JPH05317684A - 粉体の定量連続供給装置 - Google Patents

粉体の定量連続供給装置

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JPH05317684A
JPH05317684A JP14693092A JP14693092A JPH05317684A JP H05317684 A JPH05317684 A JP H05317684A JP 14693092 A JP14693092 A JP 14693092A JP 14693092 A JP14693092 A JP 14693092A JP H05317684 A JPH05317684 A JP H05317684A
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hopper
cutting machines
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Minoru Morita
稔 守田
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弘臣 佐立
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Tsukishima Kikai Co Ltd
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Tsukishima Kikai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粉体を広い範囲内で連続的にかつ高精度に搬
出する供給装置を提供する。 【構成】 ホッパー内に貯留する粉体の搬出量を異にす
る一対の粉体切出機3、4を同時駆動しつつ切出機3、
4による搬出量の経時的変動巾を計量器2により計測
し、その変動巾の大きさに応じ両切出器3、4の搬出速
度を個々に微調整可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医薬、食品その他の分
野で使用する、粉体を広い範囲内で高精度に搬出可能と
した、粉体の定量連続供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ホッパー内に貯留した粉体を搬
出、供給するには、ホッパー内の下部にスクリューコン
ベアを設けた供給装置によっていた。この供給装置は、
一軸式(標準タイプ)のものと二軸式の形式のものがあ
る。
【0003】しかし、いずれの形式の供給装置でも、一
台で広い計量範囲の連続搬出を行ううことができず、少
なくとも三台の供給装置を必要としていた。例えば、1
時間あたりの供給設定量を2〜100Kgとした場合、
一軸式では2〜10Kg/H、10〜50Kg/H、3
0〜150Kg/H等、搬出量に応じた大きさの供給装
置を使用していた。また、二軸式の場合には、0.7〜
7Kg/H、6〜60Kg/H、15〜150Kg/H
の三台を使用していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記する従来の供給装
置では、全体としての装置が大型なものとなり、設置面
積が広くなる欠点を有していた。また、一軸式では5
倍、二軸式では10倍の範囲内と搬出量が限定されてお
り、全体として高精度で連続した供給を行うことはきわ
めて困難であった。
【0005】特に、粉体には付着性・凝固性の強い性状
のもの、付着性が弱く流動性の高い性状のもの等種々の
ものがある。例えば、付着性の強い性状の粉体は、摩擦
抵抗が大きいため、ホッパー内でブリッジ現象を生じや
すく、ホッパー下部への流動が悪いため、スクリューコ
ンベアを一定速度で回転させても、経時的に搬出量に高
低差を生じていた。
【0006】従って、決められた時間内に所定量の粉体
を搬出することができず、搬出量にばらつきを生じ、精
度の高い計量が望めないものであった。これは、流動性
の良い粉体の場合でも同じ条件となる。本発明は上記す
る従来の粉体の供給装置に鑑み、一台の装置で高精度で
連続した粉体の搬出を可能とした供給装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、ホッパー内に貯留する粉体の搬出量を異
にする一対の粉体切出機3(18)、4(19)を同時
駆動しつつ切出機3(18)、4(19)による搬出量
の経時的変動巾を計量器2(17)により計測し、その
変動巾の大きさに応じ両切出機3(18)、4(19)
の搬出速度を個々に微調整可能としたことを特徴として
いる。
【0008】
【実施例】以下、図面に従って、本発明を詳細に説明す
る。図1は本発明装置の一実施例を示すものであり、同
図において1は粉体を貯留するためのホッパーであり、
電子天秤のような計量器2上に乗っている。このホッパ
ー1内の下部には一対の粉体切出機3、4が設置してあ
る。この粉体切出機3、4は、回転可能に軸支され、平
行に設置された軸体5、6にスクリュー羽根7、8を設
けたスクリューコンベアとなっている。両スクリュー羽
根7、8は、例えば、一方の羽根7は25A、他方の羽
根8は8Aのように径およびピッチを異にしている。
【0009】各粉体切出機3、4の先端は粉体の搬出口
9、10に面し、またホッパー1から突出した軸体5、
6はそれぞれ電動機11、12に直結している。これら
の電動機11、12は、電動機制御器13、14により
各別に制御可能となっており、また、両制御器13、1
4および計量器2等は制御装置15により制御されてい
る。尚、16は、搬出口9、10から供給された粉体を
受けるための他のホッパーである。
【0010】次に、上記装置の使用状態について説明す
る。あらかじめホッパー1内には粉体が貯留されてい
る。電動機11、12により両切出機3、4を駆動回転
させれば、粉体はスクリュー羽根7、8の回転方向にそ
って移送され、搬出口9、10からホッパー16へ搬
出、供給される。両切出機3、4の回転速度を同じくす
れば、大径羽根7を有する切出機3からは大容量の粉体
が供給され、小径羽根8の切出機4からは小容量の粉体
が供給される。
【0011】従って、一般的には、大径羽根7の切出機
3でおおまかな供給量を設定し、小径羽根8の切出機4
で全体の供給量の微調整を行うものであり、ホッパー1
全体は計量器2に乗っているので、時間の経過にともな
う搬出量を計量することができる。しかし、粉体の性状
によっては切出機3から搬出される量には時間の経過に
よって高低差を生ずるものであり、ある時は供給量が多
く、ある時は供給量が少ないという現象を生じ、決めら
れた時間内に所定総量の供給を行うことができない。
【0012】制御装置15は、切出機3、4による搬出
開始時からの時間の経過および計量器2によるホッパー
1全体の重量測定により、設定された時間内での瞬間粉
体輸送量(例えば、5秒間の積算値を瞬間粉体輸送量と
する)を計測し、両切出機3、4による粉体搬出量の経
時的変動巾を読み取り、制御器13、14を介して電動
機11、12を制御することにより切出機3、4の回転
速度の調節を行う。
【0013】例えば、大径切出機3による粉体の搬出量
が瞬間的に決められた量より大きい場合には、小径切出
機4の回転速度を弱め、排出量を少量に調節し、両切出
機3、4からの搬出量の全体制御を行う。切出機3によ
る搬出量によっては切出機4の回転を停止し、同時に切
出機3の回転速度を弱めて全体の搬出量の調節を行う。
逆に、大径切出機3による搬出量が少ない場合には、小
径切出機4の回転速度を高めて搬出量を大量とし、両切
出機3、4からの搬出量の全体制御を行う。切出機3に
よる搬出量によっては切出機4の回転速度を高めるとと
もに切出機3の回転速度を高めることも可能である。
【0014】即ち、制御装置15により両切出機3、4
の回転速度、時間の経過、ホッパー1重量の測定等を総
合的に行い、両搬出口9、10からの粉体の全体の供給
量を設定時間内で均一なものとする。粉体の供給設定輸
送量を100Kgとした場合、例えば、大径切出機3に
よる搬出量を90%この場合90Kg/Hに制御し、小
径切出機4による排出量を10%この場合10Kg/H
に制御する。
【0015】上記の制御範囲内において、時間の経過に
よる大径切出機3からの搬出量を計測することにより小
径切出機4の回転速度を微調整し、両搬出口9、10か
らホッパー16への粉体の供給量を経時的に均一なもの
とすることができ、広い計量範囲(1〜100Kg/
H)を高精度(±1%)での連続供給が可能である。
【0016】ホッパー1からの粉体の搬出は、最初から
両切出機3、4を同時駆動してもよく、あるいは、図2
に示すように、搬出開始時から10Kg/H内は小径切
出機4により高精度(例えば±1%)に連続供給し、そ
の後は前記と同じく両切出機3、4により搬出するよう
にしてもよい。
【0017】図3、図4は本発明装置の他の実施例を示
すものであり、以下に詳細に説明する。粉体を貯留する
ホッパー17の下部には、搬出量を異にする一対のベル
トフィーダーからなる切出機18、19が平行状態で設
置してあり、これらは電子天秤のような計量器20上に
乗っている。尚、ベルトフィーダーは、移送中の粉体が
横方向にこぼれないような構造の公知のものを使用する
ことができる。
【0018】大量搬出用の切出機18および少量搬出用
切出機19は、ホッパー17の後方にある電動機21、
22により各別に循環駆動するようになっている。そし
て、各電動機21、22は、電動機制御器23、24に
より制御することによりベルトフィーダーの移送速度を
調節し、また、制御器23、24および計量器20等は
制御装置25により全体的に制御されている。
【0019】ホッパー17内の粉体は、切出機18、1
9によって移送方向に搬出され、各切出機18、19の
端部下方に設置した図示しないホッパーに供給される。
制御装置25は、切出機18、19による搬出開始時か
らの時間の経過および計量器20による粉体搬出中のホ
ッパー17の重量測定により、設定された時間内での瞬
間粉体輸送量を計測し、切出機18、19の移送速度の
変化による搬出量の経時的変動誤差を読み取り、両切出
機18、19の移送速度の調節を行う。
【0020】即ち、本実施例においても制御装置25に
より両切出機18、19の移送速度、時間の経過、ホッ
パー17の重量測定等を総合的に行い、粉体の全体の供
給量を設定時間内で均一なものとするものである。
【0021】
【発明の効果】以上、説明した本発明によれば、搬出量
を異にする切出機3(18)および切出機4(19)と
を同時に制御駆動し、かつホッパー1(17)の重量測
定を行うことにより粉体の供給を連続して均一な状態で
行うことができる。特に、時間の経過毎の粉体の搬出量
を瞬間的に測定することにより、切出機3(18)、4
(19)の回転あるいは移送速度を個々に微調整可能と
したので、両切出機3(18)、4(19)による搬出
量を均一なものとすることができ、広い計量範囲内で高
精度に連続供給が可能となる。従って、本発明によれば
所定の時間内でホッパー16に設定量の粉体を供給する
ことができ、粉体のその後の処理を能率よく行うことが
できる。
【0022】切出機3、4としてスクリューコンベアを
使用した場合、装置全体を小型化して効率のよい連続供
給が可能となる。また、切出機18、19としてベルト
フィーダーを使用すれば、ベルトフィーダーの長さを選
択することにより、ホッパー17から離れた位置までの
粉体の移送、供給が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す装置の概略の説明図で
ある。
【図2】大径切出機と小径切出機による搬出量を示すグ
ラフ図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す装置を斜めから見た
概略の説明図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す装置を後方から見た
概略の説明図である。
【符号の説明】
1 ホッパー 2 計量器 3 粉体切出機 4 粉体切出機 5 軸体 6 軸体 7 スクリュー羽根 8 スクリュー羽根 9 搬出口 10 搬出口 11 電動機 12 電動機 13 電動機制御器 14 電動機制御器 15 制御装置 16 ホッパー 17 ホッパー 18 切出機 19 切出機 20 計量器 21 電動機 22 電動機 23 電動機制御器 24 電動機制御器 25 制御装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホッパー内に貯留する粉体の搬出量を異
    にする一対の粉体切出機3(18)、4(19)を同時
    駆動しつつ切出機3(18)、4(19)による搬出量
    の経時的変動巾を計量器2(17)により計測し、その
    変動巾の大きさに応じ両切出機3(18)、4(19)
    の搬出速度を個々に微調整可能として成ることを特徴と
    する粉体の定量連続供給装置。
  2. 【請求項2】 切出機3、4は、軸体5、6に径および
    ピッチを異にするスクリュー羽根7、8を設けたスクリ
    ューコンベアであることを特徴とする請求項1に記載の
    粉体の定量連続供給装置。
  3. 【請求項3】 切出機18、19はベルトフィーダーで
    あることを特徴とする請求項1に記載の粉体の定量連続
    供給装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002136284A (ja) * 2000-11-06 2002-05-14 Fujiwara Techno-Art Co Ltd 固体培養原料の種菌供給装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002136284A (ja) * 2000-11-06 2002-05-14 Fujiwara Techno-Art Co Ltd 固体培養原料の種菌供給装置

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