JP3224050U - ガラス基板用円盤ブラシ - Google Patents

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Abstract

【課題】基座とブラシの分離を抑制できるガラス基板用円盤ブラシを提供する。【解決手段】ガラス基板用円盤ブラシは座体21と蓋体23からなる基座およびブラシ30を備える。基座は複数のリブ25および複数の開口部26を有する。複数のリブおよび複数の開口部は交互に配列される。ブラシは基座に装着され、基座の複数のリブによって位置決めされ、一部分が基座の複数の開口部から基座に露出することによってガラス基板に清掃効果を果たす。基座およびブラシは接着剤によって結合するのではなく、特殊構造によってまとまって固定されるため、洗剤または温度が原因で基座とブラシが分離するという状況を効果的に抑制することができる。【選択図】図2

Description

本考案はガラス基板用円盤ブラシに関し、詳しくは抗腐食性および歩留まりの向上が実現できる円盤ブラシに関するものである。
ガラス基板を清掃する際、ローラーブラシまたは円盤ブラシを使用することが一般的である。円盤スポンジブラシを使ってガラス基板を清掃する場合、スポンジブラシを基座に接着剤で固定し、続いて基座を駆動源に固定すれば、基座は駆動源の動力を受けてスポンジブラシおよび洗剤によってガラス基板を清掃することができる。
しかしながら、洗剤がスポンジブラシに浸透した後、スポンジブラシと基座との間の接着面は浸透した洗剤によって腐食するため、接着剤を剥離させて円盤ブラシの機能を失ってしまうことが起りやすい。一方、接着剤は洗剤によって化学反応が起こって分解され、歩留まりに影響を与える物質を生じる。従って従来の円盤ブラシには改善の余地がある。
本考案は接着剤剥離現象を効果的に解決し、歩留まりを向上させることができるガラス基板用円盤ブラシを提供することを主な目的とする。
上述した課題を解決するためのガラス基板用円盤ブラシは基座およびブラシを備える。基座は複数のリブおよび複数の開口部を有する。それぞれの開口部は二つの隣り合うリブの間に形成される。ブラシは基座に装着され、基座の複数のリブによって位置決めされるため、接着剤の使用を抑えることができる。ブラシは一部分が基座の複数の開口部から基座に露出することによってガラス基板に清掃効果を果たす。
上述したとおり、本考案によるガラス基板用円盤ブラシにおいて、基座およびブラシは接着剤によって結合するのではなく、複数のリブによってまとまって固定されるため、洗剤が原因で基座とブラシが分離するという状況を効果的に抑制することができる。一方、歩留まりに影響を与える物質が何も浸出しないため、歩留まりを良好に維持することができる。
比較的好ましい場合、ブラシは複数の凹状溝を有する。ブラシは複数の凹状溝と基座の複数のリブが一つずつ相互に嵌まり合うことによって位置決めの精度を向上させる。
比較的好ましい場合、基座は座体および蓋体から構成される。座体および蓋体は従来の接着剤によって結合するのではなく、溶接方式、ねじ山による噛み合わせ方式、ピンの使用、ねじなどの締結部材によって結合する。ブラシは座体および蓋体の間に位置決めされる。
比較的好ましい場合、蓋体は環状部を有する。複数のリブは環状部の内周面に形成され、かつ環状部の中心に向かって等しい角度を成して環状に配列されるか、旋転状かつ対称的に配列されるか、相互に平行に配列されるか、多辺形に配列される。
本考案によるガラス基板用円盤ブラシの詳細な構造、特徴、組み立てまたは使用方法について、以下の実施形態の詳細な説明を通して明確にする。
以下の詳細な説明および本考案により提示された実施形態は本考案を説明するための一例に過ぎず、本考案の請求範囲を限定できないことは、本考案にかかる領域において常識がある人ならば理解できるはずである。
本考案の第1実施形態による円盤ブラシを示す斜視図である。 本考案の第1実施形態による円盤ブラシを示す分解斜視図である。 本考案の第1実施形態による円盤ブラシを示す側面図である。 本考案の第2実施形態による円盤ブラシを示す分解斜視図である。 本考案の第2実施形態による円盤ブラシを示す側面図である。 本考案の第3実施形態による円盤ブラシを示す分解斜視図である。 本考案の第3実施形態による円盤ブラシを示す側面図である。 本考案の第4実施形態による円盤ブラシを示す分解斜視図である。 本考案の第4実施形態による円盤ブラシを示す側面図である。 本考案の第5実施形態による円盤ブラシを示す分解斜視図である。 本考案の第5実施形態による円盤ブラシを示す側面図である。 本考案の第6実施形態による円盤ブラシを示す分解斜視図である。 本考案の第6実施形態による円盤ブラシを示す側面図である。 本考案の第7実施形態による円盤ブラシを示す分解斜視図である。 本考案の第7実施形態による円盤ブラシを示す側面図である。
