JP3225371B2 - 粉体の定量連続供給装置 - Google Patents
粉体の定量連続供給装置Info
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Description
野で使用する、粉体を広い範囲内で高精度に搬出可能と
した、粉体の定量連続供給装置に関するものである。
出、供給するには、ホッパー内の下部にスクリューコン
ベアを設けた供給装置によっていた。この供給装置は、
一軸式(標準タイプ)のものと二軸式の形式のものがあ
る。
台で広い計量範囲の連続搬出を行ううことができず、少
なくとも三台の供給装置を必要としていた。例えば、1
時間あたりの供給設定量を2〜100Kgとした場合、
一軸式では2〜10Kg/H、10〜50Kg/H、3
0〜150Kg/H等、搬出量に応じた大きさの供給装
置を使用していた。また、二軸式の場合には、0.7〜
7Kg/H、6〜60Kg/H、15〜150Kg/H
の三台を使用していた。
置では、全体としての装置が大型なものとなり、設置面
積が広くなる欠点を有していた。また、一軸式では5
倍、二軸式では10倍の範囲内と搬出量が限定されてお
り、全体として高精度で連続した供給を行うことはきわ
めて困難であった。
のもの、付着性が弱く流動性の高い性状のもの等種々の
ものがある。例えば、付着性の強い性状の粉体は、摩擦
抵抗が大きいため、ホッパー内でブリッジ現象を生じや
すく、ホッパー下部への流動が悪いため、スクリューコ
ンベアを一定速度で回転させても、経時的に搬出量に高
低差を生じていた。
を搬出することができず、搬出量にばらつきを生じ、精
度の高い計量が望めないものであった。これは、流動性
の良い粉体の場合でも同じ条件となる。本発明は上記す
る従来の粉体の供給装置に鑑み、一台の装置で高精度で
連続した粉体の搬出を可能とした供給装置を提供するこ
とを目的とする。
めに本発明は、ホッパー内に貯留する粉体の搬出量を異
にする一対の粉体切出機3(18)、4(19)を同時
駆動しつつ切出機3(18)、4(19)による搬出量
の経時的変動巾を計量器2(17)により計測し、その
変動巾の大きさに応じ両切出機3(18)、4(19)
の搬出速度を個々に微調整可能としたことを特徴として
いる。
る。図1は本発明装置の一実施例を示すものであり、同
図において1は粉体を貯留するためのホッパーであり、
電子天秤のような計量器2上に乗っている。このホッパ
ー1内の下部には一対の粉体切出機3、4が設置してあ
る。この粉体切出機3、4は、回転可能に軸支され、平
行に設置された軸体5、6にスクリュー羽根7、8を設
けたスクリューコンベアとなっている。両スクリュー羽
根7、8は、例えば、一方の羽根7は25A、他方の羽
根8は8Aのように径およびピッチを異にしている。
9、10に面し、またホッパー1から突出した軸体5、
6はそれぞれ電動機11、12に直結している。これら
の電動機11、12は、電動機制御器13、14により
各別に制御可能となっており、また、両制御器13、1
4および計量器2等は制御装置15により制御されてい
る。尚、16は、搬出口9、10から供給された粉体を
受けるための他のホッパーである。
る。あらかじめホッパー1内には粉体が貯留されてい
る。電動機11、12により両切出機3、4を駆動回転
させれば、粉体はスクリュー羽根7、8の回転方向にそ
って移送され、搬出口9、10からホッパー16へ搬
出、供給される。両切出機3、4の回転速度を同じくす
れば、大径羽根7を有する切出機3からは大容量の粉体
が供給され、小径羽根8の切出機4からは小容量の粉体
が供給される。
3でおおまかな供給量を設定し、小径羽根8の切出機4
で全体の供給量の微調整を行うものであり、ホッパー1
全体は計量器2に乗っているので、時間の経過にともな
う搬出量を計量することができる。しかし、粉体の性状
によっては切出機3から搬出される量には時間の経過に
よって高低差を生ずるものであり、ある時は供給量が多
く、ある時は供給量が少ないという現象を生じ、決めら
れた時間内に所定総量の供給を行うことができない。
て電動機11、12を制御することにより切出機3、4
の回転速度の調節を行うものである。即ち、切出機3、
4による粉体の搬出量は、搬出開始時から一定時間経過
毎(例えば、3分毎)に計量器2によってホッパー1の
全体重量を測定し、設定された時間内での瞬間粉体輸送
量(例えば、5秒間の減量値を瞬間粉体輸送量とする)
を計測し、制御装置15に事前に入力してある瞬間粉体
輸送量設定値との差を読み取り、その差に応じて制御器
13、14を介して電動機11、12を制御し、切出器
3、4の回転速度の調節を行う。
量が、制御装置15に事前に入力してある設定値の量よ
り大きい場合には、小径切出機4の回転速度を弱め、搬
出量を少量に調節し、両切出機3、4からの搬出量の全
体制御を行う。瞬間粉体輸送量と制御装置15の瞬間粉
体輸送量設定値との差が、小径切出機4の最大搬出能力
に近い場合あるいは越える場合には、切出機4の回転を
停止し、同時に切出機3の回転速度を弱めて全体の搬出
量の調節を行う。逆に、前記測定値が入力量より小さい
場合には、小径切出機4の回転速度を高めて搬出量を大
量とし、両切出機3、4からの搬出量の全体制御を行
う。切出機3の搬出量によっては切出機4の回転速度を
高めるとともに切出機3の回転速度を高めることも可能
である。以上の動作条件を制御装置15に記憶させてお
き、入力した瞬間粉体輸送量と計測した瞬間粉体輸送量
とが一致するように搬出量を制御すればよい。
の回転速度、時間の経過、ホッパー1重量の測定等を総
合的に行い、両搬出口9、10からの粉体の全体の供給
量を設定時間内で均一なものとする。粉体の供給設定輸
送量を100Kg/Hとした場合、例えば、大径切出機
3による搬出量を90%この場合90Kg/Hに制御
し、小径切出機4による搬出量を10%この場合10K
g/Hに制御する。
に瞬間粉体輸送量を計測することにより、輸送量の誤差
に応じて切出機3、4の回転速度を微調整し、両搬出口
9、10からホッパー16への粉体の供給量を経時的に
均一なのもとすることができる。
すように、粉体の搬出量が10Kg/H未満の時には、
小径切出機4により高精度に(例えば±1%)に連続供
給する。10Kg/H以上の場合には、電動機制御器1
3により大径切出機3の設定搬出量を5Kg/Hに調節
し、残りの量を小径切出機4の電動機制御器14にて全
体の搬出量を調節することにより、計量範囲(1〜10
0Kg/H)を高精度(±1%)で連続供給が可能であ
る。
すものであり、以下に詳細に説明する。粉体を貯留する
ホッパー17の下部には、搬出量を異にする一対のベル
トフィーダーからなる切出機18、19が平行状態で設
置してあり、これらは電子天秤のような計量器20上に
乗っている。尚、ベルトフィーダーは、移送中の粉体が
横方向にこぼれないような構造の公知のものを使用する
ことができる。
切出機19は、ホッパー17の後方にある電動機21、
22により各別に循環駆動するようになっている。そし
て、各電動機21、22は、電動機制御器23、24に
より制御することによりベルトフィーダーの移送速度を
調節し、また、制御器23、24および計量器20等は
制御装置25により全体的に制御されている。
9によって移送方向に搬出され、各切出機18、19の
端部下方に設置した図示しないホッパーに供給される。
制御装置25は、切出機18、19による搬出開始時か
らの時間の経過および計量器20による粉体搬出中のホ
ッパー17の重量測定により、設定された時間内での瞬
間粉体輸送量を計測し、切出機18、19の移送速度の
変化による搬出量の経時的変動誤差を読み取り、両切出
機18、19の移送速度の調節を行う。
より両切出機18、19の移送速度、時間の経過、ホッ
パー17の重量測定等を総合的に判断して、粉体の全体
の搬出量を経時的に均一なものとするものである。
を異にする切出機3(18)および切出機4(19)と
を同時に制御駆動し、かつホッパー1(17)の重量測
定を行うことにより粉体の供給を連続して均一な状態で
行うことができる。特に、時間の経過毎の粉体の搬出量
を瞬間的に測定することにより、切出機3(18)、4
(19)の回転あるいは移送速度を個々に微調整可能と
したので、両切出機3(18)、4(19)による搬出
量を均一なものとすることができ、広い計量範囲内で高
精度に連続供給が可能となる。従って、本発明によれば
所定の時間内でホッパー16に設定量の粉体を供給する
ことができ、粉体のその後の処理を能率よく行うことが
できる。
使用した場合、装置全体を小型化して効率のよい連続供
給が可能となる。また、切出機18、19としてベルト
フィーダーを使用すれば、ベルトフィーダーの長さを選
択することにより、ホッパー17から離れた位置までの
粉体の移送、供給が可能となる。
ある。
ラフ図である。
概略の説明図である。
概略の説明図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 ホッパー1内に貯留する粉体の搬出量を
異にする一対の粉体切出機3(18)、4(19)を同
時駆動しつつ切出機3(18)、4(19)による搬出
量の経時的変動巾を計量器2(20)により計測し、そ
の変動巾の大きさに応じ両切出機3(18)、4(1
9)の搬出速度を個々に微調整可能として成ることを特
徴とする粉体の定量連続供給装置。 - 【請求項2】 切出機3、4は、軸体5、6に径および
ピッチを異にするスクリュー羽根7、8を設けたスクリ
ューコンベアであることを特徴とする請求項1に記載の
粉体の定量連続供給装置。 - 【請求項3】 切出機18、19はベルトフィーダーで
あることを特徴とする請求項1に記載の粉体の定量連続
供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14693092A JP3225371B2 (ja) | 1992-05-13 | 1992-05-13 | 粉体の定量連続供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14693092A JP3225371B2 (ja) | 1992-05-13 | 1992-05-13 | 粉体の定量連続供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05317684A JPH05317684A (ja) | 1993-12-03 |
JP3225371B2 true JP3225371B2 (ja) | 2001-11-05 |
Family
ID=15418793
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14693092A Expired - Lifetime JP3225371B2 (ja) | 1992-05-13 | 1992-05-13 | 粉体の定量連続供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3225371B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002136284A (ja) * | 2000-11-06 | 2002-05-14 | Fujiwara Techno-Art Co Ltd | 固体培養原料の種菌供給装置 |
-
1992
- 1992-05-13 JP JP14693092A patent/JP3225371B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05317684A (ja) | 1993-12-03 |
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