JP3226812B2 - 空港面監視装置 - Google Patents

空港面監視装置

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JP3226812B2
JP3226812B2 JP33239496A JP33239496A JP3226812B2 JP 3226812 B2 JP3226812 B2 JP 3226812B2 JP 33239496 A JP33239496 A JP 33239496A JP 33239496 A JP33239496 A JP 33239496A JP 3226812 B2 JP3226812 B2 JP 3226812B2
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  • Measurement Of Optical Distance (AREA)
  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空港面を監視す
るための空港面監視装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の空港面監視装置について図20を
参照しながら説明する。図20は、例えば「空港面探知
レーダ新型ASDE(Airport Surface Detection
Equipment)(三菱電機株式会社)」カタログに示され
た従来の空港面監視装置の概略構成を示すブロック図で
ある。
【0003】図20において、1はレーダ装置、2はC
RT等のレーダ表示装置である。
【0004】つぎに、従来の空港面監視装置の動作につ
いて説明する。レーダ装置1は、電波により空港面を走
査し、航空機や車両など監視目標物からのエコーを受信
して監視目標物の位置情報を得る。また、レーダ表示装
置2は、レーダ装置1で得た監視目標物の位置情報を空
港面の地図上に画像表示する。そして、使用者は、上記
のようにしてレーダ表示装置2に表示された空港面上の
監視目標物の位置を見ることによって空港面の監視を行
うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
空港面監視装置では、レーダ装置1によって空港面の監
視目標物の位置情報を得るものであるため、レーダ装置
1の直下の区域や、レーダ装置1から見て建築物の影に
なる区域などのようにレーダ電波が到達しない死角が存
在し、それらの区域については監視目標物の位置情報が
得られないという問題点があった。
【0006】この発明は、前述した問題点を解決するた
めになされたもので、レーダ装置の死角を撮像装置で撮
像して補完することにより、空港面全面を監視すること
ができる空港面監視装置を得ることを目的とする。
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【課題を解決するための手段】 この発明の請求項1 に係
る空港面監視装置は、電波により空港面を走査して監視
目標物の位置情報を出力するレーダ装置と、前記空港面
内の建築物に設置され、前記レーダ装置の死角区域を撮
像する撮像装置と、この撮像装置から出力された映像情
報を画像処理して前記死角区域における監視目標物を検
出する画像処理装置と、この画像処理装置により検出さ
れた監視目標物の見かけの大きさから前記死角区域にお
ける監視目標物の高さを求める目標高さ算出手段と、前
記画像処理装置により検出された前記死角区域における
監視目標物の地上位置を求める位置標定装置と、前記撮
像装置の前記死角区域における監視目標物に対する俯角
に応じ、前記目標高さ算出手段の高さ情報から前記位置
標定装置により評定された前記死角区域における監視目
標物の地上位置を補正する位置補正手段と、前記レーダ
装置から出力された監視目標物の位置情報及び前記位置
補正手段により補正された前記死角区域における監視目
標物の地上位置情報に基づいて前記監視目標物及び前記
死角区域における監視目標物を前記空港面の地図上に表
示するレーダ表示装置と備えたものである。
【0012】また、この発明の請求項2に係る空港面監
視装置は、電波により空港面を走査して監視目標物の位
置情報を出力するレーダ装置と、前記空港面内の建築物
に設置され、前記レーダ装置の死角区域を撮像する撮像
装置と、この撮像装置から出力された映像情報を画像処
理して前記死角区域における監視目標物を検出する画像
処理装置と、駐機場情報管理システムから前記死角区域
における監視目標物の高さ情報を取り込む目標高さ情報
取り込み手段と、前記画像処理装置により検出された前
記死角区域における監視目標物の地上位置を求める位置
標定装置と、前記撮像装置の前記死角区域における監視
目標物に対する俯角に応じ、前記目標高さ情報取り込み
手段の高さ情報から前記位置標定装置により評定された
前記死角区域における監視目標物の地上位置を補正する
位置補正手段と、前記レーダ装置から出力された監視目
標物の位置情報及び前記位置補正手段により補正された
前記死角区域における監視目標物の地上位置情報に基づ
いて前記監視目標物及び前記死角区域における監視目標
物を前記空港面の地図上に表示するレーダ表示装置とを
備えたものである。
【0013】
【0014】
【0015】また、この発明の請求項3に係る空港面監
視装置は、電波により空港面を走査して監視目標物の位
置情報を出力するレーダ装置と、前記空港面内の建築物
に設置され、前記レーダ装置の死角区域を撮像する撮像
装置と、この撮像装置から出力された映像情報を画像処
理して前記死角区域における監視目標物を検出しその方
向情報を出力する画像処理装置と、前記画像処理装置の
前記方向情報に応じてレーザ光を指向し、前記死角区域
における監視目標物までの距離を測定するレーザ測距装
置と、前記画像処理装置により得られた方向情報と前記
レーザ測距装置により得られた距離情報とにより前記死
角区域における監視目標物の地上位置を求める位置標定
装置と、前記レーダ装置から出力された監視目標物の位