以下、本考案によるガラス基板用円盤ブラシを図面に基づいて説明する。なお、明細書において方向性用語は図面に示した方向に基づいて表現される。図中の同じ符号は同じ部品または類似した部品の構造特徴を示す。
(第1実施形態)
図1から図3に示すように、本考案の第1実施形態によるガラス基板用円盤ブラシ10は基座20およびブラシ30を備える。
基座20は、材質がエンジニアリングプラスチックまたは金属であるが、これに限定されない。基座20は座体21および蓋体23から構成される。
座体21は端面に二つのねじ孔22を有する。蓋体23は環状部24および四つのリブ25を有する。本実施形態において、四つのリブ25は環状部24と一体になり、環状部24の内周面から環状部24の中心に向かって伸びて形成され、かつ環状部24の中心に向かって等しい角度を成して環状に配列されるため、二つの隣り合うリブ25の間が扇形の開口部26になる。複数のリブ25は末端部が連結部27に連結されて一体になる。連結部27は二つの穿孔28を有する。二つのボルト29はそれぞれ蓋体23の連結部27の穿孔28を貫通して座体21のねじ孔22に締め付けられて座体21および蓋体23を結合させる。
ブラシ30は、スポンジから製作され、座体21と蓋体23との間に配置される。詳しく言えば、ブラシ30は蓋体23の環状部24から囲まれ、一つの端面が座体21に当接し、別の端面に四つの凹状溝31を有する。ブラシ30の四つの凹状溝31と基座20の蓋体23の四つのリブ25とは一つずつ相互に嵌まり合う。
ブラシ30はさらに軸孔32を有する。二つのボルト29は軸孔32を貫通するため、相互に干渉することがない。上述した構造特徴により、ブラシ30は基座20に装着されて安定することができる。装着作業が完了したブラシ30は一部分が複数の開口部26から基座20に露出して複数の凸状部33になる。複数の凸状部33によってガラス基板(図中未表示)を清掃することができる。
座体21および蓋体23はボルト29によって締め付けられて結合するが、これに限定されず、図4から図8に示すように溶接方式、ねじ山によって噛み合わせる方式またはピンの使用によって固定されてもよい。上述した構造特徴により、座体21にねじ孔22を形成する加工作業と、蓋体23に連結部27を形成する加工作業と、ブラシ30に軸孔32を形成する加工作業とが必要でなくなる。
(第2実施形態)
蓋体23のリブ25は構造が上述に限定されず、実際の状況に応じて変わってもよい。図4および図5に示すように、第2実施形態において、複数のリブ25は末端部が相互に連結されないため、複数の開口部26は相互に繋がる。
(第3実施形態)
図6および図7に示すように、第3実施形態において、複数のリブ25は相互に平行するように環状部24の内周面に連結される。それに対して、二つの隣り合うリブ25の間に形成された開口部26およびブラシ30の凸状部33は直線状を呈する。
(第4実施形態)
図8および図9に示すように、第4実施形態において、複数のリブ25は相互に連結されて矩形を呈する
(第5実施形態)
図10および図11に示すように、第5実施形態において、複数のリブ25は相互に連結されて三角形を呈する。
(第6実施形態)
図12および図13に示すように、第6実施形態において、複数のリブ25は環状部24の中心に向かって対称的に旋転する形を呈する。
(第7実施形態)
図14および図15に示すように、第7実施形態において、蓋体23はさらに端部壁面42を有する。端部壁面42は環状部41に連結され、複数の円孔からなる開口部43と、二つずつ隣り合う円孔の間の連結部位からなる複数のリブ44とを有する。
複数の開口部43および複数のリブ44はそれぞれ相互に間隔を置いて環状部41の中心に向かって環状かつ交互に配置される。それに対して、ブラシ30の複数の凸状部33は円柱状を呈し、一つずつ開口部43を貫通し、二つずつ隣り合う凸状部33の間が凹状溝31となる。リブ44は凹状溝31に嵌まり込む。
上述したとおり、本考案によるガラス基板用円盤ブラシ10において、ブラシ30は接着剤によって固着するのではなく、複数のリブ25によって位置決めされるため、洗剤が接着剤を腐食して基座20とブラシ30を分離させるという従来技術の問題を効果的に解決することができる。
また、本考案は接着剤を使用しないため、ガラス基板を清掃する過程において歩留まりに影響を与える物質が何も浸出せず、歩留まりを良好に維持することができる。
10 円盤ブラシ
20 基座
21 座体
22 ねじ孔
23 蓋体
24 環状部
25 リブ
26 開口部
27 連結部
28 穿孔
29 ボルト
30 ブラシ
31 凹状溝
32 軸孔
33 凸状部
40 蓋体
41 環状部
42 端部壁面
43 開口部
44 リブ

Claims (10)

  1. 基座およびブラシを備え、
    前記基座は、複数のリブおよび複数の開口部を有し、複数の前記開口部はそれぞれ二つの隣り合う前記リブの間に形成され、
    前記ブラシは、前記基座に装着され、前記基座の複数の前記リブによって位置決めされ、一部分が前記基座の複数の前記開口部から前記基座に露出することを特徴とする、
    ガラス基板用円盤ブラシ。
  2. 前記ブラシは複数の凹状溝を有し、前記凹状溝と前記基座の前記リブとは相互に嵌まり合うことを特徴とする請求項1に記載のガラス基板用円盤ブラシ。
  3. 前記基座は座体および蓋体から構成され、前記蓋体は前記座体に被さり、複数の前記リブおよび複数の前記開口部を有し、前記ブラシは前記座体および前記蓋体の間に配置されることを特徴とする請求項2に記載のガラス基板用円盤ブラシ。
  4. 前記蓋体は、前記ブラシを囲む環状部を有し、複数の前記リブは前記環状部の内周面から前記環状部の中心に向かって伸びて形成され、かつ前記環状部の中心に向かって等しい角度を成して環状に配列されることを特徴とする請求項3に記載のガラス基板用円盤ブラシ。
  5. 前記蓋体は、複数の前記リブを連結する連結部を有することを特徴とする請求項4に記載のガラス基板用円盤ブラシ。
  6. 複数の前記リブの末端部は相互に連結されないことを特徴とする請求項4に記載のガラス基板用円盤ブラシ。
  7. 前記蓋体は、前記ブラシを囲む環状部を有し、複数の前記リブは相互に平行するように前記環状部の内周面に連結されることを特徴とする請求項3に記載のガラス基板用円盤ブラシ。
  8. 前記蓋体は、前記ブラシを囲む環状部を有し、複数の前記リブは多辺形を呈するように前記環状部の内周面に連結されることを特徴とする請求項3に記載のガラス基板用円盤ブラシ。
  9. 前記蓋体は、前記ブラシを囲む環状部を有し、複数の前記リブは前記環状部の内周面に連結され、かつ前記環状部の中心に向かって対称的に旋転する形を呈することを特徴とする請求項3に記載のガラス基板用円盤ブラシ。
  10. 前記蓋体は、環状部および端部壁面を有し、前記端部壁面は前記環状部に連結され、複数の前記リブおよび複数の前記開口部を有し、複数の前記リブは前記環状部の中心に向かって相互に間隔を置いて環状に配列され、複数の前記リブと複数の前記開口部は交互に配置され、前記ブラシは複数の凸状部を有し、複数の前記凸状部はそれぞれ前記開口部を貫通し、二つの隣り合う前記凸状部の間が凹状溝となることを特徴とする請求項3に記載のガラス基板用円盤ブラシ。
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