JP3226579B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP3226579B2
JP3226579B2 JP34123491A JP34123491A JP3226579B2 JP 3226579 B2 JP3226579 B2 JP 3226579B2 JP 34123491 A JP34123491 A JP 34123491A JP 34123491 A JP34123491 A JP 34123491A JP 3226579 B2 JP3226579 B2 JP 3226579B2
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C7/00Arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • G11C7/12Bit line control circuits, e.g. drivers, boosters, pull-up circuits, pull-down circuits, precharging circuits, equalising circuits, for bit lines

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、列アドレス選択信号線
(以下、カラム線という)の断線等によるメモリセルの
不良を防止する半導体記憶装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来の半導体記憶装置、例えば
ダイナミックランダムアクセスメモリ(以下、DRAM
という)の概略の構成例を示すブロック図である。この
半導体記憶装置は、複数のサブアレイ1からなるセルア
レイを有している。各サブアレイ1は、冗長ワード線を
含む複数のワード線WLj (j=1,2,…,n)と、
それらに交差配置された冗長ビット線対を含む複数のビ
ット線対と、そのビット線対に並行に配置された複数
ラム線Ci (i=1,2,…,m)とを備え、その
ワード線WLj とビット線対との各交差箇所には、メモ
リセルがそれぞれ接続されてマトリクス状に配列されて
いる。
【0003】複数のサブアレイ1毎に、行アドレスデコ
ーダアレイ2と、列アドレス選択信号生成回路である
アドレスデコーダアレイ3それぞれ接続されてい
る。行アドレスデコーダアレイ2は、各サブアレイ1に
おける冗長ワード線を含むワード線WLj を選択する行
アドレスデコーダと、冗長ワード線を選択して不良行を
置換する冗長行アドレスデコーダとで、構成されてい
る。列アドレスデコーダアレイ3は、各サブアレイ1に
おける冗長カラム線を含むカラム線CLi を選択する列
アドレスデコーダと、冗長カラム線を選択して不良列を
置換する冗長列アドレスデコーダとで、構成されてい
る。
【0004】図3は、図2中の各サブアレイ1の構成例
を示す図である。各サブアレイ1は、複数のワード線W
j と、それに交差配置された複数のビット線BL
i a,BLi b対と、該ビット線BLi a,BLi b対
に並行に配置された複数のカラム線CLi と、該ワード
線WLj と並行に配置されたセンスアンプイネーブル信
号線SLN,SLP及び相補的なデータバスDBa,D
Bbとを、備えている。ワード線WLj 中の例えばWL
n-1 ,WLn が冗長ワード線、ビット線BLi a,BL
i b対中の例えばBLm a,BLm b対が冗長ビット線
対、カラム線CLi 中の例えばCLm が冗長カラム線で
ある。
【0005】各ワード線WLj と各ビット線BLi a,
BLi b対との交差箇所には、1トランジスタ型のメモ
リセル10i,j (i=1,2,…,m、j=1,2,
…,n)が接続され、それらがマトリクス状に配列され
ている。各メモリセル10i,jは、電荷転送用のNチャ
ネル型MOSトランジスタ(以下、NMOSという)1
1と、電荷蓄積用のキャパシタ12とを有し、該NMO
S11のドレインがビット線BLi a,BLi bに、ゲ
ートがワード線WLj にそれぞれ接続され、そのソース
がキャパシタ12を介して電源電位VCCの1/2の固
定電位HVCCに接続されている。
【0006】各ビット線BLi a,BLi b対には、そ
のビット線対間の電位差を検知・増幅するセンスアンプ
20i (i=1,2,…,m)がそれぞれ接続されてい
る。各センスアンプ20i は、センスアンプイネーブル
信号線SLPを“H”レベル、センスアンプイネーブル
信号線SLNを“L”レベルとすることで活性化されて
ビット線対間の電位差を増幅するもので、NMOS2
1,22、及びPチャネル型MOSトランジスタ(以
下、PMOSという)23,24で構成されている。
【0007】NMOS21,22の各ソースはセンスア
ンプイネーブル信号線SLNに接続され、一方のNMO
S21のゲートがビット線BLi bに、ドレインがビッ
ト線BLi aにそれぞれ接続されると共に、他方のNM
OS22のゲートがビット線BLi aに、ドレインがビ
ット線BLi bにそれぞれ接続されている。PMOS2
3,24の各ソースはセンスアンプイネーブル信号線S
LPにそれぞれ接続され、一方のPMOS23のゲート
がビット線BLi bに、ドレインがビット線BLi aに
それぞれ接続されると共に、他方のPMOS24のゲー
トがビット線BLi aに、ドレインがビット線BLi
にそれぞれ接続されている。
【0008】各ビット線BLi a,BLi b対とデータ
バスDBa,DBbとの間には、各カラム線CLm によ
ってゲート制御されるNMOSからなるトランスファゲ
ート30i a,30i b対(i=1,2,…,m)がそ
れぞれ接続されている。トランスファゲート30i
は、そのドレインがビット線BLi aに、ソースがデー
タバスDBaにそれぞれ接続されている。同様に、トラ
ンスファゲート30i bは、そのドレインがビット線B
i bに、ソースがデータバスDBbにそれぞれ接続さ
れている。これらのトランスファゲート30i a,30
i b対の各ゲートは、カラム線CLi に共通接続されて
いる。
【0009】図4は、図3に示すサブアレイのデータ読
出し動作を説明する図である。例えば、図3に示すサブ
アレイ中のメモリセル101,1 が選択され、そのメモリ
セル101,1 よりデータ“1”を読出す場合のサブアレ
イの動作を説明する。図2の行アドレスデコーダアレイ
2によって選択されたワード線WL1 が“L”レベルか
ら“H”レベルへ立ち上がると、メモリセル101,1
のNMOS11がオンし、記憶されたデータ“1”がビ
ット線BL1 aへ伝わり、該ビット線BL1 a,BL1
b間に微小な電位差が生じる。次に、センスアンプイネ
ーブル信号線SLPを“H”レベル、SLNを“L”レ
ベルへ遷移させる。これにより、センスアンプ20i
活性化し、該センスアンプ201 によってビット線BL
1 a,BL1 b間の電位差が増幅される。但し、ここま
での動作では、ビット線BL1 a,BL1 bに限ること
ではなく、同様のことが他のビット線BL2 a,BL2
b〜BLm a,BLm b対においても生じる
【0010】その後、図2の列アドレスデコーダアレイ
3によって選択されたカラム線CL1 が“H”レベルに
立ち上がり、ビット線BL1 aとデータバスDBa、ビ
ット線BL1 bとデータバスDBbが、トランスファゲ
ート301 a,301 bを介して接続され、該ビット線
BL1 a,BL1 b上の読出しデータがデータバスDB
a,DBbへ出力される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の半導体記憶装置では、例えばカラム線CLi に断線
が生じた場合、トランスファゲート30i a,30i
のゲート電極が高電位状態でフローティングとなること
がある。
【0012】即ち、例えば図2に示す半導体記憶装置の
製造工程において、カラム線CL2が*の箇所で断線し
たような場合、*より左のカラム線(以下、これをCL
2 *とする)は、図3のトランスファゲート302 a,
302 bのゲート電極とのみ接続していることになる。
