JP3225270U - イヤリング - Google Patents
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Abstract
【課題】レバーを台座へ向けて付勢する付勢部の劣化が生じにくいイヤリングを提供する。
【解決手段】イヤリング10は、第1端91から第1向き101へ延びた第1部分60、及び第1部分60の第2端92と連続しており第2向き102へ延びた第2部分70を有する台座20と、第2部分70の第3端93側において第2部分70によって回動可能に支持されており、回動先端部が第1端91に近接した第1位置、及び第1位置のときよりも回動先端部が第1端91から離間した第2位置に回動可能なレバー30と、レバー30を第1位置へ付勢する付勢部40とを備える。レバー30は、外部から力が作用していない状態において、回動可能な何れの位置にあっても付勢部40の板バネ部36に付勢されることによって第1位置へ回動する。
【選択図】図1
【解決手段】イヤリング10は、第1端91から第1向き101へ延びた第1部分60、及び第1部分60の第2端92と連続しており第2向き102へ延びた第2部分70を有する台座20と、第2部分70の第3端93側において第2部分70によって回動可能に支持されており、回動先端部が第1端91に近接した第1位置、及び第1位置のときよりも回動先端部が第1端91から離間した第2位置に回動可能なレバー30と、レバー30を第1位置へ付勢する付勢部40とを備える。レバー30は、外部から力が作用していない状態において、回動可能な何れの位置にあっても付勢部40の板バネ部36に付勢されることによって第1位置へ回動する。
【選択図】図1
Description
本考案は、耳たぶを挟持することによって耳に装着するイヤリングに関する。
耳たぶを挟持することによって耳に装着するイヤリングには、様々な形状のものがある。このようなイヤリングは、台座と、台座に回動可能に支持されたレバーとを備えている。レバーは、台座に対して、台座に近づいた近接位置と、台座から離れた離間位置とに回動する。イヤリングのユーザは、レバーを離間位置にした状態で、台座とレバーとの間に耳たぶが位置するように、イヤリングを耳に近づける。そして、レバーを離間位置から近接位置へ回動させる。これにより、イヤリングは耳に装着される。
通常、上記のようなイヤリングにおいて、レバーは、板バネなどの付勢部によって近接位置へ向かうように付勢されている。
また、通常、上記のようなイヤリングにおいて、レバーは、離間位置にまで回動されると、離間位置に保持された状態となる。例えば、特許文献1に開示されたイヤリングは、半開きの状態を維持する(特許文献1の図1参照)。また、例えば、特許文献2に開示されたイヤリングは、耳たぶ受け部2および耳たぶ挟持部3の間に耳たぶを配置したまま、アーム部32を、耳たぶを挟持する方向へ回動するように一定の力を加えると、板バネの弾性により自動的に力を加えた方向へ回動し、耳たぶが挟持される。つまり、耳たぶ挟持部3は、アーム部32に一定の力を加えない限り、耳たぶ受け部2との間に間隔を空けた位置に保持される(特許文献の図2参照)。
通常、レバーを離間位置に保持するイヤリングでは、レバーに設けられた板バネなどの付勢部が台座に形成された凸部を乗り越えることによって、レバーを離間位置に保持する機能が実現されている。このようなイヤリングでは、付勢部が凸部を乗り越える際に、凸部から付勢部に大きな力が作用する。そのため、レバーの回動が繰り返されることによって付勢部の劣化が生じ易い。例えば、凸部からの力の作用で付勢部が変形してしまい、付勢部の付勢力(詳細にはレバーを近接位置へ付勢する付勢力)が弱くなってしまうおそれがある。また、例えば、凸部からの力の作用で付勢部が破損してしまうおそれがある。
本考案は、前述された事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、レバーを台座へ向けて付勢する付勢部の劣化が生じにくいイヤリングを提供することにある。
(1) 本考案に係るイヤリングは、第1端から第1向きへ延びた第1部分、及び上記第1部分における上記第1端と反対側の第2端と連続しており上記第1向きと異なる向きへ延びた第2部分を有する台座と、上記第2部分における上記第2端と反対側の第3端側において上記第2部分によって回動可能に支持された本体、及び上記本体の回動先端部において上記本体と一体に形成された当接部を有し、上記当接部が上記第1端に当接した第1位置、及び上記当接部が上記第1端から離間した第2位置へ向けて回動可能なレバーと、上記レバーを上記第1位置へ付勢する付勢部と、上記第1位置と上記第2位置の間であって上記当接部が上記第1端から離間した第3位置の上記レバーが上記第2位置へ向けて回動することを規制するストッパと、を備える。上記レバーは、外部から力が作用していない状態において、常時、上記付勢部により上記第1位置に弾性的に付勢されている。
本構成によれば、レバーは、外部から力が作用していない状態において、回動可能な何れの位置にあっても付勢部に付勢されることによって第1位置へ回動する。そのため、レバーが第3位置に保持されるようにイヤリングが構成されている場合よりも、レバーが回動する際に付勢部へ作用する力を小さくすることができる。その結果、付勢部の劣化を生じにくくすることができる。
通常、レバーの第1位置からの回動量が多いほど、付勢部にかかる負荷が大きくなる。その結果、レバーの回動が繰り返されることにより、付勢部が劣化するおそれがある。本構成によれば、レバーの第1位置の回動は第3位置で規制される。これにより、レバーの回動量が減るため、付勢部にかかる負荷が小さくなる。その結果、レバーの回動が繰り返されることによる付勢部の劣化を低減することができる。
(2) 上記付勢部は、上記レバーに設けられており、上記第2部分の上記第3端へ向けて延びた板バネ部と、上記第2部分の上記第3端の近傍に形成されており、上記レバーの回動軸線に対して上記第1部分の反対側に位置しており、上記レバーの回動軸線を中心とする円の径方向の外側を向いており、上記板バネ部が当接する当接面と、を備える。上記板バネ部は、上記当接部が上記第1端から遠ざかる向きである所定回動向きへの上記レバーの回動に応じて、上記当接面に対して摺動しつつ上記当接面からの反作用によって撓むものである。上記付勢部は、撓んだ上記板バネ部の弾性によって、上記レバーを上記第1位置へ付勢するものである。
本構成によれば、付勢部の機能を簡単な構成で実現することができる。
(3) 上記板バネ部は、上記レバーの上記所定回動向きへ膨らむように湾曲している。
本構成によれば、レバーの第1位置から所定回動向きへの回動に応じて板バネ部が撓むとき、板バネ部は湾曲を解消するように撓む。換言すると、板バネ部は、湾曲した状態から真っ直ぐ延びた状態となるように撓む。通常、板バネ部は、湾曲の曲率が大きくなるように撓む程、大きな力が作用されて破損し易い。よって、本構成によれば、板バネ部の破損の可能性を低くすることができる。
(4) 上記第2部分または上記レバーの一方は、上記レバーの回動軸線の軸方向に対向した一対の第1板部と、上記回動軸線を中心とする円の周方向の90度以上に亘って上記一対の第1板部を繋いでいる第2板部と、を備える。上記第2部分または上記レバーの他方は、上記一対の第1板部の間に位置しており、上記レバーの回動軸線上を上記一対の第1板部の一方から他方に亘って隙間なく延びた第3板部を備える。上記一対の第1板部の各々に、上記軸方向へ突出した突起または上記突起が挿入される開口の一方が形成されている。上記第3板部における上記一対の第1板部の一方と対向する面と、上記第3板部における上記一対の第1板部の他方と対向する面との各々に、上記突起または上記開口の他方が形成されている。上記レバーは、上記突起が上記開口に挿入されることによって、上記第2部分に回動可能に支持されている。
本構成によれば、突起または開口の一方を備える一対の第1板部が第2板部によって繋がれている。これにより、一対の第1板部は撓みにくい。また、突起または開口の他方を備える第3板部が一対の第1板部の一方から他方に亘って延びている。これにより、第3板部は撓みにくい。第1板部及び第3板部が撓みにくい構造であることにより、付勢部の強度を強くすることができる。その結果、付勢部の劣化を低減することができる。
(5) 上記第2部分は、上記第2端からUターンするように延びた湾曲部を備える。上記レバーは、上記第2部分における上記第1向きの端よりも上記第1向きと逆向き側の位置において、上記第2部分によって回動可能に支持されている。
本構成によれば、第2部分が湾曲部を備えているため、第3端の位置が第1端に近くなる。これにより、レバーを小型化することができる。その結果、イヤリングを耳に付けた状態において、耳の後側に位置するレバーを前から見えにくくすることができる。
(6) 上記第2部分は、上記湾曲部における上記第2端と反対側の端から、上記第1向きと平行の向き、または上記第3端へ向かうにしたがって上記第1部分に近づく向きに延びた延出部を備える。上記レバーは、上記延出部によって回動可能に支持されている。
本構成によれば、延出部が第3端へ向かうにしたがって第1部分から遠ざかる向きに延びているイヤリングよりも、イヤリングを小型化することができる。
(7) 上記付勢部の少なくとも一部は、上記レバーに設けられている。上記レバーは、ポリアセタール製である。
ポリアセタールは、例えばポリエチレンテレフタレートよりもバネ性に優れている。そのため、付勢部の機能を最大限発揮させることができる。
(8) 上記台座は、ポリエチレンテレフタレート製である。
ポリエチレンテレフタレートは、例えばポリアセタールよりも硬い。そのため、台座の強度を強くすることができる。
(9) 上記第1部分は、上記レバーと反対側へ突出した突出部を備える。
本構成によれば、突出部にアクセサリーを取り付けることができる。
(10) 上記第1部分は、上記レバーと反対側の面に凹部を備える。上記凹部は、球面によって区画されている。上記突出部は、上記球面の最深部から突出している。
本構成によれば、球状のアクセサリーを凹部に隙間なく嵌めることができる。
(11) 上記第1部分は、貫通孔を備える。
本構成によれば、貫通孔にアクセサリーを貫通させることにより、第1部分にアクセサリーを取り付けることができる。
(12) 上記第1部分は、上記第1端の近傍における上記レバー側の面に第1凸部を備える。上記レバーは、上記回動先端部における上記第1部分側の面に第2凸部を備える。上記レバーが上記第1位置の状態において、上記第2凸部は、上記第1凸部の先端より上記第1端側で上記第1部分に当接する。
本構成のように構成された第1凸部及び第2凸部に耳が挟まれることによって、イヤリングを耳から落ちにくくすることができる。
(13) 上記台座は、透明である。
本構成によれば、台座が透明である。その結果、イヤリングを耳に付けた状態において、耳の前側に位置する台座を目立たなくすることができる。
(14) 上記レバーは、透明である。
本構成によれば、レバーが透明である。その結果、イヤリングを耳に付けた状態において、レバーを目立たなくすることができる。
(15) 上記第1部分は、上記第1部分の他の部分よりも幅広である第4板部を備える。上記第4板部における上記レバーとは反対側の面は平面である。
本構成によれば、平面にアクセサリーを貼り付けることができる。
(16) 上記レバーは、上記レバーの回動基端へ向かうにしたがって上記レバーの回動軸線の軸方向に沿った長さが短くなるテーパ部を備える。
本構成によれば、レバーは、テーパ部において軸方向の長さが短くなるため、小型化される。これにより、レバーを軽量化できる。また、レバーを目立たなくすることができる。
この考案によれば、レバーを台座へ向けて付勢する付勢部の劣化が生じにくくすることができる。
以下、本考案の好ましい実施形態が、適宜図面が参照されつつ説明される。なお、本実施の形態は、本考案に係るイヤリングの一態様にすぎず、本考案の要旨を変更しない範囲で実施態様が変更されてもよいことは言うまでもない。
[イヤリングの概要]
図1に示されるように、本考案の一実施形態に係るイヤリング10は、台座20と、レバー30と、付勢部40とを備える。台座20は、レバー30を回動軸線104(図4参照)を中心として回動可能に支持している。レバー30は、図1に示される第1位置と、図2に示される第2位置とに回動する。付勢部40は、レバー30を第1位置へ付勢するものである。
イヤリング10は、以下の手順で使用者の耳に装着される。使用者は、レバー30を第1位置から第2位置へ回動する。これにより、図2に示されるように、台座20とレバー30との間に、隙間50が生じる。このとき、使用者は、レバー30を把持したままである。これにより、レバー30は、付勢部40の付勢力にかかわらず、第2位置に保持される。次に、使用者は、隙間50に耳たぶが位置するように、イヤリング10を耳へ近づける。次に、使用者は、レバー30を把持していた手をレバー30から離す。これにより、レバー30は、付勢部40の付勢力によって第2位置から第1位置へ回動する。その結果、耳たぶが台座20とレバー30とに挟まれた状態となり、イヤリング10が耳に固定される。
以下、イヤリング10を構成する台座20、レバー30、及び付勢部40の詳細が説明される。
[台座]
図1及び図3に示されるように、台座20は、全体として湾曲した棒形状である。台座20は、ポリエチレンテレフタレート製である。台座20は、透明である。
台座20は、第1部分60と、第2部分70とを備える。第1部分60は、第1端91から第2端92へ、第1向き101に沿って真っ直ぐ延びている。第2端92は、第1部分60における第1端91と反対側の端である。第2部分70は、第2端92において第1部分60と連続している。第2部分70は、第2端92から第3端93へ、第1向き101と異なる向きである第2向き102に沿って湾曲しつつ延びている。第3端93は、第2部分70における第2端92と反対側の端である。第1向き101は、真っ直ぐな向きであり、第2向き102は、湾曲した向きである。
第1部分60は、凹部61と、突出部62と、凸部63(第1凸部の一例)と、凸部68とを備えている。
図1及び図3に示されるように、凹部61は、第1部分60の第1面65に位置している。第1面65は、レバー30と反対側の面である。凹部61は、第1部分60の第1端91の近傍に位置しており、球状に湾曲した面である球面61Aによって区画されている。なお、図4(A)に示されるように、第1部分60の第1端91の近傍の幅方向103の長さL1は、第1部分60の第1端91の近傍以外の部分の幅方向103の長さL2よりも長い。
突出部62は、球面61Aの最深部から、第1面65と直交する向きに沿ってレバー30と反対側へ突出している。突出部62は、棒状である。突出部62の先端部は、先細りのテーパ形状である。なお、突出部62の先端部は、テーパ形状以外の形状であってもよい。
凸部63は、第1部分60の第2面66に位置している。第2面66は、第1面65の裏側の面である。凸部63は、第1部分60の第1端91の近傍における突出部62の真裏に位置している。
凸部68は、第1面65から突出している。凸部68は、第1部分60の第2端92側に形成されている。貫通孔64は、凸部68に形成されている。貫通孔64は、凸部68を、幅方向103(図4参照)に貫通している。なお、図3において、幅方向103は、紙面に垂直な方向である。
図3及び図4に示されるように、第2部分70は、湾曲部79と、延出部71を備えている。
湾曲部79は、第2端92から延びている。第2端92から延びた湾曲部79の延出向きは、第1向き101から第1向き101の逆向きへ湾曲しつつ変わっている。つまり、湾曲部79は、第2端92からUターンするように延びている。
延出部71は、湾曲部79における第2端92と反対の端から第3端93へ向けて、概ね第1向き101と逆向きへ延びている。延出部71における第1部分60側の面71Aは、図3に示されるように、第3端93へ近づくにしたがって第1部分60に近づいている。なお、延出部71は、第1向き101と平行に延びていてもよい。
延出部71は、第2部分70における第1向き101の端71Bよりも、第1向き101と逆向き側に位置している。
図3及び図4に示されるように、延出部71は、一対の板部72(第1板部の一例)と、板部73(第2板部の一例)とを備えている。
図4に示されるように、一対の板部72は、幅方向103に間隔を空けて対向している。図3に示されるように、一対の板部72の各々に、孔74が形成されている。各孔74は、円形であり、一対の板部72を貫通している。各孔74の中心は、双方ともに仮想線(レバー30の回動軸線104(図4参照))上に位置している。ここで、回動軸線104は、幅方向103と平行である。つまり、幅方向103は、レバー30の回動軸線104の軸方向である。なお、孔74は、一対の板部72を貫通していなくてもよい。
図4に示されるように、板部73は、幅方向103に延びている。板部73の幅方向103の一端は、一対の板部72の一方と連続している。板部73の幅方向103の他端は、一対の板部72の他方と連続している。
板部73は、回動軸線104を中心とする円の周方向に沿って一対の板部72を繋いでいる。図3に示されるように、板部73の当該周方向の一端73Aと、板部73の当該周方向の他端73Bとがなす角θは、90度より大きい。なお、角θは90度以上であればよい。つまり、板部73は、当該周方向の90度以上に亘って一対の板部72を繋いでいる。
板部73は、凹部75を備えている。凹部75は、一対の側面76と、底面77(当接面の一例)とによって区画されている。一対の側面76は、幅方向103に対向している。底面77は、一対の側面76を繋いでいる。底面77は、回動軸線104を中心とする円の径方向の外側を向いている。底面77に、レバー30の板バネ部36(図5参照)が当接する。
[レバー]
図5及び図6に示されるように、レバー30は、全体として概ね板形状である。レバー30は、ポリアセタール製である。レバー30は、白色である。
レバー30は、本体31と、一対の突起32と、凸部33(第2凸部の一例)と、板バネ部36とを備える。
本体31は、レバー30の主要部を構成しており、概ね板形状である。本体31は、一対の側面31Aと、面31Bと、面31Cとを備えている。一対の側面31Aは、本体31の幅方向103の両端に位置しており、幅方向103の外側を向いている。面31Bは、一対の側面31Aを繋いでおり、台座20の第1部分60と対向している。面31Cは、面31Bの裏側の面である。面31Cは、一対の側面31Aを繋いでいる。
図5に示されるように、本体31の長手方向105の一端部31D(回動先端部の一例)は、本体31の長手方向105の一端に近づく程に矢印106の向きへ向かうように湾曲している。このレバー30の湾曲した部分の面31Bがユーザに押されることによって、レバー30は第1位置から第2位置へ回動する。なお、図5に示された一端部31Dは、湾曲の代わりに屈曲していてもよい。
図6及び図7に示されるように、一対の突起32は、一対の側面31Aの各々から、幅方向103へ突出している。一対の突起32は、本体31の長手方向105の他端部31Eに位置している。一対の突起32の各々は、台座20の孔74(図3参照)の各々に挿入される。これにより、図1及び図2に示されるように、レバー30は、台座20の延出部71によって、回動軸線104(図3参照)を中心として回動可能に支持される。
レバー30は、図1に示される第1位置と、図2に示される第2位置とに回動する。レバー30は、図1に示される矢印106の向き(回動向きの一例)に回動することによって第1位置から第2位置へ移動する。レバー30は、図2に示される矢印107の向き(矢印106と逆向き)に回動することによって第2位置から第1位置へ移動する。
図1に示されるように、レバー30が第1位置のとき、一端部31Dは、台座20の第1端91の近傍と当接している。図2に示されるように、レバー30が第2位置のとき、一端部31Dは、台座20から離間している。
なお、レバー30が第1位置のときに、一端部31Dは台座20の第1端91に近接していればよい。つまり、レバー30が第1位置のときに、一端部31Dは台座20の近傍に位置していればよく、必ずしも台座20に当接していなくてもよい。この場合、レバー30が第2位置にあるときのレバー30の一端部31Dの位置は、レバー30が第1位置にあるときよりも台座20から離間している。
図6及び図7に示されるように、一対の突起32の各々の先端部は、先細りのテーパ形状である。これにより、一対の突起32の孔74への抜き差しが容易となる。つまり、レバー30の台座20への着脱が容易となる。なお、一対の突起32の各々の先端部は、テーパ形状以外の形状であってもよい。
図5及び図7に示されるように、凸部33は、本体31の面31Bから突出している。凸部33は、一端部31Dに位置している。図1に示されるように、レバー30が第1位置のとき、凸部33は、凸部63の先端より第1端91側で第1部分60に当接する。また、レバー30が第1位置のとき、凸部33の突出先端は、台座20の凸部63の突出先端よりも、第2面66の近くに位置している。
図7に示されるように、面31Bに、2本の溝34が形成されている。2本の溝34は、長手方向105に間隔を空けて並んで形成されている。各溝34は、幅方向103に沿って延びている。なお、溝34の数は、2本に限らない。溝34は、ユーザがレバー30を把持したときの滑り止めとして機能する。なお、滑り止めとして機能するものは、溝34に限らない。例えば、面31Bに、溝34の代わりに、面34Bから突出して幅方向103に延びた複数のリブが形成されていてもよい。
図6及び図7に示されるように、本体31に、切り欠き35が形成されている。切り欠き35は、本体31を、長手方向105の他端から長手方向105に沿って切り欠いている。これにより、他端部31Eは、切り欠き35を挟んで2つの部分31F、31Gに分けられる。2つの部分31F、31Gの各々に、一対の突起32の各々が設けられている。2つの部分31F、31Gは、幅方向103に細いため、幅方向103に撓みやすい。これにより、一対の突起32の孔74への抜き差しが容易となる。つまり、レバー30の台座20への着脱が容易となる。
図5及び図6に示されるように、板バネ部36は、本体31から延びている。板バネ部36は、切り欠き35の奥部から、他端部31Eへ向けて延びている。つまり、図1及び図2に示されるように、レバー30が台座20に支持された状態において、板バネ部36は、台座20の第3端93へ向けて延びている。
図1に示されるように、板バネ部36は、長手方向105において切り欠き35の奥部から離れるにしたがって、本体31の面31Cから離間するように延びている。つまり、板バネ部36は、矢印106の向き(レバー30の第1位置から第2位置への回動向き)へ膨らむように湾曲している。
板バネ部36の本体31側の面36Aは、台座20の底面77(図4参照)に当接している。
[付勢部]
付勢部40は、レバー30を第1位置へ付勢するものである。付勢部40は、台座20の底面77(図4参照)と、レバー30の板バネ部36(図5参照)とを備えている。つまり、付勢部40の少なくとも一部は、レバー30に設けられている。
レバー30が図1に示される第1位置のとき、台座20の底面77に当接した板バネ部36の面36Aは、底面77から反作用の力を受ける。これにより、板バネ部36が僅かに撓んでいる。その結果、板バネ部36が撓みを解消しようとする力、つまり板バネ部36の弾性力によって、レバー30に、第1位置から矢印107(図2参照)の向きへ回動する力が作用する。しかし、第1位置のレバー30は台座20と当接しているため、レバー30が当該力によって第1位置から矢印107の向きへ回動することはない。
イヤリング10のユーザがレバー30を把持して、レバー30を第1位置から第2位置へ向けて矢印106の向き(図1参照)へ回動させると、板バネ部36の面36Aは、底面77に対して摺動する。この摺動によって、面36Aと底面77との当接位置は矢印106に沿って移動する。当接位置の移動によって、底面77から面36Aへの反作用の力が増加する。上述したように、底面77から面36Aへの反作用の力によって、板バネ部36が撓む。よって、当接位置が矢印106の向きへ移動する程、つまりレバー30が第2位置へ近づく程、板バネ部36の撓み量が大きくなる。板バネ部36は、矢印106の向きへ膨らむように湾曲した状態から、概ね真っ直ぐな状態となるように撓む。板バネ部36が撓むことにより、板バネ部36に上述と同様の力、つまり弾性力が作用する。これにより、レバー30は第1位置へ付勢される。そのため、ユーザがレバー30から手を離すと、レバー30は、板バネ部36の弾性によって第1位置へ回動する。
図2に示されるように、レバー30が第2位置へ到達したとき、板バネ部36の先端部36Bは、台座20(第2部分70の湾曲部79)に当接する。これにより、板バネ部36が第2位置から更に矢印106の向きへ回動することが規制されている。レバー30が第2位置に位置するとき、レバー30の撓み量は最も大きくなる。つまり、板バネ部36に作用する弾性力が最も大きくなる。レバー30が第2位置に位置するときに、ユーザがレバー30から手を離すと、上記と同様に、レバー30は、板バネ部36の弾性によって第1位置へ回動する。
以上より、レバー30は、外部から力が作用していない状態(例えば、上記のようにユーザに把持されていない状態)において、回動可能な何れの位置(第1位置及び第2位置並びにその間の位置)にあっても、付勢部40に付勢されることによって第1位置へ回動する。
[実施形態の作用効果]
本実施形態によれば、レバー30は、外部から力が作用していない状態(例えばユーザに把持されていない状態)において、回動可能な何れの位置(第1位置及び第2位置並びにその間の位置)にあっても付勢部40に付勢されることによって第1位置へ回動する。そのため、レバー30が第2位置に保持されるようにイヤリング10が構成されている場合よりも、レバー30が回動する際に台座20やレバー30から付勢部40へ作用する力を小さくすることができる。その結果、付勢部40の劣化を生じにくくすることができる。
本実施形態によれば、板バネ部36と底面77という簡単な構成で、付勢部40の機能を実現することができる。
本実施形態によれば、レバー30の矢印106の向きの回動に応じて板バネ部36が撓むとき、板バネ部36は、湾曲した状態から真っ直ぐ延びた状態となるように撓む。通常、板バネ部36は、湾曲の曲率が大きくなるように撓む程、大きな力が作用されて破損し易い。よって、本実施形態によれば、板バネ部36は湾曲の曲率が小さくなるように撓むため、板バネ部36の破損の可能性を低くすることができる。
本実施形態によれば、第2部分70が湾曲部79を備えているため、第3端93の位置が第1端91に近くなる。これにより、第3端93から第1端91に亘って位置するレバー30を小型化することができる。その結果、イヤリング10を耳に付けた状態において、耳の後側に位置するレバー30を前から見えにくくすることができる。
本実施形態によれば、延出部71が第3端93へ向かうにしたがって第1部分60に近づく向きに延びている。そのため、延出部71が第3端93へ向かうにしたがって第1部分60から遠ざかる向きに延びているイヤリング10よりも、イヤリング10を小型化することができる。
本実施形態によれば、レバー30は、ポリアセタール製である。ポリアセタールは、例えばポリエチレンテレフタレートよりもバネ性に優れている。そのため、レバー30の板バネ部36のバネ性を向上させることができる。その結果、付勢部40の機能を最大限発揮させることができる。
本実施形態によれば、台座20は、ポリエチレンテレフタレート製である。ポリエチレンテレフタレートは、例えばポリアセタールよりも硬い。そのため、台座20の強度を強くすることができる。
本実施形態によれば、突出部62が挿入可能な孔が形成されたアクセサリーを、突出部62に取り付けることができる。
本実施形態によれば、凹部61が球面によって区画されている。そのため、球状のアクセサリーを凹部61に隙間なく嵌めることができる。
本実施形態によれば、貫通孔64にアクセサリーを貫通させることにより、第1部分60にアクセサリーを取り付けることができる。
本実施形態のように構成された凸部63、33に耳が挟まれることによって、凸部63、33が耳に引っ掛かる。これにより、イヤリング10を耳から落ちにくくすることができる。
本実施形態によれば、台座20が透明である。その結果、イヤリング10を耳に付けた状態において、耳の前側に位置する台座20を目立たなくすることができる。
[変形例]
上記実施形態では、レバー30は、第1位置から矢印106の向きに回動することによって、第2位置まで回動可能であった。しかし、レバー30の第1位置から矢印106の向きへの回動は、第2位置よりも第1位置に近い第3位置で規制されてもよい。
例えば、図8に示されるように、一対の板部72は、回動軸線104を中心とする円の径方向の外側へ突出したストッパ78を備えていてもよい。そして、第1位置から矢印106の向きへ回動するレバー30の本体31の面31Hがストッパ78と当接することにより、レバー30の回動が規制されてもよい。本体31とストッパ78とが当接してレバー30の回動が規制されたときのレバー30の位置(図8に示されるレバー30の位置)が、第3位置である。
なお、ストッパ78は、レバー30の矢印106の向きへの回動を第3位置で規制するものであれば、図8に示されたようなものに限らない。例えば、ストッパ78は、第2部分70の湾曲部79から突出していてもよい。この場合、第1位置から第2位置へ向けて回動するレバー30が第2位置へ到達する前に、板バネ部36の先端部36Bがストッパ78に当接する。これにより、レバー30の回動は第3位置で規制される。
通常、レバー30の第1位置からの回動量が多いほど、付勢部40にかかる負荷が大きくなる。その結果、レバー30の回動が繰り返されることにより、付勢部40が劣化するおそれがある。上述した変形例(図8に例示した変形例)によれば、レバー30の第1位置から第2位置へ向けての回動(矢印106の向きへの回動)は、ストッパ78によって、第2位置よりも第1位置側の第3位置で規制される。これにより、レバー30の回動量が減るため、付勢部40にかかる負荷が小さくなる。その結果、レバー30の回動が繰り返されることによる付勢部40の劣化を低減することができる。
上記実施形態では、レバー30は切り欠き35を備えていたが、レバー30は切り欠き35を備えていなくてもよい。この場合、図9に示されるように、本体31の一部は、一対の板部72の間に位置しており、回動軸線104上を一対の突起32の一方から他方に亘って隙間なく延びている。つまり、レバー30が台座20に支持された状態において、本体31は、回動軸線104上を一対の板部72の一方から他方に亘って隙間なく延びている。図9に示される構成では、本体31における一対の板部72の間に配置された部分が、第3板部の一例である。また、図9に示される構成では、上記実施形態と同様に、一対の突起32の各々は、一対の板部72と対向する本体31の一対の側面31Aの各々に形成されている。
図9に示される構成の場合、本体31が殆ど撓まないため、一対の突起32が幅方向103に殆ど動かない。よって、レバー30の台座20への装着は、切り欠き35が設けられた構成に比べて困難である。したがって、レバー30の台座20への装着は、治具を使用することによって行われることが望ましい。
上述した変形例(図9に例示した変形例)によれば、孔74を備える一対の板部72が板部73によって繋がれている。これにより、一対の板部72は撓みにくい。また、一対の突起32を備えるレバー30の本体31が、レバー30の回動軸線104上を一対の板部72の一方から他方に亘って隙間なく延びている。これにより、本体31は撓みにくい。台座20の一対の板部72及びレバー30の本体31が撓みにくい構造であることにより、付勢部40の強度を強くすることができる。その結果、付勢部40の劣化を低減することができる。
上記実施形態において、台座20は、棒形状であったが、棒形状以外の形状、例えば板形状であってもよい。また、上記実施形態において、台座20は、全体として湾曲した形状であったが、台座20は、湾曲した形状ではなく屈曲した形状であってもよい。また、台座20は、ポリエチレンテレフタレート以外の樹脂でもよいし、樹脂以外、例えば金属製や木製であってもよい。また、台座20は、透明以外の色、例えば白色であってもよい。
上記実施形態において、第1部分60は、真っ直ぐ延びていた。しかし、第1部分60は、その少なくとも一部において湾曲してしてもよいし、その少なくとも一部において屈曲していてもよい。また、上記実施形態において、第2部分70は、湾曲していた。しかし、第2部分70は、真っ直ぐ延びていてもよいし、その少なくとも一部において屈曲していてもよい。また、上記実施形態において、第2部分70は、その一部(湾曲部79)において湾曲し、残りの部分(延出部71)において概ね真っ直ぐ延びていたが、その全体において湾曲していてもよい。また、上記実施形態において、第2部分70は、Uターンするように湾曲していたが、第2部分70の湾曲の態様は任意である。なお、第1向き101は、第1部分60が延びる向きに応じて変わり、第2向き102は、第2部分70が延びる向きに応じて変わる。
上記実施形態において、凹部61は、第1部分60の第1端91の近傍に位置していた。しかし、凹部61は、第1部分60の第1端91の近傍以外に位置していてもよい。例えば、凹部61は、第1部分60の第2端92の近傍に位置していてもよい。
上記実施形態において、第1部分60の第1端91の近傍の幅方向103の長さL1は、第1部分60の第1端91の近傍以外の部分の幅方向103の長さL2よりも長かった。しかし、長さL1は、長さL2以下であってもよい。
上記実施形態において、凹部61は、第1面65に位置していた。しかし、凹部61は、第1面65以外、例えば第1面65及び第2面66を繋ぐ第3面67に位置していてもよい。なお、凹部61の位置にかかわらず、突出部62は、凹部61を区画する面から突出していることが好ましい。しかし、突出部62は、凹部61を区画する面以外の箇所から突出していてもよい。また、凹部61を区画する面は、球面61Aでなくてもよい。例えば、凹部61は、矩形であってもよい。この場合、凹部61は、複数の平面によって区画される。
上記実施形態において、突出部62は、球面61Aの最深部から突出していた。しかし、突出部62は、球面61Aの最深部以外から突出していてもよい。突出部62の突出向きは、第1面65と直交する向き以外であってもよい。突出部62は、棒状以外、例えば板状であってもよい。
上記実施形態において、凸部63は、突出部62の真裏に位置していた。しかし、凸部63は、突出部62の真裏以外に位置していてもよい。例えば、凸部63は、突出部62よりも第2端92側に位置していてもよい。
上記実施形態において、貫通孔64は、凸部68に形成されていた。しかし、貫通孔64は、凸部68以外に形成されていてもよい。例えば、第1部分60は凸部68を備えておらず、貫通孔64は第1部分60を幅方向103に貫通していてもよい。貫通孔64が第1部分60を貫通する方向は、幅方向103以外の方向であってもよい。
第1部分60は、貫通孔64(図1参照)を備えていなくてもよい。例えば、図10に示されるように、第1部分60は、第1面65から突出しており貫通孔64が形成された凸部68(図1参照)を備えていなくてもよい。
上記実施形態において、延出部71の位置は、第2部分70の第3端93の近傍であった。しかし、延出部71の位置は、第2部分70の第3端93の近傍に限らず、第3端93側の位置(第2部分70のうち第2端92よりも第3端93に近い位置)であればよい。
上記実施形態において、延出部71の一対の板部72が孔74を備え、レバー30の本体31が一対の突起32を備えていた。しかし、上記実施形態とは逆に、延出部71の一対の板部72が一対の突起32を備え、レバー30の本体31が孔74を備えていてもよい。
上記実施形態では、台座20の延出部71が一対の板部72と、板部73とを備えている一方で、レバー30の本体31が一対の板部72の間に配置されていた。しかし、上記実施形態とは逆に、レバー30の本体31が一対の板部72と、板部73とを備えている一方で、台座20の延出部71が一対の板部72の間に配置されていてもよい。この場合、延出部71における一対の板部72の間に配置された部分が、第3板部の一例である。
上記実施形態において、第2部分70は、湾曲部79と延出部71とを備えていた。しかし、第2部分70は、湾曲部79のみを備えていてもよい。この場合、レバー30は、湾曲部79における第2端92とは反対側において湾曲部79によって支持される。
上記実施形態において、レバー30は、板形状であったが、板形状以外の形状、例えば棒形状であってもよい。また、レバー30は、ポリアセタール以外の樹脂でもよいし、樹脂以外、例えば金属製や木製であってもよい。また、レバー30は、白以外の色、例えば透明であってもよい。レバー30が透明である場合、イヤリングを耳に付けた状態において、レバー30を目立たなくすることができる。
上記実施形態において、レバー30は、板バネ部36によって第1位置へ付勢されていた。しかし、レバー30を第1位置へ付勢させるための構成は、図5に示されるような板バネ部36以外の構成であってもよい。例えば、板バネ部36が、台座20に設けられていてもよい。また、例えば、板バネ部36の代わりにコイルバネなどの他の種類のバネが、レバー30を第1位置へ付勢させるためのものとして、レバー30または台座20の少なくとも一方に設けられていてもよい。
第1部分60は、凹部61、突出部62、及び凸部63の少なくとも一つの代わりに、または、凹部61、突出部62、及び凸部63に加えて、図11及び図12に示されるような板部80(第4板部の一例)を備えていてもよい。
図11及び図12に示されるように、板部80は、第1部分60の第1端91近傍に設けられている。板部80は、概ね円板形状である。板部80の直径L3(板部80の幅方向103の長さ)は、第1部分60の板部80以外の部分の幅方向103の長さL2よりも長い。つまり、板部80は、第1部分60の板部80以外の部分よりも幅広である。なお、板部80は、第1部分60の第1端91近傍以外に設けられていてもよい。また、板部80は、円板以外の形状であってもよい。
板部80におけるレバー30とは反対側の面81は、平面である。平面が向く向きは任意であるが、図11に示される板部80の面81は、第1向き101及び幅方向103に拡がっている。面81には、アクセサリーを容易に貼り付けることができる。
板部80におけるレバー30側の面には、上記実施形態と同様に、凸部63が形成されている。なお、凸部63の有無は任意である。
上記実施形態において、レバー30は、正面から視て(換言すると第1向き101及び幅方向103と直交する方向に沿って視て)、図6に示されるような形状であった。しかし、レバー30の形状は、図6に示されるような形状に限らない。
例えば、図6に示されるレバー30は、幅方向103の両端が長手方向105に沿って延びていたが、レバー30は、図13に示されるように、テーパ部82を備えていてもよい。テーパ部82は、レバー30における本体31の長手方向105の他端部31E側、つまりレバー30の回動基端側に形成されている。テーパ部82の幅方向103の両端83は、長手方向105に沿って延びておらず、長手方向105において当該回動基端へ向かうにしたがって(換言すると、他端部31Eへ向かうにしたがって)、当該両端の間の幅方向103の距離が短くなるように延びている。つまり、テーパ部82は、長手方向105において他端部31Eへ向かうにしたがって幅狭となっている。換言すると、テーパ部82は、他端部31Eへ向かうにしたがって回動軸線104の方向(幅方向103)の長さが短くなっている。
レバー30がテーパ部82を備える場合、レバー30は、テーパ部82において幅方向103の長さが短くなるため、小型化される。これにより、レバー30を軽量化できる。また、レバー30を目立たなくすることができる。
10・・・イヤリング
20・・・台座
30・・・レバー
31・・・本体
32・・・一対の突起
33・・・凸部
34・・・溝
35・・・切り欠き
36・・・板バネ部
40・・・付勢部
50・・・隙間
60・・・第1部分
61・・・凹部
62・・・突出部
63・・・凸部
64・・・貫通孔
65・・・第1面
66・・・第2面
67・・・第3面
70・・・第2部分
71・・・延出部
72・・・一対の板部
73・・・板部
74・・・孔
75・・・凹部
76・・・一対の側面
77・・・底面
78・・・ストッパ
79・・・湾曲部
80・・・板部
81・・・面
82・・・テーパ部
91・・・第1端
92・・・第2端
93・・・第3端
101・・・第1向き
102・・・第2向き
103・・・幅方向
104・・・回動軸線
105・・・長手方向
106・・・矢印
107・・・矢印
20・・・台座
30・・・レバー
31・・・本体
32・・・一対の突起
33・・・凸部
34・・・溝
35・・・切り欠き
36・・・板バネ部
40・・・付勢部
50・・・隙間
60・・・第1部分
61・・・凹部
62・・・突出部
63・・・凸部
64・・・貫通孔
65・・・第1面
66・・・第2面
67・・・第3面
70・・・第2部分
71・・・延出部
72・・・一対の板部
73・・・板部
74・・・孔
75・・・凹部
76・・・一対の側面
77・・・底面
78・・・ストッパ
79・・・湾曲部
80・・・板部
81・・・面
82・・・テーパ部
91・・・第1端
92・・・第2端
93・・・第3端
101・・・第1向き
102・・・第2向き
103・・・幅方向
104・・・回動軸線
105・・・長手方向
106・・・矢印
107・・・矢印
Claims (16)
- 第1端から第1向きへ延びた第1部分、及び上記第1部分における上記第1端と反対側の第2端と連続しており上記第1向きと異なる向きへ延びた第2部分を有する台座と、
上記第2部分における上記第2端と反対側の第3端側において上記第2部分によって回動可能に支持された本体、及び上記本体の回動先端部において上記本体と一体に形成された当接部を有し、上記当接部が上記第1端に当接した第1位置、及び上記当接部が上記第1端から離間した第2位置へ向けて回動可能なレバーと、
上記レバーを上記第1位置へ付勢する付勢部と、
上記第1位置と上記第2位置の間であって上記当接部が上記第1端から離間した第3位置の上記レバーが上記第2位置へ向けて回動することを規制するストッパと、を備え、
上記レバーは、外部から力が作用していない状態において、常時、上記付勢部により上記第1位置に弾性的に付勢されているイヤリング。 - 上記付勢部は、
上記レバーに設けられており、上記第2部分の上記第3端へ向けて延びた板バネ部と、
上記第2部分の上記第3端の近傍に形成されており、上記レバーの回動軸線に対して上記第1部分の反対側に位置しており、上記レバーの回動軸線を中心とする円の径方向の外側を向いており、上記板バネ部が当接する当接面と、を備え、
上記板バネ部は、上記当接部が上記第1端から遠ざかる向きである所定回動向きへの上記レバーの回動に応じて、上記当接面に対して摺動しつつ上記当接面からの反作用によって撓むものであり、
上記付勢部は、撓んだ上記板バネ部の弾性によって、上記レバーを上記第1位置へ付勢するものである請求項1に記載のイヤリング。 - 上記板バネ部は、上記レバーの上記所定回動向きへ膨らむように湾曲している請求項2に記載のイヤリング。
- 上記第2部分または上記レバーの一方は、
上記レバーの回動軸線の軸方向に対向した一対の第1板部と、
上記回動軸線を中心とする円の周方向の90度以上に亘って上記一対の第1板部を繋いでいる第2板部と、を備え、
上記第2部分または上記レバーの他方は、
上記一対の第1板部の間に位置しており、上記レバーの回動軸線上を上記一対の第1板部の一方から他方に亘って隙間なく延びた第3板部を備え、
上記一対の第1板部の各々に、上記軸方向へ突出した突起または上記突起が挿入される開口の一方が形成されており、
上記第3板部における上記一対の第1板部の一方と対向する面と、上記第3板部における上記一対の第1板部の他方と対向する面との各々に、上記突起または上記開口の他方が形成されており、
上記レバーは、上記突起が上記開口に挿入されることによって、上記第2部分に回動可能に支持されている請求項1から3のいずれかに記載のイヤリング。 - 上記第2部分は、上記第2端からUターンするように延びた湾曲部を備え、
上記レバーは、上記第2部分における上記第1向きの端よりも上記第1向きと逆向き側の位置において、上記第2部分によって回動可能に支持されている請求項1から4のいずれかに記載のイヤリング。 - 上記第2部分は、上記湾曲部における上記第2端と反対側の端から、上記第1向きと平行の向き、または上記第3端へ向かうにしたがって上記第1部分に近づく向きに延びた延出部を備え、
上記レバーは、上記延出部によって回動可能に支持されている請求項5に記載のイヤリング。 - 上記付勢部の少なくとも一部は、上記レバーに設けられており、
上記レバーは、ポリアセタール製である請求項1から6のいずれかに記載のイヤリング。 - 上記台座は、ポリエチレンテレフタレート製である請求項1から7のいずれかに記載のイヤリング。
- 上記第1部分は、上記レバーと反対側へ突出した突出部を備える請求項1から8のいずれかに記載のイヤリング。
- 上記第1部分は、上記レバーと反対側の面に凹部を備え、
上記凹部は、球面によって区画されており、
上記突出部は、上記球面の最深部から突出している請求項9に記載のイヤリング。 - 上記第1部分は、貫通孔を備える請求項1から10のいずれかに記載のイヤリング。
- 上記第1部分は、上記第1端の近傍における上記レバー側の面に第1凸部を備え、
上記レバーは、上記回動先端部における上記第1部分側の面に第2凸部を備え、
上記レバーが上記第1位置の状態において、上記第2凸部は、上記第1凸部の先端より上記第1端側で上記第1部分に当接する請求項1から11のいずれかに記載のイヤリング。 - 上記台座は、透明である請求項1から12のいずれかに記載のイヤリング。
- 上記レバーは、透明である請求項1から13のいずれかに記載のイヤリング。
- 上記第1部分は、上記第1部分の他の部分よりも幅広である第4板部を備え、
上記第4板部における上記レバーとは反対側の面は平面である請求項1から14のいずれかに記載のイヤリング。 - 上記レバーは、上記レバーの回動基端へ向かうにしたがって上記レバーの回動軸線の軸方向に沿った長さが短くなるテーパ部を備える請求項1から15のいずれかに記載のイヤリング。
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