JP3224284B2 - 軽水炉の非常用炉心冷却水注入装置 - Google Patents

軽水炉の非常用炉心冷却水注入装置

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JP3224284B2
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    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軽水炉の非常用炉心冷
却水注入装置に係り、特に、一次冷却水の水位が低下し
た際に、受動的に作動して冷却水を原子炉内に注入して
安全性を確保する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】非常用炉心冷却系設備は、一次冷却水喪
失事故が発生した時に、一次冷却水を原子炉圧力容器内
に注入して炉心の冠水状態を保持するものであり、蓄
圧注入系、高圧注入系、低圧注入系、自動減圧系
等がある。
【0003】これらの設備では、原子炉圧力容器内の水
位の異常低下を水位計測装置により検出して検出電気信
号を出力させ、電磁弁等の弁を電気または空気圧等の動
力によって開放作動させて、非常用冷却水タンクから冷
却水(またはほう酸水)を原子炉圧力容器内に注入する
ようにしている。したがって、非常時には、信号伝送の
ための装置や動力によって作動する装置と、非常用炉心
冷却系を確実に作動させるために信頼性の高い動力源と
を確保することが必要である。
【0004】近年、原子炉システムの簡素化をねらいと
して、受動的安全システムを大幅に取り入れた新しい思
想に基づく原子炉の開発が要望されている。これらの原
子炉に用いられる受動的安全システムは、外部からのエ
ネルギあるいは信号、操作なしに、それ自体の有するメ
カニズムによって安全機能の達成を確保しようとしてい
る。
【0005】受動的安全システムに関連する技術とし
て、特開昭62−108192号公報「軽水冷却型原子
炉」が提案されている。その技術の概略を説明すると、
原子炉圧力容器の上方位置に、非常用給水系の給水タン
クを連設しておくとともに、非常用給水系の途中にポン
プの吐出圧力低下時に管路を開放する制御弁を配設し
て、炉心を冠水状態にしている一次冷却水またはほう酸
水の一部をポンプで吸引し続けるようになし、ポンプの
吐出圧力を直接制御弁に伝送して非常用給水系の管路を
閉じておき、原子炉圧力容器の水位低下により気体の吸
引現象が生じてポンプの吐出圧力が低下した場合に、制
御弁が受動的に管路を開放することによって、冷却水や
ほう酸水の供給を自動的に開始して炉心の冠水状態を維
持するようにしたものである。
【0006】そして、この技術によれば、原子炉水位の
低下事故あるいはポンプ停止時に、受動的に給水系が作
動して給水がなされることによって、炉心の冠水状態を
保持することができるようになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ポンプを作動
させるためには、原子炉運転中における電動モータ等の
駆動源の停電事故の発生を防止する必要があり、また、
連続的に回転し続ける部分にあっては、安全性を確保す
るためにそのメンテナンスを考慮しなければならない等
の解決すべき課題が残されている。
【0008】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
ので、冷却水供給系を遮断している部分を、自然力のみ
によって受動的に開放して給水を行なうことにより、原
子炉の安全性を確保することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の複数の手段を提案している。第1の手段は、原子炉格
納容器のプール水中に、原子炉圧力容器が水浸状態に配
される非常用炉心冷却水注入装置であって、原子炉圧力
容器の内部とプール水及び原子炉格納容器の気相部分と
の間に配されこれらを接続する給水用配管及び均圧用配
管と、給水用配管及び均圧用配管に介在状態に配され管
路の開閉をする水圧作動弁とを具備し、該水圧作動弁に
おける弁室の内部に、弁座と原子炉圧力容器の内部圧力
の押圧力によって弁座の閉塞状態を保持し内部圧力の減
少時に弾発力によって弁座を開放させる弁体とが配され
る構成を採用している。第2の手段は、第1の手段にお
ける水圧作動弁に、弁体を弁座の閉塞方向に移動させる
弁閉塞手段が配される構成を付加した軽水炉の非常用炉
心冷却水注入装置としている。第3の手段は、第2の手
段に、弁閉塞手段が、水圧作動弁の弁箱を貫通した弁棒
を囲んだ状態に配されるハウジングと、該ハウジングの
圧力室に配されその内壁と弁棒との間を区画するダイヤ
フラムと、弁棒とダイヤフラムとの間に弁棒と一体に介
在させられる移動板と、圧力室に接続され圧力流体を供
給するポンプとを具備する構成を付加した軽水炉の非常
用炉心冷却水注入装置としている。
【0010】
【作用】第1の手段にあって、原子炉が運転状態でかつ
原子炉圧力容器内の水位が通常の状態であると、原子炉
圧力容器の内部圧力によって、弁体が弁座を押圧した状
態を保持し、水圧作動弁による給水用配管及び均圧用配
管の管路の閉塞が継続的に行なわれる。原子炉圧力容器
と原子炉格納容器との間で、原子炉冷却水またはその蒸
気の漏洩が生じた場合には、その漏洩量に対応して原子
炉圧力容器の内部圧力が低下するとともに、プール水の
圧力が高くなり、これらの圧力差が減少する。圧力差の
減少によって、内部圧力に基づく弁体の押圧力よりも弾
発力が大きくなると、水圧作動弁が給水用配管及び均圧
用配管の管路を開放し、原子炉圧力容器の内部とプール
水及び気相部分とが連通状態となり、水頭差によってプ
ール水が原子炉圧力容器内に流下して、炉心の冠水状態
の保持が行なわれる。第2の手段にあっては、第1の手
段による作用に付加して、原子炉の運転開始時等におい
て、弁閉塞手段によって、弁体を弁座の閉塞方向に強制
的に移動させて弁座を閉塞し、原子炉圧力容器の内部圧
力の上昇による弁座の閉塞状態への誘導が行なわれる。
第3の手段にあっては、第2の手段による作用に付加し
て、ポンプの作動によって発生させた圧力流体をハウジ
ングの圧力室に供給し、弁棒を介して弁体を弁座の閉塞
方向に移動させる。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係る軽水炉の非常用炉心冷却
水注入装置の一実施例について、図1ないし図3に基づ
いて説明する。各図において、符号1は原子炉圧力容
器、2は炉心、3は一次系配管、4A,4Bは隔離弁、
5は原子炉格納容器、6は断熱材、7は水密カバー、1
1は給水用配管、12は均圧用配管、13A,13Bは
水圧作動弁、14は弁閉塞手段、Cは気相部分、Pはプ
ール水である。
【0012】該一実施例における非常用炉心冷却水注入
装置にあっては、原子炉格納容器5のプール水Pの中
に、原子炉圧力容器1が水浸状態に配されるものに適用
され、原子炉格納容器5が給水タンクを兼用している。
【0013】そして、非常用炉心冷却水注入装置は、図
1に示すように、原子炉圧力容器1の内部とプール水P
及び原子炉格納容器5の気相部分Cとの間に配されこれ
らを接続する給水用配管11及び均圧用配管12と、給
水用配管11及び均圧用配管12に介在状態に配され管
路の開閉をする水圧作動弁13A,13Bとを具備して
おり、水圧作動弁13A,13Bにおける弁室13aの
内部には、弁座13bと、原子炉圧力容器1の内部圧力
の押圧力によって弁座13bの閉塞状態を保持し内部圧
力の減少時に弾発力によって弁座13bを開放させる弁
体13cとが配される構成である。
【0014】前記水圧作動弁13A,13Bは、例えば
同型のものとされる。そして、水圧作動弁13A,13
Bには、図2及び図3に示すように、弁箱13dの弁室
13aに配される弁座13b及び弁体13cと、弁体1
3cに一体に取り付けられ弁箱13dから外部に突出し
た状態に配される弁棒13eと、該弁棒13eの先端に
一体に取り付けられる移動板13fと、該移動板13f
と弁箱13dとの間に介在して弁体13を弁座13bか
ら引き離す方向に弾発力を作用させる弾発部材13g
と、弁箱13dに対して弁棒13eや移動板13f等を
覆った状態に取り付けられるハウジング13hと、該ハ
ウジング13hと弁箱13dとの間に介在してシール性
を付与するためのシール用スペーサ13iと、移動板1
3fの周縁部とシール用スペーサ13iの内縁部との間
に配されてハウジング13hの内部を区画するダイヤフ
ラム13jと、給水用配管11が取り付けられて原子炉
圧力容器1の内部と接続される管接続ノズル13kと、
給水用配管11が取り付けられてプール水Pまたは原子
炉格納容器5の気相部分Cと接続されるフランジ13m
と、ダイヤフラム13jによって区画形成される圧力室
13nと、該圧力室13nを弁閉塞手段14に接続する
ための接続口13pとが設けられる。なお、符号15は
各部品を一体化するためのボルト,ナット等の締結具で
ある。
【0015】そして、水圧作動弁13A,13Bにおけ
る弾発部材13gの弾発力は、図2に示すように、原子
炉が運転されていない自由状態にあっては、弁体13を
弁座13bから引き離す方向に弾発力を作用させるとと
もに、原子炉圧力容器1の内部圧力と原子炉格納容器5
の内部圧力との差が少なく、例えば5〜10kg/cm
2 程度となった場合に、弾発力によって弁座13bを開
放するように設定される。さらに詳しくは、原子炉圧力
容器1の内部圧力をPr、原子炉格納容器5の内部圧力
をPp、弁座13bが閉塞されているときの弾発力をF
s、弁座13bの内径をd、弁座13bの断面積をAと
すると、 A=(1/4)・π・d2 であり、水圧作動弁13A,13Bの開閉条件は、 A・(PrーPp)>Fsのときは「開」 A・(PrーPp)<Fsのときは「閉」 となる。
【0016】前記弁閉塞手段14は、水圧作動弁13
A,13Bの一部をなす弁棒13e、移動板13f、弾
発部材13g、ハウジング13h、ダイヤフラム13
j、圧力室13n等を利用するとともに、図1に示すよ
うに、プール水Pの中に配されるポンプ14a及びその
駆動源14bと、吸水を行なうための吸水管14cと、
接続口13pとポンプ14aの吐出口との間に接続状態
に配される加圧水供給管14dとを具備している。
【0017】このような非常用炉心冷却水注入装置にあ
っては、水圧作動弁13A,13Bが、原子炉の運転開
始前等の自由状態となっていると、弾発部材13gの弾
発力によって弁体13が弁座13bから引き離されて、
給水用配管11及び均圧用配管12の管路が開放され
る。したがって、原子炉の運転前に、弁閉塞手段14を
作動させて管路の閉塞が実施される。
【0018】弁閉塞手段14におけるポンプ14aを運
転して、吸水管14cによってプール水Pを吸引し、発
生させた圧力流体を加圧水供給管14d、接続口13p
を介してハウジング13hの内部の圧力室13nに供給
すると、弾発部材13gによる弾発力に抗して、移動板
13f、弁棒13eを介して弁体13cが弁座13bの
閉塞方向に強制的に移動させられて、水圧作動弁13
A,13Bの閉塞状態への誘導が行なわれる。
【0019】水圧作動弁13A,13Bを閉塞状態とし
て、原子炉の運転を開始すると、原子炉圧力容器1の内
部圧力が上昇することにより、弁体13cが弁座13b
を押圧して閉塞状態の保持がなされ、以後、水圧作動弁
13A,13Bによる給水用配管11及び均圧用配管1
2の管路の閉塞が継続的に行なわれる。
【0020】原子炉の運転時に、原子炉圧力容器1と原
子炉格納容器5との間に位置している一次系配管3の一
部から、原子炉冷却水またはその蒸気が漏洩する事故が
発生した場合について検討する。
【0021】漏洩箇所Xからの漏洩事故の発生ととも
に、直ちに隔離弁4A,4Bを遮断して、原子炉格納容
器5を隔離した場合には、漏洩量に対応して、図1に示
すように、原子炉圧力容器1の内部では、液相部分Aの
当初水位La1が例えば水位La2まで低下するとともに圧
力が減少し、一方、原子炉格納容器5の内部では、プー
ル水Pの当初水位Lp1が例えば水位LP2まで上昇すると
ともに、圧力が上昇する。この結果、原子炉圧力容器1
の内部と原子炉格納容器5の内部との圧力差が減少す
る。
【0022】原子炉圧力容器1の内部圧力に基づく弁体
13cの押圧力よりも、弾発部材13gに基づく弁体1
3cの弾発力が大きくなるまで圧力差の減少が進行する
と、水圧作動弁13A,13Bが給水用配管11及び均
圧用配管12の管路を開放するため、原子炉圧力容器1
の内部と、プール水P及び気相部分Cとが連通状態とな
る。
【0023】原子炉圧力容器1の気相部分Bと原子炉格
納容器5の気相部分Cとが連通状態となると、図1に矢
印で示すように、蒸気等が気相部分Bから気相部分Cに
放出されること等によって、これらの間の均圧化が図ら
れ、プール水Pと気相部分Bとの圧力差(水頭差)によ
って、プール水Pが原子炉圧力容器1の内部へ流下し
て、液相部分Aの水量が増加し、炉心2の冠水状態の保
持が行なわれる。
【0024】これらの非常時の給水にあっては、電気や
空気圧等の駆動源が使用されず、原子炉圧力容器1と原
子炉格納容器5との内部圧力差の減少による押圧力の低
下、弾発力による弁体13cの下降等、自然力によって
受動的に行なわれ、停電等の影響を受けることがない。
【0025】〔他の実施態様〕本発明にあっては、実施
例に代えて次の技術を採用することができる。 a)給水用配管11の水圧作動弁13Aと、均圧用配管
12の水圧作動弁13Bとの弾発力や作動圧力に差を付
して、均圧用配管12の水圧作動弁13Bを先に作動さ
せて、最初に均圧化を図ること。 b)水圧作動弁13A,13Bに対して、個々に弁閉塞
手段14を配すること。 c)一つの給水系の給水用配管11及び均圧用配管12
に、複数の水圧作動弁13A,13Bを並列的に配する
こと。 d)弁閉塞手段を圧力流体以外の駆動源で作動するもの
とすること。
【0026】
【発明の効果】請求項1に係る軽水炉の非常用炉心冷却
水注入装置にあっては、以下の効果を奏する。 (1) 原子炉格納容器のプール水中に原子炉圧力容器
が水浸状態に配されることにより、給水用配管、均圧用
配管及びその管路を開閉をする水圧作動弁の設置が単純
化され、かつ、非常用冷却水の確保が容易となる。 (2) 原子炉圧力容器の内部圧力によって水圧作動弁
を閉塞しておいて、内部圧力の減少時に、弾発力によっ
て給水用配管及び均圧用配管の管路を開放して給水を行
なうものであるから、一次冷却水の水位が低下した際
に、受動的作動により冷却水を原子炉圧力容器内部に注
入して、炉心を冠水状態にして原子炉の安全性を確保す
ることができる。 (3) 非常時の給水にあっては、電気や空気圧等の駆
動源が使用されず、弾発力や水頭差に基づく自然力によ
って受動的に行なわれ、停電等の影響を受けることがな
い。 請求項2に係る軽水炉の非常用炉心冷却水注入装置にあ
っては、水圧作動弁に、弁体を弁座の閉塞方向に移動さ
せる弁閉塞手段が配される構成の採用により、請求項1
の注入装置に以下の効果が付加される。原子炉の運転開
始時等において、弁体を強制的に移動させて弁座を閉塞
し、原子炉圧力容器の内部圧力の上昇による弁座の閉塞
状態への誘導を速やかに行なうことができる。請求項3
に係る軽水炉の非常用炉心冷却水注入装置にあっては、
弁閉塞手段が、水圧作動弁の機能の一部と、圧力室に接
続されて圧力流体を供給するポンプとを具備する構成に
より、請求項2の注入装置に以下の効果が付加される。
ポンプによって発生させた圧力流体を供給して、弁体を
弁座の閉塞方向に移動させ、管路の閉塞を行なって原子
炉の運転開始可能状態にするとともに、原子炉運転開始
後にあっては、ポンプを停止させることにより弁体を移
動可能な状態とし、簡単な切り替え操作で非常時に備え
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る軽水炉の非常用炉心冷却水注入装
置の一実施例を示す正断面図である。
【図2】図1に示す水圧作動弁の自然状態における正断
面図である。
【図3】図1に示す水圧作動弁の閉塞状態における正断
面図である。
【符号の説明】
1 原子炉圧力容器 2 炉心 3 一次系配管 4A,4B 隔離弁 5 原子炉格納容器 6 断熱材 7 水密カバー 11 給水用配管 12 均圧用配管 13A,13B 水圧作動弁 13a 弁室 13b 弁座 13c 弁体 13d 弁箱 13e 弁棒 13f 移動板 13g 弾発部材 13h ハウジング 13i シール用スペーサ 13j ダイヤフラム 13k 管接続ノズル 13m フランジ 13n 圧力室 13p 接続口 14 弁閉塞手段 14a ポンプ 14b 駆動源 14c 吸水管 14d 加圧水供給管 15 締結具 P プール水 A 液相部分 B 気相部分 C 気相部分 X 漏洩箇所
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−83088(JP,A) 特開 昭60−259995(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G21C 15/18 GDL

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子炉格納容器のプール水中に、原子炉
    圧力容器が水浸状態に配される非常用炉心冷却水注入装
    置であって、原子炉圧力容器の内部とプール水及び原子
    炉格納容器の気相部分との間に配されこれらを接続する
    給水用配管及び均圧用配管と、給水用配管及び均圧用配
    管に介在状態に配され管路の開閉をする水圧作動弁とを
    具備し、該水圧作動弁における弁室の内部に、弁座と原
    子炉圧力容器の内部圧力の押圧力によって弁座の閉塞状
    態を保持し内部圧力の減少時に弾発力によって弁座を開
    放させる弁体とが配されることを特徴とする軽水炉の非
    常用炉心冷却水注入装置。
  2. 【請求項2】 水圧作動弁に、弁体を弁座の閉塞方向に
    移動させる弁閉塞手段が配されることを特徴とする請求
    項1記載の軽水炉の非常用炉心冷却水注入装置。
  3. 【請求項3】 弁閉塞手段が、水圧作動弁の弁箱を貫通
    した弁棒を囲んだ状態に配されるハウジングと、該ハウ
    ジングの圧力室に配されその内壁と弁棒との間を区画す
    るダイヤフラムと、弁棒とダイヤフラムとの間に弁棒と
    一体に介在させられる移動板と、圧力室に接続され圧力
    流体を供給するポンプとを具備することを特徴とする請
    求項2記載の軽水炉の非常用炉心冷却水注入装置。
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