別の媒体であ
る。請求項3記載の空気調和機構造は、請求項1または
請求項2記載の空気調和機構造を技術的に限定したもの
であり、室内熱交換機(23)が室内の空気を調整すること
によって発生した結露水を回収し、放熱機(30)へ送って
蒸発させるための結露水パイプと、その結露水を蒸発さ
せて発生した水蒸気を室外へ排出するための排気装置
(例えば、室外ファン32)とを備えたことを特徴とす
る。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項1、請求項
2または請求項3記載の空気調和機構造を技術的に限定
したものであり、建築設備は、壁パネル(10)の上部室内
側に形成される天井であることを特徴とする。すなわ
ち、圧縮機(40)は、例えば天井材(70)と二階床パネル(7
1)との間に形成される空間に内装されることとなる。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項1、請求項
2または請求項3記載の空気調和機構造を技術的に限定
したものであり、建築設備は、壁パネル(10)から室外側
へ突出する庇(81)であることを特徴とする。請求項6記
載の発明は、請求項1、請求項2または請求項3記載の
空気調和機構造を技術的に限定したものであり、建築設
備は、壁パネル(10)から室外側へ突出するフラワーボッ
クス(82)であることを特徴とする。
【0016】請求項7記載の発明は、請求項1、請求項
2または請求項3記載の空気調和機構造を技術的に限定
したものであり、建築設備は、壁パネル(10)から室内側
へ突出する窓台(91)であることを特徴とする。
【0017】
【作 用】請求項1記載の空気調和機構造の作用につい
て説明する。芯材(11)と二枚の面材(12,13)とを備えて
形成される壁パネル(10)は、建物の室内外を仕切り、建
物の鉛直力支持壁として用いることができる。また、室
内気温調整機(20)および放熱機(30)は壁パネル(10)に内
装され、圧縮機(40)は建築設備に内装されているので、
空気調和機を形成する部材は、室内側へも室外側へも突
出していない。更に、ファンモータ(21,31)の運転音も
面材(12,13)の存在により、室内側および室外側へ漏れ
にくい。
【0018】次に、この空気調和機構造が室内を冷房す
る場合について説明する。まず、圧縮機(40)によって冷
媒が液化され、室外熱交換機(33)に送られて更に熱交換
される。このとき放出される凝縮熱は、放熱機(30)の室
外ファンモータ(31)が回転して室外ファン(32)が回転
し、室外の空気を用いて熱交換する。熱交換された冷媒
は、冷媒循環パイプを通って送り出されて放熱機(30)に
運ばれてきた冷媒を、室外熱交換機(33)において熱交換
する。なお、冷媒と熱交換するのに用いられた空気は、
排気口(17)から室外へ送り出される。
【0019】熱交換された冷媒は、冷媒循環パイプを通
って送り出されて室内気温調整機(20)に運ばれ、室内熱
交換機(23)において冷えた空気を調整するのに用いられ
る。調整された空気は、室内ファンモータ(21)が回転し
て室外ファン(22)が回転することによって、吹き出し口
(15)から室内側に送り出され、室内を冷房する。室内熱
交換機(23)において冷えた空気を調整するのに用いられ
た冷媒は、圧縮機(40)に戻り、再び圧縮されて液化さ
れ、上記の作用を繰り返す。
【0020】なお、この空気調和機構造における室内気
温調整機(30)が暖房能力を有していてもよいが、その場
合の作用の説明は、従来の技術および上記の記載から明
らかであるので省略する。続いて、請求項2記載の発明
の作用につき、請求項1記載の発明とは異なる点を説明
する。
【0021】まず、放熱機(30)の室外ファンモータ(31)
が回転して室外ファン(32)が回転し、室外の空気を用い
て吸熱媒体と熱交換する。吸熱媒体と熱交換するのに用
いられた空気は、排気口(17)から室外へ送り出される。
熱交換された吸熱媒体は、圧縮機(40)によって冷媒循環
パイプを通って送り出されて放熱機(30)に運ばれてきた
冷媒を、室外熱交換機(33)において熱交換する。
【0022】放熱機(30)において熱交換された冷媒は、
圧縮機(40)によって冷媒循環パイプを通って送り出さ
れ、室内気温調整機(20)に運ばれ、室内熱交換機(23)に
おいて冷えた空気を調整するのに用いられる。調整され
た空気は、室内ファンモータ(21)が回転して室外ファン
(22)が回転することによって、吹き出し口(15)から室内
側に送り出され、室内を冷房する。
【0023】室内熱交換機(23)において冷えた空気を調
整するのに用いられた冷媒は、圧縮機(40)によって冷媒
循環パイプを通って送り出され、放熱機(30)に運ばれ
る。そして、室外熱交換機(33)において熱交換されると
いう作用を繰り返す。なお、この空気調和機構造におけ
る室内気温調整機(30)もまた暖房能力を有していてもよ
いが、その場合の作用の説明は省略する。
【0024】続いて、請求項3記載の発明の作用につ
き、請求項1または請求項2記載の発明とは異なる点を
説明する。室内熱交換機(23)が室内の空気を調整するこ
とによって、結露水が発生する場合がある。その結露水
は、結露水パイプに回収され、放熱機(30)へ送られて蒸
発する。そこで発生した水蒸気は、排気装置によって室
外へ排出される。したがって、結露水が室内気温調整機
(20)または放熱機(30)に残って悪影響を及ぼすことはな
い。
【0025】続いて、請求項4記載の発明の作用につ
き、請求項1または請求項2記載の発明とは異なる点を
説明する。すなわち、圧縮機(40)は、天井内に内装され
ているので、室内側から見えることはないし、その運転
音も天井材が遮る分、室内側へは聞こえにくい。続い
て、請求項5記載の発明の作用につき、請求項1または
請求項2記載の発明とは異なる点を説明する。
【0026】すなわち、圧縮機(40)は、庇(81)内に内装
されているので、室外側から見えることはないし、その
運転音も壁パネル(10)および庇(81)の構成部材が遮る
分、室内側へは聞こえにくい。続いて、請求項6記載の
発明の作用につき、請求項1または請求項2記載の発明
とは異なる点を説明する。
【0027】すなわち、圧縮機(40)は、フラワーボック
ス(82)内に内装されているので、室外側から見えること
はないし、その運転音も壁パネル(10)およびフラワーボ
ックス(82)の構成部材が遮る分、室内側へは聞こえにく
い。続いて、請求項7記載の発明の作用につき、請求項
1または請求項2記載の発明とは異なる点を説明する。
【0028】すなわち、圧縮機(40)は、窓台(91)内に内
装されているので、室内側から見えることはないし、そ
の運転音も窓台(91)の構成部材が遮る分、室内側へは聞
こえにくい。
【0029】
【実施例】以下、本発明を実施例及び図面に基づいて、
更に詳しく説明する。ここで使用する図面は、図1乃至
図11である。図1は、本発明の第1の実施例を示すた
めの垂直断面図である。図2は、本発明の第1の実施例
を示す室内側からみた正面図である。図3は、本発明の
第1の実施例を室外側からみた正面図である。図4は、
本発明の第2の実施例を示す垂直断面図である。図5
は、本発明の第2の実施例を示す室内側からみた正面図
である。図6は、本発明の第3の実施例を示す垂直断面
図である。図7は、本発明の第3の実施例を示す室内側
からみた正面図である。図8は、本発明の第3の実施例
を示す室外側からみた正面図である。図9は、本発明の
第4の実施例を示す垂直断面図である。図10は、本発
明の第4の実施例を示す室内側からみた正面図である。
図11は、本発明の第5の実施例を示すための垂直断面
図である。
【0030】まず、図1ないし図3を用いて第1の実施
例について説明する。この第1の実施例は、枠状の芯材
11と、その芯材11を挟むようにして固定される2枚
の面材12,13とを備え、建物の鉛直力支持壁として
用いることができ、かつ、建物の室内外を仕切る壁パネ
ル10と、その壁パネル10の上部室内側に形成される
天井とを備え、壁パネル10には空気調和機の一部を形
成する室内気温調整機20及び放熱機30を内装し、天
井裏の空間には圧縮機40を内装して形成される空気調
和機構造である。この壁パネル10は、1階の床パネル
60の上に立設され、室内側から見て右隣には人間の出
入りも可能なサッシ窓90が備え付けられている。ま
た、圧縮機40が内装される天井裏の空間は、図1の例
においては、2階床パネル71と、その2階床パネル7
1の下方に固定された天井材70との間に形成される。
なお、天井裏の空間は3階以上を形成する床パネルと、
