JP3224093U - セルフ式乾燥食品鮮度保持包装袋構造 - Google Patents

Abstract

【課題】セルフ式乾燥食品鮮度保持排気袋構造を提供する。【解決手段】包装袋２０内に鮮度保持器１が設けられ、鮮度保持器１は、耐圧材料を有して成型された収納ボックス１０を含み、収納ボックス１０は、一端が包装袋２０の内表面に貼合され、内部に収納室１１を有し、収納室１１内に、鮮度保持剤３０が充填され、且つ収納室１１の一端に出口が形成され、出口に、鮮度保持剤３０の漏出を阻止する通気フィルム４０が設けられ、通気フィルム４０の外部に、収納室１１を封止する封止フィルム５０が設けられ、封止フィルム５０の一端が、包装袋２０の袋口外部に延伸され、引っ張り部５１を形成する。【選択図】図２

Description

本考案は、操作者が乾燥食品を食した後、乾燥食品の鮮度保持を開始するとき、包装袋外部の引っ張り部を引っ張って鮮度保持器の封止フィルムを剥がし、包装袋内部の乾燥食品を鮮度保持剤によって乾燥を保持させることにより、使用の利便性及び食品の鮮度保持性を高めるセルフ式乾燥食品鮮度保持包装袋構造に関する。

お茶、コーヒー、ビスケット、スナックなどの乾燥食品は、包装袋に詰められ、しばしば包装袋内の食品と併せて乾燥剤／脱酸素剤などの鮮度保持剤が入れられて包装され、これにより、食品が湿気、酸化又は変質することを軽減又は回避する。このような食品保持包装袋は、例えば特許文献１に開示されている。

特開２０１９−１１９４８６号公報

しかしながら、食品包装袋外部が不当な外力の押圧を受けた場合、乾燥剤／脱酸素剤が破損又は破裂する可能性があり、食品が汚染を受けてしまうことを完全に回避することが困難であり、更には、無意識に、子供が理解できずに誤食する事件が発生する可能性があり、長期の食品の鮮度保持包装の安全性に影響を及ぼす。

これに鑑み、従来の食物鮮度保持包装袋にはまだ改善の余地があり、その安全性と利便性を改善する必要があった。

そのため、本考案者は、直面する問題を深く検討し、関連産業に長年従事した経験を通じて、解決策を接触的に探究し、継続的な研究と長期のテストを通じてようやくセルフ式乾燥食品鮮度保持排気袋構造の発明に成功し、従来の食品の鮮度保持包装袋が解決できなかった問題を克服することができた。

よって、本考案の目的は、包装袋内に鮮度保持器を設け、前記鮮度保持器は、耐圧材料を有して成型された収納ボックスを含み、前記収納ボックスは、一端が前記包装袋の内表面に貼合され、内部に収納室を有し、前記収納室内に鮮度保持剤を充填し、且つ一端に出口を形成し、前記出口には、前記鮮度保持剤の漏出を阻止する通気フィルムを設け、前記通気フィルムの外部に前記収納室を封止する封止フィルムを設け、前記封止フィルムの一端は、前記包装袋の袋口外部に延伸し、引っ張り部を形成するセルフ式乾燥食品鮮度保持排気袋構造を提供することである。

本考案のもう１つの目的は、前記通気フィルム及び前記封止フィルムは、内から外へ前記収納室の前記出口上に貼合され、前記出口は、前記包装袋内表面の一端に位置し、乾燥食品を入れようとするとき、前記包装袋の袋口を開き、前記引っ張り部をつかむことで、包装袋の袋口外へ前記封止フィルムを引き動かして剥がし、前記収納ボックスの前記出口から離脱させ、食品を投入した後、前記包装袋の袋口を閉鎖するとき、前記収納室内部の前記鮮度保持剤が包装袋内部空間と連通することによって、鮮度保持効果を発生できるセルフ式乾燥食品鮮度保持排気袋構造を提供することである。

さらに、前記通気フィルム及び前記包装袋の内表面は、膜貼合フレームを形成し、前記封止フィルムの一端は、前記膜貼合フレームに貼合され、一端の表面が前記包装袋の内表面と貼合し、且つ前記封止フィルムの前記引っ張り部との接続箇所に少なくとも１つのステッチ線を形成し、前記包装袋の前記出口外部が前記引っ張り部に外に引かれることによって、前記ステッチ線を切り開き、前記封止フィルム上に欠き口を発生させ、前記収納室内の前記鮮度保持剤に前記欠き口と前記包装袋内部空間とを連通させることができ、食品に封止された前記包装袋内で鮮度保持効果を発生させるセルフ式乾燥食品鮮度保持排気袋構造を提供することである。

本考案の一態様によるセルフ式乾燥食品鮮度保持排気袋構造は、包装袋内に鮮度保持器が設けられ、前記鮮度保持器は、耐圧材料を有して成型された収納ボックスを含み、前記収納ボックスは、一端が前記包装袋の内表面に貼合され、内部に収納室を有し、前記収納室内に、鮮度保持剤が充填され、且つ前記収納室の一端に出口が形成され、前記出口に、前記鮮度保持剤の漏出を阻止する通気フィルムが設けられ、前記通気フィルムの外部に、前記収納室を封止する封止フィルムが設けられ、前記封止フィルムの一端が、前記包装袋の袋口外部に延伸され、引っ張り部を形成する。

この新しい独特な設計によって、本考案のセルフ式乾燥食品鮮度保持包装袋構造は、操作者が乾燥食品を食した後に乾燥食品の鮮度保持を開始するとき、引っ張り部を引っ張って鮮度保持器の封止フィルムを剥がし、包装袋内部の乾燥食品を鮮度保持剤によって乾燥を保持させ、使用の利便性及び食品の鮮度保持性を高めることができる。従って、本考案は、商業応用の潜在力を有する。

本考案の第１実施例の立体外観図 本考案の第１実施例の断面構造図 図２のＡ部分の局部拡大図 図２のＢ部分の局部拡大図 本考案の第１実施例の使用状態の説明図 本考案の第１実施例の乾燥食品の説明図 本考案の第２実施例の立体外観図 本考案の第２実施例の立体分解図 本考案の第２実施例の使用状態の説明図 図９のＡ部分の局部拡大図 図９のＢ部分の局部拡大図

（第１実施例）

図１、図２は、本考案のセルフ式乾燥食品鮮度保持排気袋構造の好適実施例を示している。これら実施例は、説明用とするのみであり、保護請求において、この構造に制限するためのものではない。

セルフ式乾燥食品鮮度保持排気袋構造は、包装袋２０内に鮮度保持器１が設けられている。鮮度保持器１は、耐圧材料を有して成型された収納ボックス１０を含んでいる。

収納ボックス１０は、一端が包装袋２０の内表面に貼合され、内部に収納室１１を有している。収納室１１内に鮮度保持剤３０が充填され、且つ収納ボックス１０の一端に出口１２が形成され、出口１２に、鮮度保持剤３０の漏出を阻止する通気フィルム４０が設けられている。

通気フィルム４０の外部に、収納室１１を封止する封止フィルム５０が設けられ、封止フィルム５０の一端は、包装袋２０の袋口外部に延伸され、引っ張り部５１を形成している。

さらに、図１〜図３に示すように、出口１２と収納室１１との間に、スペーサ層１１１が形成され、スペーサ層１１１に、出口１２及び収納室１１を連通する少なくとも１つの貫通孔１１２が設けられている。また、通気フィルム４０は、スペーサ層１１１の一端表面に貼合されている。

さらに、引っ張り部５１に、Ｕ字形またはＶ字形のクリップ欠き口５２が開設され、クリップ欠き口５２に、挟持片５２１が形成されている。

引っ張り部５１は、挟持片５２１によって包装袋２０の袋口端に挟持され、引っ張り部５１を包装袋２０の袋口外部に維持させる。

また、封止フィルム５０の一端は、１８０度屈曲する屈曲部５０１から包装袋２０の袋口外に延伸されることにより引っ張り部５１を構成している。

屈曲部５０１の屈曲方向は、封止フィルム５０の内辺縁から包装袋２０の袋口に向かって反って折られている。このことにより、使用者に引っ張り部５１を有効に引っ張らせ、封止フィルム５０に収納ボックス１０を剥がす力を与える。

詳細には、図５、図６に示すように、通気フィルム４０及び封止フィルム５０は、収納室１１の出口１２に内側から外側に向かって取り付けられている。

出口１２は、包装袋２０内表面の一端に位置し、使用者は、乾燥食品を入れようとする場合、包装袋２０の袋口を開き、引っ張り部５１をつかみ、包装袋２０の袋口外へ該封止フィルム５０を引きはがし、収納ボックス１０の出口１２から離脱させる。その後、食品を投入した後、包装袋２０の袋口を閉鎖するとき、収納室１１内部の鮮度保持剤３０が包装袋２０内部空間と連通することにより、鮮度保持効果を発生することができる。

（第２実施例）

図７〜図１１に示すように、収納ボックス１０Ａの通気フィルム４０Ａ及び封止フィルム５０Ａは、収納室１１Ａの出口１２Ａ上の一側に内側から外側に向かって貼合されている。

出口１２Ａに、包装袋２０Ａの内面に対向するフィルム枠面１３Ａが形成されており、封止フィルム５０Ａの一端がフィルム枠面１３Ａに貼合され、一端の表面が包装袋２０Ａの内面に貼合されている。

また、封止フィルム５０Ａとプル部５１Ａとの接続箇所には、少なくとも１つのステッチ線５０２Ａが形成されている。

使用者により、包装袋２０Ａの出口１２Ａの外部が、引っ張り部５１Ａに外側に引っ張られ、ステッチ線５０２Ａが破断することにより、封止フィルム５０Ａに欠き口５０３Ａが発生し、収納室１１Ａ内の鮮度保持剤３０Ａは、欠き口５０３Ａ及び包装袋２０Ａの内部空間と連通する。このことにより、封止された包装袋２０Ａ内において、食品に鮮度保持効果を持たせることができる。

上記において、プル部５１Ａは、Ｕ字状またはＶ字状のクリップ欠き口５２Ａが開設され、クリップ欠き口５２Ａにより挟持片５２１Ａが形成されている。

引っ張り部５１Ａは、挟持片５２１Ａにより包装袋２０Ａの袋口端に挟持され、引っ張り部５１Ａを包装袋２０Ａの袋口外部に維持させる。

尚、当然、本考案は、包装袋２０、２０Ａを必要に応じて、ジッパー袋に調整することもでき、または、包装袋２０、２０Ａは、ヒートシール機でシールされたヒートシール袋とすることもできる。

上記の実施例は、本考案の技術とその効果を例示的に説明するのみであり、本考案を制限することを意図したものではない。当業者は、本考案の技術原理と精神に違反することなく、上記の実施例を変更及び変更できる。

１…鮮度保持器
１０、１０Ａ…収納ボックス
１１、１１Ａ…収納室
１１１…スペーサ層
１１２…貫通孔
１２、１２Ａ…出口
１３Ａ…膜貼合フレーム
２０、２０Ａ…包装袋
３０、３０Ａ…鮮度保持剤
４０、４０Ａ…通気フィルム
５０、５０Ａ…封止フィルム
５０１…屈曲部
５０２Ａ…ステッチ線
５０３Ａ…欠き口
５１、５１Ａ 引っ張り部
５２、５２Ａ…クリップ欠き口
５２１、５２１Ａ…挟持片

Claims (9)

1. 包装袋内に鮮度保持器が設けられ、
   前記鮮度保持器は、耐圧材料を有して成型された収納ボックスを含み、
   前記収納ボックスは、一端が前記包装袋の内表面に貼合され、内部に収納室を有し、
   前記収納室内に、鮮度保持剤が充填され、且つ前記収納室の一端に出口が形成され、
   前記出口に、前記鮮度保持剤の漏出を阻止する通気フィルムが設けられ、
   前記通気フィルムの外部に、前記収納室を封止する封止フィルムが設けられ、
   前記封止フィルムの一端が、前記包装袋の袋口外部に延伸され、引っ張り部を形成することを特徴とするセルフ式乾燥食品鮮度保持排気袋構造。
2. 前記通気フィルム及び前記封止フィルムは、内から外へ前記収納室の前記出口上に貼合され、
   前記出口は、前記包装袋の内表面の一端に位置し、
   前記包装袋内に乾燥食品を入れようとするとき、前記包装袋の袋口を開き、前記引っ張り部をつかむことで、前記包装袋の前記袋口外へ前記封止フィルムを引き動かして剥がして前記収納ボックスの前記出口から離脱させ、
   前記包装袋内に乾燥食品を投入した後、前記包装袋の袋口を閉鎖するとき、前記収納室の内部の前記鮮度保持剤が包装袋内部空間と連通することによって、鮮度保持効果を発生させることを特徴とする請求項１に記載のセルフ式乾燥食品鮮度保持排気袋構造。
3. 前記出口と前記収納室の間に、スペーサ層が形成され、
   前記スペーサ層上に前記出口と前記収納室を連通させる少なくとも１つの貫通孔を設けられ、
   前記通気フィルムは、前記スペーサ層の一端表面上に貼合されることを特徴とする請求項１に記載のセルフ式乾燥食品鮮度保持排気袋構造。
4. 前記引っ張り部は、クリップ欠き口が設けられ、
   前記クリップ欠き口に挟持片が形成され、
   前記引っ張り部は、前記挟持片によって前記包装袋の袋口端に挟持され、前記引っ張り部を前記包装袋の前記袋口外部に維持させることを特徴とする請求項１に記載のセルフ式乾燥食品鮮度保持排気袋構造。
5. 前記封止フィルムは、１８０度屈曲する屈曲部から前記包装袋の前記袋口外に延伸して前記引っ張り部を形成し、
   前記屈曲部の屈曲形状は、前記封止フィルムの内辺縁から前記包装袋の前記袋口へ反って折られることにより形成されていることを特徴とする請求項２に記載のセルフ式乾燥食品鮮度保持排気袋構造。
6. 前記通気フィルム及び前記包装袋の内表面に、膜貼合フレームが形成され、
   前記封止フィルムの一端は、前記膜貼合フレームに貼合され、
   前記封止フィルムの前記一端の表面が前記包装袋の内表面と貼合され、
   前記封止フィルムの前記引っ張り部との接続箇所に、少なくとも１つのステッチ線が形成され、
   前記包装袋の前記出口の外部が、前記引っ張り部によって外に引かれることによって、前記ステッチ線が切り開かれ、前記封止フィルム上に欠き口を発生させ、
   前記収納室内の前記鮮度保持剤を、前記欠き口と前記包装袋の内部空間との間において連通させることにより、封止された前記包装袋内で乾燥食品に鮮度保持効果を発生させることを特徴とする請求項１に記載のセルフ式乾燥食品鮮度保持排気袋構造。
7. 前記引っ張り部に、クリップ欠き口が設けられ、
   前記クリップ欠き口は、挟持片を形成し、
   前記引っ張り部は、前記挟持片によって前記包装袋の袋口端に挟持され、前記引っ張り部を前記包装袋の前記袋口外部に維持させることを特徴とする請求項６に記載のセルフ式乾燥食品鮮度保持排気袋構造。
8. 前記包装袋は、ジッパー袋である請求項１に記載のセルフ式乾燥食品鮮度保持排気袋構造。
9. 前記包装袋は、ヒートシール機によりシールされたヒートシール袋である請求項１に記載のセルフ式乾燥食品鮮度保持排気袋構造。

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