JP3224353B2 - 縞鋼板の連続酸洗方法および設備 - Google Patents
縞鋼板の連続酸洗方法および設備Info
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- JP3224353B2 JP3224353B2 JP07190797A JP7190797A JP3224353B2 JP 3224353 B2 JP3224353 B2 JP 3224353B2 JP 07190797 A JP07190797 A JP 07190797A JP 7190797 A JP7190797 A JP 7190797A JP 3224353 B2 JP3224353 B2 JP 3224353B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、縞鋼板の付着液除
去方法、連続酸洗方法および設備に関し、特に高除去率
で付着液を除去することが可能な縞鋼板の付着液除去方
法、連続酸洗方法および設備に関する。
去方法、連続酸洗方法および設備に関し、特に高除去率
で付着液を除去することが可能な縞鋼板の付着液除去方
法、連続酸洗方法および設備に関する。
【0002】
【従来の技術】縞鋼板の連続酸洗においては、酸洗後、
リンス後の酸洗液およびリンス液の除去が重要である。
すなわち、酸洗液が付着したままでは、酸の付着部分が
変色し、酸模様と呼ばれる表面欠陥となり、リンス液が
付着したままだと、付着部に錆が発生し易いため、縞鋼
板の連続酸洗設備においては、酸洗およびリンスの後工
程として付着液の除去設備が配設されている。
リンス後の酸洗液およびリンス液の除去が重要である。
すなわち、酸洗液が付着したままでは、酸の付着部分が
変色し、酸模様と呼ばれる表面欠陥となり、リンス液が
付着したままだと、付着部に錆が発生し易いため、縞鋼
板の連続酸洗設備においては、酸洗およびリンスの後工
程として付着液の除去設備が配設されている。
【0003】図6(a) 、(b) に、縞鋼板の連続酸洗設備
における付着液の除去装置を、側面図により示す。図6
(a) 、(b) において、1は縞鋼板(鋼帯)、2は酸洗
槽、2aは酸洗液、3はノズルヘッダ3a、3cと空気噴出ノ
ズル3b、3dとから構成される鋼板付着酸洗液の除去装置
(以下付着液除去装置と記す)、4、8はリンス槽、5
はリンス槽4内に配設された、ノズルヘッダ5a、5cと水
噴出ノズル5b、5dとから構成される水洗装置、6はノズ
ルヘッダ6a、6cと空気噴出ノズル6b、6dとから構成され
る鋼板付着水の除去装置(以下付着液除去装置と記
す)、7はロール、8aは水洗水、f s は縞鋼板(鋼帯)
の通板方向を示す。
における付着液の除去装置を、側面図により示す。図6
(a) 、(b) において、1は縞鋼板(鋼帯)、2は酸洗
槽、2aは酸洗液、3はノズルヘッダ3a、3cと空気噴出ノ
ズル3b、3dとから構成される鋼板付着酸洗液の除去装置
(以下付着液除去装置と記す)、4、8はリンス槽、5
はリンス槽4内に配設された、ノズルヘッダ5a、5cと水
噴出ノズル5b、5dとから構成される水洗装置、6はノズ
ルヘッダ6a、6cと空気噴出ノズル6b、6dとから構成され
る鋼板付着水の除去装置(以下付着液除去装置と記
す)、7はロール、8aは水洗水、f s は縞鋼板(鋼帯)
の通板方向を示す。
【0004】図6(a) に示す縞鋼板の付着液の除去方式
は、酸洗槽2で処理された鋼板に付着した酸洗液の除去
およびリンス槽4で処理された鋼板に付着した付着水の
除去をいずれもノズル噴出空気で行う方式である。図6
(b) に示す縞鋼板の付着液の除去方式も図6(a) の方式
と同様にノズル噴出空気で行う方式である。
は、酸洗槽2で処理された鋼板に付着した酸洗液の除去
およびリンス槽4で処理された鋼板に付着した付着水の
除去をいずれもノズル噴出空気で行う方式である。図6
(b) に示す縞鋼板の付着液の除去方式も図6(a) の方式
と同様にノズル噴出空気で行う方式である。
【0005】縞鋼板の連続酸洗設備における付着液の除
去装置としては、主として、図6に示す空気吹き付け法
か、図7に示すリンガロール法を用いることが多い。ま
た、上記除去装置としては、例えば特開平6−65767 号
公報に示されるように、リンガロールあるいはエアワイ
パにドライヤを組み合わせる方法も挙げられる。
去装置としては、主として、図6に示す空気吹き付け法
か、図7に示すリンガロール法を用いることが多い。ま
た、上記除去装置としては、例えば特開平6−65767 号
公報に示されるように、リンガロールあるいはエアワイ
パにドライヤを組み合わせる方法も挙げられる。
【0006】しかし、特に縞鋼板の場合、その表面に突
起部があり、その突起部周りの液の除去が困難であっ
た。すなわち、例えば図3に示すように、空気噴出ノズ
ルを有する付着液除去装置により空気11を吹き付けて
も、縞鋼板の突起部10の背面には噴出空気が充分届か
ず、縞鋼板の突起部10の背面の箇所に液12が残存してし
まう。
起部があり、その突起部周りの液の除去が困難であっ
た。すなわち、例えば図3に示すように、空気噴出ノズ
ルを有する付着液除去装置により空気11を吹き付けて
も、縞鋼板の突起部10の背面には噴出空気が充分届か
ず、縞鋼板の突起部10の背面の箇所に液12が残存してし
まう。
【0007】一方、図7に示すリンガロールによる付着
液除去法は、接触式のためリンガロールが磨耗し易く、
また、磨耗したロールでは除去能力が低下するため、常
にロールの維持・管理が必要となる。
液除去法は、接触式のためリンガロールが磨耗し易く、
また、磨耗したロールでは除去能力が低下するため、常
にロールの維持・管理が必要となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した従
来技術の問題点を解決し、縞鋼板の付着液の除去率が高
い縞鋼板の付着液の除去方法、除去装置、並びに、縞鋼
板の連続酸洗方法、連続酸洗設備を提供することを目的
とする。
来技術の問題点を解決し、縞鋼板の付着液の除去率が高
い縞鋼板の付着液の除去方法、除去装置、並びに、縞鋼
板の連続酸洗方法、連続酸洗設備を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、縞模様を
構成するために鋼板板面上において単一方向または複数
方向に向いた突起部を設けた縞鋼板の付着液除去方法で
あって、前記突起部の長手方向に沿って気体を吹き付け
ることを特徴とする縞鋼板の付着液除去方法である。
構成するために鋼板板面上において単一方向または複数
方向に向いた突起部を設けた縞鋼板の付着液除去方法で
あって、前記突起部の長手方向に沿って気体を吹き付け
ることを特徴とする縞鋼板の付着液除去方法である。
【0010】第2の発明は、縞模様を構成するために鋼
板板面上において単一方向または複数方向に向いた突起
部を設けた縞鋼板の付着液除去装置であって、前記突起
部の長手方向に対して一定角度範囲内の方向に気体を吹
き付ける手段を有することを特徴とする縞鋼板の付着液
除去装置である。第3の発明は、縞模様を構成するため
に鋼板板面上において単一方向または複数方向に向いた
突起部を設けた縞鋼板を、連続的に酸洗し、酸洗後、水
洗を行う縞鋼板の連続酸洗方法であって、酸洗後および
水洗後のそれぞれにおいて、前記突起部の長手方向に沿
って気体を吹き付けることを特徴とする縞鋼板の連続酸
洗方法である。
板板面上において単一方向または複数方向に向いた突起
部を設けた縞鋼板の付着液除去装置であって、前記突起
部の長手方向に対して一定角度範囲内の方向に気体を吹
き付ける手段を有することを特徴とする縞鋼板の付着液
除去装置である。第3の発明は、縞模様を構成するため
に鋼板板面上において単一方向または複数方向に向いた
突起部を設けた縞鋼板を、連続的に酸洗し、酸洗後、水
洗を行う縞鋼板の連続酸洗方法であって、酸洗後および
水洗後のそれぞれにおいて、前記突起部の長手方向に沿
って気体を吹き付けることを特徴とする縞鋼板の連続酸
洗方法である。
【0011】第4の発明は、縞模様を構成するために鋼
板板面上において単一方向または複数方向に向いた突起
部を設けた縞鋼板の連続酸洗設備であって、酸洗槽出側
および水洗槽出側のそれぞれに、前記突起部の長手方向
に対して一定角度範囲内の方向に気体を吹き付ける手段
を有することを特徴とする縞鋼板の連続酸洗設備であ
る。
板板面上において単一方向または複数方向に向いた突起
部を設けた縞鋼板の連続酸洗設備であって、酸洗槽出側
および水洗槽出側のそれぞれに、前記突起部の長手方向
に対して一定角度範囲内の方向に気体を吹き付ける手段
を有することを特徴とする縞鋼板の連続酸洗設備であ
る。
【0012】第5の発明は、縞模様を構成するために鋼
板板面上において複数方向に向いた突起部を設けた縞鋼
板の連続酸洗設備であって、該酸洗設備が、前記縞鋼板
板面に対して気体を吹き付ける管状のノズルヘッダと、
該ノズルヘッダに設けられかつ該ノズルヘッダの長手方
向に複数個またはスリット状に設けられた気体噴出ノズ
ルとを有し、所定長さl1 の前記ノズルヘッダの気体噴
出方向と他の所定長さl2 の前記ノズルヘッダの気体噴
出方向とが、前記縞鋼板の板面上において異なることを
特徴とする縞鋼板の連続酸洗設備である。
板板面上において複数方向に向いた突起部を設けた縞鋼
板の連続酸洗設備であって、該酸洗設備が、前記縞鋼板
板面に対して気体を吹き付ける管状のノズルヘッダと、
該ノズルヘッダに設けられかつ該ノズルヘッダの長手方
向に複数個またはスリット状に設けられた気体噴出ノズ
ルとを有し、所定長さl1 の前記ノズルヘッダの気体噴
出方向と他の所定長さl2 の前記ノズルヘッダの気体噴
出方向とが、前記縞鋼板の板面上において異なることを
特徴とする縞鋼板の連続酸洗設備である。
【0013】なお、上記した第5の発明においては、前
記ノズルヘッダの所定長さl1 、l 2 はそれぞれ任意に
設定可能であるが、下記式(1) を満足することが好まし
く、さらには、下記式(2) を満足することが、より好ま
しい。 l1 +l2 >WS …………………………………(1) l1 >1/2 WS 、かつ、l2 >1/2 WS ………(2) (上記式中WS は通板される縞鋼板の最大板幅を示
す。) なお、所定長さl1 、l2 の前記ノズルヘッダは、該ノ
ズルヘッダのいずれかまたは両者が、さらに長さ方向に
分割されて配設されていてもよい。
記ノズルヘッダの所定長さl1 、l 2 はそれぞれ任意に
設定可能であるが、下記式(1) を満足することが好まし
く、さらには、下記式(2) を満足することが、より好ま
しい。 l1 +l2 >WS …………………………………(1) l1 >1/2 WS 、かつ、l2 >1/2 WS ………(2) (上記式中WS は通板される縞鋼板の最大板幅を示
す。) なお、所定長さl1 、l2 の前記ノズルヘッダは、該ノ
ズルヘッダのいずれかまたは両者が、さらに長さ方向に
分割されて配設されていてもよい。
【0014】この場合も、それらのノズルヘッダの合計
長さl1 、l2 が上記式(1) または式(2) を満足するこ
とが好ましい。また、前記した第1の発明〜第5の発明
においては、空気を吹き付ける方向f 11と突起部の長手
方向f10との成す角度θは、好ましくは40度以下、より
好ましくは35度以下、さらに好ましくは10度以下であ
る。
長さl1 、l2 が上記式(1) または式(2) を満足するこ
とが好ましい。また、前記した第1の発明〜第5の発明
においては、空気を吹き付ける方向f 11と突起部の長手
方向f10との成す角度θは、好ましくは40度以下、より
好ましくは35度以下、さらに好ましくは10度以下であ
る。
【0015】さらに、前記した第1の発明〜第5の発明
は、鋼板板面上において単一方向または複数方向に向い
て設けられた前記突起部が、一の字状の突起部である縞
鋼板の付着液除去方法、縞鋼板の付着液除去装置、縞鋼
板の連続酸洗方法、または縞鋼板の連続酸洗設備とし
て、より好ましく適用される。なお、前記した第1の発
明〜第5の発明は、縞鋼板以外の鋼板の付着液除去方
法、付着液除去装置、連続酸洗方法、または連続酸洗設
備としても使用可能である。
は、鋼板板面上において単一方向または複数方向に向い
て設けられた前記突起部が、一の字状の突起部である縞
鋼板の付着液除去方法、縞鋼板の付着液除去装置、縞鋼
板の連続酸洗方法、または縞鋼板の連続酸洗設備とし
て、より好ましく適用される。なお、前記した第1の発
明〜第5の発明は、縞鋼板以外の鋼板の付着液除去方
法、付着液除去装置、連続酸洗方法、または連続酸洗設
備としても使用可能である。
【0016】すなわち、例えば、前記した第3の発明の
縞鋼板の連続酸洗方法、第4の発明、第5の発明の縞鋼
板の連続酸洗設備は縞鋼板以外の鋼板通板に対しても適
用される。
縞鋼板の連続酸洗方法、第4の発明、第5の発明の縞鋼
板の連続酸洗設備は縞鋼板以外の鋼板通板に対しても適
用される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明をさらに詳細に説明
する。図1に、本発明の縞鋼板の付着液除去装置の一例
を示す。図1において、1は縞鋼板(鋼帯)、10は縞鋼
板の縞模様を構成する突起部、11は付着液除去装置(以
下エアワイパとも記す)20からの噴出空気、f10は突起
部10の長手方向、f11は噴出空気11の噴出方向(:空気
を吹き付ける方向)、fs は縞鋼板の通板方向を示す。
する。図1に、本発明の縞鋼板の付着液除去装置の一例
を示す。図1において、1は縞鋼板(鋼帯)、10は縞鋼
板の縞模様を構成する突起部、11は付着液除去装置(以
下エアワイパとも記す)20からの噴出空気、f10は突起
部10の長手方向、f11は噴出空気11の噴出方向(:空気
を吹き付ける方向)、fs は縞鋼板の通板方向を示す。
【0018】なお、図1においては、縞鋼板1の突起部
10の長手方向f10と噴出空気11の噴出方向f11との関係
を示すために、縞鋼板1の突起部10の集合を部分的に拡
大して記載した。本発明においては、f10は、縞鋼板1
板面に平行な面における方向を示す。また、f11は、空
気を吹き付ける方向であり、縞鋼板板面に対して一定の
入射角で吹き付けられる噴出空気11の気流の縞鋼板1板
面に平行な面における速度ベクトルの方向を示す。
10の長手方向f10と噴出空気11の噴出方向f11との関係
を示すために、縞鋼板1の突起部10の集合を部分的に拡
大して記載した。本発明においては、f10は、縞鋼板1
板面に平行な面における方向を示す。また、f11は、空
気を吹き付ける方向であり、縞鋼板板面に対して一定の
入射角で吹き付けられる噴出空気11の気流の縞鋼板1板
面に平行な面における速度ベクトルの方向を示す。
【0019】図1に示す付着液除去装置20は、付着液除
去装置20a 、付着液除去装置20b とからなり、付着液除
去装置20a 、20b のそれぞれが、管状のノズルヘッダ
と、該ノズルヘッダに設けられかつ該ノズルヘッダの長
手方向に複数個またはスリット状に設けられた気体噴出
ノズルとから構成されている。また、図1に示されるよ
うに、付着液除去装置20は、付着液除去装置20a および
付着液除去装置20b の管状のノズルヘッダを、縞鋼板1
の通板方向fs に対してくの字型に配置した例で、付着
液除去装置20a および付着液除去装置20b の両者によっ
て、空気噴出ノズルからの噴出空気11の噴出方向f11と
突起部の長手方向f10とのなす角度を0度としたもので
ある。
去装置20a 、付着液除去装置20b とからなり、付着液除
去装置20a 、20b のそれぞれが、管状のノズルヘッダ
と、該ノズルヘッダに設けられかつ該ノズルヘッダの長
手方向に複数個またはスリット状に設けられた気体噴出
ノズルとから構成されている。また、図1に示されるよ
うに、付着液除去装置20は、付着液除去装置20a および
付着液除去装置20b の管状のノズルヘッダを、縞鋼板1
の通板方向fs に対してくの字型に配置した例で、付着
液除去装置20a および付着液除去装置20b の両者によっ
て、空気噴出ノズルからの噴出空気11の噴出方向f11と
突起部の長手方向f10とのなす角度を0度としたもので
ある。
【0020】この場合、最も付着水の除去率が向上し、
空気量も少なくて良い。図1に示される縞鋼板の付着液
除去装置20によれば、付着液除去装置20b で除去できな
かった残存液を、縞鋼板の板面上において噴出方向が異
なる付着液除去装置20a の噴出空気で除去するようにし
た結果、完全に付着液の除去ができるようになった。
空気量も少なくて良い。図1に示される縞鋼板の付着液
除去装置20によれば、付着液除去装置20b で除去できな
かった残存液を、縞鋼板の板面上において噴出方向が異
なる付着液除去装置20a の噴出空気で除去するようにし
た結果、完全に付着液の除去ができるようになった。
【0021】すなわち、2式のエアワイパ20a 、20b
を、それぞれ、縞鋼板の突起部10の板面上の長手方向に
対して相対して配置することにより、液が残存するよう
な突起部10の背面を無くすことができる。これに対し
て、従来の縞鋼板の連続酸洗設備においては、直管であ
る管状ノズルヘッダとノズルとからなる付着液除去装置
(以下、一の字型付着液除去装置とも記す)を、縞鋼板
の板面と相対して配置し、縞鋼板の通板方向に空気を吹
き付けていた。
を、それぞれ、縞鋼板の突起部10の板面上の長手方向に
対して相対して配置することにより、液が残存するよう
な突起部10の背面を無くすことができる。これに対し
て、従来の縞鋼板の連続酸洗設備においては、直管であ
る管状ノズルヘッダとノズルとからなる付着液除去装置
(以下、一の字型付着液除去装置とも記す)を、縞鋼板
の板面と相対して配置し、縞鋼板の通板方向に空気を吹
き付けていた。
【0022】すなわち、図3に示すように、空気を吹き
付ける方向f11と突起部の長手方向f10との成す角度θ
が、45度であったが、図1に示す本発明例では、空気を
吹き付ける方向f11を突起部10の長手方向f10と一致さ
せることにより、付着液の除去率を上げることが可能と
なった。図2は、ノズルヘッダを、縞鋼板1の通板方向
fs に対して逆への字型に配置した例で、空気を吹き付
ける方向f11と突起部の長手方向f10との角度θを35度
とした例である。
付ける方向f11と突起部の長手方向f10との成す角度θ
が、45度であったが、図1に示す本発明例では、空気を
吹き付ける方向f11を突起部10の長手方向f10と一致さ
せることにより、付着液の除去率を上げることが可能と
なった。図2は、ノズルヘッダを、縞鋼板1の通板方向
fs に対して逆への字型に配置した例で、空気を吹き付
ける方向f11と突起部の長手方向f10との角度θを35度
とした例である。
【0023】なお、図2においては、図1と同様に、縞
鋼板1の突起部10の長手方向f10と空気を吹き付ける方
向(:噴出空気11の噴出方向)f11との関係を示すため
に、縞鋼板1の突起部10の集合を部分的に拡大して記載
した。図2に示す付着液除去装置20の場合、図1に比べ
て空気を吹き付ける方向f11と突起部10の長手方向f10
との成す角度θが大きく、また噴出空気同士の干渉が若
干生じるため、付着水の除去率は低下するものの、後記
の実施例で示されるように、除去率の低下は空気量の増
加で対応可能である。
鋼板1の突起部10の長手方向f10と空気を吹き付ける方
向(:噴出空気11の噴出方向)f11との関係を示すため
に、縞鋼板1の突起部10の集合を部分的に拡大して記載
した。図2に示す付着液除去装置20の場合、図1に比べ
て空気を吹き付ける方向f11と突起部10の長手方向f10
との成す角度θが大きく、また噴出空気同士の干渉が若
干生じるため、付着水の除去率は低下するものの、後記
の実施例で示されるように、除去率の低下は空気量の増
加で対応可能である。
【0024】図2に示す方式の利点は、従来の装置であ
る一の字型の付着液除去装置のスペース(:立体的スペ
ース)しかなくても設置できる点にある。空気を吹き付
ける方向f11と突起部の長手方向f10との成す角度θ
は、40度以下であれば従来型より除去率は向上するが、
より好ましくは35度以下、さらに好ましくは10度以下で
ある。
る一の字型の付着液除去装置のスペース(:立体的スペ
ース)しかなくても設置できる点にある。空気を吹き付
ける方向f11と突起部の長手方向f10との成す角度θ
は、40度以下であれば従来型より除去率は向上するが、
より好ましくは35度以下、さらに好ましくは10度以下で
ある。
【0025】このほかに、多少噴出空気同士が干渉する
が、ノズルをX字型に配置することも可能である。な
お、本発明の縞鋼板の連続酸洗設備は、全体構造とし
て、図6(a) または図6(b) に例示した連続酸洗設備の
付着液除去装置3、付着液除去装置6として、前記した
第2の発明の付着液除去装置を付設した連続酸洗設備で
ある。
が、ノズルをX字型に配置することも可能である。な
お、本発明の縞鋼板の連続酸洗設備は、全体構造とし
て、図6(a) または図6(b) に例示した連続酸洗設備の
付着液除去装置3、付着液除去装置6として、前記した
第2の発明の付着液除去装置を付設した連続酸洗設備で
ある。
【0026】さらに、本発明の縞鋼板の連続酸洗設備と
しては、全体構造として、図6(a)または図6(b) に例
示した連続酸洗設備の付着液除去装置3、付着液除去装
置6として、図1または図2に例示した付着液除去装置
20を付設した連続酸洗設備であることが、より好まし
い。なお、通常、縞鋼板は、前記した図1〜図4に例示
されるように、一の字状の突起部(凸部)より構成され
ているが、これ以外に、例えばT字状などの場合は、最
も長い方向を「長手方向」としてもよいし、複数の方向
を「長手方向」として扱っても良い。
しては、全体構造として、図6(a)または図6(b) に例
示した連続酸洗設備の付着液除去装置3、付着液除去装
置6として、図1または図2に例示した付着液除去装置
20を付設した連続酸洗設備であることが、より好まし
い。なお、通常、縞鋼板は、前記した図1〜図4に例示
されるように、一の字状の突起部(凸部)より構成され
ているが、これ以外に、例えばT字状などの場合は、最
も長い方向を「長手方向」としてもよいし、複数の方向
を「長手方向」として扱っても良い。
【0027】ただし、本発明における複数方向に向いた
突起部を設けた縞鋼板の突起部の長手方向とは、当然、
図1〜図4に示すような突起部が川の字状に配置された
縞鋼板のように、一の字状の突起部が長手方向を複数方
向有する場合の長手方向も含む。なお、縞鋼板の裏面部
は、通常平面に近いため、通常のノズル配置でよい。
突起部を設けた縞鋼板の突起部の長手方向とは、当然、
図1〜図4に示すような突起部が川の字状に配置された
縞鋼板のように、一の字状の突起部が長手方向を複数方
向有する場合の長手方向も含む。なお、縞鋼板の裏面部
は、通常平面に近いため、通常のノズル配置でよい。
【0028】ただし、縞鋼板の裏面部に表面部の突起部
に対応した凹部を有する場合には、裏面側にも本発明を
適用するのが好適である。
に対応した凹部を有する場合には、裏面側にも本発明を
適用するのが好適である。
【0029】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説
明する。 (実施例1)図6(b) に示す縞鋼板の連続酸洗設備の付
着液除去装置3(3a、3b)および付着液除去装置6(6
a、6b)として、それぞれ、図1に示す付着液除去装置2
0を、図1に示す配置で配設した。
明する。 (実施例1)図6(b) に示す縞鋼板の連続酸洗設備の付
着液除去装置3(3a、3b)および付着液除去装置6(6
a、6b)として、それぞれ、図1に示す付着液除去装置2
0を、図1に示す配置で配設した。
【0030】すなわち、付着液除去装置20a と付着液除
去装置20b を、通板される縞鋼板1の突起部を有する鋼
板面側かつ鋼板板厚方向において近接させて配設した。
付着液除去装置20a 、付着液除去装置20b は、それぞ
れ、縞鋼板の突起部の長手方向において相対する角度で
配設し、図6に示すノズル3b、ノズル6bより空気を噴出
させ、付着液除去装置3(:付着液除去装置20a)出側、
付着液除去装置6(:付着液除去装置20a)出側それぞれ
の縞鋼板表面部すなわち突起部を有する鋼板表面の残存
液量を測定した。
去装置20b を、通板される縞鋼板1の突起部を有する鋼
板面側かつ鋼板板厚方向において近接させて配設した。
付着液除去装置20a 、付着液除去装置20b は、それぞ
れ、縞鋼板の突起部の長手方向において相対する角度で
配設し、図6に示すノズル3b、ノズル6bより空気を噴出
させ、付着液除去装置3(:付着液除去装置20a)出側、
付着液除去装置6(:付着液除去装置20a)出側それぞれ
の縞鋼板表面部すなわち突起部を有する鋼板表面の残存
液量を測定した。
【0031】縞鋼板としては、図1〜図4に示すよう
に、一の字状の突起を有する川の字状突起を組み合わせ
た縞鋼板を用いて試験を行った。また、ノズル3b、6bと
しては、多孔式のノズルを用いた。付着液除去装置20a
のみの場合、図4に示すように、突起部10の背面にあた
る位置に液12が残ってしまうが、付着液除去装置20b を
併設することによって、付着液除去装置3出側および付
着液除去装置6出側のいずれにおいても付着液がほぼ完
全に除去されていた。
に、一の字状の突起を有する川の字状突起を組み合わせ
た縞鋼板を用いて試験を行った。また、ノズル3b、6bと
しては、多孔式のノズルを用いた。付着液除去装置20a
のみの場合、図4に示すように、突起部10の背面にあた
る位置に液12が残ってしまうが、付着液除去装置20b を
併設することによって、付着液除去装置3出側および付
着液除去装置6出側のいずれにおいても付着液がほぼ完
全に除去されていた。
【0032】(実施例2)実施例1において、図6(b)
に示す縞鋼板の連続酸洗設備の付着液除去装置6(6a、
6b)として、図2に示す付着液除去装置20を、図2に示
す配置で付設した以外は、実施例1と同様にして付着液
除去試験を行い、付着液除去装置6(:付着液除去装置
20a)出側の縞鋼板表面部すなわち突起部を有する鋼板表
面の残存液量を測定した。
に示す縞鋼板の連続酸洗設備の付着液除去装置6(6a、
6b)として、図2に示す付着液除去装置20を、図2に示
す配置で付設した以外は、実施例1と同様にして付着液
除去試験を行い、付着液除去装置6(:付着液除去装置
20a)出側の縞鋼板表面部すなわち突起部を有する鋼板表
面の残存液量を測定した。
【0033】縞鋼板としては、図1〜図4に示すよう
に、一の字状の突起を有する川の字状突起を組み合わせ
た縞鋼板を用いて試験を行った。ノズル6bとしては、多
孔式のノズルを用いた。 (比較例)付着液除去装置として、従来の付着液除去装
置(:一の字型)を付設した図6(b) に示す縞鋼板の連
続酸洗設備において、付着液除去装置6出側の縞鋼板表
面部すなわち突起部を有する鋼板表面の残存液量を測定
した。
に、一の字状の突起を有する川の字状突起を組み合わせ
た縞鋼板を用いて試験を行った。ノズル6bとしては、多
孔式のノズルを用いた。 (比較例)付着液除去装置として、従来の付着液除去装
置(:一の字型)を付設した図6(b) に示す縞鋼板の連
続酸洗設備において、付着液除去装置6出側の縞鋼板表
面部すなわち突起部を有する鋼板表面の残存液量を測定
した。
【0034】縞鋼板としては、図1〜図4に示すよう
に、一の字状の突起を有する川の字状突起を組み合わせ
た縞鋼板を用いて試験を行った。ノズル6bとしては、多
孔式のノズルを用いた。上記した実施例1、実施例2、
比較例における付着液除去装置6出側の縞鋼板表面部す
なわち突起部を有する鋼板表面の残存液量の測定結果
を、図5に示す。
に、一の字状の突起を有する川の字状突起を組み合わせ
た縞鋼板を用いて試験を行った。ノズル6bとしては、多
孔式のノズルを用いた。上記した実施例1、実施例2、
比較例における付着液除去装置6出側の縞鋼板表面部す
なわち突起部を有する鋼板表面の残存液量の測定結果
を、図5に示す。
【0035】図5において、A1、A2、B、C1、C2は、そ
れぞれ下記試験条件下での試験結果を示す。なお、通板
速度はいずれの場合も同一として試験を行った。 〔試験条件:〕 A1(比較例) ;従来の付着液除去装置(:一の字型)
を用い、従来と同一の噴出空気量で試験した。
れぞれ下記試験条件下での試験結果を示す。なお、通板
速度はいずれの場合も同一として試験を行った。 〔試験条件:〕 A1(比較例) ;従来の付着液除去装置(:一の字型)
を用い、従来と同一の噴出空気量で試験した。
【0036】A2(比較例) ;従来の付着液除去装
置(:一の字型)を用い、噴出空気量を従来の噴出空気
量に対して増量して試験した。 B(実施例1);図1に示す付着液除去装置を用い、従
来と同一の噴出空気量で試験した。 C1(実施例2);図2に示す付着液除去装置を用い、従
来と同一の噴出空気量で試験した。
置(:一の字型)を用い、噴出空気量を従来の噴出空気
量に対して増量して試験した。 B(実施例1);図1に示す付着液除去装置を用い、従
来と同一の噴出空気量で試験した。 C1(実施例2);図2に示す付着液除去装置を用い、従
来と同一の噴出空気量で試験した。
【0037】C2(実施例2);図2に示す付着液除去装
置を用い、噴出空気量を、従来の噴出空気量に対して増
量し、上記試験条件A2と同一として試験した。 図5のA1、Bに示されるように、従来の付着液除去装置
の場合、残存付着液量が35g/m2であるのに対し、図1の
本発明の付着液除去装置を用いた場合、残存付着液量が
5g/m2となり、残存付着液量を従来の残存付着液量の1
/7まで低減することが可能となった。
置を用い、噴出空気量を、従来の噴出空気量に対して増
量し、上記試験条件A2と同一として試験した。 図5のA1、Bに示されるように、従来の付着液除去装置
の場合、残存付着液量が35g/m2であるのに対し、図1の
本発明の付着液除去装置を用いた場合、残存付着液量が
5g/m2となり、残存付着液量を従来の残存付着液量の1
/7まで低減することが可能となった。
【0038】また、図5のC1に示されるように、図2の
本発明の付着液除去装置を用いた場合も残存付着液量が
低減した。また、図5のA2、C2に示されるように、従来
の付着液除去装置では噴出空気量の増加による残存付着
液量の低減効果が少なかったが、図2の付着液除去装置
を用いた場合、噴出空気量の増加による残存付着液量の
低減効果が顕著であった。
本発明の付着液除去装置を用いた場合も残存付着液量が
低減した。また、図5のA2、C2に示されるように、従来
の付着液除去装置では噴出空気量の増加による残存付着
液量の低減効果が少なかったが、図2の付着液除去装置
を用いた場合、噴出空気量の増加による残存付着液量の
低減効果が顕著であった。
【0039】これは、従来の付着液除去装置の場合、空
気を吹き付ける方向f11と縞鋼板突起部の長手方向f10
との成す角度θが45度であり、空気が吹き付けられる突
起部の面と反対側の突起部の面に付着している液が除去
し難いのに対し、図2の本発明の付着液除去装置の場
合、角度θが35度と小さく、噴出空気の増量効果が大き
いためと考えられる。
気を吹き付ける方向f11と縞鋼板突起部の長手方向f10
との成す角度θが45度であり、空気が吹き付けられる突
起部の面と反対側の突起部の面に付着している液が除去
し難いのに対し、図2の本発明の付着液除去装置の場
合、角度θが35度と小さく、噴出空気の増量効果が大き
いためと考えられる。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、縞鋼板の付着液の除去
率を著しく高めることができ、付着液のほぼ完全な除去
が可能となった。また、液の除去率が著しく向上したこ
とにより、本発明は、縞鋼板処理速度の向上、圧縮空気
の使用量の削減、後処理工程におけるドライヤ所要能力
の低減、および発錆の防止など縞鋼板の品質の向上とい
う効果も有する。
率を著しく高めることができ、付着液のほぼ完全な除去
が可能となった。また、液の除去率が著しく向上したこ
とにより、本発明は、縞鋼板処理速度の向上、圧縮空気
の使用量の削減、後処理工程におけるドライヤ所要能力
の低減、および発錆の防止など縞鋼板の品質の向上とい
う効果も有する。
【図1】本発明の縞鋼板の付着液除去装置の一例を示す
平面図である。
平面図である。
【図2】本発明の縞鋼板の付着液除去装置の一例を示す
平面図である。
平面図である。
【図3】従来の縞鋼板の付着液除去装置における付着液
の残存状況を模式的に示す平面図である。
の残存状況を模式的に示す平面図である。
【図4】本発明の縞鋼板の付着液除去装置において一方
向からのみ空気を噴出した場合の付着液の残存状況を模
式的に示す平面図である。
向からのみ空気を噴出した場合の付着液の残存状況を模
式的に示す平面図である。
【図5】実施例、比較例における残存付着液量を示すグ
ラフである。
ラフである。
【図6】鋼板の連続酸洗設備における付着液除去装置
(ノズル噴出空気方式)を示す側面図である。
(ノズル噴出空気方式)を示す側面図である。
【図7】鋼板の連続酸洗設備における付着液除去装置
(リンガロール方式)を示す側面図である。
(リンガロール方式)を示す側面図である。
1 縞鋼板(鋼帯) 2 酸洗槽 2a 酸洗液 3 鋼板付着酸洗液の除去装置(:付着液除去装置) 3a、3c ノズルヘッダ 3b、3d 空気噴出ノズル 4、8 リンス槽 5 水洗装置 5a、5c ノズルヘッダ 5b、5d 水噴出ノズル 6 鋼板付着水の除去装置(:付着液除去装置) 6a、6c ノズルヘッダ 6b、6d 空気噴出ノズル 7 ロール 8a 水洗水 9 リンガロール 10 縞鋼板の突起部 11 付着液除去装置からの噴出空気 12 液 20、20a 、20b 付着液除去装置 f11 空気を吹き付ける方向 f10 突起部の長手方向 fs 縞鋼板(鋼帯)の通板方向 θ 空気を吹き付ける方向と突起部の長手方向との成す
角度
角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−84701(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C23G 3/02
Claims (5)
- 【請求項1】 縞模様を構成するために鋼板板面上にお
いて単一方向または複数方向に向いた突起部を設けた縞
鋼板の付着液除去方法であって、前記突起部の長手方向
に沿って気体を吹き付けることを特徴とする縞鋼板の付
着液除去方法。 - 【請求項2】 縞模様を構成するために鋼板板面上にお
いて単一方向または複数方向に向いた突起部を設けた縞
鋼板の付着液除去装置であって、前記突起部の長手方向
に対して一定角度範囲内の方向に気体を吹き付ける手段
を有することを特徴とする縞鋼板の付着液除去装置。 - 【請求項3】 縞模様を構成するために鋼板板面上にお
いて単一方向または複数方向に向いた突起部を設けた縞
鋼板を、連続的に酸洗し、酸洗後、水洗を行う縞鋼板の
連続酸洗方法であって、酸洗後および水洗後のそれぞれ
において、前記突起部の長手方向に沿って気体を吹き付
けることを特徴とする縞鋼板の連続酸洗方法。 - 【請求項4】 縞模様を構成するために鋼板板面上にお
いて単一方向または複数方向に向いた突起部を設けた縞
鋼板の連続酸洗設備であって、酸洗槽出側および水洗槽
出側のそれぞれに、前記突起部の長手方向に対して一定
角度範囲内の方向に気体を吹き付ける手段を有すること
を特徴とする縞鋼板の連続酸洗設備。 - 【請求項5】 縞模様を構成するために鋼板板面上にお
いて複数方向に向いた突起部を設けた縞鋼板の連続酸洗
設備であって、該酸洗設備が、前記縞鋼板板面に対して
気体を吹き付ける管状のノズルヘッダと、該ノズルヘッ
ダに設けられかつ該ノズルヘッダの長手方向に複数個ま
たはスリット状に設けられた気体噴出ノズルとを有し、
所定長さl1 の前記ノズルヘッダの気体噴出方向と他の
所定長さl2 の前記ノズルヘッダの気体噴出方向とが、
前記縞鋼板の板面上において異なることを特徴とする縞
鋼板の連続酸洗設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07190797A JP3224353B2 (ja) | 1997-03-25 | 1997-03-25 | 縞鋼板の連続酸洗方法および設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07190797A JP3224353B2 (ja) | 1997-03-25 | 1997-03-25 | 縞鋼板の連続酸洗方法および設備 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10265984A JPH10265984A (ja) | 1998-10-06 |
JP3224353B2 true JP3224353B2 (ja) | 2001-10-29 |
Family
ID=13474091
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07190797A Expired - Fee Related JP3224353B2 (ja) | 1997-03-25 | 1997-03-25 | 縞鋼板の連続酸洗方法および設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3224353B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20110079244A1 (en) * | 2008-05-30 | 2011-04-07 | Kenichi Uemura | Pickling method and pickling system of steel sheet |
CN113151839B (zh) * | 2021-03-16 | 2024-06-25 | 中冶南方工程技术有限公司 | 带钢漂洗装置、带钢酸洗系统及酸洗带钢清洗方法 |
-
1997
- 1997-03-25 JP JP07190797A patent/JP3224353B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10265984A (ja) | 1998-10-06 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |