JP3225642B2 - 耐摩耗性のすぐれた鉛含浸Fe基焼結合金製電気車のパンタグラフすり板材 - Google Patents
耐摩耗性のすぐれた鉛含浸Fe基焼結合金製電気車のパンタグラフすり板材Info
- Publication number
- JP3225642B2 JP3225642B2 JP31137992A JP31137992A JP3225642B2 JP 3225642 B2 JP3225642 B2 JP 3225642B2 JP 31137992 A JP31137992 A JP 31137992A JP 31137992 A JP31137992 A JP 31137992A JP 3225642 B2 JP3225642 B2 JP 3225642B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- based sintered
- sintered alloy
- wear resistance
- excellent wear
- alloy
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Powder Metallurgy (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、特に高速で走行する
電気車に用いた場合にすぐれた耐摩耗性を発揮する鉛含
浸Fe基焼結合金製パンタグラフすり板材に関するもの
である。
電気車に用いた場合にすぐれた耐摩耗性を発揮する鉛含
浸Fe基焼結合金製パンタグラフすり板材に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開昭62−50445号
公報に記載される通り、電気車のパンタグラフすり板材
の製造に、いずれも全体に占める割合で、分散相形成成
分とて、 Mo:0.1〜8%, Fe−Mo合金:1〜15%、 を含有し、さらに必要に応じて、 Cr:1〜15%、 を含有し、素地形成成分として、 Cu:0.1〜5%, Ni:0.1〜5%, C:0.02〜0.5%、 を含有し、残りがFeと不可避不純物からなる組成[以
上重量%(質量%に同じ)、以下%は重量%(質量%)
を示す]、並びに、5〜30%の気孔率、を有するFe
基焼結合金に、PbまたはPb合金を含浸してなる鉛含
浸Fe基焼結合金をはじめ、その他多くの材料が用いら
れていることは良く知られるところである。
公報に記載される通り、電気車のパンタグラフすり板材
の製造に、いずれも全体に占める割合で、分散相形成成
分とて、 Mo:0.1〜8%, Fe−Mo合金:1〜15%、 を含有し、さらに必要に応じて、 Cr:1〜15%、 を含有し、素地形成成分として、 Cu:0.1〜5%, Ni:0.1〜5%, C:0.02〜0.5%、 を含有し、残りがFeと不可避不純物からなる組成[以
上重量%(質量%に同じ)、以下%は重量%(質量%)
を示す]、並びに、5〜30%の気孔率、を有するFe
基焼結合金に、PbまたはPb合金を含浸してなる鉛含
浸Fe基焼結合金をはじめ、その他多くの材料が用いら
れていることは良く知られるところである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、電気車の高速化
はめざましく、これに伴ない、パンタグラフすり板材に
もより一層の耐摩耗性が要求されるが、上記の従来鉛含
浸Fe基焼結合金製電気車のパンタグラフすり板材にお
いては、例えば電気車の速度が250km/hrを越える
と、急速に摩耗が進行し、比較的短時間で使用寿命に至
るのが現状である。
はめざましく、これに伴ない、パンタグラフすり板材に
もより一層の耐摩耗性が要求されるが、上記の従来鉛含
浸Fe基焼結合金製電気車のパンタグラフすり板材にお
いては、例えば電気車の速度が250km/hrを越える
と、急速に摩耗が進行し、比較的短時間で使用寿命に至
るのが現状である。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者等は、
上述のような観点から、電気車の高速走行にもすぐれた
耐摩耗性を発揮するパンタグラフすり板を開発すべく研
究を行なった結果、電気車のパンタグラフすり板材を、
