JP3225667B2 - ディジタル信号の量子化器 - Google Patents

ディジタル信号の量子化器

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JP3225667B2
JP3225667B2 JP1950493A JP1950493A JP3225667B2 JP 3225667 B2 JP3225667 B2 JP 3225667B2 JP 1950493 A JP1950493 A JP 1950493A JP 1950493 A JP1950493 A JP 1950493A JP 3225667 B2 JP3225667 B2 JP 3225667B2
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哲二郎 近藤
泰弘 藤森
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばディジタルビ
デオ信号をADRC符号化するのに使用される量子化器
に関する。
【0002】
【従来の技術】本願出願人は、特開昭61−14498
9号公報に記載されているような、2次元ブロック内に
含まれる複数画素の最大値及び最小値により規定される
ダイナミックレンジを求め、このダイナミックレンジに
適応した符号化を行う高能率符号化装置を提案してい
る。また、特開昭62−92620号公報に記載されて
いるように、複数フレームに夫々含まれる領域の画素か
ら形成された3次元ブロックに関してダイナミックレン
ジに適応した符号化を行う高能率符号化装置が提案され
ている。更に、特開昭62−128621号公報に記載
されているように、量子化を行った時に生じる最大歪が
一定となるようなダイナミックレンジに応じてビット数
が変換する可変長符号化方法が提案されている。
【0003】先に提案されているダイナミックレンジに
適応した符号化方法(ADRCと称する)では、ダイナ
ミックレンジDR(最大値MAXと最小値MINの差)
が例えば(8ライン×8画素=64画素)からなるディ
ジタルビデオ信号の2次元的なブロック毎に算出され
る。また、入力画素データからそのブロック内で最小の
レベル(最小値)が除去される。この最小値除去後の画
素データが量子化される。
【0004】この量子化は、元の量子化ビット数(例え
ば8ビット)より少ないビット数例えば4ビットと対応
する216個のレベル範囲に検出されたダイナミックレン
ジDRを分割し、ブロック内の各画素データが属するレ
ベル範囲を検出し、このレベル範囲を示すコード信号を
発生する処理である。
【0005】量子化ビット数が4ビットの場合では、ブ
ロックのダイナミックレンジDRが16個のレベル範囲
に分割されている。最小のレベル範囲に含まれる画素デ
ータが(0000)と符号化され、その上のレベル範囲
に含まれる画素データが(0001)と符号化され、以
下、各レベル範囲に対応して4ビットのコードに符号化
され、最大のレベル範囲に含まれる画素データが(11
11)と符号化される。従って、各画素の例えば8ビッ
トのデータが4ビットに圧縮されて伝送される。受信側
では、受信されたコード信号が代表レベルに復元され
る。この代表レベルは、例えば16個のレベル範囲の夫
々の中央のレベルである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のADRCでは、
一般的にブロックの大きさを(M画素×Nライン)と
し、各画素がkビットに符号化されるものとすると、1
ブロック当りで、M×N×k(ビット)のデータ(但
し、ダイナミックレンジDRおよび最小値MINを除
く)が発生する。元のデータ量が圧縮されることに相違
ないが、より発生データ量を減少できることが好まし
い。
【0007】従って、この発明の目的は、従来の量子化
に比してデータ表現の効率を図り、必要な伝送データ量
を低減することができる量子化器を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ブロ
ック化された入力データを量子化する量子化器におい
ブロック内のダイナミックレンジに基づいて、ブロ
ック毎に量子化ビット数を定め、量子化ビット数で、入
力データの量子化を行う量子化手段と、ブロックを分割
してなる特定領域毎に、特定領域内の上記量子化された
データに基づいて、必要量子化ビット数を決定する決定
手段と、特定領域毎に伝送量子化ビット数を決定された
上記必要量子化ビット数へ変更するための変更手段とを
有する量子化器である。
【0009】