そのため、カラム線CL2 *には電荷の逃げる経路がな
く、製造工程で電荷がチャージ(充電)された場合、該
カラム線CL2 *が高電位に保持されることになる。こ
の様な場合、カラム線CL2 *の接続しているサブアレ
イ1内のすべてのメモリセル10i,j が不良となること
がある。この理由を図5を参照しつつ、以下説明する。
【0013】図5は、図2に示すカラム線CL2 *の接
続しているサブアレイ1において、例えば図3中のメモ
リセル101,3 からデータを読出す場合のデータ読出し
動作を示す波形図である。ここで、カラム線CL2 *は
“H”レベルであり、メモリセル101.3 にはデータ
“1”、メモリセル102,3 にはデータ“0”が書込ま
れているとする。
【0014】図2の行アドレスデコーダアレイ2により
選択されたワード線WL3 が立ち上がると、該ワード線
WL3 に接続しているメモリセル101.3 ,102,3
…内のNMOS11がオンし、各メモリセル内のデータ
がビット線BLi aへ伝わる。次に、センスアンプイネ
ーブル信号線SLPが“H”レベル、SLNが“L”レ
ベルとなり、各ビット線BLi a,BLi b対間の電位
差をセンスアンプ20i がそれぞれ検知・増幅する。
【0015】このとき、カラム線CL2 *が“H”レベ
ルのため、トランスファゲート302 a,302 bがオ
ン状態になっている。そのため、メモリセル102,3
に記憶されたデータ“0”により、ビット線BL2 a及
びデータバスDBaが“L”レベル、ビット線BL2
及びデータバスDBbが“H”レベルへ遷移する。その
後、図2の列アドレスデコーダアレイ3により選択され
たカラム線CL1 が立ち上がると、トランスファゲート
301 a,301 bがオンし、メモリセル101,3 に記
憶されたデータ“1”により、データバスDBaを
“H”レベル、データバスDBbを“L”レベルへ遷移
しようとする。
【0016】ところが、ビット線BL1 a,BL1 b上
のデータ“1”とビット線BL2 a,BL2 b上のデー
タ“0”が同時にデータバスDBa,DBbへ転送され
るため、データを読出す際に必要な電位差がデータバス
DBa,DBb間で取れず、読出し不良となる。このよ
うな読出し不良は、メモリセル101,3 に限らず、図3
のサブアレイ1内における全てのメモリセル10i,j
ついても同様のことがいえる。
【0017】通常、メモリセル10i,j に不良が発生し
た場合、列アドレス方向に用意された冗長ビット線BL
m a,BLm b対の冗長救済回路によって救済できる。
しかし、前記のようなカラム線断線のような場合には、
前記冗長救済回路では救済できない。従って、列アドレ
ス方向に用意された冗長救済回路の個数以下の本数のカ
ラム線CL1 〜CLm-1 に断線が生じても、断線したカ
ラム線の接続するサブアレイ1内の全てのメモリセル1
i,j が不良となって冗長救済が不可能になるという問
題があり、それを解決することが困難であった。
【0018】本発明は、前記従来技術が持っていた課題
として、列アドレス方向に用意された冗長救済回路の個
数以下の本数のカラム線CL1 〜CLm-1 に断線が生じ
ても、サブアレイ1内の全てのメモリセル10i,j が不
良となって冗長救済が不可能になるという点について解
決した半導体記憶装置を提供するものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のうちの第1の発明は、複数のワード線と、
前記ワード線に交差するよう配置された複数のビット線
と、前記複数のワード線と前記複数のビット線との各交
差箇所にそれぞれ接続されマトリクス状に配列された複
数のメモリセルとを有するメモリセルアレイと、列アド
レス選択信号を生成する列アドレス選択信号生成回路
と、前記メモリセルアレイの一辺側から前記一辺側に対
向する他辺側へと延在し前記列アドレス選択信号生成回
路からの列アドレス選択信号を伝送するカラム線と、前
記カラム線に与えられた信号に応答して前記各ビット線
とデータバスとを選択的に接続する複数のトランスファ
ーゲ ートとを備えた半導体記憶装置において、前記列ア
ドレス選択信号生成回路は、前記メモリセルアレイの前
記一辺側で前記カラム線と接続され、前記メモリセルア
レイの前記他辺側に形成され前記カラム線と接続された
PN接合部であって、逆バイアスされた前記PN接合部
を有している。
【0020】第2の発明は、第1の発明において、前記
カラム線は、前記PN接合部を構成するN型領域に接続
されている。
【0021】
【作用】第1の発明によれば、カラム線に接続された
N接合部は、例えば、そのカラム線に断線が生じてトラ
ンスファゲートのゲート電極が高電位状態でフローティ
ングとなった場合、その高電位を該PN接合部を通して
徐々に所定レベルに引き下げる働きがある。そのため、
例えば、列アドレス方向に用意された冗長救済回路の個
数以下の本数のカラム線の切断により、メモリセルアレ
イ中の全てのメモリセルが不良になることを的確に防止
する。
【0022】第2の発明によれば、通常の動作におい
て、カラム線選択時にカラム線を活性化しても、PN接
合部のN型領域が逆バイアスになっているため、活性化
されたカラム線が所定レベルにちに引き下げられるこ
ともなく、通常の動作が行える。従って、前記課題を解
決できるのである。
【0023】
【実施例】図1は、本発明の実施例の参考例を示す半導
体記憶装置、例えばDRAMにおけるサブアレイの構成
図であり、従来の図3中の要素と共通の要素には共通の
符号が付されている。なお、図1のサブアレイ(即ち、
メモリセルアレイ)の右側が一辺側、左側が他辺側であ
る。このサブアレイは、従来の図3と同様、従来の図2
に示す半導体記憶装置における各サブアレイ1の構成例
を示す図である。本参考例のサブアレイが従来の図3と
異なる点は、図2に示す列アドレス選択信号生成回路で
ある列アドレスデコーダアレイ3より最も離れた部分
(遠端)における各カラム線CLi (i=1,2,…,
m)に、そのカラム線を所定レベル(例えば、“L”レ
ベル)にクランプするクランプ手段であるクランプ用ト
ランジスタ、例えばNMOS40i (i=1,2,…,
m)をそれぞれ接続した点であり、その他の構成は従来
の図3と同一である。このクランプ用NMOS40
i は、図2に示す各サブアレイ1内にそれぞれ設けられ
る。
【0024】図1に示す各クランプ用NMOS40
i は、そのドレインが各カラム線CLi(i=1,2,
…,m)にそれぞれ接続され、ゲートがカラム線クラン
プ信号CCに共通接続され、さらにソースが接地電位に
接続されている。図6は、図1中のカラム線クランプ信
号CCの波形図である。クランプ用NMOS40i (i
=1,2,…,m)をゲート制御するカラム線クランプ
信号CCは、例えば外部からの活性化信号RASN (但
し、Nは反転を意味する)を受け、データ読出し及び書
込み時には“L”レベル、それ以外の活性化信号RAS
Nが“H”レベルとなる待期時には“H”レベルとなる
ように制御される。
【0025】本参考例のサブアレイは、クランプ用NM
OS40i を除き、正常時に従来の図3のサブアレイと
同一のデータ読出し動作を行う。そこで、例えばカラム
線CL2 が図2の*の箇所で断線した場合におけるデー
タの読出し動作を、従来例と比較しつつ、以下説明す
る。
【0026】図7は、図2の断線箇所*より左のカラム
線CL2 をCL2 *とし、そのカラム線CL2 *の接続
している図1及び図3にそれぞれ示すメモリセル10
1,3 からデータを読出す場合の従来と本参考例のデータ
読出し動作の波形図であり、この図を参照しつつ、カラ
ム線断線時のデータ読出し動作を説明する。
【0027】ここで、メモリセル101,3 にはデータ
“1”、メモリセル102,3 にはデータ“0”が書込ま
れているとする。図2の各サブアレイ1がデータ読出し
動作に入る前の、活性化信号RASN が“L”レベルの
状態のカラム線CL2 *の電位は、本参考例の回路で
は、カラム線クランプ信号CCが“H”レベルのため、
クランプ用NMOS402 がオンし、それによって該カ
ラム線CL2 *が“L”レベルにクランプされている
が、従来の回路では、該カラム線CL2 *がフローティ
ング状態にあるため、必ずしも“L”レベルとは限らな
い。ここでは、図7に示すように従来のカラム線CL2
*が“H”レベルであるとする。
【0028】本参考例の回路では、図6の活性化信号R
ASN が“L”レベルに下がってデータ読出し状態に入
ると、該活性化信号RASN が“L”レベルに下がった
のを受け、カラム線クランプ信号CCが“L”レベルに
下がり、クランプ用NMOS40i がオフ状態となる。
その後、図2の行アドレスデコーダアレイ2により選択
されたワード線WL3 が立ち上がり、該ワード線WL3
に接続されたメモリセル101,3 〜10m,3 内のNMO
S11がオンして該メモリセル101,3 〜10m,3 内の
記憶データがビット線BLi a(i=1,2,…,m)
へ伝わる。次に、センスアンプイネーブル信号線SLP
が“H”レベル、SLNが“L”レベルとなると、各セ
ンスアンプ20i (i=1,2,…,m)が活性化し、
各ビット線BLi a,BLi b対(i=1,2,…,
m)間の電位差が検知・増幅される。
【0029】このとき、従来の回路では、断線した
“H”レベルのカラム線CL2 *により、トランスファ
ゲート302 a,302 bがオン状態となってビット線
BL2 a,BL2 bとデータバスDBa,DBbとが接
続されている。そのため、メモリセル102,3 に記憶さ
れたデータ“0”により、データバスDBa,DBbが
それぞれ“L”レベル、“H”レベルへ遷移する。とこ
ろが、本参考例の回路では、クランプ用NMOS402
によってカラム線CL2 *が“L”レベルであり、トラ
ンスファゲート302 a,302 bがオフ状態となって
いる。そのため、従来のようなデータバスDBa,DB
bの電位の遷移が起こらない。
【0030】その後、図2の列アドレスデコーダアレイ
3により選択されたカラム線CL1が選択され、該カラ
ム線CL1 が“H”レベルに立ち上がってトランスファ
ゲート301 a,301 bがオン状態となる。トランス
ファゲート301 a,301bがオン状態となると、ビ
ット線BL1 a,BL1 bとデータバスDBa,DBb
とが接続され、該ビット線BL1 a,BL1 b対上の読
出しデータ“1”がデータバスDBa,DBbへ出力さ
れる。
【0031】本参考例では、次のような利点を有してい
る。従来の回路では、断線してフローティング状態とな
ったカラム線CL2 *の接続している図2の各サブアレ
イ1において、メモリセル101,3 の記憶データを正確
に読出すことができないばかりか、該サブアレイ1内の
全てのメモリセル10i,j (i=1,2,…,m)の記
憶データを正常に読出すことができない。これに対し、
参考例ではクランプ用NMOS40i を設けたので、
該NMOS402 によって非選択のカラム線CL2 *が
“L”レベルに保持されるので、非選択のメモリセル1
2,3 の記憶データがデータバスDBa,DBbへ伝送
されず、メモリセル101,3 の記憶データを該データバ
スDBa,DBbへ正しく読出すことができる。
【0032】この様に、アドレス方向に用意された冗長
救済回路の個数以下の本数のカラム線CLi の切断によ
ってサブアレイ1内のメモリセル全てが不良となること
を的確に防止できる。そのため、従来、冗長救済が不可
能であったサブアレイ1に対しても救済することが可能
となる。
【0033】図8は、本発明の実施例を示すサブアレイ
の構成図であり、図1中の要素と共通の要素には共通の
符号が付されている。このサブアレイでは、図1のクラ
ンプ用NMOS40i (i=1,2,…,m)に代え
て、各カラム線CLi (i=1,2,…,m)がその遠
(即ち、メモリセルアレイの他辺側)で、逆バイアス
されるPN接合部中のN型領域、例えばP型基板もしく
はPウェル内に形成されたN+ 拡散層50i (i=1,
2,…,m)にそれぞれ接続されている。N+ 拡散層5
i に対する接続は、図2の各サブアレイ単位で行われ
る。
【0034】図9は、図8中の例えばN+ 拡散層50
m-1 の概略の断面図である。図9に示すように、負の電
位にバイアスされたP型基板(またはPウェル)60内
には、N+ 拡散層50m-1 が形成され、その上に絶縁膜
61を介してカラム線CLm-1 が形成されている。カラ
ム線CLm-1 は、絶縁膜61のスールホールを介してN
+ 拡散層50m-1 に接続されている。P型基板60とN
+ 拡散層50m-1 とで、PN接合部が形成されている。
【0035】参考例のようにカラム線CL2 が断線し、
その断線したカラム線CL2 *がフローティング状態と
なって“H”レベルにチャージされた場合、PN接合部
を通して徐々にカラム線CL2 *の電荷が放電される。
そのため、非選択のカラム線CL2 *が高電位になるこ
ともなく、参考例とほぼ同様の効果が得られる。また、
PN接合部は、P型基板60側が負の電位にバイアスさ
れているので、切断されていない正常なカラム線CLi
を図2の列アドレスデコーダアレイ3で選択して“H”
レベルにした場合、PN接合部が逆バイアスとなるの
で、その“H”レベルのカラム線CLi が該PN接合部
を通して直ちに“L”レベルへ引き下げられることがな
い。従って、通常のカラム線選択動作には何等不都合が
生じない。
【0036】なお、本発明は図示の例に限定されず、種
々の変形が可能である。その変形例としては、例えば次
のようなものがある。 (a) 図示の例では、サブアレイ単位でその各サブア
レイ1内のカラム線CLi (i=1,2,…,m)にク
ランプ用NMOS40i (i=1,2,…,m)を接続
するか、あるいはN+ 拡散層50i (i=1,2,…,
m)に接続することにより、図2に示すような列アドレ
ス選択信号生成回路である列アドレスデコーダアレイ3
に接続される複数のサブアレイ1にまたがる単一のカラ
ム線CLiが、数箇所で断線した場合でも、サブアレイ
単位でクランプ手段が設けられているので、“L”レベ
ルにクランプできない箇所が生じない。ところが、ある
単一のカラム線CLi について数箇所で断線する確率が
非常に少ない。また、単一のカラム線CLi について、
1箇所でのみ断線している場合には、列アドレスデコー
ダアレイ3より最も離れた遠端のカラム線CLi を、
“L”レベルにクランプするクランプ用NMOS40i
(i=1,2,…,m)を接続するか、あるいはその遠
端をN+ 拡散層50i (i=1,2,…,m)に接続す
るだけでも、列アドレスデコーダアレイ3に接続された
複数のサブアレイ1にまたがる単一のカラム線CLi
全ての部分を“L”レベルにクランプできる。従って、
図示の例のようなクランプ手段をサブアレイ単位で設け
ずに、複数のサブアレイ1にまたがる単一のカラム線C
i の遠端に、それを“L”レベルにクランプするクラ
ンプ手段を接続してもよい。これにより、図示の例とほ
ぼ同様の作用、効果が得られる。
【0037】(b) 図1ではクランプ用トランジスタ
をNMOS40i で構成したが、PMOS等といった他
のトランジスタで構成してもよい。 (c) 図8では、カラム線CLi をN+ 拡散層50
m-1 に接続したが、逆バイアスされるPN接合部中の他
のN型領域に接続するようにしてもよい。 (d) 図1及び図8において、メモリセル10
i,j (i=1,2,…,m、j=1,2,…,n)、セ
ンスアンプ20i (i=1,2,…,m)、トランスフ
ァゲート30i a,30i b対を他のトランジスタ構成
にしたり、あるいは図1,図8のサブアレイを用いた図
2の半導体記憶装置の全体構成を他の構成に変更する
等、種々の変形が可能である。
【0038】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、カラム線を、逆バイアスされたPN接合部
接続したので、例えば、カラム線が断線によってフロー
ティング状態になり、それが“H”レベルにチャージさ
れた場合、該PN接合部を通して徐々に“L”レベルに
引き下げられる。そのため、例えば、列アドレス方向に
用意された冗長救済回路の個数以下の本数のカラム線の
切断によってメモリセルアレイ全てが不良となること
を、簡単な構成で的確に防止できる。よって、従来のよ
うに冗長救済が不可能であったメモリセルアレイに対し
ても救済することが 可能となり、半導体記憶装置の歩留
りを向上できる。
【0039】第2の発明によれば、カラム線に接続され
たN型領域が逆バイアスされているので、例えば、通常
の動作時においてカラム線が選択されて“H”レベルに
立ち上がった場合でも、PN接合部を通して該選択カラ
ム線の“H”レベルが直ちに“L”レベルに引き下げら
れることがなく、通常の動作には何等支障を来たさな
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の参考例を示すサブアレイの構
成図である。
【図2】従来の半導体記憶装置の概略の構成ブロック図
である。
【図3】図2中のサブアレイの構成図である。
【図4】図3のデータ読出し動作を示す波形図である。
【図5】図3のカラム線断線時におけるデータ読出し動
作の波形図である。
【図6】図1中のカラム線クランプ信号CCの波形図で
ある。
【図7】図1及び図3におけるカラム線断線時のデータ
読出し動作を示す波形図である。
【図8】本発明の実施例を示すサブアレイの構成図であ
る。
【図9】図8中のN+ 拡散層50m-1 の断面図である。
【符号の説明】
1 サブア
レイ 2 行アド
レスデコーダアレイ 3 列アド
レスデコーダアレイ 10i,j (i=1,2,…,m、j=1,2,…,n) メモリセル 20i (i=1,2,…,m) センス
アンプ 30i a,30i b(i=1,2,…,m) トラン
スファゲート対 40i (i=1,2,…,m) クラン
プ用NMOS 50i (i=1,2,…,m) N+
散層 60 P型基
板 BLi a,BLi b(i=1,2,…,m) ビット
線 CC カラム
線クランプ信号 CLi (i=1,2,…,m) カラム
線 DBa,DBb データ
バス WLj (i=1,2,…,n) ワード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−7286(JP,A) 特開 昭60−201597(JP,A) 実開 平3−23897(JP,U) 実開 平3−23898(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11C 29/00 G11C 11/407

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のワード線と、前記ワード線に交差
    するよう配置された複数のビット線と、前記複数のワー
    ド線と前記複数のビット線との各交差箇所にそれぞれ接
    続されマトリクス状に配列された複数のメモリセルとを
    有するメモリセルアレイと、 列アドレス選択信号を生成する列アドレス選択信号生成
    回路と、 前記メモリセルアレイの一辺側から前記一辺側に対向す
    る他辺側へと延在し前記列アドレス選択信号生成回路か
    らの列アドレス選択信号を伝送する列アドレス選択信号
    線と、 前記列アドレス選択信号線に与えられた信号に応答して
    前記各ビット線とデータバスとを選択的に接続する複数
    のトランスファーゲートとを備えた半導体記憶装置にお
    いて、 前記列アドレス選択信号生成回路は、前記メモリセルア
    レイの前記一辺側で前記列アドレス選択信号線と接続さ
    れ、 前記メモリセルアレイの前記他辺側に形成され前記列ア
    ドレス選択信号線と接続されたPN接合部であって、逆
    バイアスされた前記PN接合部を有することを特徴とす
    る半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記列アドレス選択信号線は、前記PN
    接合部を構成するN型領域に接続されていることを特徴
    とする請求項1記載の半導体記憶装置。
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