JP3225557B2 - 塗装装置の洗浄方法 - Google Patents

塗装装置の洗浄方法

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JP3225557B2
JP3225557B2 JP28288591A JP28288591A JP3225557B2 JP 3225557 B2 JP3225557 B2 JP 3225557B2 JP 28288591 A JP28288591 A JP 28288591A JP 28288591 A JP28288591 A JP 28288591A JP 3225557 B2 JP3225557 B2 JP 3225557B2
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    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B13/00Machines or plants for applying liquids or other fluent materials to surfaces of objects or other work by spraying, not covered by groups B05B1/00 - B05B11/00
    • B05B13/02Means for supporting work; Arrangement or mounting of spray heads; Adaptation or arrangement of means for feeding work
    • B05B13/04Means for supporting work; Arrangement or mounting of spray heads; Adaptation or arrangement of means for feeding work the spray heads being moved during spraying operation
    • B05B13/0431Means for supporting work; Arrangement or mounting of spray heads; Adaptation or arrangement of means for feeding work the spray heads being moved during spraying operation with spray heads moved by robots or articulated arms, e.g. for applying liquid or other fluent material to 3D-surfaces
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    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
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    • B05B15/00Details of spraying plant or spraying apparatus not otherwise provided for; Accessories
    • B05B15/50Arrangements for cleaning; Arrangements for preventing deposits, drying-out or blockage; Arrangements for detecting improper discharge caused by the presence of foreign matter
    • B05B15/55Arrangements for cleaning; Arrangements for preventing deposits, drying-out or blockage; Arrangements for detecting improper discharge caused by the presence of foreign matter using cleaning fluids
    • B05B15/555Arrangements for cleaning; Arrangements for preventing deposits, drying-out or blockage; Arrangements for detecting improper discharge caused by the presence of foreign matter using cleaning fluids discharged by cleaning nozzles

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塗装作業に用いられる
塗装ロボットや自動塗装機などの塗装装置を洗浄する方
法に関し、洗浄のための付加設備を設けることなく簡単
な方法で塗装装置を洗浄するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の生産ラインにおける塗装工程で
は、塗装作業の完全自動化(無人化)を図って塵埃の除
去による生産効率の向上やコストダウンを達成すべく、
種々の塗装装置が設けられている。
【0003】例えば、図10に示す例では、コンベアに
より搬送される自動車1(ワーク)に対して、塗装ブー
スの側壁2に沿って塗装ロボット3(図11参照)、ド
ア開閉ロボット4、トランクリッド開閉ロボット5、フ
ード開閉ロボット6(何れも図12参照)が配備されて
いる。これら複数のロボットは、自動車の搬送速度に同
期して自動車の搬送方向へ走行装置3a,4a,5a,
6aにより移動するようになっている。一方、塗装ブー
ス内には、上述した塗装ロボット3の他に、レシプロ自
動塗装機7が配備されており、主に自動車の外板に塗料
を吹き付けるように塗装ガン8を往復動するように構成
されている。かかる塗装ロボット3や自動塗装機7など
の塗装装置を用いて塗装作業を構成する組み合わせは種
々に考えられるが、一般的な塗装作業は、レシプロ自動
塗装機7が自動車1の外板を吹き付け、この自動塗装機
7で塗布できない外板の端部や自動車の内部、エンジン
ルーム内部、トランクルーム内部などの内板を塗装ロボ
ット3で吹き付けるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
塗装工程においては、自動車の内部、エンジンルーム内
部、トランクルーム内部等の閉鎖された雰囲気内での塗
装作業であるため、ドア開閉ロボット4やトランクリッ
ド開閉ロボット5、フード開閉ロボット6の各アーム4
b,5b,6bの先端はもちろんのこと、塗装ロボット
3のアーム3bや塗装ガン3c、自動塗装機本体7や塗
装ガン8への塗料ミストの付着がとりわけ顕著であっ
た。
【0005】このような塗料ミストの付着した状況を放
置しておくと、特に静電式塗装ガンでは塗装ガンの先端
部分から高電圧(−30KV〜−100KV)が塗装ガ
ン本体の表面を通してリークする現象が発生し、塗料へ
の高電圧印加が不可能な状況となってロボット本体等の
導電体を通して電流がアースされることとなる。その結
果、過電流、漏電現象を生じ、火花が発生して安全回路
の故障時には火災を引き起こす危険性がある。さらに、
塗装ガンやアームの表面に塗料ミストが堆積していく
と、塗装作業中にこの塗料ミストが自動車ボディ等の表
面に落下して付着し、塗装不良を招くという不具合も生
じる。
【0006】そこで、従来は、塗装ロボットの近傍に洗
浄装置を配備し、塗料ミストの付着がとりわけ顕著であ
る塗装ガンを塗装作業のインターバル時間内に適宜自動
的に洗浄するように配慮されていた。そして、各ロボッ
トのアーム部分等は塗料ミストの付着範囲が比較的広い
ことから、例えば休憩時間等に作業者が自らの手によっ
て塗料ミストを除去する作業が実施されていた。このよ
うな人手による洗浄作業は作業者にとって極めて煩わし
いものであると共に、自動車の生産効率の低下、ひいて
は高価格化を招くこととなるため、各ロボットのアーム
部分等を自動的に洗浄する装置の配置等が提案されてい
る。
【0007】ところが、このような洗浄装置の配置には
多大な設備費を要することとなり、結果的にトータル的
なコストダウンを図り得ないことになる。本発明は、こ