【作用】ブロック毎に量子化ビット数が規定されてい
る。このブロックを分割してなる特定領域内では、空間
的相関がブロックより強くなる。従って、この特定領域
では、必要量子化ビット数をブロックのものより少なく
することが可能である。必要量子化ビット数を各特定領
域において検出し、この検出結果に基づいてコード信号
の不必要なビットを削減できる。その結果、伝送データ
量を低減することができる。然も、画質、音質を低下さ
せることがない。
【0010】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図1において、1で示す入力端子にデ
ィジタル情報信号例えばディジタルビデオ信号が供給さ
れる。このディジタルビデオ信号は、1サンプルが8ビ
ットにディジタル化されるとともに、ラスター走査の順
序からブロックの順序にデータの配列が変換されたもの
である。1ブロックは、1フレーム或いは1フィールド
の画面が細分化された結果の図2Aに示す(M画素×N
ライン)の2次元領域である。
【0011】入力ディジタルビデオ信号が最大値検出回
路2、最小値検出回路3および遅延回路4に供給され
る。検出回路2および3は、各ブロックの最大値MAX
と最小値MINとをそれぞれ検出する。遅延回路4は、
最大値MAX及び最小値MINを検出する時間、データ
を遅延させる。減算回路5で(MAX−MIN)の演算
がされ、減算回路5からそのブロックのダイナミックレ
ンジDRが得られる。
【0012】ダイナミックレンジDRが量子化ステップ
幅(Δ)発生回路6に供給される。量子化ビット数を4
ビットとすると、ダイナミックレンジDRが1/24 とさ
れることによって、量子化ステップΔが形成される。減
算回路7では、遅延回路4からのビデオデータから最小
値MINが減算され、減算回路7から最小値が除去され
たビデオデータが得られる。
【0013】減算回路7の出力データ及び量子化ステッ
プ幅Δが量子化回路8に供給される。量子化回路8から
元のビット数(8ビット)より少ないビット数(この例
では4ビット)のコード信号DTが得られる。量子化回
路8は、ダイナミックレンジDRに適応した量子化を行
う。つまり、ダイナミックレンジDRを(24 =16)
等分した量子化ステップ幅Δで、最小値が除去されたビ
デオデータが除算され、商を切り捨てで整数化した値が
コード信号DTとされる。量子化回路8は、除算回路或
いはROMで構成できる。以上の符号化は、先に提案さ
れているADRC符号化と同様のものである。
【0014】量子化回路8からのコード信号DTがコー
ド化回路9およびデータ変換回路10に供給される。こ
れらの回路は、ブロックをさらに分割した小領域毎に必
要ビット数データのみ伝送するために設けられている。
例えば図2Bに示すように、M×Nのブロックを4分割
した結果のm×nの小領域(サブブロックと称する)を
形成する。
【0015】例えば(M=N=8)とされ、(m=n=
4)とされる。簡単のために、1次元ブロックを考える
と、図2Cにその一例を示すように、量子化回路8の出
力が分布する。ここで、破線で区切られたサブブロック
では、隣接データの相関が強いために各サブブロックの
ダイナミックレンジは、dr0、dr1となり、dr1
のサブブロックではブロックのダイナミックレンジDR
より小さいものとなる。従って、このサブブロックで
は、量子化ビット数がもとのkビットより少なくて良
い。この実施例では、量子化に不必要なビットを最上位
ビットから削除するので、図2Cの例では、2個のサブ
ブロックの内で、ブロックの最大値MAXを含まないサ
ブブロックのコード信号のビット数をより減少できる。
【0016】すなわち、各画素データを4ビット固定長
に圧縮する、4ビットADRCでは、4、3、2、1、
0ビットの合計5状態が存在する。1ビットおよび0ビ
ットを同一表現すると、4状態となり、2ビットで表現
できる。従って、あるサブブロックに関して、(4ビッ
ト×m×n)必要であったデータ量は、必要ビット数が
1ビットの場合では、(1ビット×m×n+2)に減少
できる。上述の例では、サブブロックの64ビットのデ
ータ量を18ビットに減少することができる。勿論、量
子化に必要なビット数が4ビットの場合には、データ量
が2ビット増えるが、サブブロック内では、隣接データ
の相関が一般的に強いので、データ量の削減が可能であ
る。
【0017】図1におけるコード化回路9は、サブブロ
ックの必要ビット数を表す2ビットのフラグを生成する
ためのもので、このフラグが出力端子12に取り出され
ると共に、データ変換回路10に供給される。例えばサ
ブブロック内のコード信号の最大値を検出することによ
って、必要ビット数が4状態の何れかを決定でき、その
結果の2ビットのフラグが生成される。データ変換回路
10では、フラグに応答したビット数をコード信号DT
から削除し、必要ビット数のコード信号に変換する。こ
のビット数の削減は、MSBから下位に向かってなされ
る。
【0018】出力端子11には、ダイナミックレンジD
Rが取り出され、コード化回路9からの必要ビット数を
示すフラグが出力端子12に取り出され、データ変換回
路10の出力コードが出力端子13に取り出され、ブロ
ックの最小値MINが出力端子14に取り出される。こ
れらの符号化出力が図示しないが、フレーム化回路に供
給される。フレーム回路は、符号化出力に対して同期信
号の付加、エラー訂正符号の符号化処理がなされる。フ
レーム化回路から取り出された伝送データは、例えば回
転ヘッドによって磁気テープに記録される。
【0019】なお、受信(または再生)側は、図示され
てないが、フラグからコード信号を4ビット一定のもの
に変換し、この変換後のコード信号を先に提案されてい
るADRCの復号と同様の方法で復号する。
【0020】以上の説明では、固定長ADRCに対して
この発明を適用しているが、この発明は、可変長ADR
Cに対しても適用することができる。また、この発明
は、DCTとADRCとを組み合わせたハイブリッド符
号に対しても適用できる。さらに、各サブブロックの必
要量子化ビット数は、サブブロックの標準偏差等から決
定しても良い。よりさらに、この発明は、ディジタルビ
デオ信号に限らずディジタルオーディオ信号の符号化に
対しても適用することができる。
【0021】
【発明の効果】この発明によれば、ブロック毎に量子化
ビット数が定まる符号化において、符号化出力の必要伝
送データ量を低減できる。また、データ表現を効率化し
ているので、画像データならば画質を向上でき、オーデ
ィオデータならば音質を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例のブロック図である。
【図2】この発明におけるサブブロックの分割の一例と
コード信号の値の一例を示す略線図である。
【符号の説明】
8 量子化回路 9 必要量子化ビット数を示すフラグを生成するコード
化回路 10 不必要なビットを削減するためのデータ変換回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−302534(JP,A) 特開 昭61−144989(JP,A) 特開 昭62−92620(JP,A) 特開 平1−114177(JP,A) 特開 昭63−158989(JP,A) 特開 平3−214987(JP,A) 特開 平4−189089(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 7/50 H04N 7/24

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブロック化された入力データを量子化す
    る量子化器においてブロック内のダイナミックレンジに基づいて、上記ブロ
    ック毎に量子化ビット数を定め、上記量子化ビット数
    で、入力データの量子化を行う量子化手段と、 記ブロックを分割してなる特定領域毎に、上記特定領
    域内の上記量子化されたデータに基づいて、必要量子化
    ビット数を決定する決定手段と、 上記特定領域毎に伝送量子化ビット数を決定された上記
    必要量子化ビット数へ変更するための変更手段とを有す
    る量子化器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の量子化器であって、 上記決定手段は、さらに上記必要量子化ビット数をコー
    ド化することを特徴とする量子化器。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の量子化器であって、 上記決定手段は、上記特定領域の量子化結果の最大値か
    ら上記必要量子化ビット数を決定することを特徴とする
    量子化器。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の量子化器であって、 上記変更手段は、最上位ビットから下位に向かう順序で
    不必要なビットを削除するものであることを特徴とする
    量子化器。
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