その床パネルの下方に固定される天井材との間に形成さ
れる天井裏であってもよい。その場合の壁パネルは、2
階若しくは3階以上の室内及び室外を隔てる壁パネルで
ある。
【0031】壁パネル10の寸法は、縦2400ミリメ
ートル、横910ミリメートル、厚さ120ミリメート
ルである。本実施例においては、室内気温調整機20を
壁パネル10の上側内部に内装し、放熱機30をその室
内気温調整機20の下部分の壁パネル10内に内装し、
両者の間には壁パネル10の芯材11の縦枠部分を跨ぐ
芯材11が位置している。
【0032】壁パネル10及び天井裏には、図示を省略
するものの、室内気温調整機20、放熱機30及び圧縮
機40を連結する冷媒循環パイプを内装している。圧縮
機40は、スクロール圧縮機と呼ばれる横長の圧縮機で
あり、その厚さ寸法は180ミリメートル以下にて形成
されている。したがって、120ミリの厚さで形成され
る壁パネル10には内装できないものの、天井裏空間に
は簡単に内装できるものである。この圧縮機40は、冷
媒循環パイプによって室内気温調整機20及び放熱機3
0との間で循環させることができるポンプとしての機能
を有する。
【0033】室内気温調整機20は、室内の空気を調整
するための室内熱交換機23と、その室内熱交換機23
が調整した空気を室内へ送り出すための室内ファン22
と、その室内ファン22を回転させるための室内ファン
モータ21とを備えて形成されている。ここで、室内フ
ァン22は、薄型のターボファンであり、室内ファンモ
ータ21は薄型のファンモータである。室内熱交換機2
3、室内ファン22、および室内ファンモータ21は、
それぞれが薄いため、壁パネル10の厚さ方向に並んで
納まっている。
【0034】放熱機30は、室内気温調整機20及び放
熱機30を循環する冷媒とは別の媒体である吸熱媒体
を、放熱機30の内部において循環させるものであっ
て、室外の空気を用いて冷媒と熱交換をさせるための室
外ファン32と、その室外ファン32を回転させるため
の室外ファンモータ31と、吸熱媒体を用いて冷媒と熱
交換をするための室外熱交換機33とを備えて形成され
ている。ここにおいて、室外ファン32もまた薄型ター
ボファンであり、室外ファンモータ31も薄型ファンモ
ータである。室外熱交換機33、室外ファン32、およ
び室外ファンモータ31もまたそれぞれが薄いため、壁
パネル10の厚さ方向に並んで納まっている。
【0035】壁パネル10の室内側の面材たる室内面材
12には、室内熱交換機23が調整した空気を室内へ送
り出すための開口部たる吹き出し口15と、室内熱交換
機23が調整するための空気を室内から取り入れるため
の室内吸気口14とを設けている。また、図2に示すよ
うに、室内空気口14及び室内吹き出し口15の室内側
には、室内ルーバー24を着脱可能に固定している。な
お、室内ルーバー24を取り外せば、室内気温調整機2
0のメンテナンスは行えるように形成されている。
【0036】壁パネルの室外側の面材たる室外面材13
には、吸熱媒体と熱交換するために用いられた空気を室
外へ送り出すための開口部たる排気口17と、その熱交
換に用いられる空気を室外から取り入れるための室外吸
気口16とを設けている。図3に示すように、室外吸気
口16及び室外排気口17の室外側には、室外ルーバー
34を着脱自在に固定している。なお、室外ルーバー3
4を取り外せば、放熱機30のメンテナンスは行えるよ
うに形成されている。
【0037】図示は省略するものの、上記の空気調和機
構造においては、室内熱交換機23が室内の空気を調整
することによって発生した結露水を回収して放熱機30
へ送り、蒸発させるための結露パイプを備えると共に、
その結露水を蒸発させて発生した水蒸気を室外ファンに
よって室外へ排出させることができるように形成されて
いる。
【0038】続いて、上記実施例の作用について説明す
る。上記実施例の空気調和機構造によれば、芯材11と
2枚の面材12,13とを備えて形成される壁パネル1
0は、建物の室内外を仕切り、建物の鉛直力支持壁とし
て用いられている。また、室内気温調整機20及び放熱
機30は、壁パネルに内装され、圧縮機40は、天井裏
に内装されているので、空気調和機を形成する部材は室
内側へも室外側へも突出していない。さらに、室外ファ
ンモータ31の運転音は、室内面材12の存在により室
内側へ漏れにくいし、圧縮機40の運転音は、天井材7
0の存在により室内側へ漏れにくい。よって、室内を静
粛に保つことができる。
【0039】次に、上記の空気調和機構造が室内を冷房
する場合について説明する。まず、放熱機30の室外フ
ァンモータ32が回転し、室外空気口16から取り入れ
た室外の空気を用いて吸熱媒体と熱交換を行う。吸熱媒
体と熱交換をするのに用いられた空気は、排気口17か
ら室外へ送り出される。熱交換された吸熱媒体は、圧縮
機によって冷媒循環パイプを通って送り出されてきた放
熱機30に運ばれてきた冷媒との間で、室外熱交換機3
3において熱交換する。
【0040】放熱機30において熱交換された冷媒は、
圧縮機40によって冷媒循環パイプを通って送り出さ
れ、室内気温調整機20に運ばれ、室内別交換機23に
おいて、冷えた空気を調整するのに用いられている。す
なわち、室内吸気口14から取り入れられた室内の空気
を冷やし、その調整された空気は室内ファンモータ21
が回転して室外ファン22が回転することにより、吹き
出し口15から室内側に送り出され室内を冷房する。
【0041】室内熱交換機23において冷えた空気を調
整するのに用いられた冷媒は、圧縮機40によって冷媒
循環パイプを通って送り出され、放熱機30に運ばれ
る。そして、室外熱交換機33において熱交換されると
いう作用を繰り返す。なお、上記の空気調和機構造にお
ける空気調和機は、暖房能力を有している。この暖房能
力に関する構造およびその作用については、従来技術と
同様または上記の作用の記載で明らかであるので、その
記載を省略する。
【0042】次に、図4及び図5を用いて第2の実施例
について説明する。第2の実施例が上記した第1の実施
例と異なる点は、圧縮機40を内装する場所を変えた点
である。すなわち、特許請求の範囲の請求項1に記載し
た「壁パネルに隣接して建物の内装部材または外装部材
を形成する建物設備」を、外装部材80としての化粧庇
81とし、その化粧庇81の内部に圧縮機40を内装さ
せたものである。
【0043】この実施例によれば、圧縮機40は化粧庇
81の内部に内装されているので、室外側から見えるこ
とはない。また、圧縮機40の運転音も、壁パネル10
及び化粧庇81の構成部材が遮るので、室内側へは聞こ
えにくく、室内の静粛性を保つことができる。続いて、
図6ないし図8に基づいて第3の実施例について説明す
る。
【0044】この第3の実施例が第1の実施例及び第2
の実施例と大きく異なる点は2点ある。第1点は、圧縮
機40を内装する部材、すなわち建築設備が異なるとこ
ろであり、第2の相違点は壁パネル10が鉛直力支持壁
ではなくてもよい部分に用いられる壁パネルであること
である。この実施例においては、壁の開口部にサッシ窓
90を設け、そのサッシ窓90の下端部分から室外方向
へ突出させて形成したフラワーボックス82を設けてお
り、そのフラワーボックスの内部に圧縮機40を内装す
る。
【0045】また、前記サッシ窓90下方部分を形成す
る壁を、室内気温調整機20及び放熱機30を内装した
壁パネル10にて形成する。この位置の壁パネルは、開
口部に設けられたサッシ窓90が存在するため、鉛直力
支持壁を用いることはない。しかしながら、壁パネル1
0は鉛直力支持壁として用いることができるので、この
部分の壁が丈夫に形成できることはいうまでもない。換
言すれば、本発明は、鉛直力支持壁でない壁においても
採用することができる空気調和機構造である。
【0046】図7及び図8に示されることで明らかなよ
うに、この実施例における壁パネルは高さ方向の寸法が
第1の実施例及び第2の実施例とは異なり小さいため、
室内気温調整機20及び放熱機30は、横方向に並列し
て内装されている。第3の実施例の作用について説明す
ると、圧縮機40はフラワーボックス82内に内装され
ているので、室外側から見えることはないし、その運転
音も壁パネル10及びフラワーボックス82の構成部材
が遮るので、室内側には聞こえにくく、室内の静粛性を
保つことができる。
【0047】続いて、図9及び図10を用いて第4の実
施例について簡単に説明する。この第4の実施例が第3
の実施例と異なる点は、室内気温調整機20及び放熱機
30を内装する壁パネル10が壁の開口部に設けられた
サッシ窓90の上方に位置するいわゆる垂壁として用い
られていること、及び、圧縮機40を天井裏に内装した
ことである。
【0048】続いて、図11を用いて第5の実施例につ
いて簡単に説明する。この第5の実施例が第3の実施例
と異なる点は、圧縮機40の内装位置を異ならせたもの
である。すなわち、壁の開口部に固定されたサッシ窓9
0の下部にいわゆる窓台91を設け、その窓台91を形
成する部材の内部に圧縮機40を内装したものである。
【0049】この窓台91は、そもそも室内側に突出し
ており、圧縮機40を内装するためにわざわざ突出させ
たとは思われないので、室内側からの外観を損なうこと
はない。次に、上記してきたような実施例による効果に
ついて説明する。上記してきた実施例によれば、鉛直力
支持壁の内部に空気調和機の主要部品を内装することに
より、空気調和機の設置場所の制限を緩和できる空気調
和機構造を提供することができたという効果がある。ま
た、空気調和機の主要部品を内装したことにより、室外
機30および圧縮機40の運転音を、室内にいる人間に
聞こえにくくしたという効果もある。
【0050】次に、上記した実施例のバリエーションに
ついて説明する。上記実施例では、冷媒および吸熱媒体
を用いた空気調和機を採用したが、冷媒のみを用いた空
気調和機であってもよい。その場合の圧縮機は、冷媒を
圧縮するという作用をなす。
【0051】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、冷媒を用
いた空気調和機の主要部品を建物の鉛直方向の力を支持
可能な壁部材に内装することにより、空気調和機の設置
場所の制限を緩和できる空気調和機構造を提供すること
ができた。また、請求項2記載の発明によれば、冷媒お
よび吸熱媒体を用いた空気調和機の主要部品を、建物の
鉛直方向の力を支持可能な壁部材に内装することによ
り、空気調和機の設置場所の制限を緩和できる空気調和
機構造を提供することができた。
【0052】また、請求項3記載の発明によれば、更
に、ドレン配管を省略できる空気調和機の主要部品を内
装することにより、空気調和機の設置場所の制限を緩和
できる空気調和機構造を提供することができた。また、
請求項4記載の発明によれば、更に、空気調和機に用い
る圧縮機を天井裏に配置することにより、空気調和機の
設置場所の制限を緩和できる空気調和機構造を提供する
ことができた。
【0053】また、請求項5記載の発明によれば、更
に、空気調和機に用いる圧縮機を庇内部に配置すること
により、空気調和機の設置場所の制限を緩和できる空気
調和機構造を提供することができた。また、請求項6記
載の発明によれば、更に、空気調和機に用いる圧縮機を
フラワーボックスの内部に配置することにより、空気調
和機の設置場所の制限を緩和できる空気調和機構造を提
供することができた。
【0054】また、請求項7記載の発明によれば、更
に、空気調和機に用いる圧縮機を窓台の内部に配置する
ことにより、空気調和機の設置場所の制限を緩和できる
空気調和機構造を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すための垂直断面図
である。
【図2】本発明の第1の実施例を示す室内側からみた正
面図である。
【図3】本発明の第1の実施例を室外側からみた正面図
である。
【図4】本発明の第2の実施例を示す垂直断面図であ
る。
【図5】本発明の第2の実施例を示す室内側からみた正
面図である。
【図6】本発明の第3の実施例を示す垂直断面図であ
る。
【図7】本発明の第3の実施例を示す室内側からみた正
面図である。
【図8】本発明の第3の実施例を示す室外側からみた正
面図である。
【図9】本発明の第4の実施例を示す垂直断面図であ
る。
【図10】本発明の第4の実施例を示す室内側からみた
正面図である。
【図11】本発明の第5の実施例を示すための垂直断面
図である。
【符号の説明】
10 壁パネル 11 芯材 12 室内面材 13 室外面材 14 室内吸気口 15 室内吹き
出し口 16 室外吸気口 17 室外排気
口 20 室内気温調整機 21 室内ファ
ンモータ 22 室内ファン 23 室内熱交
換機 24 室内ルーバー 30 放熱機 31 室外ファ
ンモータ 32 室外ファン 33 室外熱交
換機 34 室外ルーバー 40 圧縮機 60 床パネル 70 天井材 71 二階床パ
ネル 80 外装部材 81 化粧庇 82 フラワーボックス 90 サッシ窓 91 窓台

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠状の芯材と、その芯材を挟むようにし
    て固定される二枚の面材とを備え、建物の室内外を仕切
    り、建物に生じる鉛直力を支持可能な壁パネルと、 その壁パネルに隣接して建物の内装部材または外装部材
    を形成する建物設備とを備え、 壁パネルには、空気調和機の一部を形成する室内気温調
    整機および放熱機を内装し、 建物設備には、圧縮機を内装し、 壁パネルおよび建物設備には、室内気温調整機、放熱
    機、および圧縮機を連結する冷媒循環パイプを内装し、 圧縮機は、空気調和機に用いる冷媒を圧縮して液化させ
    るとともに冷媒循環パイプによって室内気温調整機およ
    び放熱機との間で循環させることができるように形成
    し、 室内気温調整機は、室内の空気を調整するための室内熱
    交換機と、その室内熱交換機が調整した空気を室内へ送
    り出すための室内ファンと、その室内ファンを回転させ
    るための室内ファンモータとを備え、 放熱機は、室外の空気を用いて冷媒と熱交換するための
    室外ファンと、その室外ファンを回転させるための室外
    ファンモータと、冷媒と熱交換するための室外熱交換機
    とを備え、 壁パネルの室内側の面材には、室内熱交換機が調整した
    空気を室内へ送り出すための開口部たる吹き出し口を設
    け、 壁パネルの室外側の面材には、冷媒と熱交換するために
    用いられた空気を室外へ送り出すための開口部たる排気
    口を設けたことを特徴とする空気調和機構造。
  2. 【請求項2】 放熱機は、その内部において吸熱媒体を
    循環させるものであり、 圧縮機は、冷媒を冷媒循環パイプによって室内気温調整
    機および放熱機との間で循環させることができるポンプ
    として形成し、 放熱機の室外ファンは、室外の空気を用いて吸熱媒体と
    熱交換し、 室外熱交換機は、熱交換された吸熱媒体を用いて冷媒と
    熱交換するように形成し、 壁パネルの室外側の面材の排気口は、吸熱媒体と熱交換
    するために用いられた空気を室外へ送り出すためのもの
    として設けたことを特徴とする請求項1記載の空気調和
    機構造。
  3. 【請求項3】 室内熱交換機が室内の空気を調整するこ
    とによって発生した結露水を回収し、放熱機へ送って蒸
    発させるための結露水パイプと、 その結露水を蒸発させて発生した水蒸気を室外へ排出す
    るための排気装置とを備えたことを特徴とする請求項1
    または請求項2記載の空気調和機構造。
  4. 【請求項4】 建築設備は、壁パネルの上部室内側に形
    成される天井であることを特徴とする請求項1、請求項
    2または請求項3記載の空気調和機構造。
  5. 【請求項5】 建築設備は、壁パネルから室外側へ突出
    する庇であることを特徴とする請求項1、請求項2また
    は請求項3記載の空気調和機構造。
  6. 【請求項6】 建築設備は、壁パネルから室外側へ突出
    するフラワーボックスであることを特徴とする請求項
    1、請求項2または請求項3記載の空気調和機構造。
  7. 【請求項7】 建築設備は、壁パネルから室内側へ突出
    する窓台であることを特徴とする請求項1、請求項2ま
    たは請求項3記載の空気調和機構造。
JP21680994A 1994-09-12 1994-09-12 空気調和機構造 Expired - Fee Related JP3227065B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21680994A JP3227065B2 (ja) 1994-09-12 1994-09-12 空気調和機構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21680994A JP3227065B2 (ja) 1994-09-12 1994-09-12 空気調和機構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0882438A JPH0882438A (ja) 1996-03-26
JP3227065B2 true JP3227065B2 (ja) 2001-11-12

