JP3226061U - 釣り用具 - Google Patents

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Abstract

【課題】小さいシモリ玉には、釣り糸を挿通しづらく、紛失しやすい問題があり、それを解決する釣り用具を提供する。【解決手段】釣り糸が挿通されるリング1を有する釣り用具であり、リング1と接続された把持部3を有する。釣り糸を挿通する際に把持部3のみを指で挟むことでリング1の孔2は指に隠れなくなるので、孔2を視認しやすく釣り糸を挿通しやすい。また、把持部3を指で挟むことで安定して保持でき、落として紛失することはなくなる。釣り仕掛けに装着後は把持部3が不要であり、切除することでリング1のみ残るので、水中の抵抗が小さく出来る。【選択図】図1

Description

本考案の釣り用具は、釣り仕掛けにおいて中通し浮きと共に釣り糸が挿通された状態で、釣り糸に付されたストッパーと協働して、釣り糸上を移動する中通し浮きを止める釣り用具に関するものである。
更には、釣り仕掛けにおいて挿通孔を頭部に有する釣り針と共に釣り糸が挿通された状態で、釣り糸に付されたストッパーと協働して、釣り針の釣り糸からの脱落を防止する釣り用具にも関するものである。(この釣り針は釣り糸を軸に回動自在に取り付けれている状態である)
上述した釣り用具には、一般的に、図2に示すシモリ玉と呼ばれる釣り用具がある。
釣り仕掛けを作る際は、シモリ玉6を指で挟み、シモリ玉の挿通孔7を視認して釣り糸を挿通する。釣り仕掛けにおけるそのシモリ玉の釣り糸上の位置は、中通し浮きと釣り糸に付されたストッパーとの間に挟まれた位置である。
また、釣り糸が挿通された挿通孔を頭部に有する釣り針の釣り糸からの脱落防止に使用する場合は、挿通孔を頭部に有する釣り針と釣り糸に付されたストッパーとの間にシモリ玉が位置する。
http://taniyamashoji.co.jp/tsurimusha/242(2020年1月24日検索)
シモリ玉は、水中の釣り糸の動きを邪魔しない小さい物が釣り人に好まれる。
シモリ玉の大きさを5mmより小さくした場合は、釣り糸を挿通する際に指でシモリ玉を挟むと、シモリ玉の挿通孔が指に隠れて見えなくなり、釣り糸を挿通しづらい。また挿通孔を視認する際は、指の中でシモリ玉を回すので小さいがためにシモリ玉を落としやすく、紛失してしまう。
非特許文献1のシモリ玉は特に小さいので、釣り糸を挿通しづらく、指から落としやすいものである。
本考案は、小さいシモリ玉は釣り糸を挿通しづらく、紛失しやすい問題を解決するものである。
本考案は、釣り糸が挿通される挿通孔を頭部に有する釣り針又は中通し浮きが、前記釣り糸に付されたストッパーを越えて移動するのを防止するために、前記釣り針又は前記中通し浮きと前記ストッパーとの間に位置する釣り用具であって、前記釣り糸が挿通される挿通部と、前記釣り糸を前記挿通部に挿通させる際に把持する把持部と、を備え、前記挿通部は前記把持部の端に接続されていることを特徴とする釣り用具である。
本考案は、前記挿通部は、リング状である請求項1の釣り用具である。
本考案は、前記挿通部は、挿通孔を有する球状である請求項1の釣り用具である。
本考案は、前記把持部は、棒状又は板状である請求項1乃至請求項3のいずれかの釣り用具である。
本考案は、前記把持部と前記挿通部との接続部は、前記把持部より細い又は薄い請求項4の釣り用具である。
本考案の釣り用具は、把持部を有するので、釣り糸を挿通部に挿通する際は、把持部のみを指で挟むことで、挿通部の挿通孔が指に隠れることがなく、挿通孔を視認でき釣り糸が挿通しやすい。また、人が把持部を指で挟むので安定して保持でき、落として紛失することもなくなる。
さらに、釣り仕掛けにこの釣り用具を装着した後は、把持部は不要であり、ペンチやニッパーなどで容易に切除できる為、挿通部のみが釣り仕掛けに残ることで水中での抵抗は小さくなる。
本考案の釣り用具は、前記挿通部をリング状とするので、金属の線材又は平材で作るのが容易である。
本考案の釣り用具は、前記挿通部は挿通孔を有する球状とするので、樹脂で製造する場合に挿通部の強度が高くできる。
本考案の釣り用具は、前記把持部を棒状又は板状とするので、把持部を指で挟みやすい。
本考案の釣り用具は、前記把持部と前記挿通部との接続部が前記把持部より細い又は薄いので、接続部を指で折ることで把持部が容易に切除出来る。
a)第一の実施例の正面図 b)第一の実施例の側面図 a)シモリ玉の正面図 b)シモリ玉の側面図 a)第二の実施例 b)第二の実施例の把持部中央を切断した図 第三の実施例 第一の実施例を適用した釣り仕掛け104 第一の実施例を適用した釣り仕掛け105 a)従来のシモリ玉を指で挟んだ図 b)第一の実施例を指で挟んだ図 第四の実施例
下記の実施例をもって、考案を実施するための形態の説明も兼ねる。
ここで述べる釣り糸は、道糸やハリスであり、用途別に使い分けられている。
(釣り仕掛け104には道糸、釣り仕掛け105にはハリス)
図1a)及び図1b)の第一の実施例である釣り用具101は、棒状の把持部3の一端4にリング1が接続されている構成である。
そのリング1の外径は5mm以下であり、リング1の孔2の径は釣り糸の直径より大きい。把持部3の長さは指で挟むのに5mm〜20mmが適している。
この釣り用具101の材質は樹脂または金属が適しており、ガラス材の場合は魚にかじられることで割れて釣り糸から脱落しやすい。
樹脂とする場合は挿通部の強度を上げるために球状にするのが適している。
金属とする場合は、線材で作るのが適切であり、魚にかじられても欠損しない。
金属の平材でリング部を作る場合は、平ワッシャーに似た形状となるが、得られる効果は変わらない。
また、釣り用具101の把持部3は釣り仕掛けに装着後不要となり切除される。
図3a)の第二の実施例である釣り用具102は、把持部3の一端4に一つ目のリング1を有し、他端5に二つ目のリング8を有する構成である。
その他の構成は図1a)及び図1b)の第一の実施例と同様である。
把持部の両端にリングを有することで、生産コストを下げることが可能であり、一端4側のリング1を釣り用仕掛けに装着した後は、把持部3の中央または一端4で切り離せば、他端側に第一の実施例と似た形状の釣り用具が残るのは言うまでもない。
図4の第三の実施例である釣り用具103は、第一の実施例が多数連なった状態である。釣り仕掛けに装着する際は釣り糸を挿通するリングが指で隠れないのは第一の実施例及び第二の実施例と同じである。
図5は、第一の実施例である釣り用具101を釣り仕掛け104に装着したものである。装着後の釣り用具101の把持部3は不要であるため、切除した後のリング1のみ残した状態で以下に説明している。
釣り仕掛け104は、道糸10が挿通された中通し浮き14及びリング1を有し、道糸10の一端側11にストッパー13が付され、リング1は道糸10上の中通し浮き14とストッパー13との間に位置する。よってリング1はストッパー13より道糸の一端側11に移動できず、さらには中通し浮き14はリング1を越えて道糸の一端側11に移動出来ない。すなわち、中通し浮き14は一端側11への移動をストッパー13の位置で止められる構成となっている。
道糸の他端12はサルカン16に接続されており、中通し浮き14はサルカン16に移動を止められる。この時、各々の径の大きさはリング1の内径<ストッパー13の直径<中通し浮きの挿通孔の径<リング1の外径となっている。(このストッパー13は紐などで形成されることが多い)
図6は、第一の実施例である釣り用具101を釣り仕掛け105に適用したものである。ハリス17が挿通されたハリス挿通孔21を有する釣り針20及び釣り用具101があり、ハリス17の一端22側にストッパー13が付され、釣り用具101はハリス17上の釣り針20とストッパー13との間に位置する。よって釣り用具101はストッパー13よりハリス17の一端22側に移動できず、更には釣り針20が釣り用具101を越えてハリス17の一端22側に移動できない。すなわち釣り針20はハリス17の一端22から脱落しない構成になる。ハリス17の他端23はサルカン16に接続されている。
この時、各々の径の大きさはリング1の内径<ストッパー13の直径<釣り針の挿通孔の径<リング1の外径となっている。
(このストッパー13はハリスを結束した結び目が想定される)
釣り仕掛けに装着後の把持部3は不要であるが、切除しなくても良い。この釣り仕掛け105では切除していない。
図7a)は、図2のシモリ玉6を指で挟んだ図である。小さいシモリ玉6は指で挟むとハリスの挿通孔7が指に隠れやすいので、釣り糸が挿通しづらい。
図7b)は、釣り用具101の把持部3のみを指19で挟んだ図である。
把持部3のみを指で挟めるので、リングの孔2が指に隠れず釣り糸が挿通しやすい。
また把持部3を指でしっかり挟めるので落とすこともなくなる。
図8の第四の実施例である釣り用具106は、リング1と把持部3との接続部である一端4が把持部3より細くなっているので、接続部を指で折ることで把持部3が切除出来る。
1 リング
2 リングの孔
3 把持部
4 把持部の一端
5 把持部の他端
6 シモリ玉
7 シモリ玉の挿通孔
8 二つ目のリング
9 二つ目のリングの孔
10 釣り糸
11 釣り糸の一端側
12 釣り糸の他端
13 ストッパー
14 中通し浮き
15 中通し浮きの挿通孔
16 サルカン
17 ハリス
18 人の手
19 指
20 ハリス挿通孔を有する釣り針
21 ハリス挿通孔
22 ハリスの一端
23 ハリスの他端
24 把持部の中央
101 第一の実施例
102 第二の実施例
103 第三の実施例
104 釣り仕掛け
105 釣り仕掛け
106 第四の実施例

Claims (5)

  1. 釣り仕掛けにおいて、釣り糸が挿通される挿通孔を頭部に有する釣り針又は中通し浮きが、前記釣り糸に付されたストッパーを越えて移動するのを防止するために、前記釣り針又は前記中通し浮きと前記ストッパーとの間に位置する釣り用具であって、前記釣り糸が挿通される挿通部と、前記釣り糸を前記挿通部に挿通させる際に把持する把持部と、を備え、前記挿通部は前記把持部の端に接続されていることを特徴とする釣り用具。
  2. 前記挿通部は、リング状である請求項1の釣り用具。
  3. 前記挿通部は、挿通孔を有する球状である請求項1の釣り用具。
  4. 前記把持部は、棒状又は板状である請求項1乃至請求項3のいずれかの釣り用具。
  5. 前記把持部と前記挿通部との接続部は、前記把持部より細い又は薄い請求項4の釣り用具。
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