JP3224778B2 - 吸引鋳造方法及び吸引鋳造装置 - Google Patents

吸引鋳造方法及び吸引鋳造装置

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JP3224778B2
JP3224778B2 JP17428198A JP17428198A JP3224778B2 JP 3224778 B2 JP3224778 B2 JP 3224778B2 JP 17428198 A JP17428198 A JP 17428198A JP 17428198 A JP17428198 A JP 17428198A JP 3224778 B2 JP3224778 B2 JP 3224778B2
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春之 阪部
智和 澤田
隆一 升田
広行 漆谷
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Toyota Motor Corp
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    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D18/00Pressure casting; Vacuum casting
    • B22D18/06Vacuum casting, i.e. making use of vacuum to fill the mould

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は吸引鋳造方法及び吸
引鋳造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金型の湯口から溶湯をキャビティ
内に負圧によって吸入する吸引鋳造方法において、例え
ば自動車用ホイールの吸引鋳造装置として図6及び図7
に示す構造のものがある。
【0003】該構造は、保温炉101の上部に下定盤1
02を備えてこれに炉側湯口103を設け、下定盤10
2の上部には上記炉側湯口103と連通する金型側湯口
104を設けた金型105を備え、該金型105の外周
をチャンバー106と上チャンバー107で囲み、吸引
ポンプ108によりチャンバー106,107内を減圧
(負圧)して、横金型109と上金型110との隙間D
1 及び上金型110と離型ピン111との隙間D2 から
同圧P1 でキャビティ112内を減圧し、保温炉101
内の溶湯113を炉側湯口103、金型側湯口104を
通じてキャビティ112内に吸引充填するようになって
いる。
【0004】なお、下定盤102には上定盤114が固
設され、該上定盤114に備えた油圧シリンダー115
により可動定盤116を介して上チャンバー107及び
上金型110を昇降駆動するようになっている。
【0005】また、上記の吸引ポンプ108によって上
記の炉側湯口103と金型側湯口104の接合面117
に、上記キャビティ112内の負圧より高い負圧を作用
させる吸引手段118を設けて、接合面116から空気
が湯口内に流入することを防止する技術が例えば特公平
3−7465号公報に開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な金型においては、その金型温度の低い部分で湯まわり
が低下する現象があり、例えば上記の金型105におい
ては、横金型109よりも低温の上金型110の型面部
において横金型109の型面部よりも湯回りが低下し、
図7に示すように上金型110の型面と製品119間に
空間Aが発生する。そのため、この空間Aが断熱層とな
って図7に示すような鋳造欠陥(ヒケ巣)Bが発生する
問題がある。
【0007】また、上記のように、接合面117に高負
圧を作用させるものにおいても、キャビティ112内全
域の圧力は同一であるため、上記のように発生した空間
A内の空気は吸出除去されず、依然として上記の鋳造欠
陥Bが発生する問題がある。
【0008】そこで本発明は、上記の空間Aの発生を防
止し、鋳造欠陥の発生を防止する吸引鋳造方法及び吸引
鋳造装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の第1の発明は、下金型と横金型と
該横金型内に嵌合する上金型とで有底状のキャビティを
形成し、下金型の湯口から溶湯をキャビティ内に負圧に
よって流入する吸引鋳造方法において、前記上金型の側
周壁面にキャビティ内負圧よりも高負圧を作用させるこ
とを特徴とする吸引鋳造方法である。
【0010】本発明においては、上金型の側周壁面にキ
ャビティ内負圧よりも高負圧を作用させることにより、
該面での湯回りが良好になり、該面での空気の残存が防
止される。したがって、上記の面での空間の発生を防止
し、ヒケ巣等の鋳造欠陥部が発生しない。
【0011】請求項2記載の第2の発明は、下金型と横
金型と該横金型内に嵌合する上金型とで有底状のキャビ
ティを形成し、下金型の湯口から溶湯をキャビティ内に
負圧によって流入する吸引鋳造装置において、キャビテ
ィ内を負圧にする第1の吸引手段と、前記上金型の側周
壁面にキャビティ内負圧よりも高負圧を作用させる第2
の吸引手段を設けたことを特徴とする吸引鋳造装置であ
る。
【0012】本発明の装置においては、上記第1の発明
の方法を達成できる。請求項3記載の第3の発明は、下
金型と、横金型と、該横金型内に嵌合する上金型とで有
底状のキャビティを構成し、横金型と上金型間に吸引口
を設けて該吸引口からキャビティ内に負圧を作用させて
該負圧によって溶湯をキャビティ内に流入する吸引鋳造
法において、上金型における上記キャビティの上端部を
形成する部分に上記の吸引口とは別の吸引口を設け、該
別の吸引口から、キャビティ内負圧よりも高負圧を上金
型の側周型面部に作用させることを特徴とする吸引鋳造
方法である。
【0013】本発明においては、例えば、下金型と横金
型と上金型とで自動車用ホイールを成形する環状のキャ
ビティを有するものにおいて、上金型における側周壁面
に高負圧が作用し、上記第1の発明と同様の作用によ
り鋳造欠陥部の発生を防止できる。
【0014】請求項4記載の第4の発明は、下金型と、
横金型と、該横金型内に嵌合する型部及び該型部から側
方へ突出した周突部を有する上金型とで有底状のキャビ
ティを構成し、横金型と上金型における周突部間に上記
キャビティに連通する第1の吸引口を形成し、上記キャ
ビティの上端部を形成する上記上金型の周突部にはキャ
ビティに連通する離型ピン挿入穴を形成して該離型ピン
挿入穴に離型ピンを挿入するとともに該離型ピン挿入穴
と離型ピン間に隙間を形成して該隙間を第2の吸引口と
し、上記横金型の外側には上記第1の吸引口に連通する
第1のチャンバーを設け、上記上金型上には上記第2の
吸引口に連通する第2のチャンバーを設け、上記第1の
チャンバー内と第2のチャンバー内に、その後者が前者
よりも高い負圧になるように負圧を作用させる減圧装置
を設けたことを特徴とする吸引鋳造装置である。
【0015】請求項5記載の第5の発明は、下金型と、
横金型と、該横金型内に嵌合する型部及び該型部から側
方へ突出した周突部を有する上金型とで有底状のキャビ
ティを構成し、横金型と上金型における周突部間に上記
キャビティに連通する第1の吸引口を形成し、上記キャ
ビティの上端部を形成する上記上金型の周突部にはキャ
ビティに連通する複数の通気孔を形成するとともに該通
気孔の下端に通気性を有する焼結金属を配置して第2の
吸引口とし、上記横金型の外側には上記第1の吸引口に
連通する第1のチャンバーを設け、上記上金型上には上
記第2の吸引口に連通する第2のチャンバーを設け、上
記第1のチャンバー内と第2のチャンバー内に、その後
者が前者よりも高い負圧になるように負圧を作用させる
減圧装置を設けたことを特徴とする吸引鋳造装置であ
る。
【0016】請求項4及び請求項5の発明の装置におい
ては、上記第3の発明の方法を達成できる。更に、上記
のように離型ピン挿入穴を利用して高負圧を作用させる
ようにした場合には、ガス抜き専用穴を形成する必要が
ない。
【0017】また、前記離型ピン挿入穴を利用する場合
には、長期間使用すると該ピンの上下動に伴って挿入穴
内壁面との接触により穴径の拡大が起こり、湯の差し込
みが発生する恐れがある。これに対して、第5の発明の
ように、その下端に通気性を有する焼結金属を配置した
通気孔を利用して高負圧を作用させるようにした場合に
は、孔径の拡大は発生せず、万一の場合には前記焼結金
属の交換だけで常に良好な状態を維持しうるので好まし
いものである。
【0018】
【発明の実施の形態】図1及び図5に示す好ましい実施
例に基づいて本発明の実施の形態について説明する。図
1乃至図4は第1実施例を示す。
【0019】図の実施例は、自動車用ホイールの鋳造に
本発明を適用した例である。図1において、保温炉1内
にはアルミニウム溶湯2が充蓄されている。上記保温炉
1の上部には下定盤3が配設され、これに炉側湯口4が
備えられている。金型5は下金型6と、横金型7と、横
金型7内に上部から嵌合する上金型8からなり、その内
部に有底環状のキャビティ9が形成されている。該キャ
ビティ9は自動車用ホイールを成形する形状に形成され
ている。
【0020】上記下金型6には、上記炉側湯口4と接続
する金型側湯口6aが形成されている。上記下金型6の
周囲上面と横金型7の下面とは平坦面同志で接触し、横
金型7の上面と上金型8の周突部8aの下面とは通気可
能に重合されている。すなわち、図3に示すように、上
金型8の周突部8aの下面に断面V状で開口角θが60
〜90°でかつ深さHが0.5〜1mmの溝を径方向に
形成して、第1の吸引口10を形成している。該第1の
吸引口10は放射状に所望数形成されるもので、通常の
ホイール成形の場合には円周上に数10本以上形成され
る。該第1の吸引口10以外の部分は重合されるように
なっている。
【0021】上記横金型7と上金型8とで形成されるキ
ャビティ9の上端部に位置する上金型8の周突部8aに
は、離型ピン挿入穴11が上下方向に貫通形成され、該
離型ピン挿入穴11の内端口が上金型8の側周壁面8b
近傍に臨んでいる。該離型ピン挿入穴11は円周方向に
所望数形成されている。
【0022】上記離型ピン挿入穴11には離型ピン12
が昇降可能に挿通されており、該離型ピン12の上端は
部材13により保持されている。上記離型ピン挿入穴1
1の内径と離型ピン12の外径は、これらの間に所定の
隙間が形成されるように設定され、この隙間により第2
の吸引口14が形成されている。図の実施例では、離型
ピン挿入穴11の外径を10.1mmに設定し、離型ピ
ン12の外径を10mmに設定し、これらにより形成さ
れる0.05mmの環状隙間で第2の吸引口14を形成
している。
【0023】上記金型5の外部は第1チャンバー15で
包囲され、該第1チャンバー15とこれに密封的に載置
される上チャンバー16とで金型5の外部に第1負圧室
17が形成されている。該第1負圧室17には第1吸引
管18が連通されている。
【0024】上記上金型8の上面には、上記離型ピン挿
入穴11の外周位置から上記部材13の上部を包囲する
第2チャンバー19が密封的に固設され、これにより上
記離型ピン挿入穴11に連通した第2負圧室20が形成
されている。該第2負圧室20には第2吸引管21が連
通している。
【0025】上記第1吸引管18と第2吸引管21は図
4に示す減圧装置22に配管されている。すなわち、第
1吸引管18は、可変絞り23を通じて吸引ポンプ24
に接続され、第2吸引管21は上記可変絞り23の上流
管に連通されて吸引ポンプ24に接続されている。図中
25は開閉弁を示す。
【0026】図1において、上記上金型8は上チャンバ
ー16に固着され、更に上チャンバー16は可動定盤2
6に固着されている。更に、上記下定盤3上には上定盤
27が固設され、これに備えた油圧シリンダー28のピ
ストンロッド29が上記可動定盤26に連結され、油圧
シリンダー28により上金型8を昇降するようになって
いる。
【0027】なお、上記構造において、減圧装置22と
第1負圧室17と第1の吸引口10とで第1の吸引手段
を構成し、減圧装置22と第2負圧室20と第2の吸引
14とで第2の吸引手段を構成している。
【0028】次に本第1実施例の作用について説明す
る。図1に示す金型設置状態において、図4に示す減圧
装置22の開閉弁25を開操作して吸引ポンプ24を作
動すると、その吸引力は所定値に絞られた可変絞り2
3、第1吸引管18、第1負圧室17、第1の吸引口1
0を通じてキャビティ9内に作用する。また同時に、吸
引ポンプ24の吸引力は上記可変絞り23の上流側で分
岐した第2吸引管21、第2負圧室20、第2の吸引口
14を通じてキャビティ9内に作用する。そして、上記
キャビティ9内に作用した負圧による吸引力によって保
温炉1内の溶湯2は、炉側湯口4、金型側湯口6aから
吸い上げられてキャビティ9内に符号2a(図2参照)
で示すように充填される。
【0029】このとき、可変絞り23の上流から分岐し
た第2吸引管21に連通する第2負圧室20内の負圧P
2 は、上記第1負圧室17の負圧P1 よりも高く(P1
<P 2 )なり、第2の吸引口14の吸引力が第1の吸引
口10の吸引力よりも大きくなる。実施に際しては、第
1の吸引口10の吸引力P1 を−200mmHgに設定
し、第2の吸引口14の吸引力P2 を−400mmHg
に設定した。
【0030】上記の溶湯2aの吸い上げ時において、通
常、上金型8の温度が横金型7の温度よりも低温である
ことにより、上金型8における側周壁面8b側の溶湯2
aが早く凝固して湯流れの差が生じ、該面8bに空気が
とりのこされるが、上記のように第2の吸引口14から
高負圧を作用させることにより、この高負圧によって上
記面8b部の溶湯の引き上げを強くして上記の湯流れの
差を補正して湯回りを良くするとともに該面8bにとり
のこされた空気を吸い出し、面8bに空気が残存するこ
とが防止される。そのため、溶湯2aが面8bの全体に
密着し、溶湯2aの熱が良好に金型に伝わって冷却さ
れ、鋳造欠陥(ヒケ巣)が発生することが防止される。
【0031】図5は第2実施例を示す。本第2実施例
は、上記第1実施例の離型ピン12に代えて、上金型8
の周突部に、キャビティ9に連通する複数の通気孔30
を形成するとともに、該通気孔30の下端に通気性を有
する焼結金属31を配置して第2の吸引口14とした例
である。その他の構造は上記図1と同様である。
【0032】本第2実施例の場合は、上記図1に示す金
型設置状態と同じであり、負圧の与え方は図1,図2の
実施例と同じであるので、その詳細な説明は省略する。
尚、通気性を有する焼結金属31としては、全体がポー
ラスなもの、又はφ0.1〜0.5の貫通孔を多数形成
した焼結金属が利用可能である。
【0033】また、上記各実施例は自動車用ホイールの
鋳造に適用した例であるが、本発明はこの実施例に限定
するものではなく、その他の製品を鋳造するものにも適
用できるものである。
【0034】
【発明の効果】以上のようであるから、請求項1記載の
発明によれば、上金型の側周壁部での空気の残存による
鋳造欠陥部の発生を防止できる吸引鋳造方法を提供でき
る。
【0035】請求項2記載の発明によれば、上記請求項
1の発明を達成する吸引鋳造装置を提供できる。請求項
3記載の発明によれば、自動車用ホイール等の環状製品
を鋳造する場合において、上記第1の発明と同様の効果
を発揮できる吸引鋳造方法を提供できる。
【0036】そして請求項4及び請求項5記載の発明に
よれば、上記請求項3の発明を達成できる吸引鋳造装置
を提供でき、特に自動車用ホイールの鋳造に有効であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す縦断面図。
【図2】図1における吸引口部を示す要部拡大図。
【図3】図1における第1の吸引口を示す拡大横断面
図。
【図4】図1における減圧装置を示す配管図。
【図5】図1における離型ピンを使わない別の吸引口部
を示す第2実施例の要部拡大図。
【図6】従来の吸引鋳造装置を示す縦断面図。
【図7】図5における要部拡大断面図。
【符号の説明】
5…金型 6…下金型 7…横金型 8…上金型 8a…周突部 9…キャビ
ティ 10…第1の吸引口 11…離型
ピン挿入穴 12…離型ピン 14…第2
の吸引口 15…第1チャンバー 17…第1
負圧室 19…第2チャンバー 20…第2
負圧室 22…減圧装置 30…通気
孔 31…焼結金属
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 升田 隆一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 漆谷 広行 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−32117(JP,A) 特公 平6−85990(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22D 18/06 B22D 17/22

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下金型と横金型と該横金型内に嵌合する
    上金型とで有底状のキャビティを形成し、下金型の湯口
    から溶湯をキャビティ内に負圧によって流入する吸引鋳
    造方法において、前記上金型の側周壁面にキャビティ内
    負圧よりも高負圧を作用させることを特徴とする吸引鋳
    造方法。
  2. 【請求項2】 下金型と横金型と該横金型内に嵌合する
    上金型とで有底状のキャビティを形成し、下金型の湯口
    から溶湯をキャビティ内に負圧によって流入する吸引鋳
    造装置において、キャビティ内を負圧にする第1の吸引
    手段と、前記上金型の側周壁面にキャビティ内負圧より
    も高負圧を作用させる第2の吸引手段を設けたことを特
    徴とする吸引鋳造装置。
  3. 【請求項3】 下金型と、横金型と、該横金型内に嵌合
    する上金型とで有底状のキャビティを構成し、横金型と
    上金型間に吸引口を設けて該吸引口からキャビティ内に
    負圧を作用させて該負圧によって溶湯をキャビティ内に
    流入する吸引鋳造法において、上金型における上記キャ
    ビティの上端部を形成する部分に上記の吸引口とは別の
    吸引口を設け、該別の吸引口から、キャビティ内負圧よ
    りも高負圧を上金型の側周型面部に作用させることを特
    徴とする吸引鋳造方法。
  4. 【請求項4】 下金型と、横金型と、該横金型内に嵌合
    する型部及び該型部から側方へ突出した周突部を有する
    上金型とで有底状のキャビティを構成し、横金型と上金
    型における周突部間に上記キャビティに連通する第1の
    吸引口を形成し、上記キャビティの上端部を形成する上
    記上金型の周突部にはキャビティに連通する離型ピン挿
    入穴を形成して該離型ピン挿入穴に離型ピンを挿入する
    とともに該離型ピン挿入穴と離型ピン間に隙間を形成し
    て該隙間を第2の吸引口とし、上記横金型の外側には上
    記第1の吸引口に連通する第1のチャンバーを設け、上
    記上金型上には上記第2の吸引口に連通する第2のチャ
    ンバーを設け、上記第1のチャンバー内と第2のチャン
    バー内に、その後者が前者よりも高い負圧になるように
    負圧を作用させる減圧装置を設けたことを特徴とする吸
    引鋳造装置。
  5. 【請求項5】 下金型と、横金型と、該横金型内に嵌合
    する型部及び該型部から側方へ突出した周突部を有する
    上金型とで有底状のキャビティを構成し、横金型と上金
    型における周突部間に上記キャビティに連通する第1の
    吸引口を形成し、上記キャビティの上端部を形成する上
    記上金型の周突部にはキャビティに連通する複数の通気
    孔を形成するとともに該通気孔の下端に通気性を有する
    焼結金属を配置して第2の吸引口とし、上記横金型の外
    側には上記第1の吸引口に連通する第1のチャンバーを
    設け、上記上金型上には上記第2の吸引口に連通する第
    2のチャンバーを設け、上記第1のチャンバー内と第2
    のチャンバー内に、その後者が前者よりも高い負圧にな
    るように負圧を作用させる減圧装置を設けたことを特徴
    とする吸引鋳造装置。
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