Family

ID=16694233

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21680994A Expired - Fee Related JP3227065B2 (ja) 1994-09-12 1994-09-12 空気調和機構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3227065B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2528890B (en) * 2014-08-01 2019-03-06 Arup Ventures Ltd Air conditioning unit

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0882438A (ja) 1996-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0215778B2 (ja)
JPH0216211Y2 (ja)
KR100605206B1 (ko) 공기조화기용 실외기 설치 시스템
JP3227065B2 (ja) 空気調和機構造
KR20200111059A (ko) 공기조화기
JP2871562B2 (ja) 壁埋込形空気調和機
JPH02169938A (ja) 空気調和機
JPS6119397Y2 (ja)
KR100573067B1 (ko) 분리형 공기조화기용 벽 매입형 실외기 및 분리형공기조화기용 실외기
JPS6131376B2 (ja)
JPH08334257A (ja) 空気調和機構造
JP2000146216A (ja) 空気調和機
JPS60134129A (ja) 熱交換ユニツト
JPS5818591Y2 (ja) 空調用フアンコイルユニツト
JPH10238811A (ja) 一体型空気調和機
BR202018075582U2 (pt) Disposição construtiva aplicada em condicionador de ar conjugado
JP2551634B2 (ja) 空調構造
JPH063315Y2 (ja) 電話ボックス用空調装置
JPS59115922A (ja) 空気調和機
KR200178071Y1 (ko) 에어컨의 실외기
JPS6039693Y2 (ja) 空気調和機
JPS6193321A (ja) 窓用一体型空気調和機
JP2004125355A (ja) 空気調和機
JP2003214648A (ja) 空気調和装置
JPH08210696A (ja) 空気調和機

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070831

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080831

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080831

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090831

Year of fee payment: 8

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090831

Year of fee payment: 8

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100831

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100831

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110831

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110831

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120831

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees