JP3224494U - 金型 - Google Patents

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Abstract

【課題】植物性質器具の製造に用いられる金型を提供する。【解決手段】金型は、雄型1と、雌型3と、雄型外部金属ブッシング22と、雌型内部金属ブッシング42とを含む。雄型は、取付け板10と、取付け板より下方に伸びる内型とを含む。雌型は、内部に型穴41を形成する雌型本体30を含む。雄型外部金属ブッシングを内型の外側に装着し、雌型内部金属ブッシングを内型の型穴40内部に装着する。雄型外部金属ブッシングおよび雌型内部金属ブッシングは、細孔状の金属部材によって構成され、デンプン質材料が発生する湿気または空気が細孔を介して、雄型外部金属ブッシングおよび雌型内部金属ブッシングの外部に放出される。雄型と雌型とを型締めするとき、雄型金属外部金属ブッシングと雌型内部金属ブッシングとの間には、空間が形成される。この空間にデンプン質材料を注入し、加圧および加熱製造プロセスによって、デンプン質器具に形成させる。【選択図】図1

Description

本考案は金型に関し、特に植物性質器具の製造に用いる内外ブッシングを備えた雄型と雌型構成品に関する。
従来の容器を成型する金型は、主に雄型と、雌型とを含む。雄型の下方より内型を延設し、雌型内部に型穴を形成し、型穴の開口部が雌型の上面に位置し、内型が型穴の形態に対応している。雄型と雌型とを型締めるとき、内型が型穴に装着され、両者が接触せず
、内部に空間が形成される。
例えば、雌型に複数の通り穴を型穴の内部空間に配置して、外部空気を型穴に取り込む。
製造する際は、デンプン質材料を係る空間に注入し、デンプン質材料が加圧、加熱を経てデンプン質器具が形成され、雄型および雌型を切り離して、デンプン質器具を取り出すことができる。
しかしながら、従来の容器成型金型の雄型および雌型の材質は空気を通せない構造であり、通り穴を介して外部空気を取り込むのみである。係るデンプン質材料の発泡成形プロセスにおいて気体を発生するため、デンプン質材料が膨張し、膨張したデンプン質材料が往々にして通り穴に塞いでしまい、デンプン質材料の内部に不均一な気泡を形成し、全体の発泡効果を悪くするほか、最終の成型品質が低下してしまう。
さらに、内部に溜まった気体を排出できなかった場合、金型全体の内圧が上昇し、爆轟波を形成しやすく、不安全となる虞がある。それに加えて、複数のデンプン質器具を連続して製造する際、金型の離型と型締めプロセスにおいて、雄型と雌型の温度が下がるので、このプロセスにおいて、繰り返して加熱することが必要となり、余計に加熱時間が掛かることから、全体の生産効率を低下する。
本考案の目的は前述した公知技術の解決を図るものである。本考案において、植物性質器具の製造に用いる内外ブッシングを備えた金型であって、雄型と、雌型と、雄型外部金属ブッシングと、雌型内部金属ブッシングと、を含む。雄型は、取り付け板と、取り付け板より下方に延在する内型と、を含む。雌型は、雌型本体を含み、雌型本体の内部に型穴が形成され、型穴が雌型本体の上面に位置する。
雄型外部金属ブッシングは、内型の外側に装着され、内型の形態に対応し、細孔を有する金属部材によって形成され、雄型外部金属ブッシングの細孔が雄型外部金属ブッシングの内側と外側とを通すことができる。雄型外部金属ブッシングの形態および大きさは、型穴の形態と大きさに対応している。
雌型内部金属ブッシングは、型穴の内部に取り付けられ、型穴の形態に対応し、雄型外部金属ブッシングに装着されたとき、雄型外部金属ブッシングと接触をせず、その間に空間が形成され、細孔を有する金属部材によって形成される。雌型内部金属ブッシングの細孔が雌型内部金属ブッシングの内側と外側を貫く。
細孔を有する雄型外部金属ブッシングを雄型の内型外側に装着した上、引き続き、細孔を有する雌型内部金属ブッシングを雌型の型穴内部に取り付け、さらに、雄型の内型と、雌型本体に複数の溝部を配置し、それぞれの溝に外部と連絡する通り穴を形成する。