のような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであ
り、洗浄のための付加設備を何ら用いることなく、ま
た、作業者の手を煩わせることなく、極めて効率的に塗
装ロボットや自動塗装機などの塗装装置を洗浄すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、塗装作業に用いられる複数の塗装ロボット
を洗浄する方法であって、前記塗装ロボットにそれぞれ
洗浄液および乾燥用エアーを吐出させる吹付け部材を設
け、隣接して設けられた各塗装ロボットが走行装置によ
り相互に近接離間移動し、他の塗装ロボットに一方の塗
装ロボットの前記吹付け部材から洗浄液および乾燥用エ
アーを吹付けて洗浄することを特徴とする塗装装置の洗
浄方法である。また、上記目的は、塗装作業に用いられ
る自動塗装機を洗浄する方法であって、前記自動塗装機
の近傍に配備された塗装作業に用いられる塗装ロボット
に洗浄液および乾燥用エアーを吐出させる吹付け部材を
設け、当該塗装ロボットが走行装置により自動塗装機へ
移動し、該自動塗装機に前記塗装ロボットの吹付け部材
から洗浄液および乾燥用エアーを吹付けて洗浄すること
を特徴とする塗装装置の洗浄方法によっても達成するこ
とができる。このとき、塗装作業に用いられかつ前記吹
付け部材を有する塗装ロボットから、洗浄すべき塗装作
業に用いられる塗装ロボットまたは自動塗装機に対して
洗浄液および乾燥用エアーを吹付ける際に、前記塗装ロ
ボットまたは自動塗装機が予め教示されたプログラムに
従って適宜洗浄され易い姿勢をとることが好ましい。
【0009】
【作用】塗装作業を終了したときなどに、塗装ロボット
に設けられた吹付け部材に洗浄液を供給し、この塗装ロ
ボットから他の塗装ロボットあるいは自動塗装機に対し
て洗浄液を供給してこれらに付着した塗料ミスト等を洗
い流す。その後、吹付け部材に乾燥用エアーを供給し、
この塗装ロボットから他の塗装ロボットあるいは自動塗
装機に向って乾燥用エアーを吹付けて洗浄液を乾燥させ
る。複数の塗装ロボットが配備されている場合は、各塗
装ロボットが互いに他の塗装ロボットを洗浄する。ま
た、被洗浄体である塗装ロボットや自動塗装機は、洗浄
液および乾燥用エアーが供給されている間は適宜洗浄さ
れ易い姿勢をとって、塗装ロボットや自動塗装機の洗浄
作業を容易にする。
【0010】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の一実施例
を説明する。なお、以下の実施例は本発明を具体化した
一例であって本発明の技術的範囲を限定する性格のもの
ではない。図1および図2は本発明の一実施例に係る洗
浄方法を実施する場合の手順を示すフローチャート、図
3は同実施例に係る洗浄方法の実施状況を説明する斜視
図、図4は本発明の洗浄方法を実施する際に用いること
のできる洗浄装置を示す図であって、図4(A)は平面
図であり、図4(B)は図4(A)のB−B線に沿う断
面図である。
【0011】本実施例に係る洗浄方法は、複数の塗装ロ
ボットの塗装ガンからそれぞれ洗浄用シンナーおよび乾
燥用エアーを吐出させ、各塗装ロボットが相互に他の塗
装ロボットを洗浄するように構成している。このとき、
他の塗装ロボットは、適宜洗浄されやすい姿勢をとるよ
うに動作する。そして、このような洗浄方法の実施の際
の各塗装ロボットにおける動作は、予め教示されたプロ
グラムに従って遂行されるようになっている。
【0012】この洗浄方法では、上述した塗装ガンに代
えて専用の洗浄用ガンを各塗装ロボットのアームに取り
付けて構成することもできるが、洗浄液や乾燥用エアー
を吹出す吹付け部材であれば良い。また、上述したよう
な塗装ロボットに代えてドア開閉ロボット、トランクカ
バー開閉ロボット、フード開閉ロボットの各アームに洗
浄用ガンを取り付けて各ロボットを相互に洗浄させるよ
うに構成しても良い。
【0013】例えば、2台の塗装ロボットを相互に洗浄
する場合であって、塗装を行うワーク(自動車)の数が
N台に達する毎に各塗装ロボットの塗装ガンを洗浄し、
さらに休憩時間等のラインストップ毎に各塗装ロボット
のアームまでも洗浄する場合の手順について、図1、図
2、図3、および図4(A)(B)を参照しながら説明
する。
【0014】図3に示すように、塗装ブース内に隣接し
て設けられた2台の塗装ロボット10,11が走行装置
16により互いに近接離間移動できるようになってい
る。これらの塗装ロボットのアーム10b,11bの先
端には自動車に対して所望の塗料を吹付けるための塗装
ガン10a,11aが取り付けられており、図示しない
制御手段によって予め教示された塗装プログラムに従っ
て動作するようになっている。この塗装ガン10a,1
1aには、図8に示すような塗料供給装置17が接続さ
れており、当該塗料供給装置の制御手段からの指令に基
づいて所望の塗料、洗浄シンナー、霧化エアー、パター
ンエアーを塗装ガンへ供給する。図8中、「18」は塗
料A,B,…、洗浄シンナーから所望の塗料を選択して
塗装ガンへ供給するカラーチェンジバルブであり、「1
9」はこの塗料を圧送するためのギヤポンプである。ま
た「20」は霧化エアーと加温エアーとの切替えを行う
切替えバルブ、「21」はパターンエアーと加温エアー
との切替えを行う切替えバルブである。
【0015】洗浄方法としては、まず、塗装を行ったワ
ーク(自動車)の数を計数するカウンタをリセットし
(ステップ1)、塗装ロボット10,11にてワークに
対し塗装作業を施す(ステップ2)。この塗装作業が各
ワークに対して終了する毎にカウンタに1を加算してい
く(ステップ3)。そして、作業終了(ラインストッ
プ)ではなく(ステップ4)、かつカウンタの計数値が
Nになるまではステップ2乃至3の処理を繰り返し実施
する。
【0016】カウンタの計数値がNになったと判断され
た場合には(ステップ5)、塗装ロボットの塗装ガン1
0a,11aに対して洗浄を行う場合のプログラムに基
づいて動作が開始される。この塗装ガンの洗浄は、ま
ず、各塗装ロボット毎に設けられた洗浄装置12(図4
参照)に塗装ガン10a,11aを移動し(ステップ
6)、各塗装ガンを洗浄装置の上部開口13より洗浄装
置内部へ挿入する。ついで、洗浄装置内部に配設された
複数のノズル14からシンナーを吐出し、このシンナー
によって塗装ガン10a,11aの洗浄を行う。その
後、ノズル14から乾燥用エアーを吐出し、塗装ガンを
乾燥する。なお、洗浄によって汚れたシンナーは、洗浄
装置12の底部に設けられたベンチュリポンプ15によ
り排出する(ステップ7)。
【0017】このようにして塗装ガン10a,11aに
対する洗浄および乾燥作業が終了すると、各塗装ロボッ
ト10,11はそれぞれの塗装原点位置へ復帰する(ス
テップ8)。そして、上述した場合と同様、ステップ1
乃至3の手順にて示す塗装作業が実施され、休憩時間な
どによるラインストップの信号が入力されると(ステッ
プ4)、塗装ロボットは停止する(ステップ9)。
【0018】すると、塗装ロボットを相互に洗浄する洗
浄プログラムに従って、各塗装ロボットが動作し、ま
ず、塗装ロボット10,11の塗装ガン10a,11a
がそれぞれの洗浄装置12の位置まで移動し(ステップ
10a)、各塗装ガンを各洗浄装置内部に挿入する。そ
して、塗装ロボットの配管経路内に塗料に代えて洗浄用
シンナーを供給することにより、塗装ガンの先端から前
色の塗料を排出し、塗装ロボットの各配管経路内を洗浄
用シンナーにて満たす(ステップ10b)。
【0019】その後、それぞれの塗装ガン10a,11
aを洗浄装置12内から抜き出し、一方の塗装ロボット
11により他方の塗装ロボット10に対する洗浄作業を
実施する(ステップ10c)。すなわち、一方の塗装ロ
ボット11は他方の塗装ロボット10に向かって動作
し、塗装ガン11aからシンナーおよびエアーを吐出し
て塗装ロボット10のアーム10bおよび塗装ガン10
aへ向けて吹き付ける。このとき、他方の塗装ロボット
10は一方の塗装ロボット11側へ向けて動作すると共
にシンナーが流れ易いようにアーム10bをほぼ垂直の
状態にする。そして、アーム10bや塗装ガン10aを
回転させることにより、塗装ロボット11によって洗浄
され易い姿勢をとるように動作する。このようにして一
方の塗装ロボット11による他方の塗装ロボット10の
洗浄作業を行う。引き続き、上述した手順と同様にし
て、他方の塗装ロボット10により一方の塗装ロボット
11の洗浄作業を実施する(ステップ10d)。
【0020】塗装ロボット10,11を相互に洗浄する
と、塗装ロボットの各塗装ガン10a,11aを再び洗
浄装置12内に挿入する(ステップ10e)。そして、
塗装ロボットの配管経路内に圧縮エアーを供給して当該
配管経路内に存在しているシンナーを排出する(ステッ
プ10f)。その後、塗装ガンをそれぞれの洗浄装置か
ら抜き出し、まず、一方の塗装ロボット11により他方
の塗装ロボット10に対する乾燥作業を実施する(ステ
ップ10g)。この乾燥作業は、塗装ロボット11を塗
装ロボット10に向けて動作させ、塗装ガン11aから
エアーを吐出して塗装ロボット10に吹き付ける。この
とき、塗装ロボット10を塗装ロボット11に向けて動
作させ、アーム10bや塗装ガン10aを回転動作させ
て乾燥され易い姿勢を取るように動作させる。このよう
にして、塗装ロボット10に対する乾燥作業を終了する
と、引き続き、上述した手順と同様にして、塗装ロボッ
ト10にて塗装ロボット11に対する乾燥作業を実施す
る。
【0021】塗装ロボット10,11の相互を乾燥する
と、塗装ロボットの塗装ガン10a,11aを再度それ
ぞれの洗浄装置12へ挿入する。そして、次の塗装作業
にて使用すべき色彩の塗料が塗装ロボットの各配管経路
内に供給される。なお、この作業は塗装ガンから塗料が
押し出された時点で停止し、その後、塗装ロボット1
0,11はそれぞれの塗装原点位置へ復帰して次の塗装
作業に備えて待機する。
【0022】本実施例に係る洗浄方法によれば、作業者
の手を煩わせることなく極めて効率的に塗装ロボットを
洗浄することができる。
【0023】また、本発明の洗浄方法は上述した実施例
の場合のような洗浄装置を用いることなく、常に塗装ロ
ボットのみにて相互に洗浄を行うように構成しても良
い。この場合には、当該システムには何ら付加設備を設
けることなく効率的に、しかも低コストで洗浄を行うこ
とができ、あわせて省スペース化を図り得る。その結
果、塗装ラインのレイアウトを容易に行うことができる
という効果もある。
【0024】図5は本発明の他の実施例に係る洗浄方法
を実施する場合の手順を示すフローチャート、図6は同
実施例に係る洗浄方法の実施状況を説明する平面図、図
7(A)(B)は同実施例に係る洗浄方法の実施状況を
説明する側面図、図8は同実施例に係る洗浄方法を実施
する際に用いることができる塗料供給装置を示す配管系
統図、図9は同じく塗料供給装置の実施状況を説明する
タイムチャートである。
【0025】本実施例に係る洗浄方法は、自動塗装機の
近傍に配備した塗装ロボットの塗装ガンから洗浄用シン
ナーおよび乾燥用エアーを吐出させ、この塗装ロボット
にて自動塗装機の本体や塗装ガンを洗浄するように構成
している。このとき、自動塗装機の塗装ガンは、適宜洗
浄されやすい姿勢をとるように動作する。そして、この
ような洗浄方法の実施の際の塗装ロボットおよび自動塗
装機における動作は、予め教示されたプログラムに従っ
て遂行されるようになっている。
【0026】この洗浄方法では、上述した塗装ガンに代
えて専用の洗浄用ガンを塗装ロボットのアームに取り付
けて構成するようにしても良いし、また、上述したよう
な塗装ロボットに代えてドア開閉ロボット、トランクカ
バー開閉ロボット、フード開閉ロボットのアームに洗浄
用ガンを取り付けて自動塗装機を洗浄させるように構成
しても良い。
【0027】例えば、自動塗装機の近傍に配備された塗
装ロボットにて自動塗装機を洗浄する場合であって、休
憩時間等のラインストップ毎に自動塗装機を洗浄する場
合の手順について、図5、図6、図7(A)(B)、図
8、図9を参照しながら説明する。
【0028】本実施例に係る自動塗装機は、図6に示す
ように、塗装ブース内に門型に固定された本体22を有
しており、この本体に対して左右に往復移動するように
塗装ガン23が取り付けられている。また、自動塗装機
の近傍には少なくとも1台の塗装ロボット24,25、
あるいはドア開閉ロボット、フード開閉ロボット、トラ
ンクリッド開閉ロボットが走行装置26,27を介して
配備されており、搬送装置により塗装ブース内を搬送さ
れる自動車(ワーク)の移動にしたがってこれらのロボ
ット24も追従できるようになっている。図6に示す実
施例では、自動塗装機の近傍に塗装ロボット24を設け
ており、この塗装ロボット24のアーム24bの先端に
取り付けられた塗装ガン24aには図8に示す塗料供給
装置17が接続されている。この塗料供給装置17は、
図示しない制御手段からの指令に基づいて所望の塗料、
洗浄シンナー、霧化エアー、パターンエアーを塗装ガン
へ供給する。なお、図8中、「18」は塗料A,B,
…、洗浄シンナーから所望の塗料を選択して塗装ガンへ
供給するカラーチェンジバルブであり、「19」はこの
塗料を圧送するためのギヤポンプである。また「20」
は霧化エアーと加温エアーとの切替えを行う切替えバル
ブ、「21」はパターンエアーと加温エアーとの切替え
を行う切替えバルブであり、加温エアーは自動塗装機の
乾燥作業を行う場合に用いると効果的な手段である。
【0029】本実施例の洗浄方法は、図5に示す手順で
行われる。まず、休憩時間などによるラインストップの
信号が入力されると(ステップ1)、塗装ロボット2
4,25および自動塗装機22は停止する(ステップ
2)。すると、自動塗装機を洗浄する洗浄プログラムに
従って、自動塗装機22の近傍に配備された塗装ロボッ
ト24が動作し、まず、塗装ロボット24の塗装ガン2
4aがそれぞれの洗浄装置12(図4参照)の位置まで
移動し(ステップ3)、塗装ガン24aを洗浄装置内部
に挿入する。そして、塗装ロボットの配管経路内に塗料
に代えて洗浄用シンナーを供給することにより、塗装ガ
ンの先端から前色の塗料を排出し、塗装ロボットの各配
管経路内を洗浄用シンナーにて満たす(ステップ4)。
【0030】これと同時に、自動塗装機の塗装ガン23
を洗浄位置へ移動させ(ステップ5)、自動塗装機の配
管経路内に塗料に代えて洗浄用シンナーを供給すること
により、塗装ガン23の先端から前色の塗料を排出し
(ステップ6)、ついで自動塗装機の塗装ガンの霧化エ
アーおよびパターンエアーを低圧に切り替えて塗装ガン
先端から僅かにエアーが吐出するようにする(ステップ
8)。これは塗装ロボット24にて自動塗装機の塗装ガ
ン23を洗浄したときに洗浄シンナーが塗装ガン23内
に侵入するのを防止するためである。
【0031】また、塗装ロボット24の塗装ガン24a
を洗浄装置12内から抜き出し、この塗装ロボット24
により自動塗装機22に対する洗浄作業を実施する。す
なわち、塗装ロボット24は自動塗装機22に向かって
動作し(ステップ7)、図7(A)に示すように、塗装
ガン24aからシンナーを吐出して自動塗装機の本体2
2あるいは自動塗装機の周辺機器、および塗装ガン23
へ向けて吹き付ける(ステップ9)。このとき、自動塗
装機の塗装ガン23の先端を洗浄し易いように所定角度
傾斜させるようにしても良い。このようにして塗装ロボ
ット24による自動塗装機の洗浄作業を終了すると、洗
浄シンナーの供給を停止すると共に、図8に示す切替え
バルブ20,21を加温エアーに切り替えて塗装ロボッ
ト24の塗装ガン24aから適度な温度に加熱されたエ
アーを自動塗装機の本体22あるいは周辺機器および塗
装ガン23へ吹付ける(ステップ10)。このときも、
自動塗装機の塗装ガン23を傾斜させ、塗装ガン23の
先端が乾燥され易い姿勢を取るように動作させることが
好ましい。
【0032】自動塗装機22を乾燥すると、自動塗装機
の塗装ガン23および塗装ロボット24の塗装ガン24
aはそれぞれの塗装原点位置へ復帰すると共に、次の塗
装作業にて使用すべき色彩の塗料が自動塗装機22およ
び塗装ロボット24の各配管経路内に供給されて、次の
塗装作業に備えて待機する。
【0033】このように本実施例に係る洗浄方法によれ
ば、作業者の手を煩わせることなく極めて効率的に自動
塗装機を洗浄することができる。
【0034】また、本発明の洗浄方法は上述した実施例
の場合のような洗浄装置を用いることなく、常に塗装ロ
ボットのみにて自動塗装機の洗浄を行うように構成して
も良い。この場合には、当該システムには何ら付加設備
を設けることなく効率的に、しかも低コストで洗浄を行
うことができ、あわせて省スペース化を図り得る。その
結果、塗装ラインのレイアウトを容易に行うことができ
るという効果もある。
【0035】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に記載の発
明では複数の塗装ロボットにそれぞれ洗浄液および乾
燥用エアーを吐出させる吹付け部材を設け、各塗装ロボ
ットが走行装置により近接離間移動して相互に洗浄液お
よび乾燥用エアーを吹付けて洗浄するため、洗浄の付加
設備を何ら用いることなく、しかも作業者の手を煩わせ
ることなく、極めて効率良く塗装ロボットを洗浄するこ
とができる。請求項2に記載の発明では、自動塗装機の
近傍に配備され、塗装作業に用いられる塗装ロボットに
洗浄液および乾燥用エアーを吐出させる吹付け部材を設
け、当該塗装ロボットが走行装置により自動塗装機へ移
動し、当該自動塗装機に洗浄液および乾燥用エアーを吹
付けて洗浄するため、洗浄の付加設備を何ら用いること
なく、しかも作業者の手を煩わせることなく、極めて効
率良く自動塗装機を洗浄することができる。請求項3に
記載の発明では、吹付け部材を有する塗装ロボットか
ら、洗浄すべき塗装作業に用いられる塗装ロボットまた
は自動塗装機に対して、洗浄液および乾燥用エアーを吹
付ける際に、前記塗装ロボットまたは自動塗装機が適宜
洗浄され易い姿勢をとれば、洗浄および乾燥作業をさら
に容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例に係る洗浄方法を実施
する場合の手順を示すフローチャートである。
【図2】図2は同じく本発明の一実施例に係る洗浄方法
を実施する場合の手順を示すフローチャートである。
【図3】図3は同実施例に係る洗浄方法の実施状況を説
明する斜視図である。
【図4】図4は本発明の洗浄方法を実施する際に用いる
ことのできる洗浄装置を示す図であって、図4(A)は
平面図であり、図4(B)は図4(A)のB−B線に沿
う断面図である。
【図5】図5は本発明の他の実施例に係る洗浄方法を実
施する場合の手順を示すフローチャートである。
【図6】図6は同実施例に係る洗浄方法の実施状況を説
明する平面図である。
【図7】図7(A)(B)は同実施例に係る洗浄方法の
実施状況を説明する側面図である。
【図8】図8は同実施例に係る洗浄方法を実施する際に
用いることができる塗料供給装置を示す配管系統図であ
る。
【図9】図9は同じく塗料供給装置の実施状況を説明す
るタイムチャートである。
【図10】図10は従来の塗装ロボットおよび自動塗装
機が用いられている塗装工程を示す平面図である。
【図11】図11は従来の塗装ロボットを示す側面図で
ある。
【図12】図12は従来のフード開閉ロボットを示す側
面図である。
【符号の説明】
10,11,24…塗装ロボット、 10a,11a,24a,23…塗装ガン、 22…自動塗装機。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05D 1/02 B05B 12/00 - 13/06 B05B 15/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗装作業に用いられる複数の塗装ロボッ
    トを洗浄する方法であって、前記塗装ロボットにそれぞ
    れ洗浄液および乾燥用エアーを吐出させる吹付け部材を
    設け、隣接して設けられた各塗装ロボットが走行装置に
    より相互に近接離間移動し、他の塗装ロボットに一方の
    塗装ロボットの前記吹付け部材から洗浄液および乾燥用
    エアーを吹付けて洗浄することを特徴とする塗装装置の
    洗浄方法。
  2. 【請求項2】 塗装作業に用いられる自動塗装機を洗浄
    する方法であって、前記自動塗装機の近傍に配備された
    塗装作業に用いられる塗装ロボットに洗浄液および乾燥
    用エアーを吐出させる吹付け部材を設け、当該塗装ロボ
    ットが走行装置により自動塗装機へ移動し、該自動塗装
    機に前記塗装ロボットの吹付け部材から洗浄液および乾
    燥用エアーを吹付けて洗浄することを特徴とする塗装装
    置の洗浄方法。
  3. 【請求項3】 塗装作業に用いられかつ前記吹付け部材
    を有する塗装ロボットから、洗浄すべき塗装作業に用い
    られる塗装ロボットまたは自動塗装機に対して洗浄液お
    よび乾燥用エアーを吹付ける際に、前記塗装ロボットま
    たは自動塗装機が予め教示されたプログラムに従って適
    宜洗浄され易い姿勢をとることを特徴とする請求項1乃
    至2記載の塗装装置の洗浄方法。
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