JP3225448B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

Info

Publication number
JP3225448B2
JP3225448B2 JP14474793A JP14474793A JP3225448B2 JP 3225448 B2 JP3225448 B2 JP 3225448B2 JP 14474793 A JP14474793 A JP 14474793A JP 14474793 A JP14474793 A JP 14474793A JP 3225448 B2 JP3225448 B2 JP 3225448B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parallel
transistor
crystal axis
semiconductor device
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP14474793A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07130994A (ja
Inventor
英生 三浦
紀明 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP14474793A priority Critical patent/JP3225448B2/ja
Publication of JPH07130994A publication Critical patent/JPH07130994A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3225448B2 publication Critical patent/JP3225448B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置及びその製造
方法に係り、特に高集積半導体装置のパッケージング工
程において装置内部に発生する応力に起因して半導体装
置内のMOSトランジスタの特性変動が発生しないよう
な装置構造の半導体装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のMOS(Metal-Oxide-Semicon
ductor)トランジスタは、図7に示したように、シリコ
ン基板1上に形成した薄いゲート絶縁膜2及びその上に
形成したゲート電極3からなり、ゲート電極3に加える
電圧によってソース7、ドレイン6間を流れる電流を制
御している。一般にこのようなトランジスタはシリコン
単結晶の(100)結晶面上に形成され、ゲート電極下
を流れる電流方向すなわちチャネル方向(ソースからド
レインに向かう方向)は、〈110〉結晶軸と平行方向
に形成されていた。
【0003】近年、半導体装置の高集積化が促進されて
いるが、微細加工技術の開発速度が集積化の速度に及ば
ないため、半導体装置の大形化も結果的に進んでいる。
例えばダイナミックRAM(Random Access Memor
y)装置においては、256kビットのメモリ容量を持
った装置の面積が約30mm2であったのに対して、1
6倍のメモリ容量を持つ4Mビット製品の面積は、約9
0mm2と約3倍にも大きくなっている。半導体装置に
おいてはコスト削減を目的にパッケージには樹脂封止型
のパッケージが使用されていることが多い。樹脂封止型
の半導体装置においては、封止用樹脂と半導体装置すな
わちシリコンの線膨張係数が約一桁異なる(樹脂の方が
大きい)ため、一般に樹脂封止工程後には半導体装置に
は100MPaを超える圧縮応力が発生することが多
い。この応力発生によってMOSトランジスタの電気特
性が変化してしまうことが濱田らの研究(A New Asp
ect On Mechanical Stress Effects in Scaled M
OS Devices,1990 Symposium on VLSI Technol
ogy,pp.113-114.)によって明らかになっている。今
後、半導体装置(素子)の集積化が促進されるほど装置
(素子)の大形化は避けられない傾向にあり、樹脂封止
に伴って発生する応力も増加し、特性変動量がさらに大
きくなるとともに、装置内部に発生する応力分布に応じ
てトランジスタ特性の変動量が場所によっても異なって
しまうという問題が生じる可能性がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】半導体装置内部でトラ
ンジスタの特性が変化してしまうと、例えば電圧増幅率
が低下して昇圧回路が動作しなくなる、信号伝達に誤り
が発生するなどの問題が発生する。装置全体のトランジ
スタ特性が一様に変動する場合には特性変動を補償、あ
るいは変動を考慮して設計を行うことによって変動制御
が可能であるが、装置内部に応力分布が発生し、装置内
部の場所によって特性変動が異なってしまう場合には特
性変動補償は非常に困難になる。
【0005】そこで、本発明では、樹脂封止工程に代表
されるパッケージング工程後にパッケージングに伴い半
導体装置内部に応力分布が発生しても、半導体装置内部
のMOS型トランジスタの特性変動を極力小さく抑える
MOSトランジスタ構造を有する半導体装置及びその製
造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、MOSトランジスタ構造においてゲート
電極下を流れる電流のチャネル方向、すなわち電流がソ
ースからドレインに向かって流れる方向が、シリコン基
板の〈100〉結晶軸と平行方向となるような構造とし
たものである。
【0007】
【0008】すなわち、上記目的は以下の手段により達
成される。(1)周囲の四辺が〈110〉結晶軸と平行
であり、シリコンの(100)結晶面内に形成された金
属あるいはシリコンあるいはシリサイド合金あるいはこ
れらの積層構造をゲート電極とし、ゲート酸化膜及びシ
リコン基板からなるMOS(Metal-Oxide-Semicondu
ctor)トランジスタを有する半導体装置において、前記
MOSトランジスタの少なくとも1個以上の電流が流れ
るチャネル方向となるソース電極からドレイン電極に向
かう方向が、前記シリコン基板の〈100〉結晶軸方向
と平行に形成されていることを特徴とする半導体装置。
【0009】
【0010】
【0011】また、周囲の四辺が〈110〉結晶軸と平
行であり、シリコンの(100)結晶面内に形成された
金属あるいはシリコンあるいはシリサイド合金あるいは
これらの積層構造をゲート電極とし、ゲート酸化膜及び
シリコン基板からなるMOS(Metal-Oxide-Semicon
ductor)トランジスタを有する半導体装置において、前
記MOSトランジスタの少なくとも1個以上の電流の流
れるチャネル方向となるソース電極からドレイン電極に
向かう方向が、前記シリコン基板の〈100〉結晶軸方
向と平行に、かつ前記ゲート電極が〈110〉結晶軸と
平行に形成されていることを特徴とする半導体装置。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】また、周囲の四辺が〈110〉結晶軸と平
行であり、シリコンの(100)結晶面内に形成された
金属あるいはシリコンあるいはシリサイド合金あるいは
これらの積層構造をゲート電極とし、ゲート酸化膜及び
シリコン基板からなるMOS(Metal-Oxide-Semicon
ductor)トランジスタを有する半導体装置の製造方法に
おいて、前記MOSトランジスタの少なくとも1個以上
の電流が流れるチャネル方向となるソース電極からドレ
イン電極に向かう方向を、前記シリコン基板の〈10
0〉結晶軸方向と平行に形成することを特徴とする半導
体装置の製造方法。
【0017】
【0018】
【0019】また、周囲の四辺が〈110〉結晶軸と平
行であり、シリコンの(100)結晶面内に形成された
金属あるいはシリコンあるいはシリサイド合金あるいは
これらの積層構造をゲート電極とし、ゲート酸化膜及び
シリコン基板からなるMOS(Metal-Oxide-Semicon
ductor)トランジスタを有する半導体装置の製造方法に
おいて、前記MOSトランジスタの少なくとも1個以上
の電流の流れるチャネル方向となるソース電極からドレ
イン電極に向かう方向を、前記シリコン基板の〈10
0〉結晶軸方向と平行に、かつ前記ゲート電極を〈11
0〉結晶軸と平行に形成することを特徴とする半導体装
置の製造方法。
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【作用】MOSトランジスタにおいて最も重要な電気特
性のひとつであるコンダクタンスGmが、トランジスタ
外部から加えられた圧縮応力でどのように変動してまう
か測定した例を図8、図9に示す。図8はP型MOSト
ランジスタにおけるGmの変動率を加えた応力に対して
示したものである。図中の記号で、σ//〈110〉あ
るいはσ⊥〈110〉は、従来通り(図7)MOSトラ
ンジスタのチャネル方向を〈110〉結晶軸と平行と
し、応力をチャネルと平行方向あるいは垂直方向に加え
た場合の測定結果を示し、σ//or⊥〈100〉は、
本発明のチャネル方向を〈100〉結晶軸と平行に形成
したトランジスタにおいて、応力をチャネルと平行ある
いは垂直に加えた場合の測定結果を示したものである。
【0024】図に示したように従来のチャネル方向を
〈110〉方向と平行に形成したトランジスタにおいて
は、印加応力の大きさ及び方向によってGmの値が変動
してしまうことがわかる。変動率は従来の樹脂封止型半
導体装置においても容易に発生する50MPa応力値で
約5%にも達している。使用するパッケージの構造ある
いは樹脂によって発生応力は200MPaを超える場合
もあり、そのような場合には変動率は数10%にも達成
する可能性がある。
【0025】一方、チャネル方向を〈100〉方向と平
行に形成したトランジスタにおいては、応力の印加方向
によらずGmの変動率は1%以下と非常に小さくなって
いることがわかる。したがって、p型MOSトランジス
タにおいてはチャネル方向を〈110〉結晶軸方向から
〈100〉結晶軸方向に変更することで、外部から応力
が作用しても特性変動を非常に小さくおさえることが可
能となる。半導体装置内部に応力分布が形成されても、
各MOSトランジスタの特性変動に場所による依存性も
ほとんど発生しないことになる。
【0026】同様の測定をn型MOSトランジスタに対
して行った結果を図9に示す。図中の記号で、σ//
〈110〉あるいはσ⊥〈110〉は、従来通り(図
7)MOSトランジスタのチャネル方向を〈110〉結
晶軸と平行とし、応力をチャネルと平行方向あるいは垂
直方向に加えた場合の測定結果を示し、σ//or⊥
〈100〉は、本発明のチャネル方向を〈100〉結晶
軸と平行に形成したトランジスタにおいて、応力をチャ
ネルと平行あるいは垂直に加えた場合の測定結果を示し
たものである。図に示したように従来のチャネル方向を
〈110〉方向と平行に形成したトランジスタにおいて
は、応力の作用方向によらずGmの値は圧縮応力が増加
するほど減少していくことがわかる。変動率は、100
MPaの応力印加時で2%程度である。変動率の絶対値
は図8に示したp型MOSトランジスタと比較すると相
対的には小さいものの必ずしも無視できる値ではない。
【0027】一方、本発明のチャネル方向を〈100〉
結晶軸と平行にしたトランジスタにおいてはやはり応力
の印加方向によらずGmの特性変動率は1%以下となっ
ており、応力発生に伴う特性変動率が小さくなっている
ことがわかる。したがって、n型MOSトランジスタに
おいてもチャネル方向を〈110〉結晶軸方向から〈1
00〉結晶軸方向に変更することで、外部から応力が作
用しても特性変動を非常に小さくおさえることが可能と
なる。半導体装置内部に応力分布が形成されても、各M
OSトランジスタの特性変動に場所による依存性もほと
んど発生しないことになる。
【0028】以上の測定結果から、MOSトランジスタ
においては、チャネル方向を〈110〉結晶軸方向から
〈100〉結晶軸方向に変更することで、外部から応力
が作用しても特性変動を非常に小さくおさえることが可
能となり、半導体装置内部に応力分布が形成されても、
各MOSトランジスタの特性変動に場所による依存性も
ほとんど発生しないという効果がある。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1、図2は本発明の第1実施例を説明するもの
である。図1は本発明の一実施例であるMOSトランジ
スタの断面構造を示したもので、図2は該トランジスタ
の平面構造を示したものである。本実施例では、MOS
トランジスタは、(100)結晶面を有するシリコン基
板1上に、絶縁膜4で覆われたゲート電極3、ゲート酸
化膜2、及び絶縁膜4及び5の間に形成されたソース電
極7、ドレイン電極6などから形成され、ゲート電極3
下のシリコン基板1表面近傍を流れる電流方向、すなわ
ちソース電極7からドレイン電極6へ向かう方向が、シ
リコン基板1の〈100〉結晶軸と平行方向に形成され
ている。
【0030】図2はシリコン基板の(100)結晶面上
のゲート電極3及びソース電極7、ドレイン電極6の配
置例を示したものである。図1は図2のA−A′線に沿
った断面構造を示したものである。本実施例ではゲート
電極3、ソース電極7あるいはドレイン電極6及びソー
ス、ドレインを形成する拡散層領域8の各辺は、シリコ
ン基板の〈110〉結晶軸方向と平行に形成されている
が、電流が流れる対向したソース電極7からドレイン電
極6に向かう方向は、シリコン基板の〈100〉結晶軸
方向と平行(A−A′方向、すなわちゲート電極3の側
辺と45度の角度を為す方向)となるように形成されて
いる。
【0031】なお、本実施例ではソース電極7とドレイ
ン電極6の四辺がシリコン基板の〈110〉結晶軸と平
行に形成されているが、各辺の少なくても一部は、〈1
00〉結晶軸と平行に形成しても構わない。また、本実
施例においてはソース電極7あるいはドレイン電極6が
拡散層形成領域8上に形成されているが、該電極の一部
は拡散層形成領域からはみ出しても構わないし、必ずし
も該電極の側辺の一部と拡散層形成領域の側辺の一部が
一致する必要はない。さらに、拡散層形成領域8内すべ
てにソースあるいはドレインを形成する不純物が導入さ
れる必要もなく、該領域の必要な部分一部のみに不純物
を導入してももちろん構わない。本実施例においては、
MOSトランジスタのチャネル方向をシリコン基板の
〈100〉結晶軸と平行に形成することができるので、
外部からの応力発生に伴うトランジスタのコンダクタン
スGmの変動を非常に小さく(例えば1%以下)抑える
ことが可能となる。
【0032】次に本発明の第2の実施例を図1、図3を
使用して説明する。図3は本発明の一実施例であるMO
Sトランジスタの平面構造を示したものである。図1は
図3のB−B′線に沿ったMOSトランジスタ断面構造
を示している。図3に示したように本実施例において
は、ゲート電極3はシリコン基板の〈110〉結晶軸方
向と平行に形成され、MOSトランジスタのソースある
いはドレインを形成する拡散層は〈100〉結晶軸と平
行方向に形成されている。ソース電極7とドレイン電極
6はMOSトランジスタのソースあるいはドレインが形
成される拡散層形成領域8上に形成される。
【0033】本実施例でも、MOSトランジスタは、
(100)結晶面を有するシリコン基板1上に、絶縁膜
4で覆われたゲート電極3、ゲート酸化膜2及び絶縁膜
4及び5の間に形成されたソース電極7、ドレイン電極
6などから形成され、ゲート電極3下のシリコン基板1
表面近傍を流れる電流方向、すなわちソース電極7から
ドレイン電極6へ向かう方向が、シリコン基板1の〈1
00〉結晶軸と平行方向に形成されている。
【0034】本実施例においてはソース電極7あるいは
ドレイン電極6が拡散層形成領域8上に形成されている
が、該電極の一部は拡散層形成領域からはみ出しても構
わないし、必ずしも該電極の側辺の一部と拡散層形成領
域の側辺の一部が一致する必要はない。さらに、拡散層
形成領域8内すべてにソースあるいはドレインを形成す
る不純物が導入される必要もなく該領域の必要な部分一
部のみに不純物を導入してももちろん構わない。本実施
例においては、MOSトランジスタのチャネル方向をシ
リコン基板の〈100〉結晶軸と平行に形成することが
できるので、外部から応力発生に伴うトランジスタのコ
ンダクタンスGmの変動を非常に小さく(例えば1%以
下)抑えることが可能となる。
【0035】次に本発明の第3の実施例を図1、図4を
使用して説明する。図4は本発明の一実施例であるMO
Sトランジスタの平面構造を示したものである。図1は
図4のC−C′線に沿ったMOSトランジスタ断面構造
である。図4に示したように本実施例においては、ゲー
ト電極3はシリコン基板の〈100〉結晶軸方向と平行
に形成され、MOSトランジスタのソースあるいはドレ
インを形成する拡散層も〈100〉結晶軸と平行方向に
形成されている。ソース電極7とドレイン電極6はMO
Sトランジスタのソースあるいはドレインが形成される
拡散層形成領域8上に形成される。本実施例でも第1及
び第2の実施例と同様に、ゲート電極3下のシリコン基
板1表面近傍を流れる電流方向すなわちソース電極7か
らドレイン電極6へ向かう方向がシリコン基板1の〈1
00〉結晶軸と平行方向に形成され、外部からの応力発
生に伴うトランジスタのコンダクタンスGmの変動を非
常に小さく(例えば1%以下)抑えることが可能となる
など、上記実施例と同様の作用効果を有している。
【0036】次に本発明の第4の実施例を図5、図6を
使用して説明する。図5は本発明の一実施例であるMO
Sトランジスタの断面構造を示したもので、図6は該ト
ランジスタの平面構造を示したものである。本実施例で
は、MOSトランジスタは、(110)の結晶面を有す
るシリコン基板1上に、絶縁膜4で覆われたゲート電極
3、ゲート酸化膜2及び絶縁膜4及び5の間に形成され
たソース電極7、ドレイン電極6などから形成され、ゲ
ート電極3下のシリコン基板1表面近傍を流れる電流方
向、すなわちソース電極7からドレイン電極6へ向かう
方向が、シリコン基板1の〈100〉結晶軸と平行方向
に形成されている。
【0037】図6に示したように本実施例においては、
ゲート電極3はシリコン基板の〈100〉結晶軸方向と
平行に形成され、MOSトランジスタのソースあるいは
ドレインを形成する拡散層も〈100〉結晶軸と平行方
向に形成されている。ソース電極7とドレイン電極6は
MOSトランジスタのソースあるいはドレインが形成さ
れる拡散層形成領域8上に形成される。図5は図6のD
−D′線に沿ったMOSトランジスタ断面構造である。
【0038】本実施例においても、上記した実施例と同
様に、ソース電極7あるいはドレイン電極6が拡散層形
成領域8上に形成されているが、該電極の一部は拡散層
形成領域からはみ出しても構わないし、必ずしも該電極
の側辺の一部と拡散層形成領域の側辺の一部が一致する
必要はない。さらに、拡散層形成領域8内すべてにソー
スあるいはドレインを形成する不純物が導入される必要
もなく該領域の必要な部分一部のみに不純物を導入して
ももちろん構わない。本実施例においては、MOSトラ
ンジスタのチャネル方向をシリコン基板の〈100〉結
晶軸と平行に形成することができるので、外部からの応
力発生に伴うトランジスタのコンダクタンスGmの変動
を非常に小さく(例えば1%以下)抑えることが可能と
なる。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、MOSトランジスタを
有する半導体装置において、樹脂封止工程に代表される
装置のパッケージング工程で発生する応力に起因して生
じるMOSトランジスタのコンダクタンスGmの変動
を、該トランジスタが形成される半導体装置の場所によ
らず非常に小さく(例えば1%以下)抑えることができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1、第2、及び第3実施例のMOS
トランジスタ断面構造図。
【図2】本発明の第1実施例のMOSトランジスタ平面
構成図。
【図3】本発明の第2実施例のMOSトランジスタ平面
構成図。
【図4】本発明の第3実施例のMOSトランジスタ平面
構成図。
【図5】本発明の第4実施例のMOSトランジスタ断面
構造図。
【図6】本発明の第4実施例のMOSトランジスタ平面
構成図。
【図7】従来のMOSトランジスタ断面構造図。
【図8】応力起因のPMOSトランジスタの特性変動測
定例を示す図。
【図9】応力起因のNMOSトランジスタの特性変動測
定例を示す図。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 ゲート酸化(絶縁)膜 3 ゲート電極 4 絶縁膜 5 層間絶縁膜 6 ドレイン電極(配線) 7 ソース電極(配線) 8 拡散層形成領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 29/78

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲の四辺が〈110〉結晶軸と平行で
    あり、シリコンの(100)結晶面内に形成された金属
    あるいはシリコンあるいはシリサイド合金あるいはこれ
    らの積層構造をゲート電極とし、ゲート酸化膜及びシリ
    コン基板からなるMOS(Metal-Oxide-Semiconduct
    or)トランジスタを有する半導体装置において、前記M
    OSトランジスタの少なくとも1個以上の電流が流れる
    チャネル方向となるソース電極からドレイン電極に向か
    う方向が、前記シリコン基板の〈100〉結晶軸方向と
    平行に形成されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 周囲の四辺が〈110〉結晶軸と平行で
    あり、シリコンの(100)結晶面内に形成された金属
    あるいはシリコンあるいはシリサイド合金あるいはこれ
    らの積層構造をゲート電極とし、ゲート酸化膜及びシリ
    コン基板からなるMOS(Metal-Oxide-Semiconduct
    or)トランジスタを有する半導体装置において、前記M
    OSトランジスタの少なくとも1個以上の電流の流れる
    チャネル方向となるソース電極からドレイン電極に向か
    う方向が、前記シリコン基板の〈100〉結晶軸方向と
    平行に、かつ前記ゲート電極が〈110〉結晶軸と平行
    に形成されていることを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 周囲の四辺が〈110〉結晶軸と平行で
    あり、シリコンの(100)結晶面内に形成された金属
    あるいはシリコンあるいはシリサイド合金あるいはこれ
    らの積層構造をゲート電極とし、ゲート酸化膜及びシリ
    コン基板からなるMOS(Metal-Oxide-Semiconduct
    or)トランジスタを有する半導体装置の製造方法におい
    て、前記MOSトランジスタの少なくとも1個以上の電
    流が流れるチャネル方向となるソース電極からドレイン
    電極に向かう方向を、前記シリコン基板の〈100〉結
    晶軸方向と平行に形成することを特徴とする半導体装置
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 周囲の四辺が〈110〉結晶軸と平行で
    あり、シリコンの(100)結晶面内に形成された金属
    あるいはシリコンあるいはシリサイド合金あるいはこれ
    らの積層構造をゲート電極とし、ゲート酸化膜及びシリ
    コン基板からなるMOS(Metal-Oxide-Semiconduct
    or)トランジスタを有する半導体装置の製造方法におい
    て、前記MOSトランジスタの少なくとも1個以上の電
    流の流れるチャネル方向となるソース電極からドレイン
    電極に向かう方向を、前記シリコン基板の〈100〉結
    晶軸方向と平行に、かつ前記ゲート電極を〈110〉結
    晶軸と平行に形成することを特徴とする半導体装置の製
    造方法。
JP14474793A 1993-06-16 1993-06-16 半導体装置及びその製造方法 Expired - Fee Related JP3225448B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14474793A JP3225448B2 (ja) 1993-06-16 1993-06-16 半導体装置及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14474793A JP3225448B2 (ja) 1993-06-16 1993-06-16 半導体装置及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07130994A JPH07130994A (ja) 1995-05-19
JP3225448B2 true JP3225448B2 (ja) 2001-11-05

Family

ID=15369433

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14474793A Expired - Fee Related JP3225448B2 (ja) 1993-06-16 1993-06-16 半導体装置及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3225448B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013055238A (ja) * 2011-09-05 2013-03-21 Seiko Instruments Inc 半導体装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07130994A (ja) 1995-05-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5317178A (en) Offset dual gate thin film field effect transistor
US7427791B2 (en) Method of forming a CMOS structure having gate insulation films of different thicknesses
US5177568A (en) Tunnel injection semiconductor devices with schottky barriers
JPS62219966A (ja) 半導体装置
US5610089A (en) Method of fabrication of semiconductor integrated circuit device
JPH07106574A (ja) 薄膜トランジスタ及びその製造方法
JP3225448B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
EP0550177B1 (en) Static RAM memory integrated circuit with balanced resistance
US5171701A (en) Method of manufacturing master-slice semiconductor integrated circuits
EP0550175B1 (en) Static RAM memory integrated circuit
JPH02209735A (ja) 半導体装置
US6429469B1 (en) Optical Proximity Correction Structures Having Decoupling Capacitors
JPS59227153A (ja) Mos型半導体集積回路装置
JPH04357865A (ja) 半導体装置
JPS61120459A (ja) 半導体集積回路装置の製造方法
JPH04211156A (ja) 半導体装置    
US4956310A (en) Semiconductor memory device and fabricating method thereof
JPH04313238A (ja) 半導体素子
US20050233530A1 (en) Enhanced gate structure
JPH0278228A (ja) 電界効果トランジスタ
JPH04145656A (ja) 半導体記憶装置及びその製造方法
EP0686307A1 (en) Refractory metal contact for a power device
JPS6245164A (ja) 半導体集積回路装置
JPS62249475A (ja) 半導体集積回路装置の製造方法
JPH0774367A (ja) 半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070831

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080831

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080831

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090831

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees