JP3224091U - 仮設照明器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】仮設工事現場までの運搬がし易く保管もし易い仮設照明器具を提供することである。【解決手段】仮設照明器具の本体を成す支柱11の上部及び下部のソケット保持部12で保持された3対のソケット13に装着された3個の蛍光灯14は支柱11の周囲に配置され、支柱11の下部には使用時は開く折り畳み式の脚部15が設けられ、支柱11の頂部には保管時に支柱11を吊り下げるための頂部フック16が設けられ、支柱11の長手方向には間隔を保って電源ケーブル18を巻き付けるための1対の側部フック17が設けられ、さらに、支柱11に3個の蛍光灯14が装着された状態での仮設照明器具の本体の重心位置に取っ手21が設けられている。【選択図】 図1
Description
本考案は、屋内線工事の現場で使用される仮設照明器具に関する。
屋内線工事部門の新設工事では、電源設備工事が完了する前の状態で作業をすることが多い。そのような状態では電源が供給されないので、照明などは無く暗い中での作業となる場合が多々ある。そのような場合、分電盤から電源の供給を受け、市販の仮設照明器具を用いて作業を行っている。
市販の仮設照明器具は、ピンポイントでの明るさであり一方向だけ照らす光源であるので、所望の照度を得ることができない。また、仮設照明器具には、分電盤から電気工具と共用の電源ケーブルを介して電源が供給されているので、電気工具の使用により電源ケーブルの負荷電流が過負荷になると分電盤のブレーカがオフする。これにより、仮設照明器具が消灯し、真っ暗になり屋内線工事に支障を来すことになる。
ここで、職種、工程に応じた所望の照度を容易に得ることができ、電気工具の使用によって、コンクリート打ち込みFケーブルに過負荷電流が流れても、作業員が仮設分電盤まで暗闇の中を足を運ぶ必要がなく作業能率の向上および工事上の安全性を確保できるようにしたものがある(特許文献1参照)。これは、基台に立設した支柱に非常電源装置を設け、照明器具への電源が遮断したときには非常電源装置から照明器具に電源を供給できるようにし、この照明装置の上方に首振り機構を介して投光器を取付け所望の照度を得るようにしたものである。
しかしながら、特許文献1のものは、所望の照度を容易に得ることができ、分電盤のブレーカがオフしても照明器具の消灯を防止できるが、仮設照明器具の運搬や保管のし易さについての考慮がなく、工事現場までの運搬がし難く、また、保管しにくいものであった。
本考案の目的は、屋内線工事現場までの運搬がし易く保管もし易い仮設照明器具を提供することである。
本考案の仮設照明器具は、仮設照明器具の本体を成す支柱の上部及び下部のソケット保持部で保持された3対のソケットと、前記3対のソケットに装着され前記支柱の周囲に配置される3個の蛍光灯と、前記支柱の下部に設けられ使用時は開く折り畳み式の脚部と、前記支柱の頂部に設けられ保管時に前記支柱を吊り下げるための頂部フックと、前記支柱の長手方向に間隔を保って設けられ電源ケーブルを巻き付けるための1対の側部フックと、前記支柱に前記3個の蛍光灯が装着された状態での前記仮設照明器具の本体の重心位置に設けられた取っ手とを備えたことを特徴とする。
本考案によれば、仮設照明器具の本体の重心位置に取っ手を設けているので、取っ手を手に持っての運搬がし易く、また、支柱の長手方向に間隔を保って電源ケーブルを巻き付けるための1対の側部フックを設けているので電源ケーブルの収納が容易にでき、さらには、支柱の頂部に頂部フックを設けているので、仮設照明器具を保管場所に保管する際にフックで吊り下げることができ保管がし易い。
以下、本考案の実施形態を説明する。図1は本考案の実施形態に係る仮設照明器具の構成図であり、図1(a)は正面図、図1(b)は背面図である。図1において、仮設照明器具の本体を成す支柱11の上部及び下部にはソケット保持部12が設けられ、支柱11の周囲に沿って所定の間隔を保って3対のソケット13がソケット保持部12にて保持されている。上部のソケット保持部12と3対のソケット13との間には、ゴム部材24が周囲に突出して設けられており、これにより、万一、仮設照明器具が倒れたとしてもゴム部材14でソケット13を保護できるようになっている。
そして、図1(a)に示すように、正面側から3個の蛍光灯14が見え、図1(b)に示すように、背面側から2個の蛍光灯14が見えるようになっている。背面側からは支柱11により1個の蛍光灯14が隠れて見えないが、2個の蛍光灯14は見える。すなわち、背面側であっても2個の蛍光灯14が見えることから、3個の蛍光灯14により全面を照らすことが可能となっている。
次に、支柱11の下部には折り畳み式の脚部15が設けられている。図1では脚部15は開いており、仮設照明器具の使用に向けて仮設照明器具が立脚している状態を示している。脚部15は脚部取付部15aを頂点として傘状に開き、傘状に開いた状態では床面に接する4個の脚部床面部15bをそれぞれ4個の脚部支え部15cで脚部取付部15aに支える構造となっている。そして、脚部15を折り畳んだ状態では、脚部床面部15b及び脚部支え部15cは支柱11の軸方向に折り畳まれる。
また、支柱11の頂部には頂部フック16が設けられている。頂部フック16は仮設照明器具の保管時に支柱11を保管場所の掛け具に掛けて、仮設照明器具を吊り下げて保管する。これにより、仮設照明器具が保管場所で転倒することを防止でき安全に保管できる。また、脚部15を開いて仮設照明器具を工事現場に設置することに代えて、頂部フック16を工事現場の梁などに引っ掛けて仮設照明器具を工事現場に設置することもできる。
図1(b)に示すように、仮設照明器具の背面側には、支柱11の長手方向に間隔を保って1対の側部フック17が設けられている。1対の側部フック17は仮設照明器具の電源ケーブル18を巻き付けるものであり、図1(b)では電源ケーブル18を巻き付けた状態を示している。電源ケーブル18の先端にはソケット19が取り付けられており、仮設照明器具の使用時には電源ケーブル18を1対の側部フック17から外し、ソケット19を図示省略の電源コンセントに接続する。また、支柱11にはコンセント20が設けられており、別の仮設照明器具のソケット19や拡張コンセント等を接続できるようにしている。
このように、電源ケーブル18を仮設照明器具の本体を成す支柱11の側部フック17に巻きつける構造としたので、仮設照明器具の収納時には電源源ケーブル19は仮設照明器具の本体と一体化して収納できる。
さらに、支柱11の長手方向には仮設照明器具の本体の持ち運び用の取っ手21が設けられている。取っ手21は、仮設照明器具の本体を成す支柱11に3個の蛍光灯14が装着された状態での仮設照明器具の本体の重心位置に設けられる。これにより、仮設照明器具の本体の運搬をし易くしている。
図2は本考案の実施形態に係る仮設照明器具を収納する際に脚部を折り畳んだ状態を示す正面図であり、図2(a)は正面図、図2(b)は背面図である。図2において、仮設照明器具を収納する際には脚部15を折り畳んで脚部バンド22で縛る。前述したように、脚部15を折り畳んだ状態では、脚部床面部15b及び脚部支え部15cは支柱11の軸方向に折り畳まれるので、折り畳んだ脚部15を脚部バンド22で縛る。この場合、脚部床面部15b及び脚部支え部15cは支柱11の軸方向に折り畳まれるので、脚部床面部15b及び脚部支え部15cが開いた状態での軸方向長さと脚部15を折り畳んだ状態での軸方向長さとは、同じ長さとなる。従って、脚部15を折り畳んだとしても、仮設照明器具全体の長さは長くなることはない。この仮設照明器具全体の長さを、トラックのシートの背面に搭載できる長さとすることにより、トラックの荷台に積むことなく運搬できる。また、電源ケーブル18は1対の側部フック17に巻き付けて電源ケーブルバンド23で縛る。この状態で、作業員は取っ手21を持ち保管場所まで持ち運ぶ。取っ手21の位置は仮設照明器具の重心位置であるので運搬し易い、
以上、本考案の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、考案の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、考案の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、考案の範囲や要旨に含まれるとともに、実用新案登録請求の範囲に記載された考案とその均等の範囲に含まれる。
以上、本考案の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、考案の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、考案の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、考案の範囲や要旨に含まれるとともに、実用新案登録請求の範囲に記載された考案とその均等の範囲に含まれる。
11…支柱、12…ソケット保持部、13…ソケット、14…蛍光灯、15…脚部、16…頂部フック、17…側部フック、18…電源ケーブル、19…ソケット、20…コンセント、21…取っ手、22…脚部バンド、23…電源ケーブルバンド
Claims (1)
- 現場用仮設照明器具の本体を成す支柱の上部及び下部のソケット保持部で保持された3対のソケットと、
前記3対のソケットに装着され前記支柱の周囲に配置される3個の蛍光灯と、
前記支柱の下部に設けられ使用時は開く折り畳み式の脚部と、
前記支柱の頂部に設けられ保管時に前記支柱を吊り下げるための頂部フックと、
前記支柱の長手方向に間隔を保って設けられ電源ケーブルを巻き付けるための1対の側部フックと、
前記支柱に前記3個の蛍光灯が装着された状態での前記現場用仮設照明器具の本体の重心位置に設けられた取っ手とを備えたことを特徴とする現場用仮設照明器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019003460U JP3224091U (ja) | 2019-09-12 | 2019-09-12 | 仮設照明器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019003460U JP3224091U (ja) | 2019-09-12 | 2019-09-12 | 仮設照明器具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3224091U true JP3224091U (ja) | 2019-11-21 |
Family
ID=68611001
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019003460U Active JP3224091U (ja) | 2019-09-12 | 2019-09-12 | 仮設照明器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3224091U (ja) |
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2019
- 2019-09-12 JP JP2019003460U patent/JP3224091U/ja active Active
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