置情報及び前記位置標定装置により得られた前記死角区
域における監視目標物の地上位置情報に基づいて前記監
視目標物及び前記死角区域における監視目標物を前記空
港面の地図上に表示するレーダ表示装置とを備えたもの
である。
【0016】
【0017】
【0018】さらに、この発明の請求項4に係る空港面
監視装置は、電波により空港面を走査して監視目標物の
位置情報を出力するレーダ装置と、前記空港面内の建築
物に設置され、前記レーダ装置の死角区域を撮像する第
1及び第2の撮像装置と、これら第1又は第2の撮像装
置から出力された映像情報を画像処理し、前記死角区域
における複数の監視目標物を目標識別手段により識別す
る第1及び第2の画像処理装置と、これら第1及び第2
の画像処理装置により識別された前記死角区域における
複数の監視目標物の地上位置を三角測量的に求める位置
標定装置と、前記レーダ装置から出力された監視目標物
の位置情報及び前記位置標定装置により得られた前記死
角区域における複数の監視目標物の地上位置情報に基づ
いて前記監視目標物及び前記死角区域における監視目標
物を前記空港面の地図上に表示するレーダ表示装置と
備えたものである。
【0019】
【0020】
【0021】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.この発明の実施の形態1に係る空港面監
視装置の構成について図1及び図2を参照しながら説明
する。図1は、この発明の実施の形態1に係る空港面監
視装置の概略構成を示すブロック図である。また、図2
は、この発明の実施の形態1に係る空港面監視装置の側
面からみた構成を示す図である。なお、各図中、同一符
号は同一又は相当部分を示す。
【0022】図1及び図2において、1はレーダ装置、
2はCRT等のレーダ表示装置、3(3a、3b)は映
像を取得するTVカメラ等の撮像装置であり、レーダ装
置1の死角を撮像するように設置されている。また、4
(4a、4b)は撮像装置3で取得した映像を表示する
CRT、固体表示装置等の映像表示装置である。
【0023】つぎに、この実施の形態1に係る空港面監
視装置の動作について説明する。レーダ装置1は、電波
により空港面を走査し、航空機や車両など監視目標物か
らのエコーを受信して監視目標物の位置情報を得る。ま
た、レーダ表示装置2は、図2に示すように、レーダ装
置1で得た監視目標物Aの位置情報を空港面の地図上に
画像表示する。なお、レーダ表示装置2の画像表示内の
斜線部は、レーダ装置1の死角エリアを表す。
【0024】一方、撮像装置3(3a、3b)は、レー
ダ装置1の死角となった区域を撮像するように設置さ
れ、映像を取得する。図2中、撮像装置3aは建物によ
るレーダ装置1の死角を撮像しており、撮像装置3bは
レーダ装置1の直下近傍の死角を撮像している例であ
る。撮像装置3(3a、3b)で撮像した映像は、映像
表示装置4(4a、4b)に表示される。使用者は、レ
ーダ表示装置2と映像表示装置4(4a、4b)を見る
ことによって、空港面全面を死角を生ずることなく監視
を行うことができる。
【0025】すなわち、この実施の形態1に係る空港面
監視装置は、空港面を監視するレーダ装置1と、このレ
ーダ装置1で得た監視目標物の位置を表示するレーダ表
示装置2と、前記レーダ装置1の死角となる区域の空港
面の映像を取得する撮像装置3(3a、3b)と、この
撮像装置3で得た映像を表示する映像表示装置4(4
a、4b)とを備え、空港面探知レーダの死角区域につ
いて撮像装置3で撮像して情報を得るようにしたので、
空港面全面の監視を行うことができる。
【0026】実施の形態2.この発明の実施の形態2に
係る空港面監視装置の構成について図3を参照しながら
説明する。図3は、この発明の実施の形態2に係る空港
面監視装置の概略構成を示すブロック図である。
【0027】図3において、1はレーダ装置、2はCR
T等のレーダ表示装置、3Aは映像を取得する中赤外線
TVカメラ等の中赤外線撮像装置であり、レーダ装置1
の死角を撮像するように設置されている。また、4は中
赤外線撮像装置3Aで取得した映像を表示するCRT、
固体表示装置等の映像表示装置である。
【0028】上記実施の形態1に於いて特に撮像装置と
して中赤外線撮像装置3Aを用いたものが本実施の形態
2である。中赤外線撮像装置3Aは、主に物体から自己
放射される3〜5μm帯や8〜12μm帯等の中赤外線
を撮像するため、可視光では撮像性能が低下するような
夜間の暗いときにおいても良好に映像を得ることがで
き、昼夜を問わず安定した監視を行うことができる。
【0029】すなわち、この実施の形態2に係る空港面
監視装置は、撮像装置として中赤外線撮像装置3Aを用
いたので、昼夜を問わず空港面全面の監視を行うことが
できる。
【0030】実施の形態3.この発明の実施の形態3に
係る空港面監視装置の構成について図4を参照しながら
説明する。図4は、この発明の実施の形態3に係る空港
面監視装置の概略構成を示すブロック図である。
【0031】図4において、1はレーダ装置、2はCR
T等のレーダ表示装置、3Bは映像を取得する近赤外線
撮像装置であり、0.78〜3μm帯等の近赤外線でレ
ーダ装置1の死角を撮像する。また、4は近赤外線撮像
装置3Bで取得した映像を表示するCRT、固体表示装
置等の映像表示装置である。さらに、5は近赤外線照明
装置であり、撮像しようとする区域に近赤外線を照射す
る。
【0032】近赤外線撮像装置3Bは、可視光線と同様
に光源からの放射が物体で反射したものを撮像するた
め、夜間は照明が必要である。しかし、近赤外線照明
は、肉眼では見えないため空港内の作業者にとって不要
な光による眩惑の恐れがない。また、本実施の形態3
は、前記実施の形態2の中赤外線撮像装置3Aを用いた
場合と同様に、夜間の監視に優れ、なおかつ中赤外線撮
像装置3Aに比べて安価である。
【0033】すなわち、この実施の形態3に係る空港面
監視装置は、撮像装置として近赤外線撮像装置3Bを用
い、この近赤外線撮像装置3Bで撮像する区域を近赤外