いずれも全体に占める割合で、硬質のFeとMoとSi
とCrの金属間化合物(以下、Fe−Mo−Si−Cr
金属間化合物で示す)、または前記Fe−Mo−Si−
Cr金属間化合物およびFeとMoとSiの金属間化合
物(以下、Fe−Mo−Si金属間化合物で示す):5
〜30%、を含有し、さらに素地形成成分として、 Cu:7〜40%と、 Sn:0.05〜4%, Ni:0.1〜5%、 のうちの1種または2種、を含有し、残りがFeと不可
避不純物からなる組成、並びに、5〜15%の気孔率、
を有するFe基焼結合金に、PbまたはPb合金を含浸
してなる鉛含浸Fe基焼結合金で構成すると、この結果
の鉛含浸Fe基焼結合金製電気車のパンタグラフすり板
材は、特に上記Fe基焼結合金を構成するFe−Mo−
Si−Cr金属間化合物、または前記Fe−Mo−Si
−Cr金属間化合物とFe−Mo−Si金属間化合物の
作用で、高速走行でも相手材であるトロリ線を損傷する
ことなく、すぐれた耐摩耗性を示すようになるという研
究結果を得たのである。
上述のような観点から、電気車の高速走行にもすぐれた
耐摩耗性を発揮するパンタグラフすり板を開発すべく研
究を行なった結果、電気車のパンタグラフすり板材を、
いずれも全体に占める割合で、硬質のFeとMoとSi
とCrの金属間化合物(以下、Fe−Mo−Si−Cr
金属間化合物で示す)、または前記Fe−Mo−Si−
Cr金属間化合物およびFeとMoとSiの金属間化合
物(以下、Fe−Mo−Si金属間化合物で示す):5
〜30%、を含有し、さらに素地形成成分として、 Cu:7〜40%と、 Sn:0.05〜4%, Ni:0.1〜5%、 のうちの1種または2種、を含有し、残りがFeと不可
避不純物からなる組成、並びに、5〜15%の気孔率、
を有するFe基焼結合金に、PbまたはPb合金を含浸
してなる鉛含浸Fe基焼結合金で構成すると、この結果
の鉛含浸Fe基焼結合金製電気車のパンタグラフすり板
材は、特に上記Fe基焼結合金を構成するFe−Mo−
Si−Cr金属間化合物、または前記Fe−Mo−Si
−Cr金属間化合物とFe−Mo−Si金属間化合物の
作用で、高速走行でも相手材であるトロリ線を損傷する
ことなく、すぐれた耐摩耗性を示すようになるという研
究結果を得たのである。
【0005】したがって、この発明は、上記研究結果に
もとづいてなされたものであって、以下にパンタグラフ
すり板材を構成するFe基焼結合金の成分組成および気
孔率を上記の通りに限定した理由を説明する。
もとづいてなされたものであって、以下にパンタグラフ
すり板材を構成するFe基焼結合金の成分組成および気
孔率を上記の通りに限定した理由を説明する。
【0006】A. 成分組成 (a) 金属間化合物 これらの成分はいずれもビッカース硬さ(Hv)で80
0〜1300(Fe−Mo−Si−Cr金属間化合物は
Hv:1000〜1300、Fe−Mo−Si金属間化
合物はHv:800〜1100)の高硬度を有し、すり
板材の摺動面直下の表面部にあっては、摺動に伴なう素
地の塑性変形を抑制し、またすり板材の摺動面に露出し
た状態では、これの結晶形が六方晶であるのに対して、
相手材であるトロリ線を構成する銅材の結晶形が立方晶
であることから、相互凝着性およびアブレイシブ性(砥
粒性)が小さく、さらに実用時に潤滑性のある酸化被膜
が形成されることと合まって、相手攻撃性の小さい状態
で、特に高速走行下でのすり板材の耐摩耗性を著しく向
上させる作用をもつが、その含有量が5%未満では前記
作用に所望の効果が得られず、一方その含有量が30%
を越えると強度が低下するようになることから、その含
有量を5〜30%と定めた。
0〜1300(Fe−Mo−Si−Cr金属間化合物は
Hv:1000〜1300、Fe−Mo−Si金属間化
合物はHv:800〜1100)の高硬度を有し、すり
板材の摺動面直下の表面部にあっては、摺動に伴なう素
地の塑性変形を抑制し、またすり板材の摺動面に露出し
た状態では、これの結晶形が六方晶であるのに対して、
相手材であるトロリ線を構成する銅材の結晶形が立方晶
であることから、相互凝着性およびアブレイシブ性(砥
粒性)が小さく、さらに実用時に潤滑性のある酸化被膜
が形成されることと合まって、相手攻撃性の小さい状態
