JP3090746U - 照明器具 - Google Patents

照明器具

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JP3090746U
JP3090746U JP2002003629U JP2002003629U JP3090746U JP 3090746 U JP3090746 U JP 3090746U JP 2002003629 U JP2002003629 U JP 2002003629U JP 2002003629 U JP2002003629 U JP 2002003629U JP 3090746 U JP3090746 U JP 3090746U
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功 岡本
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日動工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 環状蛍光灯を複数用いた仮設照明器具におい
て、作業現場における優れた利便性を発揮するように、
持ち運びの面や設置後の安定性の面などで優れた仮設照
明器具を提供する。 【解決手段】 複数の環状蛍光灯2と、複数の環状蛍光
灯2を高さ方向に複数段重ねた状態にて保持するサポー
ト体とを有し、複数段に重ねられた環状蛍光灯2を覆う
ように配設され、当該サポート体の一部を構成する透光
性カバー8の上端カバー8aの上面中央部付近に持ち運
び用の把手10を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、照明設備が敷設されていないかまたは敷設されていても照明効果が 不十分である屋内等にて使用される照明器具に関し、より具体的には、建設現場 や工場内などの作業現場において優れた利便性を発揮するように工夫された照明 器具に関する。
【0002】
【従来の技術】
建設現場や工場内などの作業現場において用いられる照明器具としては、屋内 に敷設される通常の照明器具とは異なり、持ち運びに便利でかつ手元における作 業が行ない易いように十分な照明効果が得られるものである必要がある。特に建 設現場においては、照明設備が敷設される前にあっては作業者が照明器具を現場 に持ち込む必要があり、持ち運びに便利であることは必須の条件である。
【0003】 従来、作業現場にて用いられる照明器具としては、持ち運びに便利でかつ高い 照度が得られるハロゲンランプや水銀灯などが用いられていた。しかしながら、 これらハロゲンランプや水銀灯にあっては光の照射方向が制限されており、作業 現場全体を明るく保つことができなかった。また、この照射される光の指向性に より、手元において影が生じ易く、作業に支障を来たす場合もあった。このため 、複数台のハロゲンランプや水銀灯を作業現場に配置するなどの不便さが伴って いた。
【0004】 この不便さを解消する照明器具として、実用新案登録第3085597号およ び実用新案登録第3085971号に開示された照明器具がある。これらの照明 器具にあっては、光源として環状蛍光灯を用い、この環状蛍光灯を高さ方向に複 数段重ねて配置している。これにより、ハロゲンランプや水銀灯などに比べて光 が照射される範囲が大幅に拡大するため、手元において影が生じ難く、作業が行 ない易くなる。また、複数の環状蛍光灯を用いているため、十分な照明効果も得 られる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の照明器具にあっては、いずれも持ち運びの面で優れてい るとは言えない。すなわち、上記照明器具は、照明本体に一体に組み付けられた 三脚やスタンドを備えており、持ち運びの際にはこの三脚やスタンドがかさばっ て邪魔になる。また、照明本体に一体に組み付けられた三脚やスタンドによって 作業現場に設置されるため、設置可能な位置が制限される問題もある。さらに、 照明器具の設置後においては、軽く接触しただけでも照明器具が転倒するおそれ があり、転倒による破損も問題となる。
【0006】 したがって、本考案は、上記問題点を解決すべくなされたものであり、環状蛍 光灯を複数用いた照明器具において、作業現場における優れた利便性を発揮する ように、持ち運びの面や設置後の安定性の面などで優れた照明器具を提供するこ とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案に基づく照明器具は、複数の環状蛍光灯と、サポート体と、持ち運び用 の把手とを備える。サポート体は、複数の環状蛍光灯を高さ方向に複数段重ねた 状態にて保持する。把手は、サポート体の上部に配設される。
【0008】 このように、サポート体の上部に持ち運び用の把手を設けることにより、照明 器具の持ち運びが簡便に行なえるようになる。また、フック形状の吊り下げ具な どを把手部に引っ掛けることにより、天井付近などの高い位置に照明器具を設置 することも可能になる。なお、ここに言うサポート体とは、照明器具の骨組みを 成す部材すべてを含むものである。
【0009】 上記本考案に基づく照明器具にあっては、たとえば、サポート体は、複数の環 状蛍光灯を覆う透光性カバーと、複数の環状蛍光灯の径方向内側に配置された筒 形状の反射板とを含んでいることが望ましい。
【0010】 このように、複数の環状蛍光灯を覆うように透光性カバーを配設し、さらに反 射板を環状蛍光灯の径方向内側に配置することにより、照明器具からほぼ全方向 に向かって無駄なく光が照射されるようになる。これにより、作業現場における 高い照明効果が得られるようになる。また、作業現場にて用いられる照明器具に あっては、工具や資材等が接触することにより照明器具が破損することを防止す ることが好ましく、上記構成のように複数の環状蛍光灯を覆うように透光性カバ ーを配設することにより、内部に位置する環状蛍光灯が透光性カバーによって保 護されるようになる。なお、ここに言う透光性カバーや反射板も照明器具の骨組 みを成す限りはサポート体に含まれる。
【0011】 上記本考案に基づく照明器具にあっては、たとえば、サポート体は高さ方向に 積み重ねられた複数のサポートユニットを含み、上下に隣接するサポートユニッ トは互いに嵌まり合う形状を有しており、サポートユニットの各々は1個の環状 蛍光灯を保持していることが好ましい。
【0012】 このように、サポート体を複数のサポートユニットに分割した構成とすること も可能である。この場合には、1のサポートユニットは環状蛍光灯を1個保持す る。このサポートユニットを複数段積層することにより、サポート体が構成され る。これにより、必要に応じた数の環状蛍光灯が積層して組み込まれた照明器具 を簡便に製造することが可能になり、仕様の異なる照明器具を製造する際の部品 の共有化が図られる。また、1のサポートユニットが破損した場合にも、破損し たサポートユニットのみの交換で修理が完了するため、修理作業も簡便化する。
【0013】 上記本考案に基づく照明器具にあっては、たとえば、透光性カバーが複数段重 ねた環状蛍光灯の上方、側方および下方を覆っていることが好ましい。
【0014】 このように、照明器具の上方をも透光性カバーで覆うことにより、照明器具か ら上方に向かっても光が照射されるため、照明器具を直接床面に設置した場合に も作業現場全体を明るく保つことができる。このため、三脚やスタンドを用いて 照明器具本体を高い位置に設置する必要がなくなるため、照明器具をコンパクト な形状とすることが可能になるとともに、転倒による破損もなくなる。また、照 明器具の下方をも透光性カバーで覆うことにより、照明器具から下方に向かって も光が照射されるため、照明器具を吊り下げて設置した場合にも高い照明効果が 得られるようになる。このように、側方のみならず上方や下方をも透光性カバー で覆うことにより、外部へ無駄なく光を照射することが可能になり、従来よりも 照射範囲の拡大が図られる。
【0015】 上記本考案に基づく照明器具にあっては、透光性カバーの下端部分が径を減ず る方向に縮径していることが好ましい。
【0016】 このように、透光性カバーの下端を径が減ずる方向に縮径させることにより、 さらに光が照射される範囲を拡大することが可能になる。
【0017】 上記本考案に基づく照明器具にあっては、たとえば、透光性カバーの下端周縁 から外側に向かって突出して設けられた掛止部をさらに備え、外部の電源から複 数の環状蛍光灯へ電力を供給する電源コートを透光性カバーの縮径部分に巻き付 けて収容した場合に、電源コードがこの掛止部によって保持されることが望まし い。
【0018】 このように、透光性カバーの下端周縁に掛止部を設けることにより、透光性カ バーの縮径部分に電源コードを巻き付けて収容することが可能になる。掛止部を 設けていない場合には巻き付けた電源コードが脱落するおそれがあるため、掛止 部を設けることにより電源コードの脱落が防止されてより利便性が向上する。
【0019】 上記考案に基づく照明器具にあっては、他の装置へ電力を供給する電力供給コ ンセントがサポート体に設けられていることが望ましい。
【0020】 このように、照明器具に他の装置へ電力を供給する電力供給コンセントを設け ておくことにより、照明器具の近辺にて電動工具を用いる場合にも別途外部の電 源から延長コードやコードリールを引く必要がなくなるため、より利便性が向上 する。
【0021】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態について、図を参照して説明する。
【0022】 (実施の形態1) 図1は、本考案の実施の形態1における照明器具の外観を示す斜視図であり、 図2は、図1における照明器具の一部破断側面図である。また、図3は、図1に 示す照明器具の把手部分の拡大斜視図であり、図4は、図2および図3における IV−IV断面図である。
【0023】 (外観構造) まず、図1を参照して、本実施の形態における照明器具の外観構造について説 明する。本実施の形態における照明器具1Aは、全体が透光性カバー8によって 覆われている。この透光性カバー8は、光を透過しかつ強度に優れた樹脂材料に よって形成されることが望ましく、たとえば透光性ポリカーボネート樹脂を用い て所定の形状に成形されたものが用いられる。透光性カバー8は、照明器具1A の天面を覆う上端カバー8aと、側面を覆う側面カバー8bと、底面を覆う下端 カバー8cとの3つのパーツに分割されており、これらが組み立てられることに より一つのカバーを構成している。
【0024】 上端カバー8aは、その上面の中央付近に凹部9を有しており、この凹部9の 上端開口9aを跨ぐように把手10が設けられている。また、凹部9の周囲には 補強のためのリブ11が複数設けられている。
【0025】 側面カバー8bは略円筒形状のカバーであり、上端カバー8aと下端カバー8 cの間に位置する。
【0026】 下端カバー8cは、その下面に下方に向かって突出して形成されたベース脚1 6を有しており、このベース脚16によって照明器具1Aが床面などの設置面に 設置される。また、下端カバー8cの側面部分には、点灯/消灯を切換える電源 スイッチ14と、他の装置へ電力を供給するための電力供給コンセント15が配 設されている。さらに、下端カバー8cの底面の所定位置からは、照明器具1A へ電力を供給するための電源コード12が導出されており、その先端には差込み プラグ13が取付けられている。
【0027】 (内部構造) 次に、図2を参照して、本実施の形態における照明器具の内部構造について説 明する。図に示すように、透光性カバー8内には、光源である環状蛍光灯2が高 さ方向に複数段(ここでは4段)重ねて積層配置されている。4つの環状蛍光灯 2の径方向内側には、これら環状蛍光灯2を複数段重ねて保持するサポート体の 一部である支柱3aが位置している。支柱3aは、複数段重ねて配置された環状 蛍光灯2を貫くように上下方向に延びており、その所定位置には環状蛍光灯2を 保持するための蛍光灯受け部3bを有している。なお、支柱3aは強度の点から 、たとえば環状蛍光灯2の内側に円周状に3箇所以上配置されることが好ましい 。
【0028】 支柱3aのそれぞれの上端は上端カバー8aに固定され、それぞれの下端は下 端カバー8cに固定される。本実施の形態における照明器具1Aにおいては、透 光性カバー8が強度に優れた樹脂材料によって形成されているため、透光性カバ ー8と支柱3a等を組み合わせることにより、強度に優れた骨組みが構築される 。
【0029】 支柱3aの内側には、略円筒形状の反射板4が配置されている。反射板4は、 光源である環状蛍光灯2から照射される光のうち、照明器具1Aの内側に向かっ て照射された光を反射して照明器具1Aの外部へと導く役割を果たすものであり 、この反射板4を設けることにより、照明器具1Aの照明効率が大幅に向上する 。
【0030】 さらに、反射板4の内側の下端カバー8c上には、安定器6が取付けられる固 定台5が配設されている。固定台5は、たとえば金属板をコの字型に折り曲げ加 工されたものが用いられ、その内側に安定器6が取付けられる。安定器6は、環 状蛍光灯2に始動電圧を与えたり電源を制限したりするための装置であり、これ により環状蛍光灯2のちらつきが防止される効果などが得られる。なお、安定器 6はその動作によって発熱する部品であり、上記固定台5は放熱板としての役割 も果たしている。
【0031】 固定台5には、複数段に重ねて積層配置される環状蛍光灯2の数だけ安定器6 が取付けられており、それぞれの安定器6から導出された内部配線7は各々の環 状蛍光灯2へと接続される。なお、反射板4には、この内部配線7を挿通させる ための開口が所定の数だけ設けられている。また、図では省略しているが、上述 の電源コード12はこの安定器6に電気的に接続されている。
【0032】 (把手の構造) 次に、図3および図4を参照して、上端カバー8aに設けられた把手10の構 造について詳細に説明する。図3に示すように、把手10は上端カバー8aの中 央付近に設けられた凹部9の上端開口9aを跨ぐように設けられている。
【0033】 凹部9は、把手10をユーザーが握る際にユーザーの手が挿入可能となるよう に設けられたものである。把手10は、凹部9の上端開口9aよりも上方に突出 するように形成さており、ユーザーが把手10を握り易いように配慮されている 。また、ユーザーが把手10を握った際に持ち易いように、把手10の角部分に は面取りが施されている。
【0034】 把手10は、上端カバー8aの射出成形時に同時に形成される。このため、射 出成型用の金型の構造上の理由により、把手10の下方に位置する凹部9の底面 9bには、図4に示す如くの底面開口9cが生じる。この底面開口9cは、美観 の観点からはあまり好ましいものではないが、照明器具1Aの点灯時に器具内部 の熱を外部へと放出するのに有効となる。すなわち、環状蛍光灯2が点灯するこ とによって生ずる熱や安定器6から生じる熱などをこの底面開口9cを介して照 明器具1Aの外部へと放出することにより、照明器具1A内部に熱が蓄積される ことがなくなり、熱の蓄積による照明器具の故障等が防止される。
【0035】 このように、照明器具のサポート体の上部に把手を設けることにより、照明器 具の持ち運びが容易に行なえるようになる。本考案に係る照明器具は、作業現場 において使用することをその主要な用途とするものであるため、このように持ち 運び容易とすることはユーザーの便宜に資することになる。
【0036】 (透光性カバーの形状) 次に、透光性カバーの形状について詳細に説明する。図5は、本実施の形態に おける照明器具の光の照射方向を示す模式図である。なお、図5においては、照 明器具が天井に設けられた吊り下げ具に懸架された状態を示している。
【0037】 本実施の形態における照明器具1Aにあっては、その上面がすべて透光性カバ ー8の上端カバー8aによって覆われている。このため、照明器具1Aから上方 に向かっても光が照射可能となるため、照明器具1Aを床面などの低い設置面に 設置した場合にも、作業現場全体を明るく保つことが可能になる。
【0038】 また、本実施の形態における照明器具1Aにあっては、その下面が透光性カバ ー8の下端カバー8cによって覆われ、かつ透光性カバー8の下端部分が径を減 ずる方向に縮径している。すなわち、下端カバー8cが下方に向かって徐々に小 さくなるように絞られた形状となっており、縮径部分8c1が形成されている。 図に示すように、透光性カバー8の下端部分が径を減ずる方向に縮径しているた め、照明器具1Aの下方に向かっても光が照射可能となっている。これにより、 照明器具1Aを図示の如く、フック形状の吊り下げ具101などを用いて天井1 00に吊り下げた場合にも、作業現場全体を明るく保つことが可能になる。
【0039】 (照明器具の保管例) 以下においては、本実施の形態における照明器具の保管方法について説明する 。
【0040】 図6は、本実施の形態における照明器具の保管例の一つを示す側面図である。 図に示すように、本保管例における照明器具1Aは、積み重ねた状態にて収容す ることが可能である。このとき、上端カバー8aの上面の所定位置には、上方に 載置される他の照明器具のベース脚16を受入れるベース脚受入れ凹部17が設 けられている。これにより、複数の照明器具1Aを重ねた状態にて保管すること が可能になり、保管スペースの縮小化が図られるようになる。
【0041】 図7は、本実施の形態における照明器具の他の保管例を示す側面図である。図 に示すように、本保管例における照明器具1Aは、付属品として架台30を有し ている。架台30は、天板31および底板32を有し、この天板および底板を支 柱33にて支えることにより箱型に形成されている。この架台30の内部には、 照明器具1Aが収容できるようになっており、照明器具1Aの保管時および運搬 時等には照明器具1Aが架台30内に収容される。なお、架台30にはキャスタ ー34が組み付けられており、運搬時の便宜が図られている。
【0042】 また、照明器具1Aの使用時には、架台30内から照明器具1Aを取り出し、 図示の如く天板31上に載置することも可能である。これにより、照明器具1A を安定して高所に設置することが可能になるため、作業現場内の明るさが十分に 担保されるようになる。また、架台30の天板31の所定位置にベース脚受入れ 凹部35を設けておけば、照明器具1Aの架台30からの転落を防止することも 可能である。
【0043】 (実施の形態2) 図8は、本考案の実施の形態2における照明器具の外観構造を示す斜視図であ る。本実施の形態における照明器具1Bは、上記実施の形態1の照明器具1Aと ほぼ同様の構造を有しており、図中同じ部分には同一の符号を付し、その説明は 省略する。
【0044】 図8に示すように、本実施の形態における照明器具1Bは、透光性カバー8の 下端周縁から外側に向かって掛止部18が突出して形成されている。この掛止部 18は、透光性カバー8の下端に形成された縮径部分8c1に電源コード12を 巻き付けて収容した場合に電源コード12を保持する部材である。この掛止部1 8によって電源コード12を保持することにより、電源コード12の脱落が防止 され、コンパクトに照明器具1Bを収容することが可能になる。また、電源コー ド12を引っ掛けるストッパ18aを設けておけば、さらに利便性が向上する。
【0045】 (実施の形態3) 図9は、本考案の実施の形態における照明器具の構造を示す一部破断側面図で あり、図10は、図9に示す照明器具のサポートユニットの構造を示す断面図で ある。上記実施の形態1または2と同様の部分について同一の符号を付し、その 説明は省略する。
【0046】 本実施の形態における照明器具1Cにおいては、上記実施の形態1および2に おいて環状蛍光灯2を保持していた骨組みである支柱3aに代えて、ユニット化 されたサポートユニット3cを用いている。換言すれば、照明器具1Cは、図9 に示すようにサポートユニット3cを複数段(ここでは5段)積層することによ り、環状蛍光灯2を複数段重ねた状態にて保持するように構成されている。
【0047】 (サポートユニットの構造) まず、サポートユニットの構造について説明する。図10に示すように、1の サポートユニット3cは、1個の環状蛍光灯2を保持するように構成されており 、その外側面には反射板4が配置されている。サポートユニット3cの外側面の 所定位置には、環状蛍光灯2を保持するための蛍光灯受け部3bが取付けられて いる。また、サポートユニット3cの内部には、このサポートユニット3cによ って保持される環状蛍光灯2に対応する一つの安定器6が収容されている。この 安定器6は、内部配線7によって環状蛍光灯2と電気的に接続される。
【0048】 サポートユニット3cの下面には連結凹部3c1が形成されている。また、サ ポートユニット3cの上面の外径L2は、下面の内径L1とほぼ同じ大きさとな るように構成されている。これにより、サポートユニット3cが積層された状態 において、下に位置するサポートユニットの上端が、上に位置するサポートユニ ットの下面に設けられた連結凹部3c1に嵌め込まれ、互いに連結して積層され るようになる。
【0049】 (全体構造) 次に、本実施の形態の照明器具の全体構造について説明する。本実施の形態に おける照明器具1Cにおいては、前述のサポートユニットの連結を複数段繰り返 すことによって所定段数に組み上げられたサポート体が、照明器具1Cの下端カ バー8cに設けられた支持台3d上に載置される。これにより、環状蛍光灯2が 複数段重ねた状態にて配置されることになる。また、上述のように各々のサポー トユニット3cの外側面には反射板4が配置されているため、複数のサポートユ ニット3cが積層された状態において、環状蛍光灯2の内側には略円筒形状の反 射板が位置するようになる。
【0050】 所定段数に組み上げられたサポートユニットの高さに応じた透光性カバーであ る略円筒形状の側面カバー8bが、複数の環状蛍光灯2の側方を取り囲むように 下端カバー8cに組み付けられる。さらに、側面カバー8bの上端には、透光性 カバーである上端カバー8aが取付けられる。この上端カバー8aは、照明器具 1Cの蓋の役割を果たし、積層されたサポートユニット3cを上方から押圧して 固定する役割を果たす。すなわち、複数のサポートユニットが連結されてなるサ ポート体が、上端カバー8aと下端カバー8cによって挟み込むように固定され る。なお、上端カバー8aの上面の所定位置には凹部9が設けられており、この 凹部9の上端開口を跨ぐように持ち運び用の把手10が設けられている。
【0051】 以上のように、環状蛍光灯を一つ保持するサポートユニットを所定段数組み上 げることによって環状蛍光灯を複数段重ねた状態にて積層する構成とすることに より、必要に応じた数の環状蛍光灯が積層して組み込まれた照明器具を簡便に製 造することが可能になる。このため、仕様の異なる照明器具を製造する際の部品 の共有化が図られる。また、1のサポートユニットが破損した場合にも、破損し たサポートユニットのみの交換で修理が完了するため、修理作業も簡便化する。 さらに、把手を設けることにより、持ち運びの面で利便性に優れた照明器具とす ることが可能になる。
【0052】 上記実施の形態1から3においては、透光性カバーに把手を設けた場合を例示 して説明を行なったが、必ずしも透光性カバーに設けることに限るものではない 。たとえば、別途サポート体を構成する支柱などといった強度に優れた金属部材 等からなる骨組みの上部に把手を設けてもよい。
【0053】 また、上記実施の形態1から3においては、透光性カバーや反射板を備えた照 明器具を例示して説明を行なったが、特に必要がない場合にはこれらを具備させ る必要もない。
【0054】 このように、今回開示した上記各実施の形態はすべての点で例示であって、制 限的なものではない。本考案の技術的範囲は実用新案登録請求の範囲によって画 定され、また実用新案登録請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべ ての変更を含むものである。
【0055】
【考案の効果】
本考案により、環状蛍光灯を複数用いた照明器具において、持ち運びや設置後 の安定性などの点に優れた照明器具を提供することが可能になる。このため、作 業現場にて使用する場合の利便性が飛躍的に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施の形態1における照明器具の外
観を示す斜視図である。
【図2】 図1に示す照明器具の一部破断側面図であ
る。
【図3】 図1に示す照明器具の把手部分の拡大斜視図
である。
【図4】 図2および図3におけるIV−IV断面図で
ある。
【図5】 本考案の実施の形態1における照明器具の光
の照射方向を示す模式図である。
【図6】 図1に示す照明器具の保管例を示す側面図で
ある。
【図7】 図1に示す照明器具の他の保管例を示す側面
図である。
【図8】 本考案の実施の形態2における照明器具の外
観構造を示す斜視図である。
【図9】 本考案の実施の形態3における照明器具の一
部破断側面図である。
【図10】 図9に示す照明器具のサポートユニットの
構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1A〜1C 照明器具、2 環状蛍光灯、3a 支柱、
3b 蛍光灯受け部、3c サポートユニット、3c1
連結凹部、3d 支持台、4 反射板、5固定台、6
安定器、7 内部配線、8 透光性カバー、8a 上
端カバー、8b 側面カバー、8c 下端カバー、8c
1 縮径部分、9 凹部、9a 上端開口、9b 凹部
底面、9c 底面開口、10 把手、11 リブ、12
電源コード、13 差込みプラグ、14 電源スイッ
チ、15 電力供給コンセント、16 ベース脚、17
ベース脚受入れ凹部、18 掛止部、18a ストッ
パ、30 架台、31 天板、32 底板、33 支
柱、34 キャスター、35 ベース脚受入れ凹部、1
00 天井、101 吊り下げ具。

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の環状蛍光灯と、 前記複数の環状蛍光灯を高さ方向に複数段重ねた状態に
    て保持するサポート体と、 前記サポート体の上部に設けられた持ち運び用の把手と
    を備えた、照明器具。
  2. 【請求項2】 前記サポート体は、前記複数の環状蛍光
    灯を覆う透光性カバーと、前記複数の環状蛍光灯の径方
    向内側に配置された筒形状の反射板とを含む、請求項1
    に記載の照明器具。
  3. 【請求項3】 前記サポート体は、高さ方向に積み重ね
    られた複数のサポートユニットを含み、上下に隣接する
    サポートユニットは、互いに嵌まり合う形状を有してお
    り、前記サポートユニットの各々は、1個の環状蛍光灯
    を保持している、請求項1または2に記載の照明器具。
  4. 【請求項4】 前記透光性カバーが、前記複数段重ねた
    環状蛍光灯の上方、側方および下方を覆っている、請求
    項2または3に記載の照明器具。
  5. 【請求項5】 前記透光性カバーの下端部分が径を減ず
    る方向に縮径している、請求項2から4のいずれかに記
    載の照明器具。
  6. 【請求項6】 前記透光性カバーの下端周縁から外側に
    向かって突出して設けられた掛止部をさらに備え、外部
    の電源から前記複数の環状蛍光灯へ電力を供給する電源
    コードを、前記透光性カバーの縮径部分に巻き付けて収
    容した場合に、前記電源コードが前記掛止部にて保持さ
    れる、請求項5に記載の照明器具。
  7. 【請求項7】 他の装置へ電力を出力する電力供給コン
    セントが、前記サポート体に設けられている、請求項1
    から6のいずれかに記載の照明器具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0719414U (ja) * 1993-09-07 1995-04-07 大松 敏一 伸縮継手装置
JPH081380U (ja) * 1995-10-19 1996-09-13 大松 敏一 伸縮継手

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JPH0719414U (ja) * 1993-09-07 1995-04-07 大松 敏一 伸縮継手装置
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