線で照明する近赤外線照明装置5を備えたので、昼夜を
問わず空港面全面の監視を行うことができる。
【0034】実施の形態4.この発明の実施の形態4に
係る空港面監視装置の構成について図5及び図6を参照
しながら説明する。図5は、この発明の実施の形態4に
係る空港面監視装置の概略構成を示すブロック図であ
る。また、図6は、この発明の実施の形態4に係る空港
面監視装置の側面からみた構成を示す図である。
【0035】図5及び図6において、1はレーダ装置、
2はCRT等のレーダ表示装置、3(3a、3b)は空
港面を見おろすような例えば管制塔や建築物の上などの
高い位置に設置され、映像を取得するTVカメラ等の撮
像装置であり、レーダ装置1の死角を撮像するように設
置されている。また、6は画像処理装置であり、撮像装
置3で得た映像から画像処理によって監視目標物を検出
する。さらに、7は位置標定装置であり、画像処理装置
6で検出した監視目標物の地上位置の標定を行う。この
標定された監視目標物の地上位置情報はレーダ表示装置
2にレーダ装置1で得た監視目標物の位置情報と共に表
示される。
【0036】上記のように構成された空港面監視装置に
おいては位置標定機能は次のように動作する。
【0037】撮像装置3で得られた映像から画像処理装
置6によって監視目標物の航空機や車両などを検出す
る。監視目標物を検出する画像処理は輪郭抽出とパター
ンマッチングによる方法や移動物体検出による方法など
様々な方法により実現可能である。次に、撮像装置3か
ら監視目標物を俯瞰するとき、画面上の座標と地上の座
標は1対1に対応するので、画面上の点から地上の地上
位置を標定することができる。以上のように、位置標定
装置7により監視目標物の位置標定を行い、その結果求
まった監視目標物の位置情報をレーダ表示装置2に送
り、レーダ表示装置2上にレーダ情報と共に表示する。
【0038】図6は、レーダ装置1の建物による死角を
撮像装置3aで撮像し検出した監視目標物Bの位置を標
定してレーダ表示装置2に表示し、また、レーダ装置1
の直下近傍の死角を撮像装置3bで撮像し検出した監視
目標物Cの位置を標定してレーダ表示装置2に表示して
いる。このようにしてレーダ表示装置2上に空港面全面
の監視目標物の位置を表示することができる。本実施の
形態4では、使用者は、レーダ表示だけを見るような感
覚で空港面全体を監視することができる。
【0039】すなわち、この実施の形態4に係る空港面
監視装置は、空港面を監視するレーダ装置1と、このレ
ーダ装置1の死角となる区域の空港面を俯瞰的に撮像し
映像を取得する撮像装置3と、この撮像装置3で得た映
像を画像処理して監視目標物を自動的に検出する画像処
理装置6と、この画像処理装置6で検出した監視目標物
の地上位置を求める位置標定装置7と、前記レーダ装置
1で得た監視目標物の位置及び前記撮像装置3で得た映
像から位置標定装置7で求めた監視目標物の位置を表示
するレーダ表示装置2を備えたので、レーダ装置1の死
角区域を撮像して得た映像から画像処理によって監視目
標物を抽出して位置標定を行いレーダ画面上に位置を表
示するようにでき、使用者はレーダ表示装置2のみを見
ることによってレーダ装置1の死角区域を含めて空港面
全面を監視することができる。
【0040】実施の形態5.この発明の実施の形態5に
係る空港面監視装置の構成について図7を参照しながら
説明する。図7は、この発明の実施の形態5に係る空港
面監視装置の概略構成を示すブロック図である。
【0041】図7において、1はレーダ装置、2はCR
T等のレーダ表示装置、3は空港面を見おろすような例
えば管制塔や建築物の上などの高い位置に設置され、映
像を取得するTVカメラ等の撮像装置であり、レーダ装
置1の死角を撮像するように設置されている。また、6
は画像処理装置であり、撮像装置3で得た映像から画像
処理によって監視目標物を検出する。8は目標高さ算出
手段であり、画像処理装置6に内蔵され、目標の見かけ
の大きさから目標の高さを求める。さらに、7は位置標
定装置であり、画像処理装置6で検出した監視目標物に
ついてその地上位置の標定を行う。9は位置補正手段で
あり、位置標定装置7で監視目標物の地上位置を標定す
る際に、目標高さ算出手段8で求めた目標の高さ情報を
用いて位置標定の補正を行う。
【0042】上記実施の形態4に於いて特に監視目標物
の高さが高いときや特に撮像装置3から監視目標物を俯
瞰する俯角が小さいときは、監視目標物の高さに原因す
る位置標定誤差が大きくなる。本実施の形態5では、画
像処理装置6で目標を検出する際に目標の見かけの大き
さから目標の高さを求め、位置標定の補正を行うもので
ある。
【0043】上記のように構成された空港面監視装置に
於いて目標位置補正機能は図8のように動作する。撮像
装置3で得られた図8(b)の映像から比較的高さの高
い監視目標物Dの位置を標定すると、図8(a)に示す
ように撮像装置3から「r」の水平距離のE点として求
まる。このE点と監視目標物Dの真の位置「F」とのず
れ(r−R)は監視目標物Dの高さ「h」と撮像の俯角
「θ」を用いて、次の式1のように表される。
【0044】 r−R=h/tanθ ・・・ 式1
【0045】監視目標物Dの高さhが大きいとき、及び
撮像の俯角θが小さいときはこの位置(r−R)が大き
くなるので補正が必要になる。本実施の形態5では目標
の見かけの大きさから目標の高さhを推定して求め、位
置標定の補正を行うことにより、精度の高い位置標定を
行うものである。
【0046】すなわち、この実施の形態5に係る空港面
監視装置は、画像処理装置6中に特に撮像装置3で得た
映像に於ける監視目標物の見掛けの大きさから目標の高
さ情報を求める目標高さ算出手段6を備え、位置標定装
置7中に前記目標高さ算出手段8によって得た目標高さ
情報から監視目標物の地上位置を補正する位置補正手段
9を備えたので、レーダ装置1の死角区域を撮像して得
た映像から画像処理によって監視目標物を抽出して高精
度の位置標定を行いレーダ画面上に位置を表示するよう
にでき、使用者はレーダ表示装置2のみを見ることによ
ってレーダ装置1の死角区域を含めて空港面全面を監視
することができる。
【0047】実施の形態6.この発明の実施の形態6に
係る空港面監視装置の構成について図9を参照しながら
説明する。図9は、この発明の実施の形態6に係る空港
面監視装置の概略構成を示すブロック図である。
【0048】図9において、1はレーダ装置、2はCR
T等のレーダ表示装置、3は空港面を見おろすような例
えば管制塔や建築物の上などの高い位置に設置され、映
像を取得するTVカメラ等の撮像装置であり、レーダ装
置1の死角を撮像するように設置されている。また、6
は画像処理装置であり、撮像装置3で得た映像から画像
処理によって監視目標物を検出する。8Aは目標高さ情
報取り込み手段であり、画像処理装置6に内蔵され、周
辺システムから監視目標物の高さ情報を取り込むもので
ある。さらに、7は位置標定装置であり、画像処理装置
6で検出した監視目標物についてその地上位置の標定を
行う。9は位置補正手段であり、位置標定装置7で監視
目標物の地上位置を標定する際に、目標高さ情報取り込
み手段8Aで取り込んだ目標の高さ情報を用いて位置標
定の補正を行う。
【0049】本実施の形態6では、前記実施の形態4に
於いて監視目標物の大きさ情報を所持する例えば駐機場
情報管理システムなどの周辺システムが存在するとき、
そこから存在が予測される監視目標物の大きさ情報を取
り込んで高さを求め、撮像俯角による位置標定の補正を
行うものである。
【0050】すなわち、この実施の形態6に係る空港面
監視装置は、画像処理装置6中に周辺システムから監視
目標物の高さ情報を取り込む目標高さ情報取り込み手段
8Aを備え、位置標定装置7中に前記目標高さ情報取り
込み手段8Aによって得た目標高さ情報から監視目標物
の地上位置を補正する位置補正手段9を備えたので、レ
ーダ装置1の死角区域を撮像して得た映像から画像処理
によって監視目標物を抽出して高精度の位置標定を行い
レーダ画面上に位置を表示するようにでき、使用者はレ
ーダ表示装置2のみを見ることによってレーダ装置1の
死角区域を含めて空港面全面を監視することができる。
【0051】実施の形態7.この発明の実施の形態7に
係る空港面監視装置の構成について図10を参照しなが
ら説明する。図10は、この発明の実施の形態7に係る
空港面監視装置の概略構成を示すブロック図である。
【0052】図10において、1はレーダ装置、2はC
RT等のレーダ表示装置、3は空港面を見おろすような
例えば管制塔や建築物の上などの高い位置に設置され、
映像を取得するTVカメラ等の撮像装置であり、レーダ
装置1の死角を撮像するように設置されている。また、
6は画像処理装置であり、撮像装置3で得た映像から画
像処理によって監視目標物を検出する。さらに、7は位
置標定装置であり、画像処理装置6で検出した監視目標
物についてその地上位置の標定を行う。また、10は目
標追尾装置であり、位置標定装置7の情報によって監視
目標物の位置を追尾する。
【0053】本実施の形態7は、前記実施の形態4に於
いて監視目標物の位置を追尾する目標追尾装置10を備
えたもので、この目標追尾装置10で監視目標物の位置
を追尾することによって、画像処理の負荷を軽減し、ま
た、位置標定精度を向上することができる。
【0054】目標追尾装置10によって、目標位置(監
視目標物)を連続観測することにより、目標位置の平滑
化や予測等を行うことができる。画像処理装置6は、目
標追尾装置10からの情報により、画像中の目標出現位
置を予測できるので、その部分を重点的に画像処理する
ことができ、負荷を軽減できる。また、画像処理による
目標検出がまれに失敗しても、そのときは一時刻前に求
めた予測位置を採用することで救済できるので、画像処
理性能をある程度ラフにしておくことができる。一方、
位置標定装置7は、目標追尾装置10からの情報によ
り、目標検出時に生じた位置誤差を平滑化することで、
位置標定精度を高めることができる。
【0055】すなわち、この実施の形態7に係る空港面
監視装置は、映像中における監視目標物の位置または位
置標定装置7で得られた地上位置を追尾する目標追尾装
置10を備えたので、レーダ装置1の死角区域を撮像し
て得た映像から画像処理によって監視目標物を抽出して
高精度の位置標定を行いレーダ画面上に位置を表示する
ようにでき、使用者はレーダ表示装置2のみを見ること
によってレーダ装置1の死角区域を含めて空港面全面を
監視することができる。
【0056】実施の形態8.この発明の実施の形態8に
係る空港面監視装置の構成について図11を参照しなが
ら説明する。図11は、この発明の実施の形態8に係る
空港面監視装置の概略構成を示すブロック図である。
【0057】図11において、1はレーダ装置、2はC
RT等のレーダ表示装置である。また、3Cは広角撮像
装置であり、レーダ装置1の死角よりも広い視野を持
つ。したがって、レーダ装置1の覆域と広角撮像装置3
Cの視野がオーバラップする区域が存在する。6は画像
処理装置であり、広角撮像装置3Cで得た映像から画像
処理によって監視目標物を検出する。さらに、7は位置
標定装置であり、画像処理装置6で検出した監視目標物
についてその地上位置の標定を行う。
【0058】本実施の形態8は、上記実施の形態4に於
いて特に撮像装置の視野を広角に設定し、レーダ装置1
の覆域とオーバラップする区域ができるように設定した
ものである。
【0059】本実施の形態8では、図12に示すように
動作する。広角撮像装置3Cの視野はレーダ装置1の死
角をカバーし、さらにその周囲にレーダ覆域とオーバラ
ップする区域ができるように設定される。位置Gの監視
目標物はレーダ装置1のみで監視されており、この監視
目標物が位置Iまで移動するとこんどは広角撮像装置3
Cのみで監視されることになる。この途中、一時的に位
置Hではレーダ装置1と広角撮像装置3Cの両方で監視
可能な状態が発生し、このときレーダ装置1側から広角
撮像装置3C側へ必要情報を引き継ぐことができる。例
えば、監視目標物の詳細侵入位置や監視目標物の高さ等
の情報を引き継ぐことが有効である。
【0060】すなわち、この実施の形態8に係る空港面
監視装置は、撮像装置として特に広角撮像装置3Cを用
い、広角撮像装置視野の周辺部をレーダ覆域とオーバラ
ップさせたもので、レーダ装置1の死角区域を撮像して
得た映像から画像処理によって監視目標物を抽出して位
置標定を行いレーダ画面上に位置を表示するようにで
き、使用者はレーダ表示装置2のみを見ることによって
レーダ装置1の死角区域を含めて空港面全面を監視する
ことができる。
【0061】実施の形態9.この発明の実施の形態9に
係る空港面監視装置の構成について図13を参照しなが
ら説明する。図13は、この発明の実施の形態9に係る
空港面監視装置の概略構成を示すブロック図である。
【0062】図13において、1はレーダ装置、2はC
RT等のレーダ表示装置である。また、3は空港面を見
おろすような例えば管制塔や建築物の上などの高い位置
に設置され、映像を取得するTVカメラ等の撮像装置で
あり、レーダ装置1の死角を撮像するように設置されて
いる。6は画像処理装置であり、撮像装置3で得た映像
から画像処理によって監視目標物を検出する。7は位置
標定装置であり、画像処理装置6で検出した監視目標物
についてその地上位置の標定を行う。さらに、11はレ
ーザ指向装置であり、画像処理装置6から監視目標物の
方向情報を得て後述するレーザ測距装置の指向方向を制
御する。12はレーザ測距装置であり、監視目標物まで
の距離を測定する。レーザ指向装置11は、レーザ測距
装置12の、例えば、電動架台のような装置である。
【0063】まず、画像処理装置6によって、監視目標
物の方向を得る。次に、レーザ指向装置11は、上記方
向情報に従って、レーザ測距装置12を監視目標物の方
向へ指向させる。レーザ測距装置12は、監視目標物ま
での距離を測定する。そして、位置標定装置7は、画像
処理装置6によって得られた目標方向情報と、レーザ測
距装置12によって得られた目標距離情報とを使って目
標位置を算出する。
【0064】本実施の形態9は、前記実施の形態4に於
いて、撮像装置3にレーザ測距装置12を組み合わせ、
目標までの距離を測定して位置標定精度を高めるもので
ある。つまり、空港面監視装置から監視目標物までの距
離を精度良く測定できるので、高い精度で監視目標物の
位置標定を行うことができる。
【0065】すなわち、この実施の形態9に係る空港面
監視装置は、レーザ光によって監視目標物までの距離を
測定するレーザ測距装置12と、このレーザ測距装置1
2を監視目標物の方向に指向するレーザ指向装置11を
備えたので、レーダ装置1の死角区域を撮像して得た映
像から画像処理によって監視目標物を抽出して高精度の
位置標定を行いレーダ画面上に位置を表示するようにで
き、使用者はレーダ表示装置2のみを見ることによって
レーダ装置1の死角区域を含めて空港面全面を監視する
ことができる。
【0066】実施の形態10.この発明の実施の形態1
0に係る空港面監視装置の構成について図14を参照し
ながら説明する。図14は、この発明の実施の形態10
に係る空港面監視装置の概略構成を示すブロック図であ
る。
【0067】図14において、1はレーダ装置、2はC
RT等のレーダ表示装置である。また、3は空港面を見
おろすような例えば管制塔や建築物の上などの高い位置
に設置され、映像を取得するTVカメラ等の撮像装置で
あり、レーダ装置1の死角を撮像するように設置されて
いる。6は画像処理装置であり、撮像装置3で得た映像
から画像処理によって監視目標物を検出する。7は位置
標定装置であり、画像処理装置6で検出した監視目標物
についてその地上位置の標定を行う。さらに、13はパ
ッシブ測距手段であり、撮像装置3に付随する。
【0068】本実施の形態10は、前記実施の形態4に
於いて、撮像装置3にパッシブ測距機能を付加し、目標
までの距離を測定して位置標定精度を高めるものであ
る。
【0069】すなわち、この実施の形態10に係る空港
面監視装置は、撮像装置に特にパッシブ測距手段を持た
せたので、レーダ装置1の死角区域を撮像して得た映像
から画像処理によって監視目標物を抽出して高精度の位
置標定を行いレーダ画面上に位置を表示するようにで
き、使用者はレーダ表示装置2のみを見ることによって
レーダ装置1の死角区域を含めて空港面全面を監視する
ことができる。
【0070】実施の形態11.この発明の実施の形態1
1に係る空港面監視装置の構成について図15を参照し
ながら説明する。図15は、この発明の実施の形態11
に係る空港面監視装置の概略構成を示すブロック図であ
る。
【0071】図15において、1はレーダ装置、2はC
RT等のレーダ表示装置である。また、3a及び3bは
撮像装置であり、上記実施の形態4のように高い位置に
設置する必要はない。6a及び6bは画像処理装置であ
り、それぞれ撮像装置3a及び3bで得た映像から画像
処理によって監視目標物を検出する。7Aは位置標定装
置であり画像処理装置6a及び6bで検出した監視目標
物についてその地上位置の標定を行う。
【0072】本実施の形態11は、上記実施の形態4で
は目標の位置を撮像俯角から求めていたが、複数の撮像
装置3a及び3bによるステレオ視によって位置標定を
行うものである。
【0073】つぎに、図16を参照しながら本実施の形
態11の動作を説明する。この図16は空港面を上方か
ら見た図である。本実施の形態11では撮像装置3a及
び3bによって得られた映像中からそれぞれ画像処理に
よって目標を検出し、既知であるところの撮像装置3a
及び3bの間の位置及び画像中の目標の位置から求まる
左右方向の角度θ1及びθ2から三角測量的に目標の位
置を標定することができる。
【0074】本実施の形態11の空港面監視装置に於い
ては、前記実施の形態4のように撮像装置を高い位置に
設置して俯瞰撮像をする必要はなく、撮像装置の設置の
自由度が高い。また、監視目標物と撮像装置3a及び3
bの位置が直角三角形(監視目標物のところが直角)に
近くなるように配置することで、高い位置標定精度を得
ることができる。図16の例では、撮像装置3a及び3
bは角度θ3が直角となる位置に配置されている。
【0075】すなわち、この実施の形態11に係る空港
面監視装置は、空港面を監視するレーダ装置1と、この
レーダ装置1の死角となる区域の空港面を互いに異なる
位置から撮像し映像を取得する複数の撮像装置3a、3
bと、これらの撮像装置3a、3bで得た映像をそれぞ
れ画像処理して目標を自動的に検出する複数の画像処理
装置6a、6bと、これらの画像処理装置6a、6bで
検出した監視目標物の地上位置を求める位置標定装置7
Aと、前記レーダ装置1で得た監視目標物の位置、及び
前記撮像装置3a、3bで得た映像から位置標定装置で
求めた監視目標物の位置を表示するレーダ表示装置2と
備えたので、レーダ装置1の死角区域を撮像して得た映
像から画像処理によって監視目標物を抽出して高精度の
位置標定を行いレーダ画面上に位置を表示するようにで
き、使用者はレーダ表示装置2のみを見ることによって
レーダ装置1の死角区域を含めて空港面全面を監視する
ことができる。
【0076】実施の形態12.この発明の実施の形態1
2に係る空港面監視装置の構成について図17を参照し
ながら説明する。図17は、この発明の実施の形態12
に係る空港面監視装置の概略構成を示すブロック図であ
る。
【0077】図17において、1はレーダ装置、2はC
RT等のレーダ表示装置である。また、3a及び3bは
撮像装置、6a及び6bは画像処理装置であり、14a
及び14bは画像認識によって目標を識別する目標識別
手段であり、それぞれ画像処理装置6a及び6bに内蔵
される。7Aは位置標定装置であり画像処理装置6a及
び6bで検出した監視目標物についてその地上位置の標
定を行う。
【0078】上記実施の形態11に於いて、特に監視目
標物が複数個存在している場合は撮像装置3a及び3b
の映像中の同一目標を識別する必要がある。本実施の形
態11では、画像認識によって目標の識別を行い撮像装
置3a及び3bの映像中の同一目標を自動的に判断し各
目標について上記実施の形態11のように三角測量的に
位置標定をおこなうものである。
【0079】すなわち、この実施の形態12に係る空港
面監視装置は、画像処理装置6a、6b中に画像認識に
よって複数の目標を識別し複数の撮像装置3a、3bの
映像中の同一監視目標物を特定する目標識別手段14
a、14bを備えたので、レーダ装置1の死角区域を撮
像して得た映像から画像処理によって監視目標物を抽出
して高精度の位置標定を行いレーダ画面上に位置を表示
するようにでき、使用者はレーダ表示装置2のみを見る
ことによってレーダ装置1の死角区域を含めて空港面全
面を監視することができる。
【0080】実施の形態13.この発明の実施の形態1
3に係る空港面監視装置の構成について図18を参照し
ながら説明する。図18は、この発明の実施の形態13
に係る空港面監視装置の概略構成を示すブロック図であ
る。
【0081】図18において、1はレーダ装置、2はC
RT等のレーダ表示装置である。また、3a及び3bは
撮像装置、6a及び6bは画像処理装置であり、15a
及び15bは目標識別情報取り込み手段であり、それぞ
れ画像処理装置6a及び6bに内蔵され、周辺システム
から目標識別情報を取り込む機能を持つ。7Aは位置標
定装置であり画像処理装置6a及び6bで検出した監視
目標物についてその地上位置の標定を行う。
【0082】上記実施の形態12では、複数の目標存在
時の識別を画像認識によって行っていたが、本実施の形
態13では周辺システムから既知の目標情報を取り込ん
で、画像中の目標識別を行うものである。
【0083】すなわち、この実施の形態13に係る空港
面監視装置は、画像処理装置6a、6b中に周辺システ
ムから複数の目標に対する識別情報を取り込み、複数の
撮像装置3a、3bの映像中の同一監視目標物を特定す
る目標識別情報取り込み手段15a、15bを備えたの
で、レーダ装置1の死角区域を撮像して得た映像から画
像処理によって監視目標物を抽出して高精度の位置標定
を行いレーダ画面上に位置を表示するようにでき、使用
者はレーダ表示装置2のみを見ることによってレーダ装
置1の死角区域を含めて空港面全面を監視することがで
きる。
【0084】実施の形態14.この発明の実施の形態1
4について図19を参照しながら説明する。図19は、
この発明の実施の形態14の概略構成を示すブロック図
である。
【0085】図19において、16は船舶、1Aは船舶
レーダであり船舶16に取り付けられ、周囲海上を監視
する。また、3は撮像装置であり、船舶レーダ1Aの死
角を補完撮像する。
【0086】以上のように構成された空港面監視装置は
同様の構成によって、船舶レーダ1Aの死角補完用の監
視装置としても用いることが可能となる。
【0087】
【0088】
【0089】
【0090】
【0091】
【発明の効果】 この発明の請求項1 に係る空港面監視装
置は、以上説明したとおり、電波により空港面を走査し
て監視目標物の位置情報を出力するレーダ装置と、前記
空港面内の建築物に設置され、前記レーダ装置の死角区
域を撮像する撮像装置と、この撮像装置から出力された
映像情報を画像処理して前記死角区域における監視目標
物を検出する画像処理装置と、この画像処理装置により
検出された監視目標物の見かけの大きさから前記死角区
域における監視目標物の高さを求める目標高さ算出手段
と、前記画像処理装置により検出された前記死角区域に
おける監視目標物の地上位置を求める位置標定装置と、
前記撮像装置の前記死角区域における監視目標物に対す
る俯角に応じ、前記目標高さ算出手段の高さ情報から前
記位置標定装置により評定された前記死角区域における
監視目標物の地上位置を補正する位置補正手段と、前記
レーダ装置から出力された監視目標物の位置情報及び前
記位置補正手段により補正された前記死角区域における
監視目標物の地上位置情報に基づいて前記監視目標物及
び前記死角区域における監視目標物を前記空港面の地図
上に表示するレーダ表示装置と備えたので、レーダ表示
装置のみを見ることによってレーダ装置の死角区域を含
めて空港面全面を監視することができるという効果を奏
する。
【0092】また、この発明の請求項2に係る空港面監
視装置は、以上説明したとおり、電波により空港面を走
査して監視目標物の位置情報を出力するレーダ装置と、
前記空港面内の建築物に設置され、前記レーダ装置の死
角区域を撮像する撮像装置と、この撮像装置から出力さ
れた映像情報を画像処理して前記死角区域における監視
目標物を検出する画像処理装置と、駐機場情報管理シス
テムから前記死角区域における監視目標物の高さ情報を
取り込む目標高さ情報取り込み手段と、前記画像処理装
置により検出された前記死角区域における監視目標物の
地上位置を求める位置標定装置と、前記撮像装置の前記
死角区域における監視目標物に対する俯角に応じ、前記
目標高さ情報取り込み手段の高さ情報から前記位置標定
装置により評定された前記死角区域における監視目標物
の地上位置を補正する位置補正手段と、前記レーダ装置
から出力された監視目標物の位置情報及び前記位置補正
手段により補正された前記死角区域における監視目標物
の地上位置情報に基づいて前記監視目標物及び前記死角
区域における監視目標物を前記空港面の地図上に表示す
るレーダ表示装置とを備えたので、レーダ表示装置のみ
を見ることによってレーダ装置の死角区域を含めて空港
面全面を監視することができるという効果を奏する。
【0093】
【0094】
【0095】また、この発明の請求項3に係る空港面監
視装置は、以上説明したとおり、電波により空港面を走
査して監視目標物の位置情報を出力するレーダ装置と、
前記空港面内の建築物に設置され、前記レーダ装置の死
角区域を撮像する撮像装置と、この撮像装置から出力さ
れた映像情報を画像処理して前記死角区域における監視
目標物を検出しその方向情報を出力する画像処理装置
と、前記画像処理装置の前記方向情報に応じてレーザ光
を指向し、前記死角区域における監視目標物までの距離
を測定するレーザ測距装置と、前記画像処理装置により
得られた方向情報と前記レーザ測距装置により得られた
距離情報とにより前記死角区域における監視目標物の地
上位置を求める位置標定装置と、前記レーダ装置から出
力された監視目標物の位置情報及び前記位置標定装置に
より得られた前記死角区域における監視目標物の地上位
置情報に基づいて前記監視目標物及び前記死角区域にお
ける監視目標物を前記空港面の地図上に表示するレーダ
表示装置とを備えたので、レーダ表示装置のみを見るこ
とによってレーダ装置の死角区域を含めて空港面全面を
監視することができるという効果を奏する。
【0096】
【0097】
【0098】さらに、この発明の請求項4に係る空港面
監視装置は、以上説明したとおり、電波により空港面を
走査して監視目標物の位置情報を出力するレーダ装置
と、前記空港面内の建築物に設置され、前記レーダ装置
の死角区域を撮像する第1及び第2の撮像装置と、これ
ら第1又は第2の撮像装置から出力された映像情報を画
像処理し、前記死角区域における複数の監視目標物を目
標識別手段により識別する第1及び第2の画像処理装置
と、これら第1及び第2の画像処理装置により識別され
た前記死角区域における複数の監視目標物の地上位置を
三角測量的に求める位置標定装置と、前記レーダ装置か
ら出力された監視目標物の位置情報及び前記位置標定装
置により得られた前記死角区域における複数の監視目標
物の地上位置情報に基づいて前記監視目標物及び前記死
角区域における監視目標物を前記空港面の地図上に表示
するレーダ表示装置とを備えたので、レーダ表示装置の
みを見ることによってレーダ装置の死角区域を含めて空
港面全面を監視することができるという効果を奏する。
【0099】
【0100】
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の概略構成を示すブ
ロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1の動作を示す図であ
る。
【図3】 この発明の実施の形態2の概略構成を示すブ
ロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態3の概略構成を示すブ
ロック図である。
【図5】 この発明の実施の形態4の概略構成を示すブ
ロック図である。
【図6】 この発明の実施の形態4の動作を示す図であ
る。
【図7】 この発明の実施の形態5の概略構成を示すブ
ロック図である。
【図8】 この発明の実施の形態5の動作を示す図であ
る。
【図9】 この発明の実施の形態6の概略構成を示すブ
ロック図である。
【図10】 この発明の実施の形態7の概略構成を示す
ブロック図である。
【図11】 この発明の実施の形態8の概略構成を示す
ブロック図である。
【図12】 この発明の実施の形態8の動作を示す図で
ある。
【図13】 この発明の実施の形態9の概略構成を示す
ブロック図である。
【図14】 この発明の実施の形態10の概略構成を示
すブロック図である。
【図15】 この発明の実施の形態11の概略構成を示
すブロック図である。
【図16】 この発明の実施の形態11の動作を示す図
である。
【図17】 この発明の実施の形態12の概略構成を示
すブロック図である。
【図18】 この発明の実施の形態13の概略構成を示
すブロック図である。
【図19】 この発明の実施の形態14の概略構成を示
すブロック図である。
【図20】 従来の空港面監視装置の概略構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 レーダ装置、2 レーダ表示装置、3、3a、3b
撮像装置、3A 中赤外線撮像装置、3B 近赤外線
撮像装置、3C 広角撮像装置、4、4a、4b 映像
表示装置、5 近赤外線照明装置、6 画像処理装置、
7、7A 位置標定装置、8 目標高さ算出手段、8A
目標高さ情報取り込み手段、9 位置補正手段、10
目標追尾装置、11 レーザ指向装置、12 レーザ
測距装置、13 パッシブ測距手段、14a、14b
目標識別手段、15a、15b目標識別情報取り込み手
段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市川 義人 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (72)発明者 富田 純 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 審査官 宮川 哲伸 (56)参考文献 特開 平8−146130(JP,A) 特開 平6−249953(JP,A) 特開 平8−268393(JP,A) 特開 平7−249200(JP,A) 特開 平7−249198(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 7/00 - 7/42 G01S 13/00 - 13/95 G08G 5/00 - 5/06 B64F 1/36 G01B 11/00 G01C 3/06

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電波により空港面を走査して監視目標物
    の位置情報を出力するレーダ装置と、 前記空港面内の建築物に設置され、前記レーダ装置の死
    角区域を撮像する撮像装置と、 この撮像装置から出力された映像情報を画像処理して前
    記死角区域における監視目標物を検出する画像処理装置
    と、 この画像処理装置により検出された監視目標物の見かけ
    の大きさから前記死角区域における監視目標物の高さを
    求める目標高さ算出手段と、 前記画像処理装置により検出された前記死角区域におけ
    る監視目標物の地上位置を求める位置標定装置と、 前記撮像装置の前記死角区域における監視目標物に対す
    る俯角に応じ、前記目標高さ算出手段の高さ情報から前
    記位置標定装置により評定された前記死角区域における
    監視目標物の地上位置を補正する位置補正手段と、 前記レーダ装置から出力された監視目標物の位置情報及
    び前記位置補正手段により補正された前記死角区域にお
    ける監視目標物の地上位置情報に基づいて前記監視目標
    物及び前記死角区域における監視目標物を前記空港面の
    地図上に表示するレーダ表示装置と を備えたことを特徴
    とする空港面監視装置。
  2. 【請求項2】 電波により空港面を走査して監視目標物
    の位置情報を出力するレーダ装置と、 前記空港面内の建築物に設置され、前記レーダ装置の死
    角区域を撮像する撮像装置と、 この撮像装置から出力された映像情報を画像処理して前
    記死角区域における監視目標物を検出する画像処理装置
    と、 駐機場情報管理システムから前記死角区域における監視
    目標物の高さ情報を取り込む目標高さ情報取り込み手段
    と、 前記画像処理装置により検出された前記死角区域におけ
    る監視目標物の地上位置を求める位置標定装置と、 前記撮像装置の前記死角区域における監視目標物に対す
    る俯角に応じ、前記目標高さ情報取り込み手段の高さ情
    報から前記位置標定装置により評定された前記死角区域
    における監視目標物の地上位置を補正する位置補正手段
    と、 前記レーダ装置から出力された監視目標物の位置情報及
    び前記位置補正手段により補正された前記死角区域にお
    ける監視目標物の地上位置情報に基づいて前記監視目標
    物及び前記死角区域における監視目標物を前記空港面の
    地図上に表示するレーダ表示装置と を備えたことを特徴
    とする 空港面監視装置。
  3. 【請求項3】 電波により空港面を走査して監視目標物
    の位置情報を出力するレーダ装置と、 前記空港面内の建築物に設置され、前記レーダ装置の死
    角区域を撮像する撮像装置と、 この撮像装置から出力された映像情報を画像処理して前
    記死角区域における監視目標物を検出しその方向情報を
    出力する画像処理装置と、 前記画像処理装置の前記方向情報に応じてレーザ光を指
    向し、前記死角区域における監視目標物までの距離を測
    定するレーザ測距装置と、 前記画像処理装置により得られた方向情報と前記レーザ
    測距装置により得られた距離情報とにより前記死角区域
    における監視目標物の地上位置を求める位置標定装置
    と、 前記レーダ装置から出力された監視目標物の位置情報及
    び前記位置標定装置により得られた前記死角区域におけ
    る監視目標物の地上位置情報に基づいて前記監視目標物
    及び前記死角区域における監視目標物を前記空港面の地
    図上に表示するレーダ表示装置と を備えたことを特徴と
    する 空港面監視装置。
  4. 【請求項4】 電波により空港面を走査して監視目標物
    の位置情報を出力するレーダ装置と、 前記空港面内の建築物に設置され、前記レーダ装置の死
    角区域を撮像する第1及び第2の撮像装置と、 これら第1又は第2の撮像装置から出力された映像情報
    を画像処理し、前記死 角区域における複数の監視目標物
    を目標識別手段により識別する第1及び第2の画像処理
    装置と、 これら第1及び第2の画像処理装置により識別された前
    記死角区域における複数の監視目標物の地上位置を三角
    測量的に求める位置標定装置と、 前記レーダ装置から出力された監視目標物の位置情報及
    び前記位置標定装置により得られた前記死角区域におけ
    る複数の監視目標物の地上位置情報に基づいて前記監視
    目標物及び前記死角区域における監視目標物を前記空港
    面の地図上に表示するレーダ表示装置と を備えたことを
    特徴とする空港面監視装置。
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