これにより、製造するとき、デンプン質材料から発生する湿気と空気は、雄型外部金属ブッシングを通り、引き続き、雌型内部金属ブッシングより外部に流れた後、対応の溝および通り穴より雄型および雌型の外部に放出され、圧力解放の目的を達成し、成形プロセスで発生する蒸気を有効に排出できる。なお、本考案において、雄型および雌型に加熱するための加熱棒を配置すれば、金型の離型および型締めプロセスにおいて、雄型および雌型の温度を維持し繰り返して加熱の必要がなく、製造の生産スピードを加速化できる。
本考案の実施形態による素子の分解斜視図である。 本考案の実施形態による雄型底側から見た分解図である。 本考案の実施形態による素子の組み合わせ断面態様図である。 本考案の実施形態において、デンプン質器具を取り出す態様図である。 本考案の実施形態による素子の分解斜視図、および、雄型に温度センサと、雌型に加熱棒を配置する実施図である。 本考案の実施形態による雄型および雌型と、外部鋼型との組み合わせを説明する断面図である。
(第1実施形態)
図1〜図6に植物性質器具の製造に用いる内外ブッシングを備えた金型である雄型と雌型構成品を示す。デンプン質材料に対して高圧加熱による成形でデンプン質器具を仕上げる。製造プロセスにおいて、デンプン質材料に水分を加え、これらの水分が製造で蒸発するため、適切に誘導しなければ、成形目的を達成できない。
図1に示すように、本考案の第1実施形態による金型は、取り付け板10と、雌型3と、雄型外部金属ブッシング22と、雌型内部金属ブッシング42と、を含む。雄型1は、取り付け板10と、取り付け板10より下方に延在する内型20と、を含む。雌型3は、雌型本体30を含む。雌型本体30の内部には型穴40形成される。型穴40は、雌型本体30の上面に位置する。
本実施形態では、雄型1の内型20の外側に装着する雄型外部金属ブッシング22をさらに含む。雄型外部金属ブッシング22の形態は、内型20の形態に対応している。雄型外部金属ブッシング22は、主に細孔を有する金属部材によって構成される。雄型外部金属ブッシング22の細孔は、雄型外部金属ブッシング22の内側と外側を通すことができる。
よって、製造するとき、内部のデンプン質材料が発生する湿気または空気が、雄型外部金属ブッシング22の細孔を介して、雄型外部金属ブッシング22外部に放出されることにより、圧力解放の目的を達成する。
雄型外部金属ブッシング22の形態と大きさが型穴40の形態と大きさに対応しており、雄型外部金属ブッシング22の細孔の最大径が0.3mm以下である。
内型20に複数の第1溝25を形成し、それぞれの第1溝25に複数の第1通り穴26をさらに形成する。複数の第1通り穴26と雄型1の外側とは、連絡している。
よって、製造するとき、デンプン質材料が発生する気体は雄型外部金属ブッシング22を介して第1溝25に流れた後に、第1溝25に取り付けた第1通り穴26より雄型1の外側に放出される。図2は、第1通り穴26の局所のみが表示されている。
好ましい例として図2に示すように、それぞれの第1溝25が縦方向およそ等間隔で内型20の周辺に配置される。
本実施形態では、雌型3の型穴40内部に取り付ける雌型内部金属ブッシング42をさらに含む。図1および図4に示すように、雌型内部金属ブッシング42の形態は型穴40の形態に対応している。雄型1と雌型3とを型合わせするとき、雄型外部金属ブッシング22を雌型内部金属ブッシング42に装着することができ、両者が互いに接触することなく、その間に空間5を形成する(図4参照)。
雌型内部金属ブッシング42は、主に細孔を有する金属部材によって構成される。雌型内部金属ブッシング42の細孔は、雌型内部金属ブッシング42の内側と外側を通すことができる。
よって、製造するとき、内部のデンプン質材料が発生する湿気または空気が雌型内部金属ブッシング42の細孔を介して、外部に放出されることにより、圧力解放の目的を達成する。雌型内部金属ブッシング42の細孔の最大径は、0.3mm以下である。
図6に示すように、製造するとき、デンプン性質材料を型穴40と内型20との間の空間5に注入し、型合わせた雄型1および雌型3が加圧加熱プロセスを経て、デンプン質材料を成形し、空間5の形態のデンプン質器具100に成形する。
図4に示すように、型合わせのとき、雄型1の内型20上面にある雄型外部金属ブッシング22を雌型3の型穴40内部の雌型内部金属ブッシング42に装着させ、両者が互いに接触せず、その間に空間5を形成する。
図1および図4に示すように、本実施形態では、さらに雌型3の雌型本体30の型穴40に複数の第2溝45を形成して、それぞれの第2溝45がさらに複数の第2通り穴46を形成する。複数の第2通り穴46と、雌型本体30の外側とを連絡されている。
よって、製造プロセスにおいて、デンプン質材料が発生する気体が雌型内部金属ブッシング42を介して第2溝45に流れて、引き続き、第2溝45に設けられた第2通り穴46より外部の雌型本体30の外側に放出される。
好ましい例として図1に示すように、それぞれの第2溝45が縦方向およそ等間隔で型穴40の周辺に配置される。
図5に示すように、本実施形態では、さらに雄型1と雌型3に適切な処理して加熱棒50を埋め込み、電気ケーブル51によって外部のヒータ55に引き込んで、加熱目的を達成する。この設置は主に複数のデンプン質器具100を連続して製造するとき、金型の離型と型締めの過程において、雄型1および雌型3の温度が維持され、繰り返して加熱する必要はない。
同じように、雄型1および雌型3に温度センサ60を埋め込むこともできる。温度センサ60によって検出された数値を外部のコントローラ65に伝送する。製造の需要に応じて、コントローラ65をヒータ55に接続させ、コントローラ65がヒータ55を介して係る加熱棒50の温度を制御する。
(第2実施形態)
本考案の第2実施形態を、図6を参照して説明する。雄型1および雌型3の外側を、外部鋼型70で覆って、雄型1と雌型3とが型合わせた後の密着度を向上させる。
このほか、外部鋼型70に、例えば複数の風通し穴75を形成し、内部で発生した気体を外部に放出することもできる。外部鋼型70は、上部鋼型71と、下部鋼型72に分ける。上部鋼型71の形態が雄型1外側の形態に対応し、下部鋼型72の形態が雌型3外側の形態に対応する。上部鋼型71と、下部鋼型72に対応して風通し穴75を形成する。よって、雄型1と雌型3とを型合わせた後に、上部鋼型71と下部鋼型72とにより、型合わせした雄型1および雌型3の外側が覆われる。
成形に適用する場合は、デンプン質材料を空間5に取り入れて、高圧高熱で成形する。デンプン質材料は、主にデンプン材料、発泡剤、安定剤、繊維質増強剤、および、充填粉末を含む。デンプン材料は、主にスターチデンプン、コンスターチ、タピオカスターチまたはその他の植物性デンプンを使用する。
さらに、成形する際にこれらの材料を凝固させるため水分を添加し、高熱によって成形させ、水分は成形するまでの期間に蒸発することから、雄型1および雌型3が蒸発水分の蒸発に一役になる。一方、発泡剤は、形成したデンプン質器具100を発泡させて、使用材料を軽減できる。
速やかな離型を図るため、デンプン質器具100外部にそのまま離型剤を塗布しても良い。これに対して、内部に食品収容の適用は、離型剤の塗布がふさわしくない。よって、離型剤塗布の代わりに、空気経路11によって空気を充満させて、気圧力で金型と、デンプン質器具100とを切り離す。さらに、内型20を荒表面または溝状または粒子状の突起物を形成して、空気力による離型しやすくなる。
以上に取り上げた実施例は、本考案の実行可能な実施例の説明である。しかし、これらの実施例は本考案の実用新案請求範囲に制限を加わるものではなく、本考案の技術精神に逸脱しない等効果による実施または変更は、なお本考案の請求範囲に含む。
1・・・雄型
3・・・雌型
10・・・取り付け板
20・・・内型
22・・・雄型外部金属ブッシング
25・・・第1溝 26・・・第1通り穴
30・・・雌型本体
41・・・型穴
42・・・雌型内部金属ブッシング42
45・・・第2溝 46・・・第2通り穴
50・・・過熱棒 55・・・ヒータ
60・・・温度センサ 65・・・コントローラ
70・・・外部鋼型
71・・・上部鋼型 72・・・下部鋼型

Claims (11)

  1. デンプン性質材料に水分を加えて、加圧加熱プロセスを経て、水分を蒸発させることでデンプン性器具を製造する際に用いられる金型であって、雄型と、雌型と、雄型外部金属ブッシングと、雌型内部金属ブッシングと、を含み、
    前記雄型は、取り付け板と、前記取り付け板より下方に延在する内型と、を含み、
    前記雌型は、雌型本体を含み、前記雌型本体の内部に型穴が形成され、前記型穴が前記雌型本体の上面に位置し、
    前記雄型外部金属ブッシングは、前記内型の外側に装着され、前記内型の形態に対応し、細孔を有する金属部材によって形成され、前記雄型外部金属ブッシングの細孔が前記雄型外部金属ブッシングの内側と外側とを通すことができ、前記雄型外部金属ブッシングの形態および大きさが前記型穴の形態と大きさに対応しており、
    前記雌型内部金属ブッシングは、前記型穴の内部に取り付けられ、前記型穴の形態に対応し、前記雄型外部金属ブッシングに装着されたとき、前記雄型外部金属ブッシングと接触をせず、その間に空間が形成され、細孔を有する金属部材によって形成され、前記雌型内部金属ブッシングの細孔が前記雌型内部金属ブッシングの内側と外側を貫き、
    製造するとき、デンプン性質材料を前記型穴と前記内型との間の前記空間に注入し、型合わせた前記雄型および前記雌型が加圧加熱プロセスを経て、デンプン質材料が前記空間の形態である前記デンプン性質器具を成形可能である金型。
  2. 前記内型には複数の第1溝が形成され、それぞれの前記第1溝には複数の第1通り穴が形成され、
    複数の前記第1通り穴は、前記雄型の外側と連絡することを特徴とする請求項1記載の金型。
  3. 前記第1溝は、縦方向等間隔にて、前記内型の外周に形成されていることを特徴とする請求項2記載の金型。
  4. 前記雌型の雌型本体の型穴には複数の第2溝が形成され、それぞれの前記第2溝に複数の第2通り穴が形成され、
    複数の前記第2通り穴は、前記雌型本体の外側と連絡し、
    製造するときにデンプン質材料が発生する気体を前記雌型内部金属ブッシングに介して前記第2溝に流れてから前記第2溝の前記第2通り穴より外部の前記雌型本体の外側に放出可能であることを特徴とする金型。
  5. 前記第2溝は、縦方向等間隔にて、前記型穴の外周に形成されていることを特徴とする請求項4記載の金型。
  6. 前記雄型外部金属ブッシングの細孔の最大径は、0.3mm以下であることを特徴とする請求項4記載の金型。
  7. 前記雌型内部金属ブッシングの細孔の最大径は、0.3mm以下であることを特徴とする請求項1記載の金型。
  8. 前記雄型および前記雌型には、加熱棒が埋め込まれてており、電気ケーブルによって外部のヒータに引き込んで、加熱目的を達成し、離型と型合わせプロセスにおいて、前記雄型および前記雌型の温度を維持できることを特徴とする請求項1記載の金型。
  9. 前記雄型および前記雌型には、温度センサが埋め込まれており、
    前記温度センサによって検出された数値は、外部のコントローラに伝送され、製造の需要に応じて、前記コントローラを前記ヒータに接続させ、前記コントローラが前記ヒータを介して前記加熱棒の温度を制御可能であることを特徴とする請求項8記載の金型。
  10. 前記雄型および前記雌型の外側は、外部鋼型によって覆われていて、
    前記外部鋼型には、内部で発生した気体を外部に放出させる複数の風通し穴が形成され、内部で発生した気体を外部に放出可能であることを特徴とする請求項1記載の金型。
  11. 前記外部鋼型は、上部鋼型と下部鋼型とに分離可能であって、
    前記上部鋼型の形態は、前記雄型外側の形態に対応し、
    前記下部鋼型の形態は、前記雌型外側の形態に対応し、
    前記上部鋼型および前記下部鋼型に対応する前記風通し穴が形成されており、前記雄型と前記雌型とを型合わせた後、前記上部鋼型および前記下部鋼型が、型合わせた後の前記雄型および前記雌型の外側を覆うことを特徴とする請求項10記載の金型。
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