JP3225308B2 - ハングアップ工法用揚体水平位置調整装置 - Google Patents

ハングアップ工法用揚体水平位置調整装置

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JP3225308B2 JP16461294A JP16461294A JP3225308B2 JP 3225308 B2 JP3225308 B2 JP 3225308B2 JP 16461294 A JP16461294 A JP 16461294A JP 16461294 A JP16461294 A JP 16461294A JP 3225308 B2 JP3225308 B2 JP 3225308B2
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佳昭 津田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、揚体を複数の支持体の
上部に設置したハングアップ機構により吊り上げ、支持
体間の所定の高さまでハングアップするハングアップ工
法に用いる揚体水平位置調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、重量構造物である揚体を対向する
支持体(例えばツインタワービル)の上部に設置した多
数の油圧ジャッキ等のハングアップ機構により吊り上
げ、支持体間の所定の高さまでハングアップして支持体
に定着し、所望の構造物(例えば空中庭園)とする工法
において、揚体の水平位置を調整する装置としては、支
持体の相対する面に垂直に付設した複数のガイドレール
と、各ガイドレールに対向して揚体に取り付けられ、そ
れぞれのガイドレールの3つのガイド面に摺接可能な複
数のクッションパッドとからなるものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ハングアップ工法用揚体水平位置調整装置は、揚体と支
持体の衝突防止機能しかないので、ハングアップ時の揚
体と支持体のクリアランスを必要以上に大きく取らなけ
ればならない不具合がある。このため、揚体の定着時
に、大きなクリアランス部に後付けの調整材を挿入する
必要がある。又、揚体の定着時に、支持体に対する揚体
の水平位置精度が悪く、別途に位置調整を行うためのジ
ャッキ等を必要としている。そこで、本発明は、ハング
アップ時の揚体の水平移動を拘束しつつ支持体との衝突
を防止し、高い施工精度が得られ、かつ定着時に調整材
等を不用とし得るハングアップ工法用揚体水平位置調整
装置の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明のハングアップ工法用揚体水平位置調整装置
は、重量構造物である揚体を支持体としての複数の柱の
上部に設置した多数の油圧ジャッキ等のハングアップ機
構により吊り上げ、所定の高さまでハングアップする工
法に用いる装置であって、各柱の相対する側面に垂直に
付設した複数のガイドレールと、各ガイドレールに対向
して揚体に取り付けられ、各ガイドレールのガイド面に
転動しつつ進退可能な複数の油圧ガイドローラーと、揚
体の水平変位を計測する水平変位計測手段と、水平変位
計測手段の計測結果に基づいて揚体の水平位置を矯正す
るように所要の油圧ガイドローラーを進退制御する油圧
制御装置とを備えることを特徴とする。前記油圧ガイド
ローラーは、油圧ジャッキ、そのラムの外端部に取り付
けたガイドローラー及びラムの回り止め手段からなるこ
とが好ましい。前記回り止め手段は、ラムに付設した摺
動板と、この摺動板を挟持して案内すべく揚体に付設し
た端面コ字形のガイド部材とからなることが望ましい。
又、前記水平位置計測手段は、地上に設置された複数の
レーザー発振器と、揚体の各隅部に設置された複数のレ
ーザー受光器とからなることが好ましい。
【0005】
【作用】本発明のハングアップ工法用揚体位置調整装置
においては、ハングアップ時の揚体が油圧ガイドローラ
ー及びガイドレールを介して常時支持体としての各柱と
当接した状態となり、かつ揚体と支持体のクリアランス
を小さくすることが可能となり、又、揚体に水平変位が
生じる場合や支持体と揚体間の相互の位置関係で不適合
(例えば、所定のクリアランスが得られない等)が生じ
る場合に所要の油圧ガイドローラーの進退によって水平
位置が矯正される。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の一実施例の揚体水平位置調
整装置を使用したハングアップ工法の概要を示す断面図
である。このハングアップ工法は、基礎1上に支持体と
しての4本の柱2(9m角で65mの高さを有する。)
を一辺45mの方形に立設し、各柱2の上部に上部構台
3を介して設置した多数のステップロッドジャッキ4の
ステップロッド4aにより、オーバーハングを持つ3層
分(6〜8F)の重量構造物(6,500tの重量と1
40,000m3 の空間を有する。)である揚体5を吊
り上げ、二点鎖線で示すように、所定の高さ(地上約2
3m)までハングアップし、内部柱としての各柱2に定
着して建築物とする方法である。そして、上記揚体5の
ハングアップに際しては、ハングアップ時の揚体5の水
平移動を拘束しつつ支持体としての柱2との衝突を防止
する等のため、揚体水平位置調整装置が使用されてい
る。
【0007】揚体水平位置調整装置は、図2、図3に示
すように、隣り合う柱2の相対する側面に垂直に付設し
た複数(本実施例においては一側面当り2本)のガイド
レール6を備えている一方、各ガイドレール6に対向し
て揚体5に取り付けられ、各ガイドレール6のガイド面
6aに転動しつつ進退可能な複数の油圧ガイドローラー
7を備えている。油圧ガイドローラー7は、ラム8aが
ガイド面6aに対して垂直となるようにして揚体5に取
り付けられた油圧ジャッキ8と、そのラム8aの外端部
に回転自在に取り付けられたガイドローラー9と、ガイ
ドローラー9の回転軸9aがガイド面6aと平行で水平
となるようにラム8aの回動を防止する回り止め手段1
0とからなり、回り止め手段10は、ラム8aに付設し
たリブ状の摺動板10aと、摺動板10aを挟持して案
内すべく揚体5に付設した端面コ字形のガイド部材10
bとからなる。又、揚体水平位置調整装置は、図1に示
すように、地上である基礎1上に設置された複数(本実
施例においては4台)のレーザー発振器11と、揚体5
の各隅部に設置された複数(1隅当り2個)のレーザー
受光器12とからなり、揚体5の水平変位を計測する水
平変位計測手段を備えている一方、水平変位計測手段の
計測結果に基づいて揚体5の水平位置を矯正すべく、所
要の油圧ガイドローラー7を進退制御する油圧制御装置
(図示せず)を備えている。
【0008】なお、油圧ガイドローラー7は、当初、油
圧ジャッキ8のラム8aがほぼ半分突出した状態でガイ
ドローラー9がガイドレール6のガイド面6aに当接す
るように揚体5に取り付けられるものである。
【0009】上記構成の揚体水平位置調整装置を使用し
ハングアップ工法による揚体5のハングアップ時に
は、揚体5が油圧ガイドローラー7及びガイドレール6
を介して常時支持体としての各柱2と当接した状態とな
り、かつ揚体5と各柱2のクリアランスを小さくするこ
とが可能となる。又、揚体5に水平変位が生じると、油
圧制御装置によって所要の油圧ガイドローラー7におけ
る油圧ジャッキ8のラム8aが進退することにより、揚
体5の水平位置が矯正される。ここで、上述したハング
アップ工法による場合、支持体としての柱2と重量構造
物である揚体5とのクリアランスは、通常の建築物と同
等の20mmとすることができた。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のハング
ップ工法用揚体水平位置調整装置によれば、ハングアッ
プ時の揚体が油圧ガイドローラー及びガイドレールを介
して常時支持体としての各柱と当接した状態となり、か
つ揚体と支持体のクリアランスを小さくすることが可能
となるので、揚体の水平移動を拘束しつつ支持体との衝
突を防止することができ、かつ定着時に調整材等を不用
とすることができる。又、揚体に水平変位が生じる場合
や支持体と揚体間の相互の位置関係で不適合が生じる場
合に所要の油圧ガイドローラーの進退によって水平位置
が矯正されるので、高い施工精度を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の揚体水平位置調整装置を使
用したハングアップ工法の概要を示す断面図である。
【図2】本発明の揚体水平位置調整装置の一実施例を示
す平面図である。
【図3】図2の揚体水平位置調整装置の側面図である。
【符号の説明】
1 基礎 2 柱 4 ステップロッドジャッキ 5 揚体 6 ガイドレール 6a ガイド面 7 油圧ガイドローラー 8 油圧ジャッキ 8a ラム 9 ガイドローラー 10 回り止め手段 10a 摺動板 10b ガイド部材 11 レーザー発振器 12 レーザー受光器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 1/35 E04G 21/16 E04H 3/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量構造物である揚体を支持体としての
    複数の柱の上部に設置した多数の油圧ジャッキ等のハン
    アップ機構により吊り上げ、所定の高さまでハング
    ップする工法に用いる装置であって、各柱の相対する側
    面に垂直に付設した複数のガイドレールと、各ガイドレ
    ールに対向して揚体に取り付けられ、各ガイドレールの
    ガイド面に転動しつつ進退可能な複数の油圧ガイドロー
    ラーと、揚体の水平変位を計測する水平変位計測手段
    と、水平変位計測手段の計測結果に基づいて揚体の水平
    位置を矯正するように所要の油圧ガイドローラーを進退
    制御する油圧制御装置とを備えることを特徴とするハン
    アップ工法用揚体水平位置調整装置。
  2. 【請求項2】 前記油圧ガイドローラーが、油圧ジャッ
    キ、そのラムの外端部に取り付けたガイドローラー及び
    ラムの回り止め手段とからなることを特徴とする請求項
    1記載のハングアップ工法用揚体水平位置調整装置。
  3. 【請求項3】 前記回り止め手段が、ラムに付設した摺
    動板と、摺動板を挟持して案内すべく揚体に付設した端
    面コ字形のガイド部材とからなることを特徴とする請求
    項2記載のハングアップ工法用揚体水平位置調整装置。
  4. 【請求項4】 前記水平変位計測手段が、地上に設置さ
    れた複数のレーザー発振器と、揚体の各隅部に設置され
    た複数のレーザー受光器とからなることを特徴とする請
    求項1、2又は3記載のハングアップ工法用揚体水平位
    置調整装置。
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