で、特に高速走行下でのすり板材の耐摩耗性を著しく向
上させる作用をもつが、その含有量が5%未満では前記
作用に所望の効果が得られず、一方その含有量が30%
を越えると強度が低下するようになることから、その含
有量を5〜30%と定めた。
【0007】(b) Cu Cu成分には、一部がFeに固溶して、これを強化し、
かつこのFeと共に強固な素地を形成するほか、電気伝
導性および耐アーク性を向上させる作用があるが、その
含有量が7%未満では前記作用に所望の効果が得られ
ず、一方その含有量が40%を越えると、相手材である
Cu製トロリ線との凝着性が増大し、耐摩耗性低下の原
因となることから、その含有量を7〜40%と定めた。
かつこのFeと共に強固な素地を形成するほか、電気伝
導性および耐アーク性を向上させる作用があるが、その
含有量が7%未満では前記作用に所望の効果が得られ
ず、一方その含有量が40%を越えると、相手材である
Cu製トロリ線との凝着性が増大し、耐摩耗性低下の原
因となることから、その含有量を7〜40%と定めた。
【0008】(c) SnおよびNi これらの成分には、素地を形成するCuに固溶し、さら
にNiは同じく素地を形成するFeに固溶して、これを
強化する作用があるが、その含有量が、それぞれSn:
0.05%未満およびNi:0.1%未満では前記作用
に所望の効果が得られず、一方その含有量がSn:4
%,Ni:5%を越えると、FeおよびCuへの固溶割
合が多くなりすぎて脆化するようになることから、その
含有量をSn:0.05〜4%,Ni:0.1〜5%と
定めた。
にNiは同じく素地を形成するFeに固溶して、これを
強化する作用があるが、その含有量が、それぞれSn:
0.05%未満およびNi:0.1%未満では前記作用
に所望の効果が得られず、一方その含有量がSn:4
%,Ni:5%を越えると、FeおよびCuへの固溶割
合が多くなりすぎて脆化するようになることから、その
含有量をSn:0.05〜4%,Ni:0.1〜5%と
定めた。
【0009】B. 気孔率 その割合が5%未満では、Fe基焼結合金に含浸される
PbまたはPb合金の割合が少なすぎて、このPbおよ
びPb合金によってもたらされるすぐれた潤滑性を確保
することができず、一方その割合が15%を越えると、
Fe基焼結合金の強度、すなわちすり板材の強度が低下
するばかりでなく、耐アーク性も低下するようになって
摩耗が急激に進行するようになることから、その割合を
5〜15%と定めた。
PbまたはPb合金の割合が少なすぎて、このPbおよ
びPb合金によってもたらされるすぐれた潤滑性を確保
することができず、一方その割合が15%を越えると、
Fe基焼結合金の強度、すなわちすり板材の強度が低下
するばかりでなく、耐アーク性も低下するようになって
摩耗が急激に進行するようになることから、その割合を
5〜15%と定めた。
【0010】
【実施例】つぎに、この発明のパンタグラフすり板材を
実施例により具体的に説明する。原料粉末として、粒
度:−80メッシュのアトマイズ鉄粉、同−100メッ
シュの電解銅粉、Sn:10%含有の粒度:−100メ
ッシュのアトマイズ青銅粉、平均粒径:1.5μmのカ
ーボニルNi粉、粒度:−30メッシュのFe−Mo−
Si金属間化合物(Fe−40%Mo−10%Si)お
よびFe−Mo−Si−Cr金属間化合物(Fe−40
%Mo−10%Si−2%Cr)のアトマイズ粉、を用
意し、これら原料粉末を表1に示される配合組成に配合
し、混合した後、3〜6ton/cm2 (300〜600MP
a)の範囲の所定の圧力で圧粉体にプレス成形し、この
圧粉体をアンモニア分解ガス雰囲気中、900〜105
0℃の範囲内の所定の温度に60分間保持の条件で焼結
して、実質的に配合組成と同じ組成、並びに同じく表1
に示される気孔率をもったFe基焼結合金を製造し、つ
いでこれらのFe基焼結合金に純鉛(表1の気孔率の
欄:無印)またはPb−30%Snの組成をもったPb
合金(同*印)を含浸することにより幅:25mm×長
さ:80mm×厚さ:10mmの寸法をもった本発明鉛含浸
Fe基焼結合金製電気車のパンタグラフすり板材(以下
本発明すり板という)1〜8を製造した。
実施例により具体的に説明する。原料粉末として、粒
度:−80メッシュのアトマイズ鉄粉、同−100メッ
シュの電解銅粉、Sn:10%含有の粒度:−100メ
ッシュのアトマイズ青銅粉、平均粒径:1.5μmのカ
ーボニルNi粉、粒度:−30メッシュのFe−Mo−
Si金属間化合物(Fe−40%Mo−10%Si)お
よびFe−Mo−Si−Cr金属間化合物(Fe−40
%Mo−10%Si−2%Cr)のアトマイズ粉、を用
意し、これら原料粉末を表1に示される配合組成に配合
し、混合した後、3〜6ton/cm2 (300〜600MP
a)の範囲の所定の圧力で圧粉体にプレス成形し、この
圧粉体をアンモニア分解ガス雰囲気中、900〜105
0℃の範囲内の所定の温度に60分間保持の条件で焼結
して、実質的に配合組成と同じ組成、並びに同じく表1
に示される気孔率をもったFe基焼結合金を製造し、つ
いでこれらのFe基焼結合金に純鉛(表1の気孔率の
欄:無印)またはPb−30%Snの組成をもったPb
合金(同*印)を含浸することにより幅:25mm×長
さ:80mm×厚さ:10mmの寸法をもった本発明鉛含浸
Fe基焼結合金製電気車のパンタグラフすり板材(以下
本発明すり板という)1〜8を製造した。
【0011】さらに、原料粉末として、上記のアトマイ
ズ鉄粉、電解銅粉、およびカーボニルNi粉のほかに、
粒度:−30メッシュの粉砕Fe−Mo合金粉(Mo:
60%含有)および平均粒径:3μmの還元Mo粉、さ
らに平均粒径:1μmの炭素粉末を用い、これら原料粉
末を同じく表1に示される配合組成、すなわちFe−3
%Mo−6%(Fe−Mo合金)−1.5%Ni−1%
Cu−0.1%Cに配合する以外は同一の条件で、上記
の特開昭62−50445号公報に記載される材料に相
当する組成をもった従来鉛含浸Fe基焼結材料製電気車
のパンタグラフすり板材(以下従来すり板材という)を
それぞれ製造した。
ズ鉄粉、電解銅粉、およびカーボニルNi粉のほかに、
粒度:−30メッシュの粉砕Fe−Mo合金粉(Mo:
60%含有)および平均粒径:3μmの還元Mo粉、さ
らに平均粒径:1μmの炭素粉末を用い、これら原料粉
末を同じく表1に示される配合組成、すなわちFe−3
%Mo−6%(Fe−Mo合金)−1.5%Ni−1%
Cu−0.1%Cに配合する以外は同一の条件で、上記
の特開昭62−50445号公報に記載される材料に相
当する組成をもった従来鉛含浸Fe基焼結材料製電気車
のパンタグラフすり板材(以下従来すり板材という)を
それぞれ製造した。
【0012】
【表1】
【0013】ついで、これらの各種すり板材に対して加
速摩耗試験を行なった。加速摩耗試験は、モータの水平
回転軸に中心を固定することにより直立支持された外
径:2.2mの円板の片側面に、模擬トロリ線として外
径:2m×高さ:15mm×幅:5mmの硬銅リング(JI
S・C1100・BB−H)を50mm偏心して取り付け
た装置を用い、上記硬銅リングに、直径線上の2個所で
すり板材を4kgの押付力で長さ:80mm×幅:25mmの
寸法面を面接触させ、上記模擬トロリ線とすり板間に1
00Aの電流を流しながら、上記円板の回転を5.5分
で260km/hrの回転速度に上げ、この速度に5.5分
間保持した後、5.5分かけて停止を1サイクルとし、
これを4回繰り返すことにより行ない、すり板材の比摩
耗量および相手材である模擬トロリ線の摩耗深さを測定
した。これらの測定結果を、模擬トロリ線5000回転
当りの値に換算し、かつ2本のすり板材の平均値として
同じく表1に示した。
速摩耗試験を行なった。加速摩耗試験は、モータの水平
回転軸に中心を固定することにより直立支持された外
径:2.2mの円板の片側面に、模擬トロリ線として外
径:2m×高さ:15mm×幅:5mmの硬銅リング(JI
S・C1100・BB−H)を50mm偏心して取り付け
た装置を用い、上記硬銅リングに、直径線上の2個所で
すり板材を4kgの押付力で長さ:80mm×幅:25mmの
寸法面を面接触させ、上記模擬トロリ線とすり板間に1
00Aの電流を流しながら、上記円板の回転を5.5分
で260km/hrの回転速度に上げ、この速度に5.5分
間保持した後、5.5分かけて停止を1サイクルとし、
これを4回繰り返すことにより行ない、すり板材の比摩
耗量および相手材である模擬トロリ線の摩耗深さを測定
した。これらの測定結果を、模擬トロリ線5000回転
当りの値に換算し、かつ2本のすり板材の平均値として
同じく表1に示した。
【0014】
【発明の効果】表1に示される結果から、本発明すり板
材1〜8は、いずれも従来すり板材と同等の低い相手攻
撃性を示した状態で、これより一段とすぐれた耐摩耗性
を示すことが明らかである。上述のように、この発明の
パンタグラフすり板材は、通常走行は勿論のこと、特に
高速走行の電気車に用いた場合にもすぐれた耐摩耗性を
発揮し、使用寿命の一段の延命化を可能とするものであ
る。
材1〜8は、いずれも従来すり板材と同等の低い相手攻
撃性を示した状態で、これより一段とすぐれた耐摩耗性
を示すことが明らかである。上述のように、この発明の
パンタグラフすり板材は、通常走行は勿論のこと、特に
高速走行の電気車に用いた場合にもすぐれた耐摩耗性を
発揮し、使用寿命の一段の延命化を可能とするものであ
る。
フロントページの続き (72)発明者 佐野 守彦 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4 号 東海旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 西野 仁 大阪府大阪市北区芝田二丁目4番24号 (72)発明者 岩瀬 勝 埼玉県南埼玉郡宮代町学園台4−1 日 本工業大学内 (72)発明者 森 正美 埼玉県南埼玉郡宮代町学園台4−1 日 本工業大学内 (72)発明者 寺岡 利雄 新潟県新潟市小金町3−1 三菱マテリ アル株式会社 新潟製作所内 (72)発明者 岩橋 俊三 新潟県新潟市小金町3−1 三菱マテリ アル株式会社 新潟製作所内 (56)参考文献 特開 平4−17646(JP,A) 特開 昭62−50445(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C22C 38/00 - 38/60 B22F 3/26 C22C 33/02
Claims (1)
- 【請求項1】 いずれも全体に占める重量割合(質量割
合)で、 硬質のFeとMoとSiとCrの金属間化合物、または
前記FeとMoとSiとCrの金属間化合物およびFe
とMoとSiの金属間化合物:5〜30%、 を含有し、さらに素地形成成分として、 Cu:7〜40%と、 Sn:0.05〜4%, Ni:0.1〜5%、 のうちの1種または2種、 を含有し、残りがFeと不可避不純物からなる組成、 並びに5〜15%の気孔率、 を有するFe基焼結合金に、PbまたはPb合金を含浸
してなる鉛含浸Fe基焼結合金で構成したことを特徴と
する耐摩耗性のすぐれた鉛含浸Fe基焼結合金製電気車
のパンタグラフすり板材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31137992A JP3225642B2 (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | 耐摩耗性のすぐれた鉛含浸Fe基焼結合金製電気車のパンタグラフすり板材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31137992A JP3225642B2 (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | 耐摩耗性のすぐれた鉛含浸Fe基焼結合金製電気車のパンタグラフすり板材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07166306A JPH07166306A (ja) | 1995-06-27 |
JP3225642B2 true JP3225642B2 (ja) | 2001-11-05 |
Family
ID=18016472
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31137992A Expired - Fee Related JP3225642B2 (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | 耐摩耗性のすぐれた鉛含浸Fe基焼結合金製電気車のパンタグラフすり板材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3225642B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110042317B (zh) * | 2019-03-29 | 2021-07-16 | 湖北汽车工业学院 | 一种高耐磨Fe-Cu基粉末冶金复合材料及制备方法 |
-
1992
- 1992-10-27 JP JP31137992A patent/JP3225642B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07166306A (ja) | 1995-06-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3225642B2 (ja) | 耐摩耗性のすぐれた鉛含浸Fe基焼結合金製電気車のパンタグラフすり板材 | |
JP2853564B2 (ja) | 耐摩耗性のすぐれた鉛含浸Fe基焼結合金製集電用パンタグラフすり板材 | |
JP3111740B2 (ja) | 高速電気車用鉛含浸Fe基焼結合金製パンタグラフすり板材 | |
JP3111739B2 (ja) | 高速電気車用鉛含浸Fe基焼結合金製パンタグラフすり板材 | |
JPH07170604A (ja) | 耐摩耗性のすぐれた鉛含浸Cu基焼結合金製電気車のパンタグラフすり板材 | |
JPH07170605A (ja) | 耐摩耗性のすぐれた鉛含浸Cu基焼結合金製電気車のパンタグラフすり板材 | |
JP2853563B2 (ja) | 耐摩耗性のすぐれた鉛含浸Fe基焼結合金製集電用パンタグラフすり板材 | |
JPH06279907A (ja) | 高速電気車の集電装置用w基焼結合金製すり板材 | |
JPH06279908A (ja) | 高速電気車の集電装置用w基焼結合金製すり板材 | |
JPH07138615A (ja) | 耐摩耗性のすぐれたPb含浸Fe基焼結合金製電気車のパンタグラフすり板材 | |
JPH06212339A (ja) | 高速電気車の集電装置用Mo基焼結合金製すり板材 | |
JPH06287673A (ja) | 高速電気車の集電装置用w基焼結合金製すり板材 | |
JPH06207237A (ja) | 高速電気車の集電装置用w基焼結合金製すり板材 | |
JPH0820850A (ja) | 耐摩耗性に優れた鉛含浸Fe基焼結合金製の集電用パンタグラフすり板材 | |
JPH06279909A (ja) | 高速電気車の集電装置用w基焼結合金製すり板材 | |
JPH0874009A (ja) | 耐摩耗性に優れた鉛含浸Fe基焼結合金製の集電用パンタグラフすり板材 | |
JPH0522802A (ja) | アーク発生の少ない電気車すり板材 | |
JPH05230603A (ja) | 耐摩耗性のすぐれたPb含浸Fe基焼結合金製電気車のパンタグラフすり板材 | |
JPH0833108A (ja) | 耐摩耗性および電気伝導性に優れた銅溶浸Fe基焼結合金製の集電用パンタグラフすり板材 | |
JPH08246110A (ja) | 耐摩耗性に優れた亜鉛含浸Fe−Cu系焼結合金製の集電用パンタグラフすり板材 | |
JPH06108197A (ja) | 耐摩耗性のすぐれた鉛含浸Fe基焼結合金製電気車のパンタグラフすり板材 | |
JPH0833107A (ja) | 耐摩耗性および電気伝導性に優れた銅溶浸Fe基焼結合金製の集電用パンタグラフすり板材 | |
JPH08104958A (ja) | 導電性にすぐれた耐摩耗性Fe基焼結合金製集電用パンタグラフすり板材 | |
JPH08246111A (ja) | 耐摩耗性に優れた亜鉛含浸Fe−Cu系焼結合金製の集電用パンタグラフすり板材 | |
JPH0833110A (ja) | 耐摩耗性および電気伝導性に優れた銅溶浸Fe基焼結合金製の集電用パンタグラフすり板材 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010731 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |